【閲覧注意】怪談の森【怖い話まとめ】

当サイト「怪談の森」は古今東西の洒落にならない怖い話~ほっこりする神様系の話まで集めています。 随時更新中!!

カテゴリ: 呪い




1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/17(金) 22:59:16.187 ID:XZ+VU8no0
日記見ながら細かく書いたからどうしても長くなってしまうが、

書き溜めてあるから進行は早く進められると思う。

少しだけフェイクは入れる。

2: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/17(金) 23:00:20.313 ID:XZ+VU8no0
誰も見ていなくてもどんどん書いていく。

俺は当時、個人経営の飯屋の従業員として働いていた。

ある日店の場所が変わることになり、これを転機に俺は新しい店舗の近くに引っ越すことにした。

俺が選んだ新しい物件は、特に安いわけでもなく、ありふれた1DKのアパートだった。

部屋数が2部屋しかなく、独立洗面台や、広めの風呂や脱衣所がある割と新しめのアパート。

このアパートに住み始めて1か月くらいのころ、おかしな異変が起き始める。

3: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/17(金) 23:01:16.526 ID:XZ+VU8no0
異変を感じるのは風呂場。

俺がシャワーを浴びていると耳元で何かつぶやくような声が聞こえる。

始めはシャワーの音がうまい具合にそう聞こえてるんだと思った。

しかしある日、一瞬だが見えてしまったんだ。

顔を洗い終わって顔をあげた瞬間に、鏡越しに確かに俺の真横にたたずむ人影を。

ビビりまくった俺はすかさず自分の隣に誰もいないことを確認したが、もちろん誰もいない。

鏡をもう一度見てもそんな人影は写っていない。

俺はどちらかと言われれば幽霊の類は信じてはいるが、霊感なんてものは全くない。

しかし俺はこの風呂場に「何か」あると思わずにはいられなかった。

5: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/17(金) 23:01:41.015 ID:XZ+VU8no0
慌てて風呂を上がった俺は大島てるを使って物件を調べてみたが事故情報は乗っていない。

俺はとりあえず気休め程度とはわかっていたが、風呂場に塩をまいて寝た。

次の日はたまたま店が定休日だったため、俺は不動産会社に行って過去にこの部屋で何かなかったのか尋ねた。

不動産屋は普段であれば原則答えることはできないが、この物件に関してはそのようなことはなかったため、
事故物件ではないと断言できると言われた。

きっと気のせいだったのだろうと自分をなだめて、その日もビクビクしながらも風呂に入った。

髪を洗う時、顔を洗う時、俺は目を瞑るのだが、この日は注意して目を極力開けているようにした。

そして髪を洗っているとき、また耳元でささやくような声が聞こえた。

すかさず鏡をみると、はっきりと見えてしまった。

顔面蒼白の、少しやつれた男が俺の真横でブツブツと口を動かす姿を。

俺は風呂場を飛び出した。

6: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/17(金) 23:01:58.735 ID:XZ+VU8no0
まだ時間が早かったこともあり、俺は不動産屋に連絡。即刻解約を申し出た。

朝に不動産屋を訪問していたこともあり、解約はすんなり通った。
そのまま新しい物件も都合してくれるというから大助かりである。

費用はかなり掛かったが、二日後には引っ越しができることになった。

引っ越しが済むまでは無理を言って店を休んで、引っ越しに専念することにした。

次の日、引っ越しの準備をして汗をかいたが、風呂に入ることはしなかった。

そして引っ越し当日、引っ越しは滞りなく進み、無事終了した。

8: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/17(金) 23:02:32.035 ID:XZ+VU8no0
引っ越しが完了したその日、安心して風呂に入ったが、髪を洗っている際またも耳元でささやく声が聞こえた。

男の姿は確認しなかったが、またしても慌てて風呂を出る。

ここで物件ではなく、俺自身が憑かれていたことに気付いた。もしくは連れてきてしまったことに。

しかしこれ以上店を休むわけにもいかなく、すっかり夜になっていたが近場の神社に駆け込んだ。

本堂?には誰もいなかったがすぐ隣に神主さんの家があり、話を聞いてもらうことができた。

神主さんの話では「憑りつかれているような感じはないけど、何か違和感はある」とのこと。

その後すぐに本堂で厄除け?のようなことをしてもらった。

ちなみに男の正体や出てきた理由については不明だった。

家に帰ったのはもう深夜だったが、俺はちゃんと風呂に入ってから寝ることにした。

しかし、また男は出現した。

鏡越しに目線がしっかりと合った。

男はなかなか消えなかったが、もう体も心も疲弊していたので気にしないことにして全身を洗った。

9: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/17(金) 23:02:55.056 ID:XZ+VU8no0
次の日、久しぶりに出勤すると店のみんなにビックリされた。

自分では気づかなかったが、俺はかなりやつれていたらしい。

店長には帰ってもいいと言われたが、体調面の不調は感じなかったため仕事を行った。

しかし仕事中はありえないほどにミスが続き、昼には無理やり帰された。

家に帰ってからはイライラが収まらなかった。

風呂場にいって思いつく限りの汚い言葉を吐いて鏡をたたき割った。

割った鏡を見て、俺は何をやっているのかと惨めな気持ちになりながらガラス片を片付けた。

日記を見返してこそ分かるが、風呂場の男は俺の生気的なものを吸っていたのかもしれない。

10: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/17(金) 23:03:16.052 ID:XZ+VU8no0
その日は少し遠出して温泉に行った。

温泉では男は出ず、久しぶりにゆっくりと湯につかることができた。

温泉の帰り道で店長から電話があり、この一件が落ち着くまで休んでいろとのことだった。

自分では体調の不調は感じていなかった分、とても悔しく、風呂場の男が憎かった。

12: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/17(金) 23:03:45.955 ID:XZ+VU8no0
次の日、俺は不動産屋に行った。

前回あの部屋に住んでいた住民を知りたかったためだ。

しかし不動産屋では個人情報のため教えることはできないと言われた。

次に戸籍情報をもとに調べたが全く成果は出ずに空振りに終わった。

最後に前回住んでいたアパートの住民に聞いてみることにした。

俺の住んでいた部屋の隣に住んでいるOLに話をきくことができ、そこで初めて成果が出た。

前回その部屋に住んでいたのは近場の大学の男子学生だった。

さっそくその大学に行って彼を探した。

3日かけて聞き込みをしていくうちにその学生は中退していてもう大学にはいないことが判明した。

ちなみにその3日間は家の風呂を利用したが、ささやき声は毎日聞こえていた。

鏡がない分姿を見ることはなかったが。

聞き込み4日目には彼の友人とコンタクトをとることができて、彼の連絡先を教えてもらった。

13: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/17(金) 23:04:16.129 ID:XZ+VU8no0
彼は車で2時間くらいのところに住んでおり、その日の夜には会うことができた。

彼の実家近くのファミレスで待ち合わせをして彼の話を聞くことができた。

彼は小太りの青年で現在はニート。あまり人と話すのは得意そうではなかった。

ここでは本名ではないが、シンヤと呼ぶことにする

シンヤの話を聞くと彼もまたあの部屋で心霊現象にあい、実家に帰ったのだという。

14: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/17(金) 23:04:58.116 ID:XZ+VU8no0
しかし、シンヤの話を聞いていくうちに俺との違いを発見した。

俺は風呂場で男に遭遇していたが、シンヤは脱衣所で女に遭遇したという。

シンヤが脱衣所で髪を乾かしていると鏡越しに、後ろでなにか動いているのが見えたそうだ。

それはよく見ようとすると消えてしまうそうだが、ある日見てみると、
首をロープで吊られた女がゆらゆらと揺れているのがハッキリ見えたそうだ。

しばらくは見て見ぬふりをしてきたが、だんだんと精神を病んでいき実家に帰ったとのことだ。

そして、実家に帰ってからもその女は実家の脱衣所に出るという。

そしてシンヤは俺よりも多くの真実を知っていた。

シンヤは自分の体験を友人に話し、友人をアパートへ招いたことがあったそうだ。

その友人をここではナオキと呼ぶ。

アパートへナオキを招いた際には何も起きなかったそうだ。

しかしナオキが自宅へと帰り、寝付こうとすると突然耳元で爆発音が聞こえたそうだ。

ナオキが飛び起きると焦げ臭い臭いがし、目の前には首だけの老人が浮かんでいたとのことだった。

15: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/17(金) 23:05:29.723 ID:XZ+VU8no0
ナオキは今どうしているのか聞いてみたところ、つい先月自殺したとのことだった。

爆発音からの首だけ老人が続き、ろくに睡眠もとれずに明らかに疲弊して行ってからの自殺だったらしい。

なんでも橋から飛び降りて死んでしまったとか。

シンヤはナオキの死がかなり堪えたようで、今も精神病院に通っていると言っていた。

つまるところ、シンヤは「部屋に訪れるだけで何かが憑いてしまう」「起こる心霊現象はなぜか人によって違う」
この2点を知っていたのだ。

シンヤとの話で新しく分かったことはあったが、結局のところ解決策が見つかったわけではない。

また、シンヤは何度もお祓いを試みたが、ことごとくうまくいっていないとのことだった。

事故物件じゃないのになぜ?なんで違う現象がおこるのか?疑問は増えるばかりだった。

16: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/17(金) 23:05:56.892 ID:XZ+VU8no0
根拠はないが、この現象の原因を見つけることで状況が変わるのではないかと考えた。

どうせお祓いをしても変わらないのであれば、このくらいしか糸口も思いつかなかった。

そして俺は、もしかしたら部屋ではなく、土地になにかあるのではないかと考えた。

もともと墓地だったとか、殺人があったとか。

次の日俺はアパートの周りの住民に聞き込みをすることにした。

アパートが立つ前、ここには何があったのか知りたかった。なんとなくそこに原因がある気がしていた。

聞き込みの中で2つの手がかりが見つかった。

17: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/17(金) 23:06:30.392 ID:XZ+VU8no0
1つ目はアパートが立つ前の話。

この土地には一軒家が二件立っていたらしい。

1軒は三人家族の家。

もう一軒は古めかしい老人の住んでいた小さい家。

どちらの家にも逸話があったらしい。


まずは3人家族の家。

父、母、娘の3人家族で子供ができたのを転機に家を建てたらしい。

始めこそは近所づきあいもよく、幸せそうな一家だったが時々父親の怒鳴り声や、物を壊す音が聞こえていたという。

段々家族は不仲になっていき、ついには父が娘を連れて家を出て行ったとか。

その後、人の住んでいる気配が無くなり、近所の人が様子を見に行ったところ脱衣所で無くなっている母親を発見。

死因は首つり自殺。

その後その家は取り壊された。

この話は第一発見者の人に直接聞いた。

「脱衣所で首つり」という点からこいつがシンヤに憑いているのではないかと思った。


18: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/17(金) 23:07:03.458 ID:XZ+VU8no0
次に老人の家。

この老人が変わった人物で、夜になると夜が明けるまで深夜徘徊を毎日していたらしい。

聞き込みの中で、なぜ深夜徘徊をしているのか当時尋ねたという人がいた。

老人は「夜に寝ようとするとヤジマさんが来る。寝なければヤジマさんはこないから散歩して時間をつぶしている。」
と言っていたらしい。

「ヤジマさん」とは何者なのかまでは分からなかったが、重要なキーワードだろう。

老人はその後施設に入り、病死したそうだ。

ちなみにその施設はもうないらしい。

「寝ようとすると来る」という点がナオキの話と合致する。

ということはナオキの元に出ていた首だけの老人がヤジマさんなのかもしれない。

19: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/17(金) 23:08:19.525 ID:XZ+VU8no0
二つ目は、数か月前にも俺と同じように聞き込みをしていた女性がいたということだ。

