【閲覧注意】怪談の森【怖い話】

当サイト「怪談の森」は古今東西の洒落にならない怖い話~ほっこりする神様系の話まで集めています。 随時更新中!!

カテゴリ: 家系



157:本当にあった怖い名無し:2012/11/14(水) 12:14:48.41 ID:pKaiE3qJ0
人柱とかそんな話ならウチにもあった。もっとも、血のつながっていない人だけどね。
もう7年くらい前なんだけど、俺が高校に入ってすぐの夏に聞いた話。

とりあえずここ前置きなので、飛ばし読みしていい。
俺の父親は、三男の次男で、特に継ぐモノも無いので都会に出てきた口なわけだが、実家の実家、本家に当たる家は結構歴史ある家らしい。
祖父も三男坊なので本家には生涯で数回行ったかどうかってレベルだったけど、高校の頃の俺は、王室だの皇室だのの話に凝り出して、そこからあらゆる家の「家系図」を知りたがる家系図マニアと化していた。
当然、親父の家の血筋がそんなんなら、一度は知ってみたいと興味を持っていた。

中学生最後の年の正月にも父の実家に里帰りしていたのだが、その時は父方実家の墓を見ただけ。
墓はその年の十数年前に現地に移動したモノで、その時に以前の名が消されてしまったのか、本家のでかい墓からも、俺の高々祖父(ひぃひぃひぃじいさん)より上の名前は記載されておらず。
その時親父から、俺の曽祖父に当たる人が40代を前にして死んだこと、翌年に曽祖父の叔父(つまり祖父の大叔父、高祖父の弟)が亡くなり、子供がいなかったので、祖父がその家を継いだことなども聞いたが、
高々祖父以前の名前についてはよく知らないとのことだった。

俺の受験も終わり、翌年の夏は、久々に盆の時期にも父方の実家に帰ることとなり、俺は今度こそ家の謎を明かしてやると(無駄に)意気込んでいた。
そんな中、本家の長男の長男に当たる人(俺のハトコで、本家の次々代の跡取り)に長男が生まれたそうで、皆本家に集まれとの号令が下ったらしい。
なんでも、本家にまだ存命だったひいばぁちゃん(その時既に100歳だったかと思う)にとっては玄孫に当たるため、とてもめでたいと、親戚一同全員に召集かけたんだそう。
本家の中を捜索したら、古い家系図も見つかるかも!とやはり無駄にワクワクしていた俺は、その日を本当に楽しみに待っていた。





158:本当にあった怖い名無し:2012/11/14(水) 12:15:29.02 ID:pKaiE3qJ0
さて里帰りしたのが8月の12日。15日には法要があるから、親戚一同で玄孫誕生とひぃばあちゃんの末永い健康をお祈りする宴会が前日の14日に開かれることに。
そのため、本家に集まる前日に当たる13日には、まず祖父家の墓参りを済ませ、ついでに祖父ちゃんに家系で知っていることをリポートするということにした。
墓参りした後、本家の墓や分家の墓も見てみたが、やはり名前があるのは高々祖父あたりまで。分からんので悩んでみると、祖父から「墓ばかりジロジロ見てどうした?」と聞かれたので、
とりあえずウチの家系についてあれやこれや尋ねることに。そしたら色々話をしてくれたよ。

その中では、曽祖父が早くに亡くなった年の前後には、曽祖父の弟や当時の近所の方、また親戚が次々亡くなったそう。
丁度太平洋戦争の開始前夜の辺りで、戦争被害ってわけでもないのに、何故かバタバタ人が亡くなったらしい。原因は病死が大半だったが、中には自殺した人もいたんだと。
曽祖父の叔父もそんな一人で、まあその人の死因も普通の病死だったが、
まだ13歳くらいだった祖父は、高祖父(曽祖父が亡くなった後も存命で、昭和30年代頃までいたらしい)の命令で、殆ど知らない大叔父の家を継ぐこととなり、半泣きだったそうな・・・。
大叔母が養母になったし、当時の13歳は今より随分精神的に成長しているだろうことは想像がつくが、それでも堪えただろうなあとは思う。

さて、前置きが随分長くなったが、ここからが冒頭で話した話と直接関わる話。
祖父が言うには、祖父が家を出る数週間ほど前の時期に、家(本家)に5~6歳くらいの二人の少女がやってきたらしい。彼女らは養女として貰われてきたのだとか。
もっとも、家には亡くなった人が随分出たとは言え、曽祖父の子供は祖父も含め全員が存命だったし、その数はなんと12人(うち2人は双子で、末の子は曽祖父が亡くなった後の生まれ)。
流石に大きな家といえども、それだけ子供がいて、なおも子供を増やす余裕なんてあるのか。その上、いくら人が多く亡くなっていても、まだまだ子孫は多くいるだろうに、
養子、それも跡継ぎとなるであろう男子ではなく、女の子というところに、祖父は大いに疑問を感じたようだ。


159:本当にあった怖い名無し:2012/11/14(水) 12:17:00.64 ID:pKaiE3qJ0
養女たちは「千代」「万里」と名付けられ、それぞれちーちゃん、まーちゃんと言われていたそうな。
俺はそれを聞いて「その子ら、5歳くらいになる前に名前付けてもらえなかったの?そういう危ない系統の子?」と聞き返したが、祖父曰く、元々の名を高祖父が改名させたそう。
高祖父はこの二人をすごく可愛がっていたそうだが、時々怪訝そうな顔で二人を見つめていたりもしたんだと。
間もなく祖父は大叔父の家に引き取られたが、1年のうち数度は、実家に戻ってきては、ちーちゃん、まーちゃんと遊んであげたこともあったらしい。

