【閲覧注意】怪談の森【怖い話】

当サイト「怪談の森」は古今東西の洒落にならない怖い話~ほっこりする神様系の話まで集めています。 随時更新中!!

カテゴリ: 先祖系



829 :本当にあった怖い名無し:2013/12/10(火) 00:06:11.54 ID:VdfRL5JKO
去年の春、私が高校生の頃に亡くなった叔母が夢に出てきた。
親よりも誰よりも大好きな叔母だった。
夢ですごく明るい光の中から叔母が現れ、私を見つけると、
「あーっ!やっと気づいた!みんなの夢に出たのに、気づいたの○○(私の名前)だけなんだから!!
 やっと気づいた!!気づいてくれたの○○だけよ!」
と必死に言って消えてしまった…
あの~、そこまでして伝えたかった肝心の用件は??w

叔母が伝えたかった用件がわからぬまま2日が過ぎた日、親戚のS君が結婚するという電話がかかってきた。
S君というのは私の夢に出てきた叔母の孫。
これを伝えたかったんだなと、やっと納得w





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496 :本当にあった怖い名無し:2020/09/14(月) 00:56:13.68 ID:bLQQsANy0.net
うちの祖父、無口なんだけど私たちチビには文句も言わないし優しい人だった。
時代劇が大好きで、自分の水戸黄門好きは爺ちゃんからきてる。
昔から変わってるって周りから言われる私が、敷地の庭に出て行ったきり見かけなくなると、心配でいつも見に来てくれる人だった。
私は庭で虫捕まえたり犬と遊んでたりやんちゃだったんだけどね。
大学のときも日向ぼっこして寝てたたら、ちょこっと顔出してふふって笑ってくれたりして。

祖父の容態が悪くなったときは、東京で割とブラック企業だった場所にいて休みなんてとれなかった。
亡くなる前日に突然虫の知らせ?みたいなのがあって、その日の昼に飛行機飛び乗って、その数時間後に祖父が亡くなった。
実の子である母や叔母たちがドン引くくらい散々泣いた。いまでも淋しい。本当に大好きだったから。

亡くなって一年間は、祖父の夢を見ても顔は出てこなかった。
声とか、背中とか、手だけとか。ああ見てくれてるなって安心してたりした。
でもある日、すごい困った顔で夢に出てきたの。


497 :本当にあった怖い名無し:2020/09/14(月) 00:56:30.15 ID:bLQQsANy0.net
遺影の中に祖父がいるんだけど、本当、(´・ω・`)って顔。
ちょっと怒ってるような、でもどうしたらいいのかわかんない顔してた。
線香と蝋燭と水と花、いつもの仏壇の様子なのに。
え?なに?どうしたの?って聞いたけど(´・ω・`)の顔のまま。遺影の中で困ってる。

そのまま目が覚めて、結局なんだったんだろう……って家族におはよーって挨拶したら、
母が「ねえ聞いて、」とやけに真剣な声で切り出してくる。
もしかして爺ちゃんの夢見たのか?とおもったけど、鈍い人だしなと考えてると、
「衝撃だったわ。猫ちゃんが、仏壇の水飲んでたの」
「え!?」
「衝撃よね……」

あ、あ~~~、なるほどね! ごめんね、爺ちゃん!
猫ちゃんは叱っておきました。
扉も開けっ放しはよくないね、と閉めるようにしました。
猫はお水が美味しくないと他の水場に行くそうなので、美味しいやつに変えました。猫飼ってるおうちの方は気を付けてね。

祖父はたまに家うろうろしてたり、時々夢に出てくる。
割といいこと教えてくれるのでありがたい。






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846 :本当にあった怖い名無し:2008/02/19(火) 18:34:17 ID:DEqRaFYu0

僕は今高校一年生で、A県で県と同じ名前の私立高校に通っています。(バレるかな?)
最近この板を知って、自分が中学生のとき体験した事を話したくなったんで投下します。

