【閲覧注意】怪談の森【怖い話】

当サイト「怪談の森」は古今東西の洒落にならない怖い話~ほっこりする神様系の話まで集めています。 随時更新中!!

カテゴリ: 【山まつわる】




367 :本当にあった怖い名無し:2007/04/13(金) 01:46:24 ID:Wwmmhoop0

私はとある眼科で検査員を生業としています。
コンタクトレンズ等の処方も手がけております眼科ゆえ、単に眼病の患者様だけを見ているわけではなく、
健康体、それも『いたって』が付くような患者様も来院されます。

コンタクトレンズはただ視力を出せば良いというものでは無く、
PCを多用されるような方には、なるべく弱いレンズ、
タクシーのドライバーの方には、危険防止の為に強いレンズを問診をして処方するようにしております。
お断りいたしますが、私は無資格ですので、もちろんDr.の指示のもとでの処方です。

367 :本当にあった怖い名無し:2007/04/13(金) 01:46:24 ID:Wwmmhoop0

そんなある日、どうしても強い度数のレンズが欲しいという若い男性が、当医院を訪れました。
強いレンズには、よく見えるというメリットと、
反面、見えすぎて肩こりや頭痛の原因にもなるというデメリットも持っておりますので、
言われるままに処方する事は禁忌になっておりますので、まずは問診から始めます。
「どうしてもという事ですが、どういった理由でしょう。
 強いレンズは相当の眼精疲労が付き物ですので、おっしゃる通りにお出しするわけにはいかないのですが」

彼は、自分は山岳救助隊に在籍している事と、そこでの出来事を話し始めました。
「皆さんが遠くから呼ぶんですよ。
 僕は小さい頃から目が悪くて、でも彼らの助けを求める声に応えないと後が怖いんです」
「?」
「毎晩枕元に立って、『自分は何処の沢の南に居るから迎えに来て欲しい』とか、
 ひどいのだと、
 『僕が来ないから体が段々虫に食われていく』『お前が来ないせいで自分の体が壊れていく』
 とか言うんです。
 だから、遠くからでも彼らを発見できるような、良く見えるレンズが欲しいんです」
ここまで聞いたら、彼の言う『彼ら』が、この世の者ではない事がわかります。
生半可に見えたり感じたり出来ると、彼のように『彼ら』パシリに使われてしまうんですね。



368 :本当にあった怖い名無し:2007/04/13(金) 01:47:13 ID:Wwmmhoop0

彼は冬場の遭難救助よりも、春先に多くシフトを組まれるようです。
隊の中でも、彼の能力(?)は重宝されているようですね。

私には、30人以上はいる彼の背後の方々を感じてしまいましたが、
『彼ら』は彼を元気にしている、という印象を受けました。
こんなにもたくさんの方々が憑いておられる彼は、この冬に山岳で亡くなられる予定の方の強い味方ですね。
もちろん、亡くなられた後の味方ですけれど。






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207 :本当にあった怖い名無し:2011/03/27(日) 12:28:42.41 ID:qd77rIbiO

うちの実家は関西で、お茶農家をやってる。
子供の頃はよくお茶刈りを手伝ってた。山葡萄とかアケビとかが懐かしい。

207 :本当にあった怖い名無し:2011/03/27(日) 12:28:42.41 ID:qd77rIbiO

茶畑は山の斜面を利用して作られてる。
僕は刈った茶葉の袋を担いでトラックまで歩いてたら、ひとつ向こうの山から、
「お~い、こっちや、お~い」と叫ぶ声がする。
見ると、場に似つかわしくない艶やかな着物を着た男が、手を振りながら叫んでるのが小さく見えた。



207 :本当にあった怖い名無し:2011/03/27(日) 12:28:42.41 ID:qd77rIbiO

親にその事を言うと、深刻な顔しながら、
「あれは山の奥に引きずり込もうとする、悪い方の山の神サンや。
 呼ばれても絶対に応えたらあかんで」と言われた。
幽霊とはまた違うそうです。
色んな格好や声で子供の興味を引いて、山で遭難させて殺すそうです。





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ある山男の話

この話の体験者は、話者によると「本物の山狂い」であるそうで、暇さえあれば山に登っているような男なのだという。

ある日のこと。この男がとある山へ登ったが、程なくして猛吹雪に見舞われた。
疲労困憊しながらも雪中で決死のビバークを行い、二日後に自力で下山したものの、代償は大きかった。
彼はこの遭難によって、左手の人差し指、中指、薬指を凍傷で失うこととなったのだという。

しかし、この程度でへこたれないのがこの男、というより、「山狂い」に共通する性格である。
左手の指をほとんど失っても、彼は山に登るのを諦めなかった。むしろ、以前よりも山に対する闘志が強くなったのだという。
彼は失った指をカバーするために死に物狂いの研鑽を積み、やがて再び登山を志した。

