【観覧注意】怖い話まとめ 

当サイトは古今東西の怖い話~ほっこりする神様系の話まで集めています。 随時更新中!!




ちょっと今から25年前の小学3年生だった頃の話を聞いてくれ
C村っていう所に住んでたんだけど、Tちゃんっていう同い年の女の子が引っ越してきたんだ。
凄く明るくて元気一杯な女の子だった
んで、このTちゃんは霊感が強いとかのレベルではないくらいに霊力とも言うべきものを持ってたんだ
正直、ここまで書いただけで近隣に住んでいた人なら「知ってる!」っていうくらい地元では有名な子だったよ
俺、同じクラスだったんだけど、小学3年生だとそんな話ウソって思うわけで俺ももちろん信じてなかった
で、Tちゃんが「じゃあみせてあげるよ」って事になって好奇心旺盛な男子がTちゃんの後をついて行った
その時俺は怖くて付いていけなかった
次の日、俺のクラスは大騒ぎ。
Tちゃんは一旦家に帰ってポラロイドカメラを持ってきて3枚の写真を撮ったそうだ
その全てに思いっきり鮮明に霊が写っていた
今でも鮮明に覚えている

一枚目:木の横でうなだれてる中年の男性
二枚目:顔がグニャグニャに見える甲冑姿の人
三枚目:叫んでいるような顔が画面一杯に写ってる奴

流石にこれを見せられては信じるしかない。
この一軒で男子からは大人気、女子からは怖がられる存在になってしまったんだ
もちろん男子の中にも怖がって近寄らない奴も相当数いたけどね・・・
でも、Tちゃんはそんなこと全く気にする様子もなく、本当に元気でよく笑う女の子だった
正直、俺もTちゃんの事が好きになっていた

このTちゃん、村はずれの一軒家に住んでたんだけど半径100mは一軒も家が建ってないような場所で
だいぶ打ち解けた男子が「何でこんな場所に家建てたの?」って聞いたのよ
Tちゃんは、「お母さんがここに住まないと悪いことが起こるから」と答えた
どうやらTちゃんのお母さんも凄い力ももっているようだった

164 本当にあった怖い名無し sage 2011/04/06(水) 12:37:44.60 ID:LgMPazjs0


その頃、おれんち借家だったんだけど家を建てる計画が出てて土地を探してたのよ
で、小学生の俺はTちゃん家の近くに住みたいとか思っちゃった訳で
村はずれに空き地あるよ!とか母に助言してTちゃん家の近くに家を建てさせようとしたんだ

それで母がその土地を調べてくれたんだけど
不思議な事にTちゃん家の周辺は全て県が保有する土地だったそうだ
んで、県に問い合わせてみたらあの土地を売る気は無いと断られたそうだ
県の保有する土地にTちゃん家のみ一軒
あの頃はダメなんだ位にしか思わなかったが、今考えるとおかしな話だ

この一軒を翌日Tちゃんに話したら
笑いながら「それはそうだろうね、ダメだよ!あそこに住もうとか考えたら」って言われた
正直、聞くまでも無く何かしらあるんだろうとは思っていたけど
こんな事になるとは夢にも思わなかった・・・・

Tちゃんの事が好きな男子が皆でTちゃん家に遊びに行きたいと申し出たのだ
Tちゃんは普段見せたことの無いような顔で「危ないから絶対ダメ!」と断った

しかし、どうしても行きたい男子(俺含む)は勝手にTちゃん家に隠れて行っちゃおうということになり
学校帰りに皆で向かったんだ
最初に驚いたのはTちゃん家を中心に大きくトゲトゲのついた金網がはりめぐされ、
Tちゃん家へ向かう道以外に進入経路が絶たれていたことだ。
Tちゃんに隠れて家に行くのが目的だった俺たちは、道以外の場所から入ろうと言う事になり
金網をよじ登ってTちゃん家の裏側に回りこむようにTちゃん家に向かった

175 本当にあった怖い名無し sage New! 2011/04/06(水) 14:59:17.95 ID:LgMPazjs0


地面は土に小石が沢山混ざったような感じで草一本生えてなかったのが印象に残ってる
多分丁度金網とTちゃん家の真ん中位まで歩いた時
一緒に来た男子の一人が悲鳴を上げながら走り出した
それにつられる様に俺も含め全員その男子の後を追う
金網を傷だらけになりながら登って学校まで逃げた

