【閲覧注意】怪談の森【怖い話】

当サイト「怪談の森」は古今東西の洒落にならない怖い話~ほっこりする神様系の話まで集めています。 随時更新中!!

カテゴリ: 山神様




270 :本当にあった怖い名無し:2011/06/03(金) 00:01:31.47 ID:S6v1AieoO
酔っ払ってるし、携帯からで文がおかしくてすまん。
合コンでひょんなことから改名の話になったんだが、偶然そのメンツに改名をしたことがある奴が二人いたんだ。
一人は、勝手にお祖父さんだかに届けを出されて、キレた親が改名手続きをした。
もう一人は、地元の山の神さまに嫁いで、それまでの名前が使えなくなったから。
因みに後者が自分。

これ、私の地元じゃ割と普通だったんだけど、(私と同時期に改名したこいるし)
今回のメンツは、はじめて聞く話だってドン引きされた。
地元のマイナーなお祭りだからってごまかしたけどさ。
何が死ぬ程怖いって、明日から変な噂がたちそうなのがこわいよ。

272 :本当にあった怖い名無し:2011/06/03(金) 00:07:48.37 ID:Z5E5Gn7UO
山の神様に嫁ぐって…具体的に何するの??

273 :本当にあった怖い名無し:2011/06/03(金) 00:08:14.23 ID:nMQk5a4I0
>>270
風習があったとしても、普通簡易化するか廃れるもので、
実際に改名まで行く事はやはり珍しい

276 :本当にあった怖い名無し:2011/06/03(金) 00:26:21.20 ID:Uy0rRjbnO
>>272
具体的にって言われると特に何もない。別にイケニエになる訳じゃないし。
ただ、その山に関係する職種の家(うちは林業やってる)から産まれた娘さんが、
幼稚園くらいの時に形だけ嫁ぐ。
神さまが気に入った嫁さんは、第一婦人みたいに何度もそれに参加させられる。
私も中3まで出てたんだが、何でか嫁さんやってる間は初潮が来なくて、それが一番怖かった。

>>273
なんかしらんが、嫁さん候補の子はみんなナントカ姫っていう恥ずかしい名前だったよ。
嫁ぐ時期とか世代的は神さまの気分しだいらしくてランダムだから、
バアちゃんの子供の頃は、毎年あった時もあったんだってさ。

277 :本当にあった怖い名無し:2011/06/03(金) 00:31:29.25 ID:nMQk5a4I0
神様の気分はお告げでも聞くのか

278 :本当にあった怖い名無し:2011/06/03(金) 00:40:52.68 ID:Uy0rRjbnO
お告げっていうか、迎えみたいなのが来る。
だいたい山開きの前くらいに、幹事っていうか取り仕切ってる神主さん所に、オツカイとかいうのが来る。
嫁さんに選ばれたこの家には、鹿とかフクロウがうろつくんだけど、
ジジババが言うには、介添人みたいなんだって。

281 :本当にあった怖い名無し:2011/06/03(金) 00:51:54.31 ID:nMQk5a4I0
その種の嫁入り儀式は割と普通
大抵は形骸化しているが
この場合は、本質部分が消えることなく受け継がれているように見える

282 :本当にあった怖い名無し:2011/06/03(金) 00:57:05.28 ID:174ayPT20
ID:Uy0rRjbnOさんの家には、何の介添人が来たの?
改名ってその時点でして(~姫)、更にお役御免になった時に改名したってこと?
それとも元の名前に戻っただけ?

283 :本当にあった怖い名無し:2011/06/03(金) 00:58:28.37 ID:174ayPT20
あ、すまん
候補の時点で~姫ってことは、それが生まれた時からの名前なんだね
ってことは、候補のまま選ばれなかった子は、改名の必要もなく、ずっと~姫?

