【閲覧注意】怪談の森【怖い話まとめ】

当サイト「怪談の森」は古今東西の怖い話~ほっこりする神様系の話まで集めています。 随時更新中!!

カテゴリ: 祟り



670: 本当にあった怖い名無し 2018/03/16(金) 12:56:51.58 ID:Pd4k+ooa0
小学生の頃、聞いた話なんだが、
記憶がうるぼけですまん。

昔、両親の友人が大きい白蛇を見つけ、
飼育してた鶏を飲み込もうとしていたところ、
鶏を助けるため白蛇を殺したそう。
その夜、殺した白蛇が夢に出て来て、
「お前をいたぶって(?)と殺す」と
言われたそう。その友人は、病気不明の下半身が動かない症状が出て、その後苦しみながら亡くなった。と、両親から聞いた



677: 本当にあった怖い名無し 2018/03/16(金) 17:38:39.77 ID:Pd4k+ooa0
この大きな白蛇の話ですが、ネタみたいですが実話です。
証明するものがなくて、申し訳ないんですが。

気になっているのは、鶏を飲み込む程の大きな白蛇がなんだったのかを気にしています。
誰にも言えなくて、もしかしたらここなら誰か知っているのではと思いました。



678: 本当にあった怖い名無し 2018/03/16(金) 17:57:42.13 ID:m1BCJa4/0
>>677
うちの一族にも似た話があるから信じるで



687: 本当にあった怖い名無し 2018/03/16(金) 22:36:15.14 ID:m1BCJa4/0
>>うちの祖先様が家を立て直す為
古い家を壊していたら白蛇が出て来た
それを殺してしまったらしい
それから暫くしてその人死亡
息子と孫はどちらも33歳で死亡
商売繁盛して結構金持ちだったが
商売も傾いちゃってアボン
当時5000坪位有った土地は色々有って
今では10分の1程になっちまいましたとさ
以降うちでは白蛇は絶対殺すなと言われてる



688: 本当にあった怖い名無し 2018/03/16(金) 23:02:27.85 ID:PLfkn7du0
>>687
教えて頂きありがとうございます。

他人の話でも、怖いですね…!
背筋がゾゾッときました。
白蛇って、アルビノだけだろとか考えちゃうんですが、
何か力を持ってるんですね…






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731 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/06/28(土) 10:39:21.88 ID:/1er3RsM0.net
ほんのりよりは怖いと思うけれど、洒落にならない程ではないと思うお話投下します。
かなり長文になってしまう事お許しください。


時期や場所は詳しく言えないけれど私の父の実家がある場所にまつわるお話。

父の実家はとにかくドがつく田舎、集落には両手で数えきれるほどしか家が無い。
山の奥なので土地だけは豊富にあったが、買い物や病院に行くにもバスを乗り継いで半日はかかるという恐ろしい土地だった。

父から聞いたことによると、集落にある家は全部同じ苗字で、
父が小さい頃は個々の家にはまだ電話がなく、 集落以外の場所へ連絡をとる時は一つだけある商店に設置された電話を使った。
集落の土地はかなり広いので各々の家は距離が離れていた。

その為回覧板はなく、連絡事項は長老さんと呼ばれる家に設置された機材から、
集落の中の電柱に設置されたオレンジ色のメガホンみたいなスピーカーで流していた。
そんな不便な場所にも関わらず集落には若い夫婦が何組かいて、学年はばらばらだが小学生の子供が何人か居た。

私たち家族は普段は母方の実家に近い、比較的開発の進んだ場所に住んでいた。
例年お盆は父の実家で過ごすのが小さい頃からの恒例で、
車で何時間もかけて行くその集落は自然がいっぱいの別世界、私は毎年お盆が楽しみで仕方がなかった。

