【閲覧注意】怪談の森【怖い話】

当サイト「怪談の森」は古今東西の洒落にならない怖い話~ほっこりする神様系の話まで集めています。 随時更新中!!

カテゴリ: 先祖系




922 :本当にあった怖い名無し:2008/12/22(月) 22:32:48 ID:tIm8IWoT0
いい話と言うか、あきれた話。

この前、近所の商店街イベントでやっていたクジを引いた。 
買い物をすると貰えるくじ引き券数枚集めて引くアレだ。 

3等のスポーツ自転車が欲しいな~なんて考えながら箱に手を入れてゴソゴソやってると、
耳元で「それだっ!」って大声がした。 
2年前に死んだ爺ちゃんの声だった。 
声に驚いて、思わずクジを握ってしまった。 
取り出してみると、6等の日本酒セット。有名な酒蔵の奴らしい。
確かに生前は物凄い酒好きだったけど、死んでも酒なのか!ってちょっと飽きれた。 

とりあえず爺ちゃんの仏壇に半分供えて、残りは手間賃として俺が飲んだ。 
凄く楽しそうにお酒を飲む人だったので、思い出してちょっと懐かしかった。









42 :本当にあった怖い名無し:2011/07/05(火) 17:07:05.15 ID:SgKMkM0s0
私が中学生のときに、父方の祖母宅に泊まったときの話。 

祖父は父が高校生のときに亡くなっていて、
私が2歳のとき父の仕事の都合で家族が引っ越してからは、祖母はずっと一人暮らしだった。 
それからは1、2ヶ月に一度は家族で顔を見せに行って、祖母宅に泊まっていくことが習慣になっていた。 

その日の夜も、いつものように祖母が、仏間に私達兄弟の布団を敷いてくれた。 
寝る場所はいつも決まっていて、仏壇のちょうど前に私が、その横に兄が寝ることになっていた。 
布団に寝ると、頭の先に仏壇があり、天井を見て少し左を向くと、祖父と曾祖母の遺影が見える。 


43 :本当にあった怖い名無し:2011/07/05(火) 17:10:05.16 ID:SgKMkM0s0
その夜はなかなか寝付けなかった。
不意に一人暮らしの祖母について考えてしまったからだった。 
一人暮らしは寂しいんだろうな…、この先祖母に介護が必要になったらどうなるんだろう…、 
ウチの母は祖母のことあまり好きではないようだし、大変なことになるんだろうな…
などとぐるぐる考えていると、仕舞いには、
祖母が死んだらどうなるんだろう、とまで考えてしまうようになってしまった。 


44 :本当にあった怖い名無し:2011/07/05(火) 17:12:58.67 ID:SgKMkM0s0
もう眠れなくなったので、あきらめて目を開けてボーっとしていると、 
ふと視界に違和感を感じたのでその方に目を向けると、違和感の正体は祖父の遺影だった。 
暗くて視界がぼんやりしているせいかもしれないが、祖父の遺影の口が動いているように見えた。 
私はびっくりしてしばらく眺めていたが、やっぱり口が動いているように見える。 
私はしっかり確かめようと立ち上がり、遺影に目を向けた瞬間、耳元に衝撃が走った。 


45 :本当にあった怖い名無し:2011/07/05(火) 17:15:01.30 ID:SgKMkM0s0
まるで右耳のすぐ近くでシンバルを叩かれたような衝撃が3回。バン!バン!バーン!と。 
私は思わず尻餅をついてしまった。
音が聞こえたわけではなかったが、まだ耳と頬の上辺りはさっきの衝撃でヒリヒリしていた。 
もう一度遺影を見てみると、別に口も動いておらず、いつもと変わらない祖父の遺影がそこにあった。 


46 :本当にあった怖い名無し:2011/07/05(火) 17:17:37.74 ID:SgKMkM0s0
父に生前の祖父の事を聞いたことがあるが、それはもうおっかない人だったそうで、
怒ったときの手の出しっぷりは尋常ではなかったらしい。 

この出来事は、目が霞んでいただけで、ただの立ちくらみともとれるけど、 
自分の勝手な解釈で、祖母の死なんて考えた私に、祖父がビンタを見舞ったんだなと思っている。







694 :1/3 :2008/09/07(日) 18:01:10 ID:XeqJVA0d0
7年前に付き合ってた彼女のお兄さんの話。 

彼女と付き合うまで知らなかったんだが、彼女のお兄さんは中学~高2までK市では有名な暴走族だった。 
が、高2の夏から、突然暴走族をやめて品行方正になった。
「なにがあったの?」と彼女に聞いても、にやにやしながら「兄貴に聞いてみなよ」と教えてくれない。 

ある日、彼女の家に遊びに行ったらお兄さんがいたので、思い切って聞いてみた。 
「なんでツッパリをやめたかって?うーん、おまえなら教えてもいいか… 
 俺さ、高2になってから学校には全然行かないで、毎日ゾッキーやってたんだよ。 
 本気でヤクザになろうと思ってたからさ、鑑別所・少年院上等ってな感じで。

 で、夏休みのある日、夜中の3時ぐらいに家に帰ってきたら、居間に誰かいるんだよ。
 おふくろかと思ってチラッと見たらよ…死んだオヤジなんだよ」 


695 :2/3 :2008/09/07(日) 18:03:33 ID:XeqJVA0d0
彼女のお父さんは、彼女が小学校低学年、お兄さんが中学の時に亡くなっている… 
「でさ…そん時、俺はトップク(特攻服)着てたんだけどさ、『親父?』と思った瞬間、金縛りにあっちゃったんだよ。声出したくても声出ないし、逃げたくても指一本動かないんだ。 親父は居間の食卓に座ってさ、だまーってタバコ吸ってんだよ。 
で、ゆっくりとこっち振り向いてさ…たった一言。 
『いい加減にしろ』
…それだけ。それだけ言うと、親父はタバコの煙と一緒に消えてった。 
俺、金縛りが解けたと同時に尻もちついちゃって、そのまま朝を迎えたんだ。 

