【閲覧注意】怪談の森【怖い話】

当サイト「怪談の森」は古今東西の洒落にならない怖い話~ほっこりする神様系の話まで集めています。 随時更新中!!




これ、昨日書いた内容と関連があって、急遽採集できた話なんです。
昨日は外国人の胸像の話でしたが、それをブログに載せる了解を得るために、
パートタイムで神主をしているYさんの叔父さんに、午前中に連絡を取りました。
ブログの件は快く承知していただいたんですが、そのときに自分がちょっと欲を出しまして、
他に何か面白い話はないものかと水を向けてみたんです。
そしたら電話で1時間近くかかりましたが、今回のお話をいただきまして。
これも怖いというよりは、どっちかといえば有難いようなお話です。

昨日も書きましたとおり、Yさんの叔父さんはその地域の5つの小さなお社を担当して、
縁日の祀りや季節ごとのお世話をしているのですが、
その中に一つ、お稲荷さまのお社がありました。
これは朽ちかけた鳥居はあるものの、お社自体は一間四方以下の小さなものです。
基本的には年に4回、扉を開けてお掃除をし、
祝詞をあげてお賽銭を回収する、そういうお世話をやっていたんですね。
去年の7月のある日の早朝、バケツと雑巾、短い箒とチリトリなどを車に積んでお社に向かい、
扉を開けましたところ、中は閉めきってあるのにホコリだらけで、
まあこれはいつものことなんですが、ろうそく立てのある後ろ側に、
高さ10cmくらいの小山ができていたんです。
近づいてよくみると、なんとそれは乳幼児が食べるようなビスケットでした。

ビ◯コという有名な製品であることは、後でわかりました。
それにしても、前に掃除をしたときにはそんなものはなかったんです。
扉には鍵はかかってはいませんでしたが、イタズラにしても奇妙だなあ、
もしかしてお供えなんだろうか、それにしても・・・と考えながら、
とりあえずチリトリに取って持ってきたゴミ袋に入れようとしました。
そのときに、ビスケットには完全な形のものはなく、
どれも半分かそれ以下の破片であることに気がつきました。ワゴン車の後ろを開けて、
ゴミ袋を収めようとしていたら、「あのう、ちょっと」と声をかけられたんです。
見ると、まだ30代前と思われる女性でした。
そのお社は丘の中途の林の中にあって、道はそれ以外に通じていないので、
参詣者の方だろうと思ったんですが、年寄りならともかく、

こんな名もないお社に若い人がお参りにくるなんて珍しい、と思ったそうです。
「はい、なんでしょうか?」そう答えると、「そのゴミ袋の中のものビ◯コじゃないですか」
「いや、製品名までわかりませんが、小さい子どもさんの食べるビスケットですねえ」
その女性は「ちょっと見せていただいてもいいでしょうか」と言い、
Y叔父さんが了解すると、ゴミ袋から何片か取りだし、
「ああやっぱり」と言いながらも、首をかしげていました。
Y叔父さんは仕事柄、それなりに不思議なことも体験していましたので、
これは何かわけがあるんだろうと思って、その場で話を聞いてみたんです。
こんな内容でした。その女性には、今年2歳になる息子さんがいて、
何の問題もなくすくすく育っているのですが、1歳を過ぎて歩けるようになったあたりから、
家の居間の天井の隅に向かって、にこにこ笑いかけることが多くなりました。

決まった一ヶ所の隅です。不思議だなあと思ってそちらを見ても、
特別何か変わったものがあるわけではありません。ただの鴨居と壁です。
それなのに息子さんは、そのほうを指差してけたけたと笑い出したりします。
これは四六時中ということではなく、朝の10時ころ、それと夕方の4時ころが多かったそうです。
そんなことが半年も続いて、息子さんが片言で話をし始めると、
天井の隅に笑いかけながら、「おんさちさん」と聞こえる言葉を繰り返したんです。
すると、それを聞いていた同居している旦那さんの母親が、
「おやま、おんさちさんというのは団地の坂の半ばにあるお稲荷さんのことだよ。
 ◯◯さん、あなたが教えたのかい」と言ってきたそうです。
でも、その女性は遠方から嫁に来たので、「おんさちさん」という名前も初耳でしたし、
お社のある場所も知らなかったんですね。

それでお姑さんに聞いてそのお社のこと知り、どんな場所なのか見に来たんだそうです。
それ以来、歩いて10分程度の場所ですので、
時間があるときにはお参りするようにしているとのことだったんです。
「最初に聞いたときにはちょっと心配にもなりましたけど、神様ですから、
 悪いことはなさらないだろうと。それに息子は風邪一つひかず順調に育っていますので、
 むしろ神様が見守ってくれているのかもしれないと思って、そのお礼に」
ということでした。でもいつも扉が閉まっていたので、
お賽銭をあげてお祈りするだけにしていたということだったんです。
「このビスケットに心あたりがあるんですか?」Y叔父さんがそう尋ねると、
「あ、はい。息子が奥歯が生えてから、おやつとして少しずつビ◯コを与えるようになったんですが、
何回か、手に持ったまま部屋の隅に走っていって、

笑いながらいつもの天井の隅に投げ上げるということがあったんだそうです。
まあ1歳児ですから、高くまで投げられませんし、ねらいも正確ではないのですが、
「おんさちさん にあげるの?」と聞くと、頭全体を振るようにして強くうなずいていたそうです。
それと、女性が目を離していたときにも、ビ◯コが部屋に落ちていることがあったので、
息子が一人で持ちだして投げ上げたりもしていたようです。
ここまで聞いて、Y叔父さんはウーンと考えこんでしまいました。
話の内容からして、確かに悪いこととは感じられないものの、
どうしてその女性の息子さんのところにお稲荷様が訪れるのか、
これがよくわかりませんでした。神様に気に入られるというのは、
一般的によいことばかりでもないのです。その点が少し心配でしたので、
「ははあ、なかなか興味深いお話です。よろしければ息子さんの顔を見させていただけませんか」