 

現在、僕はおじいさんの家で、家族と共におじいさんと同居してるんですが、
中学の頃は、おじいさんとは県五つ分ほど離れて暮らしていました。

 

中学2年生も終わりかけ・・・・ちょうど今月辺りですかね。
学校にも大分慣れ、友達もたくさんできて、幸福なスクールライフを送っていました。
ある日家に帰ると、平日なのに玄関に父さんの靴があって、
早帰りなのかな?とか思っていると、母さんがリビングから玄関に出てきました。
「アンタ!おばあちゃん亡くなったから、荷物まとめるのと通夜の準備しなさい!」
僕は唖然としました。
実はウチの家族は、おじいさん達とおじいさん夫婦のどちらかが死んだら、
残った祖父母のどちらかと、おじいさんの家で同居する、という約束がありました。
父さんにとっては、父さんの経営している会社が近くなって嬉しいだろうし、
母さんにとっては、おじいさんの家は今住んでいる家より広いから、この家に未練はないんだろうけど、
僕にはせっかくできた友達がたくさんいる。
こんな時に何で死んだんだろう。
僕は多少怨みにも似た感情を抱きながら、渋々引越しの準備をしていました。

 

そんなこんなで通夜へ行く道中、僕はムスッとした顔で新幹線の座席に座っていました。
夜なので、
「もうすぐA県だわね」
「あっそ」
俺は母さんへの返事も無愛想だった。
このとき僕は、凄く怒ってたと思う。
「何でばあちゃん死んだの?」
僕はふと父さんに聞いた。
入院もしてなかったし、別に体に悪いところがあるなんて話も聞いたことが無かった。
父さんは何か言ってたと思ったけど、詳しくは忘れた。

 

 

849 :本当にあった怖い名無し:2008/02/19(火) 18:57:32 ID:DEqRaFYu0

通夜は家でやっていた。
おじいさんの家は、予想以上に大きかったけど、予想以上に古かった。
「古いんだねー」
歴史のある家に少し憧れを抱いていた僕は、ちょっと機嫌が良くなっていた。
「ああ、何てったって、第二次世界大戦をやる前からあった古い家だからね。
 それに父さん(祖父)は元々呉服屋をやっていて、
 俺が今やっている会社も、父さんのやっていた呉服屋が基盤なんだ」
確かこんなことを言ってたと思う。

 

日本庭園(当時はグチャグチャだったけどね)を歩いて玄関までつくと、
まあ通夜だなーって分かる感じになってた。
家の中に入ると、古い白黒映画の世界に入ったみたいだった。
床も柱も木製で、僕はその雰囲気に少し興奮してた。
(後で分かったけど、結構補強が入ってて、ALL木製ではないらしい)
家の構造は大きなコの字になってる廊下に、部屋がポンポンポンとついてて、
離れと蔵がコとは離れた所にある感じ。(表現力不足でスマソ。多分全然違う)
どうでもいいですね・・・。
とりあえず結構古い家です。

 

大きな部屋で通夜をしていました。
ふすまを開けるとたくさんの人がいて、僕は少し戸惑いました。
あったことも無いような人ばかりです。
説明していませんでしたが、僕はおじいさんとは、産まれた時と3~4歳の頃にあっただけだったのです。
ほぼ初対面で顔も覚えてなかったので、会うときは凄く緊張しました。
「こんばんは、k(僕)です」
こういう場の挨拶なんて知らないんで、取り敢えず自己紹介をしました。
おじいさんは泣きはしていませんでしたが、少し暗い表情でした。
僕の声を聞いたのか、笑顔を作りながら「おおー、kか!長いこと会わんかったな~・・・!!!!」
突然おじいさんは、僕の顔を見るとビックリした表情で固まってしまいました。
「おじいちゃん?どうしたの?」
「い・・・いや、何でもないよ・・・ガハハハハハッ」
おじいさんは動揺を隠し切れずに、笑いながら部屋を出て行ってしまった。
「何なんだろう・・?」
僕は不審に思ったけど、馴染んでないだけあって深追いはせずにいた。