294 :本当にあった怖い名無し:2011/06/03(金) 01:13:38.02 ID:Uy0rRjbnO
眠くて安価出来なくてごめん。

オツカイってのは、何かは知らないんだ。
神主さんの家の秘密なんだって言われてたし。

ナントカ姫ってのは、嫁候補の家に娘が生まれると、だいたいその名前をつけられる。
でも、親から実生活に困るからって、戸籍上はミキとかユキとか普通っぽい名前になってた。
ただ、正式?にはナンタラカンタラヒメみたいな名前で、だいたい頭の漢字とか音に姫ってつけてた。

あと、あくまで嫁さん候補の家は、代々その山から生活の糧を貰ってる家系ってのが重要らしい。
だから、家業畳んでよその土地に行ったりもする家もあったってさ。
だからこのあたり普通に、古くからあるお祭りとかお祝い事感覚だったよ。

299 :本当にあった怖い名無し:2011/06/03(金) 01:17:58.04 ID:nMQk5a4I0
>>294
最初から名を使い分けているのに、改名とは何の話?

320 :本当にあった怖い名無し:2011/06/03(金) 01:36:20.88 ID:Uy0rRjbnO
>>299
嫁達の名前は、真名っていうか使い分けの名前込みで『神さまの嫁になる娘』って意味があったから、改名した。
神さまの嫁じゃなくなった時点で俗世に帰るから、改めてこっち用の名前にするんだってさ。
じゃないと、余所の土地だか家だかの神さまに、
メシアゲ(神さまでも再婚でもいいのかはしらん)されるとか言われた。

あと、嫁さん候補で選ばれなかった娘さんは改名しなかったけど、
ナンタラカンタラヒメって名前は、山に返すとか言ってた。

326 :本当にあった怖い名無し:2011/06/03(金) 01:47:46.95 ID:nMQk5a4I0
>>320
戸籍上の一般名も特殊な意味があり
嫁に選ばれた経験を持つ人間は抜けるためにそれも改名する
でおK?

332 :本当にあった怖い名無し:2011/06/03(金) 02:01:21.11 ID:Uy0rRjbnO
>>326
そう、そんな感じ。
あとは、リアル誘拐予防。
山神さまの嫁ってだけで、昔は存在に付加価値がついちゃってたらしく、
バアちゃんやその位の世代の嫁たちが、それで拉致られたことがあったんだって。
バアちゃんはオハシラ?オバシラ?だかの家に、騙されて連れてかれたらしいよ。

333 :本当にあった怖い名無し:2011/06/03(金) 02:03:34.10 ID:174ayPT20
>>320

名前だけ見ても、神様のお嫁さんに選ばれるといろいろ大変だね
お嫁さんの期間、何かいいことあるの?
それと、お役御免のサインなんかもあるのかな?

334 :本当にあった怖い名無し:2011/06/03(金) 02:05:29.16 ID:nMQk5a4I0
>>332
オハシラ=御柱?
それは家の名前なのか

336 :本当にあった怖い名無し:2011/06/03(金) 02:26:56.77 ID:Uy0rRjbnO
>>333
良いことは、嫁入りの時の着物がキレイで嬉しかった事が一番かな。
あとは、その山では身内の事故がない事とかそのくらい。
(林業やってると怪我が多いけど、血が流れる怪我がほとんどない)
自称霊感のある子からは、「一生悪いものに憑かれない位守られてる」とか言われたけど、実感はない。
物質的な良いことは殆どなかったけど(笑)

デメリットは、嫁はいくつになっても初潮が来ないとか、
(生理が来ると、完全にこっち側の存在になるんだって)
改名の手続きとか。
あと、昔はさっきも書いたみたいに、存在に付加価値がついちゃって、拉致だの望まない縁談があったくらい。

>>334
オハシラは、氏神さまみたいなのらしいよ。
バアちゃんは、その家に騙されて嫁がされそうになったんだってさ。
しかし、バアちゃんその時まだ小学生くらいだったから、色んな意味でヤバかったらしい…

