【閲覧注意】怪談の森【怖い話まとめ】

当サイト「怪談の森」は古今東西の洒落にならない怖い話~ほっこりする神様系の話まで集めています。 随時更新中!!

カテゴリ: 先祖系




まず家の説明なんですが、
母がかなり強い霊感を持っていて
よく本職(霊媒師)の人から
本職にならないかと誘われてるらしい。

そんなもんでうちの家には
母を尋ねて来るご先祖さんが多いらしく
結界の様になって
悪霊等は入って来れない状態だとか。

実際私も少し霊感があり
家の中で何度も良い霊(=ご先祖さん?)を
感じたことがあります。

前置きが長くなりましたが
そんな我が家で起きた2件の悪霊騒ぎを
聞いて欲しくてカキコします。

その日はご飯前、
大体7時過ぎに些細な事から
私は母と大喧嘩しました。

その後お互い無視しあい
ご飯が終わると私はさっさと二階の自室にこもり
本を読んでいました。

するといつもは1時過ぎに寝る私が
10時過ぎに急に意識を失う様に寝てしまいました。

次の日朝、いつもは早く家を出る父が
珍しく家に居て母を看病していました。

聞くと母は夕べの10時過ぎから寝込み、
11時頃いきなり悲鳴を上げ
発作の様なものを起こしたそうです。

日が経ち仲直りもしたある日、
唐突に母があの日の事を話し出しました。

母曰く、うちの家で悪霊に襲われた、
銀色のミイラの様な
干からびた悪霊が足元から這い寄り、
首を締めたと。

母は病弱で月に2~3度寝込む人で、
夜中に具合が悪くなり
家族が看病する事が度々あります。

その時真っ先に気付くのは
大概私で、少しのうめき声でも目が醒めます。

が、その日は朝まで夢さえ見ないくらい
深く寝っていました。

当時私はうちの家で珍しいな、
と思いましたが何か心の隅にひっかかるものがあり
もやもやしていました。

そして3ヵ月程して
またその悪霊が母を襲いました。

前回と全く同じ情況でした。

母と大喧嘩し、
お互いほぼ同時刻に意識が無くなり、
私は朝まで眠り、母は悪霊に襲われる。

そしてうめき声でも目が醒める私が
近所に響くくらいの悲鳴に
気付かない程寝入っている。

この時前に感じていたもやもやが
何なのかはっきりわかりました。

襲っていたのは間違いなく
私の生き霊の様なものだったんです。

自分でも信じられないのですが情況的にそれ以外考えられません。
悪霊とかよりも自分自身が怖くなりました。

昔あった霊障を思い出した時に話し出す母ですが
今だにあの悪霊については
ここに書いた以上の事を話しません。

母は正体を知っているのかどうかわかりません。

が、知っていて
黙っていてくれている気がします。

幸いここ数年間、
あの悪霊は出て来てません。





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617 :可愛い奥様:2012/01/22(日) 19:45:46.57 ID:oKKrBUoE0
私の友人の体験。

その友人はお家の宗教(神道)やご先祖様をとても大事にしてて、毎月月命日にもしっかりお墓参りを欠かさない。
誰とでも仲良くなれる明るい人なんだけど、
そこを逆手に、霊能者とグルになってその人からふんだくってやろうと目論む女性が現れた。
その女性はとても美人で華があったんけど、どうしても何かとっても気持ちが悪くて私は正直苦手だった。
でも友人は純粋に「美人でいい人、あんな風になりたい!」と、交友関係を続けてた。

ある日、友人がその女性と霊能者に診て貰いに行くって言い出して、
なんだか心配だったんだけど、あんまり余計な水を差すのもどうかと思い、
「あらそうなの、良い事言われたらいいね」て流してた。
そしたら予約当日、直前になって友人にキャンセルの電話が入ったそう。
なんでも、その霊能者が急に高熱を出して倒れてしまい、緊急入院。
グルになって友人にマルチビジネスをふっかけようとしてた女性も、
急に家庭の不和や身内に急病人が出て多忙になり、友人とは縁がぶっつり切れてしまった。