 

 

852 :本当にあった怖い名無し:2008/02/19(火) 19:06:09 ID:DEqRaFYu0

引越しまで話を飛ばしますけど、引っ越した後はそれなりに雰囲気を楽しんでました。
ただ学校には馴染めず、クラブ活動にも参加してませんでした。
なので学校ではいつも孤独で、学校が終わったらすぐに家に帰って、家の中を探検していました。

 

 

859 :本当にあった怖い名無し:2008/02/19(火) 19:38:53 ID:DEqRaFYu0

ある日。僕は家の中でも探検しがいのありそうだった蔵に侵入しました。
中は採光のための窓のおかげで、大体の物は見えたんですが、
一部見えないものがあったので、懐中電灯を使っていました。
中には呉服屋だった面影か、
古めかしい反物や布、機織り機(多分違う)のような機械が、きれいに置かれていました。

 

僕がそれらを眺めていると、ズテンッ!と下に落ちてしまいました。
「え?下!?」
僕は焦りましたが状況を確認すると、床に階段があって、
棚の上の置物に夢中だった僕が、勝手に階段を踏み違えただけでした。
「ビックリしたなぁ・・・。だけど地下もあるのかぁ」
階段は木で出来ていて、乗るとミシミシと音がします。
下は暗く、いかにも幽霊とかいますよ~っと無言で語っているようだった。
「よ・・・よし行ってやる!」
怖がりな僕は怖さを紛らわす為に、ゲームの主人公に自分を見立てて探索しようとした。
一旦、蔵から出て、自分の部屋に行き、まだ整理してなかった荷物をダンボール箱から漁った。
「あった!」
エアーガン、壊れてるラジオ、ポケットライト。
今思い出すとバカバカしいが、当時は本気でした。
それらを持って、僕は蔵に突撃しました。
その時、もう太陽は沈みかけてて、夕日になっていたのを覚えています。

 

 

863 :本当にあった怖い名無し:2008/02/19(火) 19:46:56 ID:DEqRaFYu0

胸ポケットにポケットライトをしまい、ズボンの尻の方にエアーガンを刺して、
僕は階段を一歩ずつ歩いていきました。
一歩一歩に長く時間をかけていたので、全部降りきった時には前身に変な汗をかいてたのを覚えています。
ライトで降りてきた階段を照らすと、思ったより短くて拍子抜けでした。

 

降りた先は、一般的な公立中学の教室と同じくらいの広さの部屋でした。
壁は石で出来ているみたいでゴツゴツしていて、扉らしき物は何も無かったので、
どうやら部屋はここだけのようです。
地下室らしくひんやりしていて、その空気は僕の恐怖心を煽り立てました。
何かないものかと、僕はエアーガン震える手で構えながら、ライトを照らして辺りを探索していると、
箱のようなものを見つけました。

 

 

865 :本当にあった怖い名無し:2008/02/19(火) 20:08:44 ID:DEqRaFYu0

「なんだろ・・・これ?」
埃を被っていたので僕が手で払うと、立派な赤い漆塗りの箱であることが分かりました。
「これ・・・開けてもいいのか?」
開けたら呪われる箱とか、パンドラの箱とかを連想して、僕は開けるのを戸惑いました。
結局僕は開けるのをやめて、蔵から脱出しました。
帰り際、僕はふと箱が呼び止めているような気もしましたが、無視して歩き続けました。

 

