【閲覧注意】怪談の森【怖い話】

当サイト「怪談の森」は古今東西の洒落にならない怖い話~ほっこりする神様系の話まで集めています。 随時更新中!!

カテゴリ: 神様系



694 :本当にあった怖い名無し:2012/01/28(土) 10:33:44.23 ID:2c8aCuAf0

うちの実家は周囲を山に囲まれてる街なんだけど、その中でも一等大きい山に神社があるのよ。
で、その山に祭られてるのが、正しい名前はちょっと忘れたけど『ヤツなんとかビメ』っていう女神様なんだそうな。
伝説によると、その女神様はもともとそこらへん一帯の山を守護する神様だったんだと。
最初の頃は、その土地に移り住んだ住民とも比較的仲良くやってたそうだ。
女神様が住民に山幸を与えて、住民はその感謝を女神様に捧げる。
その関係は良好だったといえるらしい。

 

 

694 :本当にあった怖い名無し:2012/01/28(土) 10:33:44.23 ID:2c8aCuAf0

けどある時突然、山に入ってきた住民に祟りをかけるようになった。
住民が何をやっても何をしても、何も聞かない聞こうとしない。
そんで住民が「どうすべえ、どうすべえ」って悩んでたら、神様の使いと称する奴が住民の前に現れたんだそうな。
その使い曰く、
「私(その女神)が所属する派閥にとって、お前達は対立派閥の血脈に連なる者である。
 先日、派閥の闘争がとうとう抑えきれぬ物となり、対立閥のお前たちに害なせと命が来た。
 けれど、縁をもってしまったお前達を、これ以上苦しめることは私にはできない。
 私はこれから、こんなことを止めさせて欲しいと談判に行ってくるから、安心して欲しい」

 

 

694 :本当にあった怖い名無し:2012/01/28(土) 10:33:44.23 ID:2c8aCuAf0

その日から、山に行っても祟りは起こらなくなったらしい。
けれど、その女神様は何年経っても何年経っても、一向に山には戻ってこない。
住民はその女神様が今も談判を続けているのだと、
疲れて帰ってくるだろう女神様の為に社も立てて、ずっと今でもその女神様が帰ってくるのを待ってるのだそうな。

 





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60 :本当にあった怖い名無し:2012/02/15(水) 16:26:12.00 ID:SFQVaQqX0
 
子供のころ、数日間田舎に預けられることがあった。 
群馬の山間部にある比較的大きな家で、裏には『おてんぐ山』と呼ばれているじいちゃんの持山があった。 
やることがないと、その山で落ちているセミをとったり、ウロウロと歩き回ったりして時間を潰していた。 
だが、『絶対に山頂に向かってはいけない』と言われていて、ある場所から奥へは入ったことがなかった。 
迷子になりそうだったので、それより奥に行こうとも思わなかった。 


61 :本当にあった怖い名無し:2012/02/15(水) 16:35:40.70 ID:SFQVaQqX0
 
ある時、おてんぐ山で遊んでいると、不意に男の子が現れた。 
僕よりいくつか年上で、多分小学四年生くらいだろうか。
セミの取り方を教えてくれて、「もっといい場所がある」と促され、僕は初めて山の奥に足を踏み入れた。 

途中のことはあまり覚えていないが、着いたのはおてんぐ山の山頂だった。
小さく狭い山頂には、古いがわりと立派な祠のようなものが建ててあった。



62 :本当にあった怖い名無し:2012/02/15(水) 16:50:01.80 ID:SFQVaQqX0
 
セミをとるのにい居場所とは思えないが、その祠を見て何か新発見をしたような満足感を感じていたと思う。 
しかし、時刻はすでに夕刻で、山頂も薄暗くなりかけており、戻る道はもう暗くなっているようだったため、
早く帰ろうと思っていた。 
そう申し出ても、男の子は「祠を開けて、中の床板を剥がしてほしい」と懇願するので、祠の扉を開いた。
中にはこれといって石仏や観音の類いもなく、がらんとして埃ぽかった。 
「床板は剥がせない」と渋って見せたが、彼が言うには、床板の下には何か宝物があるらしい。 