ところが、ちーちゃんは貰われて5年くらい、大体終戦前後か、に亡くなってしまったらしい。
まーちゃんはその後も暫く生きていたが、祖父は会う度にやつれ、疲れていった印象も持っていたんだとか。
結局そのまーちゃんも、高祖父が死んだ前後に亡くなったようだ。正確にはは前か後か、覚えていないとのことだったが。

伯父さんの運転する車に乗って墓から帰る途中に、旧墓地(以前お墓があった場所)も通った。
そこは整備されて、ショッピングセンターやらなんやらが出来ていたため、それがそもそもの移設の原因となったんだとか。
ところがその脇に、ポツン、と、1個だけ小さな墓があった。
と言っても、小高い丘陵部分の、道路の脇の下の方で、階段を使ってでないと降りられない場所に。
祖父が言うには、「あれが今のちーちゃんやまーちゃんのお墓だ」と。
何故、移設した場所に一緒に葬ってあげなかったのか聞くと、「本家の方で、あれは、ずっとここに残してくれって話があって、それ以来少しだけ位置を移動させて、あそこにある」との回答。
更に祖父が言うには、移転分離後、ちーちゃんまーちゃんの墓には、本家の許可を得たもの以外は、例え分家の当主でも墓参りが禁じられたんだとも聞いた。確かに階段の先には、「無断で当地に入ることを禁ず」とあり、柵がついていた。

よく分からん話だったが、家にまつわる奇怪な話に俄然俺は、興味が湧いてきた。湧かずにはおれなかった。
是非とも明日、曾祖母に直接インタビューして、墓の正体を暴いてやる、という気持ちでいっぱいだったわけだ。その日は興奮していたが、夜はぐっすり寝たw


160:本当にあった怖い名無し:2012/11/14(水) 12:18:23.91 ID:pKaiE3qJ0
さて翌14日、朝から家族総出で本家に出かけることに。
俺ら家族4人に、伯父一家が5人、叔母一家4人、それに祖父母といるから、二台ある自家用車に俺と妹と祖父母、伯父一家がそれぞれ乗って、残りはタクシーで移動という形に。
それだけでも大変な人数だが、本家に着くとその数倍はいるであろう人の山、曾祖母の兄弟姉妹とその子・孫らも混ざってはいるが、その大半が曾祖母の子孫たち。
一人の女性から、これだけ多くの人が派生し、しかもその大本の人が生きている、ってことを実感して、素直にすげーって思った。妹や従兄弟たちは、人の多さにうんざりしていたがw

曾祖母を囲んで、その膝には玄孫に当たる本家の長男の長男の長男サマが座り、ずらりと並んだ料理を食べながら、皆めいめいに雑談を繰り広げた。

さて、そんな中で俺の質問の時間だ。
大柄な男たちに囲まれた曾祖母は、流石に100年の年季を刻み込んだしわくちゃの顔をしており、またとても小さく見えた。
なんとも近づきがたい様子だったが、意を決して挨拶、そして色々とインタビュー。家系図のこと、曽祖父のこと、高祖父のこと、その他先祖のこと。そして墓のこと、「ちーちゃん・まーちゃん」のことも。
曾祖母は「あー○○ちゃんか、大きくなって」と言った反応の後、聞いているのかいないのかよく分からない感じで、俺の話を聞き流していた。
その時、祖父の甥(だったと思う、本家の次男の方だったか)が、曾祖母の代弁とばかりに、色々答えてくれたよ。


161:本当にあった怖い名無し:2012/11/14(水) 12:20:06.50 ID:pKaiE3qJ0
まず聞いたのが高祖父の更に祖父の話。墓に記載されていない人だ。
これは単なる笑い話が大半だった。この人は鶴○さんと言う人で、略して鶴じいさんと言われていた。もう高々々祖父とかまだるっこしいから、ここから鶴じいさんと書く。
その鶴じいさん、若い頃は相撲取りの名人(もちろん素人)で、本家の嫡男にも関わらず、近所の奴等と相撲を楽しみ、危ないからやめろと言われてもやめなかったんだと。
町の相撲取り大会での優勝記録もあったりするんだと。他には、屁がやたらとでかくて、寝ながら屁をこいたら、自分の屁の音がでかすぎてびっくりして飛び起きたという話まで。ユニークなじいさんだったらしいw
話してくれた次男さんが言うには、この鶴じいさんの伝説は、高祖父から祖父たち、更にその息子たちの世代に伝わった話なのだとか。
そんな伝説を持つ爺さんがどうして墓の名前から漏れたのかに関しては、結局のところ、祖父の兄(次男さんの父親)が、大正より前に亡くなった方に関しては、もう名前を入れないということにしたんだとか。
実はこの鶴じいさんこそが、ちーちゃん・まーちゃんの話にも関わる重要人物でもあったのだが。

祖父の兄もまた、17かそこらで父親を亡くし、祖父(俺の高祖父)から厳しく、当主の座を守るようにしつけられたのだとか。
そんな中で太平洋戦争が勃発し、祖父の兄も召集。その前後で一時生死不明になったらしく、高祖父は、うなだれて仕方なかったのだとか。
そしてその前後、ちーちゃんが亡くなり、そして間もなく祖父兄の無事が確認されたのだと。

