24 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2016/02/04(木) 16:15:28.67 ID:aemfn8Bk.net
さて、少し時間ができたのでなんかエピソードでも話そうと思う。

最近何退治してる?って聞かれたし、ちょうどこの前にやった「定期ていな仕事」
の一つを話そうかな。

その仕事は簡単に言うと大体3年くらいを周期に一度山に行って、夜の間に山を登りながら山頂まで
都会の土を少しずつ山に撒いて、さらにいろいろやるってやつ。

そんなに高い山じゃないんだけど、割かし土が重くて肉体労働になる。

なぜそんなことをしないといけないか言うと、そのやまはいわゆる「禁山」ってやつだ。

まぁ、禁山ってのはあくまでうちではそう呼んでいるだけで、本当の名前は別にあってここでは伏せさせてもらうんだけど
なぜ、「禁山」って呼ぶかというと、昔立ち入り禁止だった山なんだ。
暗黙のルールでとか、怖い妖怪が住んでいるとか、そういう理由じゃない。

当時の領主様とかが実際に決めた立ち入り禁止エリアなんだよね。

理由としては今だと考えられないけど、当時は山賊がいたんだよね。
食っていけなくなった農民とか、落ち武者とかそういうやつらが山に入って
集まって村とか襲って金銭を奪うわけだ。

討伐しようにも、山賊は山の中を知り尽くしているわけだから、行く人数が少なかったら逆に返り討ちに合うし
人数が多いと山の中に隠れてひっそりやり過ごすわけだ。

そんな山賊が生まれないようにするために、一部の地域では一部の山を立ち入り禁止にしたんだ。

そう言う山をうちでは「禁山」とひとくくりにしてよんでいる。


25 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2016/02/04(木) 16:26:12.48 ID:aemfn8Bk.net
昔のそういう名残で、道も整備されていないし、森もあるしで
最近でも人の気がまったくない禁山も多いらしいんだけど。

やっぱり人がいないと、そういう場所には妖怪が住み着きやすい。
まぁ、住み着いたところで、めったに人が行かないし。誰も迷惑しないから別にいいんじゃね?
ってなるかもだけど。

最近の日本の山って必ず誰かしらの土地になっているみたいで
その土地の持ち主が妖怪とか住み着いたらいやだなぁっておもって俺みたいなやつに頼んで
お祓い的なことをしてもらうわけだ。


27 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2016/02/04(木) 17:03:22.04 ID:aemfn8Bk.net
昔の中卒半ニートと違って、今は一応学生してるから、こういうちょっと移動に時間がかかる仕事は
長期休みにすることにしてる。

この「禁山」にいったのはちょうど先月の冬休みの間で。お正月返上の仕事となった。

俺は弟子ちゃんをつれてまず東京まで新幹線で行って、河川敷あたりで土をでっかいコーラのペットボトル6本分くらいに
詰めた。

その日の夜はビジネスホテルに泊まって、翌朝東京から四国まではフェリーで移動した。
飛行機が一番理想なんだけど、土がねw
重いし、不審がられるので、フェリーにした。

車とか電車とかはさすがにしんどいしね。

そんで、四国について電車で2,3時間、レンタカーで3,4時間。
例の山の近くまで来た。
車での移動中、休憩でパーキングエリアに寄ったとき、依頼してきた人に電話をして
今から山のほうに入ると連絡する。

この件の依頼人とは実はあったとこがない。
山に入る時もべつに立ち会うわけでもないので、正直いかないで、もうやったよー
とかうそをついてもばれないんだけど。

でも、先生がなくなった際、いろんなところに連絡して、今後も仕事を任せていただけますか?
って聞きまわったところ4割くらいがもう来なくていいって言ってきたので

たとえ会ったことのない人の仕事でも、ちゃんと仕事をして
信頼関係を築いていかないといけない。

そのうち仕事紹介してくれたりするかもだし。

俺と弟子ちゃんは荷物をまとめて、空が完全に暗くなるのをまった。
まぁ、もう着いた頃には夕方だったので、そんなに待たなかったね。

雪は降ってなかったけど、くっそ寒かったから車のエンジンを止めた後は
防寒具をフル装備して晩飯のおにぎりとかをたべた。


28 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2016/02/04(木) 17:25:58.55 ID:aemfn8Bk.net
6時くらいになると、外はほとんど真っ暗だった。
携帯は圏外だったのでコンパスやらGPSやらそういう迷わないときのための装備とか
山には道がほとんどないので、登山用のブーツをはいたりとかして
持っていくものを準備して、土を背負って出発した。