63 :本当にあった怖い名無し:2012/02/15(水) 17:12:06.73 ID:SFQVaQqX0
 
苦労して床板の一部を何とか開けることができた。 
中には薄っぺらくてボロボロに錆びた刀剣のようなものがいくつかと、古銭が散らかっていた。 
錆びてガスガスだけど本物の刀だと思い興奮したが、子供の手でも容易に折れるほど朽ちていた。 
もっといいものはないかと奥をのぞきこんだが、暗くてよく見えず、見える範囲では目新しいものはなかった。 
もっと開けてほしいと頼まれたが、祠を壊すことの祟りや叱責を恐れるべきなのと、もう暗くなってきたことを理由に拒んだ。


64 :本当にあった怖い名無し:2012/02/15(水) 17:26:21.20 ID:SFQVaQqX0
 
男の子はがっかりした様子だったが、僕に古銭を何枚かよこして「ありがとう」と言って、
一本道だったが、帰る道筋をおしえてくれた。 
不安だったので「一緒に帰ろう」と言ったが、「一緒には行けない」と言われた。 
祠は直しておくから心配無用とのことだったので、僕は暗い山道を懸命に戻った。
途中で心配して探しに出たじいちゃんと出会い、おんぶしてもらって山を降りた。 

庭先にはばあちゃんが心配そうに待っていて、「ああよかった」と安堵しながら、「手に何を持っているの」と尋ねきた。 
「昔のお金、これ本物だよね?」と、価値の確認のために古銭を見せると、二人の顔色が変わった。 


65 :本当にあった怖い名無し:2012/02/15(水) 17:34:55.39 ID:SFQVaQqX0
 
男の子がいて、二人で遊んだ事や、祠を見つけたことなどを話し、古銭は彼にもらったものだと話した。 
じいちゃんは、他に何を話したか、何か約束をしたか、彼は名を名乗ったか、などを執拗に問いただしたが、
具体的なことになると、何故か遠い昔の記憶の様に曖昧であった。 

もう、おてんぐ山にのぼってはいけないと釘をさされ、以降おてんぐ山には行っていない。 


66 :本当にあった怖い名無し:2012/02/15(水) 18:25:01.41 ID:f9/uddXCO
 
その男の子は山の神なのか
祠の下を探していたのはどうしてか 
尋ねてみてくれ 

話はそれからだ 


67 :本当にあった怖い名無し:2012/02/15(水) 18:45:01.08 ID:SFQVaQqX0
 
男の子に禍々しい印象はないが、神仏の類いにしては何か弱々しく、祖父母の警戒の仕方が変だと思う。 
床下の下には宝物があると言っていたが、それが何か、或いは本当なのかは不明。 
祖父母はすでに他界し、両親に聞いても、おてんぐ山の山頂に祠があることも知らない。 

もう何十年もたったので今さら真相究明もするきはないが、ついでがあれば田舎に行って山にのぼって 見よう。


103 :本当にあった怖い名無し:2012/02/16(木) 00:56:26.91 ID:F25Jwne/0
 
>>60-67 
男の子は多分『山の神』として祭られた子なんだろうな。
祠の下に洞窟か石室みたいなものがあって、男の子は『贄』としてそこに入れられて、山の神となったんだと思う。
神さまってのは、信仰する人間がいないと力が衰えるものなんだよ。
こういう経緯で神になった場合は、
「あの子はこうして神になったんだ」っていう、その子を知っている地域の人々の思いの事ね。
だから、その子を知っている世代が居なくなると、山の神の力も弱くなる。
『贄』系の山の神の場合はそれを防ぐ方法として、決められた年月が経つと『神の交替』が行われる。
大体は30年~50年毎位で交替する。
その子が生きていて丁度隠居する頃。その子を知っている親の世代がいなくなる頃が目安になる。
山の神の跡継ぎには、何らかの徴(しるし)が起こるとされてる。

山には登らないほうがいいよ。
次代の山の神として、男の子に指名されてるみたいだから。







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12: おさかなくわえた名無しさん@\(^o^)/[sage] 2017/01/08(日) 10:57:07.06 ID:hC8oy988.net
キチと言われるのは承知の上で。
神社仏閣に行くと、神仏の声が聞こえる事。
声では無く文字が浮かび上がってくる時も。
墓参りに行くと御先祖が話掛けてくるし。
具体的なアドバイスがあった事はないけど、現状なり将来なりを安心させてくれる。


14: おさかなくわえた名無しさん@\(^o^)/[sage] 2017/01/08(日) 20:22:15.57 ID:DLCFDc2G.net
>>12
あー、あるある


13: おさかなくわえた名無しさん@\(^o^)/[sage] 2017/01/08(日) 13:51:37.53 ID:pxM2ecox.net
>>12
興味あるので聞きたいんだけど、安心させてくれると書いてますがそれで当たってた?


