【閲覧注意】怪談の森【怖い話】

当サイト「怪談の森」は古今東西の洒落にならない怖い話~ほっこりする神様系の話まで集めています。 随時更新中!!

カテゴリ: 山まつわる



祖父が自営業を山の近くでしていたんだけど、たまーに山の方に入って、祖母、母、俺でワラビを採りに行ってた。
これを焼いて?茹でて?マヨネーズで食べると美味い。

その時は祖母と二人で採ってたんだけど、俺だけちょこっと山の奥に入り過ぎたのね。
っても、俺も小学生の高学年だから何が危険とかの分別はついてる。
で奥に進んでくと綺麗な川が流れてて、その周囲の割と平たい岩の一つにワラビが大量に置かれてあった。
誰かのかな?と思ったけど、付近に誰もいない。
そしたら大きなサルみたいなのが現れたんだよ。
身体にまだらに苔が生えてて、不思議と威厳?を感じた。
そいつがジッと俺の方を見てくるのね。
警戒してるのかな?と思ったけど、どことなく来いって誘われてる気がした。ワラビやるぞーみたいな感じで。
まあ、俺は怖くなってすぐに逃げたけどな。


それで祖母に話をしたんだよ。
そしたら「まるまる様が目をかけてくれたんだね」って。
本当に祖母は『まるまる様』って言ってた。
これは本当の名前ではなくて、本当の名前は言ったら駄目って教えてくれた。
「名前には力があって、言うだけでその人から持っていく」
そう言って、祖母は地面にその名前を書いてくれた。
書くだけでも割と危険らしいけど、「ちゃんと、後の人に伝えないとね」って言ってた。
名前なんだけど、不思議と発音できないんだよなあ。
カタカタなんだけど日本語っぽくないと言うか、どう発音していいのかがわからん?感じかな。
山は別に霊山とかでなくて、ごくごく普通の山。
祖母は、「どこの山にも出てくる。姿も時に違うけど。欲しいものをくれる、身体が大きい、苔がはえてる。」と言ってた。
祖母の祖父が出会ってるらしい。

そのあと、祖母が笑顔で、「貰わなくて良かったね。タダより怖いものはないから」が一番怖かった。


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909 :都内のクラブ勤務の三十路 ◆MISOJIxNeg :03/05/04 00:13
アタシが中学生の頃に、学校の先生が体験したお話です。
若い男性の教師で、趣味が登山だったのだそうです。
ある日の早朝、先生は、友人と2人で、近場の山に出掛けました。
それ程、高さがない山なので、半日ほどで登頂・下山が出来る
と踏んだ彼らは、山の両端から一人で登り、山頂ですれ違い、
下山をするという方法をとる事にしました。
そうすれば、夕方には、麓へ達する事が出来るはずでした。
先生が早速、歩き始めた矢先、激しい雨が降り出しました。
ぬかるんだ土に靴を取られつつ、数時間歩くうちに、
雨は止みましたが、山頂へ達する頃には、
陽が沈んでしまっていました。

幸い、登山コースには、道なりにロープが渡してあります。
暗い山道への不安はありましたが、持参したライトを点け、
注意深く下山を試みる事にしました。

(続く)

910 :都内のクラブ勤務の三十路 ◆MISOJIxNeg :03/05/04 00:24
小一時間ほど歩いた時、前方に、
人家を思わせるような灯りが・・。
木々の隙間から、ちらちらと光って見えます。
しかし、その山中に建物があるという話は、
聞いた事がありませんでした。
不審に思いながら、歩き続けていると・・・
その「灯り」が、登山コースの路上にある、なにか
小さなものが光っているらしい事に、気がつきました。
更に近づいた時に・・・
その「灯り」には、目と鼻と口がある事が見てとれました。
そして、灯りを覆う、人がたの黒い影が。
登山コースの路上に、髪の長い女性が立っていて、
その「顔」が、ほの白く常闇で光っているのでした。

(続く)

912 :都内のクラブ勤務の三十路 ◆MISOJIxNeg :03/05/04 00:41
・・・・!!!
先生は、悲鳴を噛み殺しました。
助けを求めようもない、人けのない山中です。
どのように逃がれるべきかを、必死で考えました。
引き返して、反対側の斜面から下山をする体力は、残っていません。
となると、一本道ですから、前方にいる、
得体の知れないものの傍近くを、避けて通るわけにはいきません。
ロープを握る手に、冷や汗が滲みます。
そして。
前方の「なにか」を無視する格好で、その脇をすり抜け、
下山をする事にしました。
「見てない・見てない・俺はなにも見て・ない・・」
心の内で念じながら、歩を進める先生。
そして、その「顔が光っている女性」のすぐ横を通った時・・
前方の虚空へ向けられていた顔が、先生へと向けられました。
先生の歩みに合わせ、顔がゆっくりと移動します。
両者が、完全にすれ違いになった次の瞬間、
耐えられなくなった先生は、全速力で山道を駆け降りました。

(続く)

913 :都内のクラブ勤務の三十路 ◆MISOJIxNeg :03/05/04 00:55
恐怖に駆られ、走り続け、しばらく後、
山道が途切れ、開けた平地へと辿り付きました。
息を弾ませ、しばし、放心する先生。
その肩を、背後から、何者かが軽く叩きました。
咄嗟に、先生は頭を抱えてしゃがみこみ、
「ひーーーーっ、ひーーーーーっ」
声にならないような、掠れた悲鳴をあげました。
その肩を更に強く掴み、「おい、大丈夫か?」
声を掛けたのは、懐中電灯を手にした友人でした。

先生の友人の方は、早い時刻のうちに、登山を断念していたとの事。
一向に下山して来ない先生を心配して、麓のあちこちを、
捜索してくれていたのでした。

(終わり)

914 :都内のクラブ勤務の三十路 ◆MISOJIxNeg :03/05/04 01:04
これを聞いたばっかしの時には、夜中トイレに行ったら、
ドアの前に、顔光ってる女がいたらヤダナア~とか思ったもんだ。


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314: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/05/28(金) 05:41:49.73 ID:EjI2Qk480
山は怖い、何が怖いって幽霊とか動物とか天候とか色々あるけど一番怖いのは人間。
お前ら山とかいって開放的になるだろ?すがすがしいな~ってなるだろ?

あれは一種のボーダーラインを越えそうになってるから。
町とか村とか人間が作った物に守られ続けてる人間ほど開放的になりやすい。

それってつまりタガが外れてるってことだろ?どんなにすがすがしくても
町のど真ん中で背伸びしたりすがすがしいなんて思わないだろ?