337 :本当にあった怖い名無し:2011/06/03(金) 02:30:37.23 ID:nMQk5a4I0
だからオハシラは家の名前ではなく御柱だと思うが
つまりはお家繁栄の道具

339 :本当にあった怖い名無し:2011/06/03(金) 02:36:25.92 ID:Uy0rRjbnO
そうなんだ。あまり深く知らないから、奉ってるって聞いてそんなものかと思ってたよ。
明日バアちゃんに聞いてみるね。







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自分の父親が登山が趣味で、
その父親が話してくれた話。


その日も暇ができたから山に登ったんだ。


でも途中歩いてたらいきなり頭が痛くなって、

「高山病かな?」

って思ったんだけど、まだそんなに登ってないし・・・


と思ってたら、どっからか

『おまいりしてけ』

って声が聞こえた。


しかも何度も何度も言ってくる。

『おまいりしてけ、おまいりしてけ』

って。


いきなりの出来事で父親が混乱してたら、次の瞬間、

道の横にあった竹林って言うのかな、
そこからすごい気配がしたらしい。


しかもガサガサッって
すごい勢いで何かが竹林から近づいてきた。


その瞬間にも頭痛はするし

『おまいりしてけ』

って五月蝿いし、

そこで父親が

「わかったから!」

って言って、
山をおりて山のふもとにあった社?かな

そこで急いでおまいりした。


そしたらいつのまにか頭痛も声も消えたらしい。


父親が言うには、


「多分あれは山の神様だよ。俺もまだ山登り初心者だったし、おまいりすることを教えてくれたんだね」


だそうで。



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366 :山での話 :03/04/11 06:18
今の年代の人に、狩りをした事のある人は少ないでしょう。
昔、私は祖父に連れられて、狸を捕る為に数度、山にトラバサミを仕掛けに行った事があります。
山にも色々な約束事があります。
うろ覚えですが、女山でしたので立ちションベンは、女神様に見える様に頂を向いてする事とか、
(性器を見えないように隠すと女神様が怒って、山で遭難します)
お弁当は半分食べたら残りは家まで持って帰る事とか、狸の後足は1本は女神様に御供えする事とか、
他にも細かな注意が沢山あったはずでした。


ある夏休みの日、祖父の家に遊びに来ていた私は、川に泳ぎに行こうとして、気が付くと何故か山の中に居ました。
昼御飯前に出たはずなのにあたりは真っ暗で、訳が判らず泣いてしまいました。
どのくらい泣いていたでしょう?
辺りがスゥ~っと明るくなって、顔を上げると、目の前に青い光が浮いていました。
その光は優しく、暖かくて、何故か彼女が助けてくれるのだと解りました。
そして、漂い始めた光に付いて行き、山の麓に下りました。

山の麓には幾つもの懐中電灯の光が集まっていました。
その中に祖父の姿を見つけ、「おじいちゃん」と声を掛けると、祖父は飛んで来て私を抱きしめました。
そして、すごい剣幕で怒り始めたのです。
私が帰ってきたのは、家を出た翌日の夜でした。
その時です。私は変な事に気が付きました。
私はたった今山の麓に降り立ちました。
ですが周りを見回すと、そこは山から1キロ程離れた祖父の家の前だったのです。
青い光は何時の間にか消えていました。

その事祖父に話すと、祖父は宴会をすると言って、
近所の男の人達だけでご馳走を持って、山の祠の前で宴会をしました。
僕や従兄弟達、近所の男の子達も付いていきましたが、皆お酒を飲み、歌って楽器を奏で、踊って、大騒ぎでした。
後で聞いたのですが、
「女神様が最近人が山に入らないので、寂しくなってお前を呼んだのだろう」と祖父達は言いました。
その後、他にも一晩だけ山で消えた男子が出た事から、
毎年夏祭りの後には、山の祠で宴会をする様になったそうです。