先週その友人とランチした時、たまたまその思い出話になったんだけど、
「私ね、あの頃お墓参りに行くたび、ご先祖様と亡くなった父に、
 『正しいことを正しいと、悪いものは悪いと分別出来る目と心を下さい』ってお願いしてたの。
 そしたら夢であなたが私に『そこに行っちゃダメ!』って泣いて止めてきたから、
 ああ、ご先祖さまがあなたの姿を借りて私に警告してたんだなあ、でも予約しちゃったしなあって迷ってたら、
 あの先生が急に倒れたでしょ?ああ、私ご先祖様に守ってもらったんだなあて実感したよ」
って言ってきた。

最近、祈るとか願うってことの虚しさに打ちのめされてたんだけど、
友人の言葉に、ご先祖様がちゃんと守って下さってるんだなあって、勇気と元気を貰ったよ。





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572 :本当にあった怖い名無し[sage] :2009/10/16(金) 12:25:17 ID:oBMalUeI0
時空話になるのかな。もしかしたらオカルトじゃないかもしれないけど許してね。
去年のお盆のことだ。
帰省していたときに近所の従姉と会い、世間話をしながら一緒に歩いて帰った。
俺にとっては久々の帰省で、少し地元の風景も変わっていた。
川原の廃工場がなくなって、ステンドグラスのついた祭儀場みたいな建物になっていたりとか。
話の流れで、従姉に川原の廃工場がいつ取り壊されたのか聞いてみたら、
「工場は今もそのままだ」
という。
どうも俺と従姉の認識が噛み合わないので、工場を確認しにいくことに。
工場のあるはずの場所には、俺が見たとおりの建物があった。
地元民である従姉が工場の建て替えに気づかないはずがない。
よく見るとその建物もおかしい。
俺が地元を離れたのは2年程前なので、新しく作ったならまだそれなりに綺麗なはずだが、見るからに築10年は経っている。
謎の建物の入り口はガラスのドアだった。
さすがに侵入する気はなかったが、少し中を覗き込んでもいいかと思い、建物に近づく俺たち。
中はロビー風になっていた。ステンドグラスがあるのは奥の部屋らしい。
ロビーのソファに20代前半くらいに見えるスーツ姿の男がいて、ペットボトルのお茶を飲んでいた。
青年は俺たちに気づいてドアを開け、にこやかに
「自分は仕事があってここに来た。君たちはこの町の人かな」
のようなことを言う。
爽やかな好青年っぽい雰囲気だったが、俺たちが地元民だと言ったとたん豹変。
俺と従姉を建物内に引っ張り込み、奥につきとばした。
以後の青年の態度は電波すぎる。覚えている発言を箇条書きにする。

・穢れた民族の末裔め。
・眼鏡は穢れた者の証。(俺のこと)
・ガリガリなのは穢れた者の証。(俺のこと)
・スカートは穢れた者の証。(従姉のこと)
・青と黒の服装は穢れた者の証。(従姉のこと)
・空が曇っているのは穢れたお前たちが訪れる予兆。空を返しなさい。
・お前たちから穢れたチョウの血を感じる。(チョウ?蝶?朝鮮?)
他にも言っていただろうが覚えきれないし、どのみち電波で意味不明だ。
逃げようとすると攻撃された。
「ひざまずきなさい!」
とキレる青年に、俺は殴りとばされ、従姉は腕をひねりあげられた。
そのとき、閉じたドアにまとわりつく黒い蝶を見て、青年は従姉をビンタし、俺を蹴って外に出ていった。
青年が
「貴様だけは許さん! ひざまずきなさい!」
と叫びながら蝶を追いかけている間に逃げた。
翌日、おそるおそる工場跡を見にいったが、そこにあったのは謎の建物ではなく見知った廃工場だった。
地元の幼馴染にも廃工場と謎の建物についてちょっと訊いてみたが、謎の建物を見たやつはいない。