神職の装束をつけていたので安心感があったのでしょう。
快く承諾されまして、車で女性の家に向かったんですが、
ものの2分ほどの場所にある広い一軒家で、かなり裕福な暮らしぶりのようでした。
息子さんは起きていまして、まるまると太ったかわいい子どもでした。
お姑さんにもあいさつをしまして、居間のおんさちさんが来るという天井の隅を見たんですが、
確かに何の変哲もないとしか言いようがない。
それで息子さんに「今、おんさちさんはあそこに来ているの?」と聞くと、
ぶんぶんと首を振る。「おんさちさんは何か話をする?」と重ねて尋ねると、
息子さんは意味がわからないように首をかしげ、それは「おんさちさんはビ◯コを食べる?」
と聞いたときも同じでした。あと不思議なのは、その部屋の隅というのは、
その家から見てお社のある方角ではなかったことです。

「まあ、このぶんなら心配はなさそうだ」と思い、お宅から引き上げようとしたときです。
お姑さんの膝にのっていた息子さんが急に笑い出し、両手を強く打ち合わせ始めました。
神社のお参りの拍手のような形ではなく、何回も何回もせわしなくパチパチパチと。
そしたらですね、その天井の隅のあたりが急にモヤがかかったように、
Y叔父さんには見えました。それも虹色、シャボン玉をのぞき込んだときのような色、
とおっしゃっていました。「あれあれ」と思いましたが、
お姑さんも女性もそれに気がついてはいないようでした。
そして息子さんが拍手をやめると、虹色もふーっと消えてしまったのです。
Y叔父さんは、とりあえずそちらに向かって深々と礼をし、家を後にしました。
このことがあってから、その家庭のことは気に留めているのですが、
特に問題もなく、幸せに暮らしているようだということでした。





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829:818:2009/10/04(日)21:29:47ID:ax7Sp1p2
1/2

フェイク込みオカルト注意。
前提として、
・私の実家と私自身には、狐というか稲荷様と電話にまつわるオカルト話がある。
・我が家の構成は義母(旦那の母。高齢)、旦那、私、子。


私は団地のような集合住宅に住んでいるのだけど、以前から仲良くしているママ友Aから
「あの人には注意して」
と言われている、ちょっと香ばしい言動の人(以下、泥)がいた。
私も普段このスレを見ていたので、一応自衛を心がけてはいた。

ところが先日同じ棟内で火事があり、子を義母に頼んで私はAの元へ。
Aは足が少し悪く、住まいが火元の近くだったので、私はAとA子を避難させるのを手伝っていた。

子は奥の部屋で寝ていて、義母はトイレへ。
トイレから出ると同時に玄関扉が閉まったので不思議に思ったけど、私が一度戻ってきたのかと思い気にはしなかった。

帰宅後、義母にそれを聞き調べてみると、細々としたものが数点見当たらない。
貴重品類は一応鍵のかかる奥まった場所に保管していたので無事だったけど、手鏡や化粧品、義母の老眼用ルーペ、子と私の靴数点など。



830:818:2009/10/04(日)21:30:28ID:ax7Sp1p2
2/2

一瞬、泥が怪しいとも思ってしまったけれど、火事場泥棒や空き巣の可能性もあるので、さっさと警察へ。

その後、無くなった手鏡とよく似たものを泥が使っているのも目撃したが、一点物なわけでもないので証拠もなく、警察にお任せ。


それからしばらくして、泥がやたらとオカルトな体験をしてるとの話。

・泥の子がちょっと変になり、深夜に冷蔵庫を開けて油揚げをかじっていた。
・毎晩毎晩泥の夢に白い狐が出てくる。うざいと追っ払っていたら、夢の中で噛まれる。
・噛まれた夢で目が覚めると、足に噛んだような痕(集合住宅内は動物禁止なのでペットなどはありえない)
・「返して」という男の声の電話が泥宅&泥携帯に何度も来る。拒否設定しているはずなのに、「通知不可能」の表示で着信。

たぶんうちの関連なんじゃないかな、と思っていますが警察に任せてるので特に何もしてません。



831:名無しの心子知らず:2009/10/04(日)21:35:06ID:m2aGfXZU
こえぇ



832:名無しの心子知らず:2009/10/04(日)21:35:40ID:ctKQowtX
あーそれはお狐さまが怒ってるね。
818さんのほうにはこないの?



834:818:2009/10/04(日)21:41:19ID:ax7Sp1p2
>>832
うちには全く影響なしです。
手鏡無くて不便なので普段行かない店に買い物に行ったら、十年以上会っていなかった友人にばったり遭遇したぐらいで。



833:名無しの心子知らず:2009/10/04(日)21:36:24ID:nS5VNKLQ
>>818
>>狐というか稲荷様と電話にまつわるオカルト話

それ前に読んだことある
留守宅に電話すると誰もいないのに出てくれる話だよね?



834:818:2009/10/04(日)21:41:19ID:ax7Sp1p2
>>833
それです。
たしかエニグマスレに書いたかと。
ご存知の方がいるとは思いませんでした



846:名無しの心子知らず:2009/10/04(日)22:16:41ID:8HJJ5ypM
>>834
すごい体験なさってますね
良いお話を聞かせていただいたわ~!
っていうか泥は改心する気配ないのですか?



