【閲覧注意】怪談の森【怖い話】

当サイト「怪談の森」は古今東西の洒落にならない怖い話~ほっこりする神様系の話まで集めています。 随時更新中!!

カテゴリ: 山まつわる




25 名前:うむ。投稿日:2000/08/13(日) 11:48
山キャンプの話、二つ目。
高校生のグループと一緒にナイトハイクに出かけました。
私と、もう一人別のリーダーのグループも一緒でした。
星を見たり、わざと明かりをつけずに歩いたりとしているうち、湧き水の所まで行きました。
もう一人のリーダーが気を利かせてキャンディをみんなに配りました。でも、1個足りません。
「14人のはずだけど。誰か1個余分にとってない?」
「えっ一人多いの?」
「お前、誰だ!?」
とみんな面白がって収拾がつきません。
「全員その場を動くな!人数を数える!」
私も冗談めかして言いました。
向かって左からあだ名(キャンプ中のコードネーム)を呼んでいきます。
「ジャック、ポカリ、マーブル、・・・サスケ、」
9人目まで呼んで次の一人を指差そうとした時、みんながわぁっと逃げ出しました。
私も遅れてダッシュ。
キャンプ場に戻って点呼をとると、人数は元通りに。
みんな口をそろえて言うのは、「顔が分からなかった」。
みんな月明かりで誰だか分かったのに、そいつだけ分からなかった。
とにかく10人目を見た瞬間、その場から
逃げ出したくなったのです。私も含めて。





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185 :名無しさん :2014/04/22(火)22:59:17 ID:ebJBWIQ5Y
初めて書くんだが爺ちゃんから聞いた話で10年前の事だから多少うろ覚えだが勘弁してください。

T県の山に猟師をしてた爺ちゃんは入っていった。
若い頃としか聞いてないので今60なので40年前ほどになるか。
普段は兎や猪を仕留めてたりしてたのかな、その日は一匹も獲物に遭遇しなかったそうな。
本当に一匹もいなくてイライラしていた矢先、普段通る山道の途中に石碑があるのだが何かおかしいと爺ちゃんは思ったそうな。

その石碑は横に長いらしくて後ろが全く見えないらしい。何か一杯文字が書かれてたらしい。
その石碑の横から尻尾だけがちらっと見えたそうな。
その尻尾かなり大きくて長かったらしい。
尻尾はすぐ引っ込んでいって爺ちゃんは何を思ったか好奇心で尻尾を追ってしまった。

石碑の後ろに回り込む、何も居ない。
しかし石碑の後ろには道が続いていた。木々の間に細い道が、爺ちゃんは不自然に感じたそうな。

その道を歩いていく、すぐ開けた場所に出る、大きな木々がそこを囲む様に生えている。

円を描いた様なその開けた場所は真ん中に綺麗な川が流れている、その川の石で出来た中州に目が行く。

色々な動物の物と思える骨やら肉片が山積みにされていたそうな。

幻想的とも思える山奥で見つけた開けた場所、そこには似つかわしくない物があった。
爺ちゃんは困惑していたそうな。

ふと上を見る、大きな木の枝に何かがたくさん掛かっている。
猿?だったかな、そう見えたらしいがよく見ると違う。

獣の皮が干してあったそうな。
人間じゃ上れない様な高さにたくさん、綺麗に四角に畳んであったそうな。

そこで爺ちゃんは此処は人間が来る所では無いって直感で感じて逃げたそうな。

帰り道特に何も無かったらしい。そしてもう二度とそこには近付かなかったそうな。

周りの知人や猟師仲間に聞いてもそんな道は無いとか言われたとか、確かめようにも体が拒否してそこに近付けなかったそうな。

オチも確信に迫る情報も無いのですが爺ちゃんが真剣に孫の俺に語ってくれた話だったので書かせてもらいました。

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仕事で仲間と二人、山に入っていた夜のことだ。
焚き火を挟んで座り談笑していたのだが、不意に相手が黙り込んだ。
「おい、どうした?」
尋ねてみても、連れは上の方を見上げたまま返事をしない。

何だよ感じ悪いなぁと思いながら、煙草に火を点けて深く吸い込んだ。
自分も顔を上げ、紫煙を勢いよく吹き上げる。

煙の行方をぼんやり追っていると、頭上の梢の中で小さく咳き込む声がした。

「ケホン、ケホン!」

続いてガサガサと葉っぱが揺れる。
何かが木々の上を移動して、ここから去って行ったらしい。

驚いて腰を浮かす横で、連れが大きく息を吐き、緊張を緩めるのがわかった。

そして言うには、
「いや、ふと上を見るとな、誰かと目があったんだ。
葉の向こう側、暗闇の中に二つの黄色い目玉だけが浮かんでた。
ビビって動けなくなっていたんだが、お前が煙草を吹き付けたら、
咳き込んでどっか行っちまった。助かったよ」

「後にも先にも、喫煙を感謝されたのはあの時だけだな」
彼はそう言って頭を掻いていた。






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450 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:2001/04/13(金) 00:31
知人に聴いた話である。

とある山小屋に泊まったときのこと。
部屋に入ったとたん鼻がひん曲がるほど臭気が充満している。
部屋の中を丹念に探してみたが臭いの元となるようなモノは無かった。
皆、首を傾げることしきり。しかし、このままではここで寝ることも出来ない。
仲間の一人が押入を開けると、天井の板が少しずれていた。どうやら、屋根裏にそこからいけるようだ。
しかも、臭いの元はどうやらそこである。
当然の事ながら皆、最悪の事態を想像していた。
一人が、意を決して屋根裏に上った。

絶叫とともにそいつは押入を転げ落ちてきた。
ひと、ひと、が寝てる!
寝てる?皆、首を傾げる。生きてるのか?そいつは。

だって、にやにや笑っていやがるんだ!