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20 :犬の親子と女の子:2011/05/17(火) 02:46:41.51 ID:rpqNSiVS0
私の家は昔の古い日本家屋といった感じの、ジブリの映画に出てきそうな家でした。
土間や畳敷きの大広間、竈のある台所に仏間と16畳の和室。
和室は障子を開け放つと、縁側に面した庭が一望できました。
家の後ろはすぐ山肌になっており、春には山菜が良く採れていました。
その家に私は、曾祖母、祖父、祖母、父と母、我が家の愛犬ジョンと一緒に暮らしてました。
ジョンは私の父が知り合いから譲り受けた犬で、紀州犬と何かの雑種らしく、真っ白な体毛をしていました。
私が13歳になってしばらくした頃、ジョンが子犬を産みました。
生まれた6匹全てが、ジョンにそっくりな白い体毛をしていました。
私は縁側に寝転がって、ジョンや子犬たちがいる庭先を眺めるのが好きでした。

雨が続いたある日、久々に晴れたのでお菓子と漫画をもって縁側に寝転びに行くと、庭に見知らぬ女の子が居ました。
小屋の前の芝生で気だるそうに横たわって居るジョンと、そのお腹の辺りで元気に転げまわってる子犬達。
それをその女の子はニッコニコしながら眺めていました。
年は小学校低学年か、ひょっとしたら幼稚園の年長組くらいのショートボブの女の子。
白いワンピースを着て、左手には綺麗なビーズの腕輪をしていました。
あんな可愛らしい子近所に居たっけ・・・?と思いながらも、
近所の小さい子がジョンを触りにくる事なんて良くあるので、放っておきました。

漫画を一冊読み終えて顔を上げてみると、女の子はまだジョンと子犬達を見ていました。
転げまわる子犬達を見ては、
(*´∀`*)みたいな顔でニッコニコしながら眺め、
子犬がくしゃみをしたら、
Σ(>ヮ<*)みたいな顔で驚いたり、
眠くてコクリコクリしてる子犬には、
(*゚ー゚)みたいな感じで顔を覗き込んだりと、
あまりに表情がころころ変わって面白いので、私はしばらくその女の子を見ていました。


21 :犬の親子と女の子:2011/05/17(火) 02:47:16.65 ID:rpqNSiVS0
ポカポカとした陽気で、若干うつらうつらしながらその光景を見ていたのですが、気がつくと女の子が居ません。
あれ?帰っちゃったのかな?と思ったのですが、私の家はこの縁側を通らないと帰れない造りになっています。
いくらうつらうつらしていたとしても、人が通ればさすがに気がつきます。
ふと気になってサンダルを履き、庭を探してみました。
半目を開けながら爆睡しているジョンと、遊びつかれて各々独特な格好で寝ている子犬達以外は何も居ません。

おかしいなぁ…いつ帰ったんだろう?と首を傾げながら、母に「さっき庭に来てた女の子誰?」と尋ねると、
「ん?女の子?母さんずっと玄関んとこに居たけど、誰も来なかったよ?」と、おかしな答えが返ってきました。
まさか…座敷わらし!?と思い、今度は曾祖母にさっき起きた事を言うと、
「いや、座敷っ子じゃない。座敷っ子は草が苦手で、草で出来てる畳も縁しか歩かん。
 ましてや、芝生の生えてる家の庭には出るはずもない。」
という返答が…。
結局、私が寝ぼけていたという事で一件落着しました。

が、しかし。その女の子は、晴れた日の庭に毎日のように現れるようになったのです。
ジョンや子犬達を見てはまたころころと表情を変え、面白おかしくその所作を見守っている女の子。
見えてるのは私だけで、
曾祖母も祖父も祖母も父も母も、果てはジョンやその子犬達までも彼女のことは見えていないようでした。
祖父は「お払いしてもらったほうが良いんじゃないか?何か悪いものに憑かれてるんじゃないか?」と心配していましたが、
私にはあの女の子が悪いものには見えずに、
「別にいいよ。あの女の子見てるだけでも面白いし。なんか癒されるから」
と、お払いに行こうという祖父の申し出を断っていました。