事件後、初めての登山だった。彼はある峻厳な岩の尾根を登っていた。
指を失いはしたが、本人が思った以上に歩調は快調だった。そのことに安心して、尾根の上で体を起こし、ふぅ、と息をついた途端だった。

びゅう、と思い出したように突風が吹き、ふわりと体が持ち上げられた。
あっ、と思った時にはバランスを崩して、深い谷に真っ逆さまに落ちそうになった。

(あっ、落ちる)

そう思った時には、自然と体が動いていた。

一瞬、間があって、彼は目を開けた。そこで、彼は信じられないものを見たという。
彼の体は、無意識のうちに左手を斜面に張り出した岩に伸ばし、それで滑落を免れていた。

ただよく見ると、左手に残された親指と小指は、掴んでいるはずの岩の出っ張りを掴んではいなかった。
それどころか、その二本の指は、その岩の出っ張りに触れてすらいなかった。

彼は宙に浮いていたのである。

しかし、彼にはわかった。失われたはずの三本の指が、その岩をしっかりと掴んでいる感触があったのだ。
目に見えない三本の指が、彼の命を救っていた。極限の緊張と恐怖の中で、彼は何度も目を瞬いたという。

やがて彼は見えない三本の指に体重を預けたまま、必死に無事な右腕を岩の出っ張りに伸ばし、全身を持ち上げた。
艱難辛苦の果てに尾根に全身をずり上げた後、彼は左手を見てみた。しかし、当然ながらそこに無くした指は戻っていなかった。
けれど、彼の幻の左手の人差し指、中指、薬指の三本の指に、岩のごつごつとした感触が消え残っていたという。

「俺はついに、神の手を手に入れたようだ」

彼は事あるごとにこの時の体験を口にし、真っ赤な顔で笑うという。






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190 :1/2:2009/09/06(日) 06:28:02 ID:zyCwbdSq0
山道の恐怖か。

小学1年の頃、山にキャンプに来ていた時、ちょっとした冒険心でコッソリ周囲を探索してたら、
獣道(道の右側は上り斜面、左側は急な下り斜面で下は川)を見つけた。
その獣道を道なりに歩いてたら、道そのものが足元から崩れて、斜面を10メートル程転がった。
途中の木にぶつかる形で何とか止まったけど、落ちたら死んでたろうなぁ…。


次は小学5年生の頃。これは、一番恐ろしかった。これ以上の体験は、後にも先にも無い。
内容が内容だけに信じてくれない人も居るが、俺は確かに見た、と思っている。そして見たのは俺一人じゃない。

親の後に付いて山中の獣道を歩いてた。季節は夏。周囲は夕闇が迫って来ていた。
陸自空挺レンジャー出身の親父が先導していたので、疲れはしていたけど恐怖は無かった。頼れる親父であった。
聞こえる音といえば、二人の歩く音と木々のざわめき、種類は分からないが鳥の鳴き声と、谷を流れる川の音…
だけだと思っていた。
何か、人の声が聞こえた気がした。でも、特に川の音などは人の声に聞こえる場合もある。最初はそれだと思っていた。
けれども、気にすれば気にするほど、人の声としか思えなくなってきた。
「とうさん…誰かの声、聞こえない?」
「……」
「誰だろ、何言ってるんだろ?」
「いいから、歩け」
言われるままに、黙々と歩いた。
だが、やっぱり声が気になる…どこからしているんだろう?
周囲をキョロキョロしながら歩ていると、谷底の川で何かが動いているのが見えた。
獣道から谷底までは結構な距離がある上に、木や草も多い。
そして夕闇が迫っているので、何かが居たとしてもハッキリ見える筈は無い。
ところが、ソイツはハッキリと見えた。


191 :2/2:2009/09/06(日) 06:28:59 ID:zyCwbdSq0
獣道と谷底の川は距離があるものの、並行したような形になっている。
そして、ソイツは谷底を歩きながら、ずっと我々に付いてきていた。
「お~い、こっちに来いよぉ~!」
谷底を歩く坊主頭の男は、我々に叫んでいた。
ゲラゲラ笑いながら、同じ台詞を何度も繰り返している。
それだけでも十分異様だったが、その男の風体も奇妙だった。
着ているものが妙に古い。時代劇で農民が着ているような服だ。
顔は満面の笑顔。だが、目の位置がおかしい。頭も妙にボコボコしている。
そして、結構な速度で移動している。ゴツゴツした石や岩が多い暗い谷底を、ものともせず歩いている。
大体、こんな暗くて距離もあるのに、何故あそこまでハッキリ見えるんだろう?
と言うより、白く光ってないか、あの人?
小学生の俺でも、その異様さに気付き、思わず足を止めてしまった。
「見るな、歩け!」
親父に一喝された。
その声で我に返る俺。途端に、恐ろしくなった。
しかし恐がっても始まらない。後はもう、ひたすら歩くことだけに集中した。
その間も谷底からは、相変わらずゲラゲラ笑いながら呼ぶ声がしていた。
気付けば、俺と親父は獣道を出て、車両が通れる程の広い道に出ていた。
もう、声は聞こえなくなっていた。

