【閲覧注意】怪談の森【怖い話】

当サイト「怪談の森」は古今東西の洒落にならない怖い話~ほっこりする神様系の話まで集めています。 随時更新中!!



372: 本当にあった怖い名無し:2011/08/23(火) 14:11:03.94 ID:0/MHmMlk0

そんなに怖くないかもしれませんが、私の体験談です。
埼玉県のある地域に住んでいるのですが、何代も前から住んでいる人たちの間にある習慣があります。
それにまつわるお話です。

ある家の敷地の隅には、お地蔵さんが2体置いてありました。
車でいつも通りかかるのですが、私が「お地蔵さんかわいいね。」
なんていってにこにこして覗き込むと供えてある風車が回ったりしていました。

なんかうれしかったです。
母は、「これね。墓なのよね。。。」となぜか言い出し私は墓なのか~と認識しました。
寺社などが大好きな私が期待するように、信心深くてお地蔵さんを置いたわけでは無いとのことでした。

この辺では自分の家の庭に、先祖代々のお墓を作る家がたまにあります。
2年前に亡くなった「見える人」だった母は、良くないことだといっていました。
当時の私は、「何でいけないの?」という感じだったのですが、いろいろあってからはそう思うようになりました。

近所のショッピングモールに行くときは、いつもちょうどその家の前で信号待ちをすることが多いのですが、母は私がお地蔵さんをじっと見るのを怖がっていた様子。

私はなぜか見ちゃうんですよね。見るのが楽しかったです。

母「それ凄く怖くない?おかーさんちょっと駄目だわ。あらいやだ。いるわよ。」

私「ちゃんと供養してるんじゃない?庭にあるお墓なんだし。イヤな感じもしないよ。霊がいるんだー。へー。」

母「この家の人、これ怖いんじゃないかなぁ?」

私「自分の先祖でしょ。怖くないんじゃない?」

母「そうかなぁ。この家の人これ怖くないのかな。。。orz」

なんて話をしていました。

なんかその家では妙にお葬式が多かったです。しょっちゅうやってました。
葬式中に通りかかったこともあるし、お地蔵さんの前を通るときに母が、
「また入ったね。ここの墓。新しい人が。。。この家の人だね。」とか言うので、そうなのかなと思っていました。
大体一年に、一人かそれ以上は亡くなっていたと記憶しています。
よく考えてみると、凄いハイペースだなと思いました。

あるときにこの家の人を見たとこがあるのですが、凄く変なことをしていました。
スラッとした背の高い眼鏡の50~60歳位の女の人が、お花をもちドアから出てきました。
目の悪い子供のように目を細めて、じっとお地蔵さんを見ていました。

お地蔵さんのほうに行くと見せかけて止まったり、いつまでもじろじろお地蔵さんを見ていました。

私「変な人だね。。」

母「あの人さぁ。見えてるんだよ。。。」

私「えっ!!このお墓の中の人そんなに怖いの?わたし全然こわくないよ。この家の人がびびってるの?」

母「ねっ。ここの家の人は怖がってるって言ったでしょ。」

私「ねぇ。早く帰ろうよ。」

母「信号変わらないでしょ!そういうこといってると、こういうことで(霊で)事故るよ。結構皆見るところで事故るんだよ。」

お母さんってそんなに霊感があるの?と落ち着いた母にびっくりしながら帰りました。

母曰く
「あのお墓じっと見てると、お墓に入っちゃうよ。」
「お母さんあのお墓怖いって言ったでしょ。あの家の人も怖いと思う。お墓に入るの怖いでしょ?あの家の人もそれが怖いんだよ。なんで庭になんて埋めるんだろう。あんなことしなきゃ良いのに。」
といっていました。

そういえば車で通り過ぎるときに母は、
「やらない!!やらないよ!!!」とか叫んだり、(私が危なかったのではと、今は思います。)
普段はしないことなのにハンドルを叩いたりしていました。
このときは、半信半疑でしたが一年後くらいに、お嫁に行ったお姉ちゃんが遊びに来ました。