山に入り始めると、一気に寒さが2割くらいました。

一応いままでの山を回るための順路に目印として木にしるしをつけていて
それを頼りに山をぐるぐる回るようにして上る。

土は10メートルくらいおきにすこし地面に垂らしておく。

なぜこれをするかというと、人間の気が含まれているらしい。
まぁ、河川敷のものだけど、せれでも都会の土ってものは人間臭さがしみ込んでいるらしい。


30 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2016/02/04(木) 18:10:06.04 ID:aemfn8Bk.net
山はそんなに高い奴じゃない。具体的にどれくらい高いかは知らんが、それでも1時間半くらいで
山の真ん中くらいまでついた。

ここら辺まで来ると少しだけだけど、雪のあととかあったりもした。

弟子ちゃんはこういう真冬の山の中の野外活動初体験で、かなりしんどそうな顔をしていた

本当は連れてくる気がなかったんだけど、私もぜひ!みたいな感じでついてきた手前
弱音もはけないんだろうね。

休憩を設けたかったけど、休憩できるような場所はあたりになかった。

山の中では極力しゃべらないほうがいいので、雑談して気を紛らわしてやることもできなかった。
そんな中弟子ちゃんが突然ビックとなってしりもちをついた

あ、ちなみにだけど、弟子ちゃんが前のほうを歩いていて、俺が後ろのほうからついていく感じだった。
俺はどうしたんだ!って駆け寄ると、彼女は青い顔で前の木のほうを指さしていた。

木の枝にはバービー人形がつるされていた。

彼女はそれに驚いたらしい。


31 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2016/02/04(木) 18:17:37.01 ID:aemfn8Bk.net
俺はなんだ、そんなことかと思ったけど。
弟子ちゃん的には腰が抜けたらしくて、3,4分くらい立てなかった。

山の中にこういうものは結構あったりする。なんでここにあるんだろうって気にしても
無駄だ。

ただの悪戯かもしれないし、なんかの意味があるかもしれんが
関わるだけ損だ。金にもならないしね

俺は手で「気にするな」「無視」と合図をした。

そういえば、弟子ちゃんが疲れていることに関しては少し気をまわしてたけど
怖さに関しては完全に忘れてた。

そりゃあ、初めてこんなコンディションの夜の山に入って、怖くないわけがないわな。


32 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2016/02/04(木) 18:43:29.28 ID:aemfn8Bk.net
俺はカバンから飲み物を取り出した。
この場合の飲み物はよく使っている日本酒ではないw

まぁ、未成年に飲ませるもんじゃないしね。

山の中で儀式をするわけでもないのに、何かをたべたり、飲んだりするのは本当はよくないんだけど
なぜなら、そういうことをすると、第一によくない気がついでに入るかもしれないから
第二に、もし妖怪とかそういうのがいたら「あれ?なんかうまそうなもん食ってんじゃん?なに?なに?俺の分は?」
ってなってあげないと怒る。

だから昔の人が山で狩りとかする時に1個おにぎりを食べると、もう一個を捨てたりするらしいね。


うちの場合、どうしても必要だと感じたときは、もち米を煮詰めて、中にショウガを入れたものを飲む。

おいしくはないけど、保温瓶にいれてるから。
まぁ、少しあったかい。

これなら、妖怪は興味持たないから寄ってこないし、悪い気が入ってもすぐに出るらしいから
影響がないらしいね。


33 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/04(木) 18:51:50.47 ID:vH9OUxj9.net
妖怪がみえるの?


34 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2016/02/04(木) 18:53:48.21 ID:aemfn8Bk.net
飲み物をいっぱい弟子ちゃんに飲ませると、俺は彼女を連れて再び作業を開始した。

そしてさらにそれから1時間くらい。山頂にはつかなかったけど、とってきた土が底をついた。
ここからが、本番だ。

俺はとりあえず一番外の防寒具を脱いで、カバンから汚れたジャージをとりだして
それを履いた。

前に言ったかどうか忘れたけど。
神様に合うときはきれいな恰好。妖怪に合うときは汚い格好のほうが好まれるらしいからね

そんで、弟子ちゃんは持ってきた特別な打楽器を一定のリズムで打ってもらって

俺はいつものように詩を読み上げた。


35 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2016/02/04(木) 18:55:56.27 ID:aemfn8Bk.net
>>33
ほとんどの場合見えないよ。
俺は霊感ないし、妖怪は人の目に触れるのが嫌だから、基本身を隠してるからね。


37 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2016/02/04(木) 19:14:23.55 ID:aemfn8Bk.net
いつものように具体的な詩はどういうものかは隠すけど
大体の詩の意味はこうだ。

こんばんわ。いきなりお邪魔してすみません。
どこどこの流派のなになにでございます。

今回も前回のような事情でやってきました。
これからも末永くよろしくお願いします。

みたいなものだ。


38 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/04(木) 19:18:15.80 ID:vH9OUxj9.net
霊感なくてもそんなんできるの?