この女性は20代前半くらいの人というだけで、正体は分からなかったが、

おそらくは隣の部屋に住んでいたOLだろう。

彼女もまた心霊現象に遭遇していたのであれば、また話を聞きに行かなければならない。

おれはこの聞き込みの結果をシンヤに報告した。

シンヤはその家族の母親が眠っているところに行って、もう成仏するように頼んでみたいといった。

その母親の名前、(ここではサエと呼ぶ)の名前は分かっていたので明日、近場のお寺をシンヤと協力して
片っ端から探すことにした。

20: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/17(金) 23:10:02.741 ID:XZ+VU8no0
その日の夜、シャワーを浴びていると例のごとく耳元で囁く声が聞こえた。

何を言っているのかは分からない。

ふと横を見てみると男が目の前にいた。

囁きには慣れてきていたが、鏡越しでもなく直で見るとさすがに恐怖した。

前回同様、顔面蒼白に酷くやつれた顔。

左手の手首がザックリ切られており、血がだらだらと垂れていた。

そして右手には血の付いたナイフを握っていた。

俺は男を押しのけて風呂場から脱出した。

髪を乾かすのも忘れてまた神社に走った。

その日はお祓いはしなかったが、神主さんのご厚意で家に泊めてくれた。

21: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/17(金) 23:11:47.484 ID:XZ+VU8no0
風呂場、ナイフ、手首が切れている。

この手がかりから、あの男は風呂場で手首を切って自殺した何者かなんだろう。

もしかしたら3人家族の父親が人知れずどこかで自殺していたのかもしれない。

それかそれより以前、3人家族と老人が住み着くより前に、あの土地でなにかあったのかもしれない。

とにかく明日サエの墓を見つけることでまた何か進展があるかもしれない。

そして次の日、サエの墓はすんなり見つかった。

それも驚くことにサエの夫も同じ墓にはいっていた。

シンヤは墓の前に座り込み、涙ながら「助けてほしい、もう出ないでほしい」と懇願していた。

22: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/17(金) 23:14:28.750 ID:XZ+VU8no0
その寺では変わった和尚さん?がいた。

何でも俺たちの話は一切聞かないが、サエの話はしてやってもいいと言う。

和尚さんの話は近所の人から聞いた話とは違った。

まずサエとその夫はずっと愛し合っていた。

しかし、夫は新しく建てた、自分たちでデザインすらした家が気に入らず、常に帰りたくないと言っていたらしい。

夫は何度もこの寺に相談に来ていたという。

「家の風呂場がどうもおかしい」と。

しかしサエはそんなことはないと言う。

サエはおそらく、夫が自分のことが嫌になり、その言い訳として家に難癖をつけていると思ったのだろう。

夫が説得しても聞く耳を持たず、夫は限界を感じてついに家から逃げ出した。

もちろんサエも連れて行こうとしたがうまくいかず。

サエは夫が出て行ったショックからなのかは不明だが、その後自殺。

葬儀では夫が後悔で壊れてしまっていたらしい。

夫の方はその後すぐ事故死。子供がどうなったかはわからないとのこと。

23: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/17(金) 23:32:20.779 ID:gURpsfr9r
見てるぞ

25: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/17(金) 23:43:29.848 ID:j+yt1gRod
和尚さんは一方的に話すと、「あなたたちを助けることはできない」と言っていた。俺達もあまり迷惑はかけられないと思い、早々に退散した。

26: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/17(金) 23:44:48.613 ID:j+yt1gRod
サエの夫の言う「風呂場がおかしい」という点から俺はやっと風呂場の男にたどり着けそうだと思った。

きっとサエの夫も俺と同じような体験をしたのだろう。

シンヤはかなりスッキリしたらしく、「もう大丈夫な気がします!」と言って帰っていった。

この日、隣に住んでいたOLに会いに行ったが、留守のため会うことはできなかった。

27: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/17(金) 23:47:18.787 ID:j+yt1gRod
その日もまた風呂場で男は現れた。

俺は「お前の正体に必ずたどり着いてやる!」と男に向かって宣言した。

その瞬間、貧血のように視界がだんだんと真っ暗になり俺はバランスを崩してぶっ倒れた。

意識はあったが、視界が暗かった。

深呼吸すると段々と視界も戻ってきた。起き上がると男はもういない。

風呂を出て脱衣所の鏡を見ると、俺の顔は今にも死んでしまいそうなほどにやつれていた。
食事も睡眠もしっかりととっていたが、これはヤバいと思った。

早々に休もうと布団に入ると、シンヤから連絡があった。サエが脱衣所にでなかった、と。

これで一つの希望が見えた。俺も風呂場の男にたどり着ければ解放されるかもしれない

28: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/17(金) 23:49:30.000 ID:j+yt1gRod
次の日、俺は古地図を調べることにした。

意外にも結果はすぐに出た。

あのアパートのあった土地は、三人家族と老人が住み着く前は空き地になっていた。

しかし、さらに遡って調べることでたどり着いた。

地図には「ヤジマトシヒコ」の文字が入っていた。

念のためにと更に遡るとそこには「ヤジマキヨタダ」の文字が入っていた。

昔の地図がどこまで正確なのかはわからないが、「ヤジマキヨタダ」と「ヤジマトシヒコ」の間で家屋の形が明らかに変わっていた。

29: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/17(金) 23:53:02.348 ID:j+yt1gRod
なぜ家屋の形が変わっているのか、家屋の形が変わっている時期を見ればその理由は容易に想像できた。

この土地に、この町に住んでいる人であれば間違いなく知っているこの町の歴史。

その時期は、終戦直前にこの町が大規模空襲を受けた時期だった。

この一件の根がまさかここまで深いとは正直恐ろしかった。

30: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/17(金) 23:55:05.310 ID:j+yt1gRod
もしこの「ヤジマキヨタダ」が空襲によって死亡したとすれば、ナオキの所に現れた首だけ老人はおそらくこの「ヤジマキヨタダ」だろう。

死因が爆死であれば、ナオキが聞いたという爆発音の辻褄が合うというもの。

ではその後に新しく家屋を建てたであろう「ヤジマトシヒコ」。

おそらくではあるが、空襲で生き残ったヤジマキヨタダと血縁関係のある人物だと思われる。

「ヤジマトシヒコ」の記録が乗っている地図は1949年の物。

今から約70年前だとするとヤジマトシヒコが生きている可能性は絶望的であるが、当時の様子を知っている人物であればこの土地の近所をもう一度くまなく探せばいるかもしれない。

俺はこの日のうちに再び聞き込みを行った。

31: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/17(金) 23:57:52.179 ID:j+yt1gRod
前回の聞き込みで回った家を中心に「70年前のこの土地のことを知っている人はいないか」と聞いて回った。

聞き込みを始めて数時間、俺は当時の様子を知っているというおばあさんにたどり着いた。

年齢はなんと90歳。

一人では歩くこともままならないという方だった。

このおばあさんは「ヤジマトシヒコ」を知っていた。

このおばあさんはヤジマトシヒコとの交流はなかったが、彼は近所では有名だったからよく知っていると言っていた。

おばあさんの話では、ヤジマトシヒコは空襲によってたった一人の家族である父親と住んでいた家を失った。

しかもその空襲が終わって次の日には日本が降伏したというもんだから「もう1日早く降伏していればなにも失わなかった」と言って回っていたらしい。

終戦直後ということもあり、その発言は非難されヤジマトシヒコは孤立していったという。

おばあさん曰く、そのような発言をして孤立する人は他にもたくさんいたとか。

その後ヤジマトシヒコは家の焼け跡に新しく家を建ててひっそりと暮らしていたという。


32: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/18(土) 00:01:13.152 ID:LzDCseGhd
しかしある時からヤジマトシヒコの奇行がはじまった。

夜になると必ずと言っていいほど大声で泣きながら、夜道を練り歩いていたと。

周りの人は「家族も近所からの信頼も失って、おかしくなってしまったのだろう」と冷たい目線でヤジマトシヒコの奇行を見ていたらしい。

そして泣いているときは決まって「死んだ父親に対して謝っていた」と。

ある日ふと、その奇行がぱったりと止み、近所の住民が様子を見に行ったところ、ヤジマトシヒコは風呂場で自らの手首を切って死んでいた。

おばあさんが実際に見たわけではないと言うが、ヤジマトシヒコの家では

「父親に向けた大量の謝罪の文書」と「国に対する恨み辛みが書かれた大量の文書」が出てきたという。

こうして俺は風呂場の男の正体にとうとうたどり着いた。

男の名は「ヤジマトシヒコ」。

戦火によって大切なものを奪われた悲しい人物だった。

33: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/18(土) 00:03:50.811 ID:LzDCseGhd
そしておばあさんの話の中で気になったのはヤジマトシヒコの奇行。

夜になると練り歩くと言うのは、次にこの土地に住み着いた老人と一緒だ。

そして老人の「ヤジマさんがくる」という言葉。

この老人は「ヤジマキヨタダ」を知っていたのではないかと思う。

おそらく夜になると「ヤジマキヨタダ」は老人の下にも、トシヒコの下にも、そしてシンヤの下にも等しく現れている。

つまりこの一件の原点は「ヤジマキヨタダ」の「ヤジマトシヒコ」に対する何らかの感情だと思われる。

徘徊する際にヤジマトシヒコが謝罪の言葉を叫んでいたのであれば、なにか後ろめたいことがあったのだろう。

しかしここで疑問が生まれてきた。なぜキヨタダは、トシヒコの死後も現れているのか。

トシヒコが死んだ時点でキヨタダの目的は満たされたのでは?

そしてさらに言うと「その後に死んだ人物も巻き込んで一つの呪いのようになっているのはなぜ?」ということだ。

ここで俺は恐ろしいことに気が付いてしまった。
いや、薄々感づいてはいたが目を背けてきていた。


俺もまた、この呪いの一部になってしまうのではないか?と。

この呪いは死者を呪いの一部として巻き込みながら肥大化している。

この呪いに関わって死んだ者はこの呪いの一部となって顕現している。

つまり、「俺も死んだら呪いの一部となって誰かの前に現れる」

その可能性の高さを危惧した。

34: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/18(土) 00:06:20.617 ID:LzDCseGhd
そんな中で俺の危惧を確信に変えてしまうことがあった。

おばあさんの家からの帰り道、シンヤからの電話があった。

「たすけてくれ、ナオキがきた」と。

サエの墓の前でシンヤがお願いした時点で、サエは脱衣所には出なくなったという。

しかし今日、2階の窓から見てしまったのだという。

窓の目の前を真っ逆さまに落ちていくナオキの姿を。

その後、何かが水に落ちるような音がし、慌てて外を確認するも何も落ちてなどはいない。

そもそもシンヤの実家は2階建てでそれ以上上はないし、落下地点に水なんかもない。

シンヤはそういったことが今日だけで何度も続き、あからさまに体調も乱れているとのことだった。

つい先月自殺したばかりのナオキが既に呪いの一部となって現れている。

俺にナオキを助けるすべはなく、ただただ恐怖が膨らむばかりだった。

35: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/18(土) 00:08:18.155 ID:LzDCseGhd
俺はもう日が暮れていることも気にせず、俺はサエの墓がある寺に行った。

そこの和尚さんは今回の件について何か知っているはずだ。

もう相手の迷惑なんて考えている余裕もなく寺に併設している和尚の住居を訪ねた。

結果は門前払い。

俺の顔を見た時点で「帰ってくれ!そしてもう二度と来るな!」と怒鳴られた。

俺も必死に縋り付いたが最後には「警察を呼ぶ」とまで言われて泣く泣く退散した。

死にたくない一心で今度はいつもの神社へと向かった。

36: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/18(土) 00:10:02.117 ID:LzDCseGhd
神主さんを訪ねると、非常に体調の悪そうな神主さんが出てきた。