その女の子が現れるようになってから数日後、3日ほど雨が続いた日のことでした。
その年は例年になく雨が多い年で、数日降っては一日晴れて、また次の日から雨が続くといった事が起こってました。
夕飯時、「今年はずいぶんと雨が降るなぁー」と家族で話をしていた時。
何やら心配そうな顔をしていた祖父が私に、
「そういえば、あの女の子はまだ出るのかい?雨降りにも居るのかい?」と話しかけてきた時だったのを覚えています。


22 :犬の親子と女の子:2011/05/17(火) 02:49:05.04 ID:rpqNSiVS0
ザァーーーーー…と言う雨の音が、急にゴォーーーーー…という聞いたことない音に変わりました。
「あれ?何この音…?雷の音とも違うよね?」と私が言うと、祖父がハッ!とした顔をして玄関の方へ走っていきました。
「ど、どうしたの?」と問いかけながら祖父の後を追うと、祖父は玄関の扉を開け放ち、じっと耳を澄ませています。
つられて私も耳を澄ませていると、
ゴォーーーーー…という音に続いて、ザッ!ザッ!ザザザー!という木が激しく揺れてるような音も聞こえてきました。
その瞬間、祖父が「逃げろ!急いで家から出ろ!早くしろー!!」と叫びました。
あまりに急に叫んだので、ビックリして目をぱちくりさせていると、
「お前も早く靴を履け!走れる靴を履け!」と怒鳴られました。
祖父の叫びを聞いて、顔を青くした父が曾祖母を担ぎ、母は印鑑と通帳の入ったバッグを握り、
祖母は非常時用のリュックサックを背負い、急いで家を出ました。

外に出るとゴォーーーーー!という音がまだ続いて、小さな地震のような揺れが続いています。
あ・・・ジョンがまだ庭に居る!と思った私は引き返そうとしましたが、
「走れ!今家に戻るな!死んじまうぞ!!」と言う祖父に無理やり抱えられました。
雨は結構激しくて、ゴォーーーーー…という音と雨が体にぶつかる音、木のざわつく音が頭の中で混ざり、
少し眩暈がしました。
家の前の砂利道を走りぬけ、舗装された道路に出ました。
それでも安心は出来なかったようで、結局そのまま高台にある集会場まで家族全員避難しました。

集会所に着くともう全身ずぶぬれで、
集会所の電話から管理をしている人に電話をかけて、あるだけの服と毛布を貸してもらいました。
曾祖母は両手を合わせ、「なんまいだぶ…なんまいだぶ…」と呟いていて、祖母と母は号泣していました。
管理人のおじさんと祖父と父は、青い顔をしたまま「これからどうしようか…」といった話をしていて、
私は何が起こったか訳もわからず、ただボー…っとしていました。


23 :犬の親子と女の子:2011/05/17(火) 02:50:09.74 ID:rpqNSiVS0
翌朝は昨日の大雨が嘘のようなカラリと晴れた天気でした。
子供ながらに家に帰れる!と思い、喜んでいた私に祖父は、
「まだ帰らん方がいい。
 明日はまた晴れらしいから、明日村の消防団の連中と一緒に家を見てくる。お前たちはここに残ってろ」
と真剣な顔で言い放ちました。
「一体何が起こったの?」と母に聞いても、
「大丈夫、大丈夫だから。ここに居れば大丈夫。命が助かっただけでも…」という答えしか返って来ませんでした。
家に何か起こって、ひょっとしたらもう家に帰れないかもしれない…と思った私は、
急に残してきたジョンと子犬の事が心配になり、次の日こっそりと家を見に行くことにしました。