ゴミとか落ちてる山とかはまだいい。
人工物があればなんとか留まれる。
でも100%の自然はダメだ。

狂うってか戻っちゃう、動物に
野セックルとかする人はまさにそれ、当てられちゃってんの山とか森の雰囲気に
遭難とかしちゃうと最悪、無意識に「助けが来ないかも、死ぬかも」って思う
それは動物として当たり前の事なんだけど人間としては戻れなくなる。

コカコーラの炭酸が徐々に抜けてくみたいに常識とかモラルがどんどん抜けてく
そこで死んじゃうのはまだいい。生き伸びるともうひどい。

だからお前等がもしも万が一人間の手が入ってない山で真っ裸の人間を見たら逃げた方がいい。

俺のバアチャンとかは「アガリビト」って呼んでた
バアチャンの住んでるとこでは神様なんだそうだ。

だから未解決事件の行方不明になった人とかってそういう人も中にはいるんじゃないのかなとふと思った






322: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/05/28(金) 05:44:13.49 ID:2c9lSFW60
>>314
要は気が狂っちゃうってことか。

336: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/05/28(金) 05:52:13.75 ID:EjI2Qk480
>>314
んー狂うって言うとちょっと違う。
バーチャン曰くむしろ自殺とかしちゃう都会の人間の方が狂ってると言ってた。
確かに俺が見たのはあうあうあーな感じではなくてもっとおだやかな感じ。
ちょっと嫌な言い方だけど電車とかで騒いでるような人みたいなのじゃない。

多分人間の世界から自然の世界への以降みたいなのが重要なんじゃないかな。
確かゴータマシッタールダさんとかも王子だったけど野生の王国に身を落として
悟りを開いたって言うじゃない、バアチャンが言う「アガリビト」ってのはそんなイメージなんじゃないかな。

339: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/05/28(金) 05:54:13.86 ID:WoNW7YbE0
>>314
これこええええええ

344: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/05/28(金) 05:56:18.42 ID:4ayqSC910
>>314
アガリビト に一致する情報は見つかりませんでした。


グーグルにすら引っかからない単語ってすごいな
ありそうな言葉なのに

355: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/05/28(金) 06:01:51.24 ID:EjI2Qk480
>>344
うん俺もけっこう興味があって調べたんだけどね、ぜんぜんダメ
ヤフーの知恵袋(笑)とかで質問したことあるんだけどなぜか消えちゃうのさ。
つーかバアチャンバアチャン言ってて申し訳ないんだがバーチャンはその単語を
口に出す事もけっこうためらってる感じだった。
多分俺がココでこんな事書いてるって知ったらめちゃくちゃ怒られるw

376: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/05/28(金) 06:08:24.61 ID:e9kweew40
>>355
山間部で義務教育すら受けさずに独自の生活してる人たちってなんていうんだっけ。
それとか寒すぎて凍死レベルになると脳の錯覚で人間は裸になってしまうってアンビリバボーで
みたんだがそういう人たちのことではないのかな

381: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/05/28(金) 06:10:59.38 ID:LrvUSdUn0
>>314
なんかクネクネ思い出した
理解した瞬間に連れていかれてしまう
理解できなければこちらがわに残れる

360: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/05/28(金) 06:03:44.99 ID:BMF7nApL0
アガリビト怖い。。。

364: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/05/28(金) 06:05:57.52 ID:5fihARDE0
山の住人の話は結構出てくるよな。それこそ神の類や霊、過去の人間とかな・・・

367: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/05/28(金) 06:06:15.00 ID:EjI2Qk480
未解決事件とはスレチかも知れんがアガリビトの話していい?

372: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/05/28(金) 06:07:37.09 ID:ufdE/wWn0
>>367
wktk

385: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/05/28(金) 06:17:42.37 ID:EjI2Qk480
スレチだったらもうしわけないんだが書くわ、少し長文になるけど勘弁してくれ
正直俺も秘密を秘密にしておくのは辛い、正直喋りたくて仕方ない。うん
まぁ特定されない程度に書くけどバアチャンは九州の人間で「古賀」って名字なんだけど
その地方はやたらと「古賀」って名字が多い場所とだけ書いておく。
なんかその地方のけっこうルーツにまつわる話で「古賀」の他にも「新賀」ってのもあったような
きがするけど忘れた、厨房のときの話だから勘弁してほしい。
んで遡ること厨房のときなんだけど近所の渓流で俺は当時はやってたルアーフィッシングをやってたのさ
バアチャンの家に遊びに行ってる時なんて釣りくらいしかやることないから流石に飽きてた俺は
お気に入りのスケルトンGをおもいっきり投げたら向こう岸の林にまで飛んでっちゃってそれを取りに岩を渡って取りに行ったのさ。
今考えればその川がバーチャンの言ってた「境界線」だったんだと思う。

390: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/05/28(金) 06:21:13.91 ID:e9kweew40
>>385
化学物質過敏症の人が山でテント張って暮らしたりしてることもあるよ。
建築物がほぼすべてダメな人っているから

389: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/05/28(金) 06:20:00.10 ID:m0l6chCH0
まぁ古賀は九州、というか某県にもの凄く多いよな
俺の住んでる県でもあるが

400: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/05/28(金) 06:28:56.35 ID:EjI2Qk480
思い出しながら書いてるから遅いかもしれんが申し訳ない。
んで向こう岸までついてスケルトンGを探したんだけど見つからない。
向こう岸の竿から糸をたどっていけばすぐ見つかりそうなんだけど不思議となかなか見つからないのね。
当時小遣いが月1000円だったから2000円のルアーはおれにとって宝物だったから1時間くらい森の中をウロウロしてたと思う
川からあんまり離れると遭難するから川の音が聞こえる程度のとこをさがしてたんだけれどみつからない。
すると後ろからパキパキって枝の折れる音がした。
なぜか熊とかの野生動物とじゃないかとか不安には思わなかった。むしろなぜかそこにいないはずの父ちゃんとかバーチャンが
俺を捜しにきてくれたのかな?ってふと思ったのが不思議そんなはず絶対ないのに。
んで振り向いたら人が立ってた。全裸の
普通びっくりすると思うけど超田舎だったから川を真っ裸で泳ぐ人ってのは近所じゃ珍しくなかったのね。
んで俺は「あ、こんにちわ」って言ったのそしたらその人はにっこりわらってこっちを見てるから
悪い人じゃないなって思った。一緒に探してくれるのかなって思って「ルアーがどこかにいってしまって」と言ったら
「ンー」と言いながら近づいてきた。
俺は周りをキョロキョロしながら歩いてたんだけどその人は俺の周りを「ンー」って言いながらグルグル歩き始めた。
今思い出したらアシモみたいな歩き方だった。

403: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/05/28(金) 06:30:32.03 ID:9vkesch40
>>400
こえええええええええええええええええええ

405: 放火後ティータイム ◆8gSwJpXXww 投稿日:2010/05/28(金) 06:31:51.30 ID:RcHwn37C0
こわい話はじまってるううううううううううううううう

415: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/05/28(金) 06:39:23.61 ID:EjI2Qk480
んでその人が「ンー」とか言いながら岩をふっとどかしたのね。
岩の下を覗き込むようにしながら岩を大切そうに持ち上げたの。

俺は「いやいや、そんなとこにはないですよw」って突っ込んだら
その人は「ンンンー」って言いながらニコニコ笑って俺に岩を投げた。

頭の横スレスレを横切った岩の意味を理解するのに2秒くらいかかった。
その人の顔を見ると目に前々破棄がないって言うかギラギラとした目で
すごく怖かった、まさにこんな感じ→<●> <●>
俺が身構えるとその人は「ギャー」みたいな感じでわけのわかわからない奇声を出した
そしたら周りから声が聞こえた「ンー」「ンー」って沢山。
うわぁああああってなった。いつの間にか裸の人が沢山こっちにあつまってくるような音がした
ペキペキペキって枝を折るような音が沢山周りから聞こえた。
逃げ回ってどっちから自分が来たのか全然わかんなくなった。
怖くなってガタガタ震えてたら遠くでキラキラ光るものを見つけた。
俺のスケルトンGだった。
俺はルアーの糸をたぐって川までたどり着きびしょびしょになりながら
家に帰った。今思い出すと胃の辺りがむかむかする。