青年はただの電波男だったのかもしれないが、穢れたチョウの血がどうのという発言だけ少し気になる。
地元には『お盆になると先祖が虫の姿をとって帰ってくる。だからお盆の時期は虫を敬え』という風習がある。
どんな虫かは死者個々人で違い、俺と従姉の共通の祖父の場合は、カラスアゲハだ。
だから何だよ、って話かもしれないが、穢れたチョウの血というのはもしかして祖父の血のことか?
そしてあのときドアにまとわりついて結果的に助けてくれた蝶は、祖父だったのかもしれないと思う。
ちなみに親戚はみんな日本人。弥生時代の渡来人の血くらいは流れているだろうけどね。

578 :本当にあった怖い名無し[sage] :2009/10/16(金) 13:20:23 ID:oBMalUeI0
>>575
何の仕事かは言ってなかったし、俺も訊かなかったから分からない。ごめん。
建物の雰囲気としてはこんな感じだったと思う↓。セレモニーホールによくあるタイプ。
http://www.ceremonyhall-hagi.com/image/hagi-gaikan.jpg
ただ結構ステンドグラスが目立ってたから、教会なのかもしれないが。

587 :本当にあった怖い名無し[sage] :2009/10/16(金) 19:19:50 ID:oBMalUeI0
>>580
俺は電波が言うとおりのガリガリ眼鏡だけど、それにしたって相当なもんだろうね。
殴られて体が浮いて、漫画みたいなあざになった。従姉も少し関節を痛めた。
事件現場が普通の場所だったら即警察に通報するレベル。
>>581
あらためて話すようなネタもないんだ。
暴力的でイミフな異次元(?)体験だった、という程度だから。
あの建物はいかにも現代風の祭儀場っぽかったから、
「昔は廃工場の場所にセレモニーホールがあって…」
みたいな時間トリップ体験や幽霊話ではないだろうしね。







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180 :177:2011/04/18(月) 00:26:02.96 ID:LkFCis070
そうそう、さっきのカキコで勢いがついたから去年の話もするね。猫は全然関係ないけど。

   
俺も長い間フリーターで適当に暮らしてきたんだ。
で、一念発起して学校に行って資格を取って、それなりに収入を得られるようになった。
   
で、父方の祖父の墓があってさ、もうかれこれ20年くらい墓石を建てないで川から拾ってきた石みたいなのを墓石にしてたの。

祖父は本家から分家した一代目で、家にはきちんとした墓がない状態が続いてたわけ。
本家も、二代前に大本の本家から分家したわけで、大本の本家がある。

その本家はかなり古い家で、800年ずっと同じ土地(広島の山奥)で続いた旧家らしい。
らしいってのは、親父が祖父に子供の頃電車に乗せてもらって電車から「あそこだあそこ」って指を指して教わって話を聞いた程度のものだったからね。
   

親父も良くわかってないわけ。でも田舎の家からはそう遠くないところではあったみたい。


181 :177:2011/04/18(月) 00:32:42.92 ID:LkFCis070
で、俺もそういう話をきいてはいたんだけど、見に行きたいなあと思いながらもそこまで気になるわけじゃないから、特に何もなかったわけ。
   
でも祖父の墓がいつまでもいい加減なのはダメだろうと思って、就職したのを機に金を溜めて、親父に働きかけて墓を建てることにした。

   
ここで少し話はそれるね。
弟と俺は仲が良くて、弟の彼女オススメの霊媒師に一緒に見てもらいに行ったの。
で、その人は大阪のどこだったか忘れたけど、整体もしつつ、そういったスピリチュアルなこともしている人だった。

俺が見てもらった内容はもう忘れたけど、弟を見てもらったとき、守護霊は鍛冶屋だと言われた。
鍛冶屋ってことは刀を?と聞くと「いや、農具とかそういったものですね」と言う。