私が小学4年生の夏休み。
父方のおじいちゃんの家に泊まった次の朝、私が泊まりに来ていることを知った近所の子供(Aちゃん)が遊びに来た。
Aちゃんは私より一つ年上で、集落の分校に通っている子供の中では最年長、そしてただ一人の女の子だった。
年に一度しか会えない友達で小さい頃はとても仲良しだったけれど、
毎日年下の男の子に囲まれて実質ガキ大将のようだったAちゃんとはここ数年あまり話が合わなくなってきていた。

私は当時流行っていた女性アイドルグループに夢中で、Aちゃんは毎日泥んこでチャンバラごっこをやっている、
そんな感じで一緒に遊んでもつまらないと感じるようになっていたからだ。

その日私は、 夏休みに入ってから自分のお小遣いで買ったキラキラしたビーズの髪留めをつけていた。
遊びに来たAちゃんは開口一番、それちょうだい!と私の髪留めをむしり取ろうとした。

今になって思えば、Aちゃんも少しずつ思春期を迎えて女の子らしくなりたいと考えていたのかも知れないけれど、
当時私は自分で買った大事な宝物を取られてしまうのが嫌で必死に抵抗した。
Aちゃんは怒って「もう遊んでやらない」と言い残して帰ってしまった。

毎年、泊まった次の日は朝から昼まで、家の中でお盆のお供養があるからと外に遊びに行かされていた。
もともと一人遊びも嫌いじゃなかった私は、Aちゃんとケンカしたことは少し引っ掛かっていたものの特に支障なく裏庭で遊んだ。

10時をまわった頃、庭にまたAちゃんがやって来た。さっきあんなに喧嘩したのに、
何事もなかったかのような笑顔で話しかけてきたので私はほっとした。Aちゃんは私の前にしゃがんで、
「いいこと教えてあげよっか」と訳知り顔で言った。

私がうん、と言うと、Aちゃんは口に手を添えて、
私の耳に内緒話をするみたいにして鼻歌まじりの不思議な歌を歌い出した。メロディは唱歌の「浜辺の歌」に少し似ていた。

歌い終わったAちゃんが言うには、その歌は「聞くととっても良いことがある秘密の歌」らしい。
ナイショのおまじないだよ、大人に言っちゃだめだよ、そう言い残してAちゃんは走って家に帰ってしまった。

お盆のお供養が終わって、じいちゃんが私を呼びに来た。
お昼ご飯はそうめんとおばあちゃん手作りの山菜の入ったちらし寿司で、
家族皆で楽しく食べた後、眠くなった私は仏間の隣の部屋で寝転がった。

目を覚ましたのは4時だった。
じいちゃんの家の古い柱時計がぼん、ぼん、と四回鳴って、家の中は一番暑い時間だった。

山に囲まれた集落は日が落ちるのが早くて、昼間と違って外から入り込む光が少しだけオレンジがかっていた。
じーわじーわ、かなかなかなかな、ひっきりなしに蝉の声が聞こえてた。
ああ、寝ちゃったんだと思いながら体を起こした。
頭がクラクラして、父と母も、祖父と祖母も近くにいない。

毎年だったらお供養をした日の夕方はみんなでお墓参りに行っていた時間で、
寝てしまった私を起こさずに置いて行ったんだろうと思って気にせずに、また畳の上に横向きに寝転がった。

そこで、動けなくなった。

じいちゃん家の畳は古くて、日焼けして赤茶色になっている。
ばあちゃんが熱心に掃除をしているからか、所々ニスを塗ったみたいなあめ色になっていて、
その畳の一畳分向こうに、 白いお餅の塊みたいな赤ん坊がこっちを向いてごろんと寝転がってた。

金縛りという現象なのか、体は手足も指先も縛りつけられたみたいに動かなくなっていて、
唯一息をする所だけが動かせた。寝転がった赤ん坊の鼻のあたりに焦点があってしまった
まま目玉も動かせず、瞼も固めたみたいに動かなかった。

赤ん坊の顔は真っ白で、この状況を理解できてない頭の中で、
これじゃ白ん坊だよなぁなんて思った。
黒目の大きい瞳で、口はお餅に入れた小さな切れ目みたいだった。ふくふくした