体調が悪そうだが、こちらもいつ死ぬか分からないような状態。

俺は必死に頼み込んで話を聞いてもらおうとした。

心優しい神主さんはすんなりと俺を受け入れてくれた。

夜中にも関わらず、俺はこと詳しく神主さんにこれまでの経緯を説明した。

説明が終わるころには外は少し明るくすらなっていた。

神主さんはうんうんと頷きながら話を聞いてくれた。

そして神主さんと俺は、ある結論にたどり着いた。

結論とは言っても、ほぼ確実にこれだろう。というだけで予測に過ぎないことは許してほしい。

37: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/18(土) 00:12:49.809 ID:LzDCseGhd
まずはヤジマキヨタダの死について。

戦火であろうと何であっても、炎によって人が死んでしまった地には呪いが残ることがあるという。

その呪いの顕現として現れたヤジマキヨタダはヤジマトシヒコに恨みをもって苦しめた。

そしてその穢れた地で、強い恨みの感情を持ったヤジマトシヒコが自害することによって、ヤジマトシヒコに向けられた呪いの性質が変化。

キヨタダは恨みをトシヒコのみに向けられていたが、トシヒコの恨みはこの国、国民に向けられている。

そこで呪いがトシヒコのみから、国民全員に向けられた呪いとなった。

つまり、「この地に触れた国民を取り込みながら肥大化していく呪い」となってしまったのだ。

最初に神主さんが言った「憑りつかれているような感じはないけど、何か違和感はある」という言葉。

そう、俺は最初から憑りつかれてもいなければ呪われてもいなかった。


俺自身が呪いの一部だったんだ。

俺はもう呪いであり、現象の一つとなってしまっていた。

ただの現象が人間として活動しているのもおかしな話である。

そりゃ生気もなくなる。

呪われた人ならまだしも、呪い自身にお祓いが聞かないのも納得である。俺が祓われてしまうんだから。

神主さんが止めてくれなければ、この場で死んでいたくらいだ。

38: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/18(土) 00:14:48.177 ID:LzDCseGhd
俺は絶望し、死の運命を受け入れた。

見方によってはもうとっくに死んでいるかもしれないが。

家に帰ると俺は風呂場に行った。

風呂場ではトシヒコがブツブツと言っている。

俺はもうこいつの一部であり、こいつも俺の一部だと思うと恐怖はほとんど感じなかった。

トシヒコの言葉をよくよく聞いてみると「苦しめ。そして死ね。」と言っていることが判明した。

なんとも呪いらしい言葉になんとなく納得すらした。

俺はすぐにシンヤにこの結論を報告。

それから一週間もしないうちにシンヤは死んでしまった。

実家のトイレで首筋を切ったらしい。

その後隣に住んでいたOLが失踪していたことも判明した。

おそらく生きてはいないだろう。彼女もまた呪いの一部なのだから。

39: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/18(土) 00:17:00.283 ID:LzDCseGhd
俺も近く、この命を捨てることとなるだろう。

死に場所、死に方はよく考えなくてはならない。

始めに「少しだけフェイクはいれる」と言ったが、そのフェイクの部分ってのが、


【シンヤは自分の体験を友人に話し、友人をアパートへ招いたことがあったそうだ。その友人をここではナオキと呼ぶ。アパートへナオキを招いた際には何も起きなかったそうだ。】ってところだ。

どうフェイクかっていうと、シンヤはナオキをアパートに呼んではいない。

「ナオキにはラインで怪奇現象について伝えただけ」だ。

つまり少なくとも「当事者から話を聞くだけで呪いの一部となる」ってことだ。

和尚さんが一切話を聞こうとしなかったのは、おそらくこれを知っていたから。

神主さんの体調が優れないのは神主さんの下にサエが現れていたから。

話には出していなかったが、店の店長の所にも事故で死んだ3人家族の父親とおぼしき人物が出ているようだ。


当事者の俺からここまで詳しく話を聞いたんだ。


この話をここまで読んだひとは、もうとっくに呪いの一部になってるはずだ。

40: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/18(土) 00:18:36.869 ID:LzDCseGhd
ヤジマキヨタダか、ヤジマトシヒコか、三人家族のうちの誰かか、施設で息絶えた老人か。

もしくはOLか、シンヤか、ナオキか。

これから死にゆく俺か、この話を読んだ誰かか。

呪いの一部となったお前たちの下に近々誰かが必ず迎えに行くはずだ。

眠ろうとするとき気を付けろ。キヨタダがくるかもしれない。

風呂に入るとき気を付けろ。シャワーの音に交じってトシヒコの声がするかもしれない。

脱衣所に行くとき気を付けろ。鏡にサエが映るかもしれない。

車に乗るとき気を付けろ。三人家族の父親も乗っているかもしれない。

ベッドを見るとき気を付けろ。老人が眠っているかもしれない。

窓を見るとき気を付けろ。ナオキが落ちてくるかもしれない。

トイレに行くとき気を付けろ。シンヤがいるかもしれない。

全ての行動に気を付けろ。どこにOLが、俺が、これから死ぬ誰かがいるかわからない。

41: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/18(土) 00:19:56.542 ID:LzDCseGhd
俺の話、長かっただろうけど、なかなか怖かったんじゃないかな。

なんでこの話をしたかっていうと、みんな一緒なら怖くない心理からだ。

呪いの一部としてこれを読んだ人たちに会うのを楽しみにしているよ

43: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/18(土) 01:01:58.079 ID:tntfx4KL0
楽しみにしてるまで読んだ




オカルトランキング




 1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 14:32:19.41 ID:/t5Jk7vj0
ガチなんだ。
毎日つらいから、文章にする。
ここで発散させてくれ。
助けてくれるなら助けてくれ。
しかしどうあがいても、俺がマジキチ扱いなんだよな…



4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 14:32:54.91 ID:JmjCsiMC0
助かりたいなら病院いけキチガイが



5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 14:32:55.39 ID:9F7VTRC+0
こっちくんなよ疫病神wwwwwwwwwwwwwwww



8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 14:33:14.15 ID:P7iyQUEJ0
早く話せよマジキチ



10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 14:33:31.71 ID:mEbNffqk0
お前マジキチだったんか



14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 14:34:14.92 ID:jUjT0T8e0
お前の上司はカーチャンだろ



15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 14:35:57.90 ID:u6KwKU6GP
早く警備に戻れよ



17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 14:36:52.44 ID:Yb9Vsgz60
お願いだから話しかけないで
あとこっち見ないで



19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 14:38:38.50 ID:/t5Jk7vj0
最近仕事がつらい。
業務そのものは好きだし、やりがいを感じている。

つらいのは、俺の上司が原因なんだ。
最初はまあ接客業っていうのもあるし、うちの店の従業員も個性的な面々がそろっていたからこういう人なんだな、苦手なタイプだが仕事だし…しかたない。くらいに捉えていたんだよ。

そいつは35歳位の女で、去年の5月に異動でやってきた。
第一印象は「ぼんやりしていて、素朴な感じ・・・」だった。

話し方は『よろしくお願いしますうぅ~、>>1さんてぇ、いまおいくつなんですかぁあ?』 というような、天然っ子全開風。
声は甲高く、ロリっ子風。

俺はそういうタイプの女が苦手なために(熟女好き)、最初から少し引いていた。



20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 14:39:31.45 ID:H5m9FTqB0
その辺りの話はいいから本題の呪いを先に話せグズ



22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 14:41:56.30 ID:eVFzaVS70
なんでもいいから早くしろ



24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 14:46:08.28 ID:/t5Jk7vj0
わかった。

・こいつがだんだん宗教的な何かを臭わせはじめる
・従業員(俺を含む)達が少しづつ気づきはじめる
・変な歩き方をはじめる
・共同トイレの個室の壁にガムテープ→はがすと謎の呪文
・雨乞いをはじめる
・一緒に滝に打たれにいこうといわれる
・ことわる
・呪い開始
・俺の近くに来ると何かぶつぶつ
・ロッカーから草木の匂い
・俺の周りに不幸多発

こんなかんじか



30: 忍法帖【Lv=10,xxxPT】 :2011/05/12(木) 14:49:25.01 ID:qTZcconz0
呪文うp



31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 14:51:39.76 ID:/t5Jk7vj0
>>30今日は休みなんだ。その呪文も清掃員にさっさと消されていた。

形が残らないような呪いをかけてくるんだよ。
まず呪い以前に、様子がおかしいんだ



37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 14:55:21.93 ID:/t5Jk7vj0
その女は主任で、俺よりも位が一つ上で、ビューティー担当(つまり化粧品担当)だ。
前任者が30半ばの糞ピザメンタルオヤジで、客と従業員からのクレームでそいつは外れることになり、その女が引き継ぐ形で担当になった。

まず疑問なのが、化粧品担当にもかかわらず化粧をいっさいしない。
眉毛はぼうぼう。髪の毛は剛毛でグチャグチャ、それを一本結びにしているんだ。

肌が荒れやすいのか?と思って
「敏感肌用のコスメでましたよね、あれどうですか?」
と問ってみた
『わたしい、化粧水もめんどうだからしないいんですよお』とのことだった。
販売業としてどうなんだ。と俺は凄く腹が立って、それから注意もやめたし、関わるのもやめようとおもった。



41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 14:57:32.80 ID:H5m9FTqB0
そんなすぐ見つかる場所に呪文書かねえだろ
大したことないとは思うが心配なら会社近くの神社に土を掘り返した後がないかどうか調べろ



45: 忍法帖【Lv=3,xxxP】 :2011/05/12(木) 15:00:02.39 ID:m/joJLBTO
>>41
呪いって相手に呪われてるって気付かせなきゃ云々とかよく聞くけど



56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 15:07:50.89 ID:H5m9FTqB0
>>45
本物ならそんなことする必要がない



60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 15:10:41.09 ID:DFIsUC2B0
>>56
本物の呪いってそもそもどういう原理で作用するんだよ
科学力では視認できない異空間の使者と取り引きとか出来るのか?



62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 15:11:50.64 ID:eQUF1tl80
>>56
本物の呪いってあんの?
未だにブーツの似合う黒髪ロング美少女が言い寄って来ないわけだが



48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 15:01:35.81 ID:eQUF1tl80
>>41
マジレスすると見えるから意味がある
一種のプラシーボ
>>1は気にしないのが一番



77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 15:20:25.48 ID:/t5Jk7vj0
俺はオカルト系苦手で、うっかり怖い話とか読んじゃうとお風呂入れなくなる。
だから呪いがえしとかは全く考えてないんだ。
>>48>>52みたいなの凄く心強い(´;ω;`)



78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 15:22:20.60 ID:1eGEB4x80
>>77
単純にお守りとか石とか良いと思うよ
トルコ石は魔を祓う
ラピスラズリは危機回避



96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 15:34:20.66 ID:/t5Jk7vj0
>>78石か…なんかパワーストーンみたいなやつか?
どこで売ってんだろ・・・そういうの信じるのもなんかオカルトみたいでこわいよ´`ビビリなんだよ



97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 15:36:02.16 ID:2qPxfg5e0
>>96
なんかその不幸事はやはり偶然の域を出ないと思うが・・・やっぱ気にしないのがいいよ



50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 15:02:02.25 ID:pvKqnqhj0
待て。ただ単に>>1がマジキチってオチも考えられる


51: 忍法帖【Lv=9,xxxP】 :2011/05/12(木) 15:04:20.87 ID:Vk48W3Us0

人を呪わば穴二つという言葉があってだな
52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 15:05:02.11 ID:9DLmcZnO0
呪い返しがあるから問題ない
もし呪ってるのが事実であればその女は近い内に死ぬ
>>1は今だけ我慢してればいい



77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 15:20:25.48 ID:/t5Jk7vj0
>>52みたいなの凄く心強い(´;ω;`)



53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 15:05:22.59 ID:/t5Jk7vj0
勤務態度もめちゃくちゃで、13時出勤の時に(原則30分前には出社)
『おはようございますうう。バスがあ、祝日と勘違いしちゃっててえ、おくれますう』と13時に連絡が来る。

これはいくら上司でも…と思い、
「今電話もらっても・・・どこからどこまでのバスが遅れちゃったんですか?」
『おうちからあ、最寄駅までのばすですう』
じゃあもっと早く連絡できんだろこのクソミソカス人間が^^

というわけで女出社→全身ベージュで靴は小学生のスニーカーのようなもの
『あ、おはようございまあす。』
「早く着替えてください^^」
『こわあいい』→なんかにつまずきバッグ落とす

中身ゴミだらけ・・・ハブラシとかそのまま突っ込んである。
あとガムテ。(このときはなんで?くらいしかおもわなかった)



55:忍法帖【Lv=96,xxxPTA】:2011/05/12(木) 15:05:30.01 ID:ZvH5GW3S0
呪いの種類にもよる?
そこは全然詳しくないし、あんまり信じてないがあると過程した方がいいな。

つか、>>1がマジキチパターンもあるwww



64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 15:13:23.27 ID:IdgyR2lH0
書くのが遅いな…呪いだけに



66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 15:13:50.95 ID:pvKqnqhj0
>>64
クソ



72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 15:16:14.62 ID:56KaffzpO
>>64



65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 15:13:29.37 ID:1eGEB4x80
呪い関連なら結構場所も重要
何県?