なんで鍛冶屋で農具なんだよ、と帰りに弟と笑ったのを覚えてる。
まあ当たるも八卦だろって感じで流してたんだよね。
これは墓を建てる3年以上前。

で、親父と話をつめて、いよいよ墓が建つ段取りになった。
俺と親父は墓を建てるのに伴ってお寺さんがしてくれる儀式じゃないけど、それに参加するために田舎に帰った。


183 :177:2011/04/18(月) 00:40:13.37 ID:LkFCis070
前の日の深夜に車で出発して、朝方に田舎についた。
なんとなく話は本家の本家の話になって、儀式は昼からってこともあって、ちょっと探してみようかと本家の本家のあるんじゃないかという場所に向かったわけ。

なんといっても、親父が40年以上前に汽車から見ただけの場所だからさ、俺も親父も見つかるなんて思ってないわけ。

よく考えると800年続いた家って、鎌倉時代くらいからずっと続いてるわけでさ、それってすごいなあは思ったよ。

で、本当にほとんど何のあてもなく、車を走らせてたわけ。
山奥の田舎の集落。自然と車は徐行で走る。

俺がふっと見ると、「○○家」の墓(○○は俺の苗字ね)が偶然目に飛び込んできた。
急いで車を止めて見てみる、間違いない。家紋も剣カタバサミ。分家の分家のうちは外が丸。そこは六角形。

本当にびっくりした。
まさかそんなのが見つかると思ってなかったしね。

ただ、親父がおかしいなと言う。確かにおかしい。
だって、800年続いたにしては、墓石が少なすぎる。というか、一基?しか建ってないし。
多分これはうちと同じ分家なんだろうって話になった。


184 :177:2011/04/18(月) 00:46:29.68 ID:LkFCis070
田舎の分家だから。それこそ本家も近所にあってもおかしくないってことで、その近くをまた車で走ったわけ。

でもやっぱり見つからない。
当てなんてないから当然だよね。


「しょーがねえから帰ろう、お寺さんも来るし。」と親父が言う。
確かにしょうがないよね、と帰路についた。

後から考えると呼ばれたんだろうと思うよ。
その帰り道でまず間違いなく本家の本家だろうって墓を見つけたの。

多分、ごく最近に先祖代々の墓を一箇所に集めたんだろう。
前面に比較的新しいうちと同じ苗字、同じ家紋の墓石。
後ろには古い墓石。もう朽ちて字が読めないレベル。苗字が同じことはかろうじてわかった。

さすがに800年前の墓石ではないだろうけど、江戸時代くらいからの墓石が16基くらい一箇所に集められていた。
   
「ウソだろ~?」と親父と驚きながらも、手を合わせて、ご挨拶をして、分家(というかうちね)に向かった。


185 :177:2011/04/18(月) 00:53:43.37 ID:LkFCis070
お寺さんの儀式?は滞りなく行われた。不思議な話は特になかったよ。
親父の姉と妹と、その旦那さんたちが来てくれた。

きちんとした墓石を建てられて、俺はとてもうれしかった。

 で、その日の晩、もう誰も住んでない親父の実家というか、田舎に親父と二人で泊まった。
 酒を飲みながら、親父ととりとめのない話をした。


 霊だの導きだの、一切信じない親父だったが、今回本家の本家の墓に辿り着いたのはさすがに偶然かあ?と首をかしげていた。
話はぽつりぽつりと続いた。

親父から祖父の話は良く聞いていた。
すごく頭が良かったこと、大学に行くのが珍しかった明治の世に、ド田舎から早稲田に行った神童だったこと、東京で新聞会社を立ち上げて成功したものの、戦争で全て焼かれて失意のうちにこちらに戻ってきていたこと。
   
そういったわけでさ、子供の頃からよく早稲田の校歌を親父から聞かされていたよ。

187 :177:2011/04/18(月) 00:59:26.07 ID:LkFCis070
よく考えると、それより昔の話は聞いた事がなかったんだ。
曽祖父はどんな人だったのか。

親父の話はぽつりぽつりと続いて、曽祖父の話にまで続いた。俺は30年生きて、本当に曽祖父の話は初めて聞いた。
すぐ近くに住んでいて鍛冶屋をやっていた人で、集落の農具の修理を一手に引き受けてそれなりにいい暮らしをしていたらしい。

そこで弟と行った時の話を思い出してド肝をぬかれた。
ってことは弟の守護霊は曽祖父?