柔らかそうなほっぺが餅が膨らむみたいにもりーっと持ち上がって、
ああ口がどんどん開いてるんだな、泣くのかな、と思って、けれどおかしい事に気が付いた。

口が大きすぎる。
目玉が動かせなくてずっと見つめている小さな鼻がどんどん上向いて持ち上がって、
鼻筋どころか目と目の間に小鼻が食い込んでもまだ盛り上がる。そのうち焦点があっていた場所に鼻はなくなり、
口の部分から広がった大きな穴がぽっかり覗いた。

さっきまでぷーっとしていて可愛く見えた筈の顔の大部分が穴になって、
まるで黒いボーリングの玉に赤ん坊の顔面の皮を無理やり被せたみたいに見えた。

怖いのに目が離せない。
瞼が閉じられなくて、目が痛くて涙で視界が滲んだ。
赤ん坊の口は更にどんどん広がっていって、ついに顔中が穴になった。
もう目も鼻も捲れあがって、白い赤ん坊の体の上に、首の代わりにウツボカズラが乗っかっているみたいだった。
ああ、食べられる、と思った。
涙でじんわりした視界の中で相変わらずふくふくしたままの白い手足がクモみたいにうねうね動いて、
ウツボカズラみたいな大穴がこっちを向いた。

真っ黒い穴の奥には、ぎっしりと白いものが詰まってた。
お饅頭みたいな大福みたいな、おにぎりみたいな白いころんとしたもの。
目に溜まってた涙が頬っぺたにボロッと流れて、一瞬だけど視界がよくなった。
全部、真っ白い赤ん坊の手だった。
口だった穴の奥底から、お、あ、あ、と大人の男みたいな声がした。


うわああ、と私の喉から声が出た。
それど同時に体が動いた。逃げなきゃ、食われる、そう思って手足をじたばたさせたら、
しわしわの大人の手でそれを押さえつけられた。
じいちゃんとばあちゃんが暴れる私の手足を押さえて、大丈夫か、しっかりしろ、と声をかけてきた。
傍にお父さんとお母さんも居た。
助かった、そう思って、私は泣きじゃくった。

涙が止まって、気持ちも落ち着いてすぐに、私はさっき見た怖い夢の話をした。

じいちゃんは珍しく厳つい顔をして、父と母はもう大丈夫だよと私を抱き締めてくれた。
もう4年生だったけれど、今夜はお母さんが一緒に寝てくれると言った。
そして、何度もうんうん頷きながら私の話を聞いていたばあちゃんは、その日の晩御飯の後で、私を仏間に連れて行った。
仏壇の傍の座卓にはじいちゃんも座っていた。

「孫ちゃん、今日みたいな怖い夢を見ないように、良いことを教えてあげる」
そう言いながら、ばあちゃんは歌を歌ってくれた。

昼間、Aちゃんが庭で歌った、あの歌だった。

私がAちゃんの事を言うと、いつもはにこにこして優しいじいちゃんが無表情のまま立ち上がって仏間を出て行った。
ばあちゃんは私の手をとって、私を膝に乗せながらその歌を一小節ずつ、丁寧に丁寧に教えてくれた。
もう怖い夢を見なくて済むように、これからはこの歌を毎日歌ってから寝なさい。
Aちゃんが言った通り、良いことがある歌だよと言って。

その晩、寝る前に私はその歌を口ずさんだ。
父も母もその歌を知っていて、3人で一緒に歌ってから眠りについた。
怖い夢は見なかった。
その次の日、私たちはじいちゃんばあちゃんと別れて家に帰った。

あの日の出来事について詳しく知ったのはだいぶ後になってからだった。
4年生の夏休み以来、毎年恒例だったお盆のお泊りが2~3年に一回の行事になった。
私も中学生になって勉強や部活が忙しかったりであまり気にはしなかった。