祖父と消防団の大人たちがぞろぞろと歩いていく後ろを、見つからないように道路の脇の藪に入って付いて行きました。
そろそろ家の入り口まで続く砂利道が見えてくるといった辺りで、衝撃的な物を見ました。
舗装された道路から山肌にある家の正面に向かって伸びる50mくらいの砂利道。
その砂利道が、ごろごろとした岩やなぎ倒された木や土砂で埋めつくされ、家のあった場所には何もありませんでした。
正確には、屋根だけが家のあった場所より少し下の方に見えている状態で、
家の1階部分や庭は完全に土砂に埋まってる状態。
あまりに壮絶な光景に私は泣き声をあげてしまい、祖父と父に見つかってしまいました。
泣いてる子供をさらに怒るような事は出来なかったらしく、
「…だからついてくるなっていっただろうに…」と優しく言った父にすがり付いて、わんわんと泣きました。
祖父と父はすぐにでも家を掘り返したいと言いましたが、
地盤がまだ軟らかいかもしれない、また崩れる可能性があるから重機を持って来れないと言われ、
泣く泣くそのままにして集会所に戻ることにしたそうです。


24 :犬の親子と女の子:2011/05/17(火) 02:50:41.97 ID:rpqNSiVS0
私も「お家が無くなった…ジョンも子犬も皆死んじゃったんだ…」と泣きながら帰ろうとしました。
ふいに腕をグッと捕まれ、後ろに引っ張られるようにして転んでしまいました。
転んだ拍子にぶつけた腕をさすりながら、引っ張られた方を見ると、
あのショートボブの女の子が、庭のあった辺りの上に居ました。
帰ろうとする私をキッと睨めつけて、自分の足元を指差しています。
服を見ると、白いワンピースは胸の下まで黒茶色に汚れていて、両手はズタズタに…。
付けていた綺麗なビーズの腕輪も無くなっていて、髪も心なしかボサボサになっていました。
まさか!と思って私は走り出しました。

子供の私でも乗り越えられる高さの岩や木だったのが幸いして、難なく庭のあった場所へと辿り着きました。
大人たちも急に走り出した私に驚き、後からわらわらと追いかけてきます。
女の子はそれを見ると安心したのか、
(*´ー`*)みないな顔をして、崩れた山肌の上の方に滑るようにして走り去っていきました。
女の子の居たところ、指差していたところを見て私たちは驚きました。
そこには、祖父が子犬も入るようにと増築したジョンの小屋が綺麗に残っていました。
屋根には土砂がかかっているものの、小屋の中に土砂が入った形跡はありませんでした。
小屋のあった位置と今自分たちが立っている位置とでは、大人がすっぽり入れるくらいの高さがあったのですが、
なぜかそこだけ掘り返されたような穴が。
屋根が簡単に取り外せる小屋なので、父が穴に入り屋根を取り外しました。
小屋の中には破れたドックフードの袋と、水が並々と入ったタッパー。
その水を寝ながらペチャペチャなめるジョンと、そのおっぱいを吸う子犬達が居ました。
信じられない光景に、大人たちは驚きつつも歓声を上げ、父と私は良かった良かったと涙を流し、
祖父は「俺の作る小屋もたいしたもんだな」と、腕を組みうんうんと頷いてました。


25 :犬の親子と女の子:2011/05/17(火) 02:51:03.50 ID:rpqNSiVS0
その後、ジョンと子犬達は集会所まで小屋ごと運ばれました。
祖母も母も「奇跡だ!」と大喜びし、祖父は誇らしげに自分の作った小屋を自慢していました。
自分の小屋のおかげだと思っている祖父には女の子のことは話せずに、曾祖母に話をしました。
曾祖母は目を細めて、
「それはきっと神様だね。山に住む神様が、同じく山に住む、わしらやジョンやチビちゃん達を守ってくれたんだろう」
と言い、手を合わせました。

結局、家を掘り返したのはそれから1ヶ月程経った頃で、
その間私たちは住み込みで集会所の管理をする事を条件に、集会所に住まわせてもらいました。
家は完全な倒壊状態で、掘り返したからといってとても住める状態ではありません。
今は村の、今度は山肌とは離れた所の土地を買い、新しい家を建ててそこに住んでいます。