俺も弟も全く知らなかったことなんだけどなあ・・・。
   
あと、本家の裏に小さなお城があったこと、今は誰も来ない墓地があったこと、聞いたことのない話をたくさんしてくれた。
なぜ今までそんな話がなかったのか不思議だったよ。



188 :177:2011/04/18(月) 01:11:23.52 ID:LkFCis070
>>186
そうそう。都の西北、早稲田の森?に~ってやつ。
当時の早稲田は今ほどレベルは高くなかったらしいけどね。

で、次の日。
祖母は今すこし町のほうにある老人ホームにいる。
親父が何やら寄る用事があるから、とそこに寄ることにした。

別の場所に泊まっていたおばさん二人も合流して祖母の部屋に。
親父もおばさんも施設の人から連絡を受けてはいたけど、何の用事か知らなかった。
墓の儀式がある日に偶然電話があったから、次の日にみんなで寄っただけなんだよ。

施設の人が言うには、祖母の痴呆が少しずつ進んでいて、状況がもうギリギリだから今のうちに部屋をもっと看護ができるところに移しておきたいってことだった。
   
渋りに渋る祖母をみんなで説得して、引越しをした。つーても同じ施設内だけど。

200万の札束が出てきたり、結構な額の通帳がわんさか出てきたりでびっくりしたな。
みんなで最後まで手伝って、終わった頃には夜。それから解散して家に帰ったよ。

帰りの高速で親父と話をしたんだ。
これは、祖父に呼ばれたのかもなって。

偶然、ほんとに偶然、祖母の引越しを子供全員+孫一人で行えたわけでしょ?
あの札束にしても、施設の人に引越しを任せてたらくすねられてもわからない。
通帳も全く同じ話。
そもそも、肉親に説得されてなきゃ引っ越しに同意したかすらわからない。

   
祖父の墓のことで全員が帰郷していたちょうどその日だからね・・・。


189 :177:2011/04/18(月) 01:14:21.15 ID:LkFCis070
長々と続いたわりに大した話じゃなくてゴメン。

でも、本家の本家の墓を偶然発見、曽祖父の話と弟の守護霊の話がつながったこと、祖母の引越しを肉親で行えたこと、
   
結構な偶然がいくつも重なって、俺としてはとても不思議なんだよね。

墓を建てるってことは自分が先祖と繋がるってことなんだろうなあ。
祖父が喜んでいてくれてたら、本当にうれしいよ。

これで俺の話はおしまい。
お付き合いくださったみなさん、ありがとうございました



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先週金曜の夕方、警察から電話がかかってきた。

無意識に一瞬色々と考えたが、身に覚えがない。

とりあえず用件を聞いてみると、盗まれた俺の自転車が見つかり、
今から届けに来てくれるという内容だった。

すでに新しい自転車は買ったし、そもそも盗まれたのは5、6年以上前。

俺が乗っていた時からボロボロだったので、今さら何をおっしゃると思い、
「あなたに差し上げます」と冗談まじりで言ってみたが、
『こちらも仕事なので』と言うので、仕方なく待機していた。