15: 12@\(^o^)/[sage] 2017/01/08(日) 20:58:13.26 ID:aBpbli+8.net
>>13
当たる当たらないじゃなくて、端的に言えば「いつも見守っておる」とか「将来を案ずる事は無い」とかって感じ。
これがそうだったのかと思った出来事があって、高さ2メートル程の所から真後ろに落ちた時、「頭を守らなきゃ」と思った瞬間に体を抱き抱えられた感じがして、10点満点の着地をした事がある。
まあバカの戯れ言とでも思ってくれれば気が楽ですわ、
氏神様にお参りした直後だったから、少々驚いたけど。

16: おさかなくわえた名無しさん@\(^o^)/[sage] 2017/01/09(月) 00:58:10.10 ID:cHGfBoYk.net
>>15
あ、すごいですね。

21: おさかなくわえた名無しさん@\(^o^)/[sage] 2017/01/10(火) 11:49:38.41 ID:HhNVbsaG.net
>>15
落ちた時点で守られてないだろ。
地下鉄工事で3回も道路を陥没させてるのに、1週間で穴を埋めたので優秀な技術とか言って喜んでるのと同じレベル。

28: おさかなくわえた名無しさん@\(^o^)/[sage] 2017/01/11(水) 10:39:22.12 ID:BGnNJIR5.net
>>21
落ちた所を助けるのは、次からは気を付けろってメッセージだと思うけどね。

17: おさかなくわえた名無しさん@\(^o^)/[sage] 2017/01/09(月) 18:02:56.31 ID:G1RYaGe4.net
すげー
いいなそういうの



引用元: ・墓場まで持っていく話を書き込むスレ第28話






1: 名も無き被検体774号+ 2014/01/06(月) 16:18:58.39 ID:8HYY/Bnn0
それでうちの一族の守り神をやってるっぽい



2: 名も無き被検体774号+ 2014/01/06(月) 16:23:00.80 ID:pn4eMya5O
俺が神だ

3: 名も無き被検体774号+ 2014/01/06(月) 16:23:41.90 ID:8HYY/Bnn0
元々、うちの一家は武家だったらしい
奥の座敷なんかは家長とか長男しか上がっちゃいけないだとか
そんなしきたりがあるような家だった

集落の中でも、中心的というか
なんかあった時はみんな家に集まって話し合いや相談をしていたそうだ

で、集落には祀ってる?神様がいて
それを守るのが家の役割だったらしい

4: 名も無き被検体774号+ 2014/01/06(月) 16:24:38.03 ID:jG9IVQER0
俺も神だ

5: 名も無き被検体774号+ 2014/01/06(月) 16:25:32.38 ID:8HYY/Bnn0
ただ、その神様ってのが
要は祟り神とかそんな感じのやつで
祠の付近は空気も重いし、誰も近寄らないし
大人たちもむやみに近寄るなよって子供たちに言っていたらしい


じいちゃんが子供の頃の話な

6: 名も無き被検体774号+ 2014/01/06(月) 16:26:44.96 ID:pn4eMya5O
いやいやここは私が



7: 名も無き被検体774号+ 2014/01/06(月) 16:29:34.60 ID:8HYY/Bnn0
じいちゃんは3人兄妹の真ん中
長男は、かなり頭が切れて運動神経も良かったんだけど
いかんせん性格が適当で、何するにしてもめんどくせーって感じだったらしい
次男のじいちゃんは、長男ほどではないけどまぁまぁ優秀だったらしい
妹はあんまり関係ないからスルーしとく



