【閲覧注意】怪談の森【怖い話】

当サイト「怪談の森」は古今東西の洒落にならない怖い話~ほっこりする神様系の話まで集めています。 随時更新中!!

カテゴリ: お寺系




443 :1:2009/08/27(木) 02:18:37 ID:qAzyC9Vy0
 
これ信じてもらえるかどうか分からないし、書こうかどうか迷っていたのだが… 

丁度1年ほど前、俺と友人のTとOは、Oが「ニコ動に釣り動画つくってうpしようぜwww」と言ってきたので、
買ったきり殆ど使っていなかったOのビデオカメラを持ち出し、俺の親の車を借りて山の中へ出かける事になった。
誕生日の関係で、18になっていたのが俺だけで、免許を俺しかもっていなかったから。 

どんな釣り動画かというと、俺とTが録画しながら心霊スポット探索をして、
ほんの一瞬女装したOが画面内に映りこみ、俺とTはその事に全く気付かないまま動画をうpという設定。
今考えるとほんとうにしょうもない内容だが、当時の俺達はノリノリだった。 
ただし3人ともビビりだったため、ほんとうの心霊スポットでは無く、ただそれっぽい山の中へ行き、
そこで録画する事になった。 

午後4時頃に出発し、適当に山道を走らせていると、いい感じに舗装されていない林道を発見した。 
その道を少し進むと開けた場所があり、何かの資材置き場のようになっていて、俺達はそこに車を止めると、
まず周辺で演出に使えそうな場所はないか、Oが隠れ潜めるような場所はないか、色々と探し始めた。 

30分ほど辺りを探し回っていると、俺は資材置き場の先の森の中に、ボロボロの小屋があるのを発見した。 
TとOにその事を話し、俺が「ここで良いんじゃね?」と聞くと、
Oはさいしょ「ここに1人で待機って気味悪りぃよ…」とゴネていたが、
俺とTは「言いだしっぺはお前だろwww」などとからかい、
「まあ待機と言っても10分くらいだから」とOを宥めて納得させ、
完全に暗くなるまで車の中で待機する事にした。

車の中でゲームをしたり話をしながら2時間ほどが過ぎ、辺りは完全に真っ暗になった。 
そして、OがTの姉貴の部屋から無断で持ち出してきた服に着替える間に、
俺とTは、適当にでっちあげた心霊スポットの話をしながら、あちこち撮影を始めた。 


444 :2:2009/08/27(木) 02:19:26 ID:qAzyC9Vy0
 
まず10分ほどそんなこんなで録画をし、Oも準備が出来たということで、本命の釣り部分の撮影を開始した。 
俺とTは笑いをこらえながら必死でビビる演技をしながら、Oの隠れている建物へと近付いていったのだが、 
あと10mくらいまで近付いた時、
Oが突然「やばいやばいやばいやばいやばい!」と叫びながら、小屋の影から飛び出して来た。 
俺とTは最初ぽかーんとしていたが、Oがあまりにも必死な形相なため、俺達もつられて全速力で逃げ出した。 
広場の車のところまで来ると、Oは自分がまだ女装している事すら気にせずに、
「早く車出せって!ここはやばい!早く逃げねーと!」と、俺を運転席に押し込んで、自分は後部座席に乗り込んだ。
俺とTは何がなんだか解らなかったが、ひとまず車を発車させ、もと来た道を戻り始めた。 

暫らく車を走らせ、もう少しで舗装した道路に出る辺りまで来た頃、異変が起きた。 
車の天井に、何かが落ちてきたようなドン!という大きな音がした。 
俺は親の車を傷つけたら洒落にならないため、一端車を止めて何が起きたのか見ようとすると、
Oが「止まるな!確認なんて後で良いからとにかく走らせろ!ここはやばい!」と、
俺が外へ出るのを止めたため、仕方なく走らせようとしたとき、
助手席にいるTが俺の腕を引っ張りながら、「おい…あれ」と、助手席側の窓を指差した。 
Tの指差しているところみて俺は絶句した。 
森の中から、大勢の人がこちらへ向かって歩いてくる。 
人数は20人くらいはいただろうか。
全員下を向いてうつむいたまま、ゆっくり歩いているはずなのだが、見た目以上のスピードで車へと接近してくる。
俺は全身の毛が逆立つような感覚に襲われ、全身に嫌な汗が流れ始めた。 
ただ人が歩いてくるだけなのだが、俺にはそれが物凄く恐ろしいものに見えた。 