10時過ぎに到着し、いざ自分の前愛車に対面して驚いたのが、
誰が塗装したのか色が変わっていた。

元々は黒色だったのが赤色にかわっており、
それも素人がやったのがわかる状態だった。

おまけにハンドルが、トンボからカマキリに進化している。

ほんとに自分のかと思い尋ねてみると、
俺の住所と名前がうっすら読み取れるし、
登録番号も合致するとのこと。

とりあえずお礼を言い、どこで発見されたのか聞いてみると、
兵庫は尼崎の駅前にあったらしい。

俺は大阪の門真試験所の近所なので、
スゴいところで発見されたなと驚いていると、

「盗まれた自転車は伝言ゲームのように、次から次へと渡り歩くことも少なくないよ。
ここまで乗ってきて疲れたわ」

と、おまわりさんは笑いながら言ったが、
自転車の様変わりを見ると、俺は少しも笑えなかった。

ここまでは笑い話にできるが、この後にも続きがあって、
やはり自転車は使いたくなかったので処分しようと思い、
最後にキレイに拭いてやろうと玄関先で拭いてみたが、
塗られた赤色の塗膜片がボロボロ落ちるので途中でやめ、
替わりに、今使っている自転車のサドルが傷んでいるので交換しようと思い、
サドルに手をかけると、
サドルの裏(雑巾とか挟めるとこ)に紙があることに気づいた。

なんの気なく取ってみると、
ノートかレポート用紙かを小さく折りたたんだ感じで、
広げてみると、

『つかまえた やっとつかまえた つかまえた
 みつけてもおそい つかまえた
 おまえはきづかない 成就』

ってのを5回繰り返していて、
最後に住所と電話番号が書いてあった。

気持ち悪っ!自転車を使ってた奴の誰かが遊びで仕掛けたのか?

ありえないと思うが、この住所と電話番号は、
使ってた奴本人や身近な人物のものでは?と思いPCで調べてみた。

一応調べてみると、住所の方は実在し、
自転車が発見された尼崎の近くだった。

電話番号も桁数から、住所と同じ地域のようだった。

翌日の日曜は偶然にも、両方の市の間にある
伊丹の親戚んちに残暑挨拶に行く予定だったので、
そのついでに行ってみた。

理由は、単に近くに行くからってことと、
万が一にも乗ってた相手に会えたら弁償代をもらうことしか考えてなく、
昼過ぎに挨拶を済ましたら俺だけそそくさ帰り、
車でこの住所のところへ行ってみた。

何もない山の中腹で、道路の右側に川、
左側に家が3件あり、少し離れて自販機があるだけ。

3軒とも、見るからに築十年以上は経っていそうな2階建ての家。

敷地は、のびたの家やサザエさん家のような感じ。

左端の家には不動産屋の看板が掲げられていて、
空き家Aと真ん中Bは、看板はないが同じ空き家な感じで、
右端のC家は表札があるものの、
生活観というか人が住んでるか微妙な感じだった。

どこかの家の電話の音や虫の音が聞こえるくらい静かな雰囲気で、
正直チョイビビリが入ってたが、
せっかく来たんで、3軒を怪しまれないように調べてみた。

とりあえず真ん中のB家の敷地に入って左手に回り、
A家とB家の様子を伺ったが、バッタと蚊以外何もなし。

次にB家の玄関前に戻って右手に回り、C家の様子を伺った。

窓などは閉まってたがカーテンがあり、なんとなく家具もありそうな雰囲気。

自転車もあったが、ボロボロで乗れそうにない状態で、人がいるかは不明。

自転車が赤く塗られてたらピンポンを押してやろうと思ったが、いたって普通の色。

蚊にかまれた以外は何も収穫がなく、
帰りは高速で帰るかどうするかなど考えながら、
無意識にB家の裏手を覗いてみて驚いた。

赤く塗られた犬小屋がポツンと角にある。

もちろん犬はいなかったので、近づいて犬小屋を観察したが、
同じ塗料のような違うような微妙な感じ。

半ばどうでもよくなり、とりあえず出ようと思ったとき、また電話の音が聞こえた。

俺はC家の電話が鳴ってると思い、やっぱ人が住んでるんだ。

じゃさっきの電話もC家からで、今は留守なのか?