ショッピングモールの帰りにその家の前にて、
「えっ。ちょっと凄いたくさんいるよ。なんでなの?」

母「あれね。お墓なの。この家の人が皆いるの。」

姉「どーしてこんなところに。うーわ墓かよ。ちょっと普通じゃない。勘弁してよ。早く行こうよ。やばいよ!!」
車が動きました。

私「どんなのが見えるの?」

姉「ちょっと凄い怖いものが見える。たくさんいる。あれは怖いわ。つ、ついてきてる。ぶっちぎって!!!」

私「事故るよ」

姉「いーから。ぶっちぎって!!今すぐ!!」

なんて打ち合わせしていない二人がやってたので信じました。
それにそこの家は、庭の墓に霊がでる&妙に葬式が多いと付近の噂になっている家だそうです。

その後、母が末期がんで他界しましたが、死ぬ数日前に私が、
「あの家のお墓を私が覗いたせいでお母さん病気になったの?」
って聞いたら、「違う。お母さんを庭には埋めないでね」といっていました。

母の49日の前の日くらいに、お父さんに
「お母さんをお墓に入れないで、押入れに置いておかない?お墓に入れちゃうの寂しくない?」といったら、お父さんはびっくりした顔で、「あの家の人と同じになる。お母さんは、庭に埋めるなって言ったでしょ?」
といっていました。なので公園墓地内のお墓に入れました。押入れとかも駄目らしいです。

死んだ人とは一線を引いたほうがよさそうです。
ちなみにショッピングモールは、道中が怖いのでしばらく行っていません。
なので、あの家の人はどーなったのかはわかりません。

ぶっちゃけ、町中にあーゆー物はなくして欲しいです。
山の中じゃないんだし。みんな怖がってるし。。。
個人情報が特定されませんよーに。長文駄文スマソ










206: 本当にあった怖い名無し:2011/05/26(木) 23:48:41.65 ID:WgFZzPTu0
俺が小学校低学年の頃の話、つってももう30年以上前になるけどな。
東北のA県にある海沿いの町で育った俺らにとって、当然海岸近くは絶好の遊び場だった。
海辺の生き物を探して無意味にいじくってみたり、釣り人に餌を売りつけて小遣いもらったりとまあ、無邪気に遊ぶ毎日だったよ。

しかし、かくれんぼだけは海の近くでやってはいけないと周りの大人にきつく言われていた。
まあ、海は危険が危ない場所が一杯あるからな、変な所に隠れられて大怪我や命を落とす事故を心配してのものだろうと子供ながらに理解していた。

しかし、理解しているとか何とかいったってそこはしょせん子供、周りに誰もいなけりゃやっちゃうもんなんだよね。
俺と、近所のくそがき、A太B朗C子の四人でかくれんぼをしたことがある。

当時のガキにしちゃあ丸々と太っていた実質ガキ大将のC子がどうしてもかくれんぼしたいって聞かなかったんで、俺ら男はなんか臆病者扱いされるのも嫌だったんで付き合うことしたんだわ。

しぶしぶ始めたとはいえ海の近くで変なくぼみとか一杯あって、めちゃくちゃ楽しかったてのを今でも覚えてる。
危険な場所ってのは基本的に楽しいものだよね。

かくれんはじめて1時間くらいたったころ、A太が鬼だったんだけどC子がどうしても見つからない。
仕方なくかくれんぼを中断して三人でC子を探すことにしたが、なかなか見つからないから、
3人で手分けして探すことにした。

それでも見つからないからもうあきらめて帰ろうと思ったとき、さっき調べても見つからなかった岩場のくぼみににC子を見つけた。
ただC子一人じゃなくてなんかやたらと立派な和服をきた爺さんが一緒だった。