最初に逃げ出した男子にどうしたのか聞くと
黒い霧みたいなものが俺たちを包み込もうとしてたらしい
結局その霧をみたのは一人だけだったが
その男子は俺たちの中では一番頭が良くウソを言うような奴じゃなかった
まぁ、それ以前にTちゃんに危ないと言われていたので疑う理由も無いわけだが・・・

次の日、学校でTちゃんに話そうとしたんだけど
俺らが話す前に凄い剣幕でTちゃんが怒り出した

「なにしてるのよ!!!」

初めて見るTちゃんの怒り顔だった
その後Tちゃんに言われるがまま授業を受けずTちゃん家方面に引っ張っていかれた
金網のより200m位手前で立ち止まり、ここで待つように言われる

1時間半位待ったと思う。
一人の女性が俺たちの前に来た。Tちゃんのお母さんだ
俺たちを見るなり「本当にごめんなさいね。大丈夫だからね。」と
正直凄く不安になるような事を言い出した。

そのままTちゃんのお母さんとTちゃん家へと向かう
家の壁にはお札みたいな楕円形の紙が沢山貼ってあった


176 本当にあった怖い名無し sage New! 2011/04/06(水) 15:00:31.64 ID:LgMPazjs0

家に入ると白い衣装を着たTちゃんが正座していた
Tちゃんのお母さんは家に着くなりTちゃんに向かって
思いっきりビンタをして「あんた!何したかわかってるの?!」と怒声をあげた。
Tちゃんは鼻血を出しながらお母さんに「ゴメンナサイ。ゴメンナサイ」と
泣きながら謝っている。
「私じゃなくてこの子達に謝りなさい!」とTちゃんのお母さん(以下T母)が言って
俺たちに何度もTちゃんが「ごめんね。ごめんね。」と繰り返した

幼心ながら状況解らないし、悪いのは俺たちだし、大好きなTちゃんが鼻血を出しながら謝ってるのに
耐え切れず、皆大声を出して泣いてしまった

T母は何処かに電話を入れる
俺たちには聞こえない位置だったので何を話しているのかまでは解らない
その後、俺たち全員の家と学校へ電話を入れて、俺たち全員の母親と兄弟のいる人はその兄弟も呼ばれた

1時間位で全員が揃った。
どうやら県庁からも連絡が行った事を後から知る。

その後もう1時間位経った頃、Tちゃんと同じような服を来た20手前に見える女の人が到着する
その女の人が俺たちを見るなり「だいぶ持っていかれてますね・・・急ぎましょう」と言った
もう、何がなんだかわからず泣くしかなかった
俺の母親も泣いてるし怖くて仕方なかったのを覚えてる


177 本当にあった怖い名無し sage New! 2011/04/06(水) 15:01:19.00 ID:LgMPazjs0


多分お払いだったんだと思うけど、TVで見るようなお払いとは全く違っていた
一言も喋らないし、正座したまま目を瞑って動かない
ただ、その間俺は意識が朦朧として耳の奥というか頭の中心からうなり声みたいな声が聞こえていた

やがて、そのうなり声がだんだんと大きくなっていき、最終的には聞こえなくなった
時間にして10分位だと思う

T母に「とりあえずこれで大丈夫ですが、お母さん達は残って下さい」と言われ
俺たちは午後からの授業を受けにTちゃんと学校へ戻った
先生には事情が伝わっていたらしく「大変だったな」と慰められたのを覚えてる

その次の日からTちゃんは人が変わってしまったかのように暗く無口になってしまった・・・
俺たちが話しかけても無視され、笑顔を見ることは一切なかった・・・
そして3ヵ月後、先生から転校した事を告げられる

俺たちは、自分がTちゃんをあんな風にしてしまったとずっと後悔の日々だった


小学校3年生編は以上です
実はこれを書いた理由は、昨日Tちゃんに25年ぶりに会いました
俺の母と元Tちゃん家に行ったんです
母の話だと2011年の4月~5月の間にもう一度集まるように言われていたそうです
そこで色々な謎が解けました。
文章打つの遅いので端折りますが、要望あるようなら夜にでも書いて見ます

所で楕円形のお札とか正座で尚且つ無言で行うお祓いについて知っているかたいませんかね?