446 :3:2009/08/27(木) 02:20:23 ID:qAzyC9Vy0
 
俺は車を急発進させ、後は3人とも無言だった。 
暫らく走っていると、遠くにドライブインらしい明かりが見えた。 
俺はTとOに「とりあえずあそこに入るか…」と言い、
2人は無言だったが、そのままドライブインの駐車場に車を止めた。
そこであらためOに事情を聞くと、ようやく自分が女装している事を思い出したのか、
「とりあえず着替えさせてくれよ」と言った。 
そこで3人とも緊張感が解けたのか、車内の空気が正常に戻った。 

3人とも落ち着いてきたため、ドライブインの自販機でコーヒーなどを買い、
そこでOに、あらためてあの時何があったのかを聞いてみるた。 

Oの話をまとめると、
Oは俺達が来るまで小屋の裏手で待機していたのだが、小屋の反対側から人の声がしたため、俺たちだと思い、
予め打ち合わせしていた小屋の窓のところに移動して、俺達が来るのを待っていたらしい。 
しかし、いつまで経っても俺とTがこないため、一端道の方へと顔を出した。 
すると、道の真ん中にぼさぼさの頭のおばあさんが立っており、こちらをニヤニヤと笑いながら見ていたとか。 
Oはちょっと気味悪かったが、お婆さんにそこにいられると段取りが狂うため、
「すいませーん、ちょっとの間で良いので、どいていてもらえませんかー?」と聞いたのだが、
お婆さんはにやにやとOを見て笑っているだけで、何の反応もない。 
Oはちょっとむかついて、お婆さんのすぐ近くまで行き、
「ちょっと、2~3分でいいからどいていてくれよ!」と、強い口調で言ったらしい。 
するとお婆さんは、にやにやした表情のままOの腕を掴み、そのまま森の奥へと連れて行こうとしたとか。 
Oは「何するんですか!」と言って抵抗したが、老人とは思えないほど強い力で引っ張られ、
ずるずると奥のほうへと引き摺られていった。 
そして、森の奥のほうからは、大勢の人がOのほうへと向かって歩いてきたとか。 
Oはそこで身の危険を感じ、お婆さんを蹴りで突き飛ばして、そのまま俺達の方へと逃げ出し、
途中で俺達と合流したという事だった。 


451 :4:2009/08/27(木) 02:33:57 ID:qAzyC9Vy0
 
それが人だったのか、それ以外のものだったのか、Oには分からなかったらしいが、
とにかく、普通ではない集団であったのは間違いがなかったと思う。
なぜなら、俺達が戻る途中でみた集団も、なんと説明したら良いのか、とにかく異様な雰囲気がしていたから。 
何か釈然としない状況ではあったが、動画作成にも事実上失敗し、時間も時間だったため、
その日はこのまま解散となった。 

それから夏休中、俺とTとOは何度かつるんで遊んだりしていたが、
あの日の事はなんとなく3人とも話せずに過ごしていた。 

そんなある日、俺が友達と朝までカラオケをして、午前5時頃に自転車で家への帰り道を走っていると、
大通りの道の反対側にOをみつけた。 
Oは両手でお盆をもっているようで、良く見てみると、
どうやらお盆の上に、水か何かの入ったガラスのコップを乗せているようだった。 
俺は、あいつ何やってんだ?と思い、「おーいOどうした~?」と呼びかけたのだが、
聞こえていないのか全く反応が無い。 
そのままOは十字路を曲がるとどこかへ行ってしまった。 

その日の午後2時頃、俺はOからの電話で目を覚ました。 
Oが言うには、『電話では説明が難しいからとにかくうちへ来て欲しい』と言う。 
Oの家につくと、Tもいた。
そして、Oは俺とTにまずこれを見てくれと言い、あの日録画した動画を見せた。 
その動画を見ていて、Tが「どういう事だ?なんだこれ?」と言い出した。 
俺も口には出さなかったが、Tと同じ感想だった。


