【閲覧注意】怪談の森【怖い話まとめ】

当サイト「怪談の森」は古今東西の怖い話~ほっこりする神様系の話まで集めています。 随時更新中!!

カテゴリ:




726 : 本当にあった怖い名無し 2011/09/25(日) 05:55:05.93 ID:63rHTjeW0
 子供の頃、トイレ行きたくなって目が覚めるの怖くなかった?
オレはすごく怖くて、いつも母親を起こして一緒に行ってもらってた。
ときどき、母親の髪とか寝間着とか変に乱れてる時があって、
そんな時は母親が何だか不機嫌だったんだけど、今考えると
「大人の事情」だったんだな、多分(3歳違いの妹いるしw)。

 それで、ビビリのオレも大人になって、結婚して、子供出来た。長男。
可愛い、すげ~可愛い。抱いてあやすとニコニコ笑うし、もう最高。
こないだまでオムツ換えてた感じなのに、子供ってアッという間に大きくなるのな。
嫁がトイレトレーニング始めてさ、嘘みたいに上手くいって拍子抜け。
そこで気が付いた訳よ「こりゃ、いよいよオレ(達?wも起こされる)って」。

 だけど全然起こされない。嫁に聞いても起こされた事は無いって言う。
オレと違って寝るとトイレが遠い子供なんだな~って思ってた、その時は。
でも、そうじゃなかったんだ。わかったのは3歳の誕生日過ぎた頃。

 ある日、職場の飲み会で帰るのが遅くなった。
前もって話してあったから嫁と息子は既に寝てる。家の中真っ暗。
飲み足りなかったんで帰りにコンビニで買った酒とつまみで延長戦。
良い気分でダラダラしてたら、寝室から「ガタッ!」と物音。
びびって廊下を覗いたら、寝室の襖がス~ッと開いた。


727 : 本当にあった怖い名無し 2011/09/25(日) 05:56:12.20 ID:63rHTjeW0
 嫁に怒られる?(嫁はオレが酔うのはキライ)ってびびったら、
出てきたのは息子、電気も点けず廊下を横切ってトイレに入った。
何かブツブツ言う声が聞こえたが、しばらくしたら水を流す音がして
普通にトイレから出てきて寝室に戻って襖を閉めた。オレには気付いて無い様子。
その後聞こえるのは寝息だけ。寝室を覗いたら嫁と息子はすごい寝相で爆睡。

 翌日、息子と自転車乗りに行く約束してたんで、2人で公園に出かけた。
ひと休みした時に、ふと昨夜の事を思い出して、息子に聞いてみたんだ。
「○○は夜1人でトイレ行けるの?すごいな~、怖くない?」
「え~、全然怖くないよ、だって、いつも夜はトイレに龍がいるから。」
「は?り、龍?トイレに龍がいるの?」

「うん、水貯めるタンクがあるでしょ。いつもあの上にいるよ。」
「え~っと、じゃあ、自転車のカレンダ-貼ってあるところ?」
「そう、真っ白で小さい龍。最初ヘビなの?って聞いたら『龍』って言った。」
「...小さいって、どの位の大きさ?この位(両手を幅1mくらいに拡げて)?」
「そんな大きくないよ。この位。」息子が拡げた手の幅は20cmくらい。


728 : 本当にあった怖い名無し 2011/09/25(日) 06:01:15.44 ID:63rHTjeW0
「目が覚めたら、いつもトイレは少し明るくて、中に龍がいるよ。」
「龍は『また来たか』って言うから○○もオーって言ってシッコするの。」
「シッコしてバイバイって言ったら龍も『バイバイ』って言うよ。そんで寝る。」
「...その龍は、ムーミンの龍に似てる?羽は生えてる?(DVD参照w)」
「ううん、全然似てない。ヒゲが長くてウロコがある。羽はないけど浮いてるよ。」