ジョンの子供は奇跡の生還を遂げたという事で、縁起物のように思われたのか、
是非引き取らせて欲しい!という人(主に居合わせた消防団の人)が続出した為、
メスの子犬を一匹残して、他は引き取ってもらいました。
昔の田舎は動物の子供が生まれたら近所の人や知り合いに引き取ってもらっていたので、
私も特に抵抗も無くジョンの子供を引き渡しました。
近所なのでいつでも会いに行けますし、散歩中に会ったりも出来ますし、それはそれで楽しみが増えたような気分でした。
ジョンは今年に入り亡くなりましたが、今度はジョンの娘のチャロが妊娠しました。

毎朝の散歩の時に、
我が家のあった場所、庭で女の子がジョンやチャロ、その兄弟達を眺めていた場所を通るようにしています。
あの女の子もチャロの妊娠に気付いてくれてると良いなぁ…
チャロの子供が生まれたらまた見に来てくれるかなぁ…
と思いつつ、最近は庭先で祖父の作ったベンチに横たわり、
チャロのお腹を撫でつつ時間を潰すのが休日の日課になっています。






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7320:本当にあった怖い名無し:2010/09/05(日)15:15:28ID:iLMKudeb0
皆色々霊体験してるんですね。
私もちょっと不思議な体験をひとつ。

もう8年まえになるかな。高校生のとき演劇部に入ってました。
んで、鹿児島(鹿児島県出身なり)では県内の高校の演劇部が年に一回集まって共同で劇をやるんだけど、その年私にも役がもらえたのさ。

なので練習にすっごい燃えてて、小学校のときの母校(近所)に日曜日もぐりこんで池の前(鯉とかいるちっさい池)で一人自主練やってたのね。人影もなかったし、時間も忘れるくらい熱中したんだけど、一回全部通してやってみようと思って、最初から全部演じたんだわ。

で、最後クライマックスまで終わって、”やった終った~いい感じじゃん”とか一人で思ってたわけよ。そしたらさ、

ぱちぱちぱち

拍手が聞こえたんだわ。

一瞬、
”え、見られてた?めっちゃはずかしいいいい////”
ってパニくって、誰!?みたいに音のしたほうを見てみたのね。
(これは小学校が近所のため知り合いの可能性が高く、口止めをするため!自主練見られるなんてはずかしいじゃないか!)

で、そこには子供(?)が一人手をたたいてたのよ。
でも、逆光で顔がわからない。
(このときちょうど夕方で、あたりがオレンジ色一色でした)
もうちょっとよく見ようと思ってたら、その子が、

「うまいね」

っていって、こっちがおどろいて瞬きしてる間に消えちゃったんです。
ちょうど今頃の季節なので思い出しました。
笑えないけどちょっとほっこりした霊体験。



321:320:2010/09/05(日)15:26:08ID:iLMKudeb0
文字制限に引っかかったので。

(補足)
子供がいた場所 ⇒ 鳥居の足元
学校の構成
              =======
   |   | 神社
  =======
              =
              = 長い階段
              =
              鳥居 
○池    ●←少年
========
|    |
| |
| 校舎 |   校庭
| |
| |
=========

母校は学校に神社が併設してました。
校内にある階段を上っていくと山の中の神社につきます。
その神社へ向かう道は学校からの階段以外ありません。

最近は、もしかして山の神様だったのかなとか、神社に祭られてる人かなと思ってます。
久しぶりに前いた子供が帰ってきたので、ついつい顔を出しちゃったみたいな。



323:320:2010/09/05(日)15:30:24ID:iLMKudeb0
文字が崩れちゃったOrz
慣れないことはするもんじゃないですね。
失礼しました。



324:本当にあった怖い名無し:2010/09/05(日)15:37:21ID:IDqadrM80
いい話だなー



327:本当にあった怖い名無し:2010/09/05(日)23:49:34ID:P+iFR6Wc0
>>320
なんか幻想的というか、イイハナシダナー







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