その日の夜、箱の事を思い出してそのことを考えていると、全く眠れなくなり、いてもたってもいられなくなり、
箱を開けに行こう!と思い、体を起こそうとしたら動けない。
これが金縛りって奴でしょうか、全く体がびくともしません。
どうしようと僕が目の玉を動かしていると、左にふと人影のようなものが見えました。
「え?え?え?!」
左をもう一度見てみると、そこには黄土色っぽい軍服にブーツ、軍帽を被った男。
第二次世界大戦時の日本兵が立っていました。顔は見えません。
ぎゃああああああああああああああああああああああ!!!!
僕は腹の底から大声で叫んだつもりでしたが、口がうんともすんとも動きません。
見るな見るな見るな見るな見るな
その男から目を逸らそうと右を見ると、
右には真っ裸で凄い形相をした女が、近くで俺を見下ろしていました。

 

 

866 :本当にあった怖い名無し:2008/02/19(火) 20:10:27 ID:DEqRaFYu0

ぎゃああああああああああああああああああああああああああ
僕は体を動かそうと必死になりました。
動け動け動け!!!!!
心の中で叫んでいたら、すっと僕の体が浮かびました。
金縛りから開放されたので、僕は一目散に部屋から飛び出そうとしましたが、ふすまが開かない。
僕は必死でふすまを開けようとして、ふすまを蹴っ飛ばしたりしましたが、びくともしません。
逃げ道を探そうと振り返ったら、日本兵らしき男と女が体を向きあっていて静止しています。
そこで僕は、1つおかしいことに気づきました。
誰も居ないはずの布団・・・そこには僕が寝ていました。
何で!!!!
そう思ったら、女がこちらを見て口を動かしてこう言いました。
「あと二日だああああ!!!」

 

 

868 :本当にあった怖い名無し:2008/02/19(火) 20:38:55 ID:DEqRaFYu0

「うぎゃああああああああああああああ・・・ってアレ夢?」
目覚めると、僕は畳の上で布団からはみ出て寝ていた。
「何だ夢かぁ~・・・ってうわああああああああああああ!」
小便ちびっていました。
僕は泣く泣く母さんにだまってパンツを変えて、濡れたトランクスを洗濯機に放り込んだ。

 

その日も学校では誰とも喋れず、とぼとぼと帰宅して、夕食をとり、部屋で寝転がっていました。
「あいつら、何してるんだろうなぁ・・・」
僕は前の中学校の友達のことを思い出して、少し泣きそうになりました。
「会いたいなぁ」
その時好きだった○○さんの事を思い出して、なんとも言えないやるせない気持ちになりました。
もう吹っ切れようと、僕は早めにその日は寝ました。

 

 

869 :本当にあった怖い名無し:2008/02/19(火) 20:39:28 ID:DEqRaFYu0

「今の生活が嫌なんだろ?」
声が聞こえてふと目を覚ますと、僕の目の前には、昨日の真っ裸の女が立っていました。
僕は飛び起きました。(金縛りにはなってなかった)
「だ・・・だれだ?!オマエは!」
「嫌なんだろ?嫌いなんだろ?」
「く・・・くるな!喋るな!!」
僕は女から距離を取ろうとすると、兵士のことを思い出して振り向くと、案の定兵士はいました。
「オマエもだ。だれなんだよ。でてけよ」
「・・・」
兵士は何も言わずに、女の方を向いている。相変わらず顔は見えない。
「なんなんだよ!何か喋れよ!!!」
「・・・」
僕は兵士は何も行動しないのを見ると、とりあえず害はないだろうと思って、女だけを相手にすることにした。
「オマエ・・・生きてるのか?」
「嫌なんだろ?」
「答えろよ!!!」
僕が叫ぶと、女は姿を消した。
辺りを見回しても、兵士しか部屋にはいない。
消えたかと思い、少し安心して床にへたれ込みました。
「あと一日だあああああああああ!!あと一日でオマエも楽にいいいいいい!!!」
突如、床から絞り込むような奇声が聞こえて、床の畳を見つめると女がいた。
畳と女が同化した。説明がしづらい感じだった。

 

 

870 :本当にあった怖い名無し:2008/02/19(火) 20:40:28 ID:DEqRaFYu0

「かあさああああああああああああああん!!!!って、また夢か・・・」
僕はまた畳の上で起きたが、昨日とは位置がずれていた。
「部屋の出口に近くなってる・・・」
まるで何かが、僕を部屋の外に持っていこうとしているみたいだった。