836:名無しの心子知らず:2009/10/04(日)21:50:58ID:bUjgPv3r
おやつやお茶を用意してくれる、家の守り神みたいな存在なんだなー
こういう良い話があるんだなーってちょうど思ってたところでの邂逅でした。
何だかネットを通してご本人や守り神と繋がった気がしたよー



842:名無しの心子知らず:2009/10/04(日)22:01:56ID:P5msuLJc
泥への罰は怖いんだけどお狐さんと818や身内のエピソードはほっこりした気持ちにもなるね
そういう守り神さまがいるとありがたいし安心できそうでいいな



843:名無しの心子知らず:2009/10/04(日)22:10:17ID:vluw7HLc
お狐さん、泥を更生させる気かしら…?
更生しなかった時が更に怖いことになりそうな予感

油揚げ食べさせてあげて下さい
おはぎや月見だんごも良い季節ですよね。



844:818:2009/10/04(日)22:13:20ID:ax7Sp1p2
とりあえず、泥自身は仕方ないとしても子供はあまりやらんでほしいなとは思ってます。
今度実家に行ったときにでも、お社にお願いして来ようかな。



845:名無しの心子知らず:2009/10/04(日)22:15:06ID:/UGLKV+G
>>844
電話してお願いしたら?
守り神素敵。



847:818:2009/10/04(日)22:17:38ID:ax7Sp1p2
>>845
電話しても出てくれるかどうか。
正体教えてとか、自分が言われたくないことを相手が言おうともくろんでるときって、電話に出てくれないんですよね。

実家出て結婚してでだいぶ経つのに、いまだに縁があるんだなと再確認しましたよ。



848:名無しの心子知らず:2009/10/04(日)22:18:11ID:Yu44awiy
>>844
うわー、私もその話大好きで読み返しては羨ましいなとほっこりしてましたよ!
なんか巡り合える事が出来て嬉しいッス
無事解決してお狐様も>818さんもすっきりできますように。
つ【油揚げ】



857:名無しの心子知らず:2009/10/04(日)22:51:50ID:II8TIczk
>>818の先祖も狐に何かいいことをしてくれていて、その恩返ししてくれているんだろうね。
お稲荷さんは定期的に会合があるらしいから、自宅の祠以外にも目についたら
お参りしておくといいかもね。



859:名無しの心子知らず:2009/10/04(日)23:38:18ID:Xx9gbkGI
>お稲荷さんは定期的に会合があるらしいから

へぇ、そうなんだ。
自分はそういう方面にとんと疎いから知らなかった、㌧。
2ちゃんて、為になるなぁ。



862:名無しの心子知らず:2009/10/04(日)23:44:06ID:s3wZiJhM
京都の伏見稲荷が会合場所だったかな。




狸親父があだ名なのに大権現(狐)として、
祭られている徳川家康は変だよね。



860:名無しの心子知らず:2009/10/04(日)23:40:54ID:+0f3e4GH
どのスレに迷い込んだのかとw



861:名無しの心子知らず:2009/10/04(日)23:44:03ID:x9uyDAEV
人間には見えない分からない力っての、有るんだろうな
狐様、GJ!
(・∀・)つ【油揚げ】【油揚げ】
【油揚げ】【油揚げ】
【油揚げ】【油揚げ】




863:名無しの心子知らず:2009/10/04(日)23:52:00ID:uc1MXHKY
明日の昼飯は稲荷寿司を買ってくるか。



864:名無しの心子知らず:2009/10/04(日)23:58:18ID:zwtkOCHt
王子稲荷も大晦日に会合するね



869:名無しの心子知らず:2009/10/05(月)00:08:45ID:c1QidCEe
たぬきの神様っているのかな?
よく置物は見るけど



870:名無しの心子知らず:2009/10/05(月)00:10:34ID:0mPdMGdB
>>869
平成狸合戦を見るといい。



868:名無しの心子知らず:2009/10/05(月)00:06:04ID:/w0+nhmX
>返してと男の声で……
何かお稲荷さんにとって大事な物を持っていったんじゃないのでは?
と、思ったんだけど……818さんにとって鏡が無くて不便だったからとか?



873:名無しの心子知らず:2009/10/05(月)00:18:50ID:vp6m7h3b
>>868
鏡に憑いてるとか



875:818:2009/10/05(月)00:22:43ID:ez/WnAhO
>>868
うちにまつわるオカルト話で、電話に関係したものがあるんです。
私は説明が上手くないので、>>835のリンク先をご覧になっていただければわかるかと思います。

たぶんうちの稲荷様が電話してるのかと。
泥宅への電話主は若い男性の声だという話だし、うちの稲荷様は青年声だし。



876:名無しの心子知らず:2009/10/05(月)00:28:10ID:RPmTglJj
泥ママスレでお狐様のいい話を聞けて嬉しい
しかし泥ママ…確かに子どもが心配だ。早く収束すると良いけど



878:名無しの心子知らず:2009/10/05(月)00:29:57ID:0mPdMGdB
>>875
稲荷様が帰りたいと思ってるのなら心配だけど大丈夫なのかな。
ただ単に、捕って行ったもの戻せやゴルァしてるだけなら様子見でいいだろうけれど。
いずれにせよ泥には手癖を改めるためのいい薬かもしれませんね。



884:名無しの心子知らず:2009/10/05(月)00:57:04ID:FBRpf0qg
お稲荷さんのご神体は鏡だしな。
一見どうってことない手鏡でも、818さんとお狐様を繋ぐ何かがあるのかも。



885:名無しの心子知らず:2009/10/05(月)01:19:57ID:uj+XjpsC
鏡って三種の神器にも入ってるし、
何でもないものでも人のを盗んで使うなんて考えられん。
お稲荷さんは>>818を強力に守護してるね。
宗教とか関係なく、大事にしたほうがいいね。
さりげなく油揚げ上げて「どうぞ」と何らかの方法で伝えれば喜ぶんじゃないかな。

自分は神話とかは面白いと思う反面、霊とか宗教とか信じないほうだけど、人に守護霊が強そうって言われたことあって、確かにいろんな危機を見えない力で救われているような気がする。
その分大きな幸福は来ないけど。w
うちのは正体がわからないから、御礼のしようが無いのが残念。



886:名無しの心子知らず:2009/10/05(月)01:24:46ID:RPmTglJj
>>885
>>818はちゃんと油揚げあげてるし大事にしてるよ。
リンク貼ってある初出のエニグマスレみてみそ



888:名無しの心子知らず:2009/10/05(月)02:19:19ID:GvIuCp2a
まとめ見てすっ飛んできた!お稲荷様によろしく!
泥ママ疑惑の方に、うちから間違えて何か持っていかなかった?と聞いてみたらどうだろう。
それかお稲荷様祀ってると相手の耳に入るようにしたり。
よほど馬鹿じゃなきゃ気が付いて返しに来ると思うんだよね。



