518 :本当にあった怖い名無し:2005/05/18(水) 08:14:53 ID:lYGke/dH0
俺の身近な話。

まず母とじいさん(母の父)。
まずじいさんなんだが、元気一杯でギャンブル大好きな元職人なんだが、山登りがすきなんだ。
だけど山登りはしないの。なんでかというと、じいさんが山登ると誰か死ぬから。血族に関わらずね。
イナカに住んでたころ山間だったから、よく遭難者とか行方不明とかが出たらしい。んで手伝いにいってたんだと。
必ず最初に見つけたそうな。
それのせいもあってか、山登りから帰って死人がでると「ああ、またおろしちまった」というのよね。
だから大好きな山登りは、最後に厨房の俺といったきり。無論その時も知り合いの方が亡くなった。

んで、最近になって母から聞いたんだが、じいさん終戦後暫くは炭坑で働いてたんだそうで。
発破使ってやるようなところは払いがよかったから、家族にひもじい思いをさせまいと働いてたんだと。
その時もたくさん知り合いが亡くなったんだそうな。でもじいさんだけはいつも免れたんだと。
語りたくない昔のことらしく、じいさん自身は絶対言わないんだ。


519 :本当にあった怖い名無し:2005/05/18(水) 08:25:50 ID:lYGke/dH0
じいさんの不思議はこんくらい。次は母。
母は夢で人が出てくると、近いうちにかならずその人が亡くなる。だから異様に夢を見るのをいやがる。
さっきのじいさんの山登りと母の夢で、通算18人だからさすがに偶然にしてはフィーバーしすぎだと思う。


長くなったが俺とオヤヂの話。
オヤヂは幽霊の類とかを見ないんだが、
剣道馬鹿で、本気で修行の旅とかにでちゃうのもあってなのか、昔から妙なところがある。
箸の上のほうでハエを叩き落したりというのは日常茶飯事。
そんなことより、気配を察するから寝ていても近づくと起きるわ、後ろから近づいても振りかえらず話しかけるわで、
じいさんと母よりアル意味コワイ。

そのオヤヂと10年くらい前、田舎で日暮れごろ山の墓を横切ったとき、オヤジが突然立ち止まって拍手を打った。
びびった俺はオヤジにしがみ付いて「どうしたの?」と聞いたら、「物騒な目で見られてる気がした」とか言いやがる。
拍手を打った瞬間消えたらしい。オヤジ曰く、「動物か人かわからんが逃げたんだろう」といって平然としていた。
俺は超びびって泣いたけどな。


520 :本当にあった怖い名無し:2005/05/18(水) 08:34:20 ID:lYGke/dH0
最後俺の話。
幽霊やらはみたことがない。でも、いてもおかしくはないかなという気はする。
妙な経験は色々しているから全否定はできん、というのが正確なところかもしれない。

まず、父方のじいさんの法事で去年田舎にいったとき、
不覚にも酔っぱらって、使われてない母屋のじいさんの部屋で爆睡していた。
横にはオヤヂも寝ていた(オヤヂは酒を飲まない)。
ちょうどオヤジの足が俺の顔、俺の足がおやじの顔の方で、二人の間には2mくらい間があった。
足首掴まれたの。ガッって。んで起きた。
オヤジかと思ったんだが届くはずがない。
他に誰かきたのかと思ったが、新居に全員いるしこちらにくる用事はない。
後で誰に聞いても誰も来てないという。
ふと、よくじいさんに「腹をだして寝るな」といわれたのを思い出してしまった(腹が丸だしだった)。




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