普通に退治した話聞きたいわ
悪さする系のやつ


39 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2016/02/04(木) 19:24:58.03 ID:aemfn8Bk.net
山ってものは大体妖怪が住んでいる。
むしろ住んでいないほうがおかしいものだ。

妖怪は人間みたいにこの土地の権利はだれだれのものだー!なんてしらない。
判断材料は住んでいるか住んでいないか。それだけだ。

それを人間の都合で追い出したりするのはフェアじゃない。

まぁ、だから追い出さない。追い出したら、その妖怪に恨まれてしまうしね。
誰だって自分が家に住んでいて、急にお前出てイケーって言われたら怒るだろ?

それに追い出したとしても、別の妖怪がすぐにやってきて山に住み始める。

いくら予防策をはっても、そこにずっと張り付いているわけでもないし
やっても無駄だ。

なので、この仕事の場合、山の大部分を妖怪が住みたがらないような土地にして
それでも、新しい妖怪が来たら、もうすんでいる妖怪に「ここは俺の家だから別のところいきなー」
と説得してもらうように、昔に交渉していて

3年くらい置きに様子を見に行く。

まぁ、依頼主のお願いして来てることとは若干していることが違うけど
結果的に山の妖怪の密度は減ることになるから、そこは我慢してもらおう。

言わなければばれないしね。


40 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2016/02/04(木) 19:27:19.19 ID:aemfn8Bk.net
>>38
退治した系かー
1スレ目とかに話した気がする。まぁ、それでも「退治」っていうよりは交渉って感じだけどねw

妖怪を倒したりは滅多にしないというか、少なくても俺はしたことない。


41 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2016/02/04(木) 19:36:15.98 ID:aemfn8Bk.net
詩を読み終えると俺はカバンからアルミホイルで包んだお香の灰と米と塩を混ぜたものを取り出し

弟子ちゃんにはそのまま楽器を叩いていてもらって
一人で山の上のほうに上った。

大体登って5.6分くらいで体の震えが止まらなくなり始める。
なんというか、寒いのは寒いんだけど、寒さからの震えじゃない。
怖さでもないんだけど、なぜか不思議に震える。

不謹慎だけど、すこしパーキンソン病見ないな感じなのかもしれない。

俺はそこでいったん足を止めて、アルミホイルを開いて中身を地面に盛り塩?
みたいな感じに盛った。

そして、それを土ごと力強く蹴り、後ろを見ないように気を付けながら
くるりと後ろを向き、山を下り始めた。

途中弟子ちゃんを回収して、来た時より短い、直線的な下山ルートで帰った。


42 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2016/02/04(木) 19:40:43.72 ID:aemfn8Bk.net
車についてエンジンをかけると、弟子ちゃんは青い顔をしながら
俺が山を登っていくのを見ていると、すっと、茂みから何かが俺についていったような影を見た気がした
とかなんとか言い始めた。

俺は冗談で、ああ、それならあったよ、バービー人形が動いてたっていってあげた。


43 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2016/02/04(木) 19:42:25.00 ID:aemfn8Bk.net
そんな感じです。

ごはん食ってくるわ


46 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/04(木) 20:47:35.68 ID:3KpDAoGX.net
弟子ちゃんって‥
もしかしてミサトさん?