この時点で俺めは大体察していた。ちーちゃん・まーちゃんは、家の者の不幸の身代わりとして養女となった、不幸を引き受けるための存在だったのではないかと。
それを問いただしてみたら、ビンゴだった。ちょっとショックだった。祖父が既に生まれていた、比較的近年のこの時代に、普通に生きてきたはずの俺の親類(義理だが)に、そんな存在がいたというのは。


162:本当にあった怖い名無し:2012/11/14(水) 12:20:56.80 ID:pKaiE3qJ0
更にいえば、この(当時50代くらいの)次男さん、まーちゃんとは実際に遊んだことがあるのだと聞いて、ちょっと驚いた。
4歳くらいの時にはまーちゃんの葬儀があったようで、それ以前のことなのでよくは覚えていないが、祖父の末の妹に当たる方とは年も近しく、よく遊んでいたのだと。
その叔母さんにも話を聞いて、ちーちゃん・まーちゃんの当時の生活の様子が具体的に明らかになっていった。

まず、二人は高祖父の養子となっていたこと。つまり、祖父たちにとって彼女らは「叔母」に当たる存在だった。
食事は基本的に皆同じなのだが、まーちゃん(祖父妹が物心ついて間もなく、ちーちゃんは亡くなったので覚えていないのだとか)は皆が食べた後で食べる。
高祖父も最初は皆で一番先に箸を付けるが、その後は本を読んだりして待ち続け、まーちゃんと二人で食べていた。夕食時のことで、朝食や昼食時は覚えていないようだ。
お風呂などの順番も一番後。一度まーちゃんと一緒に入りたがった祖父妹は、泣きながらも一緒に入りたがったので、それではと高祖父は祖父妹も一番最後に入らせた。
まーちゃんは基本的に和服。高祖母も和服だったし、現にそこにいた曾祖母も和服ではあったが、子供たちは洋服で過ごしていたので、何か違和感があったようだ。
まーちゃんの寝る場所は、皆の寝室とは離れていた。個別の寝室を持つ高祖父の場所とも異なっていたと言う。実はそこにはもう一つある物があったのだが、それは後で話す。
トイレとかは兼用。そして、まーちゃんはよく気分が悪くなっていたので、この空間だけは、誰よりもまーちゃんが優先して入ることが出来た。当時は今の本家内にある水洗トイレではなく、外に汲み取り式のものがあったようだ。
まーちゃんは家事手伝いなどはやらなかった。やらなくてもいいことになっていた。一生家の中で飼い殺しにするつもりだったのだろうか・・・?
まーちゃんとは絶対に遊んではならないと言われた遊びが2つあった。一つは、かごめかごめ。元は人買いの歌らしいし、そういうのもあってダメだったのだろう。もう一つはかくれんぼ。これは逃走防止の観点から?


163:本当にあった怖い名無し:2012/11/14(水) 12:24:04.44 ID:pKaiE3qJ0
また、まーちゃんは家から一定の範囲以上は出てはならなかった。ただし、高祖父が共にいる際は多少の外出は可能で、一度旅行もしたことがあるという。
家の女の子のために、家には高価なお雛様が一式あったが、それらは一家で一つの扱い。ただまーちゃんには別に、なんとも簡素で、お内裏様とお雛様だけなのだが、別にもらっていたのだと。
旅行中に高祖父から、「絶対にまーちゃんから目を離すんじゃないぞ。失ったらお前が死ぬんだからな。」と何度も脅すように忠告されていたのが怖かったらしい。
まーちゃんが亡くなったのは、祖父の話の時点では曖昧だったが、祖父妹曰く、確実に高祖父が亡くなるより少し前だったという。
また、高祖父が病で寝たきりになっている時、まーちゃんは常に傍に居なければならなかったのだと言う。まーちゃんはこの時ばかりは、高祖父が怖くて仕方が無かったと聞かされたようだ。
で、高祖父自体は普段はまーちゃんにとても優しかったのだと。その高祖父だが、祖父妹を始め、実の孫や実子にはものすごく厳しい人で、まーちゃんに優しいのは不自然過ぎるほどだったのだと。
高祖父は亡くなる直前にも伏せていたが、その時もまーちゃんは傍に居続けた。ある日、まーちゃんは祖父妹に、「ごめんね。もう遊べない」と伝えた。まーちゃん自身とても苦しそうだったようだ。
それから、まーちゃんしは同じ家の中にいるのに会うことすら出来なくなった(でかい家だったし、それくらい出来たのだろう)。暫くしてまーちゃんが亡くなり、続いて高祖父も亡くなったという。

この時点では、俺は、まーちゃんは高祖父の苦しみを吸い取り続けたけど、とうとう吸いきれずに死んでしまい、そして依り代の無くなった高祖父もまた、すぐに死んでしまったのだろうな、と考えていた。
厳密には、違ったわけだが・・・。