ガキだった俺は、家の人間が迎えに来たから勝手にかくれんぼ中断しやがったなと一瞬思ったが、どうも様子がおかしい。

普段は大人相手だろうが子供相手だろうが、のべつ幕無しに騒ぎまくるC子がやけにおとなしい。

和服の爺さんが何か話てるのにも反応せずに一点を見つめて動かない。
これはやべーんじゃねーのと思った俺は、幸い二人ともこっちに気づいてないようだったので気づかれないように様子をうかがうことにした。

よく見てみると和服の爺さんは、こんなうみっぺりだって言うのにぜんぜん濡れていなかった。

爺さんはひとしきりC子の体をべたべたと触ったあと、懐から鉄製の串のようなものを取り出すとおもむろにC子のわき腹に突き刺した。
俺は爺さんの行動にびびって固まった、正直しょんべんももらしていた。

しかも爺さんはその串を一本ではなく次々とC子に差し込んでいく、しかし奇妙な事に血はぜんぜん流れてこない。
C子も串を刺されまくって黒ひげ危機一髪みたいになってるのにピクリとも動かない。

そのうち、串を伝って黄色っぽい白いどろどろとしたものが流れ出してきた。
すると爺さんは串の根元のほうに白い袋のようなものを取りつけはじめた。
どうやら、そのドロドロを袋に集めているようだった。

多分ものの2~3分くらいだとおもうが、どうやら袋が一杯になったらしく爺さんは一つ一つ口を縛り袋を纏めていく。

一方のC子はあんなに丸々と太っていたのにいつの間にか干からびたミミズのようになったいた。
これは、冗談抜きでやばいものを見てしまったと俺が思っていると、爺さんが不意に俺のほうを向いた。
そして何か言おうとしたのか口を大きく「あ」の形にした。

と思うと、後ろから大人の声で「コラー、ドくそがきが!あんだけここでかくれんぼすんなっていってんだろ!」と怒鳴る声がした、振り返るとA太の父。

どうやらC子が見つからなくてあせった二人が大人に報告しに行ったようだ。
俺はC子が干物になってしまったことを伝えるのと、変な爺さんから逃げるのにでA太父のほうへ駆け出していた。

かなり本気の拳骨ともう一怒鳴り食らっておれが、C子のところまでひっぱってA太父をつれていくと、干物ではなく太ったままのC子が倒れていた。
あの爺さんも、串で刺された跡もきれいさっぱりもなくなっていた。

結局C子はかくれんぼ中にこけて頭打って気絶していたと言うことで病院に運ばれた。
その日の夕方には目を覚ましたらしい。
一方で俺ら3人は死ぬほど説教食らったが、俺はさっきの光景が目に焼きついていてろくに説教も聴いていなかった。

それから数日はC子は何もなくぴんぴんしていて近所のクソガキの上に君臨していた。
おれも、アレは暑さでおかしくなってみた幻だろうと思い込み始めていた。

しかし一週間ほどしたころからガキの俺らの目にも見えてやせ始め、しまいにはかその姿を見なくなっていた。
どうやら、何かの病気をしたらしく俺は母親に連れられてA太B朗やらと一緒にC子の見舞いへ行った、
そこにいたC子は以前の憎たらしく太っていたC子ではなく、ずい分とやせ細った姿だった。
しかもやせているのではなく見るからに肌に水気がなく、子供とは思えないほどしわだらけになっていた。

あの時の干物の2,3歩手前というかんじだった。
俺はもうこいつ死ぬんだなと思った。

見舞いから帰るとにおれは母親に例の爺さんと串に刺されたC子のことを話した。
母は俺の話を聞き終えると、そう、と一言だけ言ってどこかに電話をかけた、そして電話が終わると。明日その時のことを聞きに人が来るから正直に答えなさいと俺に言った。
普段にもまして辛気臭いな、と俺は思った。

