【閲覧注意】怪談の森【怖い話】

当サイト「怪談の森」は古今東西の洒落にならない怖い話~ほっこりする神様系の話まで集めています。 随時更新中!!

カテゴリ: いい話



470:本当にあった怖い名無し:2006/12/12(火)23:39:48ID:dYOO0/mT0
夜に自室の2Fで一人で本読んでたときのこと。
実家は立てた場所が悪かったのか、ラップ現象が耐えんかった。
自分は単に家鳴りだと思ってたんだが、その日はポスターが鳴ったのでおかしいなぁと思っていた。
そのうち外で階段を上ってくる足音がして、兄貴が帰ってきたんだと思った。

けど、階段の足音がいつまで経っても止まない。
さすがに3分も経たないうちに不振に思ってドアを開けて外に顔をだした。
階段には困った顔をした見知らぬお姉さんが立っていた。
「あ、○○さん(兄貴)いますか?」

自分はとっさに、ああ兄貴の彼女かなと思って、
「まだ帰ってないですよ」
と告げた。
「そうなんですか」
と途端にお姉さんはしょんぼりした顔になって階段を引き返していった。

また兄貴は変な人と付き合ってるなーと部屋に引き返したんだが、ふと気づいた。
兄貴、出張中で帰ってくるの二週間先なんだよ。
彼女だったらそれくらい知ってるはずじゃないか?
どうして自分はそれまで兄貴が出張なのを忘れてたんだ?

「帰ってくるまで、待たせてもらってもいいですか?」

背後から声がして、気づいたら朝だった。

目が覚めてから、あれは夢だったのかなーと思ったら、携帯に兄貴から連絡があった。
出たら、幼馴染が亡くなったから、焼香だけでも換わりに行ってくれないかって連絡だった。
(今思うと変な話だって思うんだけど)
仕方なく制服着て、頼まれた住所に行った。

普通、お通夜のある家って、近くになると看板とか立ってるはずなのに、それがなくておかしいなと思った。
住所の家まで来ても、受付も何もなくて、兄貴が住所を間違えたんだと思って携帯をだしたとこで、玄関から出てきたおばさんに声をかけられた。

「○○くん(兄貴)?」
「あ、○○の弟です」
と答えると、○○くんはもう学生じゃないものね、と笑っておばさんは家に招き入れてくれた。
聞くと亡くなった幼馴染の家には違いないんだが、亡くなってもう5年経ってて、葬式には兄貴も参列したという。
仏壇に手を合わさせてもらったけど、写真は見たことない男の人だった。

兄貴にどういうことか電話をかけようと思って、おばさんと少し話をしていたら、母親から電話が入った。
兄貴が出張先で事故に巻き込まれたという連絡だった。
おばさんに挨拶そこそこに飛び出して、母親との待ち合わせ場所の駅で落ち合って、そのまま兄貴の出張先に向かった。

思ったより早くついたけど、兄貴は乗用車の中に閉じ込められてて救出が遅れたらしく、生死の境を彷徨ってた。
医者にも覚悟してくださいって言われた。

母親を支えながら廊下のベンチに座ってる間、なんか変な足音に気づいた。
まだ明るいうちだったから、病院の待合なんて人いっぱいるから、足音なんて普通なんだけど、何故だかその足音だけ変なんだよ。
そのうち聞きなれた音だからって気づいた。実家の階段を上る音だって。

目の前に、家でみたお姉さんがいた。
「まだかなまだかなまだかな」
と繰り返し呟くお姉さんをみて、こいつが原因だととっさに思った。
自分はそいつを睨み付けて
「どっかいけ!」
と心で呟いた。

そしたら声がやんで女の目だけがぐるん、て動いてこっちをみた。
顔がぜんぜんうごいてないのに、眼球だけ、ぐるん、て。
さすがにここで、とんでもない相手をしていると気づいて背筋が凍った。

どうしたらいいのかわからず、しばらく女とにらみ合ってた。
そしたらまた、とんとんとん、て別の足音がしてそっちに視線を向けたら、次に女に視線を戻したときには女の姿はなかった。
どうしたんだろうと思ったら、今度は目の前に兄貴と同じ年くらいの男の人が立ってた。