 

精神的に疲れて外に出ると、母さん、父さん、おじいさんが、
昨日今日と叫びながら起きているのを心配している様子だったけど、僕は軽く受け流した。

 

学校では、女が言っていた言葉が頭に響いて、おかしくなってしまいそうだった。
『嫌なんだろ?』
確かにこの状況は嫌だ。
それに、もう少しで修学旅行がある。孤独な修学旅行なんて絶対嫌だ!!
その時、隣の席の女子が話しかけてきた。
「○○(苗字)君・・・ちょっといいかな?」
「ん?ああ」
神妙な面持ちだった。
「○○君さぁ、正直言って悪いけど、友達いないよね?」
「うん、いないよ」
「あのさ、○○君の後ろにさあ・・・変なこと言ってもいいかな?」
「え?何か見えるの?」
「昨日部活やってるときに、○○君が帰ってくるのを見かけたんだけど・・・
 ○○君に引きづられるように・・・その・・」
「・・・気にせず続けてよ」
「裸の女の人が、○○君に引きづられていたんだ・・・」
「・・・ありがとう」
「ごめんね・・・変だよね」
僕は軽く気にしないように言って、放課後すぐに学校を飛び出して蔵に入った。

 

 

871 :本当にあった怖い名無し:2008/02/19(火) 20:52:56 ID:DEqRaFYu0

僕は、あの地下に絶対何かあると踏んでいた。
あのひんやりとした感じに何かあると・・・。

 

懐中電灯を使って地下にある箱を見つけると、迷いもせずに箱を開けた。
ここで僕は、中に骨か何かが入っていて、それを見つけてもらえてあの女は成仏する、と考えていた。
僕は細長い箱を開ける。
中からは、黒い束袋が出てきた。持ってみるとかなり重量がある。
「何が入っているんだろう・・・」
僕は袋から、細長い物を取り出した。
「え・・・?日本刀?」
その袋の中には、黒い鞘に収められた日本刀が2本入ってた。
「すげー!かっけー!!!って、こんなことしてる場合じゃない!」
とりあえず僕は日本刀を置いといて、箱を隅まで調べた。

 

そこで何か紙きれを見つけた。
かなり古いらしく、所どころ変色している。
漢字ばかりで読めなかったが、一部だけ読み取ることが出来た。

 

戦死 ○○勘助

「○○ってウチの・・・!」
僕は何がなんだか分からなくなって、混乱していました。
「そうか・・!この刀で女を殺せば終わるんだな!!」
今思うと、正気ではありませんでした。

 

 

873 :本当にあった怖い名無し:2008/02/19(火) 21:01:18 ID:DEqRaFYu0

殺してやる・・・殺してやる・・・
その時頭の中は、それだけだったと思います。
刀を抜いてやると、ポタッと何かが刀から落ちた。
「え?何だ?」と僕は刀を見ると・・・刃が血まみれでした。
妙な事に、血は刃から出ているように、ポタポタとずっとたれ続けています。
僕は何故かその時焦りもせずに、持っているハンカチで血をぬぐいました。
この時、僕はあの女への怒りと恐怖からか、そんなことは恐怖にも思いませんでした。
大小二つの刀から血が出ていたので、二つとも拭って袋に入れ、自室に持ち帰って、
布団のそばに置いて寝ました。
あの女、殺してやる。絶対に殺す。

 

 

