203 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/06/15 21:34 ID:ZcjQCp3B
13年ほど前に兄が不慮の事故で死にました。
その時に私や親戚の身の回りで起こった不思議なできごとです。
一つ一つは小さなできごとなのですが、
それまで幽霊も霊魂も信じなかった私が「そういうのもあるんだろうな」と思うようになったきっかけでもあります。

時系列順に。
1.【前日(金曜日)・夕方・我が家(大阪)】
私が学校から帰って洗濯物を取り入れていると、お線香の匂いがした。普段、めったに嗅ぐことの無い匂い。
ちょうど仕事から帰ってきた母も帰るなり「お線香のにおいがするね」と言った。

2.【前日(金曜日)・夜・彼女の家(奈良)】
兄の彼女が奇妙な夢をみた。兄が溶けてゆく夢。

3.【当日(土曜日)・昼・学校(大阪)】
授業中、ひどい耳鳴りがした。耳鳴りは初めて。
最初はたいしたことないと授業を聞いていたが、うわんうわんとだんだん大きくなり、授業を聞いていられなくなった。
仕方なく早退した。

4.【当日(土曜日)・午後・近鉄奈良線のとある駅(大阪)】
兄の彼女が突然身体が重くなり、立っていられなくなる。
気分が悪くなり駅員に介抱される。
兄の彼女は健康体でこんな経験は初めて。

そして、この2時間ほどあとに、気分悪くなって早退した私が、兄の職場の人からの電話をうける。
『お兄さんが波に飲まれて行方不明です。今すぐ○○の○○浜近くの警察署まで来てください』


204 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/06/15 21:44 ID:ZcjQCp3B
5.【翌日(日曜日)・午前中・奈良の有名な霊能者の家】
兄の遺体が見つからないので、兄の彼女の父が知り合いの有名な霊能者に霊視してもらう。
兄が行方不明になった近辺の地図を見せると、彼女は迷いもなく「ここにいる」と言った。

6.【二日後(月曜日)・午前中・祖母の家(九州)】
兄が行方不明になったことは一応親戚には言った。
唯一高齢で心臓の悪い祖母には内緒にしてあった。
でも、その祖母が朝起きるなり叔母さんに嬉しそうにこう言った。
「昨日魚と一緒に遊ぶ夢をみたよ。布団の中に入ってきて、一緒に遊んだ。
 最後は礼儀正しく『さようなら、今までありがとう』とお礼を言って出ていったよ」

7.【三日後・お通夜当日・我が家(大阪)】
お通夜で皆はお寺に行っていた。
私は家の掃除と親戚の人のお迎えなんかがあり、一人で家に戻っていた。
麦茶がほとんどなかったので、ヤカンに麦茶のパックをいれてそのまま着替えに部屋へ。
ここ数日の疲れもあり、ちょっとベッドに転がった瞬間眠りについた。
そしてしばらくしたら「ガタン!!」と大きな音で目がさめる。
何の音かは未だに不明。
泥棒かもと急いで降りると、ヤカンが沸騰して溢れ出し、ガスが漏れていた。

8.【四日後・葬式当日・お寺(大阪)】
葬式の間中、ずっと同じ白い蝶々があっちへこっちへふらふらと飛んでいた。

9.【四日後・葬式当日の夜・我が家(大阪)】
ふと気が付くと、家の一番大きな柱時計が止まっていた。
ねじを巻いても動かない。
定期的に整備していたはずなのに。

10.【正式な日にち忘れたけど兄のお墓ができた日】
兄のお墓に白い蝶々が止まっていた。
ちょうど葬式の日に見たのと同じような蝶々でした。


205 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/06/15 21:49 ID:ZcjQCp3B
↓ちょっと解説。
<1>お線香のにおいがしたとい時間前後に、兄が友達と明日海水浴へ行こうという話をしていたらしい。
<2>兄の彼女がみた兄が溶けていく夢=兄が海で溺れる夢?
<3>この日私の耳鳴りがなければ、兄が行方不明という電話は夜まで誰も取れなかった。
 ちなみに父も母も土曜日は仕事で、姉は聾唖者なので電話が取れない。
<4>ちょうどこの時間、兄が海で波に浚われたと思われる。
<5>後日、この霊能者が指差した場所で、兄の遺体が浮いているのが発見された。
<6>結局祖母は兄が死んだことを知らずに、この翌年に他界した。
<7>当然、この大きな音がなければ眼もさめず、ガス中毒?ガス爆発?になってたかも。
<8ー10>季節的に同じ蝶々な訳ないんですけどね…てか、蝶々が飛ぶ季節でもなかった。
<9>この柱時計は、兄が生まれた年に記念に買ったものです。
 そして兄が死んだ時に壊れました。
 まぁ、修理して無理矢理頑張ってもらってますが。

それぞれは『偶然』とも取れるようなことなんですが、これだけ揃うと何となく…うーんって思ってしまいます。
一番怖かったのは、祖母の夢かな。




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