280 :おさかなくわえた名無しさん:2009/10/27(火) 00:21:41 ID:wPZDbJAe
もう10年以上前に死んだ祖父に聞いた話。

霧雨が音もなく降りしきる梅雨のある日、祖父は田んぼに出て作業してた。
今でも同じだけど、祖父の家は糞がつくほどの田舎にあり、周囲は田んぼだらけ。
隣の家まで100メートル以上は離れてるようなとこだ。
祖父がふと顔を上げると、向こうの○○さんの家のほうから誰か歩いてくる。
田んぼの中の畦道を黒い傘をさして、ゆっくりとこっちに向かって来る。
距離が縮まるにつれて、それが○○さんちのお父さんだってことがわかった。
祖父は作業の手を止めて「○○さん、うちに何か用ですか?」と声をかけた。
でも○○さんはその呼びかけに全く反応せず、真っ直ぐに前を見て歩き続ける。
もう一度声をかけてみるが、やはり反応はない。
不思議に思って見ていると、○○さんはそのままゆっくりと歩みを進め、
開けっぱなしになっていた裏口から祖父の家に入っていった。

少ししてから祖父は作業を中断し、家に戻ることにした。
裏口の敷居をまたぐと、すぐそこに青ざめた祖母がいた。
「○○さんが来ただろ。何か用事でもあったのか?」
「ついさっき電話があって、○○さんのお父さん、亡くなったって…」

ド田舎だからかどうかは知らないが、こういった話は何処にでも転がってるらしい。
怖いっつーか不思議だねっ!


282 :おさかなくわえた名無しさん:2009/10/27(火) 05:29:54 ID:4Eubc/AY
>>280
うちの田舎の婆さんが若い嫁の頃のある夜更け、居間で縫い物していた。
他の家族は用事でみな不在。
縫い物をしていてふと気がつくと、台所の土間の所に旦那の祖母が立ってこっちを見ている。
嫁さんは「あら、お祖母さん帰ってたんですか?」と声を掛けて立ち上がるなり悲鳴を上げて、
裸足でそのまま外に飛び出し隣家に駆け込んだ。
嫁は立ち上がった瞬間に気付いたんだ。
お祖母さんは3ヶ月前から脳卒中で入院して寝たきりで家にいないことを。


285 :おさかなくわえた名無しさん:2009/10/27(火) 15:44:22 ID:+ftPAGUZ
>>280>>282
自分は姿は見えなかったけど、祖父の納棺の最中にだれもいない背後から右肩をぎゅっとつかまれたよ。
(ちなみにその時自分の背後には壁しかなかった)
気のせいかもしれないけど、あれってやっぱりじいさんがやったのかな?


286 :おさかなくわえた名無しさん:2009/10/27(火) 17:50:11 ID:wPZDbJAe
280>>282
病床の、そこに現れるはずのない誰かを見たとか気配を感じたとか思ったら、
ちょうどその時間に亡くなってたってパターンは王道だね。
夢で見た翌朝に訃報を聞いたって話も、同僚から聞いたことある。
科学では説明がつかない現象だから非常に興味深い。

>>285
おじいさんかもしれないね。

つーか田舎の人ってそういうのに全然驚かなくて、
「あー、やっぱりねー」とか「それは誰々だよ」とか神妙な顔で言う。
完全に憶測だけど、自然のなかで生きてるからこそ抵抗がないのかなと。
昔はそこらじゅうで不思議な話があったんだろうな




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