73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 15:17:22.48 ID:/t5Jk7vj0
>>65都内
本当だよな・・・良いところもあるんだけどな。



67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 15:13:55.31 ID:+iqz4O2ZO
しかしそんなキチガイ女が上司なんて終わってるなその会社



73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 15:17:22.48 ID:/t5Jk7vj0
>>67本当だよな・・・良いところもあるんだけどな。



69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 15:14:45.93 ID:/t5Jk7vj0
仕事の事を聞いても、『それはあ、ううんと・・・==さんに聞いた方が…』と何の役にも立たない。
ベテランの熟女(俺はこの人大好き)に相談してみた。

「俺正直・・・女主任さんと仕事するのつらいっす」
熟「・・・。そうよねえ。あの子前もこの店にいたけど、その時はあんな感じじゃなかったんだけど…」
「・・・最近、歩き方もおかしいですよね?」
熟「あ。そうよ。あの子ね、『踏んで良いところと、駄目なところがあって、それをよけてるんです』って。」

ぴょんぴょんと大股小股で歩く様は本当におかしかった。さすがに本人に聞けなった。
熟女ねえさんのその言葉を聞くまでは、「股でもかゆいのか?やっぱ不潔そうだしなwwwww」くらいに思っていたが…



83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 15:23:18.00 ID:D5gEnMS30
>>69
その上司、強迫性障害かもしれない
自分ルール作ってそれを実行しないと悪いことが起こるとか考えちゃう精神の病気



85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 15:24:56.66 ID:2qPxfg5e0
>>83
だよな
いずれにせよ精神科で診察受けてもらわないとやばいレベル

関わらないのが一番
でないとメンヘラうつるぞ・・・



96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 15:34:20.66 ID:/t5Jk7vj0
>>83うわわわ!それ!もしかしてそれかも・・・うわあ初めて知ったけど・・・
それってどんなことが原因でなっちゃうんだろ・・・



86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 15:25:22.87 ID:eQUF1tl80
>>69
変な歩き方って反閇じゃね?
で、遅刻した理由も方違えか物忌みやってたか
その上司陰陽ババアな気がする



87: 忍法帖【Lv=3,xxxP】 :2011/05/12(木) 15:26:18.79 ID:m/joJLBTO
>>86
なにそれkwsk



92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 15:30:38.27 ID:eQUF1tl80
>>87
反閇は魔を寄せ付けない歩行法
方違えは不吉な箇所を避けて目的地へ行く方法
物忌みはお外が怖いから引き篭もるニート法



88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 15:27:01.54 ID:1eGEB4x80
>>86
俺も反閇な気がした
でも職場に結界張ってどうすんだと…



96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 15:34:20.66 ID:/t5Jk7vj0
>>86こわい



79: 忍法帖【Lv=3,xxxP】 :2011/05/12(木) 15:22:21.21 ID:m/joJLBTO
全面アルミホイルで包んだコート着るといいよ



96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 15:34:20.66 ID:/t5Jk7vj0
>>79なにそれあつい



100: 忍法帖【Lv=3,xxxP】 :2011/05/12(木) 15:38:30.45 ID:m/joJLBTO
>>79は映画「ノロイ」のネタ。
呪いと言うか一種の風水みたいな感じで
玄関の方に鏡を向けると良いって何かで聞いた事あるよ



84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 15:23:51.76 ID:56KaffzpO
不幸多発って具体的にどんな感じ?



96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 15:34:20.66 ID:/t5Jk7vj0
>>84友人が事故、親戚が亡くなる…、職場の好きな人が持病発作で倒れる、俺骨折、母ぎっくり腰



90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 15:27:55.52 ID:/t5Jk7vj0
また別の日、事務所と倉庫に行くエレベータの前で女主任をみかけた。
俺は資料とかをもってお昼にいこうとしていただけなので、物音がしなかったらしく女主任は気づいていないようだった。

例の歩き方で前まで行き、上ボタンを押し、待機・・・しかしおかしい。
思いっきり足をひらいて、何かをまたぐようにして待機してる。

「????・・・女主任さん、お先お昼いただきます・・・ね?」
『あっ。いってらっしゃあい。。^^』しかしポーズはかわらず…
しかたなく一緒にエレベーターに乗り込んだ。



91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 15:30:31.99 ID:1eGEB4x80
>>90
想像したらワロタ



105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 15:42:29.02 ID:/t5Jk7vj0
で、その時もそうだったんだが、その女主任と一緒に移動する時必ず
『先にどうぞお』って、ドアを開けて先に入れてくれるんだ。

「俺の方が下っ端なのになんでだ?まあ俺の方が仕事出来るから気遣ってるのかwwwww」
くらいに思ってた。
一度、
「そんなそんな!女主任さんさきにどうぞどうぞ!!!wwww」
って無理やりかわろうとしてみた事がある。

そのとき、必死でドアの淵をおさえて『いいんですいいんです!!!先にどうぞ!早く!』と言われ、なんかキョトン?って感じになったからまいいかと部屋に入った。



118:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 15:57:00.69 ID:/t5Jk7vj0
『そんな、気遣わなくて良いですから、ね』
「ああ、はあ、すんません。ありがとうございます。」
この行動は、俺の時だけじゃなかったみたいで、熟女の姉さんも気になって問いただしたらしい。
その時の答えが、
『ううんと・・・部屋に一番最初に入る人には、邪の念がふりかかるんです・・・。
あ、けどぉ、熟女姉さんの時はぁ、私が大丈夫と思ったから、ただ敬ってドアを開けただけなんですう。』
ちなみにこいつはかなりの媚売りだ。

「熟姉さんはそれきいて、どう思ったんですか?;;;」
熟「いや、なんていうか笑っちゃたわよ・・・(笑)変な子だよね。人に教える能力もないし・・・ >>1君は今色んな事を吸収したいときだろうから、イライラするのもわかるよ。また何かあったら、相談してね。抱え込んでちゃだめだよ!」

姉さん・・・・・・ふぅ



119:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 15:58:15.07 ID:eQUF1tl80
>>118
それで呪いも吸収しちまったわけか
殊勝な奴め



121:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 15:59:48.68 ID:1eGEB4x80
>>118
熟姉さんがどれだけ熟れているかが問題だ



140:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 16:25:19.52 ID:/t5Jk7vj0
ちなみに
>>121熟ねえさんは今年40歳のやや熟れ美女だ



125:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 16:07:13.44 ID:/t5Jk7vj0
そしてある日俺がお昼を食べ終え、うんこしに行った時の事。
「いやあ、あの薬きくなあ、いいうんこいっぱいでるわ」
手を洗う

ハブラシを落としてしまって、しゃがんだらふとへんな位置にガムテが貼ってあった。
荷物開けるときに剥がしたやつをここに貼り捨てたな!と綺麗好きな俺は、べりっとはがした。

そしたら、うにょうにょっとしたもじ(なんか草書のような、というかおそらく文字なんだろうと思われる)が水性サインペン?みたいなのでかかれていた。壁の方に。
「えええええええええええなにこれこわいやだおれこういうのむりやだ」
寒気がして、そのままガムテをほっぽってトイレをでた。



126:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 16:08:04.52 ID:nK46LZDd0
>>125
あのガムテか



132:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 16:11:49.36 ID:/t5Jk7vj0
>>126その時は結びつかなかった



127: 忍法帖【Lv=4,xxxP】 :2011/05/12(木) 16:08:28.77 ID:m/joJLBTO
>>125
トイレって男女共用なの?



128:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 16:08:53.67 ID:GrX7bRJQ0
>>127
女子トイレでうんこしてたんだろ



132:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 16:11:49.36 ID:/t5Jk7vj0
>>127共同。
手洗うとこのドアに入ってます!あいてるよ!の掛札があって、それで判断してる



135:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 16:20:15.01 ID:/t5Jk7vj0
パニックだったから、とりあえず誰かに言おうとおもって店に出て行って熟女姉さんに駆け寄った。
「あああああのjk:dh、トイレさd:gfsで、うんこしてて。fsg」sあのお札じゃない、ちがう、なんだろガムテ?ガムテが」

周りの客騒然。
俺についてくれてた常連さんもいたが、半笑い。
もうひとりの従業員はえ?え?みたいな感じで、けど接客を続ける。

俺はそこではっとして、「申し訳ありません。大変お見苦しい姿を・・・」と頭を下げる。
常連さん「どうしたの>>1君(笑)うんちとか言っちゃだめよ!wwwwww」
「いやあ。すみません・・・虫がでまして、僕苦手なのでパニックになりまして・・・。」
常連さん「なに、かわいいwwwww」

とりあえずその場はおちついた。



136:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 16:20:32.17 ID:vDyo/pYg0
しかしどうあがいても、俺がマジキチ扱いなんだよな…

ってのはどういう意味?



139:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 16:23:27.66 ID:/t5Jk7vj0
>>136
その女主任が店長や熟女姉さんを味方につけ始めていて、俺が呪われてるんだあああって騒いだところで・・・って意味だった。

とりあえず現状は、女主任は天然ちゃんでおっちょこちょいみたいな位置についてやがるんだ。

決して女便所でうんこしててはぁはぁみたいなことじゃない。



141:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 16:25:43.81 ID:1eGEB4x80
>>139
お前が偶然見つけただけじゃないの?



143:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 16:28:43.05 ID:2qPxfg5e0
>>139
他の人たちは防衛本能で深く考えてないだけじゃないのか
>>1もそうするのがいいんじゃないのか
得体の知れない不気味なもんより天然ってことにしといた方がカド立たないし
仕事に影響出始めたら黙ってないだろうけどな



146:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 16:29:50.41 ID:eQUF1tl80
>>139
正直お前は少し落ち着いた方がいい。普通呪われたなんて叫ぶ奴いたら誰でも引くだろ。
ゲームでもやって心休ませろ。オススメは零。カメラで人物や建物等を撮影するゆるいゲームだから是非やってみると良い。



148:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 16:32:19.87 ID:vDyo/pYg0
>>146
おいwwwwwそれは逆効果だろwwwwww



150: 忍法帖【Lv=26,xxxPT】 :2011/05/12(木) 16:33:27.07 ID:IvhQxsAz0
>>146
紅い蝶だとパンチラも撮れるよ!!!!
刺青は普通にエロい



142: 忍法帖【Lv=4,xxxP】 :2011/05/12(木) 16:26:50.95 ID:m/joJLBTO
そりゃいきなり
「私この人に呪われてますっ!!」
って叫び出したら皆ドン引きだろ
普通の人間なら呪いなんて信じないだろうし

靴に画鋲入ってたとか実害があるのなら信じるだろうけど



144:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 16:29:39.88 ID:/t5Jk7vj0
けどあまりの姿に、そのあと熟姉さんが休憩室に来てくれた。
熟「はいるよー。・・・・さっき、大丈夫だった?(笑)」
「ああ、本当、すみません;;;;もうしわけありません・・・・」
熟「ほら、ゴキジェット持ってきたから、ちょっとまいてきてあげようか?」
「いや、あの・・・・ゴキじゃないんです・・・」
熟「??たいがいのならこれで大丈夫だよ」
「いや・・・」

本当にゴキでぱにくったと思われていたらしいが、姉さんをトイレまで案内した。



147: 忍法帖【Lv=4,xxxP】 :2011/05/12(木) 16:30:42.82 ID:m/joJLBTO
>>144
そしてレイプか……ドン引きです……



157:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 16:40:21.11 ID:/t5Jk7vj0
>>147ねえよwwwwwwwwwwwwwwwwwww



145: 忍法帖【Lv=4,xxxP】 :2011/05/12(木) 16:29:43.03 ID:m/joJLBTO
女主任 ちょっと気持ち悪いけど別に実害無しだから放置
熟女・その他 >>1がくだらない事で騒いで会社の規律を乱そうとしてるバカ

って扱いだろうな



157:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 16:40:21.11 ID:/t5Jk7vj0
>>145ああ・・・まさにそんな感じ。



149:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 16:33:15.71 ID:2qPxfg5e0
被害妄想に取り憑かれてるな>>1
落ち付けよ
んでもって深入りするなよ



157:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 16:40:21.11 ID:/t5Jk7vj0
>>149もともと被害妄想というか自意識過剰なとこはあるかもしれん´`



151:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 16:34:02.72 ID:E1vcOCRu0
>>1から雌の匂いがする
男なのにこんなの気にしてるなら>>1も頭おかしいレベル



157:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 16:40:21.11 ID:/t5Jk7vj0
>>151もともと被害妄想というか自意識過剰なとこはあるかもしれん´`



155:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 16:37:16.20 ID:/t5Jk7vj0
俺本当にビビリだから、姉さんに先に入ってもらって
「あの、そこのしたんとこの・・・手洗うとこのしたんとこの・・・」
というふうに、外から場所だけ示した。
熟「ああ、何これ?・・・・なんか気持ち悪いね。とりあえず・・・どうしよっか・・・明日になったら、清掃員さんくるだろうし、それまではこのままにしとこ。なんか嫌な感じ。」
という言葉に従った。

このあたりから、もしかしたらあの女主任、呪いとかかけてる・・・?と考えるようになってきた。
ただだらしなくて変な女、じゃなくて、なんかもう異様な雰囲気を感じてたんだよね。



156: 忍法帖【Lv=4,xxxP】 :2011/05/12(木) 16:39:47.07 ID:m/joJLBTO
>>155
そこで呪いに繋げるならちょっと被害妄想ヒドいな。
普通に考えればその女主任がトイレに良くないモノが居たから呪文書いてガムテープ貼っただけとか思うだろ



158:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 16:40:35.20 ID:1eGEB4x80
なんで自分が呪いの対象だと思ったんだよwww



163:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 16:43:07.28 ID:/t5Jk7vj0
>>158
確かにそうだよな…。
なんかその時は俺にってよりも、そういう悪い方の事をしてるんじゃないかって思ってた。
祓うとかそっちには結びつかなかったんだよ



159:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 16:41:29.39 ID:GrX7bRJQ0
思った以上にどうあがいてもマジキチだった



160:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 16:42:02.07 ID:D5gEnMS30
変な女と出会ったり身の回りで不幸が起こったりする
お前にとって今年はそういう年なんだよ
呪いだ、これからどんな不幸が起こるんだとか思ってると本当に呼び寄せるぞ



166:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 16:46:43.51 ID:/t5Jk7vj0
>>160
あんまり俺自身は呪いなんじゃ・・・とかは考えてない。信じてないし。
ただ変な女に気味悪い動きをされて困ってる…しかも周りに嫌な事起きる…
会社はそんな奴を主任でいさせる・・・もういやだあって感じだ

だから発散させてもらってる



168:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 16:48:27.33 ID:1eGEB4x80
>>166
直談判できないほど立場弱いの?お前さん何歳?



161:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 16:42:32.03 ID:9+3ukTBl0
とりあえずVIPに相談してないで本気で呪われてると思ってんならネットなり雑誌なりで呪い専門のとこかどっか寺にでも行ってこいよ。



166:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 16:46:43.51 ID:/t5Jk7vj0
>>161
あんまり俺自身は呪いなんじゃ・・・とかは考えてない。信じてないし。
ただ変な女に気味悪い動きをされて困ってる…しかも周りに嫌な事起きる…
会社はそんな奴を主任でいさせる・・・もういやだあって感じだ

だから発散させてもらってる



173:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 16:50:39.60 ID:7Pqc0zTyO
>>1八尺様って人に相談してみるといいよ
ググってみて



183:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 16:55:47.74 ID:/t5Jk7vj0
その翌日、熟姉さんが取り付け型のカギを買ってきた。
店長に、
「もしかしたら変な人がトイレに出入りしてるかもしれない。鍵をつけて、番号をみんなしか知らないようにしたい。」
といって、防犯のためということで鍵が設置された。
その後も週に1回位その文字を見つけるようになる。

あの時、ガムテをバッグに入れて持ち歩いていた主任の事を思い出して、ああ、なんかこういう事やるためだったのかな。
きもちわり。くらいに、最初の時よりも落ち着いてきていた。



184:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 16:57:22.49 ID:1HOAAnXz0
>>183
清掃員が来る日って固定なのか?



206:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 17:37:39.00 ID:/t5Jk7vj0
>>184固定だぞ



189:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 17:03:09.67 ID:8cQ7Jvjt0
会社の物に落書きしたら犯罪だろ
とりあえず、そいつが書いてるって証拠を掴まないと



206:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 17:37:39.00 ID:/t5Jk7vj0
>>189滝滝言い始めたあたりから落書きは無くなった



195:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 17:15:07.96 ID:/t5Jk7vj0
そんなことも当たり前になってきたある日、本部のお偉いさんが店を視察に来た。
審査というか、日ごろの業務の事などを話していた。

そうしたらその主任が飛んできて、『あ、おはようございますう。あの、手伝いますう。』っていつも通り媚売りを開始した。

けどあまりにもついて回ってたから、
「あれ、なんなんですかね?」
って他の社員に聞いたんだ。

A「ああ、なんかねあのお偉いさん。自分で講義?みたいな事やってて、弟子が何十人もいる位の人なんだって」
「????なにそれ、宗教?」
A「う~ん?なんだろうな。まあ良い人だよなあのおっさん」
「まあ。いい人だよな・・・」

色々話を聞いてみたら、その人はなんかスピリチュアルな方らしく人のオーラなんかが見えるらしいんだ。
それで、主任はついてまわってたらしい。なんとかして自分の事を見てほしかったらしい。

『私の家系ってえぇ、呪われてるんですよお。だから見てほしいんですよお』って縋ってた。
その人はなんか渋い顔をして、
「そうかそうか、君は周りの人間に救われたね。良い人たちと仕事が出来てよかったね。」
と言っていた。



196:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 17:19:09.90 ID:1eGEB4x80
どういう職場だwwwww



199: 忍法帖【Lv=4,xxxP】 :2011/05/12(木) 17:21:58.91 ID:m/joJLBTO
なんかもう色々ヒドすぎて何も言えない……



203:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 17:27:28.22 ID:1eGEB4x80
やっぱり女主任の厄を>>1がうまい具合にうけてるんだろう



206:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 17:37:39.00 ID:/t5Jk7vj0
>>203それってやだな・・・



204:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 17:34:34.59 ID:/t5Jk7vj0
そのおやじが本物だったかどうかはわからんのだが、俺はそいつに
「君はガンバリ屋さんだ。だけど気負いすぎたら駄目だよ。大変だけど、幸せになれるよ」
って言ってきた。

帰り際も俺にだけ手を振ってにこにこしていた。
主任は避けられていた。
『いいですねえ、あいさつされて。』
「いや、あいさつは普通ですよ!(笑)」
『わたしされなかった』
「いやいや、たまたまで・・」
『わたしされなかったもん』
「いや、なんか、すみません・・・」
『・・・』

またぴょんぴょんと他の作業に戻って行った。



209:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 17:41:23.98 ID:BaDBv9xD0
>>204
お前お偉いさんにそんなこと言って大丈夫なのかよ…



211:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 17:44:11.01 ID:/t5Jk7vj0
>>209
うわwwwwwwwwwまちがえたwwwwwwww
そいつは俺に、なwwwwwwwwww



208:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 17:39:50.86 ID:4gVsKGMG0
ぴょんぴょんとかwwwwうさぎかよwwww



212:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 17:44:48.24 ID:/t5Jk7vj0
そしてそれから数日たったある日、熟姉さんから話しかけられた。
熟「あのさあ、あたし、主任さんに『滝に打たれに行きましょうよ!!!』って言われたんだけどさ・・・(笑)」
「えっ;;;なんて返したんですか?」
熟「寒いからいやよ!!って言ったわよ(笑)」
「はあ・・・(笑)」
ついに滝か・・・と思っていたら、俺にも来た。

『>>1さあん。なんかこの頃眠たそうですね^^』
「まあ、ちょっと疲れてるかもですね・・・。じいちゃんの介護もあるし・・・」
『ですよねですよね!!やっぱりいぃ、一度すっきりしたほうがいいと思うんですよお。』
「大丈夫です。うんこもしっかりでてますし、健康ですwwwwwwww」
『ううん、だめ!だめだめ!!』
『一緒に行くんで、滝に打たれた方がいいです!』
「(';')!?」
「いやいや、寒いんでいi…」
『大丈夫です!!!行きましょう!!!』
「いや無理です!!!!だってプライベートですから!!!従いませんよ!!!」
『・・・・・・すみませんでした』
ぴょんぴょん

本当に凄い剣幕だったから本当に引いた



215:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 17:51:28.77 ID:BoGq1ic5O
ぴょんぴょんてなんなんだよ
なんかそっちのがホラーだろ



218:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/12(木) 18:01:43.37 ID:/t5Jk7vj0
おなかすいたからご飯食べてくるよ

なんかこんな愚痴話にみんな付き合ってくれてありがとな。



219:忍法帖【Lv=96,xxxPTA】:2011/05/12(木) 18:04:36.77 ID:ZvH5GW3S0
>>218

そう言って>>1は帰ってくる事はなかった。
風の噂で>>1は「呪いだ、あいつが来る」と周囲に漏らしていたらしく、それからは今も行方位知らずだと言う。

そう、今もどこかを歩いている。妙な歩き方をしながら…。









オカルトランキング



322 継呪の老婆 sage New! 2005/12/04(日) 15:54:04 ID:orhP/4If0
東京の自宅に戻る上りの新幹線の中で、私は、昨晩から今日にかけての
出来事を思い返し、憂鬱になっていた。ハンドバッグから、ベッコウの髪留を
取り出し暫く見つめていると、涙が溢れ止まらなくなった。
幼馴染で親友でもあったトモに最後のお別れをするために、とある海沿いの
小さな温泉町に行っていた。私にとってもその町は故郷だ。髪留めをくれた、
トモのお母さんの言葉を思い出した。

「トモちゃんとずっと仲良くしてくれてありがとう。あの子は、サトちゃんが
いるから、仕事は大変だけど東京の生活にも耐えられるって、いつも・・・」
トモのお母さんは、涙でそれ以上言葉を続けることができなかった。
最後に、この髪留を差し出して、私に告げた。
「お友達には、あの子の遺品をあげているの。これは、あの子が最後の日に
身に着けていたもの。是非、サトちゃんに持っていて欲しいから・・・。」