もっと聞きたかったが、その日はそれ以上、龍の話はしてくれなかった。
でも、半月ほどたった休日、一緒に近くの港で釣りをしていたら、今度は息子が
自分から龍の話しを聞かせてくれた。昨夜の龍は様子が違ったという。
「昨日は、トイレに龍いなかったよ。だからひとりでシッコした。」
「でもトイレから出たら、廊下の天井に大きくなった龍がいた。」

「廊下の天井は狭いから、クネクネ曲がって天井にはまってた。ギューッって。」
「オ-、ここにいたの、大きくなったねって言ったら『うん色々あってさ』って。」
「もうトイレにはいないの?って聞いたら『明日からはまたトイレにいるよ』って。」

息子は4歳になった。今も1人で夜トイレに行く。
時々「今もトイレに龍いる?」って聞いたら「ウン、いるよ。」って言うんだけど...。
一体息子には何が見えているんだろうね。オレも小さい白い龍、見たいよ。
怖くない話しでゴメン。


730 : 本当にあった怖い名無し 2011/09/25(日) 06:34:48.74 ID:/3kyxVN9O
>>728
おまえさんちに低級な霊がいるな
気をつけた方がよい


731 : 本当にあった怖い名無し 2011/09/25(日) 06:43:31.91 ID:yyujsfc/O
>>728
竜神に昇格したての元蛇神様だろ。
お前は見守られてなかったんなら母方からついてきたんじゃない?
息子さん守られてるんだね。いいね。


733 : 本当にあった怖い名無し 2011/09/25(日) 06:54:33.33 ID:LJokJWea0
苗族
紀元前3000年以上前から稲作中心の超古代文明を築いており、
東方の海へと逃れた民が現地住民と交わり台湾人・日本人となったという説もあり、
台湾人や日本人の祖先の一つともされる。
瑤族と同じく龍神(ジョカ・伏羲)を祀るが、犬ではなく蛇や蝶を神と崇めるのが特徴。


734 : 本当にあった怖い名無し 2011/09/25(日) 07:01:38.77 ID:63rHTjeW0
>>730
低級な動物霊か~。そいつが息子を騙してるにしても
今のところ悪い影響は無いみたいだし、トイレの世話楽だし。
でも状況変わるかも知れないから気を付けるよ。
ありがとう。

>>731
「竜神に昇格したての元蛇神様」が息子を守って下さってるなら嬉しいな。
オレを守ってくれたらトイレ怖くなかったと思うと少し複雑だが。
嫁は四国出身。山の中の小さい村、龍との関係は全然わからない。
川でテナガエビ取って遊んだ話は聞いたことあるけどね。


735 : 本当にあった怖い名無し 2011/09/25(日) 07:15:41.46 ID:xCoSkb8q0
トイレの神様だね


736 : 本当にあった怖い名無し 2011/09/25(日) 07:35:57.38 ID:r65EUuOHO
紙様だろ


737 : 本当にあった怖い名無し 2011/09/25(日) 07:37:29.48 ID:63rHTjeW0
>>733
 ...と、これはオレへのレスなのかな?
苗族とか台湾とか瑤族とか全然わからないんだけど
ちょっと「~蝶を神と崇める~」のくだりで鳥肌。
去年、滝のある川に遊びに行ったとき、
河原で水を飲んでいたらしいアゲハチョウ(?)の大群が
一斉に飛び立って息子の廻りを乱舞したことがあるんだ。
息子は「蝶々いっぱ~い」って笑ってたんだけどさ。

 連休でヒマだし書き込んでみるかと思って書き込んだんだけど
色々な反応があって興味深かった。ありがとう。じゃ、ROMにもどるよ。


738 : 本当にあった怖い名無し 2011/09/25(日) 07:44:53.84 ID:vaCgJDqGO
龍が大きくなってるのは何故だかわかるか?