453 :5:2009/08/27(木) 02:35:12 ID:qAzyC9Vy0
 
なぜかというと、俺達は確かにあちこちを録画して回ったはずでその記憶もあるし、逃げ出したときの記憶もある。
当然3人とも記憶に不一致は無い。 
しかし、動画内で俺達はなぜかずっと車の中におり、ビデオカメラは後部座席に固定されている。 
動画が流れ始めて20分くらい、なぜか俺達が無言のまま座席に座っているところが映し出されていた。 
動画が20分を過ぎた頃、後部座席にいたOがドアを開け、やはり無言のまま外に出ると姿が見えなくなった。 
そしてそこから5分ほど過ぎた頃、俺とTもドアを開けると外に出て、
動画には誰もいない映像がそこから10分ほど映されていた。 
動画の中で、俺達は一言も会話をしていなかった。
聞こえてきていたのは、ドアを開ける音や、外からかすかに聞こえて来る虫の声のみだった。 

そこで一端Oが動画を止め、俺とTに「どう思う?」と聞いてきた。 
俺は「どう思うと聞かれても…なんだよこれ…」と答えるしかなかった。
動画の中で俺とTとOは、俺達の中にある記憶とは全く違う行動をしている。
そんなものどう答えたら良いのかなんて分からない。Tも当然同じ意見だった。 

Oは「そうだよな…でさ、この後の映像も変なんだよ…」と言い、停止していた動画を再生し始めた。 
暫らく誰もいない車内と、フロントガラス越しに見える外の景色が映っていたのだが、
更に4~5分すると、車の前方の方に人影が見えた。 
その人影はどんどん車の方へと向かってきており、暫らくするとそれが、
ぼさぼさの髪のおばあさんである事が分かった。
Oはそこで、「こいつだよ、こいつ!俺の腕掴んで引っ張ったの!」と少し興奮気味に言い出した。 
そのお婆さんは、暫らく車のボンネットに手を着くと、にやにやと笑いながら車内を見ていたが、
すぐにもと来た道へと戻っていった。 


454 :6:2009/08/27(木) 02:36:11 ID:qAzyC9Vy0
 
おばあさんが見えなくなった直後頃、動画に変化があった。 
急に俺達が騒いでいる声が聞こえ始め、
「やばいやばい!」と叫ぶOと、何が起きたか解らないまま動揺している俺とTが映し出された。
それは本当に唐突で、まるで車の付近にずっと待機していて、急に慌てる演技をし始めたかのような不自然さだった。
そこからの映像は、車を発進するまでしか録画されていなかったが、間違いなく俺達の記憶にある映像だった。 

しかし、一つ不思議な事があった。
Oは録画直前に女装したはずで、元の服に着替えたのはドライブインについてからだ。 
しかし、なぜか動画内のOは普通の服のままだった。一体Oはどこで服を着替えたのか… 
何もかもが不自然でおかしい。
俺達の記憶と全く違う内容の動画に、3人とも完全に混乱してしまっていた。 

動画を全て見終わってから、Oは「でさ、今日のことなんだが…」と話し始めた。 
「昨日の夜に寝てさ、今日気が付いたらなぜか○○川(地元の比較的大きな川)の橋のところで、
 お盆の上に水の入ったコップを乗せて立っていたんだよ。俺そんなことした記憶全く無いのに…」

俺は今朝の出来事を思い出し、TとOにその話をした。 
Oに話しかけたが、全く気付く様子がなかったという事を。 
それからOはこう続けた。 
「それでさ、わけわからないまま家に帰ってきたら、急に“あの動画を見なければいけない”という気持ちになって、それで見たらあの状態だったからさ…
少し悩んだけど、お前達にも見せたほうが良いと思って呼んだ訳」
そこでTがこう言った。

「この動画のフラッシュメモリーさ、このままにしておくのヤバくね?
 お払いとかしてもらったほうがいいんじゃないか?」

俺とOもそれには同意見で、
早速近所のお寺に、ビデオカメラと問題の動画の記録されたフラッシュメモリーを持ち込み、
和尚さんに事情を話した。 
和尚さんは半信半疑で俺達の話を聞いていたが、動画を見せると暫らく考え込み、
「このカード暫らくあずからせてくれないか?」と言って来た。 
俺達はこんな気味の悪い物をもう手元に置いておきたくなかったので、
二つ返事で同意すると、フラッシュメモリーを和尚さんにあずけ、携帯の連絡先を伝えると、
お寺を後にしてその日は解散した。 