428: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/05/28(金) 06:49:17.11 ID:EjI2Qk480
んでバーチャンに事のあらましを話したら「坊、それはアガリビトだっちゃ」と教えてくれた。
すまん方言は適当、でもだいたいこんな感じ
アガリビトはイノシシが山を下りて豚になって人間に食われるようになったみたいに
人間が山を「上がって」自然に帰った姿なんだそうだ。
でも生まれつき自然と一緒の動物と違って人間の知恵と自然の力を持つようになった
つまり人から1ランク上がった存在だから神様みたいなものなんだ、と教えてくれた。
その地方の人はアガリビトを本気で信仰してる人もいるからもう行っちゃダメだと言われた。
普通アガリビトは山奥のほうに住んでるもんなんだけどまだ中途半端ないわゆる「半アガリビト」状態
の人は境界線の周りをウロウロすることもあるらしい。
「中途半端なアガリさんでよかったねー本物をみると怖いから」とバアチャンは俺に教えてくれた。
どうなるの?って聞いたら「あがっちゃう」とだけバーチャンは完結に言った。
そこからは村のルーツとか紀元の話だったから退屈で聞いてなかったけど
今思うと惜しい事をしたと思う。

431: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/05/28(金) 06:53:30.58 ID:5fihARDE0
こういう田舎の年寄りの話は聞いておくべきだよな
何気に貴重な話が多い

432: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/05/28(金) 06:54:00.72 ID:EjI2Qk480
この話を書きながら厨房の時の事を思い出すと
今でも後ろから枝を折るようなペキペキって音と「ンー」が聞こえてくるみたいで
ぞわっとする。

すまんが俺もあれがなんだったのか気になるが会社に行かねば。
からもし良ければ丘板のほうに転載しといてくれるとすごい助かる。

なんか明け方のテンションにまかせた支離滅裂な文ですまんかった。

433: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/05/28(金) 06:54:51.00 ID:m0l6chCH0
>>432
把握

この調子なら仕事帰りまでこのスレ残ってるだろうからまた来いよ

438: ◆xtcp/2Q/32 投稿日:2010/05/28(金) 07:00:05.44 ID:EjI2Qk480
>>433
わかった俺も久しぶりにバアチャンに電話してみる。
っつーか俺今日から出張でw九州行くんだw2日くらい
だからもしかしてバアチャンと直接話せるかもしれないし俺なりにリサーチしてみる。

もしもまた来れたらこの垢で続き書くから待っててくれ

442: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/05/28(金) 07:03:46.32 ID:EjI2Qk480
それと聞いてくれた人ありがとう。
あんまり話しちゃいけないとか言われたけど
アレだ、なんかの被害者みたいな人たちかもって俺は個人的に思ってる
部落的な?

まぁ山は怖いです。
仕事行ってくる

436: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/05/28(金) 06:56:37.61 ID:Y4Wtnrlj0
山の話は得体が知れなくて怖いねぇ
行逢神の類とかは民話とかにいまだ残ってたりするし
山界は異界っていう日本の山岳信仰はこれだけ都市化が進んでも精神の深層にしみこんでるんだろうね

440: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/05/28(金) 07:02:19.40 ID:e9kweew40
でも落ちちゃうよ ここ
スレタイ決めておいてほしい
新しく立てるとき

449: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/05/28(金) 07:15:04.91 ID:BMF7nApL0
素直にアガリビトがタイトルにあればわかるだろう。
それにしても読んででゾクゾクきてしまった。。。

450: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/05/28(金) 07:18:32.33 ID:EjI2Qk480
クロワッサンおいしいです
僕のもしもしは書き込みができないですが一応スレの動向は追ってくつもりです。
もしも帰ってきてからそれっぽいスレが無ければ僕が立てます。

多分すぐ落ちるとおもうけどw

452: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/05/28(金) 07:20:58.72 ID:hrcD5vlR0
次スレ立てるなら候補検索でひっかかるようにしてくれ

453: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/05/28(金) 07:23:33.42 ID:owTGSe5C0
【アガリビト】霊関係でない不気味な話スレ【未解決事件】

こんな感じでいんじゃね

498: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/05/28(金) 08:52:21.12 ID:/FfKSWrQ0
アガリビトはネタっぽいけど、理屈としてはあり得そうに思えるから困る

735: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/05/28(金) 17:57:32.22 ID:eKqmD9GY0
アガリビト調べてたんだけどさ、お前ら『崇リビト』で調べてみ

840: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/05/29(土) 05:11:09.09 ID:jLAVR7ca0
アガリビトって祟り人のことかよ。。。
つながっちまったじゃないか。

うちの方にもあったよ、いろんな事情で山に捨て置いた人たちが生き延びてて、人に祟りをもたらすって。
山の神の加護を得て生き延びたのだから触れてはならんってな感じた。


2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/05/29(土) 08:46:51.53 ID:ZUaDq9CEO
結局アガリビトについてなんか分かったの?

4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/05/29(土) 08:58:06.32 ID:uIXWqm7x0
>>2
・「アガリビト」自体はググっても出てこない初出の言葉。
・ただ山の神様という観点では割とよくある考え方ではある模様。
・民俗学でいう「サンカ」?
・ID:EjI2Qk480は二日間出張。携帯からは投稿出来ない。
・出張先は偶然九州。もしかしたらばーちゃんに直接会ってくるらしい。

こんな感じ
ID:EjI2Qk480待ちだな

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/05/29(土) 10:03:55.29 ID:/zBakdtR0
wktk

140: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/05/29(土) 19:22:01.83 ID:s+n9/s/p0
やっと前のスレ読み終わった

名前も違うしアガリビトの人と県も違うけど
うちの婆ちゃんも似た話を言ってた

177: アガリビトの人 投稿日:2010/05/30(日) 03:41:08.58 ID:q3+qwxM50
すんません、お待たせしました。
まぁ今更ですけど一応この2日の話を簡単に話そうかと思います
垢バレしてるし偽物だと思われるかもだけどまぁ
作り話だと思って聞いてくれればいいです。
午前中にチラチラ覗いてたら偽物が沢山いてビビったw
なんで垢バレするの?単語が簡単すぎたから?
詳しい人おしえてくだしあ

178: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/05/30(日) 03:43:15.29 ID:C/OsSVFR0
お、来てる来てる

179: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/05/30(日) 03:44:24.14 ID:PbDuhuX40
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!

180: アガリビトの人 投稿日:2010/05/30(日) 03:49:10.80 ID:q3+qwxM50
今回の出張は昨日新幹線で九州まで行き今日の朝帰宅後すぐに車で富山に行く強行スケジュールでした。
遅れた理由ってか言い訳なんですけど社用車が車上荒らしに会った\(^O^)/
コンビニにリゲイン買いに行ったら車の中がぐちゃぐちゃになってました。
けっこう大切な書類とか駐車場に撒き散らかされててすっごい嫌な汗かきました…
あと社用のノートPCが盗まれて…もしかして公安が…とか思ったけどw
田舎の一風習でなんで公安が動くねんwと思い直しw警察に連絡しました…orz

とりあえず今からバーチャンの家で聞いた事や分かった事をお話しします。

182: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/05/30(日) 03:53:28.51 ID:PbDuhuX40
>>180
どんだけ不運なんだよ・・・
マジならホントに可愛そうだな
続けてくれ

181: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/05/30(日) 03:51:41.71 ID:h8+hOy4Q0
(・∀・)イイヨイイヨー

