【閲覧注意】怪談の森【怖い話】

当サイト「怪談の森」は古今東西の洒落にならない怖い話~ほっこりする神様系の話まで集めています。 随時更新中!!



350 :1/3:2009/12/31(木) 16:29:47 ID:jCDbnveD0

突然だが、本で読んで以来、アカマネという得体の知れない物の怪の話を集めている。
アカマネとは、読んで字のごとく『赤真似』。これは全国津々浦々で目撃されているらしい。
で、このスレの情報量を頼って、似たような話があったら聞きたい。

 

俺が覚えているアカマネの話は、だいたい以下のような話。

 

ある人が引越しして間もない昼間、チャイムが鳴った。
引っ越してきたばかりで知り合いもなく、尋ねてくる人の心当たりもなかった。
厄介なセールスだと困るので、ドアスコープから様子を伺うと、誰もいない。
おかしいな……と思いながらも部屋に戻ると、またピンポーンとチャイムが鳴る。
再びドアスコープを覗いても誰もいない。
そして部屋に戻ると、またピンポーンとチャイムが鳴る。
そうだ、と思い立ち、玄関が見える部屋に行き、カーテンを開けて玄関を覗き見た。
ドアの前に立っていたのは、真っ赤な色をした人型のものだったという。
うわ、と思ってすぐに顔を引っ込めたが、そのときまたピンポーン……とチャイムが鳴った。
一体アレはなんなんだ?と思うと、怖くてたまらない。チャイムが鳴る度に体が竦んだと言う。
あんなものに気づかれたらどうしよう。そう思って子供部屋を出て、絶句した。
玄関の上にある採光用の窓に、赤い頭と手が張り付いていたのだという。
身長が二メートル以上ある!
どうしよう、と思った瞬間、外に出ていた娘さんが帰宅した。
驚いて「大丈夫だった?」と聞くと、「何が?」と笑われたという。

 

 

351 :2/3:2009/12/31(木) 16:30:31 ID:jCDbnveD0

数日後、友人夫婦が引っ越し祝いに来てくれた。
玄関に行ってみると、旦那さん一人しかいない。
「奥さんは?」と聞くと、旦那さんは「わからん」と首をかしげた。
「俺をマンションの下に降ろしたら、慌てて自分だけ帰ってしまった」と言って、怪訝な顔をしたという。

 

やがて、宴もたけなわとなった。
やっぱり奥さんに来てほしいその人は、奥さんに電話してみた。
すると、奥さんは『言いにくいんだけど……』と前置きして、こんなことを言った。
『マンションに行くと、マンションの五階にあるあなたの部屋の前に、
 大きくて真っ赤な人間がいて、体をくの字に曲げて中を覗き込んでるの。
 主人には見えなかったみたいだけど、私は怖くて帰っちゃったの』

 

このことを知人に相談すると、「火事の前兆かもしれない」と言われたので、しばらく火元に気をつけて生活した。
しかし、結局火事は起こらず、その赤い人間がまた現れることはなかった。

 

 

353 :3/3:2009/12/31(木) 16:31:54 ID:jCDbnveD0

んで、俺が集めたこの『赤真似』の特徴。
・体が赤い。稀に緑色、ないし黄色の場合もある。洒落怖の「青い人が来る」などもこの類か。
・アカマネとは単に一番オーソドックスな色なだけで、別に赤い種類だけがいるわけではないのかもしれない。
・体が巨大である、もしくは目鼻などの凹凸がないなど、人間とは少し異なるものの、人型をしている。
・神出鬼没で、特定の場所に出るというわけではない。取り憑くということもいまだ聞かない。
・何かの前兆であるとも聞く。その場合は火事の前兆であると解釈される場合が多い。
・稀に知り合いの名前を騙って玄関に現れることもあるらしい。アカマネの名前はこの特徴から。
・見える人と見えない人がきっぱりと分かれるらしい。