875 :本当にあった怖い名無し:2008/02/19(火) 21:09:04 ID:DEqRaFYu0

「今日で最後」
僕は女の声で目を覚ました。
殺してやる!!!!!!ってあれ?口が動かない・・・!
こんな時に限って金縛りでした。
僕は必死に腕を動かそうとしましたが、無駄でした。
「今日で最後だあああああああああああ!」
女は目を血ばらせながら、俺の足を手で持とうとします。
誰かああああああああ助けてええええええええええ!
僕は心の中で助けを呼ぼうとしましたが、女は手で僕の足をつかみました。
しかし突如女は手を引っ込めて、うなり声をあげながら叫びました。
「きさまあああああああああああなにをしたあああああああああああ!!」
え?なんだ!!
女は俺にではなく、俺の左にいた兵士にむかって叫びました。
その直後、シュッ!という音とともに、女は叫び声を上げながら消えました。

 

 

879 :本当にあった怖い名無し:2008/02/19(火) 21:21:10 ID:DEqRaFYu0

僕は目を覚ましました。
清々しい朝でしたが、ふと部屋におじいさんがいるのに気づきました。
「蔵を出入りしていると思ったら・・・その刀を・・・」
僕は、あっやばいと感じましたが、この状況で言い訳何て出来るわけが無いと、
素直に今までのことを白状しました。
するとおじいさんは、刀を持って黙って出て行きました。
後で母さんが言うには、部屋で一人で泣いていたらしい。

 

そんなこんなで、僕は晴れ晴れとした気持ちで学校へ行くことができ、
授業中にギャグを言えるほどクラスに馴染むことができた。

 

そんなこんなで、東京への修学旅行。
僕は班ごとの分散行動で、靖国神社へ行きたいと言いました。
あることを確認したかったから・・・。
他のみんなは渋りました。せっかくの東京で、そんな神社なんかに行きたい中学生はそうそういないでしょう。
僕は「戦闘機とか鉄砲とかあるから・・・」っと、みんなを説得して行くことができました。
そこで、戦死した人たちの遺影が飾ってある場所へ行き、○○勘助を探しました。
名前と飾られている場所を調べるファイルで調べて、期待と不安の入り混じった微妙な気持ちで見に行った。

 

その時、僕は声も出ずに、少しの間そこに呆然としていた。
名札には『海軍少尉 ○○勘助』と書いてある。
遺影に写っていたのは・・・軍服を着た僕でした。

 

 

885 :本当にあった怖い名無し:2008/02/19(火) 21:39:31 ID:DEqRaFYu0

後日談

 

帰ってきた後、僕はおじいさんを問い詰めました。

 

おじいさんから聞いた話。
・○○勘助とは、おじいさんの弟で、大日本帝国海軍(?)の少尉だった。
・サイパンで護衛艦に乗っていたが、アメリカ軍の攻撃を受け、奮戦虚しく撃沈。
・勘助さんは脱出したそうだが、部下を多く死なせた責任を取る為に切腹。自害した。
そして二階級特進する筈が、混乱で上手く伝わらなかったので、少尉のままらしい。
・おじいさんは、跡取りであるのと、税金を多く払っていたので、徴兵はされなかったらしい。
勘助さんは職業軍人でした。
・勘助さんが自害した時おじいさんは、
勘助さんが持っていた刀(介錯と切腹に使われたらしい)を本国で受け取ったが、
血が拭い取れず、勘助さんの呪いと恐れて地下に封印した。
・おじいさんが驚いたのは、若いときの勘助さんにあまりにも僕が似ていたかららしい。

 

↓からは僕の解釈。
・女は、僕の『引っ越したくない』という負のオーラ的な物が呼んだ霊?
・隣の女子が言っていた『女を引きずっている』っていうのは、
昼間、意識があるときに、僕をどこかに引っ張ろうとして頑張っている女の霊が、
逆に僕の力に負けて引きづられていた?
・夜は僕の力が弱まるから霊がすき放題できるけど、
すぐに僕を外に引っ張れなかったのは、勘助さんが僕を守っていた?
・日本刀の血を僕が拭えたのは、僕が勘助さんに似ていて、勘助さんの無念を拭い取れることができたから?(なぜ似ていたら拭えるのかは不明)
・最後に女を切って除霊したのは勘助さん?霊同士で争った?
・今も勘助さんは、僕の守護霊として存在している?日本刀に魂が宿った?
後者だったら、その日本刀はいわゆる妖刀というものになって、霊を切り殺すことができるのだろうか?
もしそうだとしたら、これなんてアニメ?