890:名無しの心子知らず:2009/10/05(月)02:26:29ID:DTTonS+B
泥な人なんてよほどのバカだから
斜め上の反応が帰ってくる気が。
鏡を使って呪いをかけた、謝罪と賠償を(ryとか。



891:名無しの心子知らず:2009/10/05(月)02:35:16ID:X808lGeT
たしか呪詛では法的に有罪にはならないはず。
たとえ呪い殺したとしても立証できないからとかなんとか…



892:名無しの心子知らず:2009/10/05(月)02:37:34ID:ZYAs9DcJ
>>891
法律知らなくたって普通に考えてそうだろうw
因果関係が立証できなきゃ起訴すらできんのじゃないか。



894:名無しの心子知らず:2009/10/05(月)06:21:29ID:EErfguzH
おお、お稲荷様の話は昔読んで記憶に残ってたわ
まさかリアルタイムで遭遇できるとは



842:名無しの心子知らず:2009/10/14(水)21:55:17ID:MO11kk1w
まとめでお稲荷様奥と名を頂いた者ですが、泥騒動解決いたしました。
こちらで報告よろしいでしょうか?
やっぱりオカルト注意な内容です。



843:名無しの心子知らず:2009/10/14(水)21:55:39ID:uZ4UoWLe
>>842
どぞー



845:名無しの心子知らず:2009/10/14(水)21:58:29ID:MO11kk1w
では報告失礼します。
オカルト注意フェイク込み。

1/2

あれから一度実家へ行き、泥はともかく泥の子にはあまり影響を与えないであげてください、と稲荷様の祠にお願いに行ってきました。

それから数日、顔にまだら模様を作った泥と知らないご婦人が警察とともに我が家へやってきました。
来た理由は、我が家から盗んだものの返品と謝罪。
そこで泥のオカルト体験一部始終を聞きました。

・知らないご婦人は泥の旦那の姉(以下、泥義姉)で、見えたり払ったりできる方らしい。
・泥&泥子の不調を泥旦那から聞いた泥義姉が泥を見ることに。
・泥義姉いわく
 「泥は狐の怒りをかっている」
 「狐は泥にしか怒っていないが、そのこぼれ電波を受信するような形で泥子にも影響が出ている」
 「なにか、光る重い金物が関係しているが思い当たることはないか」
 「そうとう力のある狐らしく、泥義姉の力では太刀打ちできない」
 「今はまだ狐は泥を害する気はないが、このまま放置したらどうなるかわからない」
などなど…

泥が我が家から盗んだ手鏡は、金属製の少し重量があるもの。

泥はそれに思い当たったが、時を同じくして泥子の奇行もおさまったので、気にしなかった。



846:名無しの心子知らず:2009/10/14(水)21:59:21ID:MO11kk1w
2/2

しばらくして、夢に出てくる狐の様子が変わった。
以前はただ近寄ってくるだけだったのが、うなっていたそう。

起きてみると、顔中心に赤い腫れが。
ついに観念して自首。

他の家からもちょこちょこと盗んでいたものを返し、最後の我が家へは泥義姉も同行(狐の怒りの元はその家に関係していると感じたそうで)。


泥家は離婚はせず、泥旦那の実家へ転居。
責任持って監視しつつ盗癖を相談できる機関を受診するということで、示談扱いとしました。

ちなみに稲荷様の祠へ行ったときは、子を義母と旦那に預けていったのですが、どうやらその間に子が稲荷様を目撃していた様子で。

子がいうには
「コンコンのおにいちゃんが『ママに、わかったよーって言っててね』だって!」
だそうです。
幼児ゆえ要領を得ない…


あと前回書き忘れた補足ですが、はじめから「泥」と呼称したのは泥が以前他の家からも細々としたものを盗んだ前歴があったためです。



847:名無しの心子知らず:2009/10/14(水)22:05:07ID:BgLnlGAq
稲荷奥、乙!
それにしても、泥、身内に見える人がいて、助かったね。
こんこんのお兄ちゃん、可愛いなあww



848:名無しの心子知らず:2009/10/14(水)22:21:26ID:QU+0g99U
やっぱり、姿はお狐様なんだね。
解決オメ!



852:名無しの心子知らず:2009/10/14(水)22:34:42ID:S4sOBFW6
子供好きの良い狐様だね。
しかし好青年だなぁ

次はお子さんを守ってくれますね。



854:名無しの心子知らず:2009/10/14(水)22:55:28ID:vHQXM41F
>>845
するとお子さんはコンコンのお兄ちゃんとご対面をしたと。



860:842:2009/10/14(水)23:15:07ID:MO11kk1w
>>854
おそらくそうだとは思うのですが、
「コンコンのお兄ちゃんと会ったの?」
と聞いても
「ママにねー、言ってねって言われたの!」
と要領を得ずです。

なんのこっちゃとは思いますが、守ってくれてるようなので追求しないでおこうと思ってます。



855:名無しの心子知らず:2009/10/14(水)22:59:43ID:8YPconM2
扱いを間違えなければ代々守っていってくれそうな感じだね
ほんわかほんわかって感じでいい話だ…お子さんの件だけ見ればw



857:名無しの心子知らず:2009/10/14(水)23:05:04ID:UpyzNKUO
幼児とあるから狐を見てコンコンとわかるかな?ワンワンなら言いそうだが。
お狐さま本人が「コンコンのおにいちゃんだよ」と教えたのかも。



860:842:2009/10/14(水)23:15:07ID:MO11kk1w
>>857
「尻尾とかあったの?」と聞いても
「コンコンはコンコンだもん!」だそうです。

うちの子、たまたま狐のぬいぐるみを見せたときも「コンコン!」と叫んで指差したんですよ。
そのほかは犬でも狸でもライオンでも、尻尾のあるぬいぐるみは全て「にゃんにゃん」な癖に…
なんとなく、わかってるのかしら。



861:名無しの心子知らず:2009/10/14(水)23:23:31ID:pc3Rhlk0
お稲荷様奥、乙でした。解決してよかった。

しかしなにげに泥義姉がすごいな・・・。狐様の守護する家まで見破って。



862:名無しの心子知らず:2009/10/14(水)23:24:59ID:GsIRBR0U
まさに狐につままれたような



864:名無しの心子知らず:2009/10/14(水)23:36:09ID:2ILRdUXI
奥もお稲荷様も乙でした。
小っちゃい時の記憶って歳を取ると段々薄れていくから話せるようになる頃には姿までは覚えていなさそう。
お稲荷様奥も小さい時に会ってるけど忘れてるんじゃ?