456 :7:2009/08/27(木) 02:36:57 ID:qAzyC9Vy0
 
翌朝、俺は混乱していた。 
朝目がさめると、昨日のOと同じようにお盆の上に水の入ったコップを乗せ、○○川の橋の上に立っていたから。 
そして、その横には放心状態のTもいた。 
Tは何度か呼びかけても返事がなかったが、肩をゆするとハッとした顔をして俺の方を振り向き、
「俺今何してた?ここどこ?????」と言い出した。 
俺は昨晩家の布団の中で寝て、それから今まで起きていなかったはず。
Tも同じ状況だったにも関わらず、気が付いたらここにいたらしい。 

俺は気味が悪くなり、ひとまずOに電話をした。 
Oは寝起きで最初寝ぼけていたが、事情を話すと俺の家まで来てくれた。 
そして、3人で相談してもう、一度昨日のお寺へ行って事情を話す事にした。 

お寺に着くと事情を分かっていたからか、和尚さんはすぐにあってくれた。 
3人に起きた事を和尚さんに話すと、和尚さんは腕組みをして暫らく考え込んでいたが、
何か思い出したかのように暫らく席を外すと、お守り袋を3つもって戻ってきた。 
そして俺達にこう言った。
「3人とも、もうこの事は忘れなさい。そして、このお守りを1年間肌身離さずもっていなさい。
 そうすれば、今日あったようなことはもう無いはずだから」と。 
そして、「フラッシュメモリーだっけ?これは引き続きうちであずからせて欲しい。それでいいか?」と聞いてきた。
和尚さんは何か俺達の身の上に起きた事情が何なのか、何となく分かっていそうだったが、
結局俺達にはなにも教えてはくれなかった。 
俺達もその事を深くは追求しなかった。というより、しないほうが良いと感じた。

ただし、和尚さんは一つだけある事を教えてくれた。 
まず、俺達に「その資材置き場のような場所か小屋の近くに、川はあったか?」と聞いてきた。 
Oが「覚えている限りではなかったと思うけど…」と答えると、和尚さんは「そうか…」と言って、
続いて、なぜ俺達が無意識に水の入ったコップをもって外に出たのか、憶測を交えながら話し始めた。 
どうやら俺達は、何か呪いの一種のような物をかけられていたらしく、
その呪術の続きを川伝いに俺達へと、何者かが送り込もうとしていたらしい。
その何者かが人なのか、それともそれ以外の何かなのか、それは和尚さんは教えてくれなかったが、
とにかく、川を通ってやってきた呪いの受け口となっていたのが、そのコップと中に入った水らしい。 

俺達は呪いの元に誘導されて、寝ているうちに家にあるコップに水を汲み、
川へと呪いを受け取りに行っていたという事だった。 
このまま何の対策もせず、俺達が呪いの続きを受け続けていたら、
その後どうなっていたかは、和尚さんにもわからないらしい。
ただし、「無事ではすまなかっただろう事は確実だ」とも言っていた。 
このお守り袋は大した力は無いらしいが、
少なくとも、俺達の居場所を呪いの元から分からなくすることができるらしい。 
そして、1年もすれば呪いの痕跡そのものが消えるため、俺達が操られる事も無いのだという。

お守り袋を貰うと、俺達は特に根拠があるわけではないが、不安感から多少なりとも開放され、 
何かほっとしてそのまま各自家に帰った。

それから俺達は高校を卒業し、進路もばららばとなり、俺は都内の大学に進学した。 
TとOとは今でも連絡を取り合っているが、あの日の事は話題に上がることは殆ど無い。 
和尚さんに言われたとおり、お守り袋は今でも肌身離さずもっているせいか、
あれ以来俺達に、記憶の喪失やおかしな出来事は起きていない。







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610 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :03/08/11 14:47
高校の修学旅行で、京都の某寺院に行った。
そこは血天井で有名なところらしく、
見上げると確かにどす黒い手形や、血だまりに倒れこんだと思しい人型等が一面に浮かび上がっている。

こんなもんで供養になるのかなー…などと思いつつ、本堂で坊さんの案内を聞いていた時の事。
突如、左わき腹がキリキリと痛くなってきた。
腹でも冷やしたか?そんなことを考えるうちに、ますます痛みは強くなってくる。
脂汗が浮いてくるほどの激痛になった頃、ようやく坊さんの話は終わった。