739 : 本当にあった怖い名無し 2011/09/25(日) 07:56:59.96 ID:5Lw+DCd30
>>738
ドラゴンボールを7つ集めた人のとこに行ってたから


740 : 本当にあった怖い名無し 2011/09/25(日) 07:58:17.59 ID:xCoSkb8q0
お嫁さんにいろいろ話を聞いてみたら、いいよ
そしたらまた書き込んでくれ

にしてもID:63rHTjeW0さんのお嫁さんは、いつもトイレを綺麗に掃除している人なんだね
でなきゃ神様はもちろん、そこら辺の霊だって居つかないよ


741 : 本当にあった怖い名無し 2011/09/25(日) 10:16:20.04 ID:omkc6vWp0
>>728
蛇にしろ龍にしろ水の守り神だから穢れが溜まりやすいトイレに住み着いてるなら非常にいいことだとおもうよ。

つか龍が人前に姿を表すのはよっぽどのことだから息子さんは偉人になるかもね。
どの子供にも言えることだけど、できるだけ自由にしてあげてダメな事だけ叱るといいよ。


742 : 本当にあった怖い名無し ] 2011/09/25(日) 10:33:35.06 ID:uuWcOCgz0
> 嫁は四国出身。山の中の小さい村、龍との関係は全然わからない。

只者でない予感
嫁さんに、村の神様や、伝承のこと いろいろ聞いてみな
面白い話を期待


743 : 本当にあった怖い名無し 2011/09/25(日) 10:43:23.89 ID:/S3LkS2v0
そう言えばトイレを綺麗にしていると、金運がアップすると言うよね
あれって綺麗なトイレ=水場に、蛇神様や龍神様が棲み着いて
結果的にその家にお金を呼び込むってことなのかもしれない

いずれにしても、電気なしにトイレを明るくできる龍なんだから
低級霊ではないと思う
神様かそれに準じるような力を持っているんじゃないかな


745 : 本当にあった怖い名無し 2011/09/25(日) 11:08:33.06 ID:kXMNxRiM0
厠神が龍の姿とは珍しい話だな
かたわの女神が多いんだが


748 : 本当にあった怖い名無し 2011/09/25(日) 12:03:37.10 ID:kXMNxRiM0
トイレが不浄の場だから神がいないと思うのは間違いだ
便所は民俗信仰において創造を司る場でもあり
異界との境界的空間としての意味も大きい
こういう場所の神は味方にするとありがたい御利益があるが
起こらせると非常に怖いので

トイレはきれいにしましょう


753 : 本当にあった怖い名無し 2011/09/25(日) 14:12:45.03 ID:CgZn1DS10
トイレの神様って何か霊が居るだけだろ
トイレとか風呂の水場に集まってきてるだけだ


754 : 本当にあった怖い名無し 2011/09/25(日) 14:32:13.17 ID:kXMNxRiM0
>>753
馬鹿野郎
飛騨地方では便所神は一番偉い神
会津の檜枝岐では、便所神は伊勢の皇大神宮の兄弟だと言われ
全国各地で屋敷神の重要なポストを担ってるんだぞ


755 : 本当にあった怖い名無し 2011/09/25(日) 15:17:00.65 ID:v2Ca8iQ80
便所入道崇拝スレ


756 : 本当にあった怖い名無し 2011/09/25(日) 16:24:53.78 ID:p1rxMFVJ0
つか七福神の弁財天がトイレの神様じゃなかったっけ


757 : 本当にあった怖い名無し 2011/09/25(日) 16:52:29.07 ID:RCX5A2oa0
で、便所の話引きずってる奴はあの話を怖いと思ったのか?


758 : 本当にあった怖い名無し 2011/09/25(日) 17:17:50.76 ID:kXMNxRiM0
怪談に民俗学的解釈をこじつけるのが趣味ですもんで


760 : 本当にあった怖い名無し 2011/09/25(日) 17:41:45.39 ID:RCX5A2oa0
民族・神話学板で好きなだけ語れ


761 : 本当にあった怖い名無し 2011/09/25(日) 17:43:35.27 ID:7ba/WKkOO
ところで霊って何で水場が好きなんだろう?