868:名無しの心子知らず:2009/10/15(木)00:03:57ID:75NxVxgw
オカルトは信じないほうだけど、
でもやっぱ明確な守護神や守護霊がいるってうらやましいな。



870:名無しの心子知らず:2009/10/15(木)00:10:23ID:Ls9zxx7B
>>868
日本人って普通に神社仏閣行ったら拝むどころか、年末年始なんか友達と示し合わせて宗教施設におまいりに行ったり、誰かから普通に信仰してるわけでもない神様のお守りを貰って有難がったりするのになんでか
>オカルトは信じないほうだけど、
って人が多いよね。
めっちゃ信じてるのに、信じてないほうだけどってなに?



872:名無しの心子知らず:2009/10/15(木)00:17:51ID:YTZMqfkm
以前どこかのスレで外国人が
「日本人は無宗教なんじゃなくて生活と一体化しすぎて無意識のレベルで信仰しているように感じる」
みたいな事を言っていたという話を読んだけどオカルトに関してもそんな感じなんじゃないかと思ってる。



878:名無しの心子知らず:2009/10/15(木)01:17:09ID:ayhLojGA
お狐さま、大事にしてください。
お子さんにもちゃんと引き継いであげれば、ずっと守ってくれそう。

日本にキリスト教が外国ほど根付かなかったのって宣教師はがんばって布教したけど、日本てたくさん神様がいるから、そのたくさんの神様の中に、キリストもウェルカムオッケーしちゃって結局布教を諦めたからじゃなかったっけ。







オカルトランキング



233 :本当にあった怖い名無し:2009/03/12(木) 11:12:10 ID:jJuJBpzV0
私の実家には、電話に出る『何か』がいる。
家に誰も居ないとき限定で、家の固定電話に電話をかけると『何か』が電話に出る。
それが、無言でもなくノイズでもなく、ごく普通に『はい(苗字)です』と、
若い男性(印象としては20前後ぐらい)の声で。
で、『何か』に用事を頼むと、しっかりこなしていてくれる。
・お風呂沸かしておいて。
・○○の電源切り忘れたから切っておいて。
・何時になったら洗濯物を取り込んでおいて。
などなど、敷地内限定かつ、人に出会わないもの。(宅配受け取って、などはNG)

私が生まれたころからはじまったので、かれこれ数十年になるんだけど、
いまだに『何か』は家にいるらしい。
この間ためしに「母に○○と伝言お願い」と頼んだら、
母が帰宅したら、テーブルの上にメモ書きとして置かれていたそうな。


235 : 本当にあった怖い名無し 2009/03/12(木) 11:46:16 ID:A+ctKSNf0
>>233
すげえ便利で羨ましい。
晩御飯も作っておいてくれたりしてw


236 : 本当にあった怖い名無し:2009/03/12(木) 11:58:20 ID:jJuJBpzV0
>>235
「炊飯器のスイッチ入れておいて」と、「冷凍庫から物を出しておいて」、までならやってくれたことがある。
あんまり難しいことはできないようで。

はじめは「誰かの幽霊では?」となったんだが、該当するような若くして死んだ親戚なんかも全く居ない。
ある日を境に、稲荷さんではないかということで落ち着いた。


240 : 本当にあった怖い名無し 2009/03/12(木) 14:31:23 ID:mLWkiV8R0
>>233
ビデオカメラ設置しといて見てみたいw
実はすげえやばいもんかもしれないしな。
恩を売っておいて後から・・・


244: 本当にあった怖い名無し 2009/03/12(木) 16:55:41 ID:6MaENtwb0
>>233
『自分の自画像を書いておいて』『自分の名前を書いておいて』はだめなんでしょうね。
おもしろいなあ。

電話で『はい』と出るときの声は、嬉しそうとかめんどくさそうとか
どんな調子で出るんだろう。
電話も何回コールくらいで出るのか、気になる。


245 :本当にあった怖い名無し:2009/03/12(木) 17:23:32 ID:jJuJBpzV0
>>240
一度、家族全員わざと留守にして、カメラ回してみたことがあったけど、
そのときは電話にも出ないし、何も映うつらなかった。
気づいてるのかも。

>>244
祖母が生きてたころに、「いつもありがとうね、お土産かっていくけど何がいい?」と電話越しに聞いたら、
「油揚げがいいな」と言ったことがあって、それからうちでは稲荷さんということで解釈した。
近くに稲荷さんが実際にあるし、多少思い当たることもあったし

電話は2~3コールで出る。
普通に、ほんと知らない人が聞いたら、留守番してる奴がいるでしょ?と思うくらい普通に、
『はい○○です。…ああ、わかった。じゃあ気をつけて』とか。

電話するときに、自画像描いてとか、名前教えてとか言ってみようかな、と思うと電話に出ないんだよね。
かなり鋭い相手。


246 : 本当にあった怖い名無し 2009/03/12(木) 17:35:52 ID:nz/2s942O
>>245
面白い!
ソレの存在を当たり前のように受け入れてる、あなたの一家も凄いなぁ。

出会い(?)のきっかけはなんだろうか?
さすがに最初は怖がっただろう…


248 : 本当にあった怖い名無し 2009/03/12(木) 17:45:34 ID:DKmuruQZO
>>245
ほんわかした話でいいね。
お土産はどうやって渡したの?


249: 本当にあった怖い名無し 2009/03/12(木) 18:07:59 ID:/uYdkx2i0
将来テレビ電話になったらどうなるかな?