次の日、学校の授業の途中に校長に呼び出され、校長室で見知らぬおっさんに爺さんとC子の話を聞かれた。

そのおっさんは古い絵を見せてきて、その爺さんはこんな格好じゃなかった?と聞いてきた。
その絵にはみすぼらしい格好をして頭が不自然に三角な男と、例の爺さんみたいなきれいな和服をきた男が描かれていたので俺はこっち和服の男の格好に似ていると答えた。

すると、おっさんはため息を一つ吐いて、校長にどうやらアカエ様ではないようなのでこれ以上の心配はないでしょうと言った。
校長も何か安心したような感じだった。

そのあと、俺を無視して、今年は豊漁になるだとか、漁協からC子の家に見舞金を出すとか言う話をしていたが、俺がまだいることに気づき、すぐに追い出され俺は授業に戻った。

C子は結局そのあと割りとすぐ死んだ。
C子の葬式では悲しそうなのはC子の家族だけで、他の大人はみんなニコニコにしていてうれしそうな感じだった。

正直、俺もC子が嫌いだったので心のそこではうれしかったが、今まで経験した葬式との違いにすこし不気味におもっていた。
俺の父親もC子の両親に、神様が持っていったようなものだからと変な慰めをしていたのを覚えている。

その年の秋は、あの時の盗み聞いたおっさんと、校長の話どおりここ数十年で一番の豊漁になった。

しかし俺の町以外の港ではそれほどでもなかったらしく、俺の町は大分潤ったらしい。
俺もA太もB朗も、栄養状態がよくなったせいかみんなころころと太った。








46: 本当にあった怖い名無し 2008/05/10(土) 23:17:29 ID:cJfmt0YK0

既出だったらスマンが以前伊集院のラジオで聞いたのをひとつ。

不動産屋さんというのは、アパートとかで変死があった時、次の借主にそれを告知しなければならないそうです。
言わないで貸すと、裁判で訴えられた時負けるのだとか。

しかし、それには抜け穴が。

次の次の借主には告知しなくてもいいのです。

そこで不動産屋さんは、わざと幽霊物件に泊まるプロに短期間貸すのだそうです。
その人たちが1ヶ月ほど借りると、次の借主には告知する義務がなくなるというわけです。

しかし、そんな幽霊物件泊まり歩きのプロたちでさえ、
一週間も持たないという物件があるのだそうです。

その物件はなぜか人の入れ替えがものすごく激しく、当初50万という賃貸料金が10万に。
最後は上記のプロに金を払って(通常は賃料無料とかが普通)泊まってもらうことになりました。


彼らは幽霊など気にしない方がほとんどです(それを仕事としてるようなものですから・・・)。
しかしこれが、一月と続かない。

最初は強気で入居した方も
必ず「14日」で退去してしまうのだそうです。

どのプロに理由を尋ねても「かんべんしてくれ」といって事情を説明してくれず、
不動産屋も首を傾げるばかり。
プロ達もその仕事の性質上、転居後の連絡が取れない方がほとんどでした。
そこでその不動産屋さんの新入社員をその部屋に入居させることにしました。

これで一安心と不動産業者は安心していました。
ところが新入社員がその物件に泊まる事15日目、その社員は
原因不明の変死体で発見されました。
死因は心停止以外の外傷のない変死体だったので警察が介入、
この物件に関与した人達の事情聴取が執り行われました。
すると、恐ろしいことにこの物件に泊まった人達は全員、口を揃えて同じことを説明しました。

その物件の寝室は2階なのですが、
深夜2時になると階段の下からちっちゃな子供の声で

「 1段のぼった うれしいな♪ 」

と、まるで童謡を歌うかの様な声がしたのだそうです。
えっ今の何?と思ったまま、次の日のまた同じ時間、

「 2段のぼって うれしいな♪ 」
・・・

階段は13段。14日目には

「 うえまできちゃった うれしいな♪ 」

と聞こえるのだそうです。もう、どんなに『霊は信じない!』という人でも
次は絶対にドアが開く!
部屋のドアが絶対に開く!
と思って14日目でその部屋を逃げ出していたそうです・・・
現在でも原因は不明のままその部屋は借り手がないまま放置されているそうです。