164:本当にあった怖い名無し:2012/11/14(水) 12:24:53.40 ID:pKaiE3qJ0
話も色々聞いたし、次男さんからは、鶴じいさんより前の人たちの話も、僅かながら聞けた。祖父兄(本家の当主)からも話を聞けた。
ちなみに、ちーちゃんまーちゃんの墓には、ちーちゃんまーちゃん以前にも、同じように不幸の肩代わりをしていた養女たちが眠っているのだと。
そして本家の者に許可をもらっていない者たちが墓参りをしてはいけなくなった理由は、ちーちゃんまーちゃんやそれ以前の少女たちは、その周辺の土に念がまだ居ついているのだと言う。
だから、勝手に墓に参ると、それらの念が憑いてしまい、彼女たちがあの世に持っていった不幸が乗り移ってしまうのだとか。
当主に限っては、彼女たちは「畏れるから」念が意図的に抑えられ、憑くことが無いのだとか。もうちょい詳しく聞きたかったが、ここらで他のおっさんらが絡んできてここまで。
そもそも移転前は普通にその墓も墓参り出来たというから、単に祖父兄が勝手に信じ込んでいるだけの話なんじゃないかとも思ったがね。

後は、今そのような子供がいないが、どうしているのかという話。
何故現代ではそれをしなくなったのかと言うと、信仰心が薄れたのもあるが、そもそも身代わりが他に見つかったのだと言う。
それが、先ほど話したお雛様。同じタイプのお内裏様とお雛様を数年おきに買い替え、前のものはお寺に持っていくことで、不幸の依り代の代わりにしているのだという。
そしてそれは今もやっているとのことで、件のお雛様は・・・かつてまーちゃんが過ごしていた部屋にあるらしい。というかあった。後で見せてもらった。
お雛様というか、お雛様の衣装を纏ったこけし型人形というか、そんな感じの簡素な奴。内裏雛以外は無く、1~3段くらい(ごめん、この辺記憶曖昧)。
飾ってあった部屋は、別に離れ的な場所にあるわけでなく、奥まった場所にあった以外は普通の小さな和室。
ただ、使ってない感バリバリで、霊感のある奴が来たら「なんかあるな」と感じれるような雰囲気があった。もっとも、俺には霊感無いからそんなものは感じなかったわけだが。


165:本当にあった怖い名無し:2012/11/14(水) 12:25:53.59 ID:pKaiE3qJ0
そもそも、まーちゃんが来る30年程前に、少女を貰い受けて不幸避けとする伝統は終わったらしい。当時亡くなった子供たちを最後に、代替手段の無いまま、「現代には迷信的過ぎる」と廃止になった。
今から数えて、100何年か前。ド田舎でも人身売買やらは縮小の傾向にあった時期なんじゃないかなあと思うし、そりゃ当然だろう。廃止したのが、先に出た鶴じいさんだったようだ。
鶴じいさんは、当時の本家の当主であったその親父(俺から見てひぃひぃひぃひぃひぃ祖父さん)が、次の少女を早くもらおう、というのに対し、
強硬に反対、とうとう絶対権力者(であっただろう、当時の家長なんてものは)の父親の反対を押し切って、この制度を終わらせ、少女の貰い受けをしなくなったらしい。

本家の仏壇には戒名表みたいなの(ごめん、正式になんて言うか知らない)があって、そこに家の故人の戒名がズラズラッと並べてあった。
本名も併載していた気がするので、だいたいそこで鶴じいさんの存在も発見したわけだが、鶴じいさんの親父は、一時廃止前後に亡くなっていた。100歳越えてたようだ。
その時点で鶴じいさんも70~80ってとこだから、いつまでも迷信にこだわるボケジジイ(←失礼)に頭抑えられていて、しかも小さな女の子を犠牲にするようなシステムの存続をしろってんだもの、そりゃ反対もしたくなっただろう。

ただそれだけで無く、若い頃は自分の奥さんがこの役を受け入れさせられそうになったことも、鶴じいさんが反対する原因だったようで(直接そうは言われていないが、話を聞く限りは)。
鶴じいさんが若い頃なんだが、鶴じいさんの親父は一度再婚したらしい。そして、奥さん側には2人の男女の連れ子がいて、姉は鶴じいさんと同世代、弟もすぐ下って感じだったようだ。
前に鶴じいさんが付近一帯で相撲の名人だったと話したよな?その義弟もアマチュア相撲、やっていたそうだ。だから、鶴じいさんと義弟はすぐに打ち解け、鶴じいさんは相撲の師匠にもなってやったんだとか。
ところがだ。暫く経った頃、鶴じいさんがまた町の相撲大会で優勝したんだと。その時、負けた奴が酒飲んで、暴れ回ったんだと。


166:本当にあった怖い名無し:2012/11/14(水) 12:26:22.62 ID:pKaiE3qJ0
そしてあろうことか、刃物まで持ち出して、とうとう鶴じいさんの家に乗りこんで、顔なじみでもあった義弟を刺し殺してしまったらしい。
当然そいつは逮捕されたが、鶴じいさんは超ショックだったようだ。相撲やめたかどうかは聞いてなかったけどな。まあ何も言ってなかったけど、そこまでいけばやめたんじゃない?