帰りの車中、親父は例の男について話してくれた。
話してくれたと言っても、一方的に喋ってた感じだったけれど。
「7,8年位前まで、アレは何度か出ていた。
 でも、それからはずっと見なかったから、もう大丈夫だと思っていた。
 お前も見ると思わなかった」
「呼ぶだけで特に悪さはしないし、無視してれば何も起きない。
 ただ、言う事を聞いて谷底に降りたら、どうなるか分らない」
「成仏を願ってくれる身内も、帰る家や墓も無くて寂しいから、ああして来る人を呼んでるんだろう」
大体、こんな感じの内容だったと思う。

その後も、その付近には何度か行ったけれど、その男には会ってない。今度こそ成仏したんだろうか?






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370 :本当にあった怖い名無し:2009/09/10(木) 01:42:54 ID:twsyAjNt0
詳しくは言えないってことで大雑把にしか聞けなかったけど、現役陸上自衛官の友人から聞いた話。
レンジャー課程ってのがあって、その課程に臨む人は約3ヶ月山に籠るらしい。
ここでは、人・獣・虫は勿論のこと、バケモンと遭遇した場合の訓練もあって、
対幽霊・妖怪戦闘法ってのがリアルにあるらしいよw
この3ヶ月の間にこんな事も含めて常軌を逸した事しかやらないから、
途中でマジでキチガイになって辞める人も大勢いると。
これをクリアした人は、人間以外の恐怖に対してはふ~ん程度しか思わないらしい。
更に、空挺レンジャー、冬季遊撃レンジャーていう資格があって、全て持ってる人はもはや人間じゃないんだとww
因みに、防衛省は大規模の幽霊騒ぎとかあれば動くとのこと。
どの国でも軍は謎って言うけど、日本の防衛省・自衛隊も謎だな。。。。


375 :本当にあった怖い名無し:2009/09/10(木) 06:13:14 ID:7EHA1pmI0
>>370
その話もどのくらい本当なんだろうな。
極限の空腹と睡眠不足で幻覚を見ることはあるらしいが、対幽霊・妖怪戦闘法はネタだと思う。
実体のない(?)存在を殴ったり蹴ったりするんだろうか。
某番組みたいに邪気退散とかやるんだろうかw

途中で辞めるのは、厳しい訓練で精神的にやられたり、体を壊して訓練について行けないために辞めるんだと思う。
レンジャーの資格を全て持ってる人なんているんだろうか?もしいたら相当凄い。
>もはや人間じゃない
これはガチwと友達が言ってた。


380 :本当にあった怖い名無し:2009/09/10(木) 10:25:33 ID:1enSFbBi0
>>370
蛇とか食うのは本当、単独樹海横断とかも本当。
でも幽霊とかのはネタ、訓練途中で上官からどんどん落第させられるのは本当。
そしてレンジャー資格全て持ってたらもはや人間じゃない。
多分サイバイマンとガチ。


386 :本当にあった怖い名無し:2009/09/10(木) 15:48:54 ID:hsZHkpVW0
>>380
暗黙の了解的なものはあるけどな自衛隊って。
活動の場所が場所だけに、教育期間中に早い内に慣れろって指導?もあるみたいだし。
それに、あの人達が有事の際にワーワー言って逃げ惑ったりとかしてたら話にならんしさ。
そう考えれば変ちくりんなことやっててもおかしくはない。
てか、自衛隊とか軍隊には一般常識なんて微塵もないよホントに。
完全に染まちゃってる人は話してるとちょこちょこおかしな話が出てくる。

どーでもいいけど、メキシコ軍なんてUFOと宇宙人も相手にするらしいじゃんww


390 :本当にあった怖い名無し:2009/09/10(木) 17:31:12 ID:Bcn2jp0k0
>>386
米軍の話だが、
宇宙人やエイリアンとかそれぞれ敵の条件だけを各部隊に提示して、
それに対する対抗策を検討しろなんて訓練をやったことがある。
実はそれって将来、出現が確実視されている無人兵器を想定しての訓練だった。
宇宙人を出したのは、現場の兵士が人間以外の存在をイメージするのに手っ取り早かったのと、
正体不明の敵を初めて相手にしたとき、未経験者がどう対応するかという実例を収集するって目的もあったから。
でも、その話だけが一人歩きして、
米軍は宇宙人とガチで戦争する気だなんてネタが外部に流出して、一部で話題になった。
自衛隊の「対幽霊・妖怪戦闘法」ってのも、他にもっと現実的な理由とか目的があるんじゃないのかな。




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