195 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/01/31(日) 17:20:26.61 ID:Esd2C6gu0.net
小学生のころに、両親の都合で夏休みに祖父の家に預けられていた。
そこで過ごしているうちに、同じ年の何人かの子どもと友達になった。
そのなかにJくんという子がいたんだが、この子はちょっとした霊感と超能力があって周りから一目置かれていた。
今ならかなり驚くことだと思うが、当時はすげーってそれだけで、
Jくんがくじを当てて俺らがオオーってはしゃぐと、Jくんも得意そうだった。
その夏はさんざん遊んでみんなと仲良くなったけど、
俺は違う県の家に帰ってしまったので、しばらくは手紙や電話をしていたがやがて交流は途絶えてしまった。

それから何年かたって高校生になって、正月に祖父の家に行った時、あのとき遊んだ子の一人Kと偶然に会った。
あの時の不思議な体験のまじった思い出はすごく覚えてたから嬉しくて(俺の妄想だったのかとも思っていた)、
みんなは元気なのか、Jくんは相変わらずなのか聞いてみた。
Jくんはあれから聞いたこともない怪しい宗教にはまった親戚と両親に連れられて、どこかへ行ってしまっていた。
なんでもJくんは、その教祖に特別な力をうんたらかんたらで、ようは怪しい宗教に利用されてしまったらしい。
「J、本当は自分に超能力も特別な力もない、遠くに逃げたいって言ってた」
Kは話しながら泣いていた。
本当に超能力がなかったのかKに尋ねてみたが、「あれは多分本物だった」と言った。
俺もJくんは本物だったと思ってるし、
みんなで笑って騒いでいるだけだった超能力だったのに、Jくんはあれからきっと超能力を憎んだのだろうと思って悲しかった。

Jくんは今どうしているのだろうか。
テレビやネットで怪しい宗教の実態とかをやっているのをみると怖くて悲しくなる。


196 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/01/31(日) 17:30:40.28 ID:1N7BvqQc0.net
Jというのはウィル・スミスのことか


197 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/01/31(日) 18:23:06.83 ID:B3JTBStP0.net
ジトクとかそんな苗字かな


200 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/01/31(日) 22:07:06.27 ID:jBQ3QMkq0.net
くじだけでは…
他に覚えてるので凄いのない?


201 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/01/31(日) 22:33:33.47 ID:B3JTBStP0.net
確かにもっとJくんの逸話が欲しいな


202 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/01/31(日) 22:57:48.64 ID:PoE4JJic0.net
コメントしてくれてありがとうございます。
Jくんは下の名前です。
超能力は、
じゃんけんで負けることはなかったことや、
乗るバスに何席空きがあるか当てたり、
その日遊ぶ誰が転ぶことのような予知系のことや、
Jくんに見えないように後ろを向いてもらって、他の子かくじを引いてあける前に当たりかハズレか当ててもらったりしてました。
Jくんが引くくじはほぼ当たりで、「引いてほしいというくじは暖かい」というような不思議なことを言ってました。
スプーンとかは曲げれませんでした。
霊は見えているようでしたが、怖がる子がいたせいかあんまり話してはくれませんでした。


203 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/01/31(日) 23:33:57.46 ID:PoE4JJic0.net
心霊?で、飛び抜けてすごくぞくっとしたことがいくつかあるのですが、
これらは飛び抜けすぎててもしかしたらJくんの冗談だったのかもしれません。

その日はみんなで集まっていつものように遊んでいると、
いつの間にかJくんははぐれていたのか、「おーい」と言いながら俺たちに合流した。
Jくんは当たり前のように「今日は早く帰るよね」と言っていた。
そんな話はしていなかったから、皆口々にどうしてかとJくんに聞いた。
「今日は事故があぶないって」
それを聞いて怖くなって、今日は早く帰る、なんなら今帰るということになって散りじりに帰った。
残ったのはJくんと俺だけだった。
Jくんは、ときどきわざと皆から一歩離れるときがあって、そんなときはよく俺といた。
多分はみ出しものの感覚だったのだと思う。
そのときもそうで俺はJくんに、「誰かから聞いたように言っていたけど、誰から聞いたの?」と尋ねた。
Jくんは、「あそこにいたおばあさん…あれ?そういえば目が…なかった…」と呟いたので、すごく怖くなって逃げるように帰った。
次の日会ったときにJくんは、
「ごめん、昨日のは嘘。テレビを見逃したくなくてー…」というようなもっともらしいことを言ったのだが、
考え込むように、思わず気づいてしまって自分でも怖がっていたようなあの言い方は、
もしかしたら本当に本当だったのかもしれないと少し思う。



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