 
ふと、最後にトモと会った晩の光景が浮かんだ。深刻な顔で、彼女が、
泣きながら私にしがみついていた・・・。翌日、彼女は遺体で見つかった。
 
トモの死には謎が多い。自室で発見された彼女の遺体は、体中の水分を失い、
まるで何年も太陽に照らされていたかの様に、衰弱し、干からびていた。
 窓の外は、いつの間にか雷雨になっている。暗闇に一筋の稲妻が走った。
(つづく・・・。)


323 継呪の老婆 sage New! 2005/12/04(日) 15:57:41 ID:orhP/4If0
トモは、亡くなる1ヶ月前に帰省していた。彼女は小学校の時に温泉町に
引っ越してきたが、すぐに彼女の父親が他界した。トモの母と父の実家とは
折り合いが会わず、父親の遺骨は分納されたと聞かされたことがある。
私は、そのとき父親の墓参りに行ったというトモの話しを思い出した。

「お父さんのお墓にいってね、お父さんに仕事とか恋人のことを報告したわ。
で、不意に気が付いたの。墓石をはさんで向こう側に、婆さんがみえたの。
お盆で他にも人はいたけれど、気になったのは、その婆さんが私の方を
じぃっと見つめてた事よ。」私の部屋に休息に来たトモは、小さな巾着袋を
取り出しながら、話を続ける。「私と目が会うと、すぐにかがんで、お墓の
前で、ブツブツと呟いていたわ。」トモは袋の紐を解き、中をまさぐる。

「恐怖雑誌の編集なんてやってるからかしら。職業柄ね、ピンときたのよ。」
得意げに言った彼女は、沢山の白い破片とアン肝の干物のようなものを、
袋から取り出し、机に広げた。「私は婆さんに話かけたの。綺麗な髪留めを
手で押さえ、婆さん、ブツブツ言いながら私の顔を見上げたわ。どこかで
見た顔だと思ったら、クラの婆さん。知ってるでしょ?三つ上のクラタよ。
彼のお通夜で会ったわ。」トモが語る。私が怪訝な顔で、机の上の物に手を
触れようとするが、彼女は私の手を掴み、話を続けた。「挨拶をしてお別れ
しけど、何か引っかかったのよね。私の名刺を渡しておいたわ。」
窓を眺め、私は一息つく。気が付けば外は雨になっていた(つづく・・・。)


324 継呪の老婆 sage New! 2005/12/04(日) 16:04:31 ID:orhP/4If0
新幹線の車窓に雨が滴る。私は静かに目を閉じた。死の前日、必死で私に
すがりついたトモは、耳元で何かを囁いた。彼女の手を握り、頷く私・・。
「分かってたよ。トモ。・・・」私は、再び一ヶ月前のトモの話を思い返した。

トモは興奮していた。「その日の夜遅く私の家に来たのよ。あの婆さんが!
私、思わず「ビンゴ!!」って叫んじゃったわ。」タバコを取出し火をつけて、
「婆さんは暫く黙っていたけど、意を決し、私に語り始めたの。」トモは続けた。
トモによれば、老婆の話は次のようなものだった。老婆は、トモを心霊等の
専門家と思って訪ねてきた。有名な霊能者を紹介して欲しいと、頼みに来た。
「わしの一族は、代々この呪いを受け継いできたんよ。」老婆は言った。「けんど、
一族の者は皆死に絶え、もう引継先がないんよ。呪いを引き継ぐのが私んトコの
使命だんべの、途方にくれとったんよ。」老婆は、小さな巾着袋を取り出した。

「もう何日も残っとらんのよ!わしの、すぐ近くまで来とる!」取り乱す老婆を
トモは落ち着かせ、詳しく話を聞きたいと申し出た。老婆は、呪の内容について
語り始めた。「明治時代の初めだったんよ。この集落の浜辺に大きな黒い二枚貝が
流れついての、漁師共がすぐに貝を開いたんよ。食おうと思ったんかの・・・。」
老婆は、お茶をすすって一息ついた。トモには、海の音が異様にはっきり聞こえた
そうだ。まるで、家が海の上を漂っているかのように・・・。(つづく・・・。)


325 継呪の老婆 ◆38avq92H7U sage New! 2005/12/04(日) 16:12:35 ID:orhP/4If0
老婆が話を続ける。「二枚貝の中から一枚の紙切れが出てきたんよ。ほら、神社の
裏に祀ってあんべ?」トモは、小学生の頃遊んだ神社の裏手にある、一枚の額縁を
思い出した。「シノビガタキコノカワキ ウツセニタスクモノナシ コノウエハ 
ジョウドニテ ミタサレントホッス」心霊マニアのトモは、暗記していたこの言葉を
呟いた。「そんだ。んで、そいつが一緒に入ってたんだんべ?」老婆が袋を指差す。
「そりゃ、あれだ。砕かれた歯と、人間の舌の干物じゃ。」老婆の瞳が少し光った。
「どこから来たんか分からん。けんど、これが流れ着いてから集落のもんが次々と
死んだべ?干からびての。きっと禍々しいもんに違いねぇと、わしのひぃ婆が
色んな村に尋ねてまわったんよ。そんで、御崎郷の神主様がお払いしよったんよ。
その後は村人の死ぬ数がへったべ?けんど、完全に呪いを解くんは無理よっての。」
この昔話は、トモも聞いたことがあった。が、呪は解かれて終わる筈だった。

「んで、神主様がひぃ婆に命じんよ。一族で呪いを受け継ぐんさってな?ひぃ婆は
呪いのことを色々聞きまわって、詳しかったで、その一族なら呪いを解く方法を
見つけるかも知れんべってな。呪いを拡散させんためには、生贄が歯の欠片と
舌の干物を飲むんじゃって。歯の破片が全部無くなりゃ、それでもええってな。」
トモが袋を開けると、砕けた歯と舌の干物が入っていた。老婆が言った。「まだ、
50個近くもあんべ?戦前は10年周期くらいじゃった。年老いたもんが、進んで
引受けたんよ。けんど、戦後になって周期がどんどん早くなったんじゃ。仕舞にゃ、
毎年、引受人を選んどった。複数はあかんで、一個しか飲めんべ?わしは呪いを
調べとったで最後に残されたんよ。けんど、わしには引継先がないんよ。解呪の
法もわかっとらん。呪いは、わしが死んだら、また拡散すんべ?また沢山、
人が死ぬんじゃよぉ・・・。」トモは袋を預り、霊能者に渡すと約束したそうだ。
その数日後だった。老婆の干からびた遺体が見つかったのは。(つづく・・・。)
※ちょっと席をはずさなくてはいけないため、トリ付けときます。


332 継呪の老婆 ◆38avq92H7U sage New! 2005/12/04(日) 16:55:45 ID:orhP/4If0
「それがこれなのよ!」私は、トモが興奮を隠せずに言ったのをよく覚えている。
外では雷雨が激しさを増していた。雨粒が次々と現れては糸をひいて消えていく。
ぼんやり窓を眺めていると、車内販売のワゴンが映った。私は、顔色を変えた。
窓に映ったワゴンは、何かが違う。お菓子の代わりに積まれているのは・・・。
トモだ。トモの首、手、足がワゴンにバラバラに積まれていた。口から、紫色の
長い舌がだらりと垂れ下がっていた。私は「んぎぃっ!!」と大声を出し、
座席から飛び跳ねた。ふと我に返った私は、自分に注がれた好奇の目に赤面し、
とっさに、「あの、笹団子をください。」と販売員に告げた。

東京駅までは、まだまだ時間があった。私は、トモが死ぬ間際にかけてきた
電話のことを思い出した。断末魔の悲鳴とともに途絶えたトモの声を。
「もしもし、サト?お願い聞いて!!これじゃ、これじゃぁ・・・・・」
絶叫が響いた。後には、電話の向こうでブツブツ呟く、しゃがれた声が聞こえた
気がしたが、良く覚えていない。考えているうちに、私は眠ってしまった。

夢を見た。それは数日前の現実。私は、耳元で最後の願いを囁いたトモを強く
抱きしめ、微笑んだ。大好きな中国茶を淹れた。白い破片と干物を煎じ、お茶と
一緒に飲み込んだ。トモが涙を流し、繰り返した。「ゴメン・・。ゴメンね・・。」
私は、そっと彼女に口付けて言った。「一人で苦しんだんだね。」そして、トモの
手を握り、囁いた。「分かってたよ。トモ。あの町に代々住む人は皆、知ってる。」
目が覚めた。私は呪いを受け継いでいる。残された時間は少ない。(つづく・・・。)


333 継呪の老婆 ◆38avq92H7U sage New! 2005/12/04(日) 17:04:12 ID:orhP/4If0
真夜中に、私は自分のベッドで目を覚ました。外では今夜も雨が降っている。
灯りもつけず、私は、妙に冷静な頭で思考をめぐらせた。私が生きている間に、
呪いを受継ぐ人を探さなくてはならない。妹のネネとナナ。そして、父の姿が
頭に浮かんだ。母親は幼少に家を出て、その後会っていない。私は首を振った。
家族を生贄に選ぶなど、私にはとても考えられなかった。信頼できる友人を
思い浮かべた。嫌いな人間を騙して飲ませようかと思った。だが、次の犠牲者
を選ぶことなど、とてもできなかった。苦悩の中、悪魔が囁いた。「いっそ、
呪いなんて拡散すればいい。私の死後何人死のうが、知ったことじゃない。」

呪いの影は、一歩ずつ私に近寄ってきていた。最初は、郵便受けだった。
幾つもの歯型の付いた封筒が入っていた。先週は、玄関のドアノブが変形し、
そこに歯型が浮かんでいた。一昨日は、ベッドの木枠が噛み砕かれていた。
私は、寝汗でべたつく体を流すため、シャワーを浴びることにした。考えを
まとめる助けになるかもしれないとも思った。服を脱ぎ、湿った浴室へ入る。
鏡に映った自分の姿を見つめた。「まだ生きている・・。生きている・・。」
思わず私の口をついた言葉に背筋が凍り、急いで髪を洗う。目を開けると、
呪が私の顔を覗き込んでいる。そんな不気味な映像が浮かび、目を堅く閉じ、
私は急いでシャワーを済ませた。脱衣所で、髪の毛を乾かした。その時だ。
鏡越しに何かが目に映った。脱衣所の入口から覗く、白く干からびた顔。
私は目を見開いた。口からは、だらりと垂れた紫色の長い舌が、私の背後へ
伸びてきている。私の絶叫が部屋に響いた。私はうずくまった・・・。
暫く後で目を開けた。顔はもうない。突然、声が耳に響いた。「コノカワキ 
モウ スコシ・・・」。翌朝、私は実家へ向かった。 (つづく・・・。)


334 継呪の老婆 ◆38avq92H7U sage New! 2005/12/04(日) 17:15:58 ID:orhP/4If0
実家に帰った。ネネとナナ、そして父が私を優しく迎えてくれた。親友を
失くした私を心配し、励ましてくれた。「いつでも帰って来い。お前の一人や
二人、いくらでも世話してやる。」いつもは寡黙な父が力強く言ってくれた。
「悩みあったら相談してね、彼氏のこととか、仕事の愚痴とか。」ネネと
ナナが私の背中をたたきながら笑った。結局、家族には、呪いのことは話せ
なかった。私は、呪いを拡散させる道を選んだ。もう、何も考えたくない。
 私は部屋に戻り、荷物をまとめた。家族や友人一人一人に手紙を書いた。
手紙はポタポタと湿っていく。涙で文字も良く見えなかった。やがて、涙も
枯れ果てた。私は、灯りを消してベッドに座り、静かにその時を待った・・。