更にその後、立て続けに後妻さんまで亡くなったらしくてなさ。特にショックだったのが、鶴じいさんの父親、つまり当主さんだったらしい。
その後なんやかんやで、養子とした娘(姉弟の姉の方)を不幸避けの少女役にしようとしたそうな。元からそのつもりだったのか、後からそうしようとしたのかはしらんけどな。
しかしながら、鶴じいさんは猛反対。なんとか父親の企みを止めるためにとったのが・・・義妹と結婚して、次期当主の嫁として、手出し出来ないようにしたんだと。
結局その時は、別の少女を他所から貰うことでコトが済まされたようだ。

時期的に考えて、おそらくその後も、何度か少女の移り変わりはあったんだと思う。それが何故100年前のタイミングで、鶴じいさんが反対したのかは知らない。
おそらく、当主が100にもなって、今更止める力も無いとの判断だったからだろう。


167:本当にあった怖い名無し:2012/11/14(水) 12:27:38.67 ID:pKaiE3qJ0
その後、30年経った時期に復活したのは、やはり、その辺りに身内に不幸が続出したからなのだとか。正確にはその間10年ほど前の時期にも、曽祖父のお兄さんに当たる人が子供が無いまま亡くなり、更に2~3年のちにはその奥さんも死んでしまったとか。
その上更に次の跡継ぎまで・・・となれば、高祖父が制度を一度だけ復活させたのも止む無しという感じかもしれない。
もし、お雛様による代替まじないが無かったら、今でもそういう娘がいたり、あるいは無理に廃止して親戚一同死人ばかりになっていたかもしんない。
ちなみに、鶴じいさんの親父と鶴じいさん自体、制度廃止から数年と持たず亡くなったのだとか。まあ、高齢者と超高齢者なんだし、そこまで行けばそりゃ単なる偶然だと思うがな。

「千代」「万里」と言う名前は、「千」「万」がつくからそう名付けたようだ。かつて同じように不幸避けとして貰われた子も、「千歳」「万紀」などのように、千や万がつく名前だったらしい。
二人のうち、必ず「千」の名前をつけられた方が短命だという。「万」の子一人が生きているうちに、「千」の子2~3人が相次いで亡くなることもあったそうだ。
いずれにせよ、30まで生きることは少なくともなかったらしい。
そのことは、一帯を仕切るお寺さんでも熟知していたらしく、代々に伝えられていたのだとか。
子供は、可能なら近所から、そうでなければ遠方の人身売買斡旋商?やらから貰い受ける。その中での条件は、「健康でなく、病弱で、失っても働き手としては痛手にならない子」だったそうだ。
そうした理由は、元々病弱な子は不幸の気を身にまとっているため、当主たちにとって罪悪感が薄れるからというのと、相手方も、健康な働き手を失うことなく、子を差し出せるというものからだったと。
ただ、何世代か一度、健康な子を欲しがることもあったのだと言う。その時は、身内の不幸が余りにも多い場合など。


168:本当にあった怖い名無し:2012/11/14(水) 12:28:09.30 ID:pKaiE3qJ0
70年前もそうした理由で、千代と万里という、健康な子供を、貰い受けたのだと言う。元はどこからの子で、なんという名前だったかは、高祖父しか知らない。
まーちゃんと遊んだ祖父妹も、その名前だけは、教えてくれなかったらしい。

さて、ここが一番恐ろしい話なんだが・・・上で書いた通り、長生きする方であるまーちゃんでも、30までは生きない。
前のちーちゃんが亡くなったのは6歳かそこらだし、2~3倍しても20かそこらで亡くなってしまう計算だから、妥当なとこだろう。

実は、いずれの不幸避けの少女たちも、養父に当たる歴代の当主が亡くなるより前に、必ず亡くなっている。
そして、新しい不幸避けの少女は、新しい当主が、改めて迎えている。
では、当主より先に、必ず不幸避けの少女が(病死などの形で)自然死するだろうか?ま、確率的に言えば、低いわな。少女はまだ若く、当主はジジイなんだから。
まあオカルト的な何かが働いているとしたら、先に書いた通りそう思ったんだけど、ありえるんじゃないかとは考えた。
ところがだ、実際はもっと現実的な意味で怖い話だったわけ。当主がいよいよ亡くなるって頃になると、ひっそりと当主の手によって、少女たちは葬られるらしいんだわ、恐ろしいことに。
それで逮捕されるなんてこともなかったみたいだから、警察も暗黙の了解だったのか、それともバレない方法で殺ったのかは知らんが。
そりゃまあ、鶴じいさんのような経歴や動機が無くても、嫌がるんじゃないかと。何せ、自分の手で少女たちを殺める必要にかられるんだからな。
多分、前のまーちゃんも、高祖父自身が手を下したんじゃないか。そう思うと、マジでぞっとした。僅か数代前の先祖が、そういったことをやっているんだからな。


169:本当にあった怖い名無し:2012/11/14(水) 12:30:05.33 ID:pKaiE3qJ0
その話だけは、祖母妹も知らなかったらしく、曾祖母が直接教えてくれた。ただ、話聞く限り、餓死とか薬盛ったとか、そういうやり方だったんだと思う。

話の後、さっきも書いた通り雛人形の部屋(おそらく前は少女たちの部屋)に連れて行ってもらえたんだが、少女たちのお墓にはとうとう連れて行ってもらえなかった。

それからまた数年。今は曾祖母も祖父の兄も亡くなってしまった。その後は親父の従兄弟、つまり祖父の兄の息子さんが跡を継いで、まだお墓の管理もやっているらしい。
あれ以来本家にも行っていないが、多分雛人形を使った不幸避けは続いているんだろうな。いつかそれが、また実の人に戻ってしまわないよう願うばかりです。


170:本当にあった怖い名無し:2012/11/14(水) 12:32:22.28 ID:pKaiE3qJ0
10レス以上の大長文になっちまったな。投稿小説みてぇだわ、恥ずかしい・・・。