218 本当にあった怖い名無し sage New! 2011/04/06(水) 19:08:46.03 ID:LgMPazjs0
後日談と補足

去年の秋だったと思う。母から電話があり、4月4日実家に来いとの事
5日は会社休みをもらうように言われた
詳細は全く聞かされなかった。

4月4日
仕事終了後、2時間半かけて実家に帰宅
豪華な夕飯を出されたが何故帰って来いと言ったのかは教えてくれなかった

4月5日
朝4時半にたたき起こされる
出かけるから着替えろとの事
実は帰宅した際に駅で小学3年の時の友人と会っていたので何となく予想はしていたが確信に変わる

向かった先はやはりTちゃん家
しかし現地に到着してびっくりした
金網だった場所は高さ3M以上はあろうかというねずみ返しが付いた塀になっており
その上にはトゲトゲのついた鉄線が貼ってあった。
刑務所の壁にみたいな構造だ
嘘か本当か高電圧注意の看板まで付いてる
ちなみにあの事件以来、この場所に近づくことは禁止されていた
(禁止されてなくても近づかなかっただろうけど・・・)
道沿いに歩くと鉄で出来た門があり入り口にリクルートスーツの男性が立っていた
母が名前を名乗り、身分証明書を求められる。
本人確認が終わるとカギを開け「中にどうぞ」と案内された
俺の予想ではこの塀の真ん中にTちゃん家があるものだとばかり思っていたが
塀の中には全く何も無い。例の土に小石が混ざったような地面があるだけだった


219 本当にあった怖い名無し sage New! 2011/04/06(水) 19:11:01.68 ID:LgMPazjs0


そこに3人の女性が記憶にある白い服着て立っていた
「○○君?」
俺の名前が呼ばれる。
一目見てわかった。Tちゃんだ
俺はどうしても謝りたくて真っ先にTちゃんに向かって
泣きながら土下座した

その後、10分もしないうちにあの時のメンバーが揃い
やはり皆考えることは同じようで真っ先に謝りに行っていた
土下座までしたのは俺だけだったけど・・・

なにより嬉しかったのはTちゃんが昔のように明るくいてくれた事だった

まず自己紹介がされた
3人の女性は、T母、Tちゃん、25年前にお払いをしてくれた女性の3人だった
3人とも世間で言う氏名ではなく何か凄い長い名前(戒名みたいな名前で自己紹介してました)

呼ばれた理由はこの土地の開放と俺たちの守護霊の供養

どういうことかというと、この塀で囲まれた場所には地厄(じんやく)と呼ばれる
土地に巣食う者がいました。
自縛霊の上位版とでもいいましょうか、その場所に足を踏み入れた者に不幸というか
ぶっちゃけ死んだり、神隠しにあったりさせる凶悪な奴らしいです

地厄を無に返すには半年近く地厄専門のお祓い師を置かなければいけないそうです
今回は県からの依頼でT母がその役に選ばれたみたいです
実際に地厄が無に帰るのは25年後。
その間にまた犠牲者が出ると、そこからまた25年後になるそうです


220 本当にあった怖い名無し sage New! 2011/04/06(水) 19:12:41.55 ID:LgMPazjs0
 

本来であれば人間の六感で無意識に近づかないようにするそうなんですが
意識してそこに行こうとする気持ちが強い場合それを跳ね除けてしまうそうです

俺たちの場合は、多分全員Tちゃんの事が好きだっただろうから
それで押しのけてしまったんだと思う

ただ、黒い霧を見たというのは幻覚だったみたいです。
地厄は目を通して見ることが出来ないそうなので
六感か守護霊による警笛と恐怖心から来るものだそう。

事の発端はこの頃土地開発が進んでいて、その場所にも住宅街が出来る予定だった
最初は平らな土地では無く起伏の激しい森林だったそうだ
それを切り崩して土地をならして出来た場所だったんだけど
その作業中に行方不明者が二人出た
よく見ると古墳のような人工的な出っ張りがあったんだけど、それも一緒にならしてしまったみたいで
それを村の役人が聞いて地厄の可能性を示唆
県が買い取りを決めお払いを始めたそうです