47 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2016/02/04(木) 21:49:00.66 ID:aemfn8Bk.net
>>46
あ、そっか。そこら辺まだ終わってなかったね。
とりあえず今日は過去スレとかみてどこまで書いたか思い出すわ。

また明日から続きを書くね


48 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/04(木) 22:41:48.26 ID:2Eeu2G41.net
今日今までの見て新しいスレ探してたら見つけた感激


49 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2016/02/05(金) 10:51:00.44 ID:8Hr1k/4G.net
>>48
運がいいね。

先生の話の続きは今晩にでも書いたりするよ

55 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2016/02/06(土) 22:33:28.82 ID:NLa9Bcbm.net
もう結構たってるから、すこし記憶が薄まってる部分もあるからそこは目をつぶってくれ

先生の話のつづき。

ミサトさんの様子がおかしくなってからしばらくすると、彼女は体をゆさゆさしながら
何かをつぶやき始めた。

俺はなるべく意識が彼女のつぶやくことに行かないように注意し
先生のほうに目を向けた。

三人歌を終えた先生は、黙ったままうつむいていた。

何か準備をしないのだろうか?
「我聞」は「如是」が死んだあとにランダムで近くに生まれる。

なので見つけられるかどうかは運によるところが大きい。
先生は「我聞」を探す方法を持っているのだろうか?

なんで先生は何の指示もしてこないんだ?

基本的に儀式は象徴的であいまいな部分が多く、まぁ、知識量や経験があれば
それなりに判断をしたりもできるけど

俺が早とちりして、儀式をぶち壊したさっきみたいに、いまやっているものと
別のものを勘違いしてしまうことがおおい。

なので、响搬と助搬に分かれて、メインのほうが助手のほうに常に合図を送って
意思疎通をするのが大切だ。

手による意思表示もそうだけど、夜は暗闇が多いのでそのほかの簡単な
合図も使いつつ、進行しないといけない。

それなのに、先生は「殺陣」を始めてから、俺に指示を送ってこない。

俺は「殺陣」の後半のやり方知らないのにだぞ?

俺は何もできないまま、暗闇の中で突っ立てるしかなかった。


56 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2016/02/06(土) 22:40:42.80 ID:NLa9Bcbm.net
そうしているうちに、ミサトさんの様子にさらに変化が見られた。
彼女は突然つぶやくのをやめて、気分が悪そうにもぞもぞし始めた。

そしてせき込み始めたと思ったら、激しく嘔吐し始めた。

もう一度、ショウガ水のせいで大分吐いたから、何も出すものはないと思ったが
音から判断すると、結構の量の何かがでていた。

でも俺はミサトさんの背中のほうに立っていたし、暗かったので何を吐いているのか
分からなかった。

すると、今まで動かなかった先生が、ミサトさんのほうに近寄った。

そして、なにをすると思ったら先生は口を開いてこういった。

お前は死ぬんだ。お前は死ぬんだ。お前は死ぬんだ。

大きい声ではないけど、はっきりした声で

お前は死ぬんだ。お前は死ぬんだ。お前は死ぬんだ。

なんどもなんども

お前は死ぬんだ。お前は死ぬんだ。お前は死ぬんだ。

そう繰り返した。

さらに、ぼけっとの中から何かを取り出し、ミサトさんに向けて投げ始める


57 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2016/02/06(土) 22:48:32.30 ID:NLa9Bcbm.net
暗闇で何を投げているのかはわからない。
でも、ぺしゃ、ぺしゃと湿った何かがミサトさんの体にぶつかるのが分かる。

全部で6個、先生は何かを投げた。いや、6個っていうのはおかしいな。
先生は6回投げたけど、一回に1個投げたわけじゃないかもしれない。

まぁ、それは置いておいて、投げ終わったころにはミサトさんの嘔吐は嘔吐を終え
地面に突っ伏したまま動かなくなった。

辛うじてつらそうな息遣いと上下する背中の様子で、何とか生きていることは判断できた。


58 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2016/02/06(土) 22:53:53.97 ID:NLa9Bcbm.net
今日はこんな感じで


61 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2016/02/07(日) 15:48:10.21 ID:mwoI56Q/.net
今日はテスト勉強のためお休みするんご


64 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/08(月) 04:23:31.43 ID:Wfwg+eNT.net
オレおっさんなんすけど、ガキの頃家の中でプレデターみたことあるんだ
映画館に歳の離れた兄貴に連れられて観に行った時
あっこいつうちにおるやつや!って確実に思ったから脳の誤作動ではないと断言できる
いわゆる後出しじゃないって主張ね 
オレがみたそのプレデターは「え?みえてんの?」みたいな感じで動きが数秒止まってから
二階に上がっていったんだ それっきりみることないんだけど
あれって妖怪バスターの世界ではなんていうの?


72 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2016/02/08(月) 23:20:04.73 ID:P2ixc2hO.net
>>64
プレデターみたいな奴ならプレデターじゃないの?