 

ネットや本を読む限り結構目撃されてるようなので、このスレでも似た話が出ると思う。
年末に変なことを話すが、知ってる人がいたら教えてくれよ。

 





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126 :本当にあった怖い名無し:2009/11/12(木) 06:08:09 ID:bptuh2yAO

2ちゃんの心霊系のオフに参加した時の話です。

 

車は3台あって、私は霊感がある(手品も上手い)Tさんの車に乗せて貰い、スポットをいくつか回りました。
不思議なのはその人の会話です。
話題が霊視になった時、Tさんは「あれはコールドリーディングというテクニックですよ」と言い切りました。
話によると、会話の中からどうとでも取れる曖昧な話をして、相手にその先を喋るように仕向けて、
ヒントを得ていくやり方で、いわゆるインチキだと。

 

「じゃあ試してみましょうか?」とニッコリとほほ笑みを浮かべ、Tさんは喋り始めました。
そして次々と、私の部屋の間取りと置いてるタンスの位置や、カーテンの色を当ててきます。
ただ、確かに曖昧に言って、私に正解を言わせているのが分かりました。

 

 

127 :本当にあった怖い名無し:2009/11/12(木) 06:11:20 ID:bptuh2yAO

「もうちょっと特別なことをしてみる?」
Tさんは妙なことを言い出しました。
私の手を、Tさんの手の上に乗せるように言ってきました。
運転の邪魔にならないタイミングで手を乗せると、Tさんはまた喋り始めたのです。

 

しかも、話を引き出す今までの話し方ではなく、いきなり。
「君のお母さん・・・今のお母さんじゃなくて、生んでくれた方のお母さんの実家、H市のM町の方だけど、今でも縁があるかな?」
私が2才のとき実母は他界して、5才で父が再婚。
実母の記憶はほとんどなく、今の母親を実母のように慕ってて、自分でも実母の事はすっかり忘れてました。
確かに実母の実家がH市というのは知ってましたが、M町かどうかは知りません。
Tさんは続けます。
「来年結婚する前に、お母さんの実家に行ってみてくれんかな?
 おじいちゃんとおばあちゃん・・・特におじいちゃんが会いたがってるよ」

 

 

128 :本当にあった怖い名無し:2009/11/12(木) 06:14:21 ID:bptuh2yAO

私は後日、父にH市の住所を聞いて(本当にM町でした!)、彼氏と行ってみました。
私達は歓迎され、お祝いとして大金まで頂きました。
さらにおじいさんの方は病気を患って、もう長くないとも聞きました。
そこで、あの時Tさんが続けた言葉、
「庭の元井戸があった位置で酒を撒いて、器に入れた塩と水を供えておいで」を実行しました。
初めてのお庭でしたが、Tさんの言う通りの位置に井戸がありましたし、迷いませんでした。

 

それ以降おじいさんは快方に向かい、元気な姿で結婚式にも来てくれました。
Tさんとはオフの後、二・三度会いましたが、結婚後は会っていません。
あの時、「見えない縁の綻びを直せるのが本当の霊視ですよ」と言ったTさんの言葉通り、今は幸せです。





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516 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:01/12/06 03:42

怖い話では無いんですが、不思議な体験。
無性に普段食べないモノを食べたくなる時ってありますよね?

 

学生の頃、深夜のコンビニでアルバイトをしていました。
仕事も一通り終わり休憩していると、なぜーか無性に“おはぎ”が食べたくなりました。
「うちの店に、おはぎって置いてたっけ~?」とお店中を探してみたんですが、残念ながらありませんでした。
普通はそれで諦めるんですが、その日に限って“食べたい心”がおさまりません。

 

 

