日露戦争の際には、香川県高松市の浄願寺の禿狸とその一族が出征したという。

得意の変化の術で、小豆一粒を兵隊一人に見せかけて戦い、あるいは狸が兵隊に化けて山をつくり、そこに敵兵がのぼってきたところで、山をひっくり返したなどの話が伝わっている。

今治市にいた梅の木狸などは、一族を引き連れて日清・日露のどちらの戦争にも出征したそうで、赤い軍服を着た一隊として活躍したそうだ。

敵がいくら射撃しても、赤い軍服を着た兵隊には一発も当たらず、逆に赤い軍服の者が撃った弾は百発百中だったという。

この他、太平洋戦争の際にも狸の加勢で助かったという話があるようだ。




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