 

現在状況
・日本刀はおじいさんが保管している。
・家は外観だけ残して、中の部屋は畳ではなくフローリングとか洋風に・・・。(ちょっと残念)
・それ以来僕の前に、女も勘助さんらしき兵士も現れない。




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280 本当にあった怖い名無し Sage New! 2006/12/18(月) 14:39:05 ID:W4tssSgx0
霊感なんて皆無のオレだけど、まあちょっとした不思議な体験。
まぁオレまだ若いけど、人生にっていうか家庭に恵まれなくてさ。
いい兄妹はいるんだけど(因みにオレは長男)親に恵まれてなくて、母親はとっくに出てったし
二番目の母親もオレが中学2年の時に出ていきやがってさ。
因みにソン時、腹違いの弟がいたんだよ。オレ男の兄弟初めてだからテンションMAXだったよ。
野球が好きだからある程度大きくなったらキャッチボールとかしてぇなぁ、って感じで。
まぁ叶わない夢になっちゃったけどね。


281 本当にあった怖い名無し Sage New! 2006/12/18(月) 14:40:03 ID:W4tssSgx0
んでまぁ、最悪なのは親父。オレが小ちゃいときからDVがすげぇの。
酷いときには妹にまで手出しやがる。その度にオレが食い止めるんだが、更なる謎の怒りがオレに向くわけ。
今、思い出すだけでもイライラしてくわ。ホント。
しかも会社クビになってやがんのオレが中学3年の時に。
そしたら何思ったかしんねぇけど、色んなトコに借金してバイク屋始めたんだよ。
まぁオレもバイク好きだから悪くは思わなかったけどね。
でもまぁ長続きしなかった。商人気質でもないしな。あの馬鹿は。
つか毎日、家にいて店に行かねぇんだもん。そら潰れるわ。
しかも去年の夏にパクられやがった。警察に。
兄妹だけで生活なんてできないから、祖父母のトコに行ったんだよ。オレもまだ高校生だしね。
そしたら同じ時期にばぁちゃん胃がんになっちゃった。
その時は手術すれば治るなんて言って胃の摘出手術受けたんだけどね。
因みに手術後に摘出した胃を見せてくるんだよ。医者が。まぁオレ自称グロマスターだけど、生はやっぱきつかったよ。
気持ち悪!ってなったもん。
いやまぁそれはどうでもいいだけど、再発しちゃったのよ。その年の12月頃だったかなぁ。
日ごとに衰えてくばぁちゃん見るのはホントに辛かったよ。省いてたけどオレかなりばぁちゃん子だったんだよ。
んで今年の三月に逝っちまった。
まぁ信じてない奴が大半だろうけど、一応信じてる奴のタメに言っておこう。神様なんていねぇよ。