8: 名も無き被検体774号+ 2014/01/06(月) 16:31:56.83 ID:8HYY/Bnn0
じいちゃんが10歳くらいの時
周り近所の友達と、その祠の周りを探検しようって話になったらしい
色々話しあった結果、結構は早朝
夜明けと同時に行って、見終わったらそのまま帰宅して登校
っていう計画になった
理由は、夜だと怖いかららしい



9: 名も無き被検体774号+ 2014/01/06(月) 16:32:33.72 ID:PfU18nN40
興味あるわ続きはよ



10: 名も無き被検体774号+ 2014/01/06(月) 16:35:31.26 ID:8HYY/Bnn0
夜明けでも、夏だったからそこそこ暑い中ほこらの周辺をひと通り散策して
結局何もなく祠に到着した
周りはすっかり明るくなっているのに
その祠の周りだけ異様なくらいに暗かった
さっきまで聞こえていた小鳥や虫の鳴き声もなくなって
とにかく今までの空気とかがらっと違う感じだったよう



11: 名も無き被検体774号+ 2014/01/06(月) 16:36:56.28 ID:8HYY/Bnn0
子供でもそれはわかったらしく
誰がいくんだ、お前がいけ
っていうやりとりがちょっとあったらしい

祠の扉を開けて、中を確認
扉を閉めて戻ってくる

っていう肝試しみたいな感じ



12: 名も無き被検体774号+ 2014/01/06(月) 16:40:25.07 ID:8HYY/Bnn0
結局、誰も行くと言い出さず
じいさんは、自分の家が守ってるところだから俺が行く
と行って足を進めた
本当にちびって泣き出しそうなくらいこわかったらしい
俺は○○家の人間だ-!
みたいなことを叫びながら祠の扉をがばっとあけると中は真っ暗だった



14: 名も無き被検体774号+ 2014/01/06(月) 16:44:51.48 ID:8HYY/Bnn0
内心、ほっとして扉を閉めようとすると
中から扉を抑えるように真っ青な手が伸びてきた
じいさんがびっくりしてしりもちをつくと
祠の中の闇には無数の目があって、じいさんを見ていた

じいさんはあまりの恐怖にそのまま気絶したっぽい



15: 名も無き被検体774号+ 2014/01/06(月) 16:57:52.20 ID:8HYY/Bnn0
じいさんが目が覚めると
じいさんのじいさん、父、近所の寺の住職、他数名の男がいた
目が覚めて最初に、父に「なんてことしたんだお前は!」と怒鳴られたらしい
じいさんや父から怒鳴れていると、母もやってきて
じいさんの顔を見るなり泣き崩れたらしい

すると住職が、みんなを部屋から出した
部屋には、じいさん、住職、知らない男の三人になった

16: 名も無き被検体774号+ 2014/01/06(月) 17:02:12.95 ID:8HYY/Bnn0
住職は険しい顔のまま喋り始めた
話の中身は、
祠を開けたことによって、祟神様を怒らせた
このままでは数日中に確実に命を持っていかれる
本当ならもうあの場で死んでいてもおかしくないのだけど
たまたま、じいさんが失神した後、お寺の関係者が通りがかって
どうにかひとまず、祠の扉を閉じてじいさんを連れてきたらしい

その関係者ってのが一緒に部屋にいる知らない男



17: 名も無き被検体774号+ 2014/01/06(月) 17:04:38.93 ID:8HYY/Bnn0
住職が話をしている間、その男は
部屋の隅に塩を置いたりなんやかんやしてたよう

正直、もう住職の手に追える状況じゃないから
こういうことを生業にしてる人を呼ぶ
その人が来るまで、じいさんがもつかわからないし
来たからといって解決するかもわからない

っていう話だったらしい



18: 名も無き被検体774号+ 2014/01/06(月) 17:09:25.72 ID:8tfI3fbi0
おもしろいな

19: 名も無き被検体774号+ 2014/01/06(月) 17:16:46.39 ID:8HYY/Bnn0
その夜、じいさんはその部屋からは出してもらえず
住職が結界を張ったらしく、ひとまずここにいれば大丈夫だと
外から声をかけられても絶対に返事をするな、反応するな
っていうことをかなりきつく言われたらしい