250 :1/2:2009/03/12(木) 18:09:33 ID:6VwPuanu0
>>246
出会いのきっかけの前からになるけど、うちの実家の裏手には山があって、
細いのぼり道を少しあがったところ(大人の足で5分もない程度)に、小さな稲荷さんがある。(小さい祠)

私がまだ生まれて間もないころに、風邪を引いたのか、
高熱が何日か続いて、母親が寝ずの看病をしてくれていた。

疲れた母がほんの少しうとうとした1、2分の隙に、私が消えた。
家内を探しても居ない。母と私以外で家に居たのは祖母のみ、でも祖母も見ていないと言う。

半狂乱で探すうち、家の裏手に回った母が、かすかに子供の声を聞きつけて山へ行くと、
稲荷さんの祠の前に私が寝ていた。
そして熱がすっかり下がっていた。
まだハイハイどころか寝返りも打てない幼児が、どうやってそこまで移動したのか、誰かが連れて行ったのか、
結局分からずじまいだった。


251 :2/2:2009/03/12(木) 18:10:07 ID:6VwPuanu0
時がたち、私が幼稚園の頃、用事で家族全員が留守にしたことがあった。
私は幼稚園へ、そして家には、近くに住む高校生の従兄弟が留守番に来てくれる手はず。
幼稚園が終わり、家へ電話すると、男性の声が応答したので従兄弟だと思い、
今から帰宅すると伝えると、『おやつをテーブルに出しておくから気をつけて帰ってこい』と返事。
帰宅してみると、おやつの用意はしてあり、まだ熱いお茶まではいっている。
だが、従兄弟どころか誰も居ない。
従兄弟は、留守番の約束をすっかり忘れて遊びにいっていた。実家には誰も居なかったはず。
では、あの電話の声は誰なのか?これが初めての出会い体験。

最初は、私が電話したとき限定だったので家族も半信半疑だったが、
そのうち一人、また一人と同じ経験をした。
しばらくするうちに、「悪さをするわけじゃなし、あまり追求してもかわいそう」と判断して、
誰も気にせず、見えない家族が増えたという認識でおちついた。

で、
・ある日、祖母がお土産いるかと聞いたら油揚げと答えた
・『はじめのうちは私限定だった』、『私を助けてくれたといえば裏山の稲荷さん』、という二つから、
もしかしたら稲荷さんじゃないか、ということになって今に至る。


252 :本当にあった怖い名無し:2009/03/12(木) 18:13:17 ID:6VwPuanu0
>>248
次に留守にするときに煮付けてテーブルの上に用意して、
電話で「テーブルの上に油揚げ置いておいたからね、食べてね」と言っておいたら、
帰宅する頃には完食して食器も洗っておいてあった

>>249
どうかなー


255 : 本当にあった怖い名無し 2009/03/12(木) 18:42:19 ID:mLWkiV8R0
>>245
みんな結構いい話な感じで言ってるけど、俺としてはすごい恐い話だ。
でももう馴れてるんだよね。やっぱ最初は恐かった?


256: 本当にあった怖い名無し 2009/03/12(木) 19:10:47 ID:6MaENtwb0
>>252
「油揚げ食べてね」と電話で話したときには、『ありがとう』とか、『食べておくね』とかいったのかな。
あんまり追求するとかわいそうとおもえる貴女だから、その優しいきつねさんがいるんだろうな。
童話のごん狐も、貴女方一家が相手だったら良かったのにね。


262: 本当にあった怖い名無し 2009/03/12(木) 21:46:27 ID:7G9gtzW8O
代々とか、お祖母さんの小さい頃とかじゃなくて、>>252の赤ちゃんの頃からってのが珍しいね。
何か気に入られるような生まれだったりするのかな。
人間にはわかんないけど狐的に。
それにしても、熱いお茶淹れてあったり食器洗ってあったり、テラモエス。


264: 本当にあった怖い名無し 2009/03/12(木) 21:57:17 ID:I1bc6BGc0
お稲荷さまは、若いときには修行期間があるらしく、その間に行をこなして霊格をあげるのだとか。
伊勢の外宮近くにある、あこね稲荷さんは、そのような若いお稲荷さんが修行していると聞いたことがあるよ。

あと、若いお稲荷さんの他に、悪さをしていた野狐が送り込まれてくる事もあるとか。強制収用か?
252さんのとこのお稲荷さんかどうか分からないけど、
その方は『人の手助けをする行』を行っているんじゃないかなって、なんとなく思いました。

あと、神様は人に大切に祀ってもらうと格が上がるもののようなので、特に祀る必要はないかもですが、
大切にしたのならきっと、ご家族の皆さんにとって良き存在へと昇格して行くものと思います。
我々のような凡人には、なかなか出来る縁じゃないですもんね。少しうらやましいなぁ。
どうか大切にしてやってね。


266 :本当にあった怖い名無し :2009/03/12(木) 22:10:55 ID:1HLa2Y490
度々ID変わってて申し訳ない
>>233(ID:jJuJBpzV0)=>>250(ID:6VwPuanu0)=ID:1HLa2Y490です。
明日になったらただの名無しに戻ります、長々続けてすいません

>>255
私は小さかったんであまり恐怖感はなかったと思うけど、家族は最初のうちはちょっと気味悪かったみたい。

>>256
ちょっと照れくさそうに、『ありがとう、いただきます』と言ってたらしいです。

>>262
自分ではどういう縁があるのか全く分からないけど、やはり私に何かしら関係があるようで…
ちなみに、どうやら私の子供も助けてくれてるようです。
今は実家暮らしではないんだけど、それでも見守ってくれてるのかな、とちょっと嬉しく思ってます。

>>264
元は小さい質素な祠だけだったんですが、私の幼児期の熱が下がった一件の感謝で鳥居をたてて、
私が結婚する少し前に、小さいけれど石屋さんに頼んで、
狐さんの置物(狛犬みたいなやつ)を置かせてもらいました。
周りも少しだけ整地したんで、今じゃミニ神社みたいになってます。