516 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:01/12/06 03:42

どーしてもおはぎが食べたかった僕は、お店にあった大福からアンコを取りだし、
弁当コーナーにあったライスの上に乗っけて食べました。(そこまでして食べたかったんです!)
しかし、あくまでも応急処置なこの方法、僕の“おはぎ食べたい心”を抑えるまでには至らず、
「おはぎ食いてー」と、イライラしながら仕事をしていました。

 

 

516 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:01/12/06 03:42

そして、そんな気分のまま朝になり、交代のパートのおばさんがやって来ました。
おばさんは開口1番、
「旅行のお土産で買ってきたから、食べてね」と、お土産の包みを渡してくれました。
その包みを開けてみると、なんと中から“おはぎ”が!
ナゼかわかりませんが、その時ポロポロと涙が出て来てしまいました。

 

20歳にもなって、おはぎで泣くとは思いませんでしたが(笑)
ちょっぴり不思議な体験でした。




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367 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2013/04/05(金) 17:47:53.24 ID:LXc+rWY50
山仲間の話。

彼が友人であるN君と二人で、夜の山を登っていた時のこと。
月明かりでボンヤリと照らされた山道を辿っていると、前を進んでいたN君がいきなり足を止めた。
「どうした?」と呼び掛けたが、返事がない。
「おいどうしたんだよ、Nってば!?」肩に手をかけ、強引に振り向かせる。
その顔はまったく見覚えのないものだった。
硬直した彼に向かい、そいつはニヘラと薄く嗤って答えた。
「Nって誰だ?」
悲鳴を上げると、後も見ずに逃げ出した。
背後から不気味な嗤い声が届いたが、幸いにも後は追って来ないようだ。
嗤い声は段々と小さくなっていく。
足下も確かでない山道を転びながら走っていると、唐突に誰かに抱き止められた。
「おい、何やってんだ!?」
彼を抱き締めて大声を上げる男性、その顔は間違いなくN君のものだった。
我に返ると、腰が抜けたようになってしまい、その場に崩れ落ちたという。

その直後、N君に聞かされた話。
「ふと目が覚めたら、隣の寝袋が空になっていてさ。
 雉でも撃ちに行ったのかと思ったが、いつまで経っても帰ってこない。
 気になって捜しに出たら、上の方からお前が叫びながら走って下りてきたんだ」


368 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2013/04/05(金) 17:48:29.26 ID:LXc+rWY50
そう聞かされて落ち着くと、ようやくまともに物事が考えられるようになった。
そうだった。
二人はこの少し下場にテントを張り、夕食と酒を楽しんでから就寝したのだった。
しかしそこまで思い出したものの、何故眠っていた筈の自分が寝袋を抜け出して、
得体の知れない誰かと一緒に夜の山を登り始めたのか、まったく記憶にない。
……気が付いたら、二人で夜の山道を歩いていた。
先導する何者かをN君だと思い込んで……思い込まされて?
二人して顔を見合わせたが、どちらの顔も白くなっていたという。
テントまで駆け戻ると、消していた焚き火を再び起こし、杖をしっかりと持って寝ずの番をすることにする。
とても意識を手放す気にはなれなかった。

幸いその後は何も変わったことは起きず、無事に朝を迎えた。
慌ただしく荷物を片付けると、予定を切り上げて一目散に下山したそうだ。




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789 :かなめさま 1/8:03/04/25 01:42

俺がむかし住んでいた場所はド田舎で、町という名前は付いていたが、山間の村落みたいなところだった。
家の裏手の方に山道があり、そこに『かなめさま』のお堂があった。
もともとは道祖神だったらしいが、隣町への道路が整備されてからその山道自体が使われなくなり、
通る人も絶えて寂れてしまった。
かわりにというか、いつ頃からか『かなめさま』に、
身を忍んで人に言えないような悩みを打ち明け、願をかける慣習ができた。
そんな成り立ちも今にして思うだけで、俺がガキの頃はとにかく『かなめさま』はタブーで、
昼間でもそのあたりは近寄りがたかった。
見ても見られてもいけない。牛の刻参りのようなものだ。