762 : 本当にあった怖い名無し 2011/09/25(日) 18:00:12.94 ID:63rHTjeW0
 ROMに戻るって言ったんだけど、皆のレスがあまりに興味深いので、もう少し書くよ。

>>738
 龍が大きくなった理由はオレも不思議だったんで息子に聞いた。
でも、あっさり「わかんない。」って言われて終了。
何かの記念日とか、満月とか、色々考えたこともあるけど全然無関係。
トイレに戻るとやっぱり20cm位の大きさみたい。
大きくなったのは何回か見たことあるって言ってた。

>>740
 アンタ超能力者か?それこそ鳥肌。
嫁は100%の天然系だけど、何故かトイレは神経質なくらいキレイに掃除する。
はみ出して汚すと怒られるんで、オレも結婚後は座りション専門になった。
休日はオレと息子もトイレ掃除感張ってるよ。

>>741
 足し算教えようとしてオレが泣きそうに事が何回もあるくらい
息子は頭が良くないので偉人になるとはとても思えない。
でも、息子を釣りに連れて行くと、何故だか坊主はないし大物GETも多数。
潮干狩りに連れて行ったら「お父さんあれ何?」って、ものすごく
大きなトコブシ見つけたこともある。水場で縁起が良いのは確からしい。
 で、ここから鳥肌part.2、
嫁は「勉強なんかできなくても良いよ。」って一緒に泥遊びとかしてる。
ホント「放任主義?」って心配するくらい普段は息子のやる事に干渉しない。
でも、隣の家の犬を虐めた時は口から血が出るくらい叩いて叱ってた。
もしかしてアンタも、超能力者?


763 : 本当にあった怖い名無し 2011/09/25(日) 18:02:54.61 ID:63rHTjeW0
>>742
 先に書いたとおり嫁は100%天然系で、その意味では只者ではない。
今朝、朝マックしようって誘って色々聞いてみようとしたんだけど、結果は完敗。
「細かい事はあんまり憶えてないから、来年の夏休みにでも両親に聞いて。」ってさ。
はぐらかされてるような気もしたが、機嫌を損ねると色々マズイので深追いは断念。
それと、嫁は泳ぎと潜りがすごく上手い。川で遊ぶとあんな風に育つのかな。

>>743
 実は息子が夜トイレに起きたとき、たまたまオレも起きてて
トイレに入るのを見てた事があるんだけど、トイレは明るくなかった。
一緒にトイレ行って龍を見ようかと思った事もあるんだけど、
息子に見えてオレに見えないという事態に多分耐えられないからやめた。
低級霊じゃないなら嬉しいよ。

>>745
 厠神が龍というより、
何かの事情で龍がトイレに居着いてるって感じなのかな。多分。
民俗学(?)的な事はオレも全然わからないんだけどね。


766 : 本当にあった怖い名無し 2011/09/25(日) 20:01:47.97 ID:5Lw+DCd30
763の家の地下に水脈があって、そこの龍とかなんかね?
今の家に建て替える前にそこに井戸があったり。

近くに水神様を祀った神社とかはないのん?


769 : 本当にあった怖い名無し 2011/09/25(日) 22:36:12.71 ID:63rHTjeW0
>>766
 うぉ~、アンタも超能力者なのか?
オレ達が結婚してから住んでる町には、湧き水が沢山あるんだよ。
で、水神様を祀ってるぽい小さな拝所(?)も彼方此方にある。
地元の水脈関連ってのもありそうな話だな。

 これでトイレの小さい白い龍は、母方(四国)由来という可能性と
地元の水脈由来っていう可能性の2つ出てきた。実に面白い。
それで息子に「今度どっちなのか龍に聞いてね」って言っておいた。
でも「あ~聞くの忘れた。シッコ漏れそうだったから」って言われて
終了の可能性が極めて高そうなんだが。


