【閲覧注意】怪談の森【怖い話】

当サイト「怪談の森」は古今東西の洒落にならない怖い話~ほっこりする神様系の話まで集めています。 随時更新中!!

カテゴリ: 山神様




388: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2011/09/13(火) 09:22:27.64 ID:Lsf4osZDP
ガキの頃の話をひとつ 

うちの田舎は茨城の山の中で代々農家をしている 
小学生の頃、夏休みになるといつも泊まりに行っていた。 

大学生の従兄弟たちが山の中腹にツリーハウスを作っていて 
中は虫もあまり入ってこなくて木陰で涼しく昼間は良くそこで昼寝などをしていた。 

ある日いつものようにハウスで遊んでいて、ハウスの屋根に登りたくなり 
壁に足をかけて登っていたんだけど、足を滑らせて転落。

高さは3m弱だったと思うんだが落ち葉などでクッションになって大事には至らなかった。
ただ落ちた時の衝撃で気が遠くなり意識を失って居た。

気が付いた時には意識が朦朧としていたが、何故か山道を家に向かって下っている。
鼻につく獣臭と真っ白な毛が目に入る。
何かに運ばれてるんだなと思ったが怖さはなく何故か安心できてまた気を失ってしまった。

次に気がつくと田舎の家で布団に寝かされていた
家族みんなで俺の顔を枕元でじっと見つめてて、気がつくと良かったねと。
何でも田舎の納屋で頭から血を流して倒れていたそうだ。

運ばれていた事を話すとじいちゃんが「それは山神様だ」と涙ぐんで話してくれた。
その後じいちゃんと親父が酒と収穫した野菜などを持って山の祠に供えてきたらしい。
俺は頭部裂傷と手足打撲で済んだが動けず、完治してから祠にお礼に行ったよ。

おしまい。

389: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2011/09/13(火) 09:42:35.10 ID:KZDgcrjE0
いい話だ

390: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2011/09/13(火) 09:44:14.97 ID:t8Zm1suO0
べ、別におぬしのような暴れガキ、助けたわけじゃないんだからね!
わしの山で死なれたり、捜索隊なんかでたら、め、迷惑、
そう、迷惑じゃから!
か、カンチガイするでないわ!





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799: 名無しさん 2012/03/16(金) 11:08:57.00 ID:vTGaw5U80
鈴の音

6年位前、妙義山にひとりで登ったことがある。
ふもとの神社のさくらがきれいと聞いて、見に行ったんだ。
 
以前家族でも登ったことがあったし、軽い気持ちで途中まで行ったのね。
いくつかの鎖場を越えて、いちおう区切りのいい場所まで出たから満足して、
さあ下りようと思って歩き出した。
 
もともと登山道としても舗装や整備がされてるわけじゃなく、いくつか目印があるとはいえ
先人の歩いた跡を辿って登るような道だったため、20分くらい歩いて道に迷った。
 
ほかに登りに来ていた人もなく、熊がと言われていたのですごく不安になり、しばらく
しばらく立ちすくんでしまった。
 
実際には5分くらいだったと思う。
頭上から突然、ちりんちりん、と熊よけの鈴みたいな音が聞こえてきた。
ああ誰かいるんだ!これで帰れると思って、急いでその音の方向に向かって歩き出した。
 
すると3分も行かないうちに、登山道の目印が見えたんだ。
精一杯急いで下りたんだけど、山から下りてきたひとの姿はなかった。
もしかしたら登ってく人だったのかもしれないけど、迷ったとき夕方4時を過ぎてたんだよね。
 
これからどんどん暗くなるし寒くなるし、行った先には山小屋とかもないのに…
怖かったので、自分の中で山の神様に道案内されたってことにしてる。


800: 名無しさん 2012/03/16(金) 11:16:54.65 ID:5ZvMwKSRP
>>799
無事に帰れて良かったね。
山奥に誘われてたなら大変なことになってたかも。





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270 :本当にあった怖い名無し:2011/06/03(金) 00:01:31.47 ID:S6v1AieoO
酔っ払ってるし、携帯からで文がおかしくてすまん。
合コンでひょんなことから改名の話になったんだが、偶然そのメンツに改名をしたことがある奴が二人いたんだ。
一人は、勝手にお祖父さんだかに届けを出されて、キレた親が改名手続きをした。
もう一人は、地元の山の神さまに嫁いで、それまでの名前が使えなくなったから。
因みに後者が自分。

これ、私の地元じゃ割と普通だったんだけど、(私と同時期に改名したこいるし)
今回のメンツは、はじめて聞く話だってドン引きされた。
地元のマイナーなお祭りだからってごまかしたけどさ。
何が死ぬ程怖いって、明日から変な噂がたちそうなのがこわいよ。

272 :本当にあった怖い名無し:2011/06/03(金) 00:07:48.37 ID:Z5E5Gn7UO
山の神様に嫁ぐって…具体的に何するの??