183: アガリビトの人 投稿日:2010/05/30(日) 03:58:18.33 ID:q3+qwxM50
まず今回の出張はさっきも行ったんだけど結構ハードなスケジュールだったんで
夜遅くにバーチャンの家に到着しました。まぁ孫は可愛いんでしょう、8時くらいに
到着したんですけど起きててくれましたがただでさえ早寝早起きの老人なのでひとつふたつ会話をして終わっちゃいました。
(いつもは7時くらいに寝てしまうらしい…)
ちなみにその日はバーチャンの家の近くで祭りがあるらしく本家のほうの人も来ててけっこうにぎやかでした。
その本家の人ってのは俺のジーチャンの兄弟の孫にあたる人で俺は分家なのね結婚もしてておれより一回り年上なんだけど
会うのはすごく久しぶりで懐かしかった。見た目熊みたいな人でここではAさんって呼ぶわ
(名字が同じだから登場人物が全員Kさんになっちゃうから頭文字じゃないよ、一応)
で熊みたいなAさんと少し話せる機会があった。

185: アガリビトの人 投稿日:2010/05/30(日) 04:08:33.57 ID:q3+qwxM50
熊みたいなAさんは結婚もして子供もいる。奥さんはかなり美人で俺と実は同じ年だった(トリックの人に似てる)
で家族三人でバーチャンの家にAさんの両親と遊びにきてたみたい。
んでまぁ世間話もそこそこにまぁビールでも~みたいなありきたりな親戚付き合いが始まったわけ。
ちょこちょこ話してたら祭り囃子が聞こえるんで気になって聞いてみたの。なんか手がかりになるかも
知れないし「夏祭りにはちょっと早いし何のお祭りなんですか?って」
そしたらAさんが「気になるなら見に行けばいいよ、出店とかが沢山出るようなお祭りじゃないけど」
って、まぁ「そうですか!じゃあいってきます!んちゃ!」ってわけにもいけないんでwあーんーまぁ
どうしよっかなぁーみたいな感じに言ってたらAさんの奥さんが「私も良い?気になるんだけど一緒にいきましょうよ」
って言ってくれたんで結局Aさんの奥さんと一緒に祭りに行く事になった。

187: アガリビトの人 投稿日:2010/05/30(日) 04:19:50.33 ID:q3+qwxM50
んで祭りの会場に行くまでの道すがら世間話しつつ奥さんが俺と同い年って事が発覚し仰天して
ちょっとドキドキしつつ祭り会場についた。
祭りって言っても辺りの土地で一番広い広場で町内会が焼き鳥とか売ってたり
地元の人が自分で作った野菜売ってるような祭り。
お前ドンキホーテの住人だろって言いたくなるシャカシャカジャージのDQNとかいないタイプのお祭りで
かなりアットホームな感じだった。すでに祭りはフィナーレに向かってるらしくけっこうな人がいた。
結構混んでるんで気をつけて下さいねって奥さんに言ったら「手でも繋ぐ?」っていたずらっぽく言ったので
俺の中で人妻属性がめばえそうになったりなんやりであーだこーだてんやわんやしてたら子供の泣き声がきこえたのね。
なにかを親に要求してるみたいな「おぅーーーあーーーーんーーーぁあああ」みたいなアレ
まぁお母さんは近所の人との井戸端で忙しいらしく軽く叱る程度なんだけど
その叱るフレーズで俺の耳にふと「山の神様に連れてってもらうよ」ってのが入ってきたの
相変わらず子供は「うぇーーーーあぁーーーーーん」って感じで効いてる感じではなかったけど。

190: アガリビトの人 投稿日:2010/05/30(日) 04:30:40.43 ID:q3+qwxM50
「ああゆうフレーズって珍しいですね。オバケに連れてかれるってのはよく親に言われましたけど。」
って焼きイカをくわえてる奥さんに言ったら「ああそうかも、このへんには変わった風習があるみたいだから。」
おおビンゴ、なんかうまくその流れにのってるよ!って思ったけど奥さんもあんまり詳しくないみたい、残念
そんなこんなしてたら不思議な格好の子供を発見した。巫女さん?みたいな格好の小学生が4人くらいゾロゾロ歩いてた
どうやら祭りの最後にこの子達が何かの儀式をやるっぽい、俺はおおお!これは!と思ってケータイのカメラで写真を撮ったら
すげー怒られた、後ろ姿しか撮れなかった…
なんか写真とかは常識でタブーらしい。常識だろ!って言われた…

んで儀式?舞踊?みたいなのが始まった

193: アガリビトの人 投稿日:2010/05/30(日) 04:37:32.85 ID:q3+qwxM50
舞踊は巫女さんが四人ゴザみたいなのをひいて鈴みたいのをジャランジャランするって内容なんだけど
その様式がけっこう異様で 巫女さんが観客席に向かってずっと背中を向けてるの。
なんぞと思ったけど多分観客席から見える山に向かって踊ってるんだなって思った。

/\/\/\/\←山

◎◎◎◎←巫女さん

○○○○←客

つまり誰も山に向かって背中を向けてない状態なわけ

197: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/05/30(日) 04:43:30.60 ID:PbDuhuX40
ちゃんと見てるからね <●> <●>

198: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/05/30(日) 04:44:32.16 ID:sx1ph2BH0
そういう風習とか好きだなぁ
北東北に住んでるのにあんまり聞いた事ないな

199: アガリビトの人 投稿日:2010/05/30(日) 04:46:57.71 ID:q3+qwxM50
流石に標高が高いといっても9時くらいになると真っ暗になる。
祭りはお開きになり俺は疑問を残したまま帰路についた。
「どうしたの?浮かない顔して?」と奥さんに聞かれたので
「いや、このへんの神様のことがちょっと気になってまして…」って正直に言った
そしたら「最近の若い人はこういうことに興味あるんだよねぇ」いやいや同い年ですから
って突っ込んだら「私の大学時代の友人もかなりかわっててこのへんの神様に興味あるみたい」
どうやら奥さんの大学時代の友人が個人的に趣味で研究をしているらしい。
まじっすか!って俺が喜んでるのが面白かったらしく連絡先を教えてくれた。
なんでもかなりの変わり者らしく奥さんはストレートに「変態だから」と言っていた。
バアチャンの家に着いたら芋焼酎があったAさんと奥さんにけっこう飲まされてゲロった。

九州の収穫はこんなものです

206: アガリビトの人 投稿日:2010/05/30(日) 04:56:34.51 ID:q3+qwxM50
あ、でごめんかき忘れてたんだけど
アガリビト信仰?みたいなので仏壇みたいなのがあるらしいんだけど
仏壇にしては結構厳重に施錠してあって開けれなかった…
普通の家には無いような異様なもんだったし何かのヒントになればいいなって思って
とりあえず写真だけ撮ってきた。
あと祭りについて、川の真ん中にかがり火を炊いてたんだけど何か関係あるのかな…

208: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/05/30(日) 05:06:45.84 ID:40TWjBhv0
アガリビトは山の神に囚われた人の成れの果て。
本来なら人の世に帰ってくる事は無いのだが、極まれに山神の目を逃れて帰ってくる場合がある。
山神の領域に居る間は知恵も感情も人のままなのだが、その束縛から解放された途端に全てを消されてしまう。
「人に戻りたい」という望郷の思いは残っているが、知恵を奪われたその身には叶う事は無く。
当ても無く山を彷徨い、再び山神の使いに連れ戻される。