839 : 本当にあった怖い名無し 2011/09/26(月) 22:07:35.21 ID:KIR0amdf0
>>769
神様の類いは本来人に自分の姿を見られたり身元を探られるのを嫌うよ。

昔話でも「人ならざるものの正体を探ろうとしたら逃げて二度と帰ってこなかった」って展開は
お約束だし(「鶴の恩返し」とか)
息子に聞くとか要らんことしたらお互いに悲しい事になる元だと思う。
息子さんもこの先成長したら龍が見えなくなる可能性高いしそっとしといてあげたら?


840 : 本当にあった怖い名無し 2011/09/26(月) 22:09:53.08 ID:25ph0V4a0
そう言えばその龍神様、昼間はどこにいるんだろうね
地元の祠なのかな







☜1日1クリックの応援お願いします





811 :本当にあった怖い名無し:2013/03/13(水) 07:40:06.13 ID:MXxWR2tVO
実家の近所にある神社は龍神を祀っている為、しきたりがたくさんある。
その神社の娘二人と幼なじみで、昔から長女(なぜか長女のみ)は必ず4時帰宅、外泊不可等々。

長女のクラスに意地悪な女子がいた。私は長女と同じ学年(クラスは別)。
ある日、意地悪女子が長女に「4時までに帰らなきゃならないなんてバカみたい」と意地悪発動、
何と化学実験室に監禁、意地悪仲間三人と長女を散々暴行した。
私はその日トーフを買いに行き、ボールに入ったトーフを持ってふらふら歩いていた。
すると、向こうから全身傷だらけ&制服ボロボロ、顔から血を流した長女が!!


813 :本当にあった怖い名無し:2013/03/13(水) 08:03:42.98 ID:MXxWR2tVO
私は4時過ぎ&ボロボロの長女にビビり、駆け寄って長女を支えようとした。
長女は「私に触っちゃダメ!!お願い…私の家に行って話をして、○○ちゃん(意地悪女子)が大変…」
と、お祖父さんに長女の事を伝えてほしいと言われて、走って行った。
神社に着くなりじいさんは私の話も聞かず私に氷水を浴びせかけ、
私はガクブルしながら、多分長女はクラスの女子にやられたせいで4時に帰れずケガを…とようやく話した。
じいさんは連絡網で意地悪女子宅に連絡し、
「娘さん、はよう連れてこんね!えらい事じゃ!!」と言っていた。
電話でじいさんは『ヨマイガスイ』と何度も言っていた。意味不明。


814 :本当にあった怖い名無し:2013/03/13(水) 08:19:31.19 ID:MXxWR2tVO
長女は高校で再会したが、あれから意地悪女子と仲間の姿は見ていない。
ようやく聞き出す事が出来たが、意地悪女子と仲間は亡くなっていた。自殺だった。
あの日意地悪女子の母は、「うちの子はそんな事してない」とお祓いを拒否したらしい。
龍神様は長女についており、凶暴で気性が荒く俺様気質らしい。
しかし女子達への災いは、
龍神様を傷つける事を喜ぶ悪霊(ヨマイガスイ??)が、意地悪女子に入ってやってしまったとの事だった。

長女は大学まで出たが 結婚せず神社で静かに暮らしている。結構美人なのにもったいない。





☜1日1クリックの応援お願いします




224: K 2006/12/29 17:07:37 ID:x735838xO
大学1年の春だったと思います。
小学校以来の親友であるIから電話がありました。
「休みだから爺ちゃんのとこ行こうと思うんだけど、一緒に来ないか?」
みたいなことを言っていました。
彼女は友達と旅行中でしたし、あと数日は何も予定は入っていませんでした。
両親からの仕送りも来たばっかりで金銭的にも余裕があったので、故郷の家族への顔出しも兼ねて、ついていくことにしました。