73 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/08(月) 23:39:04.14 ID:Wfwg+eNT.net
>>72
1だ!64です そんなやつ存在しない?


74 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/08(月) 23:52:14.93 ID:2daDYEmj.net
俺は1じゃないしよく分かんないけど、妖怪なんていろんなのがいすぎてちゃんと名前がついてるやつの方が少ないんじゃないか

これまでの読む限りだと、個別の妖怪の知識よりも状況に対する対症療法の引き出しの数がモノを言う仕事っぽいし
いくらイッチが妖怪の専門家だっつっても、動物博士みたいになんの妖怪か言い当てるなんてできないしする必要もないんじゃね


76 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2016/02/09(火) 00:00:45.80 ID:kMVrLdOp.net
続き

その時なんだけど、不思議なことに急に生暖かい風を感じた。
海辺の崖で、しかも寒い季節だから、そんな風が吹くわけないんだけど

先生もそれを感じたのか、いったん動きを止めた。
そして、ミサトさんをそのまま放置して、俺のほうに歩いてきた。

見えるか?先生は俺にそう合図した。
俺は意味が分からずに、首を振った。

あそこ。間違えるな。あそこ。
あそこ、兄貴、いる。

先生は近くの一角をさして、さらに合図してきた。

俺はびっくりして危うく声をあげそうになった。兄貴ってあの兄貴?
先生は俺の反応を確認した後、邪魔、しろと指示を送ると

俺から離れた。


77 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2016/02/09(火) 00:03:40.40 ID:kMVrLdOp.net
>>73
>>74が代わりにこたえてくれた。


85 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/09(火) 22:50:39.92 ID:00X2E3nX.net
いやー、前スレの本編が良いとこで終わってて気になって眠れなかったんですわw
これで良く眠れます。
先生がなぜ亡くなられたのか、
聞かせてもらえれば幸いです。


86 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2016/02/09(火) 23:27:13.45 ID:BZ2W2QtX.net
>>85
とりあえず明後日までテストだから、それまではあんまりこれない。

それがおわったら、まとまった時間とれるとおもう


93 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/10(水) 20:13:41.53 ID:2i84yi+P.net
妖怪はいると思う、幽霊も存在する ただ、こういう系統のスレでは
自分が今まで見てきた体験の中での事しか肯定として受け入れないと言う形が定着している
それがどうも気になる 占い師や霊能者は断定タイプがほとんどだというけれどまさにだ

「自分は今までに物理的に何かできる幽霊にはあってません だからいませーん」
と今まで見てきた事以外の事例が書き込まれると全力で否定だ

現に>>5で否定してるでしょう、いないと断定するな 不愉快だ 出会えてないだけだ
いつか、出会えるといいな この話の中心は否定するなという部分なんよ
他人が体験した自分にない出来事は全部、妄想か? 
妖怪はいない、作り話だの問いに多分 いるかもしれないと答えてただろ?
てめぇの言う事は否定されると気にいらん癖に他人の話は否定だ どういう事だよ

自分の中で像が固定されてるからこういう事になるんだ


94 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2016/02/10(水) 20:57:47.95 ID:VKyVM0Id.net
>>93
確かにそうだね。

今まで出会ってないだけで、そう先生に「これが妖怪だ」って習って
そういう固定概念を持ってしまって
ついつい自分も偉そうに語っちゃってしまった感じだね。

反省するわ。

正直、個人的には妖怪にすらであったのか怪しいわ。
こういう仕事していて恥ずかしい限りだけど、霊感がないから
幽霊とか妖怪とか、肉眼ではっきり見たことないからね。

だから、俺は真実ってわけじゃない。

俺が語る妖怪とか幽霊とかはあくまで「俺の仕事の対象」で
仕事の便宜上、俺の業界ではそう分類しているだけ


95 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2016/02/10(水) 21:10:01.94 ID:VKyVM0Id.net
つまり、何が言いたいかというと

モノを動かすなんか変なものに関する仕事は引き受ける

モノを動かせない、けどなんか変なものに関する仕事は引けず、別なところを紹介する
っていう風にうちでは決まってて。

そんで、うちは自称妖怪退治屋だから、まぁ、受け持つ仕事の対象を妖怪として
引き受けれないものは「それは幽霊で、うちは専門外」と断ってきたわけだ。

なので、本当の意味で、俺が見たとか、出会ったとかそういうわけでもないので
詳しい方の目を汚して、不愉快にしてすみません。


100 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/11(木) 00:05:55.48 ID:1QhFyGUt.net
>>86
何のテスト