210: アガリビトの人 投稿日:2010/05/30(日) 05:17:23.37 ID:q3+qwxM50
>>208
え何か知ってる人ですか

こんなとこかな…とりあえず今日奥さんに紹介してもらった人に連絡してみる

209: アガリビトの人 投稿日:2010/05/30(日) 05:15:05.72 ID:q3+qwxM50
寝落ちしそう…

踊ってた巫女さん
20141203164252a17



かがり火
d3895401


仏壇
bbaaa856


212: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/05/30(日) 05:19:50.37 ID:n3NIy/T20
仏壇は普通だな
浄土真宗なうちの仏壇もこんな施錠式だ
ちなみに内側にもう2枚黒塗りと金塗りの扉がある

214: アガリビトの人 投稿日:2010/05/30(日) 05:25:48.37 ID:q3+qwxM50
>>212
そうなんだ。
仏壇ってよく知らないから「うはw資料発見w」ってなってた俺が恥ずかしいぜw
でも二重になってるんだったら余計中見れないよなー

213: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/05/30(日) 05:24:36.21 ID:qZvZedbo0
最近の携帯カメラは位置情報勝手に入るのもあるからな。
だれかが画像検索で重複チェッくするだでしょ。

祟り人と似てる感じなんだけど、ルーツは同じかなぁ

216: アガリビトの人 投稿日:2010/05/30(日) 05:28:08.30 ID:q3+qwxM50
>>213
その崇り人ってのちょっと前のスレスあったな
携帯で見てる時「おおwなるほどすげーって思った」

215: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/05/30(日) 05:27:42.10 ID:40TWjBhv0
神の世界は人の世界と時間の流れが違うので、そこに囚われてる人は今現在の人ではない。
もし使いによって連れ戻されなかったら、アガリビトは現世の時間に戻ってしまい…。

説明しにくいが、山神の領域に居た期間が現世での100年なら、
その100年分の時間が一気に現世に戻ったアガリビトに加算される。
1歳が数分で100歳になるって言った方が分かりやすいかな。

219: アガリビトの人 投稿日:2010/05/30(日) 05:36:09.55 ID:q3+qwxM50
>>215
俺が言うのもなんですがちょっとオカルティックすぎません?

とりあえず寝ます
付き合ってくれた人どうもありがとう

223: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/05/30(日) 05:41:34.79 ID:qZvZedbo0
祟り人は口減らしとか、気狂いとされて
山に捨てられた人が山神様の加護で生き延びていて
人に恨みを持っているので出会うと襲ってくる。

けど山神様の加護を受けてるので、人が手を出すと祟られる。故に祟り人。
まかりまちがって殺してしまうと、一家全員祟られるので、
であってしまったら何もかもおいて逃げろと。

島根の方なんでわりと近いのよね。

230: アガリビトの人 ◆0mw8mBzt1.eV 投稿日:2010/05/30(日) 05:49:22.80 ID:q3+qwxM50
>>223
えっすごい
それってけっこう有力ってかそれじゃね?って思えてきた。

232: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/05/30(日) 06:13:45.17 ID:qZvZedbo0
サンカと関係あるのかな?
サンカは普通に人間だけど、祟り人は人外というか、人扱いされてない感じ。

口減らしとか人の捨て置きとかで、やましい所のあった住民が
サンカと出くわして、びびって逃げ出したの話に
尾ひれがついて村に広まったなんてのはありそうだな。

243: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/05/30(日) 10:16:42.86 ID:OjDoAh8h0
地方だけど神社の神木みたいなのきとうとした業者の人らが死んだ話は地元にあるけど
こういう話は都会いくほどなくなっていくんだろうか

249: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/05/30(日) 12:53:33.27 ID:/rFgatU60
>>243
平将門の墓とか羽田の大鳥居、東京競馬場の切れない木とか都心でもある事はあるよ

4: アガリビトの人 ◆0mw8mBzt1.eV 2010/05/31(月) 01:39:57.40 ID:Li7Jq6YN0
ただいま

5: アガリビトの人 ◆0mw8mBzt1.eV 2010/05/31(月) 01:46:49.99 ID:Li7Jq6YN0
とりあえずスレ保守してくれた人ありがとう。
需要ないかもしれないけど一応報告しときます。
今日奥さんが教えてくれた人に連絡しましたが繋がらず
逆に車上荒らしの件で警察から連絡がきまして
結論から言うと不可解な事になってしまい九州にまた行くか行かないかの瀬戸際な感じです。

6: アガリビトの人 ◆0mw8mBzt1.eV 2010/05/31(月) 02:06:47.49 ID:Li7Jq6YN0
先日車上荒らしにあった際盗まれたノートPCが出てきたそうです
かなり破壊されているらしく少なくともキー側とモニターが分離されている
状態であるとの事でした。
警察の人はけっこう気さくな人で世間話も交えながら色々と質問をしてきたのが
印象的でした。
指紋も残っていたのですぐに照合に取りかかったそうです、が
その指紋と一致する男性はすでに亡くなっている人らしく
その人が生きている頃には影も形も無かったノートPCにどうやったら指紋を残せるのか
不思議だなぁと言ってました。
あと家の郵便受けの封筒類が全部開けられていました

正直「誰か俺の事を狙ってね?」って不安があります

7: アガリビトの人 ◆0mw8mBzt1.eV 2010/05/31(月) 02:15:12.81 ID:Li7Jq6YN0
それでノートPCは会社の備品なので九州まで取りに行かなければならなくなりました。
何か最近移動が多いせいか少し体の具合も良くなくて正直しんどくなってきました
アガリビトも全然真相に迫ってないしトラブル続きだし
人来ねーし

寝よう

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/05/31(月) 04:23:24.08 ID:3omt5DuxQ
誰か保守頼む
寝る

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/05/31(月) 05:56:08.17 ID:RTXIJW910
ほしよ

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/05/31(月) 18:40:11.96 ID:QX+TSHOF0
ho

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/05/31(月) 20:57:46.07 ID:RTXIJW910
ほしゅ

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/05/31(月) 21:25:32.25 ID:La45y3yF0
保守点検

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/05/31(月) 22:36:30.14 ID:RTXIJW910
ほしあげ

29: アガリビトの人 ◆0mw8mBzt1.eV 2010/05/31(月) 22:57:01.60 ID:Li7Jq6YN0
ただいま

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/05/31(月) 23:00:31.50 ID:QX+TSHOF0
>>29
おかえり

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/05/31(月) 23:00:16.00 ID:491AIgEu0
おかえり

32: アガリビトの人 ◆0mw8mBzt1.eV 2010/05/31(月) 23:08:48.57 ID:Li7Jq6YN0
とりあえず保守してる人にお疲れと言いたい
それに見合うほどの話しじゃないかもだけど頑張ってまとめてきたいと思います

バーチャンに昼頃連絡しました。
数日前家に行った際あまり話が出来なかった事もありお礼もかねての連絡でした。
車上荒らしの事はあまり心配させたくなかったので触れないつもりでしたが
なにせ狭い集落の事件なので話が広まるのが早いのかバーチャンから切り出してきました。
「バーチャン年金もらってるから困ったら言うんだよ」と23にもなって祖母に小遣いの心配をされました
まぁそこからは普通に世間話してたんだけど「アガリビト」の話をどう切り出そうか
一応バーチャンは話したがらなそうだしヘタに切り出すと誤摩化されるかも、迷ったあげく

俺「会社の非常に迷惑な人がいて困っている、名前が変な人は性格も変なのかな?」
      ↓
バーチャン「どんな名前の人?」
      ↓
俺「アガリさんっていうんだけどさ変な名前だよね、ん?そういえばどこかで聞き覚えない?」