朝、お袋が起きてきて、『あんた、そんなところで何やってんの?』って言うから、
『今まで心配かけてきてごめん。もう、族やめる』って、その場で宣言したよ。 

次の日、仲間のところ行って、『親父の霊に説教されたから、やめる』って言ったら、
他の奴らにすんげー大笑いされたけどな。
でも、マジで怖かったんだ。今思い出しても、鳥肌が立つくらい怖かった」 


696 :3/3 :2008/09/07(日) 18:05:45 ID:XeqJVA0d0
その話を半信半疑で聞いたのち、彼女の部屋に入ると、彼女がこんな話をしてきた。 
「兄貴がお父さんのオバケ見る前に、私、お仏壇で毎日お願いしてたんだよね。
『お兄ちゃんが暴走族をやめますように。真面目になりますように』って。 
その頃私、いじめられててさぁ。原因は兄貴。 
K市のヤンキーなら誰でも知ってるような、大不良の妹だからって。 
もう、悲しくて悲しくて、これも兄貴のせいだ、いや、兄貴を育てたお父さんのせいだって恨んでたの。 だから、兄貴の話聞いた時、ざまぁみろって思ったw」

…結局、その2年後くらいに俺は彼女と別れて、彼女は違う男と結婚した。
でも別れたばかりの頃は、彼女の親父さんが現れるんじゃないかと、夜中はすごく怖かったっけなぁ。




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562 :本当にあった怖い名無し:2013/07/15(月) 01:04:22.00 ID:Gom/vXor0
お盆の終わり、ご先祖様たちは船で帰って行くと言うんで、親父から船を作れと言われた。
萱で作るんだが、その時、作ってる様子を実況する(恐らくは親族の)霊が現れた。 
ボロクソに言われまくった。
「おっ今年のご帰還用のお船は問題児が作るようです!どんな船が出来あがるんでしょうか?」 
「おおいっ!なんだそりゃ!?
 ちゃんと乗れるもんを作っておくれと言うのは間違ってはいないでしょう!これじゃ沈没です!」 
「この状況下で出来あがる船は何でしょう?はいっボロ舟です」 
「おめーこーんなボロ舟にご先祖のせてけぇす気か? 
 ご先祖様も呆れております泣いております茫然自失とはまさにこの事」 
「何をにやついてんだっ?私の声がそんなに可笑しいか? 
 笑う暇があるんやったら船作りに集中なさい」 
「おやっイラついてますね、私の言う事が気にいらないようで。 
 しかし、こんなボロ舟に乗せられて帰って行くご先祖様たちの身にもなりましょう」 
「おっ出来あがりですか~皆さん、目も当てらないボロ船ですっっっ!」


563 :本当にあった怖い名無し:2013/07/15(月) 01:04:23.00 ID:Gom/vXor0
ここで気の抜けた効果音みたいのが耳に入ってきた。 
ギャグ漫画とかで出来あがった物の悲惨さを表すような効果音。 
「ひどいボロ舟ですっ!ぽんぽこ狸の泥船の方がまだ水面を移動できます。
 これでは浮かせて人が乗った瞬間に沈没だぁ!帰れません!」 
「こんなもんにご先祖がのって帰って行くんですよ?本気でしょうか?」 
「おっここでちち様のご登場だっ!ちち様がなんだこりゃあ!と言っております。正論です。
 おっ手直しが入りましたぁ。
 結局、親の手を借りないと帰還用の船もまともに作れないと言うこの有様。ひどいですねぇ」 
「おおっやはりちち様の作る船は立派ですねぇ! 
 今年は帰れるのかヒヤヒヤしましたが、ちち様のおかげでなんとかなったぞ!
 見てください、ボロ船と立派な船の違いですっ!」 
「今年も父親に助けられた○○(本名)でした~。 
 なんと情けない・・・。
 来年はちゃんと作れるようにねっ。頑張って!」 
そんで消えた。

言われる事にいちいち動揺して作業に集中できなかった。 
だけど心配してくれるありがたい親族の霊さんです。




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409 :可愛い奥様:2009/10/05(月) 23:47:29 ID:NDlVNvjb0 
この間の連休に墓参りに行って来た。実家の。 
以前お寺に行ったときに墓地と併設されてて、そこを歩いて奥の廟にいってたんだけど、
「お墓沢山あるけど、なんかいるかね?」とダンナに聞いたら、
「・・・最近(墓参りに)来てくれたからか、嬉しそうにしてる人と、
 しょんぼり元気がない人とかいる」
との事だったので、実家の墓参りに行った時にも聞いてみた。
「なんかいたかね?」 
「・・・人はいなかったけど、お墓に張り紙のある墓石はあった」(当然旦那にしか見えてない) 
「何て書いてあったの?」
「『寝とる』だって」 (『寝てる』の意です) 
・・・朝早かったもんね。
でも朝から爆笑しました 
ご先祖様は喜んでくれるようです、時間がある人はお墓参りに行きましょう。
恐くなくてすいません。

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ホテルのドアにかける『起こさないで下さい』みたいなもんなんだろうか。 
でも見えなかったら意味ないよねw





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