103 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2016/02/11(木) 17:16:44.01 ID:NG/w0l2s.net
>>100
普通に大学の試験。ぼっちだから過去問とか手に入らなくてつらい。


109 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/13(土) 15:41:41.66 ID:zHNWI3xz.net
うちの家の守り神?が黒い狐だって聞いてたんだけど過去スレでよくないものって言ってた?
お爺ちゃんのお爺ちゃんが黒い狐の夢を見て家の裏山に社を作ったとかなんとか。
父も最近黒い狐が黒いモヤモヤを追い返す夢を見たとかで結構信じてたんだけど、どうなんでしょう?


135 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2016/02/18(木) 18:45:59.88 ID:3paVwFXq.net
続き

邪魔をしろって言われても、相手は先生の兄貴だ。

昔、先生の話から聞いた感じ、たぶん今は「倀」という妖怪になってると思うので
しないといけない対処はわかるんだけど

なんだか気が引けた。

「倀」ってのは前に話したと思うけど、おさらいすると
自殺の名所とかがある意味一種の妖怪になっていて、そこで死んじゃうと
人間は魂をとらわれてしまう。

とらわれた人の魂が逃れるためには、ほかの人間を殺して
自分の代わりにしないといけない。

まぁ、このとらわれた人間のことも「倀」っていうから
そこらへんはあんまりぐらい的に決まってないアバウトな概念だね。

昔は結構「倀」は怖い妖怪の代表格で、じじばばとかが対処法を教えたりするけど

こいつに出会った場合は、まず背中を向ける。
そのあと、地面におしっこする。

これで大体の場合、相手は逃げる。

でも、先生の兄貴って思うと、なんだかなぁ


136 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2016/02/18(木) 18:56:23.98 ID:3paVwFXq.net
すげー汚い描写に入るから、苦手な人は飛ばしてくれ


俺は仕方なしに、言われた場所に向かった。
大体このあたりだろうと思った場所で、後ろを向き、ずぼんとぱんつを下した。

すると、突然俺の物はなんかすごく冷たい何かにつかまれた気がして
「じょろじょろー」っとたまらずおしっこがでた。

しかし、おしっこの様子が少しおかしい。男ならわかってくれると思うけどさ
立ちションしたときって、おしっこから湯気が出るわけじゃん。

特に寒い日とか、めっちゃもくもくするわけよ。
でも、今回はそれが一切なかった。

そんで、おしっこがおわっても、物をつかむ感触は残っていて、それどころか
そこから冷たい感じがぞわぞわ全身に広がっていく。
モノをしまおうにも、手がかちこち震えて、動かせない。

俺はやばいと、心ン中であせった。

大体の「倀」は背中向けておしっこで、あきらめてくれるらしいんだけど
あくまで大体だ。

年季の入った「倀」ってのはしつこいもので、めったにいないんだけど
そういうやつは簡単には獲物を逃さない。

なんたって、長い間「倀」になってしまっているから
早く楽になりたいんだろうね。


140 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/19(金) 18:19:22.35 ID:aXAUxI5G.net
ここで聞くのもなんだけど
合宿って何の?今何してんの?


145 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2016/02/20(土) 16:34:44.52 ID:uxXqOTy2.net
>>140
サークル


157 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2016/02/22(月) 13:29:03.78 ID:LVlzi8UN.net
>>109
もし本当なら、それは妖怪絡みだの話だと思うし
思い当たる節もあるけど

本来そういうのは相談料取らないといけないものだからなぁ…

まぁ、強いて言うなら、勝手に社作るのはよくないと思うけどね。

相手の同意も得られずに、勝手に神としてまつりあげるのは、時として
逆効果になるからね


162 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/23(火) 00:48:57.36 ID:x+JBU8pp.net
>>157
おお、返事が
思い当たる節があるとかなんか怖いわぞくぞくする
社は勝手にじゃなくて夢で狐に立ててって言われたから立てたって聞いてるんだけど、おかしい?
今は別に不幸もないので相談したいことはないんだけど、気づいてないだけでヤバイことがあるのかしら…


364 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2016/03/13(日) 22:07:09.91 ID:VTA1qXCs.net
しばらくこれなくてすまんな。

休みの間に色々片付けないと、授業始まった後だとしんどいんだ。



※これ以降、2019年6月現在まで本人と思われる書き込みなし




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