ある年の春先、じいちゃんが亡くなり、私たち家族は初めてお盆以外の時期にその集落へ泊まった。
私も母も父も泣きじゃくってじいちゃんを見送り、ばあちゃんを私たちの家に暮らさせようという相談もしたけれど、
ご近所の人が助けてくれるしこの土地で骨を埋めたいというばあちゃんは説得できなかった。

お葬式も終わり、いよいよ帰ることになった日の朝。
4年生のあの年以来疎遠になってしまっていたAちゃんが訪ねてきた。
Aちゃんは大人っぽい、綺麗な女の人になっていた。
開口一番、Aちゃんは私に頭を下げながら「あの時はごめんなさい」と謝った。

訳が解らなくてきょとんとしている私を見て、
奥の間から出てきたばあちゃんが「そろそろ話しておかなきゃいけないね」と言って、
あの時のように私とAちゃんを仏間へ連れて行った。
あの時座卓に座っていたじいちゃんは、遺影になって仏壇の所に飾られていた。

以下は、ばあちゃんが話してくれた方言まじりの昔話を要約したもの。

父の実家があったこの土地は、初め、ある理由があって村八分にされた一家が落ち逃れてきた事から始まった。
(被差別部落という訳ではないそうだ)
集落の苗字が同じなのはその為で、もともとは一つの家から始まった遠い親戚の集まりだった。
 
何十年もして村八分が解かれた後も、集落の人々は周りの土地に干渉されるのを嫌って内輪だけで栄えてきた。
近親の結婚が続いたせいか、知恵の遅れた子や障害を持った子供がよく生まれたのだそうだ(ばあちゃんはわろごと呼んでいた)
元々この土地は肥沃な上、少人数の集落だったので食べ物に困って口減らしをすることは
無かった。けれど少人数であるが故に子供は大事な働き手であり、
仕事をすることができないわろご達はそうであると解った時点で殺してしまった。

そんな事が何年も続き、やがて集落と周りの地域との軋轢もなくなり、
集落の外から嫁や婿が来るようになるとようやくわろごが産まれる事も無くなってきた。

ところがその頃から、集落で生まれた健康な子供がある日忽然と行方不明になったり、
山で居なくなったと思った翌日ひょっこり帰ってきたが頭がおかしくなっていたりと不気味な事が起こり始めた。
初めは小さい子供ばかりがそういう目にあったが、やがて若者、親の世代にもそういう怪異に巻き込まれる者が出始めた。
おかしなものを見たという報告も多数上がった。
皆、口をそろえて真っ白な赤ん坊に食われそうになったとか、口の大きな真っ白な子供に追いかけられたと訴えた。

これはわろごの祟りではないか?と誰とはなしに噂がたち始めた。
何故なら、かつて殺したわろごは供養することも無く山の中腹にある岩場に放置して、獣や鳥に荒らされるがままにしていたから。
今と違って「わろご」のような人たちへの差別や偏見がとても酷かった時代、
そういう者が産まれてしまったことを記録として残すのを嫌がったのだそうだ。

集落の人たちはやっとそれらを供養することに決めた。
けれどやはり、そういうものの記録を形に残してしまうことを嫌った人々は、
その地域の山を信仰していた古い修験者さんに「御詠歌」のようなものを作ってもらった。

もともとお経や祝詞は「耳で聞く」と同時に「口で唱える」ことで二重にご利益や徳があるもので、
お経を聞くだけの一般人よりも、「口で唱えた」自分の声を「耳で聞いて」いる僧侶の方が徳が積まれるのはその為なのだそうだ。
 
集落に与えられた歌は、殺めてしまったわろご達への供養の意味を込めた歌だった。
ばあちゃん曰く、集落の人はわろごを殺した「加害者」であると同時に、自分たちの血の繋がった子供を殺された「被害者」でもある。

だから集落の人間は、その歌を「歌うことで供養する」と同時に「耳で聞くことで供養される」立場にあった。
この供養の歌を、毎晩欠かさず歌うように。修験者からそう言われたことを守るようになってから、集落での怪異は治まった。
しかし、それと同時にある問題が起こった。