267:本当にあった怖い名無し:2009/03/12(木)22:35:37ID:hpY8OGfI0
すごいなーすごいいい話だ。ありがとう。
きつねのひとも守ってくれてありがとう。



271:本当にあった怖い名無し:2009/03/13(金)00:02:59ID:6MaENtwb0
いい話をきいて、甘いお揚げの乗ったうどん食べたくなった。
お出汁はかつおの香りの色の薄いもので。

またお揚げを揚げてください。



272:本当にあった怖い名無し:2009/03/13(金)00:08:04ID:M44wSt4tO
お稲荷さんって実は狐の神様じゃないんだよ
狐はあくまで使役で神様本人は形のない神様

だって聞いた



273:本当にあった怖い名無し:2009/03/13(金)04:22:05ID:lannA/C/O
たまーにこういう話を聞けるからオカ板はやめられないんだよな



265:本当にあった怖い名無し:2009/03/12(木)22:10:39ID:JZkSVwJbO
「油揚げがいいな」

なぜか超萌えた


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俺小さい頃母親に軽い虐待っぽいものを受けてたのね。

でも当時小さくておまけに母子家庭で一人っ子だった俺は
他の家の家庭環境なんて分からないし
同い年の子がどういう風に親と接してるかも分からなかったから
きっと他所の家族もこんなもんなんだろうなぁ位にしか思わなかったから
誰かに言ったりもせずに普通に幼稚園とかも行ってたの。

で、たぶん6歳くらいの時に母さんが仕事を辞めたから
二人で母方の実家に住むことになった。

その爺ちゃんちってのが
親戚の中で分家本家とかあるうちの本家の方で、
家に大きな神棚みたいなのがあって
そこに神様が居たの。

神様って言ってもお化けとか
普通の人には見えないとかそういうのじゃなくて、
なんていうか神様の本体みたいな。

分家にはそれをかたどった偽者みたいなのがあるらしいんだけど、
爺ちゃんちは黒塗りでちっちゃい観音開きの縦置きにした棺みたいなのに
その神様が入ってるのね。

でもその神様は女の人がお世話をしちゃいけないみたいで、
毎年決まった日にその家の男の人が中から出して世話をするのがしきたり。

俺には父さんが居なかったから
自動的に次に世話をする役目につくのは俺って言う事になる訳で、
爺ちゃんはそれが嬉しかったんだか
ノリノリで神様のことを小さい俺に説明してくれたりしてた。

俺は神様が
可愛くて小さい家族みたいなイメージで大好きになって、
(女の子でいうとぬいぐるみみたいな感じ)
幼稚園から帰ってきては神様に向かって話をして
庭で花を摘んでは家の裏にあるお稲荷さんとその神様にお供えしたりしてた。

ある日、爺さん婆さんが居ないうちに
母さんが俺にプチ虐待をしてくるような事があって
(喜ばれる話じゃないから具体例割愛するね)

でも俺は虐待って認識はなかったから、
凄く怒られたくらいの捉え方で
家の裏のお稲荷さんの祠まで逃げてそこで泣いてたんだ。

で、俺はいい事を思いついた。

母さんのことを神様たちに相談することにしたの。

俺は泥で作った団子と花とお金とをお稲荷さんと神様に供えて

「母さんが許してくれますように、
俺の事もっと好きになって優しくなってくれますように」

ってお願いした。

でも当然そんな事をしたぐらいで事態が良くなる事はなくて、
むしろ仕事を始めたばかりでストレスが溜まってたのか
母さんのプチ虐待は頻度を増してった。

次第に爺さん達も俺の痣とかを怪しみ始めてて、
子供心にもこれはやばいと思った俺は
毎朝毎晩お供え物を持って何度も何度もお願いした。

そしたら2週間くらいたった頃、
明け方早くに目が覚めることが多くなって来たんだ。

物音がしたような気がしてはっとして起きるけど
音なんて全然鳴ってない。

そんなことが何日も続いた。

そしてある日の朝、
3時か4時位にいつものように目が覚めてしまった俺は
おしっこがしたくなって、
便所に行くついでに神様に挨拶をしに行くことにしたんだ。

それで縁側の廊下を歩いてたら、
庭に誰か居ることに気づいた。

障子を開けてみると、
見た事ない白緑の着物を着たおじいさんが
庭にある焼却炉の上から俺をじっと見ていた。

おじいさんは俺と目があった事に気づくと、
にこっと笑って頷き俺に向かって何かゆっくり喋った
(ガラスが閉まってたから声は聞こえない)

俺はきっと近所の神主さんか何かなんだろうと思って、
お辞儀をしてそのまま便所に行って寝たんだけど、
それから何日も経たないうちに母さんが倒れた。

原因は職場のストレスらしかったけど、
胃がおかしくなったみたいで
2週間かそのくらい入院していた
(たぶん精神科とかにも行ってたんだと思う)

2週間後、
退院して帰ってきた母さんは
それこそ人が違ったかのように俺に優しくなっていた。

というか、母さんじゃなくなってた。

もう明らかに違う。

見た目とか声とかは変わってないんだけど、
俺に対する態度とかはまるきり別人だった。

まず呼び方が変わっていた。

以前は下の名前でそのまま読んでいたのに
帰ってきた母さんは俺をゆーちゃん(本名がゆうすけなんです)なんて呼びはじめて、
おまけにいきなり料理が作れるようになったり
手を繋ぎたがるようになったり
昔はありえなかったのに一緒に買い物に連れて行ってくれたり
オムライスの字とかまで書いてくれたりするようになった。

でも、その代わりに俺の好きな物とか好きな色とかは忘れてる。

もともと知ってる方ではなかったけれど、きれいさっぱり。

母さんがくれた押し花を見て

「ゆーちゃん押し花が好きなの?
お母さんも押し花やってみたいな^^」

とか
(俺が知ってる母さんの唯一の趣味が押し花なのに)

