365 :1/2:2008/02/12(火) 16:45:50 ID:4wIicEIT0

10年程前の話。
その頃、私は足の靱帯損傷・手を貫く刺傷等の怪我を1ヶ月の間、立て続けに負った。
それを心配した父が友人に漏らしたところ、一度霊能者の方に相談したらどうかと
アドバイスを受け、早速視てもらうことになった。

そこは、普通のお寺で、住職?の女性の方が出迎えてくれました。
鈴が沢山付いた棒を片手に、お経を唱える住職を怪訝な表情でみること10数分。
霊視の結果は、私に祖父と曾祖父が来ているとの事でした。
そこで私は退席し、父と住職が10分程度話をしてその場は終了しました。
父と住職との話の内容はうまくはぐらかされ、はっきりと聞くことができませんでした。

父と別れ、私が自分の家に戻って小一時間たった頃、父から電話がありました。
直ぐに実家に戻ってこいと言うので、急いで実家に戻りました。(実家と私の家は車で20分程度の距離)
青ざめた顔をした父に、何かあったのかと尋ねると、狼狽した様子で話し始めた。

父の伯父に事情を話し、曾祖父の仏壇に線香をあげたいので、これからそこに行くと電話したそうだ。
すると、電話に出たのは伯父の奥さんだった。
伯母さんは霊感体質を持った方で、父が事情を話そうとした途端、
「この馬鹿者が!!!」と男の野太い声で怒鳴られ、「そこまでせんと気付かんのか!!!!」と叱られたそうだ。
父が聞き覚えのある声で叱られた後、伯母さんが「久々に来たけど随分と怒ってたねぇ」と言ったそうだ。
取りあえずお邪魔すると伝え、父は慌てて私に電話をしてきたのだった。
その話を聞いた私は、そんなこと本当にあんの?と疑いながらも父に伴い、父の伯父の家にいった。

玄関で出迎えてくれた伯母さんは、笑顔で「久しぶりだねぇ、さぁさぁ上がりなさい、冷たい物持ってくるから」と
台所に戻っていった。
私は廊下の途中にある仏間に入り、仏壇に線香をあげようとすると、伯母さんが「今日は暑いねぇ」と
台所から戻ってきて、仏間入って来たその時でした。
「すまんかったなぁ」と、突然男の野太い声で涙を流す伯母さんが続けた。
「○○(父の名前)が何もせんと、お前に迷惑かけてしまってなぁ。本当にすまんかった。」
私はちょっとの間、呆然とその場に立っていたが我に返り、「いいんだよ曾じいちゃん」と
涙を流しながら、伯母さんを抱きしめた。野太い声は正しく曾祖父の物であったからだ。

伯母さんも普通に戻り、「何があったのか知らないけど、久しぶりに声が聞けて良かったじゃない」と
笑っていました。
父が伯父と伯母に叱られている間、私は仏壇に手を合わせ、曾祖父に近況報告などをすませました。
父が叱られたのは、霊能者という住職との話で、父がその頃墓参り等先祖供養?を怠ったのでは、ということでした。

私はそれまで霊的な物に無関心だったのですが、一気に思考が180度転換したのは言うまでもない。

長文及び乱文スマン。






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