厳密には家系というか家の話だったし。スレ汚し失礼w




オカルトランキング



446:本当にあった怖い名無し:2008/04/21(月) 11:42:01 ID:H+/cldr30
私の家系の男は全員、「ムシリ」という妖怪が見えるという。
正確には、思春期ごろに1度だけ会うものらしい。

おじいさんの話だと、夜寝ていると枕元に現れ、
家系の男の髪の毛を毟り、食べるのだという。
ソレは数十分間、ひたすら髪を毟って食べるらしいが、
その間は痛みもなく、ただ、抜かれる感じだけは分かるらしい。
朝起きると枕元には数百本の髪の毛が落ちており、一度食べられると二度と出てこない。
髪を毟られるせいか、私の家系の男はみな、20代から禿げるみたい(遺伝かもしれないけど)。

私は女なんで気にするなといわれたけど、弟は必ず会うから注意しろ、と言っていた。
何を注意するかというと、髪を抜かれる間は消して動くな、
気付かないフリをしろ。ということだった。
先祖で一人、抜かれている間に逃げ出した男の子が原因不明の病気で死んだからだそうだ。
ただ、来ても逃げたりせずにじっとしていればいい、
儀式みたいなものだ、とおじいさんは言った。

その話を聞いた弟は、妖怪を見ることより、
若禿が確定したことがショックだったみたいだった。
そこで、中学に入ったと同時に弟は毟られないようにと、頭を丸めた。
おじいさんは、それに対して「昔はみんな頭を丸めていたし、意味ないぞ」と言っていた。
結局、弟はそのまま髪の毛を伸ばすことにしたようだった。

私たちの父も昔、「ムシリ」に出会ったらしく、若禿だった。
父は20代だったころは禿げていることにコンプレックスを感じていたらしく、
カツラをつけていたそうだ。
(実際私たちが赤ん坊のころの写真の父は髪の毛があった。)
ある日、父は弟に「ムシリに会ったら、このカツラはおまえにやるよ」と言って
和箪笥の中のカツラを見せてくれたらしい。
そして、そのカツラが弟を大変な目に遭わすのだった。

447:本当にあった怖い名無し:2008/04/21(月) 11:42:32 ID:H+/cldr30
中学に入り数ヶ月して、ある日の朝弟が興奮しながら私に言ってきた。
「姉ちゃん、絶対言うなよ!昨日「ムシリ」がきた!!」
私も驚き「見たの?怖かった?大丈夫??」などと質問攻めにしたが、弟は
「違うんだよ、姉ちゃん!俺、追い払った!!」と答えた。
弟は小学生の頃から喧嘩っ早かったので「殴ったの?」と聞くと、弟は得意げに
「違うよ。これ使った。」と言って、父のカツラを見せてきた。
どうやら、弟は父の話の後すぐにカツラを拝借し、
中学生になってからずっとカツラを被って寝ていたそうだ。

弟は続けた。
「怖くて姿とか見えなかったけど、間違いない。誰かに抜かれた!!」
「でも、抜かれたのはカツラの髪で俺は一本も抜かれなかった、感触もなかったし!」
「1時間ほどカツラの髪を抜いて、消えていった!」
「怖さより「勝った!」って気分でいっぱいだった。」
「祖先にはこの方法を伝授しないと。」と、興奮気味に話してくれた。
で、その時は私も「騙したんだ、弟すげーなー」としか思っていなかった。

それから1ヶ月後に事態は一変した。
弟が授業中に頭痛を訴え、そのまま気を失ってしまった。
病院に連れて行かれ、CTやMRIなどの検査をしたが理由は分からずじまい。
医者には「このまま意識を取り戻さない可能性がある、
容態も安定しないので覚悟してください」といわれた。
私はそのとき、「ムシリ」の件なんて忘れてたんだけど、
田舎からおじいさんが見舞いに来てくれて
ふと、そのことを思い出した。そして、おじいさんに弟の話を隠さずに明かした。

おじいさんは「馬鹿なことをしおって」と呟き、病室から出て行った。
おじいさんはうちの家系が古くから馴染みのある神社の神主様に電話してきたらしく、
2時間ほどして神主様が病院にやってきた。
神主様とおじいさんが数分話をした後に、神主様以外は全員病室の外に出された。
父は無念そうに顔をしかめ、母は泣いていた。おじいさんは病室の外で念仏を唱えていた。
その時、何も知らない看護婦さんが、病室のドアを開けてしまった。

448:本当にあった怖い名無し:2008/04/21(月) 11:42:59 ID:H+/cldr30
父はすぐに事情を説明し、検診時間を30分ほどずらしてもらったが、
私は開いた時に見てしまった。
祈祷する神主様の正面で弟が自分で自分の髪の毛を毟っていたのだった。
ドアが開いても、神主様も弟もこちらを見る様子もなく、
弟は焦点が定まらず、ブチブチと短い髪を引き抜いている。

その間2~3秒だったが、怖さが弟を心配する気持ちを
上回ってしまい逃げるように待合室まで離れてしまった。
結局、弟は自分の髪の半分は引き抜いてしまっていた。
神主様は「もう大丈夫、ムシリ様は帰られた」と言って、帰っていった。
その後、弟はすぐに意識を取り戻し、1週間ほどで退院した。