そしてそれから13年間、
今に至るまで母さんはそのままだ。

虐待の事はそもそも俺と母さんしか知らなかったんだけど
そのことに関してもまるきり忘れたみたいな感じだった。

もちろんそれから殴られたり蹴られたりもしなくなった。

これは俺の勝手な想像だけど
神様は別の誰かを母さんの中に入れたんじゃないかと俺は思ってる。

だとしたら最初に母さんの中に入ってた本物の母さんはどこに行ったんだろう。

俺ももうそろそろ20歳。

神様のお世話をする年齢が間近に迫った今、それが毎日気になって仕方がない。


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北関東の田舎の、あるお寺のお坊様から聞いたお話。

「即身仏はなぜ尊いとされたのでしょうか」

と、その寺のお坊様は私に尋ねました。

「それは『餓え』という生命全てが持つ生存欲を
意志の力で越えていく行為ゆえです。
大乗仏教では個人的な苦行は否定されていますが、
即身仏のみ、自らの餓えを以って
他者の餓え、大きな飢饉を贖おうとする、
キリスト教的な価値観が見て取れるのです」

人間の3大欲求である性欲、睡眠欲そして食欲。

餓えとは、その最大の欲求である
食欲が満たされない時に発生する、
生命体の最大の試練なわけです。

最近、育児放棄による
乳・幼児の餓死が多数報道されるようになっていますが、
実はこうした事例は昔から多くありました。

そうして亡くなった方はあまりの食への妄執の強さ故、
餓鬼道に堕ちてしまうそうです。

それは徳を積んだ高僧が
目的を持っての餓死であれば回避できるそうですが、
幼く、餓死する必要もない子供であったりする場合、
「餓えて死ぬ」と、魂が磨耗してしまうそうです。

前世の悪行故に今生で幼くして餓えて
死ぬ運命を背負って生まれてきたのだ、
という人もいますが、そのお坊様によると、
そういう魂はバングラデッシュや
アフリカなどの皆が餓えているところに出る、
この日本の今の時代に餓えて死ぬというのは、
今生で生じた悪縁によるところが大きいそうです。

その話は、祖父の何回忌かで、
施餓鬼というものをやった時に聞きました。

餓鬼道に堕ちた餓鬼に施しを与え、
現世に悪さをしないようにする祟り避けの儀式だそうです。

その時は、お団子をたくさん作って、
お仏壇の前に小さなテーブルを祭壇にして供えました。

そのお坊様が来てお経を上げて、

「何かを食べる時にはいつも『頂きます』
食べ終わったら『ご馳走様』と口に出して言ってください。
その感謝の念が餓鬼に届きます」

「そう言わない食生活、
ただ口に食べ物を運ぶだけの生活をしていると、
物を食べていても餓鬼道に近づきます。
餓鬼道は私達のすぐそばにあるんですよ」

とお話して帰りました。

その夜のこと。

ふすま1枚隔てて祖父の仏壇の隣の部屋で、
母と姉と女3人で寝ていた
(父は仕事があるので夕食後に一人で帰りました)
のですが、夜中におしっこがしたくなり
起きてしまいました。

祖母の家は当時まだ汲み取り式で、
深い穴がちょっと怖かったのです

が、別に3色の手が出てきて
お尻をなぜるということもなく、
無事におしっこをし終えて部屋に戻ったのです。

私は当時確か小学校5年生でした。

部屋に戻ると、
母と姉を起こさないようにそおっと布団の周りを回って、
真ん中に敷いてあった自分の布団に潜り込もうとしましたが、
祖母の家で飼っているキジトラの猫が
布団の上に寝ていて布団に入れません。

その子を抱っこして一緒に布団に入ろうとすると
その子はフゥッ!とうなって、
隣の仏間に走りこんでしまいました。

ああっそっちはお団子が飾ってあるから入っちゃダメだよ!
と思って私も隣の部屋に四つんばいになったまま入りました。

思えばなぜふすまが開いていたのか。

暗い仏間の中心にそのキジトラが座っていて、
毛を逆立て、尻尾を太くして、
フーウフーと喧嘩をするようにうなっていました。

後ろの寝室の常夜灯の茶色い光が
ふすまの開いた隙間から微かに差し込んでいて、
仏間の様子はうっすらとわかりましたが、
お仏壇の前に供えていた白いお団子が見えません。

あーもうひっくり返しちゃったのか、
と思って暗がりの中、よく目を凝らしてみると、
キジトラは仏壇をにらんで唸っていました。

そしてお団子が見えないわけも判りました。

真っ黒い餓鬼が何体も、
そのお団子の山に群がっていたのです。

赤ちゃんくらいの大きさですが、
手足が細く長く、頭とお腹だけが丸々と。

それらがお団子を口に?運んでいましたが、
食べると青白い火みたいになって、
その照り返しで顔がおぼろげに見えるのです。

その時はただお化けだ!と思いましたが、
後で調べたら、典型的な餓鬼の絵にそっくりでした。

3体以上はいました。

私はびっくりしてその場で気を失ってしまいました。

翌朝早く、布団がなくて寒くて目が覚めると、
私は仏間と寝室の間に寝そべっていました。

あー寒いと思って布団に戻って、
そこで昨晩見たものを思い出してゾクっとして、
お仏壇の前に見ると、
お団子は全てドロドロに溶けてしまっていました。

猫がおしっこを掛けたんだとか言っていましたが
おしっこの匂いはしませんでしたので、
祖母に昨晩見た話をすると、

「そりゃ昔の飢え死にしたご先祖様じゃないの。
お腹を一杯にしてもらったから悪さはしないよ」

と言ってくれました。

でも私には気になることがありました。

照り返しでおぼろに見えた顔の中に、
小2の時に仲良しだった友達の顔が見えた気がしたのです。

彼女は親がパチンコに狂って生活保護を受けていて、
幼稚園に通っていませんでした。

それで小1の時からいじめられていて、
小2で同じクラスになった時に仲良くしていたのですが、
小2の年末にご飯も食べさせてもらえずに
半裸で家から締め出されて凍死してしまったのです……

あの餓鬼の頭でキラっとしたパッチンどめは、
彼女のお棺に入れたものだったと思うのです。

彼女はもう極楽にいるんでしょうか。

いてくれるといいなぁと思います。



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