実際、夜になると廊下をぎし、ぎし、と歩く音が聞こえたかと思うと
母の声がじいさんを呼ぶ声がしたらしい
お腹減ってるでしょ?とかそんなことを言っていたらしいが
明らかに雰囲気が異常、ふすまに写った影もまるで人間の形をしてなかったらしい


20: 名も無き被検体774号+ 2014/01/06(月) 17:19:34.96 ID:8HYY/Bnn0
翌日、昼前に住職が呼んでくれた人が到着した
事情は住職が説明してあるみたいで
部屋に入って、じいさんを見るなり
準備があるからと言って出て行ったらしい

その人はまだ20代くらいの若い人だったらしい



22: 名も無き被検体774号+ 2014/01/06(月) 17:28:10.69 ID:X0jY5Luj0
気になる



23: 名も無き被検体774号+ 2014/01/06(月) 17:34:50.86 ID:8HYY/Bnn0
結局、その日、その人は部屋には戻ってこなかった
夜、また結界張った部屋の中で恐怖に震えていると
兄の笑い声が聞こえてきた
廊下をバタバタと走る音と近寄ってくる兄の笑い声
あまりの勢いで近寄ってくるからじいさんは震えが止まらなかったらしい

布団に潜って耳をふさぐと同時に
ふすまのすぐそこまで来ていた兄の笑い声が止まり
良和(じいさんの仮名)!!!!!
と叫びながらふすまが開かれた



24: 名も無き被検体774号+ 2014/01/06(月) 17:47:09.18 ID:3JSKgmGt0
気になるう

25: 名も無き被検体774号+ 2014/01/06(月) 17:50:45.24 ID:8HYY/Bnn0
そのまま布団も剥がされ、まだ兄の声がじいさんを呼んでた
じいさんが薄めで見ると
「良和!見ろ!これでもう大丈夫だwwwwww」
と、人の頭くらいの鏡とかなづちを持った兄が笑顔で立ってた
じいさんは頭が混乱し、何がなんだかわからないでいると
兄はその鏡を床に叩きつけ、かなづちでひたすら叩いた



26: 名も無き被検体774号+ 2014/01/06(月) 17:55:54.89 ID:8HYY/Bnn0
ほどなく、兄は立ち上がってじいさんの頭をなでて
今までにないような優しい声でじいさんを寝るように促したらしい
じいさんはなぜかそれで安心して眠ったらしい

翌朝、祖父母両親に起こされたじいさんは
もう自分の身に危険がないことを知らされたらしい



27: 名も無き被検体774号+ 2014/01/06(月) 18:04:37.38 ID:8HYY/Bnn0
それ以降、じいさんの兄が
それまでいた祟り神的存在の代わりに
神様になってうちの一族とこの集落を守ってるらしい

やっぱり、祟り神とは言え、腐っても神だから
いなくなってしまうと霊的なもの含め均衡が崩れてしまうらしい



28: 名も無き被検体774号+ 2014/01/06(月) 18:07:50.96 ID:PfU18nN40
お兄さんが身代わりに亡くなったということ?



29: 名も無き被検体774号+ 2014/01/06(月) 18:10:56.58 ID:8HYY/Bnn0
>>28
そんな感じだね

で、じいさんの兄が最初からそのつもりだったかと言うとそうじゃなかったらしい
住職が呼んだ霊能者?の入れ知恵というか手助けというか

その霊能者を仮にAさんとすると
最初にじいさんを見た時、かなり強いたたりだと感じたようで
これだけのものは、誰も死なずに綺麗に解決はあきらめろ
っていう話を家族全員に話したらしい
じいさん以外の家族ね



30: 名も無き被検体774号+ 2014/01/06(月) 18:12:50.39 ID:8HYY/Bnn0
Aさんの話では、
おとなしくじいさんを神さんにくれてやればひとまず収まる
それか身代わりを立てる

これが一番簡単だけど、神さん今回かなりご立腹なもんで
定期的にお供えが必要になるかもしれない



31: 名も無き被検体774号+ 2014/01/06(月) 18:16:33.92 ID:8HYY/Bnn0
もうひとつは、いっそ神さんを殺してしまう
おそらく、この神さんは動物の霊魂の集合体みたいなもので
殺すこと自体そこまで難しくはないと思われる