退院後、弟に話を聞くと、意識を失った後、
弟は「あの時、頭の中に虫のような小さな生き物がいっぱいいたんだ」
「虫が頭いっぱいまで広がって、自分が自分でなくなる感じがしてきて」
「気持ちいいような気持ち悪いような、嬉しいような悲しいような感情が押し寄せてきて」
「寝たら楽になるかな~って考えてたら、頭にビシッと衝撃がきて」←これは多分神主様のお払い棒?
「ふと頭の上を見ると、人間の形だけど人間じゃない何かが俺を見下ろして一心不乱に髪の毛を毟ってた・・・」
「そのときはずっとごめんなさい、ごめんなさいって謝ってたw」
「で、目覚めたら、髪の毛がないからびっくりした・・・」
と話してくれた。

結局、弟の奇行もなかったことにされて、病気の理由も分からずじまい。
おじいさんは「もう安心だ」と言っていた。

何故、うちの家系でそういうことが起きるのか、それは分からない。
何故男にしか見えないのか?
虫のようなものは何なのか?
そして「ムシリ」とはいったい何なのか?




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326 :本当にあった怖い名無し:2010/09/23(木) 16:35:19 ID:yGBZLM9P0
かたい職業につかないやつは、早死にしたり不幸になったり子種がなくなる家系です。つまんない。
親類縁者に自営業、ヤンキーはひとりもいない。
脅迫観念から自由になれないので、ニートにすらなれないのです。
盗んだバイクで走り出すのではなく、走り出したければ律儀にコツコツ貯金してバイクを購入する計画を立て、
ようやくバイクを買える段になっても、「あ、免許がねーッ!」。
けっきょく面倒になって走り出せず。

文化はニートとかヤンキーなどの逸脱者が生むもの。
まじめにやらんやつは抹殺される呪いはしんどいよ。
単なる質のいい部品になる人生さ。


329 :本当にあった怖い名無し:2010/09/23(木) 17:13:08 ID:Q3N1DSyt0
>>326
何個か職業+結果を例として挙げてもらえると嬉しいんだな


330 :本当にあった怖い名無し:2010/09/23(木) 18:04:13 ID:yGBZLM9P0
嬉しいの?じゃあ・・・。
トラックの運ちゃんになった→重機の下敷きになり障害者に。
漫画家になろうとした→二十代で病死。
ロックに夢中→病死。
怠惰な自己中主婦になった→夫が癌で亡くなる。三十後半で貧乏未亡人。
ちょっぴりグレてみた→ちょっぴりどころか激しく転落人生。多重債務者に。等…

逆の例
生真面目に過ごし国立大などを出る(これが圧倒的大多数)。→公務員、安定企業、教師、医療現場勤務、自衛官。

うああ、やっぱつまんねぇっっ激しくつまんねぇっ
小学生の時、親戚に芸能人やサーファーやスポーツ選手いる人、めちゃくちゃカッコええと思ったよ。
親戚集まると茶髪率ゼロ。ピアス、つけ爪どころかマニュキアすらナシ。
「おじさん、すごい、アロハじゃん!」
「沖縄のかりゆしだ。かりゆし知らんのか、おまえは」
まあ、こんなかんじ。つまんないだろ。スマソ。




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863 :本当にあった怖い名無し:2020/08/14(金) 08:53:29.98 ID:INiIwAcB0.net
5ちゃんねるに慣れてなくて不思議な話を何処のスレッドに書けば良いか分からないんだが、ここで良い?
ずっと話す機会もなかったから話したい。僕は最近病気がちになり誰かに話したくなった。

大正~昭和初期くらいの話なんだが、僕の祖父は実家も裕福で自身も社会的に地位のある人だった。
しかも表面上は非常に厳格。だが女性関係だけはアレだった。
当時は珍しい車を所有して、これまた当時は珍しいキャンペーンガールをナンパしてドライブしたり、
芸者に入れあげたり、女学校の生徒に手を出したりと派手にやらかしてたらしい。
正妻はいたが遊びまくり。
その中に芸術家の女性がいて中々落ちなかったらしい。
だから正妻にすると約束して落としたらしいんだ。
悲劇はそこから始まった。


873 :本当にあった怖い名無し:2020/08/14(金) 16:10:31.13 ID:INiIwAcB0.net
芸術家だった愛人は、正妻がいることを知り怒って関係がこじれたらしい。
そんで詳しい経緯は不明だが亡くなった。
それが山の奥深くで見つかったらしい。自殺か他殺か分からなかったらしい。
ま、当時だしな。チンピラを雇って殺害したと推測する人もいたとか。
愛人は正妻からいじめを受けていたらしい。
正妻と愛人を一緒に住ませるとか祖父は狂ってるとしか思えない。

で、祖父は晩年おかしくなったんだな。ある日突然、犬になってしまったらしいんだ。
犬のフリとかではなく犬そのものだったらしい。
吠えて、近寄ると威嚇の声を出し四つん這いになって後ろ足を蹴り上げる。
家中を走り回り糞をする時も犬そのものだったらしい。
人目を忍んで夜に首輪付けて散歩までしたらしい。

ついに家の人は恥を忍んで精神病院に入院させた。
それで東京から名医を連れてきたんだが、脳には何の異常もなく恐らく演技だろうと言われたらしい。
でも正真正銘の「犬」になってる祖父を、演技してると思う人間は誰もいなかったらしい。
しばらくして祖父は体調が悪くなり「犬」のまま亡くなった。


