前回のお話【神道系】陰陽師の友人 其ノ壱
随分前に、陰陽師の友人の不思議を話してた凡人です。
ちょっと前に、別口でまたコイツに借りを作ってしまった。 今度は俺の家じゃ無くて、最近彼氏と別れ引っ越した妹の、
新居での不思議な話。
ラップ音てやつ?とか、特定の部屋で寝ると、
夢と現実の着かない程気味の悪い悪夢を毎晩みて、
深夜天井の方からの何人もの足音とか、
電化製品の異常とか、気分が悪くなるとか、
まぁそこらにもありふれた話。
おれは現場にいってみたが、
悲しいかな0感だからさっぱり分からなかったんだけど。
妹の余りのおびえように、
「何でもないと、安心させることはして貰えるかな」と、
地元に残っている、その陰陽師の友人に電話した。
友『・・・血も遠い、あった事無いや、
行った事無いひとの所はホントは難しいんだけど、
お前のからなら道が出来るか』
道?道ってなんだ?
『今は暇だから、また式とばすから、
一番不思議な事が起こる時間帯に、
一番不思議な事が起こる部屋に妹さん置いて、
合図にワンコールして』
で、言うとおりにして準備しワンコール。
・・今式神来てるのかな?
前もだけど、その時はそんな気配もさっぱり分からない。
座らせられてる妹も、式神がきてると言われても何も感じないから、
半信半疑になってきてる。
友『帰ってきた(式が)。取りあえず今日は、
妹さんつれておまえんちに撤収。家ついたら電話くれ』
随分気を持たせるなぁ。俺の時はすぐ陰陽師審判がくだって、
あっさり解決したんだったが。
家について電話してみたら、色々準備があるから、
明後日また同じ状況から電話くれと言われた。
詳しい事は終わってからねとその日は終了。
久しぶりに妹と一緒に寝た。
明後日、また妹の部屋。
友人に電話する。
友『妹さんを部屋の中心に座らせて、
これから何があっても動じるな、しゃべるな。
俺からでんわするまで待機ね』
電話切れる。
って友よ、何があるんだよ(;TT)大丈夫なのか?
仕方ないから指示通りにする。
・・シャン!・シャララララン‥
何の音!?妹も聞こえるらしくて顔を見合わせた。
妹涙目。おちつけよ妹、泣くなよ?
‥シャラン・・・シャリン!‥‥‥シャララララ・シャリリン・・
近く、遠く、部屋の中でひびく。そう大きな音ではない。むしろ綺麗な音だ。
5分か10分か…音がやんだ。
音がやんでちょっとあって、まだ動かずにいた俺達に、友人から電話。
妹が話した。
友『もう大丈夫なはず。引っ越したいなら引っ越してもいいけど、
もう今日からここで寝て大丈夫だよ』
何かパニクってるのか、半泣きで携帯に米つきバッタの様にお辞儀している。
で俺は、妹は友達が泊まりにきてくれるとかだから、自分ちに帰った。
家に帰り勿論、友人に電話する。
俺『なんだったの?アレ、何かいたの?』
友『怖がらせちゃいけないと思ったから、
妹さんには言わなかったんだけど、妹さんの部屋は4階でしょ?
そこの真上のが、解りやすく言えば、
一種の霊道みたいな物になってる』
『そこから落ちるか何かしたモノが、
妹さんの部屋から出られなくなってたから追い出した』
えええええ!?
友『来月そっち県に他の用があって行くから、
その時結界はってやるよ』
はぁ、ありがとうございます。
あ。
俺『あのさ、式神がへやに来てるらしい間、
なんかこう、シャランとかシャリンとか、
金属が触れ合う様な綺麗な音がずっとしてたんだけど、あれなに?』
友『あ、聞こえた?・・そうか聞こえちゃったかぁ。
それは式のシャクジョウの音だろな。
長い金属の棒の頭に、金属の輪がついてるの、見たこと無い?
暴れん坊レディを送り込んだからw』
友『それより、式の立てる音や気配が分かるようになってきたなら、
色々気をつけてな?
ま、また変わった事あったらすぐ電話してきて。もう寝るわ、じゃあな』
お休みもありがとうも言わせないで、友人は電話を切った。
なにそれなにそれ、変わった事ってなに(TдT;)?
陰陽師は謎がおおいです。
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