痛みに耐えつつ寺の外に走り出ると、そこには既に別のクラスの友人2人が立っていた。
不思議なことに、そのときにはもう痛みは嘘のように引いていた。
「やっぱ何か見た?」
…そう言われても一瞬事情が飲み込めなかったが、その2人が普段から『見える』体質だったことを思い出した。
「武者みたいな人いたよね」などと話し合う2人に、腹が痛くなって出てきた旨を告げる。
すると、「ああ」と納得したように彼らは、
「切腹するときって、大体左から刀入れるよね」





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474 : 本当にあった怖い名無し[sage] : 2013/07/24(水) 23:17:07.60 ID:nnCRO8SM0
直接体験というにはちと微妙だけど、実話。
長い上にあまり怖くないし、文章も下手なんで嫌な人はスルーしてください。
10年くらい前、俺がまだ修行僧だった頃の話なんだが。
大学を卒業したものの就職に失敗して(当時はいわゆる就職氷河期)しばらくフリーターしてんだが、爺さんが寺の住職だったこともあって親父に坊主の修行でもでしてこないかと言われた。
将来に不安もあったし、まあダメだったらまたフリーターに戻ればいいや、という捨鉢な気持ちでN県の修行寺に入った。

477 : 本当にあった怖い名無し[sage] : 2013/07/24(水) 23:20:38.96 ID:nnCRO8SM0
最初は修行生活きつかったんだけど、恐ろしいもんで人間どんな環境でも慣れる。
半年もすると、案外普通に修行生活に順応してしまうもんだね。
 
当時、俺の先輩にTという人がいた。
この人は零感の俺と違って霊感アリの人らしい。
ガタイがデカくて彼女持ちのこの古参の先輩に、童貞なことをからかわれたっけ…。
ある日の朝方の作務(掃除)の時にT先輩が寺の山門の脇を指さして
「そこに黒い影がうずくまってるな。これは枕経(人が亡くなってから最初にあげるお経のこと)が入るかもしれん」
と先輩がさらっと言った。

478 : 本当にあった怖い名無し[sage] : 2013/07/24(水) 23:22:58.65 ID:nnCRO8SM0
ぎょっとして見てみるけど、俺にはそんなモノは見えない。
 
それに、日常の会話とまったく変わらないトーンで言われたので俺は(冗談にしてはキツいこと言うなあ)とスルーしてた。
そんなことをすっかり忘れて、夕飯になった時。
上の人から「今夜枕経があるから、○○と××、△△はついてくるように」と言われた。
その時に俺はT先輩の話を思い出してゾッとした。
対照的に、T先輩は平然としてたような気がする。
ちなみに、その後にもそれと同じようなことはもう一回あったんだが…。

479 : 本当にあった怖い名無し[sage] : 2013/07/24(水) 23:25:04.92 ID:nnCRO8SM0
黒い影ってのは過去ログでよく出てくる死神的な存在だったんだろうか?
でも、何故かわからないんだけど、悪いモノには思えないんだよね。
いや、特に根拠はないんだけども。 
駄文失礼しました。
ちなみに今でも坊さんやってますw

480 : 本当にあった怖い名無し[sage] : 2013/07/24(水) 23:57:03.47 ID:ZLw5r+Rg0
>>477
次は霊感アリ設定無しの話を頼む

481 : 本当にあった怖い名無し[sage] : 2013/07/25(木) 00:15:36.20 ID:eIFuICup0
>>480
設定無し、ねぇ…。

ちなみにその「もう一回あった」ってのは
それからしばらく後の話
同じ山門のところに、たくさんの数のカラスが群がって騒いでた。
エサになるようなものも見当たらないのに。
これはさすがに不気味に感じて、俺も何かあるなあと思ったね。
「ああ、これはまた枕経だな」
と先輩も言ってたなあ。
案の定、数時間後御檀家さんとこでどなたかが亡くなられたという電話があった。

設定云々にはあんまり関係ないけどさ。




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39 :名無しさん@京都板じゃないよ:2006/08/01(火) 09:44:02
霊体験といえば、葬儀依頼の連絡が入る直前に、
誰もいない本堂の磬子が「…ヮアァァ~ン」となったり、地味にリンが「チーン」と鳴ったりすると、
「おっ!これは来るぞ!!」と予感する。
すると早速寺に檀家死亡の電話が入り、
「ほら来た!!」ってな話は不思議だがよくあるので、もはや珍しくはない。
毎回鳴り物が鳴るわけではないけど、
訳もなく勝手に鳴ったときは何かがある。