 

 

790 :かなめさま 2/8:03/04/25 01:43

俺が5,6歳の頃に化膿で膝が腫れて、かなり危なかった時、
祖母が『かなめさま』に行って、「かわりに病気を被ってくだされ」と願をかけたらしい。
おかげかすっかり膝は治ったが、あとでそのことを聞いてから、俺の中で『かなめさま』はますます恐ろしい存在になった。

 

中学に上がったばかりの時、夏祭りの盆踊りが終わったあと、悪友たちと肝試しをしようということになった。
祭りという晴れを経たせいか、みんな妙に躁状態で、普段なら絶対ありえないことを言い出した。
「二郎さんて青年団の人おるやろ」
一番年かさのAが言った。
「あの人が昔、かなめさまのお堂に入ったんやと。中にな、石ころがあったらしい」
俺は猛烈に嫌な予感がしたが、あっという間に『かなめさま』の中身拝見ツアーに決まってしまった。

 

 

791 :かなめさま 3/8:03/04/25 01:43

山道の入り口に陣取って、一人ずつお堂に行き、中を見てから戻ってくる。
それで最後に、見たものを一斉に言って確かめ合う、ということになった。
入り口は広いが、すぐに道は曲がり狭くなる。
両側からは木の黒い影が迫って、じっとりとした湿気を感じた。
俺は負けると思ったジャンケンで勝って、一番最後になった。
しかし、肝試しのセオリーではこれは失敗だった。

 

一人目の言い出しっぺでもあるAが帰って来るまで、思ったより時間がかかった。
何度か昼間に行ったことがあったが、こんなに遠かっただろうか。
「おい、どうだった」と聞いたが、Aは「へへへ」と変な笑いをして答えなかった。

 

二人目、三人目と終了して、四人目のKが青い顔をして戻ってきた。
「覚悟したほうがええぞ」とうわずった声でKが言うと、先の三人も意味ありげに頷いた。
残るは俺だけだったので、やつらは怖がらせる立場になったわけだ。
怖気づいているとツボにはまりそうだったので、俺は思いきって山道に飛び込んだ。

 

 

792 :かなめさま 4/8:03/04/25 01:46

夏のせいか下生えが生い茂り、所々足元がよく見えないという恐怖があった。
山に入ると、今更のように蝉の鳴き声に気が付いた。
何時くらいだったのだろうか。蝉がこんなに遅い時間まで鳴いているのは妙な気がした。
心臓がドキドキしてきた。小さなペンライトが一つあるきりで、あたりは完全な暗闇なのだ。

 

ひときわ蝉の声が大きくなり、少し広い所に出た。
そっと右手の方を照らすと、そこに『かなめさま』がいた。
『あった』と思わなかった自分が一瞬怖くなったが、もう中を見るだけなので、勇気を奮い起こしてお堂に近づいた。

 

人ひとりが入れるくらいの小さなお堂だった。
木製の観音開きの扉は、スクリュウ螺子で床にとめられていた。
「わざわざ締めやがって」と最後のKに悪態をつくと、何となく気が軽くなって、すんなり開け放つことができた。
中には噂通り、ひと抱えほどの石が一つあるだけだった。
鉢巻のようにしめ縄が巻かれている様子は、どことなくコミカルなものだったが、それを見た瞬間に息が止った。

 

 