みたいな感じで懐古しつつアガリビトの話題をさりげなく出してみた

33: アガリビトの人 ◆0mw8mBzt1.eV 2010/05/31(月) 23:16:11.11 ID:Li7Jq6YN0
少し無理があったけど自然な感じであの時の話に着地出来た
「昔俺がバーチャン家の近くで裸の男に殺されかけた事あったの覚えてる?」
そしたらバーチャンは懐かしそうに「ああ、あの時は動転しててなだめるのが大変だったわ」
とか言ってた。普通に懐古してるみたいで心が少し痛んだが
「あれ大人になってからも気になってたんだけど一体なんだったの?」ってストレートに聞いてみた。

そしたらバーチャンは急に「今仕事中でしょ?大丈夫なの?」とソワソワしだした。
流石に当時子供だった俺に話すレベルで納得してもらえないと感じたのかもしれない。

34: アガリビトの人 ◆0mw8mBzt1.eV 2010/05/31(月) 23:19:52.74 ID:Li7Jq6YN0
こうなったら奥の手を使うしか無い
「実は今結婚を考えている人がいてもしも結婚したらそっちに移住することも考えている
でもそっちで子供を育てる時に子供の頃の俺みたいな目にあったらと思うと心配だから」

もちろん嘘ですけど何か?彼女すらいないけど何か?
すまんバーチャン近々遊びに行くから勘弁してくれ
ついにバーチャンは重い口を開けて話し始めた。

38: アガリビトの人 ◆0mw8mBzt1.eV 2010/05/31(月) 23:31:58.82 ID:Li7Jq6YN0
バーチャンの話はこんな感じだった
「アガリビト…あがりさんってこの辺の人は呼んどるけど危ないものじゃないんだよ
神様…守り神みたいなものなんだよ、あれは人間だと思っとる人も村には沢山いるけどね。
そりゃ今みたいに飛行機でどこまでも行けるような時代にね、山に神様がいてそれが人間の姿をしているけど神様なんだよって言っても若い人は信じれないかもしれないけど
私はねあんたみたいに若い頃に一度アガリさんを見たことがあるんだよ」

とまるで子供に言い聞かせるように電話で話し始めた。

41: アガリビトの人 ◆0mw8mBzt1.eV 2010/05/31(月) 23:40:30.67 ID:Li7Jq6YN0
バーチャンがまだ若い頃
戦争は終わりかけで村には町から疎開で沢山の子供が村にあふれかえっていた。
村の小学校のグラウンドは全部畑になって芋やら大根やらを植えて疎開してきた人の
食料を補っていたらしい。畑を耕すのは今まで桑なんか触った事も無い町の子供達だ
女学生だったバーチャンは気の毒に思ってよく肝油や角砂糖なんかを配ってたらしい
食料も豊富で安全と言われて疎開してきたけれど現実はシラミだらけの煎餅布団と畑仕事
子供達はどんどん痩せていったそうだ。
そしてある夜の事数人の子供が疎開先から脱走し畑の野菜を盗み山に逃げ込んだらしい

42: アガリビトの人 ◆0mw8mBzt1.eV 2010/05/31(月) 23:50:13.76 ID:Li7Jq6YN0
んで捜索隊が結成されてバーチャンも男の人数人と森に探しに行ったらしい。
熊とかも出るし暗いしめちゃくちゃ怖かったけどバーチャンは腹が減って腹が減って
仕方なかったらしく捜索隊の人とわざとはぐれてジネンジョを掘りにいったらしい。
道からはずれたところで野生のジネンジョをみつけて川で洗い生で食べていると
人の声が向こう側から近づいてくる。
バーチャンはあわてて道から離れて木の陰に隠れたらしい。
もしもこんなところを見られたら家族が何を言われるか分からないとの一心で
ブルブル震えながらやり過ごしてたらしい。
敵の飛行機より同じ国のお隣さんのほうがこわいなんて変な時代だったわ
とバーチャンはふんと笑いながら懐かしそうに語った。

43: アガリビトの人 ◆0mw8mBzt1.eV 2010/05/31(月) 23:59:36.13 ID:Li7Jq6YN0
バーチャンは隠れてやりすごそうと声のする方を見ていたら
何故か歌みたいなものが聞こえてきたらしい。
詩吟みたいな間延びした歌を歌いながらゾロゾロと数人の人影が歩いているのが
見えたそうだ。
しかしその集団は明らかに村の捜索隊ではなかった。男も女も全員裸で目が虚ろで
体も村人とはちがい幾分かふくよかな気がする。
いや、服を着ている子供がいる。
そばをフラフラ歩いているのは行方不明になっていた疎開してきた小学生だった。

バーチャンは怖くて仕方が無かったけどもしかしたらこの人たちは川を渡ってやってきた
隣村のやつらかもしれない。報告の必要がある。
怖くて仕方が無かったがバーチャンは集団の後を追いかけることにしたらしい。

44: アガリビトの人 ◆0mw8mBzt1.eV 2010/06/01(火) 00:09:44.37 ID:p4/gTsPX0
バーチャンは子供だけでも助けようとしたのだが裸の集団に囲まれていて
手出しが出来ない。こんな時代だし人足としてどんな扱いを受けるか分かったもんじゃない
幸い月が出ていて集団を
見失う事は無かったが無事に帰れるか不安だったらしい。
小一時間程歩き集団は森の開けた場所で立ち止まった。
バーチャンは遠巻きに見ていたが何やら暗い塊みたいなものの周りに集団が集まり始めた

しばらくするとその黒い塊がもそもそと動き始めぐっと起き上がった。
その塊は人の形をしているが普通じゃない形をしていたとバアチャンは話してくれた。

77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/01(火) 15:41:48.44 ID:TK3fBZkk0
>>44
なんかゴーレムっぽいな

45: アガリビトの人 ◆0mw8mBzt1.eV 2010/06/01(火) 00:28:59.53 ID:p4/gTsPX0
その黒い塊の上半身はノートルダム協会の大聖堂に住んでるせむし男(昔の洋画に出てくるらしい)
みたいな形をしていて首と手足がヒョロヒョロに長かったらしい。
動きも操り人形みたいに地に足がついていないようなフラフラとした動きで
バーチャンはそれを見てると心細くなるわ怖いわで泣きそうになるのを必死で堪えたらしい。

しばらくすると黒い生き物が詩吟のような歌を歌い始めた
とても良い声だったのが逆に不安になりガタガタ震えていると
今までてんでバラバラに唸るように歌っていた集団が黒い生き物にあわせて
歌い始めた。声が揃うとパグパイプみたいな音だったらしい
ん~ん~ん~、としばらく宙を見つめながら歌っていた集団
しばらくすると黒い生き物が地面に屈むと
集団はピタリと歌うのをやめた。そして集団は子供の服を脱がせ
黒い生き物の前に連れて行った。
黒い生き物は手段に何かを話すとパタリと集団の中の一人が倒れたらしい。
するとまた集団はバラバラに詩吟を歌いながらどこかに子供を連れて行ってしまった。
その場に残ったのは黒い生き物と倒れている裸の人

バーチャンは逃げたくて仕方がななったが怖くてその場から動けなくなってしまったらしい。

46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/01(火) 00:33:41.18 ID:uUGkQkf/0
ラピュタのロボット思いだした