故郷は以前とほとんど変わっていませんでした。
駅前からタクシーを使って、Iのおじいさんのお寺まで行きました。
「おお、来たかい」
小学生の時何度もこのお寺に行きましたが、おじいさんの第1声はいつも同じでした。
それから僕たちは、お寺でおじいさんといろいろ昔話をして過ごしました。
夜、僕は実家に帰ろうとしましたが、おじいさんが
「こっからMくん(僕)の家まで結構離れてるから、今日は泊まって行きなさい」
と、僕たちに一部屋貸してくれました。
僕たちはそれなりに広い部屋で、夜遅くに床につきました。
「M、起きてるか?」
と、Iが声をかけてきました。



226: K 2006/12/29 17:32:56 ID:x735838xO
続きです
I「あのさ、正月にお前と彼女に、Rちゃんとかいったっけ?御守りやったろ?」
僕「うん」
I「俺がここに来たのはそれのことを探るためなんだ」
僕「どういうこと?」
I「この寺の裏に山あるだろ?」
このお寺の裏手には山があり、小さい頃、僕やIは危ないからと近付かせてもらえませんでした。
I「3ヵ月にいっぺん、同じ日に爺ちゃん必ずあの山に入るんだよ。中学の時だったかな?入口で隠れて帰ってくんの待ってたんだ。で、そん中にお前にあげたみたいな玉が見えたんだよ」
I「そんで、明日がガキの頃爺ちゃんが山行ってた日なんだよ。一緒に探ってみないか?」
興味を引く話でした。
その山に子供が近付けないのは分かりますが、僕の知る限り、大人も立ち入ることは無かったと思います。
単に危ないから、というわけでない理由があるのかもしれないと思いました。
僕は、この話に乗ることにしました。

翌日。
I「今日はこいつとこの辺いろいろまわってくるよ」
「そうかい、行っといで」
と何の疑いも無くおじいさんは僕たちを送り出してくれました。
そして、僕たちはお寺から出た後すぐに裏口から中に入り、おじいさんが出て来るのを待ちました。



229: K 2006/12/29 18:05:07 ID:x735838xO
続きです
30分もしないうちにおじいさんは出てきました。
大きめの袋を持っていました。
真っ直ぐお寺の裏山に向かって行きました。
僕たちは、後をつけました。

おじいさんはどんどん山の奥へ進んでいきます。
外から見るとその辺の山と大して変わらないのですが、中に入るとなぜか緊張しました。
幸い、おじいさんが長年通っていたからか、地面が踏みならされ細い道になっていたので、迷う心配はありませんでした。
最初は、木はたくさん生えていましたがそれなりに明るく、鳥の声も聞こえたりしていましたが、奥に進むにつれて薄暗くなり、シーンとなって、先を進むおじいさんの数珠のジャラジャラという音しか聞こえなくなりました。
僕もIも、初めはヒソヒソ話しながら進んでいましたが、いつからか互いに押し黙ったまま、おじいさんに気付かれないギリギリの距離を保ちながら、ついていきました。

開けた場所に出ました。
大きな池のようなところでした。
空は曇っており、霧があったのを覚えています。
おじいさんは池の前で止まり、両手を合わせ、何やらお経みたいなものを唱えはじめました。
僕たちはその様子を影から見ていました。
しばらくしてお経が終わると、おじいさんはジャブジャブと池に入っていきました。
そして、膝上半分がつかるくらいまで進むと、水面をじっと眺めていました。
しばらくすると、今度は先に進まず、横に移動しました。
そしてまた立ち止まり、水面を凝視しました。