これが驚いたのですが、俺たちの守護霊というべき者は俺たちの代わりに地厄に持っていかれたそうです
本来ならば俺たちが消されていた所を守護を変わりに捧げる形にしたのが
25年前のお祓いだったようです

221 本当にあった怖い名無し sage New! 2011/04/06(水) 19:13:43.18 ID:LgMPazjs0
 

まず、土地の開放。
白衣装の3人が地面に座り足を広げ黙祷する
そうすると表現しづらいんだけど空気が変わると言うか地厄が消滅していくのが何となくわかる

次に守護の供養
これは前に見た正座で黙祷の状態
供養が終われば自然と新しい守護が生まれるそうです
(今まで守護霊無しでいたことが怖かったw)

これで全て終了ですが最後にちょっと小言を・・・・

Tちゃんの態度が変わったのは俺たちがTちゃんを好きでいたことがばれたからでした
同じ事が起きないように誰とも会話せず交流を絶ったそうです
正直、Tちゃんの事好きなのばれたのが一番きつかった。恥ずかしすぎるw



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自分の祖父(母方)は結構霊感が強い。

多くの体験があり、知り合いなどから相談を受けたり、徐霊もしたことがあるらしい。
又祖父は自分の体験を語る事はしない。なので気になった自分は父に聞いてみた。
すると、父は昔祖父に付き合わされた事があるとの事。
そして父から聞いた祖父との体験談の中でも個人的に怖かった話を語ろうと思う。
それは叔父(父方)が父に相談を持ち掛けた事から始まった。
家は某信者が多く、相談を持ち掛けた叔父・父・祖父もそうでした。

叔父が言うには知り合いの信者が近頃様子がおかしくこれは霊的な物では?との事。
父はそんな事信じなかった。
しかし万が一という事もあるとのことで祖父に霊視を依頼。
叔父はその地区の幹部を連れ、
父・祖父・叔父・幹部の四人でその信者の自宅へ行った。
信者が言うには、自分に異変が起こるようになったのは心霊スポットに行った後かららしい。
祖父は信者を一喝するとその家に上がった。


 
家に入るや否や、祖父はあそことここだなと指をさす。
それは札の貼ってある場所だった。

この家はあまり良くないと言いながら仏間へ。
「助かるかそうでないかは気の持ちようだぞ」
祖父がそう言うと皆は題目を唱え始めた。
数分後すぐに変化があった。信者が合わせた手を痙攣させながら頭を上下に振り始めたのだった。

「こりゃ狐憑きだ!!皆しっかりすれ!!」

祖父がそう言うと幹部は臆したのか腰を抜かして泣き始めた。
仏壇のロウソクの火が信じられないほど大きく燃え上がり、信者はうめきながら手足をじたばたさせる。
父と叔父が必死に押さえ付け、ただひたすらいなくなれと念じ続ける。
そんな異様な光景がどれだけ続いたのか父は覚えていない。
父が気が付いたとき、泣きじゃくる信者に祖父はもう大丈夫だと励ましていた。


その帰りに祖父と父は色々話をした。
わざわざ心霊スポットに行って憑かれて来る奴は亡くなった方が人の為だとも言っていた。
他人に厄を振り撒くかららしい。

祖父の言っていた事は的中した。
あの体験の後毎年のように厄が振りかかった。

・母が流産…
・叔父が突然行方不明に(数年後崖に立っている所を発見されるがその間の記憶が無い)
・祖父(父方)が突然死…
・祖母(父方)が骨折その翌年脳溢血で死去…
・祖母(母方)が心臓病に…
・祖父が癌に…(今は治りかけてます)
・母が精神病&脳に腫瘍が出来る…
・妹が行方不明になりかける
・兄が何も無い所で突然転び、肘を複雑骨折…
・自分は産まれた直後脱水症状を起こし危険な状態に…
・父は5回近く入院、一時期精神病になった…

心霊スポットに行くのは自己責任ですが、
周りに厄が振りかかる事を忘れないで下さい。

徐霊を受けた信者の家はその後全焼したそうです。
徐霊を受けた本人は今は音信不通だそうです。



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310 :3-1@\(^o^)/:2016/05/10(火) 11:27:40.92 ID:my1MCSdO0.net
近所に一人暮らしのおばあさんがいる。
これは、おばあさんの娘さんから聞いたお話。 