「あいつに、苦労かけるな馬鹿野郎っていっといて」
というと、コブシでとんとんと二回、自分の頭をこづいて消えた。
亡くなった、兄貴の同級生の顔だった。

兄貴は無事目を覚ました。
あとで聞いたら、兄貴は自分に電話をしていなかった。
着信履歴みたら、確か兄貴から電話があった記録がなくなっていた。

自分が体験した不思議なことを話したら、兄貴は泣いた。




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614 :1/2:2007/08/04(土) 15:28:16 ID:lzIpLcby
去年の今頃の話だが。

その頃俺は、昔のSF小説にはまってた。
ノリが良くて勧善懲悪なところが、何かスカッとして面白くて、復刻版の文庫を買ってきては読んでいた。

ある晩、本を読みながら眠ってしまった俺は、ふと気配を感じて目を覚ました。
部屋の隅に人が居た。
30過ぎくらいの女で、夏なのにセーターと長くて分厚いスカート。壁にもたれて座り、本を読んでいる。
ものすごく驚いたが、寝ぼけているせいか不思議と怖くなかった。
おばさんだが、よく見ると前に見た『アメリ』って映画の主人公に似ていて結構見られる。
何となくぼーっと見ていると、女がこっちを向いて笑った。
「こういうの好きなら○○に聞いてごらん。まだあるから」
そう言って、持ってた本をこちらに見せた。
寝る前に読んでた『スペースオペラ』だった。

そこで目が覚めた。朝になってた。
変な夢だなーと思ったが、部屋の隅を見てびっくりした。
俺のSF本が数冊重ねて置いてあった。そして、一番上に寝る直前まで読んでた本がきちんと置いてあった。


615 :2/2:2007/08/04(土) 15:29:37 ID:lzIpLcby
マジかよ、としばらく頭を抱えたが、ふと気になった。
女が言っていた○○って誰だ?
俺の周りで○○って名前は父親だけだ。
他に思い当たる相手もいないし、早速仕事から帰ってきたら聞いてみた。
一応夕べの文庫本と、姉から『アメリ』のDVDも借りておいた。
最初父は『お前大丈夫か?』という顔をしていたが、本とDVDを見た途端に態度が変わった。
「姉ちゃんか・・・そういやもうじき盆だったな。
 よし、今度の休み墓参りに行くぞ。お前も来いよ」
その姉ちゃんは、正確には父の従姉だったそうだ。
父より10歳近く年上で、良く面倒を見てもらったらしい。
何か変わった人で、本と香水と古い香水ビンが大好きで、35で死ぬまで独身だったそうだ。
だけどすごく優しくて、父も周りの人にも好かれていたそうだ。
母とも仲が良かったらしく、そういえば何か話を聞いた覚えもある。
母が宝物にして飾ってあるビンのコレクションが、その人の形見だったとか。
絶版品で貴重品とか言ってて、昔姉が勝手に触って怒られていた。
「何で俺のとこに出てきたんだろう?」と聞くと父は、
「嬉しかったんだろ。姉ちゃんこういう話好きだったからな」

それから休みになって父の実家に行くと、父の言葉通りに物置からどっさり本が出てきた。
その中に昔のハヤ○ワSF文庫の初版も山ほど混ざってた。
俺の読んでた本もそこにあった。

時々、この人が生きててくれたら、今頃どんな本を読んでたのかと考える。




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407 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/11/04(金) 22:53:41.57 ID:KNpScVl/0.net
人いなそうなんで、これを機についさっき家族で食後のお茶飲みながら改めてオカンから聞いた話。
(書き込むのは初めてなんで、指摘あったらゆってくれ)

もう二十年近く昔で俺は覚えてないんだが、母と俺の体験。
当時自分はまだ小学校の一年坊主で、母とまだアカンボの妹と祖父母と五人、長野の実家で暮らしてた。
(今俺は京都で一人暮らし)