254: K 2006/12/29 18:32:02 ID:x735838xO
続きです
しばらくすると、おじいさんは腕まくりをし、池に両腕を突っ込みました。
何かを取ろうとしているようでした。
そして、両腕を引き上げると岸に向かって戻り始めました。
両手には、僕がもらったものと同じ、ビー玉のようなものがたくさんありました。
おじいさんは岸に上がると、置いてあった袋にビー玉を入れました。
そして、また池に入り、右に行ったり左に行ったりして、ビー玉を取っては戻り、袋に入れていきました。
それを数回繰り返した頃、袋にビー玉を入れるおじいさんが突然こちらを向き、
「来ちゃったんかい」
と、僕たちに話しかけてきました。
僕「すいません。後をつけてしまって」
おじいさんは「いや、かまわんよ」と笑って許してくれました。
I「ここはどこなんだ?」
Iがおじいさんに尋ねました。
「ここには、竜神様がいらっしゃるんだよ。お前にも話そうと思ったんだがな」
おじいさんの話はこんな内容でした。

.

262: K 2006/12/29 19:08:45 ID:x735838xO
続きです
「わしらの家が代々、竜神様をお祠りしているのは知っとるな?」
僕の故郷のある地方は竜に関する伝説がたくさんあり、僕の母校ではありませんが、高校の文化祭の名前に「竜」の字が使われていたりします。
おじいさんによると、随分昔、この辺は長い間雨が降らず、飢饉になったことがあったそうです。
その時、Iのご先祖がこの池に棲むという竜神に祈りを捧げ、雨を降らせてもらい、村は全滅を免れたそうです。
竜神は優しい神様だったらしく、村にとって縁起の悪いものを池に沈めるとそれを浄化して、清いものに変えてくれたといいます。
そして、後にそれを取り出し、村の神聖なるものとしたそうです。
それは沈めておけばおくほど効果が増すとされ、定期的に取りに行ってはお寺で管理し、村に災いが起きると、その深刻さに合わせて「神聖なるもの」を使い分けたそうです。
今はほとんどの池が水田になったりしてしまったそうですが、開発を免れたこの辺りでは、今もその風習が残っているそうです。
「今もやってんのは、もしかしたらここくらいかもしれんなあ」
と、おじいさんは笑っていました。
「近付くでないぞ」
池を覗き込もうとしたIをおじいさんが注意しました。
顔も声も、いつもと変わらず優しいままでしたが、どこか凄みがありました。
帰り、僕たち3人は山を出るまで無言でした。

その日の夜、今度こそ実家に帰った僕は、今日聞いた話を家族に話しました。
両親は、飢饉の際に竜神に雨乞いをしたことは知っていましたが、その池が裏山にあったこと、そこにものを沈めたことなどは知りませんでした。
祖母にも聞いてみましたが、「竜神様の話はむやみにしない」と、なぜか取り合ってくれませんでした。

翌日、僕は今度こそ本当にこの辺をいろいろまわってこようと思ったのですが、Iには「調べることがある」と断られてしまいました。
結局、その日は1人で故郷を歩き回り懐かしさを満喫して、次の日、両親に帰りの電車賃を出してもらい、故郷に別れを告げました。

もう少し続きます



266: K 2006/12/29 19:38:15 ID:x735838xO
続きです
つい最近です。
突然Iから電話があり、「話がしたい」ということで、駅前まで呼び出されました。
以下はその時の会話です。
I「前、爺ちゃんのとこ行ったの覚えてるか?」
僕「山行ったやつだろ?」
I「あれから、いろいろ調べたんだよ」
I「神様の棲むところに何か悪いものを持ってってなんとかしてもらうってのは、俺たちのとこだけじゃなくて、結構いろんなとこであったらしい」
I「でも、それだけじゃなかったんだ。昔の人は、神様のとこに何か持ってく時、必ず見返りになるものを用意したらしい」
僕「見返り?」
I「生け贄だ。兎だったり犬だったり、人の子供だったとこもある」
I「もっとすごいとこじゃ、わざと子供を殺して、何かにその血を塗って、神様のとこに持ってったりしたらしい。ヤバい時に備えて、ってことなんだろうな」
僕「それじゃ、逆に天罰が下るんじゃないか?」
I「俺もそう思ったんだけどさ。子供を殺した奴は、殺した後に使った刃物で死んだらしい。それでチャラってことにしたかったんじゃないか?」
I「で、神様のとこに行く奴が死んだ子供と、血を塗ったものと、殺した奴が使った刃物を持ってって、後になって血を塗ったものだけ取りに行ったんだってよ」
何と言っていいか分かりませんでした。
I「そんで、山行った次の日、俺調べ物があるって言ったろ」
I「あん時、家と寺の蔵にこっそり入ったんだ」
I「いろいろ本とか巻物とかあったけどさ。まあ古いし字も昔のやつでさ、ほとんど読めなかったんだ」
I「でも、ほんの少しだけど挿絵があったんだ」