浮浪者が住み着いているのか?
もう一人が勇気を出して懐中電灯を片手に屋根裏に上った。
確かに真っ暗な中に黒い陰が横たわっている。くさい。
死体か?でも、確かに笑っている。やけに暗闇に白く浮き出た顔が、ニヤニヤと笑っている。
懐中電灯を顔に当てた。
口のあたりがモゾモゾと蠢いている。

それは、顔にびっしりとたかった蛆だった。
死体の顔がニヤニヤと笑っているように見えたのは、蠢く蛆の動きだった。

454 名前:にゃん 投稿日:2001/04/13(金) 06:04
>>450
すごい!俺が経験した事とほとんど一緒だ!!
俺が厨房一年生の時に経験した事なんだけど
山の中に小屋があって、そこの屋根裏に浮浪者がいるって友達が言ってたので
ちょっと見に行こうかって事になって山小屋に行ったんだけど浮浪者はいなかった。
それから半年位たった後に、四人の同級生とプールに行った帰りにやる事なかったので
久しぶりに山小屋に冒険しに行こうって話になって四人で行くことになった。

小屋に入って押入れから屋根裏に上ると布団とエロ本などが散乱していて、やっぱり浮浪者はいなかった。
凄く臭いにおいがしてたんだけど浮浪者が住んでるからかなって思い気にもせず
「やっぱしおらんね~」って言ってたら、友達が布団の中からはみ出してる腹巻みたいなものを引っ張りながら
「なんかネバネバする」って言ってて「なにやってんだ?」って思いながら見てると
布団の中からミイラになってる手みたいな物が出てきた!
速攻で屋根から飛び降りてダッシュで山から下り警察にいった。
警官と山小屋に行って確認してもらったら、やっぱり死体だったよ。
(なんか>>450の話に似てない?俺の話が都市伝説になったみたいな?んなわけないか。)
新聞にも載ったよ。餓死か病死だったみたい
あとで肝試しにも行ったよ(バカ厨房)みんな道知らないから俺が先頭だった。
ぜんぜん怖い話じゃなくてごめんね。あまりにも似てるから書いちゃった!





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338 あなたのうしろに名無しさんが・・・ sage 03/03/04 18:25
318では単なる思い出話を書いてしまって恐縮なので今度こそ。
とは言え大して恐くもないけど、体験した本人(俺)は本気で恐かったという話。

地元に、道内ではほんの少し有名な山菜スポットがある。
発条やら何やら、中でも筍が大量に採れる事で地元の人間に人気が高い。
俺は自衛隊員の親父の趣味に影響されて、毎年シーズンになると二人で連れ立って
筍狩りに出向いていた。

その日は朝からの快晴もあってか、妙に気分が高揚していた。
親父は休日出勤と言う事で、今回は車での送り迎えだけを頼んだ。
早朝、道脇の入り口に到着。親父に下山する時間を告げて山へ入る。
小さくなっていくカローラを眺め、意地悪く手を振ってやったりした。
本当に気分が良かった



339 あなたのうしろに名無しさんが・・・ sage 03/03/04 18:26
 
いつもの獣道に入る。道には雑草が茂っていて、まだ今季は人がほとんど
来ていない事がわかった。こいつはチャンスだ。
 
生い茂る竹やぶを掻き分け、毎年お世話になってる群生地点に到着する。
程よく成長した筍が俺を待っていた。案の定、ほとんど採られていない。
俺は背中を汗にじっとり湿らせながら、意気揚々と筍をリュックへ詰めて行いった。

どれほど経っただろうか。気がつけば、既に下山予定の時刻を過ぎている。
気温が下がり、雲行きも怪しい。日は既に傾きつつあった。
清涼な空気は何処へやら、どんよりと重たい閉塞感まで感じる始末。
木々のざわめきも無く、川のせせらぎだけが響く薄暗い山中というのは
すぐ近くに車の通りがあるとはいえ、中々に不気味なものだ。不安すら感じた。


340 あなたのうしろに名無しさんが・・・ sage 03/03/04 18:27
 
俺はリュックを背負いなおすと、なるべく急いで山を降り始めた。
背中に何故かほんのりと温もりを感じる。その重量に確かな満足感を覚えて
幾分気が楽になった俺は、軽快な足取りで山を下った。

入り口に親父のカローラが停まっていた。
少し遅れた事もあって、申し訳なく思いながら手を挙げる。
親父も俺の方を確認して、クラクションを一回鳴らした。
と、唐突に親父がクラクションを3~4回叩いた。
呆気に取られていると、親父が転がるように車から飛び出て来た。
目をまん丸にに見開いて、俺の背中を指差して


「お前、リュックどうした!」
俺は「はぁ?ここにあるだろ、ホラ」とリュックを降ろし、眼前に掲げた。

目の前に、狐の死骸がぶら下がっていた

341 あなたのうしろに名無しさんが・・・ sage 03/03/04 18:27

胴体が千切れかけ、赤黒い断面から骨が見え隠れしていた。
頭がひしゃげて――ここいらで限界。思い出したら喉に熱い物が……。
 
つまり、筍狩りを切り上げて下山し始めた時から、約30分間。
俺はずっと狐の腐乱死体を担ぎながら歩いていたらしい。
翌日行ってみると、リュックは筍がぎっしり詰まったまま放置されていた。




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