 
外から、ズリズリと何かを引きずる音が聞こえ、私は思わず飛び跳ねた。
心臓が止まりかけた。そのまま止まってくれればいいのに。玄関の扉が開いた。
呪いが、私の部屋に入ってきた。その正体を見た私は、意外にも冷静になった。
ズルズルと長い舌を引きずり入ってくる白く乾いた顔。恐ろしく、愛しい顔。
「トモ・・・。」彼女はグルリと反転した目玉で私を見つけ、すぅっと私に
近づき、紫色の長い舌を私の口に押し込んだ。立ったまま、石の様に固まった
私は、喉を通る長い舌の感触に身悶えした。私の体内で、その舌がポンプの
ように何かを吸い上げている。あっという間に力が抜けて、意識が薄らいだ。
絶望が、私を包んだ。お終いだ。これで呪いは拡散する。私の瞳に、最後に
映ったのは、トモだった。私の水分を吸い取ったのだろう、彼女の顔は、
元の張りのある艶を取り戻していた・・・。何も見えなくなった・・・。
トモの言葉が聞こえた。「サト。サトは正しい選択をしたよ。ありがとう。
呪にはもう、拡散する力はないよ。飲み込んだ人から人へと、ただ、
受継がれるだけ。」私は安心し、深い眠りに沈んでいった。(つづく・・・。)

337 継呪の老婆 ◆38avq92H7U sage New! 2005/12/04(日) 17:25:06 ID:orhP/4If0
私は、闇の中で眠りについていた。不意に、強烈な渇きを覚えた。急に、
暗闇から引きずり出される。私の喉は張り付いて、一滴のつばも出ない。
私は、舌をたらし、喉を掻き毟って水を求めた。ふと、遠くに人間が見えた。
私は近くの木に噛み付いた。水分は吸えなかった。遠くに見える女。あそこへ
行けば、水がもらえる・・・。数日後、私は女の家の入り口に立っていた。
女の姿が少し大きく見えた。また数日後、私は再び暗闇から引きずり出された。
やけ付いた喉が潰れそうだった。今日は、ついに、女の姿が大きく見える所
まで近づいた。手を伸ばせば届きそうだ。だが、私の手は動かない・・。
「水をください」その一言を伝えたくて、私は、動く部分をとにかく彼女に
近づけた。舌だけが動く。舌を長く伸ばし、必死に女に訴えた。だが、女は
私を救おうとせず、悲鳴を上げて逃げ去った。私は再び闇に引き戻された。
「ドウシテ キヅイテクレナイノ コノカワキヲ イヤシタイ ダケナノニ」
私は、唯一動く舌で暗闇の中で必死に水を求めた。だが、希望は見えている。
「モウスグダ モウスグ ミズヲ モラウコトガ デキル」私は確信した。
苦しみの中に喜びの笑みを浮かべた。

 
ついにその日が来た。私は女のすぐ近くにいる。渇きを潤すことができる
喜びが、私を支配した。怯えた女が、何か言っている。大粒の涙を流して。
「私、死体を見たときに気づいたの。」水分がもったいない。水を無駄にする
この女が私は許せない。「お父さんが、親戚を説得してくれたから。」私は、
水をもらう事を諦めた。水の大切さの分からぬこんな女に頼んでも仕方ない。
そうさ。奪い取ればいい・・・・・。         (つづく・・・。)


339 継呪の老婆 ◆38avq92H7U sage New! 2005/12/04(日) 17:31:39 ID:orhP/4If0
薄暗い部屋。ざわつく風の音。怯える女。私は紫色の長い舌をのばし、女の
口から体内に突っ込んだ。水分が、舌を伝って喉を潤す。永遠の渇きから解放
される快感が、私の脳を支配した。存分に渇きを潤した。女が、床に崩れた。
 
突然、周囲がはっきりと見えた。見慣れた場所。実家。妹のネネの部屋。
見下ろすと、女が干からびて倒れている。女は、今正に枯れようとする喉で
かすれた声を出した。「だい・じょぶ・。ナナも・おと・さんも・・のんだ
・・から。呪は、私・たちで・・引き継ぐ・から・・の・ろいは・・拡散・
させ・・ない・。町・・に・・うまれ・た・・ものの・・宿・・命。」

渇きから解放された私の目に、涙が一気に溢れた。「どうしてなの!!!」
私は、絶望に泣き叫んだ。そのとき、ナナと父が部屋に入ってきた。
ナナが干からびたネネの肢体にすがりつき、泣いた。「ネネ。ゴメンね。私も
すぐに行くからね。寂しくさせないからね。」ナナは、ネネの干からびた口に
何度も水を含ませながら、優しく語りかけた。父も涙を堪え、拳を握った。
「次はオレが行くからな。サト、ネネ。親戚も説得したぞ。それに・・・。」
父の手には、あの巾着袋が握られていた・・・。

私は、理解した。家族が私の遺品を整理した時、袋を見つけ出したことを。
家族が、私同様、集落の呪いを知っていたことを。私の大切な家族は、トモの
語った真実を知らない。正義感から、自ら進んで呪いの罠に捕らわれたのだ。
私は叫んだ。「呪は拡散しない!すぐに袋を捨てて!」しかし声は届かない。
私は巾着袋を取り上げようと、手を伸ばした。しかし、手も届かなかった。
絶望の中で、闇が私に手を伸ばしてきた。家族の姿が遠のく。泣き叫ぶ私を、
暗闇が、再び引きずり戻していった・・・・・。    (つづく・・・。)

341 継呪の老婆 ◆38avq92H7U sage New! 2005/12/04(日) 17:38:09 ID:orhP/4If0
私は、目を覚ました。眩しい光が、私を包んでいた。ふと、暖かい手が、
私の手を握った。視線を上げると、その先には、トモが微笑んでいた。
「おかえり。また会えたね。サト。」トモは、両腕で私を抱きしめてくれた。
私は、涙が止まらなかった。100年の孤独から解放された気持ちだった。
「ゴメンね。そしてありがとう。」トモが言った。周囲に、お婆さんがいた。
ベッコウの髪留めが、老婆の頭を美しく飾っていた。老婆は、トモの部屋で
落としたベッコウの髪留めを大切そうに手でなでて、微笑んだ。よく見ると、
クラタも。その姉も、親も、皆いる。私は、トモを抱き返し、囁いた。
「大丈夫。全部分かったよ・・・。トモ。」私は理解した。もうすぐ、皆、
ここへ来る。ネネもナナも、お父さんも。別れは一寸の間だけ。苦しみと
恐怖を経て、最後にはここにたどり着く。自らを犠牲にし、呪いに対抗した
者は、必ずここにたどり着く。

ふと、父の言葉を思い出した。「親戚も説得したぞ。それに・・・。」そう、
父は言った。「それに、もう生贄選びに苦しむことはないぞ。歯も舌も、粉に
する。町の食堂で、塩や胡椒に混ぜて誰かに食べてもらうから。10年もすれば
全て終わるさ・・・。」私は少し不思議な胸騒ぎを覚えたが、考えがまとまら
なかった。すぐに、そんなことは忘れてしまった。
自らの意思で犠牲にならなかったものは、永遠に渇きの中をさ迷い、新たな
呪いを引き起こしていく・・・。だから、呪はこれからも続くだろう。しかし、
今の私にとっては、あちらの世界の呪いなんて、ちっぽけなことだった。
この場所で、私はみんなと過ごすことができるのだから。




オカルトランキング



460 :本当にあった怖い名無し:2012/08/19(日) 18:35:00.51 ID:QCP4BMYN0
会社の同僚の話
10年前に入社して最初に話して仲良くなったあいつをAとする。

Aは俺と同じようにオカルト好きで、2chのオカ板もよく見ていて面白いスレがあったら互いに教えたりもしてた。
そんなAが自らの家系についての話をしたのは確か入社3年目の集合研修の時だった。
金曜ということもあり、研修に参加したメンバー全員で飲みに行き、終電後の3次会だか4次会にも10人くらいが
参加してた。
俺やA以外にもオカルト好きな奴が居たせいもあってか、いつの間にか怖い話に花が咲いてたんだが、その時Aが
怖い話なのかどうなのか微妙に判別がつかないような、自身の話をしたのだ。
曰く、『うちの家系は多分呪われている』と。
多分ってなんだ、とツッコんだ記憶があるのでだいぶ酔いも覚めた朝方の事だったと思う。
詳しい話を聞くと、『うちの家系では跡継ぎである子供が産まれてからすぐに必ずうちの家系の方の親が死ぬ。』
『俺の親父も俺が産まれた数日後に死んでる。』などと言い出し、皆に「偶然だろ」とこれまたツッコまれていた。
だが彼が言うには『祖父も曽祖父も高祖父も皆子供が産まれて一週間と経たずに死んでる』と。
なんでも半年ほど前に亡くなった祖母の遺産相続関係で戸籍関係の書類を漁っていて気付いたそうな。
これが作り話ならこんな中途半端に怖いかどうか悩むような話はしないだろうし、しても例えば先祖が誰かを惨殺
して呪いが…とか、田舎におぞましい古物が…とか言い出すだろうからと、まあ事実ではあるんだろうが偶然なん
だろうな、ということでその時は片付けていた
だが当然の事ながら、当事者たるAからすれば有耶無耶にしていて済む話では無かったんだろう。

461 :本当にあった怖い名無し:2012/08/19(日) 18:35:41.70 ID:QCP4BMYN0
それから2年後、そんな話もすっかり忘れた頃にAの彼女(Bとする)から相談を受けた。
Bは同じ会社の1年後輩で、主に俺と同じプロジェクトで仕事をしていたので、会社ではAより俺と話す事のほうが多
いくらいだった。
Bの話によると、Aの子を身篭ったと。
しかしAはその話を聞くと断固として「堕ろせ」と主張して憚らず、喧嘩している最中だと。
その話を聞いてAの家系についての話を思い出したが、流石にBにそんな話を直接しても仕方なかろうと思い、その次
の日にAを飲みに誘って話をすることにした。
Aは浮かない、というか青ざめたような顔をしていた飲みの誘いにも乗り気ではなかったが、「Bから相談を受けた」
と告げると納得したように頷いた。
チェーン店を避け、割と静かな居酒屋のカウンターに並んで座って問い詰めると、Aは「そういえばお前には話した
もんな」と言って、「色々考えたが俺はまだ死にたくない。Bには悪いとは思っているがどうしても堕ろしてもらう。
付き合っていたらまた同じ事になるのは目に見えてるからこの話が済んだら別れる」と言ってきた。
いくらオカルト好きとは言え、Aの話を完全に信じていたわけではなかった俺は、きっとノイローゼ気味なんだろうと
思い、その場では変に刺激しないほうがいいと思って話はそこそこで切り上げて仕事の話や趣味の話で気を紛らわせ
ようとした、
Bにはどう報告するかな…などと考えつつも終電前に居酒屋を出て別れ、その日は家に帰った。
翌週、Bから話を聞かれたが「何やらノイローゼっぽい」「マリッジブルーみたいなものじゃない?」くらいの曖昧な
返答に終始した。
Bに、Aが話したそのままの話をする気にはなれなかったのだ。
ただ「精神的に参ってるみたいだから、場合によっては家族に相談したりするくらいは考えたほうが…」みたいなアド
バイスとかはしていた。
その後しばらくして、Bは異動で別プロジェクトかつ別拠点になり、なかなか話をする機会が無くなった。
Aもさらに別の顧客先に詰めていたこともあり、この話をする事はしばらく無かった。
462 :本当にあった怖い名無し:2012/08/19(日) 18:36:18.49 ID:QCP4BMYN0
それから一ヶ月後、久々にBの姿を本社で見た。
休憩室の椅子に座って項垂れていたBは俺が挨拶をすると顔を上げ、「Aが自殺未遂をしてしまって意識不明の重体にな
っている」と告げた。
Aの精神は日に日に参っていったそうで、脅すような口調で「堕ろせ」と迫っては我に返ったように謝罪するといった
事が増え、それがピークに達した日、眠っているBの首を絞めたそうだ。
目を覚ましたBがAの手を振り払おうとするとAはすんなりと手を離したが、すぐに部屋(Bの部屋に泊まっていたそうだ)
から出て玄関から飛び出し、走り去ってしまった。
流石に警察に話すか病院に連れていくべきか、などと考えながらも放ってはおけないと思い、探しに出たが既に深夜で
あり、見つけるのも困難だと判断したBは翌朝を待って、まずはAの自宅に向かった。
合鍵で玄関の扉を開け、ワンルームの部屋を覗くと、部屋の中央にAが倒れていた。
すぐ横に薬瓶が転がり、微動だにしないAがを見て焦り、揺り起こそうとするが返事がない。
慌てて救急車を呼んで搬送されるも意識は戻らず重体の状態が続いている…との事だった。
そこまで思いつめてたのか、と話を聞いていた俺も自責の念に駆られたが、あの時点であれ以上俺に出来た事があった
とも思えず、Aの快気を祈るしか無かった。
が、俺やBの祈りも虚しく、Aは植物状態(Bからの又聞きで詳しくは分からないが、あるいはそれと同様の状態)のまま
目覚める事は無かった。
そんな事件があったもののBのお腹の子はすくすくと育ち、無事に出産を迎えられそうだ、との話を聞いて俺は複雑な気
分になった。
まさか子供が産まれたらAが死ぬ…?
だがBに妙なことを吹き込んで万が一流産でもしてしまったらそれこそどうしようもない。
結局このことについてBには話せないまま時は過ぎ、3月の末に無事出産したとの報告をBから直接受けることとなった。
複雑な気分で「おめでとう」と返答のメールを打っている中、上司からの電話が入った。
「おい、お前の同期のA、ついさっき病院で息を引き取ったって…」