269 名前: 本当にあった怖い名無し 2006/08/12(土) 23:52:33 ID:EzfVqt9c0

小学生の時から怖い話は大好きだから、いろんな物や人からそれ関係の情報を集めていた。
そんな時、聞くと必ず後悔する話があるという噂を友達から聞いた。

誰が知っている?と尋ねたら、その時担任していた先生から聞けると教えてくれたので、俺はその先生に噂の話を職員室まで聞きに行った。
初め、先生は取り合ってくれず、なかなか話してくれなかった。
それでもしつこく粘って交渉していると、先生はヒントだけやると言った。

「俺がこの小学校に転属されたばかりの頃は、下校時間過ぎてからの仕事を教室でやっていたんだよ。だけど、ある先生からその教室の隣にある図書室の話を聞いてから、下校時間過ぎたら仕事は職員室でやることにしたんだ」

どうして?と聞くと、

「それは言えない。とにかく、恐いことが起きたんだよ。図書室でな」

それっきり、先生は教えてくれなかった。
それから小学校を卒業して中学にあがった時、同じ小学校にいた友達に図書室についての話を聞いてみた。


「図書室?あぁ、その話か。あそこの部屋は、昔は外側からしか鍵をかけられなかったんだよ。
でも今は内側からでも鍵をかけられるようになっていただろ?その理由っていうのがさ、
夏休み前に図書室で熱心に本を読んでいた女子生徒がいたんだけど、夏休みって誰も図書室を使わないから警備のおじさんが鍵を閉めに来たんだ。
中を覗いてみると誰もいなかったから、おじさんは外側から鍵をかけた。
だけど本当は柱の裏にまだ女の子がいたんだ。
でもその子も読書に夢中で、鍵をかけられたのに気が付かなかった。
気付いたのは、その本を読み終えた後。その時は日がだいぶ落ちていた。
その子の両親も娘の帰りが遅いことが心配になって警察に捜索依頼を出したんだけど、まさか学校の図書室にいるとは考えつかなかったんだ。
で、事件なのか事故なのかわからないまま学校の夏休みが終わり、その警備のおじさんが図書室を開けて、ようやくその子が見つかったんだ。腐乱死体となってね」

そこまで友人から聞いて、俺は不思議に思った事があった。
なぜ、こいつがその事件の事をこんなに詳しく知っているんだろう。
それを尋ねると彼はこう言った。

「この話には続きがあるんだよ。人間は食料と水がないと生きていけないけど、すぐには死なないだろ?
その子は死ぬ前に、何をしていたと思う?『恨みの本』を書いていたんだよ」

自分が読んでいた本に鉛筆で、図書室に閉じこめられたところから死ぬまでの自分の様子を事細かに書いたんだ。
文字と文字の合間に小さい文字で書いていたんだ。
それでな、その本は今でもその図書室にあるらしいぜ。
その子が何を思ってそんな事をしたのか、気になるだろ?
その子はさ、自分が誰に閉じ込められたかわからなかったけど、こんな目に遭わせたその人をすごく恨んでいた。
だから、恨みの本の最後にはこう書いてあるんだ。

『これを読んだ人は、私の代わりに私を閉じ込めた人を殺してください。もし、そうしないとあなたは夢の中で私に殺されます』

ってな」

そこまで聞いて俺はまさか、こいつはその恨みの本を読んだのでは?それを訊いてみると
「違うよ。俺は先輩から聞いたんだ。でもこれって、人に話すだけでも伝染していくみたいだから。これで俺はもう安心だ」
彼はニッコリと満足そうに笑った。

その時、ようやく俺は聞くと後悔する話という意味がわかった。
当時の俺は完全にそれを信じてしまい、周りの人にやたらとその話を広めた。








225 :本当にあった怖い名無し:2021/08/10(火) 07:33:08.92 ID:3n4lzNOL0

すみません全然怖くないかも知れませんが、ずっと自分の中に留めておくことが出来ないので書き込みさせて下さい。
随分昔の記憶ですし所々矛盾点があるかも知れませんが大目に見てください、、、