282 本当にあった怖い名無し Sage New! 2006/12/18(月) 14:40:33 ID:W4tssSgx0
まぁそこからちょっとやさぐれちゃってさ。学校なんて行く気無くして、自主退学したんだ。
まぁ学校行かなくても友達とは遊ぶっつうんで、バイトを新しく始めたんだな。 O阪のK橋の立ち飲みバーで。
バーテンなんかしてると色んな人に色んな話を聞けるんだよ。
中には守護霊が見えるなんて人も居るわけ。オレ、オカ板来てるけど霊の存在なんてホントは信じてなかったんだよ。
でも、その考えは変わった。
ちょっとした好奇心で、守護霊が見えるって人に「じゃぁボクの守護霊見て下さい」なんて軽く言ってみたら
その人ポロポロ涙流すんだ。
「どうしました?」って聞いたら
「苦労したんやねぇ・・・」だって。
びっくりして(゜Д゜)ポカーンってしてたら「おばぁさんに聞いた」って言い出した。
続けて「おばぁさんは、ホンマに今キミの事を心配に思てる。学業の事も将来の事も」って言ったんだ。
「どこに見えますか?!」ってオレが聞いたら、黙ってオレの後ろを指差した。
バって後ろ向いて、ここにばぁちゃん居てるんか。って思ったら涙止まらなかったよ。
そしたらマスターが気きかせてくれて、はや引きさせてもらった。いつもは始発で帰るのにその日は終電で帰ったよ。
電車に乗り込んで座席に座ったんだ。気がついたら家。リビングの入り口に立ってるんだ。真ん中にコタツがあるんだけど、ばぁちゃんがテレビの方向いて座ってる。
「ばぁ!」って叫んだらばぁちゃんがこっち向いて、生きてた時と同じ笑い顔で「がんばりや。」って優しく言った。
そこで目が覚めた。電車で寝てたんだな。コレが。
さっき店であんな事言われたから見た夢かな?って一瞬思ったけど、ばぁちゃんがオレを励ましてくれたんだって今は思いたい。
とりあえず、じぃちゃんまだ生きてるし、じぃちゃんと妹を大切にしながら生きてこうと思う。
来年には高校生やり直すよ。通信か単位制で。ホントは九月に入学できたんだけどそれだと奨学金でないから。来年受ける。
ばぁちゃんが、いつでも後ろに居るとおもったら心強いしね。

長文の上、文才なくてごめんなさい。工房が偉そうに言ってスイマセン。
最後まで読んでくださった方、本当にありがとうございます。







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899 :可愛い奥様@\(^o^)/:2016/10/06(木) 20:34:19.79 ID:q+sZtu/n0.net
ある日、亡くなった祖母が夢に出てきた。
親戚のみなさんと温泉旅館で温泉に入ってたら、脱衣所に通じる戸が開いて、
祖母が「みんなありがとう。おつかれさん」みたいなことを言って戸を閉めた。
起きてカレンダーを見たら、ちょうど初七日だった。

またある日、祖母が夢に出てきた。
祖母はずっと暮らしてた田舎の家の中で、祖母から見て長男の嫁であるおばについて家の中をぐるぐる周ってた。
おばには祖母が見えて無いっぽい。
一通り周ったところで「大丈夫だね」みたいなメッセージが頭に入ってきて、
そのまま霧が晴れるように祖母が消えたところで目が覚めた。
カレンダーを見たらちょうど49日だった。
「あぁ本当にいなくなったんだ」と思って葬式の時より泣けた。


900 :可愛い奥様@\(^o^)/:2016/10/06(木) 20:45:05.11 ID:q+sZtu/n0.net
その話を父にしたら、「ばあちゃんはワシの夢には出てこないんだよな」と寂しそうに言った。
1年たったある日、父が嬉しそうに、
「この間、ばあちゃんが夢に出てきてな。
 のれんの向こうで隙間からじっと見つめてくる人がいて、
 顔は隠れてるけど姿かたちはどうみてもばあちゃんだったから、『ばあちゃんか?』って訊いたら、
 焦って手を左右に振って『ちがう!ちがう!』みたいなそぶりをして走って逃げちゃった」
と、嬉しそうに語ってくれた。

数年後のある日、祖母の夢を見た。
「ここをね、こんな風にハイカラにしたんだよ」って父の実家の家の中を見せてくれた。
囲炉裏があった部屋が、洋風リビングになっていた。
私がその向こうの戸を開けると真っ白で何も見えなかった。
振り返って祖母に「なんで真っ白?」と訊いたら、
「すまん。仏壇からは、ここまでしか見えないんだ」って申し訳なさそうに言われた。
後日父から、実家の○○(従兄の長男)が結婚するから家をリフォームしたらしい。
今度新しい家のお披露目があるから行ってくると言われた。
私の願望で見た夢ではなさそうだ。




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