270: K 2006/12/29 19:57:36 ID:x735838xO
最後です
I「あの池と、鉈と、小さい玉だった。あのビー玉だよ」
祖母が「竜神様の話はしない」と言っていたのを思い出しました。
I「図書館とか史料館にも行ったんだ。子供が死ぬなんて昔は珍しいことじゃなかっただろうけどさ。俺ん家と他の幾つかの家は、つい最近まで十数年に一度、産まれたばっかの子供が死んでんだよ。だいたい同じくらいに身内とか近所にも不幸があったみたいだ」
僕が小さかった頃、叔父の産まれたばかりの三男が亡くなり、次の日に近所のおじいさんも亡くなり、同時に告別式をやるということがありました。
おじいさんの棺には皆で花を入れたりしましたが、三男の棺は一度も開かれなかったと思います。
I「俺さ、親とか爺ちゃんに結婚したら故郷戻ってこいって言われてんだけどさ」
I「…絶対に戻んねえわ」
僕も似たようなことを祖母に言われたことがあります。
「仕事が見つかんなかったらね」と言い続けてきましたが、考えを改めなくてはいけないかもしれません。
「近付くでないぞ」
「今もやってんのは、もしかしたらここだけかもしれんなあ」
この言葉が、今ではひどく不気味に思えます。

長文失礼しましたm(_ _)m






☜1日1クリックの応援お願いします

私が小さい頃の話。ひぃじいさんが愛人のために買った別荘でよくキャンプなどをしていました。

山の上に建ってるので海がよく見渡せる家で、

夏場には花火だって特等席で見れます。

裏手には森林。

家の周りの大きい木にカブトムシやクワガタがいてたくさん取れます。

子供にとっては夢の国です。



ある日、夜中に目が覚めてトイレに行きました。

ひぃじいさんが窓の付近にいたので話しかけたのですが、

目を隠していて私は(どんな遊びをしているんだろう…)なんて思ってました。

トイレを終えてひぃじいさんを見てもまだ目を隠して座っているので

「なぁ、じいちゃんそれどんな遊びなん?」と聞いてみたのですが

「窓の外を見るな。あっち行っとれ」と怒られました。

別に窓の外なんて気にもしていなかったのですが、

寝室の脇の窓から外に目が行ってしまい天に昇る竜を見ました。



身体はヌメヌメしていそうな感じで、

顔はもう雲の中に入ってしまって見えなかったんですが

京都銀行のCMくらい長かったように思います。

見たことをひぃじいさんに言えば叱られると思い、

言い出せないままひぃじいさんは亡くなってしまったのですが、

9年後のお葬式でひぃじいさんが見た竜の話をひぃじいさんの兄弟分から聞きました。

竜を見て世界が飲み込まれていくのを見たそうです。

本当か嘘かは知りませんが私にはただ細長い竜が昇っていくようにしか見えませんでした。

ひぃじいさんの葬式から15年経過し、

親父が死んでその別荘は私の所有物になり利用する事も結構多いのですが、

竜を見かける事はありません。


↑このページのトップヘ