ご主人を亡くして以来、20年以上一人暮らしをしているおばあさんは、今年90才を超えた。 
90才というと、実子にも孫がいる年代だ。
子供たちは比較的近距離に住んでいるが、毎日通うには困難な距離だ。 
兄弟が三人いるので、一日おきに交代でおばあさんの様子を見にくる。
長年の畑仕事のおかげで足腰が丈夫だから、おばあさんは一人暮らしにも困らない。
だが最近、少しばかり忘れっぽくなった。 
子供たちは、おばあさんが火の不始末で火事でも起こさないか、
あるいは、悪質な訪問販売に金銭をだまし取られないか、そんなことを気にしていた。 

ある時、みんな都合が悪くて、一週間ほどおばあさんの様子を見に行けないことがあった。
一週間ぶりに長女が尋ねたとき、おばあさんはコタツに座ってうつむき、何かブツブツ言っていた。 
「そうか、そうか お前は元気だねぇ。 気を付けるんだよ。またおいで」
下を向いて、そう誰かに話しかけていたのだ。 
長女が青ざめたのは言うまでもない。
一週間誰も来なかったせいで、一気にボケてしまったのではないか、そう思ったのだ。 
だが、おばあさんの頭はしっかりしていた。
訪れた長女を見ると、おばあさんはお茶を入れに台所に立った。 
急須と湯呑を持って戻ってきたおばあさんは、いたずらっ子のような顔で長女に言ったという。 
「あたしがボケたと思ったんだろう。ボケたりしていないよ。最近友達ができてね。毎日遊びに来てくれるんだよ」


311 :3-2@\(^o^)/:2016/05/10(火) 11:28:13.04 ID:my1MCSdO0.net
数日前、おばあさんは一匹の蜘蛛を助けたのだそうだ。
台所にいたハエトリグモ。体長一センチにも満たない、巣を張ることもない蜘蛛だ。 
蜘蛛が台所のシンクに落っこちて、とても困っていたのだと言う。
右往左往する蜘蛛の様子を、おばあさんは面白く観察していたのだが、そのうち気の毒になって、そっと手を差し出した。
すると蜘蛛は、逃げることもなくおばあさんの手に飛び移ってきた。
そうして、しばらくおばあさんの顔をじっと眺めていたのだと言う。 
その様子を見たおばあさんは、蜘蛛が自分に懐いたのだと感じた。 
こんな小さな蜘蛛でも助けてくれた人間の事がわかるのだと、感心したのだそうだ。 
窓を開けて外に逃がしてやったのだが、
どういうワケか、次の日からおばあさんがコタツで休んでいると、人懐こくやってくるようになった。 
最初は違う蜘蛛だと思ったが、
何気なく話しかけると、まるで言葉が判るようにおばあさんをじっと見つめ、
しばらく話をすると、チョコチョコどこかへ去っていく。 
その様子がとても可愛く、蜘蛛が来るのが楽しみなのだと言った。 
娘さんは密かに、やはりボケたのではないかと疑った。
蜘蛛を話し相手にするなんて、なんだか哀れにも思えた。 
そんな心情を悟ったように、おばあさんがこう続けた。


312 :3-3@\(^o^)/:2016/05/10(火) 11:28:48.67 ID:my1MCSdO0.net
「昨日はね、うっかりセールスマンを家にあげてしまって、
 売り込みを断りきれないでいた所を、あの蜘蛛が助けてくれたんだよ。 
 契約書にサインしろといって書類を広げた所へ、あの蜘蛛がやって来て、書類の上を這いまわったんだ。 
 そのセールスマンは蜘蛛が大嫌いだったみたいで、逃げるように帰って行ったよ。あの蜘蛛は賢いんだ。 
 昔話のようだけど、蜘蛛の恩返しって、本当にあるもんだね」

「にわかに信じられない話ですけど、
 今日もおばあさんの所を訪ねたら、小さな蜘蛛とおばあさんが、楽しそうに話をしていたんです。 
 おばあさんにとっては、蜘蛛でも大切な友達なんですね」
娘さんは苦笑いしながらそう語った。

蜘蛛とおばあさんの不思議なお話。
 


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