47: アガリビトの人 ◆0mw8mBzt1.eV 2010/06/01(火) 00:37:09.34 ID:p4/gTsPX0
いまからここで怖いことがおこる。
直感で感じるのだが体が動かない、声も出ない、もう気が動転して
とりあえず指一本、叫び声一つあげなければそのまま自分は石みたいにカチコチに
なってしまうと思ったらしく。無茶苦茶に叫ぼうとしたらしい。
しばらく頑張ってると喉の奥の方から蚊の鳴くような声で
「………ぅぁ」
とうなり声がやっと出た。すると黒い塊がふらりとこっちを見た気がして
バーチャンはそのまま気を失ったらしい。

俺の頭の中には昔見たアガリビトの目が鮮明に浮かび上がっていた。
これね→<●> <●>

で気がつくとバーチャンは家の布団で寝てたらしい。

54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/01(火) 03:21:20.07 ID:TkgV7+/v0
夜中に見るモンじゃねーなww
ゾクゾクしてきたぜ

55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/01(火) 03:26:36.64 ID:WvmXHM2u0
オカ板から迷い込んできたんだが、
寝る前にみるもんじゃねーなw

53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/01(火) 03:05:03.29 ID:r6ZqRpOL0
ほしゅ

57: アガリビトの人 ◆0mw8mBzt1.eV 2010/06/01(火) 04:37:08.64 ID:p4/gTsPX0
すまん寝落ちしてた
残りどうしよう

58: アガリビトの人 ◆0mw8mBzt1.eV 2010/06/01(火) 04:46:30.16 ID:p4/gTsPX0
イスで寝ると頭痛くなるよね…
まぁバーチャンの話はこんなところです。
年配の人の話なので同じ事を何度も話すしゆっくりだし
すこし昔の言葉で聞き取りづらかったけど多分こんな感じです。
読みやすさの為に若干僕の推測と言いますか想像も入ってますが
バーチャンの話のスジはだいたいこんな感じでした。

59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/01(火) 04:59:32.93 ID:r6ZqRpOL0
この話読むともう山に近寄れなくなるな

65: アガリビトの人 ◆0mw8mBzt1.eV 2010/06/01(火) 05:30:09.42 ID:p4/gTsPX0
>>59
山は怖い所です。
このへんな生きものは まだ日本にいるのです。たぶん。

61: アガリビトの人 ◆0mw8mBzt1.eV 2010/06/01(火) 05:05:51.62 ID:p4/gTsPX0
今携帯見たらAさんの奥さんが紹介してくれた人から着信が入ってた。
アガリビトを個人的に調べてる人らしいんだけどバーチャンの話を聞く限り
ただの村の風習ってわけじゃなさそうだしオカルティックな人だったら嫌だなぁ
厨二っぽいことつらつらと語られても困るしなぁ…
正直俺自身子供の頃の体験を掘り下げてここまで話が広がるとなんかあるんじゃないか
少し不安になってきたけど内心ワクワクしてる自分もいる。

もしもその人と連絡取れて聞きたい事とかあったら書いておいてくれれば
質問しとく。俺としてはけっこうお腹いっぱいだし最近トラブル続きで
正直なにかあるんじゃあないかとビビってるんで客観的な意見をよろしく。

62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/01(火) 05:07:46.98 ID:S74zPlDa0
死人の指紋にマッチした時点で嘘だってわかるw
病的な嘘つきなんだな 釣り宣言もしないんだろ?

64: アガリビトの人 ◆0mw8mBzt1.eV 2010/06/01(火) 05:27:14.51 ID:p4/gTsPX0
>>62
まぁネタだと思ってくれるんだったらそれでもいいかな
正直こんな話信じろってのが無理な話だし。

ただ嘘だったら俺と悪霊が戦って破ぁッとかやるスタイリッシュアクションにするよ
このgdgdな感じが申し訳ないんだよな…
保守してくれてる人も何人かいるし真相にたどりつけれたらそれでいいんだけど俺調べる
って言ったらググるくらいしか出来ないし。

67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/01(火) 06:15:40.50 ID:H/hVL6GS0
くねくねとかの、見るとおかしくなる類なんだろうか
怖い

68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/01(火) 06:40:45.03 ID:2ZjMOWO/0
くねくねとか作り話だろ?

69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/01(火) 09:13:50.96 ID:1aRxWgb40
おー、やってたのか
ちょっと興味がわいたんだけど、◆0mw8mBzt1.eVが見たアガリビトって
どんな感じだった?
性別、年齢、身なり・・・その辺詳しく教えてくれ

74: アガリビトの人 ◆0mw8mBzt1.eV 2010/06/01(火) 14:54:43.59 ID:p4/gTsPX0
ただいま
少ししたら出かけるけど帰ってきた。
>>69
そうだなー
けっこう昔の事だしあんまり鮮明には覚えてないけど
若いようでガリガリの老人見たくも見える?みたいな
髪は長くてアシモウォークするってくらいかなぁ
へたくそだけど絵描いてみるお

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/01(火) 11:10:55.58 ID:QTVcItTE0


71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/01(火) 11:58:14.86 ID:HSBM8Wnj0


76: アガリビトの人 ◆0mw8mBzt1.eV 2010/06/01(火) 15:27:09.38 ID:p4/gTsPX0
なんか気持ち悪い感じになった…
ねこぢるとかに出てきそう
9c89566d


78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/01(火) 15:42:50.22 ID:1YgJKOEE0
こういう絵って下手な方が雰囲気が出て怖いよね

79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/01(火) 16:30:31.03 ID:O0RtkTVG0
パート化するにしてももっと考えてタイトル付けろよ
どう見てもアガリビト専用スレじゃねーか
別に突発で事件スレ立てようにもここがあるから重複臭くなるし

80: アガリビトの人 ◆0mw8mBzt1.eV 2010/06/01(火) 17:05:05.48 ID:p4/gTsPX0
ごめんね…
えっと全然俺専用スレじゃないんで不思議な話とか貼って下しあ

82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/01(火) 18:16:37.10 ID:lLjyvRX90
絵が思ったより上手くてワロタ

83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/01(火) 19:16:49.36 ID:+lZBATFI0
どんどんうそ臭くなって来てがっかりだ

84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/01(火) 20:30:40.95 ID:d1pdsZSR0
うそ臭いって書き込んでる連中は実はアガリビトとやらを振興している連中だったり・・・

なこたぁないか








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828 :山から来る。1 :2006/05/10(水) 22:10:06 ID:trDY+HT70
実家の山のお話です。 

うちの実家はものすごい山の奥で、家から出て20Mも歩いたら山の入り口なんです。 
小さい頃から危ないから山には入るなって言われてたけど、気になる。やっぱり気になる。 
それも、笹がアーチみたいに入り口形作ってるし、もうそれ見るだけで冒険の始まり。 
でもめっちゃヘタレなんで、爺ちゃんとか婆ちゃんが一緒じゃないと山には入らないようにしてました。 
マムシとかも出てたしね。

これは山の中であったことじゃないんだけど、山から下りてきただろう何かの話。 

小学校五年生ぐらいかなぁ。多分夏休み中。
夕ごはん食べて、扇風機しかなかった食卓から離れて自室で窓開けて外見てたんだ。 
ちょーど薄暗くなるぐらいの時間。7時とか多分そのくらい。 
夕凪が吹いてきてて結構涼しい。クーラーとか全然必要ないみたいな。 
だから窓開けて、ゆっくり藍色に変わっていく景色眺めてたんだ。 

