767 :本当にあった怖い名無し:2007/08/03(金) 14:54:23 ID:ZE/ciaOzO
うちの父親、放浪癖があったんです。プチ蒸発って言うんですかね?
で、地元の神社の狛犬に、父の草履をくくりつけておくと、ほどなく帰ってくる。
帰って来たら必ず草履を外しに行かなきゃダメ。
「何回も世話になったわ」
父の葬式の時、母がそう言ってましたw
もうすぐ父の初盆なので、その神社にも挨拶してこようと思います。


768 :本当にあった怖い名無し:2007/08/03(金) 16:40:18 ID:NdyNQwXQ0
>>767
おおっ、これは興味深い話だね。

ある観点からだけど、ジェームス・フレーザーという人が『金枝篇』という本を書いている。
その中で古代人の魔術に関して、『類感魔術』『感染魔術』という2つに分けて説明しているけど、
この例は『類感魔術』ってやつだろうな。
つまり、狛犬さんを警察犬に擬制して(例えて)、その匂いを追跡させようとするやつ。

こういうのが成立するというのは、
その土地柄、多くの人の念のようなものが狛犬さんに蓄えられているからだと思うけど、
他にも、神社というものが、通常の人でも力を使えるような発信基地になっているという見方も出来る。

またこういう伝統って、本当につい最近まで守られてきた事は賞賛すべきことでもあると思う。
ただ、僕らの親の代が全て台無しにしたけど・・・。




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