とりあえず当時のことをサクッと書いとく。
うちは母子家庭で、母親が文字通り朝から晩まで働いてた。
当時まだ二十代後半の母は昼は喫茶店で珈琲淹れて、夜は伯父がやってる肉屋の配達の手伝いを自分の車でやっていた。
車がないと暮らしていけない土地だったし年配の人も多かったので、
夕飯時に電話一本でお肉の配達してくれるサービスは今でも喜ばれてる。
オカンは車の運転上手くて全然苦じゃないタイプだから、配達のバイトはガンガンやってたそうだ。
天真爛漫を絵に描いたようないっつもにこにこしたオカンなんだが、当時はまだ若いこともあって、
肉屋の伯父や叔母を始め、親戚や常連さん達から孫や娘みたいによく可愛がってもらってたそうだ。
俺と妹にって、常連さんからお菓子持たされて帰ってきたりもしょっちゅうだった。
今帰省しても、いい地元付き合いだなってよく思う。
とりあえず、当時はこんな感じだった。


408 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/11/04(金) 22:55:45.45 ID:KNpScVl/0.net
それは、オカンが肉屋の配達で遅くまで帰らなかった12月25日の深夜に起こった。
その日俺はオカンの帰りが遅い日なので、妹と一緒に1階の祖父母の部屋で四人並んで眠っていた。
(母がいる夜は2階の寝室で三人で川の字で寝る)
ふと、祖父が目を覚ますと俺の姿がない。
トイレにでも行ったのかと思って祖父がトイレを見に行くがいない。
おかしいと思ってキッチンやリビングを見るが俺の姿が見当たらない。
祖父は急いで祖母を起こしに行って二人で家中を探したがおらず、
もしやと思って玄関を見れば出っぱなしだった俺の長靴がない。
時刻はもうとうに日付の変わった(日付で言えば26日の)夜中の3時前。
祖父母は真っ青になって上着も羽織らず玄関から飛び出ると、子供の足跡がまだ残ってる。
あわてて跡を追えば、山道の方に向かって凍結した坂道を歩いてる俺がいる。
祖父母は夜中だってことも忘れて大声あげて飛んでくと、
パジャマに長靴履いた俺が「おかあさんを迎えにいく」と手に母のジャンバーを持ってはなさない。
何事かと思った祖母だったが、そういえば母が帰っていなかったことを思い出し、
俺に話を聞けば、
夢で、母が道でさむがってる、車がドーン(事故)して動かない、
と言うもんだから、慌てて母の携帯にかけるが繋がらない。
肉屋の伯父にも連絡を取って店を確認すれば、持って帰る予定のガソリン代や、施錠予定の鍵もそのままになっている。
これはと思って警察に事情を説明し捜索を頼んだ所、
1時間後に山あいの道でスリップ事故を起こし、動かれなくなっている母が発見された。
ガソリンが尽きて暖房が切れ、携帯の充電も切れていた為連絡が取れずにおり、
発見が朝まで長引けば最悪の事態も考えられたそうだ。
ここまでのことを、自分では正直よく覚えてないんだが、
街の病院にオカンを迎えに行った時、
泣きながら俺達を抱いて「神様ありがとうございます」とオカンが何度も感謝を述べていたのはうっすら覚えている。


409 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/11/04(金) 22:57:51.32 ID:KNpScVl/0.net
母はその日、24日ほどではないがその日も中々配達の量が多かったそうで、
母が最後の配達を終えたのはクリスマスも残り1時間切った頃だったそうだ。
隣町まで大量のしゃぶしゃぶの肉を届けて、あとは肉屋に寄ってから家に帰るだけ。
連日の大量配達でガソリンが残り少なくなってはいたが、
帰りにはレジに用意してくれてあるガゾリン代を貰って預かった鍵で店を閉め、スタンドに寄ってから家に帰ることになっている。
それより子供とクリスマスを過ごせないのを申し訳ないと思いながら、夜の道を走ってたそうだ。
地元の慣れた道とはいえここ数日降った雪が凍ってて、山際だから坂やカーブもある。
スタッドレスタイヤ履きつつもきちんと安全運転で走ってた車に、
いきなり横の山際から黒っぽい固まり(多分イノシシかカモシカ)が転がり出てきたもんだから、
ぶつかる!と思って咄嗟にブレーキ踏んじゃって、そのままスリップ。
地面滑るように車の顔から路端に突っ込んで、車が動かなくなったそうだ。
幸い怪我が打ち身くらいだったようだし、
とりあえず携帯でサポートセンターと家族に連絡入れようと思って携帯見たら、
朝から持ち歩いて何本も配達電話してた携帯が電源切れてる。
母はこれを見た時は流石に血の気が引いたらしい。