そしたら、山から何か下りてきた。人の形してた。でもなんか違う。 
人間って肌色してるでしょ。色の白い人でも髪の黒と肌の白ぐらいわかるでしょ。 
頭から腰まで真っ白なん。それがゆーーっくり歩いてるの。 
それもなんか、歩いてるんじゃない。滑ってるの。エスカレーター乗ってるみたいに。 
人間?人間にしては白いなぁ、隣のおっちゃんかなぁ、とか思ってた。 
あれ?歩いてるのになんで体揺れないんだろって疑問に思いながら、ずーっとそれ見てた。 
ゆーっくりゆーっくり、下りてくるの。
それが丁度、うちの庭に埋められてる樹の陰にすっぽり隠れる形になる。 
ふと思った。あそこから出てきたら人間だなぁって。 
よし、あいつが出てくるまで見ててやろうって勝手に根競べ。 
じーっと見る。樹の陰にも目を凝らしてみる。
あれ?白いもの無いな。どうしてだろうな。
そんなこと考えながら、多分5分ぐらい眺めてた。 
出てこない。出てくる気配が無い。 


829 :山から来る。2 :2006/05/10(水) 22:10:54 ID:trDY+HT70
あ、本物やんって思った瞬間、ぶわっと全身に冷や汗が沸いて、家族の居る座敷に逃げ出した。 
暫く自分の部屋には戻りたくなかった。 
でも、結局寝るときには自分の部屋。 
あいつが居座ってる状況とか、めっさ想像しながら部屋に入ってみた。 
さっきと一緒。なんにもない。
多分、あれは別のとこいったんだと思って、どうにかこうにか布団にもぐりこんだ。 

んで夜。田舎の人は解るだろうけど、田舎の便所は外なのです。ちょっと離れに在るのです。
それこそもう夜の便所は、ちょっとした肝試しです。 
夜中に催して、起き上がって、
流石に小学校高学年だったんで爺さん婆さん起こすわけにもいかす、独りで便所に向かったのです。 
夏といえども田舎の夜はちょっと寒くてね。すごい月が綺麗だった。電灯無くても歩けるくらい。 

で、便所。
便所の小さな小窓から外が覗けるようになってるんだけど、ぼーっと其処みながら排泄中。 
そしたら、なんか聞こえるんだ。何行ってるんだかわからないけど、なんか聞こえる。 
ぼそぼそぼそ、ぼそぼそぼそって。
なんだろって外見たら、真っ白いのが居る。 
何あれ?月明かりに反射してるにはちょっと白すぎる。 
暗闇の中でなんだか真っ白いものが蠢いてる。それも四足。 
きつね?たぬき?いや、それにしては大きすぎる。犬?大型犬?みたいな。 
結構遠くだったんで、じっと目を凝らしてたんだ。 
しっぽ?あれしっぽ?長いものが見え隠れする。でもなんか、頭の方が可笑しい。 
ぼそぼそは多分あれだ。なんだ?何言ってんだ? 


830 :山から来る。3 :2006/05/10(水) 22:12:24 ID:trDY+HT70
恐怖心も忘れて観察してたら、胴が切れました。その白い奴の。 
?!って感じでもう一回見る。するとくっつく。 
ぼそぼそぼそぼそぼそ、胴が切れる、くっつく。 
草かとおもったんだけど、しっかり刈り取られてたんでそんなはずは無い。 
新種?とか、宇宙人?とか思いつつ観察してたんだけど、 
どうやらそいつは私には気がつかずに、ゆっくりと山の方に歩き出した。 
一瞬だけこっちを見たんだ。人間の顔だった。それも目が真っ赤。表情はない。 
それ見たとき恐怖心はなくて、ああ、これ見ちゃいけないもんだったんだなって思った。 

その日はなんとも思わずに寝ちゃったんだけど、目が覚めて恐怖に震えた。 
やっべ、なんか変なもんみたなって感じだった。 
爺ちゃんはそういうの完全否定派なんで、「馬鹿んじょーいいよる!」って怒られた。 
でも、爺ちゃんはこんな話もしてくれた。
「あん山にはのう、昔ここ一帯の氏神が祭られちょったんじゃ」 

今更だけど、あの白い何かは、山から下りてきた何かだと思う。 
多分、そんな気持ちの悪いものじゃなく、「よう!いっつもいるから心配スンナ!」みたいなノリ。 
山の神様にしては気持ち悪いし、でも悪いものにしては愛嬌がありすぎる。 
実家から離れて数年たつけど、あの山でみた何かより、都会で見た何かの方が自分にはずっと怖かったです。





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271 :1/3:04/02/27 18:40
ちょっと前に彼女と一緒に筑波山に登ったんだよね。 
お互いに週末が休みじゃない仕事なんで、「平日だからすいてていいね」なんて話しながら登りはじめたんだけど、
日頃の運動不足がたたって喋るのがきつくなり、そのうち二人とも話をしなくなって、
ただ息を切らしながら淡々と登っていった。俺が前を歩いて彼女が後ろからついてくるって感じで。 

たしかに平日の山道はあまり人がいなかった。
結構早めの時間に登り始めたこともあって、下りて来る人とはほとんどすれ違わなかった。 
そんななかで一人、同じ道を登っている登山者がいたんだよね。 
大学生くらいの若い男の人で、青いジャージに登山靴を履いて、
背中になんていうの、金属のフレームのついた大きなリュックみたいな奴を背負ってた。 
その人の歩き方っていうか上り方が変わっててさ、 
ちょっと登ってはまた戻ってきたり、わざわざ大きな岩によじ登ったり、藪の中に入っていったり。 
登山部で訓練でもしてるのかなーって思ってた。


272 :2/3:04/02/27 18:41
その人が最初に俺たちを追い抜いていったときに、小さな声で「こんにちは」って言うのよ。 
山ですれ違うとみんな挨拶するでしょ。
それでオレも「こんにちは」って挨拶をして、その変わった登り方をする人を後ろから見ていた。 
その人は行ったりきたりしている割には歩くのが早くて、すぐに見えなくなった。 

俺たちは相変わらす黙ったまま必死になって登っていたんだけど、
ふと耳元でまた「こんにちは」って聞こえた。
ちょっとドキッとしたんだが、オレも「こんにちは」って挨拶し返してみると、
先に登っていったはずのさっきのリュックを背負った人が、また追い越していくわけよ。 
一瞬「同じ登山部の人かな」って思ったんだけど、どう見ても同じ人。 
ま、変な登り方をしていた人だったんで、途中で道を外れていた時に俺たちが追い越したのかなと思い、 
その時はあまり気にせずにまたうしろ姿を見送った。
で、見えなくなったとたんにまた「こんにちは」。
今度はあせった。
わき道にそれていたとしてもちょっと考えられないくらいのタイミングで、また後ろから追い越していくんだよ。 
ちょっとだけ怖くなって、彼女のほうを振り向いてみたんだけど、
何も気にしてない様子で、足元を見て息を切らしながら歩いている。 
気味が悪くなりながらも、またその男のうしろ姿を見送りながらひたすら登り続けた。 


273 :3/3:04/02/27 18:43
ちょっと開けて休憩できるようになっているところに出たんで、そこで座って休む事にした。 
そこで彼女に言ってみたんだよ。
「大きなリュック背負った人いたじゃん、あれ何やってるんだろうねー」 
そしたら彼女は、
「え、そんな人いた?さすが休日だから一人もいないなーって思いながら歩いていたんだよー」 
これ以上彼女に言えませんでした。 

そのあと頂上につくまではもうあの男の人には会わずに、 
登頂してからもあまり長居せずにすぐにケーブルカーで下山しました。 
全然幽霊っぽくなかったし、普通の人に見えたんだけどな~・・・ 
真昼間だったし。 
あの人はなんだったんだろう。 




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