875 :本当にあった怖い名無し:2020/08/14(金) 17:13:32 ID:INiIwAcB0.net
その後、時は流れて2010年を過ぎた頃、僕は突如不思議な夢を見た。
僕は祖父の生家にいて、玄関を開けると真っ赤な大きな傘をさした女がいた。
傘で隠れて顔は見えない。足下はハイヒールを履いていた。
中々スタイルの良い女だ...それで夢は終わった。
そしたらその夢の後、すぐに祖父の生家でゴタゴタがあって家の人が出て行ってしまったんだ。
名家だから断然は勿体無いから誰か住んでくれという話になって、
フラフラしていた僕に白羽の矢が立ち、なんと僕はそこに住むことになった。
その後、親戚に色々と家の歴史を聞いたんだ。
室町から続く家で寺とも関係が深く、一族からは大名家の重臣になった者もいるらしい。
でも何よりも僕が驚愕したのは、悲惨な最期を遂げた愛人の話だった。
彼女はハイカラな人でお洒落で、当時からハイヒールを履いていて目立ってたらしい。
そして血のような、真っ赤な傘を差していたと。
僕は背筋が凍るというよりは何かが府に落ちた気がした。
今まで全く興味なかったが、死後の世界ってあるな、という気持ちになった。
もちろん怖い気持ちもある。あの女が僕を呼びに来たとしか思えないし...。
だが病気がちになった僕は、今は怖さよりも切なさの方が強いんだな。
今日は盆だから一族の墓に行って墓掃除をしてきた。彼女の戒名はない。
この話をしたくなったのも彼女のせいかな、なんて思ったりした。
以上、長話すまんな。


877 :本当にあった怖い名無し:2020/08/14(金) 17:31:58.93 ID:HiaW31IMO.net
>>875
赤い傘の女の夢を見た後に、祖父実家の管理を任されたのか
また不思議体験があったらよろしく
それと「断然」ではなく「断絶」のミスタイプかな


878 :本当にあった怖い名無し:2020/08/14(金) 18:51:36.99 ID:INiIwAcB0.net
>>877
断絶、だ。ありがとう。

俺もうすぐ死ぬだろうし、怖いものはないw
俺の人生ってなんだったのか...
きっと怪奇現象は今後も何もないだろうなぁ。

ある意味で怖いのは俺が死んだ後、人生に対する無念後悔からここで地縛霊になるんじゃないかという事さw






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717 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/12/05(金) 11:00:55.93 ID:THbWxVbX0.net
うちの家系つーか母方の血筋に限った話なんだが、女が婚前交渉すると必ず不幸になったり酷い目に合う
その代わり婚前の女は不思議な力を持っている。
予知夢見れたりやたら勘が良かったりとか。
ただし結婚して妊娠するとその力は無くなるっぽい。女の子が生まれた場合、そっちに引き継がれるようだ。
知る限り婚前交渉した女の親戚は事故や白血病とか骨の癌とかで何人もあぼんしてる。
あぼんしなかった場合は必ず子供が産めない体になる。事故で半身不随とか、子宮全摘とか。
うちのアホな姉貴は「そんなの迷信っしょwww」と言って当時付き合ってた奴と一発やった結果
翌日ぶっ倒れて病院送り、検査結果は子宮がん、卵巣も子宮も全摘した。
相手は姉貴が入院した次の日、見舞いに来ようとした道中でバイク事故で即死した。
姉貴は昔からくじ運がやたら良かったり、「今日は電車使うな」って言った日には電車に関する事故があったりと、変な力があったっぽい
あの有名な福知山の事故のときもおれは姉貴に言われてそれに乗らなかったおかげで難を逃れた。

どうも子供が産めない体になっても能力を失うらしい。全適してからの姉貴は、予知夢だの勘だのからっきしになっちまった。
男運もまるで無く、その死んだ彼氏以外とは以降誰も付き合ってない。というか、アタックしてもことごとく振られるらしい。

従姉妹も同様にして婚前に交渉持った結果亡くなった。こっちは、車に乗ってて物損、付き合ってた彼氏もろとも即死。
もう一人の従姉妹はちゃんと一人の男性と結婚してから初めて妊娠、今では二児の男児の母親。
やはり母や姉と同じく予知夢やくじ運はまったく無くなってしまった。

現在、おれの嫁妊娠中なわけだが、先日どうやら女の子であると判明…
嫁はちなみにおれとケコーンするまで処女だったwそしておれも童貞だったwww(女にしか現れないって話だが、怖くて婚前交渉できんかったw)
娘が生まれたらその不思議な力は娘が背負っていくことになるのか、少し不安である…
おれも漠然としたことしかわからず、どうしてそういう家系だったのか詳しい話はよく分からないので、もう少しいろいろカーチャンに話を聞いてみようと思う。


718 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/12/05(金) 11:11:25.65 ID:THbWxVbX0.net
あ、上一行間違って書いちゃった
物損事故って言わないね。人気の少ない幅の広い道路で突然柱に激突、そんで亡くなったの。従姉妹とその彼氏。
ハンドルが効かなくなってたとか、ブレーキ効かなくなってたとか、いろいろ検証されたが、詳しい原因は不明のまま。
叔母もうちのカーチャンもさんざん注意してたのに、悲しいなあ…
知ってる限りだと、伯母、従姉妹、大叔母が亡くなってる。ほかにももっといるようだがおれにはこれ以上把握できん。
父方だと大丈夫みたい。父方の従姉妹は彼氏とっかえひかけのビッチwだが、全くそういう被害には会ってないね。
母方の苗字受け継ぐとダメっぽい。





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