793 :かなめさま 5/8:03/04/25 01:46

その石に異様な圧迫感を感じて、思わずむせてしまった。背筋を嫌なものが這いあがる感じ。
ゴホゴホと咳きをして俯く。
その時、信じられないものが見えた。
視界の左端に、白い服がすぅっと入ったのだ。
奥にのびる道のむこうから、誰かがやってこようとしていた。
頭がパニックになり、とにかく『あれ』に会ってはいけないと思って、
目の前に口を開けるお堂の中に、飛び込むように隠れた。
扉を内側から閉めると、中は真っ暗だった。
心臓がバクバクしている。
人影を見た瞬間に、無意識にペンライトを消していたのだ。
暗闇の恐怖よりも、光が外に漏れることの方が怖かった。
あれは誰だろう。
『かなめさま』に何の用だろう。
決まっている。
“病気を不幸を、恐怖を被ってくれ”
やめてくれ、と心の中で叫んだ。
中にいるのは俺なんだ。俺なんだ。
蝉の鳴き声が鼓膜を破りそうだ。
足音も何も聞こえない。
ただ気配だけが扉の前にやってきた。

 

 

794 :かなめさま 6/8:03/04/25 01:47

胸がむかついて吐きそうだった。
古びた木のお堂に、異様な匂いが充満しているようだった。饐えた匂いなんてもんじゃない。まがまがしい空気。
瘴気とはこういうものを言うのだと、ぼんやり思った。
俺はひたすら脱力して腰が抜けた。
『あれ』は行ってしまっただろうか。何も感じなくなった。
頭の芯のあたりが痺れていた。
石は?石はどこだろう。
手で探ればぶつかるだろうが、ふと奇妙な予感があった。
『かなめさま』はこの『家』の中では、石という形ではないのではないかと。
俺は咳きが喉の奥からせり上がって来るのを、ただただ止めようとしていた。

 

どれくらいたっただろうか。陶酔にも似た疲労が体を覆い始めた時、急にとんでもないことが起きた。
お堂の前に気配が近づき、扉を開けようとしていた。

 

 

795 :かなめさま 7/8:03/04/25 01:48

俺は心臓が止りそうになりながら、必死で内側から扉を引っ張った。
しかし狭いために中腰が精一杯で力が入らない。
気が狂いそうになった時、外から聞きなれた声がした。
「おい、Yか?Yやろ」
Aの声だった。
扉が開かれて、ペンライトの明かりが闇を切り裂いた。
友人たち四人が覗き込んでいた。
俺は嵐のようにやってきた安堵感で、口がきけなかった。
「おい、出ろや。いくぞ」
四人は青白い顔をして、急かすように俺を引っぱり出した。
そしてお堂の扉をバアンと閉めると、あとも見ずに早足でもと来た道を引き返しはじめた。
俺も置いて行かれまいと慌てて後を追った。
誰も無言だった。
俺が遅いので、心配して迎えに来てくれたのだろうか。
しかし、俺をバカにする軽口もなく入り口にたどり着くと、ろくに会話も交わさずに解散になった。
皆一様に硬い表情で、それが一層俺の不安感を煽った。
俺はあの白い人影がどこへ行ったのか気になったが、それを聞くことを拒む雰囲気だった。
『かなめさま』の山道を振り返ると、蝉の声が止んでいた。

 

 

796 :かなめさま 8/8:03/04/25 01:49

二十年も前の話だ。
俺は色々あってその町を飛び出してきて、もう帰るつもりもない。
しかし、あの夜のことは忘れられない。
結局Aたちとの間で、あの出来事は語らないという不文律が出来ていた。
それきり『かなめさま』の話もしなくなった。
しかし今振り返ると、それなりに思うところがある。
お堂の扉を開けたあの時、ペンライトもかざさずに、何故道の先の人影の白い服が見えたのだろうと。
道祖神は障(さえ)の神とも言い、道にあって道中の安全を司るとともに、人里への招かれざるものを遮る役目を負っていた。
しかし、あの町で本来疫病や鬼の侵入を防ぐ役割を持っていた『かなめさま』は、人間の一方的な怨念で穢れていたわけだ。
道祖神は病んでいたが、道は残っていた。
そして山道の入り口で待っていたAたちも、『あれ』を見たのではないだろうか。
盂蘭盆に、廃れた道を帰ってきた招かれざる者。
あの町には、それを止める神がいなかったのだ。

 





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