463 :本当にあった怖い名無し:2012/08/19(日) 18:37:21.49 ID:QCP4BMYN0
あれからもう4年が経つ。
Bは出産してすぐに仕事を辞め、育児に専念している。
子供の親がAであることについては以前からAの母親とも話をしていたため、育児環境には問題は無いそうだ。
Aの家系についての話は、Bには出来ていない。





オカルトランキング



人を呪わば穴二つ、こんな諺があります。
しかし僕の田舎では、こう言います。
人を呪わば井戸の中…

僕の田舎は、N県の山の中にあります。
本当に田舎で、人口も千人くらいしかいません。
村の人が、みんな顔見知りのようなそんな所で、僕は18歳まで住んでました。

こんな小さな村でも、一年に一回活気づく時があります。
それは、村の神社の祭りです。

その祭りは、神社の隣に祀られてる、井戸のようなものの周りに、一晩中、焚き火をすると言う、まあどこにでもありそうなものでした。
だけど、僕はこの祭りが大好きでした。
なぜなら、一年で一番美味しいものが食べられるからです。

この祭りの日は、僕の父さんも母さんも村の人も絶対怒りません。
何を言っても笑って許してくれるのです。

僕が17歳の時の、この祭りの日でした。
僕の友達のAとBが家へ遊びに来ました。
家族はみんな神社に行っていて留守なので、3人で隠れてタバコを吸っていました。

3人でバカな話をしながら笑っていたのですが、ふいにAが祭りのことについて話出したのです。
A「なぁ、知ってるか?神社の祭りのこと。あれさ、井戸みたいなの祀ってるでしょ、あの井戸さ、地獄につながってるんだってよ」
僕とBは、笑いながら、「マジで!」とか言ってました。

A「いや、ばあちゃんが言ってたんだ…だけど地獄て…笑っちゃうよな。なあ、明日の夜さ、井戸の中、みんなで見に行かないか?」
俺とBは、顔を見合せ黙りこんだ。

するとAが、
A「何お前ら、怖いのかよ!」
そう言って煽って来ました。

なぜこの時、正直に、怖いと言えなかったのか…
Aに煽られ、僕もBもムキになり、祭りの次の日の夜、井戸の中を見ることになってしまいました。

祭りの次の日の夜、僕ら3人は井戸の前にいました。
神社の住職も寝てるようで、神社は静まり返っていました。
僕ら3人は、とりあえず井戸の中を覗いた。
かなり深そうで、奥まで見えませんでした。

するとAが、リュックサックから、ロープを取り出し、
「これで俺を縛って、井戸の中に降ろしてくれ、んで次にBが降りてこい、〇〇(僕の名前)は、とりあえず見張りな。」
僕らは、言われた通り、Aの体を縛り、ロープの端は、近くの木に縛り付けた。

「いくぜ!」
Aがゆっくりと井戸の中へ入って行きました。
と次の瞬間、Aは何かに引っ張られるように、井戸の中へ滑り落ちていったのです…
僕とBは、何が起きたのか理解するのに、少し時間がかかりました。

Bが「Aが落ちた!ヤバい助けなきゃ!」
僕らは、木に縛り付けておいたロープを引っ張りました。
しかしどんなに引っ張ってもびくともしません。
まるで井戸の中から何かにロープを捕まれてるようでした。
井戸に駆け寄り中を覗いて見ました。しかし、暗くてよくみえません。

その時、井戸の中からもの凄い声が聞こえてきました。
甲高い、男が女が分からない悲鳴が…
「キィィィィィァァァァァァ…」
僕ら二人は、その声を聞き、体が硬直したように動かなくなってしまいました。

B「今のAの声だよな?」
僕「分からない…」
B「お前、神社に行って住職呼んでこい!これ絶対ヤバいよ…」
僕「わかった!」
僕は、神社の裏にある、住職が寝泊まりしている家へ走り出した。

家に着くと、やはり眠っているらしく、真っ暗だった。
僕は、玄関のドアを叩きながら、精一杯の声を張り上げた。

「すいません!友達が井戸に落ちてしまいました…助けてください!」
すると家の中で、ゴトゴトと音がし、行きなり玄関の戸が、ガラッと会いた。
「お前!今言ったことは本当か!」
行きなり、不精ヒゲをはやしたおじさんが僕に怒鳴り付けた。

僕「は…はい。井戸の中に滑り落ちてしまって…中から凄い悲鳴がきこえるんです。」
「なんてことをしたんだ…ちょっと待ってろ!直ぐ行く!」
おじさんは家に戻り、服を着替えて出てきた。
お坊さんの正装のような格好をしていた。

「走るぞ!」
おじさんは、そう言うなり井戸に向かって走りだしました。
僕もあわてて後を追います。

井戸では、Bが疲れきった表情で座っていました。多分ずっとロープを引っ張っていたのだろう。
B「もう…Aの声聞こえてこないんだ…」
ガックリと項垂れながらそう呟いた。

おじさんが、でかい声で言った。
「いいか、落ち込んでる暇なんてないんだ!早くしないと、友達は全部持ってかれるぞ。
俺が井戸に入る。お前らは、俺が合図したらロープを引っ張れ!分かったな!」
そう言うと、Aが体に巻いたロープを辿るように、おじさんは井戸に入って行った。

おじさんは、ゆっくりと井戸の中に入って行った。
僕とBは、固唾を飲んでおじさんの合図を待った。

おじさんは、井戸の底に着いたらしく、井戸の中からお経が聞こえてきた。
十分くらいお経を唱えただろうか?
いきなりおじさんの大声がした。

「お前ら、引けええ!」

僕らは、自分達が出せる限りの力をふり絞りロープを引っ張った。
ロープが動く!
さっきまでとは違い、ロープは僕らの引く方へ動いたのだ。

僕らは、一生懸命ロープを引っ張った。
もう少し、もう少し、お互い声を掛け合って。
すると井戸に顔が出てきた。

Aだ!
しかし、僕らは喜ぶ事が出来ませんでした…
Aの変わりように、僕らは言葉を失いました。

体中にお札が張られていました。顔も手も足も…
そして、何かをぶつぶつ呟いているのです。
Aの姿を見て、呆然としている僕らに、おじさんの大声が聞こえてきた。

「おおい!ロープ垂らせ!早くしろ!」

僕は、急いでAの体のロープを外し、井戸へ投げこんだ。
おじさんのお経は、止まずに続いている。
お経を唱えながら、ロープを登っているようだ。

僕は井戸の中を覗きながら、おじさんを待った。

井戸の中のおじさんが見えてきた。
おじさんは、お経を唱えながらゆっくり登っている。

おじさんの足元には、煙みたいなのが、モウモウとしていた。
煙?いや…煙じゃない…
それは、井戸の中いっぱいに隙間なく群がる ″手 ″だった。

「うわああああああ」
僕は悲鳴を上げた。

おじさんが、井戸の外へ顔を出した。
手は?手は大丈夫?
僕はガタガタ震えていました。

おじさんの体が完全に井戸からでた時、おじさんは言いました。
「Aに貼ってある札を全部剥がして持ってこい!いそげ!」

僕とBは、言われた通り、貼ってあるお札を剥がしておじさんに渡した。

おじさんは、それを、お経を唱えながら一枚ずつ。
井戸の中へ落としていった。
最後の一枚を井戸に落とし終わると、おじさんは大きなため息をついた。


そして、僕とBの前にきて、言った。

「大変なことをしたな…Aは肉体は持って行かれなかったが、もう普通に生活することは出来ないだろう。
ここはな、お前達が思ってるような、軽いもんではないんだ。
お前達が、ただの井戸だと思っているものはな、墓獄次穴(ぼごくじけつ)と言ってな、呪いの穴なんだ」

おじさんは、Aを気遣いながら、静かに話出した。

「人を呪わば穴二つ…人を呪う時は、自分と相手の墓穴が必要だと言うことだ。
しかし、この村では、昔からこう言うんだ。
人を呪わば井戸の中…とな。
この辺りは、昔はとても貧しいところだった。
太陽があまりあたらないからだろうな…田んぼも畑も、僅かな実りしかもたらさなかった。
しかし役人達の、年貢の取り立ては厳しかった…
村人達は、ぼろ雑巾のように働かされ、働かされ、役に立たなくなると殺された…
村人達は、自分の運命を呪った。そして、自ら命を絶つようになったんだ。
呪いを抱え、この井戸に身を投げたんだ…
村人の死体は、一つとして見つからなかったと言う。
村人達は、(あの井戸は、地獄につながってるんだ)そう噂し恐れた。
命を絶った村人達の呪いは、役人達にふりかかった。
役人達は、次々と行方不明になった。
井戸に呼ばれたんだろうな…あの手に持って行かれたのだろう…」


手……
僕は、あの時の光景を思いだし、おじさんに聞きました。
「僕も、井戸の中の手を見ました…あれは一体なんなんですか?」

おじさんは、
「俺にもわからん…
ただ、俺の親父がいつも言ってたんだ、井戸の手が全てを持って行くんだと…
井戸の中へ入ったのは俺も初めてなんだ。」

僕は、今初めてきがつきました。
おじさんが、震えていることを…

Bが、おじさんに尋ねた。
「Aは…Aはどうなるんですか?」

おじさんは、
「わからん…本当にわからん。こんなことは初めてだからな。
とにかく、俺の家で面倒を見る。何か持って行かれたのは確かだ…あの姿を見れば分かる。」

Aは、一点を見つめ、ぶつぶつと呟き続けていました。
「朝になったら、お前らの親をここに呼ぶ。それまで、俺の家へ来い!」
僕とBで、Aを抱え、おじさんの家まで歩いて行った。

なんてことをしてしまったんだろう…
二人とも終始無言だった…

おじさんの家に着いた僕らは、おじさんの作った、熱い味噌汁をいただいた。
おじさんは、日が登ると直ぐに、俺とBの両親と、Aのばあちゃん(Aには、両親がいない為)を呼んだ。

Bはこのことがあって3カ月後、この村を出て行った。
僕は、高校を卒業してすぐ、両親と一緒に東京へ引っ越した。
Aは、おじさんの家で今もあの時のままです




オカルトランキング

↑このページのトップヘ