41 :名無しさん@京都板じゃないよ:2006/08/01(火) 10:06:15
そうそう、めずらしくもなんともねー。
だいたい、檀家さんで不幸があると、その前の晩あたりにはおしらせがあるよん。
玄関で誰もいないのにガラガラ開く音がしたり、コツコツと靴の音がしたりする場合と、
台所でガタガタ音がする場合とあるよ。
そんな時は「ああ、あした(葬儀)でいそがしくなるな」とか、「急いで準備しなくちゃ」とか暗黙の了解だよ。

ちなみに、玄関は男性、台所は女性ね、念の為。

49 :名無しさん@京都板じゃないよ:2006/08/01(火) 21:44:00
>>41
そうそう、全くその通り。
以前にある寺の住職サンから聞いた話も其れとよく似てる。

檀家の誰かが亡くなると、必ず死亡の知らせより早く本人が来るって・・・・
男の人は玄関の戸をバタバタ叩いて、女の人はヤッパリ台所からだって・・・

その辺りは生身の人間以上に律儀に決まったいるみたいだね。

51 :名無しさん@京都板じゃないよ:2006/08/01(火) 22:20:25
>>49
男女の別があるって面白いね。
玄関は解るけど、人の家の台所に勝手に入ってきて知らせるってなんか妙だね。
その地方の伝統で、本人が生前からそういう寺のお決まり現象を知ってたなら別だけどね。
「あっ。私死んだから、お寺の台所かき回してお知らせとご挨拶に行かなきゃ・・・」ってな具合に。

53 :名無しさん@京都板じゃないよ:2006/08/01(火) 23:07:40
>>51
多分あなたのおばあさんのが若かった頃くらいまでは、
玄関から出入りできるのは男性で、女性は勝手口からこっそりと訪ねるような風潮があったんだよ。
その名残だと思うから、たぶんこれからは男女の区別無く玄関から挨拶に来るようになるかもねw

59 :51:2006/08/02(水) 08:41:30
>>53
自分のひい婆さんが死んだ時は、ひい婆さんの家の隣にあるお婆さんの家の玄関に来た。
その時は事前のお知らせではなくお通夜の時。
近所の人や親類が皆集まって食事しながら昔話などを語り合ってた時で、玄関でピンポ~ン。
また近所の人が来たんかな?と玄関に行くと誰もいない。
一同「ああ、お婆さん来たな・・・」ということで、座布団出して席を作り、
お茶やら食べ物を用意してその空席に供えて迎えたよ。

60 :名無しさん@京都板じゃないよ:2006/08/02(水) 09:12:57
>>59
興味深いね。
>>53はおそらくお寺に用があって訪ねる時のことを書いてるのだろうと思うので、
お寺に伺うときと隣家に行くときの違いというかその辺がオレには興味深い。

土地による違いも有ると思うんだが、
家の方ではまだお寺はちょっと格上というか、きちんとして行く場所という感じが残っているので、
例えば明日(明後日でもいいんだけど)の法事の時間の確認だけちょっとお寺さんにしておこうかな、
というような感じの時に、
近いから直接行ってちょっと声かけて確認してくるわみたいな時は、面白いことにじーちゃんや親父は玄関から行くが、
ばーちゃんやカーチャンは勝手口から声をかけて寺の奥さんに確認する、という感じがなんとなく多い。




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896: 本当にあった怖い名無し:2011/07/30(土) 07:30:06.80 ID:RnIXh6qx0

お盆になると思い出す話を投下 夏休みのラジオ体操見てたら思い出した

とある仏教系の大学に通ってたんだが、お寺の息子さんがけっこういる
元々は跡取りが資格とるためにあったような大学だが、今はそんなでもない
2、3ヶ月に1回くらい数日お寺に入ったりするくらいで、普通の学生と講義も受けるし、サークルもある
そんな跡取りの一人と友達だったんだけど、その人がしてくれた話 というかその人の体験

お盆が終わると、1年で一番長いお寺に入る期間があるらしい。3週間くらいだったかな?
20歳前後の若者が毎日精進料理で正座しっぱなしなんて、3日でも無理
中でもその修行中一番辛いのが、礼拝というものらしい

