781: 本当にあった怖い名無し 2005/06/04(土) 01:04:08 ID:0lMJIjd50
山と言うにはちょっと?なんですが、体験を一つ投稿させていただきます。
数年前の夏、物好きにも原付バイクで対岸からフェリーに乗って
四国八十八カ所結願の某寺に行ってみた。
時刻は夕暮れ少し前、今夜の宿も飛び込みで運良く取れた。

本堂と大師堂の前でしおらしく回向を願い
参道に軒を並べた商店が店じまいする中ふと気が向いて
結願寺裏山へ続く地元道を原付で走って見ることにした。

しばらく坂道を上り、峰遠くにぽつんと見えた鳥居を目標に据える。
坂を上りきった所に十字路を右に折れたところでそれと出会った。
幅1m程の地元道いっぱいに体を述べた緑色の大蛇。
驚いたことにその大蛇は人間の目が、付いていた。

ぎょっとして引き返そうにも狭い道幅でUターンは不可能。
“ぺーっ”“ぺ、ぺーーーーー”
原付のしょぼいクラクションを鳴らせど蛇は一向にどいてくれる気配がない。
気味が悪いのと途方に暮れたのと両方で泣きが入って、私は祈るようにつぶやく。
「すんません、お願いですから、もう戻りますから通してやって下さい・・・」
すると蛇は、一度だけ私を振り返ると、す、すーーーーっと谷へ続く
草むらへと行ってしまった。

霊場、結願寺の裏山。そこは異界への入り口だったのだろうか?
道をせき止めた人間の目を持つ蛇は、回向のお礼に出てきた先祖の化身
だったのだろうか?妙に黄色い夕暮れだったのを、今でも覚えている。
数年経った今でも不思議に心に残る出来事だ。

ちなみにたった一人の宿泊客を迎えた旅館?は
夜は完全に無人となり、「とてもにぎやか」な一夜を過ごさせていただきました。



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