そのかわり、神に手を出した者はまず死ぬ
そして、バランスも崩れて、それを放置すれば
10年くらいのうちに集落ごと滅びる
(山崩れとかそういう天変地異的な)

それが嫌なら代わりの神さんをたてる
おそらく人間は無理、信仰とかみんなが知ってるものとか
そういうのから生み出すしかない

32: 名も無き被検体774号+ 2014/01/06(月) 18:19:42.84 ID:8HYY/Bnn0
つまり
じいさん見殺しにして、定期的に生贄をやるか
身代わりをたてて、定期的に生贄をやるか
違う神を祀り上げるか
どれがいいかねぇっていう話だったらしい

おそらく、じいさんの両親的には
内心、一番を選んでたんじゃないかと思う
性格はさておき、優秀な長男がいるわけだし



35: 名も無き被検体774号+ 2014/01/06(月) 18:42:18.46 ID:8HYY/Bnn0
みんななかなか結論を出せずに
というより言い出せなくて話が進まないところで
じいさんの兄が、弟を守るのが兄の役目だ
とか言い出したらしい

それで、Aさんと兄は二人で話をして
神さんを殺す方法、他のものを神さんにする方法を聞いたらしい



36: 名も無き被検体774号+ 2014/01/06(月) 18:44:20.11 ID:8HYY/Bnn0
それで、家族には兄が身代わりになるような話になっていて
Aさんとじいさん兄は代わりの神をっていうことになった

で、兄はまた企みがあって自分が神になればいいのではって
Aさんには黙って自分が神になろうとしたらしい

結局は、そのとおりになったわけだけど



37: 名も無き被検体774号+ 2014/01/06(月) 18:55:29.54 ID:8HYY/Bnn0
手順は色々あったらしいけど、
そのへんはよくわからない

信仰ってのはやっぱりそれなりに必要みたいで
じいさんの子の代からは、男児の名前の字はじいさんの兄の名前の文字を一文字
必ずつかうようにっていう決まりになってて
俺にも、俺の父にもそれがつかわれてる
俺の子供ができたら、同じ文字をつかわなきゃいけない

でも俺たぶん結婚できないけど

というわけで昔の話はこれで終わり



38: 名も無き被検体774号+ 2014/01/06(月) 19:00:25.49 ID:PfU18nN40
乙、おもしろかった
お兄さんかっこいいわ
>>1も家系絶やさないようがんばれよー

39: 名も無き被検体774号+ 2014/01/06(月) 19:01:32.45 ID:BHUqKelmP
>>37
じいさんの兄さんのためにも子をつくる努力しろよ~

40: 名も無き被検体774号+ 2014/01/06(月) 19:08:05.49 ID:8HYY/Bnn0
>>39
喪男だからなぁ
なんかぶっちゃけ今俺の守護霊やってるんだよ
心配になったとか言ってるけど

41: 名も無き被検体774号+ 2014/01/07(火) 00:50:35.45 ID:R7jqsfnG0
>>40
話せるの?

42: 名も無き被検体774号+ 2014/01/07(火) 10:49:53.49 ID:hLaMpzSZ0
え、え、なんか消化不良
もっと話してよ

44: 名も無き被検体774号+ 2014/01/08(水) 13:59:31.51 ID:ptVqjLUwP
で、今の話はいつ聞かせてくれるんだ?




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671 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/05/21(水) 11:19:23.70 ID:EMhHyYni0.net[1/5]
怖い話ぐぐってたらここに行き着いたので投稿させていただきます。

中学もまもなく卒業。高校受験も半年後に控えている。といったタイミングで修学旅行がありました。
この時ばかりは、受験間近でいつもピリピリしているクラスメイト等も楽しそうにしていた記憶があります。

さて、自分が産まれた家は、私の宗派と関係ない寺や神社に絶対に入ってはいけない、出来れば近付いても欲しくないと言われ続けていました。

ですから折角修学旅行で京都に来ても、寺や神社と名のつくものには近寄らないように避けてました。
金閣寺なども近寄りませんでしたし、皆が清水寺の中に入っていった時も
自分はお土産屋さんで時間を潰していました。予め先生に話してあったので気を使ってくれて
わざわざ毎年の集合写真の場所をずらすなどしてくれました。