個人的には座禅を組んだり延々とお経をあげるものだと思ったたけど、かなり肉体を使う
これは一度やってみてほしいが、正座の状態から手を合わせ、足のつま先を立てて体重を乗せる
上半身は一切動かさないまま、右足を少し前に出し、つま先だけで立ち上がる
同じ姿勢でゆっくり元に戻り、腰だけ曲げて土下座みたいなポーズをとる

これをたっぷり30秒くらいかけて行うんだが、回数が半端無い 一度に300回やる
何時間かかるのか、と聞いてみたが、本人にも分からない
時間の感覚が飛んで、意識が朦朧とするらしい

単純に考えて3時間弱か?と思うけど、昼過ぎに始めて気がついたら夜9時になってて
先輩から風呂に入った者から早く寝ろと言われる それがほぼ毎日
腹筋やら太ももやら筋肉痛を超えて痙攣までするし、膝が内出血する者、足首捻挫する者が出てくる
足首やら足の指やら疲労骨折する人も珍しくないらしい

その修行に入って10日くらい経った頃、その友達はコツを覚えたのか
それとも脳内麻薬が出てきたのか、やってる最中に少し余裕が出てきた
口では喉がとっくにつぶれてるのにひたすら念仏はりあげてるし、隣では姿勢崩した同級生が怒鳴られ
先輩に襟首つかまれて床の上で礼拝させられてるし 普通じゃない状況なんだけど
「ああ、俺修行してるなぁ」みたいな達観した心境になってたらしい

お寺の本堂っていうのか、メインの一番広い部屋ではなく、
離れにある柔道の道場みたいな部屋でやってたそうだが
そこの隅っこに、おっさんが座ってるのに気づいた

897: 本当にあった怖い名無し:2011/07/30(土) 07:32:11.61 ID:RnIXh6qx0
指導してくれる大学の先輩と、大学の僧侶、修行に使ってる寺の住職 そんな人達の顔はみんな知ってるが
その人だけは見たことがない。しかも格好が白衣で、体育座りをしてる
ぱっと見は子供っぽいというか、自分達と同じ修行僧なのかと思ったけど、ありえない

どんなに体力の限界がきても先輩は休ませてくれないし、倒れたら救急車呼ぶと言われてる上に
修行の続行が不可能とされたらお寺から追い出されて来年やりなおしとなっている
白衣でいるのも、おかしい。僧侶にとって下着姿でいるようなものなんだと。
あれが誰であれ、人前ではありえない

薄暗いロウソクの灯りの向こうにいるその人をじっと見ると、顔が黒っぽいことしか分からない
酒やけしたおっさんにしか見えないから、どっかの僧侶が偉そうに見てんのかなぁ、
くらいにしか思わなかった

いよいよ礼拝が終わって、残りのお勤めが終わったあと
みんなでお堂を出る時に探したら、もういなかった
あとで同級生に聞いても誰も見てないみたいで納得がいかない

長い3週間が終わりかけの頃、また礼拝の最中にその男を発見した
お堂での並び順は毎日変わるので、友達はその男と一番近い位置で出くわした
やっぱり白衣で、体育座りをしてこっちを見てる

周りのみんなと動きがずれないように気をつけながら、チラチラ盗み見てたら気づいてしまった
その男、首にぼろい縄をぐるぐる巻きにして、こっちを笑いながら見ている
顔も酒やけどころじゃなく、ドス黒く変色してる

目は細くつぶれるほど顔がむくんで膨らみ、口だけは歯を見せて笑ってる
友達は怖くなってただでさえ喉がつぶれてるのに声を張り上げてひたすら礼拝をした
その日のお勤めの最後、礼拝の指揮をとっていた先輩は戒名を読み上げて回向をした
先輩はこの修行中に昔、志半ばで亡くなった僧侶がいることを教えてくれた

修行をしたくてもできない僧侶がいるのだから、お前らも諦めずにがんばれみたいな励ましをした
同級生の中にこの事情に関してよく知ってるやつがいて、そいつが言うには
修行が嫌になってこのお寺で首を吊った人がいたらしい。
その人と同期だった僧侶から聞いた話だそうだ

友達は喉の使いすぎで3日くらい血吐いたが、最終的に家の跡継ぎになれた
うちの大学は夏休み長くて超ラッキー、みたいな話してる俺に半ギレで教えてくれた話




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