私は小学生の頃よく祖母の姉、大叔母の家に遊びに行っていました。
近くのスーパーまでは車で1時間弱はかかるようなドがつく田舎でした。

私が小学3年生、従兄弟が小学5年生の頃、大叔母の家に夏休みの間の1週間ほど泊まることになり、街中から約2時間強かけて大叔母のお家につきました。
大叔母の家はその村?集落?の人が1日に2組来ればいい方な食事処をしており、カラオケもあり、小学生の私達にはカラオケがあるというだけで天国のような場所でした。
しかし、家についたらやらなければならないしきたり?があり、仏壇へのお参りともう一つ、仏壇に置いてある小さいグラスに注いである養命酒のような液体を飲むことでした。

そしてそれを飲まないと、その地のものは口にしてはいけない。というものです。
その(面倒くさいので養命酒と呼びますが)養命酒は毎回いつからあるのか埃が浮いているし不味いし、それだけが私達子供にとっては地獄でした。

が、その日は状況が違いました。
小学5年生の男子は丁度反抗期にはいるのでしょうか。尖って?きていて、屏風に丁度阻まれて仏壇が周囲から見えないのをいい事にその不味い養命酒を押し付けてきたのです。
しきたりと言っても当時はそんなに理解しておらず、どちらかが飲まないと2人して怒られる。という認識でしたので、仏壇で騒いで怒られるのも、後から1つ残っていることがバレて怒られるのも嫌だなと思い、鼻をつまみながら2つ飲みました。
(以前飲まなかったときは大叔母がこれを飲まないと焼け死ぬど!と言いながら2人に平手打ちをしてきたのを覚えています。私達は焼け死ぬだって~wと思っていましたが、、)
それを見た従兄弟はさっさと私から離れ、当時小学生の間で流行っていた歌をカラオケで大熱唱していました。

そして18時頃。
夕飯ができ、養命酒のことなどすっかり忘れていた私達は都会ではあまり食べることの出来ない料理に舌鼓を打っていると、突然隣に座っていた従兄弟がバタリと倒れました。

喉の方を押さえて今まで見た事ない苦悶の表情を浮かべのたうち回っているのです。
私は何が起きたか分からず、恐怖と焦りで「あ、、あ、、、」しか言えていませんでした。

「どうしたんな!しっかりせえ!」と従兄弟を揺すぶる大叔母。
私は養命酒のことなど忘れていましたから、必死に何か今までと違うことをしたか悩み、本当に小さい声で「あ、あれ従兄弟ちゃん飲んでない、、」とだけ絞り出しました。
大叔母は私をビンタすると走って隣の部屋に行き、神棚から盃?平たい皿を降ろすと、それに注がれた養命酒を従兄弟の口に注ぎ入れました。

そして「母ちゃん達に電話しろ!○○病院行くけえ!あんたぁすぐ家帰れぇ」と言い残し私を家において車で従兄弟を病院に連れていきました。
私は突然の出来事に現実味を感じられず呆然としながら大叔母の家の固定電話で母に連絡し、ボーっと母が来るのを待ちました。

何もかも早かったように思います。
私は到着した母と共に家に帰り、従兄弟は喉が焼け爛れて?引っ付いてしまったらしく喉に管を通しました。

あの時私がすぐあれを飲んでないと伝えて居れば。そもそもちゃんと飲まないと駄目だと言っていれば。
あの日のことは家族の中でタブーとなっていて聞きたくても聞けません。
従兄弟の母はノイローゼ気味になり疎遠になりました。

最近You〇ubeでここの存在を知って辿り着きました。
どなたか何かご存知の方がいらっしゃいましたらよければ教えてください。
この事を初めて文にしたので不明瞭なところもあるかと思いますが許してください。怖くなかったらごめんなさい。





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