ですが、こういったある意味特別扱い(当然、本当は私も一緒に修学旅行各所を周りたかったのですが)をされている自分に対して不良と呼ばれる方々は良い気はしなかったのでしょう。

672 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/05/21(水) 11:26:02.31 ID:EMhHyYni0.net[2/5]
旅館での食事を終え、温泉に入り終えて部屋でクラスメイトと談笑していたとき
不良数人がニヤニヤしながら部屋に入ってきて近付いてくると、自分の背中に何かを貼りました。

それと同時に何か不良が言おうとした
その瞬間でした。

部屋に居た人間、不良数人は勿論、さっきまで談笑していたクラスメイトも
自分以外の全員が頭を抱えてうずくまりだしました。
特に自分に何かを貼った人間(以降Yとします)は尋常じゃありませんでした。
痙攣して、嘔吐までしていました。

あまりの出来事に呆気に取られてしまいましたが、すぐに先生を呼んで救急車が何台も来る大惨事となってしまいました。

その後、背中に何か貼られた事を思い出して剥がしてみると
Yが自分に貼ったものは御札だったとわかりました。

673 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/05/21(水) 11:35:11.93 ID:EMhHyYni0.net[3/5]
幸い、自分にお札を貼ったYを含め、後遺症が残ったりお亡くなりになったり
といったことはありませんでした。
しかし、それが原因でYはこちらに近寄らなくなってしまい
同様の被害を受けてしまったクラスメイトは、突然耳鳴りがして立ってられないほどの頭痛がした
とは言ってましたがそれ以上はわからないとの事でした。

何度か話を聞こうと試みたのですが、Yは頑なに拒みました。
そのまま卒業を迎え、無事、高校に進学した半年後の話です。

Yから連絡がありました。クラスメイト伝手で連絡先を知ったようでした。
半年振りに会ったYはクマがすごい事になっていて、茶髪にはところどころ白髪が混じり
普通に話していても視線は常にキョロキョロしていました。

674 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/05/21(水) 11:46:20.37 ID:EMhHyYni0.net[4/5]
Yは自分に対して、まずは謝罪をしてきました。
続けて三蔵法師のような格好をしている顔が真っ黒な人が
もう一年間あの日から毎晩夢に出てくる。なんとかして欲しいと。

自分はそれを聞いてご本尊様だとすぐに気付きました。

祖母に電話を掛けて事情を説明すると
祖母には「そんな罰当たりにしてやる事は何も無い。」と言い捨てられましたが。
その上で「でも、もしお前が力になってやるって言うならSさんに連絡しなさい」とも教えてくれた

Sさんとは定期的に祖母の家に来るお坊さんである。
紳士的なお坊さんで優しいので自分はかなり好きだった。

自分は正直、何故友人でもないYの為にそこまでしなければいけないのかと思いつつ
Sさんに連絡を取って事情を話したら、その日のうちに都合をつけてくれた。

675 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/05/21(水) 12:03:34.45 ID:EMhHyYni0.net[5/5]
SさんはYに会って開口一番こう言った。
「おい、お前何しやがった。」

普段はすごく丁寧な口調で話すSさんから発せられたとは思えない言葉だった。
Yは勿論だが、自分も非常に驚いた。

さらにY自身の口から何があったかを説明させると
Sさんが思い切りYの頬を張って

この世には触れちゃいけないものがあってお前はそれに触れた。
今日、明日で解けるものじゃない。しかもお前は他の神様にも嫌われている
他にも何かやっただろう?というような事を言った。

するとYは、修学旅行の後、先輩に連れられて心霊スポット?に行ったらしい
そこで連れて行かれた古い神社の一部を壊してこいと言われ、修学旅行の件以来馬鹿にされていたのを払拭したくて壊したそうだ。

それを聞いてSさんはまた眉をしかめたが

本気でお前が何とかしたいと考えているなら、しばらくお前は本山にこもる事にになる。
それが数ヶ月か数十年かはわからない。と伝えた。

Yは泣きながら二つ返事で頷き、その次の日には引き取られ
それ以来Yの話を聞くこともなくなりました。

不可抗力とは言えそんな事があって
自分は益々自分に関係ないお寺等に近付けなくなりました。

思いのほか長くなってすみません。以上が私の話です。




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