273 :本当にあった怖い名無し:2011/06/03(金) 00:08:14.23 ID:nMQk5a4I0
>>270
風習があったとしても、普通簡易化するか廃れるもので、
実際に改名まで行く事はやはり珍しい

276 :本当にあった怖い名無し:2011/06/03(金) 00:26:21.20 ID:Uy0rRjbnO
>>272
具体的にって言われると特に何もない。別にイケニエになる訳じゃないし。
ただ、その山に関係する職種の家(うちは林業やってる)から産まれた娘さんが、
幼稚園くらいの時に形だけ嫁ぐ。
神さまが気に入った嫁さんは、第一婦人みたいに何度もそれに参加させられる。
私も中3まで出てたんだが、何でか嫁さんやってる間は初潮が来なくて、それが一番怖かった。

>>273
なんかしらんが、嫁さん候補の子はみんなナントカ姫っていう恥ずかしい名前だったよ。
嫁ぐ時期とか世代的は神さまの気分しだいらしくてランダムだから、
バアちゃんの子供の頃は、毎年あった時もあったんだってさ。

277 :本当にあった怖い名無し:2011/06/03(金) 00:31:29.25 ID:nMQk5a4I0
神様の気分はお告げでも聞くのか

278 :本当にあった怖い名無し:2011/06/03(金) 00:40:52.68 ID:Uy0rRjbnO
お告げっていうか、迎えみたいなのが来る。
だいたい山開きの前くらいに、幹事っていうか取り仕切ってる神主さん所に、オツカイとかいうのが来る。
嫁さんに選ばれたこの家には、鹿とかフクロウがうろつくんだけど、
ジジババが言うには、介添人みたいなんだって。

281 :本当にあった怖い名無し:2011/06/03(金) 00:51:54.31 ID:nMQk5a4I0
その種の嫁入り儀式は割と普通
大抵は形骸化しているが
この場合は、本質部分が消えることなく受け継がれているように見える

282 :本当にあった怖い名無し:2011/06/03(金) 00:57:05.28 ID:174ayPT20
ID:Uy0rRjbnOさんの家には、何の介添人が来たの?
改名ってその時点でして(~姫)、更にお役御免になった時に改名したってこと?
それとも元の名前に戻っただけ?

283 :本当にあった怖い名無し:2011/06/03(金) 00:58:28.37 ID:174ayPT20
あ、すまん
候補の時点で~姫ってことは、それが生まれた時からの名前なんだね
ってことは、候補のまま選ばれなかった子は、改名の必要もなく、ずっと~姫?

294 :本当にあった怖い名無し:2011/06/03(金) 01:13:38.02 ID:Uy0rRjbnO
眠くて安価出来なくてごめん。

オツカイってのは、何かは知らないんだ。
神主さんの家の秘密なんだって言われてたし。

ナントカ姫ってのは、嫁候補の家に娘が生まれると、だいたいその名前をつけられる。
でも、親から実生活に困るからって、戸籍上はミキとかユキとか普通っぽい名前になってた。
ただ、正式?にはナンタラカンタラヒメみたいな名前で、だいたい頭の漢字とか音に姫ってつけてた。

あと、あくまで嫁さん候補の家は、代々その山から生活の糧を貰ってる家系ってのが重要らしい。
だから、家業畳んでよその土地に行ったりもする家もあったってさ。
だからこのあたり普通に、古くからあるお祭りとかお祝い事感覚だったよ。

299 :本当にあった怖い名無し:2011/06/03(金) 01:17:58.04 ID:nMQk5a4I0
>>294
最初から名を使い分けているのに、改名とは何の話?

320 :本当にあった怖い名無し:2011/06/03(金) 01:36:20.88 ID:Uy0rRjbnO
>>299
嫁達の名前は、真名っていうか使い分けの名前込みで『神さまの嫁になる娘』って意味があったから、改名した。
神さまの嫁じゃなくなった時点で俗世に帰るから、改めてこっち用の名前にするんだってさ。
じゃないと、余所の土地だか家だかの神さまに、
メシアゲ(神さまでも再婚でもいいのかはしらん)されるとか言われた。

あと、嫁さん候補で選ばれなかった娘さんは改名しなかったけど、
ナンタラカンタラヒメって名前は、山に返すとか言ってた。

326 :本当にあった怖い名無し:2011/06/03(金) 01:47:46.95 ID:nMQk5a4I0
>>320
戸籍上の一般名も特殊な意味があり
嫁に選ばれた経験を持つ人間は抜けるためにそれも改名する
でおK?

332 :本当にあった怖い名無し:2011/06/03(金) 02:01:21.11 ID:Uy0rRjbnO
>>326
そう、そんな感じ。
あとは、リアル誘拐予防。
山神さまの嫁ってだけで、昔は存在に付加価値がついちゃってたらしく、
バアちゃんやその位の世代の嫁たちが、それで拉致られたことがあったんだって。
バアちゃんはオハシラ?オバシラ?だかの家に、騙されて連れてかれたらしいよ。

333 :本当にあった怖い名無し:2011/06/03(金) 02:03:34.10 ID:174ayPT20
>>320

名前だけ見ても、神様のお嫁さんに選ばれるといろいろ大変だね
お嫁さんの期間、何かいいことあるの?
それと、お役御免のサインなんかもあるのかな?