と思ったが、どうも聞こえる方角が違う。

もっと近くから聞こえる感じがし、ん?まさか?と思い、
B家の壁に耳を付けてみたらやっぱり聞こえた。

誰かおるんか?と思った瞬間、
鳥肌が足元から頭にかけて走り、気持ち悪くなった。

玄関に向かおうとしたが、
なぜか体が耳を付けたままの体勢で動けなくなった。

このときは妙に頭は冷静で、

「ビビりすぎて腰を抜かしてもうたんか?」

と思い、腕に力を入れて壁から耳を離そうとしたが動かない。

首や太ももにも力を入れたが、これも動かない。

こうなると急にパニくり、
電話はまだ鳴ってるのか止まったのか記憶になく、
ザザッ、ザザッと何かが近づいてくる音が聞こえた。

左耳を付けてたので、玄関の方に背を向ける姿勢で固まっており、
般若心経や南無阿弥陀仏、早九字など、
知ってるものを唱えたが効果がなかった。

替わりに汗がダラダラ噴出して、
背中に気配を感じヤバい!ヤバい!と思ったとき、
肩をポンと叩かれた。

すると硬直してた体が元に戻り、
恥ずかしながら初めてビビッて尻餅をついた。

すぐさま見ると、50代ぐらいのおばちゃんに

「さっさと立って付いてきなさい」

と睨みながら言われたので、
自販機のとこまで付いて行った。

俺は泥棒ではないことを話そうとしたら、
間髪入れず塩水みたいなものを降られ、

「さっさと帰りなさい」

と言うと、一人歩いて行った。

俺は自販機まで来たせいかホッとし、
とりあえずお茶を3本カブ飲みした。

そしてタバコに火を付けながら、
おばちゃんの後ろ姿をずっと眺めていると、
少し離れたとこにある家に入っていくのが見えた。

おおげさな表現だが、自販機まで来てごく普通の日常の世界に戻れたせいか、
タバコをすい終えると、今すぐここから去りたい気持ちでいっぱいになった。

しかし同時に、俺に何か霊的なものが付いていたのか、
もう安全なのかが気になり、おばちゃんが入って行った家に向かった。

ちなみに、おばちゃんは霊能者的な風貌は一切なく、ごく普通のおばちゃんで、
この人は何か知ってるんではと思い、色々話を聞かしてもらった。
(最初は思いっきり拒否られたけど)

で、話をまとめると、

買い物から帰って来ると、自販機の横に見知らぬ県外ナンバーが止まっている。

最初は不動産屋関係かと思ったが、B家の敷地内を物色している若者発見。
スーツを着ていないので、不動産屋関係ではない。
もしや、また誰かが訪問?
しばらく様子を伺ってたが出てこないので突入。
ヤバそうな俺を確保し撤退。

それで、俺以外にも過去にいてたような話振りだったので聞いてみると、
数年前からチラホラ、あの3軒付近に訪問する人が増えた。

やはり上記のように不動産屋関係かと思ったが、身なりからしてどうも違う。

知り合いの家に訪問しに来たようにも見えない。

そしてある時事故が起きた。
あの家を訪問しに来たであろう人物が、B家の敷地内で自殺していた。
時期はバラバラだが、それも4件。

で、俺を見かけたとき、関わるのはやめようと思ったが、
何やら俺の足にしがみついている人ようなものが見えた。

気づいた以上マズいと思い、仕方なく救出。

それで俺はお礼を言い、最後にここに来る経緯を説明すると、

「知ってるよ。死んだ4人も同じような紙を持っていた。
あんた、それさっさと捨てなさい。じゃないとまた引っ張られるよ!
それと、お墓参りにすぐ行って、ご先祖様に感謝しなさい。
あんたのご先祖様が私に知らせてくれたから助かったんだからね」

俺はおばちゃん自身のこと、
霊能力者なのかなど色々聞きたかったが、うまくはぐらかせられ、最後にもう一度お礼を言って帰った。

もちろん自転車も、その日に処分した。

以上3日間の出来事終わり。






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