98 :本当にあった怖い名無し[sage] :2009/04/19(日) 20:40:25 ID:OoLJdRoW0
三、四年まえに京都の広隆寺に行った。一人で。
国宝の半跏思惟像で有名なとこだから、もちろん自分もそれ目当てだったんだけど、
なんか祭壇の奥のほうに入れられちゃってて、
あんまり近づけなくて正直よく分かんなかったんだよね。
でも他にも仏像とかがたくさんあるから、気を取り直してひとつづつ見てまわってた。
それがもう凄いのばっかなんだよ。「今にも動き出しそう」なんてレベルじゃない。
「いや、本当は動けますよね?」って感じ。止まってるほうが不思議、みたいな。
それで一個一個「ほおーっ」「ほおーっ」って感激しながら進んでたんだよ。
そしたら、「ほおーっ」っていうよりは「……ん?」ってなる像があった。
おかっぱ頭だったから、仏像じゃないと思う。偉い行者さんとかなんかか?
座禅を組んで前を見てる像なんだけど、比較的大きめの頭があって、そこから首をすっとばして
そのまま肩につながってる感じ。なんか妙なバランスなんだよね。
「こりゃあ…?」と思いながら三分くらいながめてた。で、隣の像の前に移動したんだけど、
なーんか気になってしょうがない。気になって気になってパッと振り返った。
自分の位置からは像の横顔が見える。像はまん前を向いている。
なのに、像と、目が合った。
細かく言うと、像の顔部分が二重にぶれたようになって、その浮かび上がった方の顔が
すっごい横目でこっちを見ていた。
「えっ!」と思った時にはもう消えていた。なんとなく「あっしもた!」って感じだった。
広隆寺面白かったよ。おすすめ。



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