334 :本当にあった怖い名無し:2011/06/03(金) 02:05:29.16 ID:nMQk5a4I0
>>332
オハシラ=御柱?
それは家の名前なのか

336 :本当にあった怖い名無し:2011/06/03(金) 02:26:56.77 ID:Uy0rRjbnO
>>333
良いことは、嫁入りの時の着物がキレイで嬉しかった事が一番かな。
あとは、その山では身内の事故がない事とかそのくらい。
(林業やってると怪我が多いけど、血が流れる怪我がほとんどない)
自称霊感のある子からは、「一生悪いものに憑かれない位守られてる」とか言われたけど、実感はない。
物質的な良いことは殆どなかったけど(笑)

デメリットは、嫁はいくつになっても初潮が来ないとか、
(生理が来ると、完全にこっち側の存在になるんだって)
改名の手続きとか。
あと、昔はさっきも書いたみたいに、存在に付加価値がついちゃって、拉致だの望まない縁談があったくらい。

>>334
オハシラは、氏神さまみたいなのらしいよ。
バアちゃんは、その家に騙されて嫁がされそうになったんだってさ。
しかし、バアちゃんその時まだ小学生くらいだったから、色んな意味でヤバかったらしい…

337 :本当にあった怖い名無し:2011/06/03(金) 02:30:37.23 ID:nMQk5a4I0
だからオハシラは家の名前ではなく御柱だと思うが
つまりはお家繁栄の道具

339 :本当にあった怖い名無し:2011/06/03(金) 02:36:25.92 ID:Uy0rRjbnO
そうなんだ。あまり深く知らないから、奉ってるって聞いてそんなものかと思ってたよ。
明日バアちゃんに聞いてみるね。







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自分の父親が登山が趣味で、
その父親が話してくれた話。


その日も暇ができたから山に登ったんだ。


でも途中歩いてたらいきなり頭が痛くなって、

「高山病かな?」

って思ったんだけど、まだそんなに登ってないし・・・


と思ってたら、どっからか

『おまいりしてけ』

って声が聞こえた。


しかも何度も何度も言ってくる。

『おまいりしてけ、おまいりしてけ』

って。


いきなりの出来事で父親が混乱してたら、次の瞬間、

道の横にあった竹林って言うのかな、
そこからすごい気配がしたらしい。


しかもガサガサッって
すごい勢いで何かが竹林から近づいてきた。


その瞬間にも頭痛はするし

『おまいりしてけ』

って五月蝿いし、

そこで父親が

「わかったから!」

って言って、
山をおりて山のふもとにあった社?かな

そこで急いでおまいりした。


そしたらいつのまにか頭痛も声も消えたらしい。


父親が言うには、


「多分あれは山の神様だよ。俺もまだ山登り初心者だったし、おまいりすることを教えてくれたんだね」


だそうで。



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366 :山での話 :03/04/11 06:18
今の年代の人に、狩りをした事のある人は少ないでしょう。
昔、私は祖父に連れられて、狸を捕る為に数度、山にトラバサミを仕掛けに行った事があります。
山にも色々な約束事があります。
うろ覚えですが、女山でしたので立ちションベンは、女神様に見える様に頂を向いてする事とか、
(性器を見えないように隠すと女神様が怒って、山で遭難します)
お弁当は半分食べたら残りは家まで持って帰る事とか、狸の後足は1本は女神様に御供えする事とか、
他にも細かな注意が沢山あったはずでした。


ある夏休みの日、祖父の家に遊びに来ていた私は、川に泳ぎに行こうとして、気が付くと何故か山の中に居ました。
昼御飯前に出たはずなのにあたりは真っ暗で、訳が判らず泣いてしまいました。
どのくらい泣いていたでしょう?
辺りがスゥ~っと明るくなって、顔を上げると、目の前に青い光が浮いていました。
その光は優しく、暖かくて、何故か彼女が助けてくれるのだと解りました。
そして、漂い始めた光に付いて行き、山の麓に下りました。

山の麓には幾つもの懐中電灯の光が集まっていました。
その中に祖父の姿を見つけ、「おじいちゃん」と声を掛けると、祖父は飛んで来て私を抱きしめました。
そして、すごい剣幕で怒り始めたのです。
私が帰ってきたのは、家を出た翌日の夜でした。
その時です。私は変な事に気が付きました。
私はたった今山の麓に降り立ちました。
ですが周りを見回すと、そこは山から1キロ程離れた祖父の家の前だったのです。
青い光は何時の間にか消えていました。

その事祖父に話すと、祖父は宴会をすると言って、
近所の男の人達だけでご馳走を持って、山の祠の前で宴会をしました。
僕や従兄弟達、近所の男の子達も付いていきましたが、皆お酒を飲み、歌って楽器を奏で、踊って、大騒ぎでした。
後で聞いたのですが、
「女神様が最近人が山に入らないので、寂しくなってお前を呼んだのだろう」と祖父達は言いました。
その後、他にも一晩だけ山で消えた男子が出た事から、
毎年夏祭りの後には、山の祠で宴会をする様になったそうです。





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