410 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/11/04(金) 22:59:08.63 ID:KNpScVl/0.net
中部とはいえ長野の真冬の夜は外気温が氷点下になることも珍しくない。
空いてる道路を優先で道を走っていた母は、ここがそれほど車通りのない道だということを十分分かっていたそうだ。
年末の夜中、携帯は電池切れ、残り少ないガソリン。
・・・雪国育ちならこの不安多分わかるんじゃなかろうか?
とにかく誰かを呼ばねばならないと、クラクションを鳴らし続けてみるが、反応がない。ないけど鳴らすしかない。
住宅街とは程遠いこともオカンは知ってたから、この時すでに涙目だったらしい。家はまだずっと遠かったし。
家族には「遅くなるから」とだけ伝えてある。
肉屋の伯父叔母は既に帰宅して、店を閉めるのは自分になっているから、店に帰らない自分には気付かない。
幼い俺と妹と一緒に祖父祖母が眠ってしまっていたら、自分の異常に気づく人がいない。
雪降る真冬の長野で、ガソリンも食べ物もない車の中で母の身体じゃまず保たない。
そんなこと考えてるうちにガソリンは切れて、少しづつ車内が冷えていく。
クラクションを鳴らすが人影はないまま。
被れるだけの布を集めて包まっても、寒くて寒くてどうしようもなくなってきて、
携帯の画面は真っ暗のまんま、息だけがどんどん白くなってく。
オカンはあぁ私死ぬかもしれないと思って泣いたそうだ。
せめて最後に子供に会いたい、会ってごめんねを言いたいと手を合わせて、
母が好きでいつも初詣に行ってる諏訪大社に向けて祈ったそうだ。
そうしてるうちにパトカーが向こうからやってきて、自分の名前を確認された。
「ご家族から捜索願が出されて探していました」と言われた時に、
ほんとに死ぬと諦めかけていたオカンは、安堵と感謝で顔を覆ってパトカーでまた泣いたそうだ。
母にとってはほんとに洒落にならんくらい怖かったと思う。
これでしまいです。

さっきお茶飲みながら、クリスマスの夜に日本の神様に祈る所がオカンっぽいな、って家族そろって笑い話にできたので、記念にカキコしてみました。
ホラーっぽさなくてすんません。神様には感謝っす。




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384 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/06/20(水) 17:38
お隣にご夫妻とも全盲のご夫婦が住んでいらっしゃいます。
この話は、ご主人から茶飲み話にうかがったものです。

このご主人という人は、16歳の時に自転車事故で失明されたそうです。
当然、精神的に落ち込んでしまったのですが、
生来の負けん気からすぐに積極的に出歩いて、家に閉じこもらないように頑張ったのだそうです。
急な失明です。目の見えない状況での行動に慣れておられないため、随分危険な目にも遭ったそうです。
しかし周囲の人々の意外なくらい暖かな助けのお陰で、なんとか大過なく過ごすことができたそうです。
例えば電車のホームを歩いているとき、杖が線路側に落ち込んで、その勢いで転落しかかった事があったそうですが、その時は誰かが「危ない!」と警告しつつ裾を引いてくれて、それで助かったのだそうです。

また、交通量の多い車道を横断しているときにも、前方不注意の車に押されて倒れかかったそうですが、これまた誰かが抱きとめてくれたのだそうです。
これら、名も無い人たちのお陰で怪我も無く過ごせ、ありがたいことだと思っていらしたそうですが……。

全盲の生活に慣れた頃、ふとあることを思い出したそうです。
何度か手を差し伸べてくれた人たち、それらの人々が声や手の柔らかさから一様に女性であった事を。
そういえば、声も良く似ていたような気がする。というより、同一人物だった気がする。
そう考えると、ちょっと怖いような気持ちになられたそうです。
なんとなく理解できますね。
決して一定していない出歩き先で、同じ未知の人物に付きまとわれていたとしたら……。


385 :384:2001/06/20(水) 17:39
その頃、あるサークルで出会ったやはり全盲の女性と恋に落ちました。その女性が今のご夫人です。
ご夫人と共に夜を過ごし、四方山話に花を咲かせるようになった頃、ちょっとした事実が明らかになりました。
実はご夫人の方にも同様の体験があり、やはり危険な場面に助けてくれる特定の女性が現れるということが。
お二人には、同一人物のように思われたのだそうです。
しかし、この女性の登場は二人が知り合う遥か以前から続いており、また住所も離れていたので、
同一人物が偶然現れていたとは考えにくいのです。
しかしお二人は、「不思議な事もあるものだ」という程度の受け止め方で、
この女性にとりあえず感謝をされておられたそうです。
ストーカーじゃないか、とかいった方向には考えなかったのですね。
しかし残念なことに、この頃には既にその女性はまったく姿をあらわさなくなっていました。
お二人とも危険な目に遭うことがほとんど無くなったせいもあるのでしょう。
一言、その女性のお陰でつつがなく過ごせてきた感謝を伝えたいのに。
やがて華燭の宴をあげ、お二人は夫婦として共に歩む事になられました。
そして今に至っているというわけです。

このご夫婦には3人のかわいい子供たちがいます。
長女は七つで、とても利発なかわいい子です。
今ではいっぱしの役に立っていて、ご夫婦が外出されるときは、
「おとうさん、こっち!」なんてお二人をガイドしたりして。
後十年もしたら、きっと気立ての良い娘さんになるでしょうね。
「きっとそういうことだったんだよ」と、ご主人は真顔でおっしゃられます。





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特に心霊などはでてこないんですが、母から聞いた不思議な話を投稿させていただきます。

私がまだこの世に生を受ける前、父と母は三毛猫を飼っていました。
名前はミーヤ。
ミーヤは賢い猫で、どこか普通の猫とは違う雰囲気があったそうです。

ミーヤはどこからともなくある日突然やってきて、特に何処かに帰る素振りもなくうちにずっといたので、動物好きだった母が勝手に飼うことを決めたそうです。

そのまま時は流れ、5年後に母が私を身籠り、出産日が近づきました。
父はその日いつも通り会社へ行き、母は家でゆっくりしていました。
予定日はまだだったのですが母は突然破水し、陣痛も始まり動けなくなってしまったそうです。
ああどうしよう、このままじゃ・・・と思っていると、何処からともなくやってきたミーヤが、電話の子機を頭突きのような格好で運んできたそうです(笑)
普通ならびっくり笑い転げるところですが、陣痛でそれどころではない母は病院に電話し救急車を呼び、無事私を出産しました。

産まれたばかりの私を連れて家に帰り、ミーヤに「ありがとう」と伝え、「お前の妹だよ」と私の顔を見せると、ミーヤはしばらくじっと私を見つめ、プイッとそっぽを向き、何処かに行ってしまいました。
母は「ありゃ・・・興味なかったか」と苦笑いしたそうです。
その日からミーヤは突然いなくなったそうです。

実は私は産まれた時からひどい犬猫アレルギー、犬猫喘息で、少し犬や猫を触っただけで全身が腫れ上がり、呼吸困難に陥り、もしかしたら最悪の場合・・・というような状態でした。
ミーヤは、私がそんな病気を持って産まれたことをわかったのでしょうか?
私のために姿を消してくれたんでしょうか?
なんにしても、猫は不思議な力があるんだなと私は思いました。

ちなみに、まだアレルギーも喘息もあるんですが、多少触っても大丈夫なくらいよくなりました。
犬も猫も大好きです(^ω^)
もしまだ元気ならまた戻ってきて欲しいです。
 




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