ここからはばあちゃんの話した事をそのまま書きますので、差別的な表現が混じってしまうことをお許しください。

わろご達の大半は身体ではなく知的な障害であった。それ故に、物事の判断をつけることが難しい。
(ばあちゃんは「き○○いだから思い込みも勘違いも激しい」と表現していた)

そのせいで、わろご達の中では、歌を歌って「供養する」人間は自分と相容れないい存在であるものの、
歌を耳で聴いて「供養される」人間を自分達の仲間だと思い込み、自分たちの中へ取り込んでしまおうと寄ってくるようになったのだ。
歌を歌える人間には怪異は起こらない。しかし、
歌を歌うことができない、耳で聞くことしかできない赤ん坊や痴呆に掛かった老人が次々に「引き込まれて」しまった
(ばあちゃんはそうとしか表現してくれなかった。
 
行方不明になったのか、おかしくなったのか、死んだのかは解らない)
それが解って以降、集落ではその歌を「余所者には決して聞かせてはいけない、
集落の子供にもしっかり歌える年になるまでは絶対に聞かせてはいけない」タブーの歌として伝えるようになった。

ここまでが昔話。

その歌はそんなブラックな昔話と一緒に「集落の伝統」としてひっそり伝えられてきた。
集落の子供たちは、小学校中学年くらいになると親からその歌を教えられるが、
内容が内容なので本当の由来は聞かされず
「よその人には決して聞かせてはいけない伝統の歌」として教わっているに過ぎないのだそうだ。

ばあちゃんの話を聞き終えたAちゃんは言い難そうに私に向き直った。

「あの年、5年生になったばかりの時に私はその歌をお母さんから教わった。お母さんは
 「歌えない人には絶対に聞かせてはいけない、何故ならその人が不幸になってしまう歌だから」
って言って教えてくれた。

あの時、都会から来た(私)ちゃんが女の子らしくて可愛くてとても羨ましかった。ずるいと
思った。ちょっと意地悪してやろうって軽い気持ちで聞かせてしまった」


都会で生まれて都会で暮らしている私には、そもそもその集落のわろご達を供養する責任は無かった。
しかし小さい頃から集落の土地の恩恵を受けて育った父と、その父と結ばれた母には因縁がある。
私は知らなかったけれど、父と母は毎晩寝室で、寝る前にあの歌を口遊むのが決まりごとになっていたのだそうだ。
そして毎年のお盆のお供養、あの時間私だけが外に遊びに出されていたのは、
お供養の時に皆で歌うあの歌を聴かせない為だったらしい。

あの日の晩、温厚だった私のじいちゃんはAちゃんの家に怒鳴り込んだそうだ。
お前のとこの娘のせいで、うちの孫にまで因縁ができてしまったと。
孫は一生、あの歌に付きまとわれて生きることになったと。

あの夕方、蝉がわめく暑い空気の中で私が見たものは偶然の夢かも知れない。
けれど未だに鮮明に覚えているあの不気味な白い赤ん坊の姿。

あまりにリアルに思い出せるせいで、
私に技術さえあったなら映像にして細部まで再現できるんじゃないかとすら思うあの光景。
赤ん坊との距離も、暴れた手足を押さえつけたじいちゃんばあちゃんの手の感触も、
怖いくらいにありありと覚えている。


そして現在。
ばあちゃんも亡くなり、元々古かった家は朽ちて住めない状態になり、
私たちはあの集落へ行かなくなった。けれど今でも私と両親は、習慣であの歌を毎晩口遊んでいる。
Aちゃんとはその後また仲良くなった。

今でもあの集落に暮らしていて、集落の中で結婚して子供も生まれた。
集落は相変わらずド田舎だけど、周辺の開発が進み前よりは便利な土地になったという。

近年、とあるドラマでとある隠れた名所が取り上げられた。
それまでは観光客など滅多に行かなかったその場所に、年間何千人もの人間が訪れるようになった。
じいちゃんばあちゃんが暮らしていた、あの集落のすぐ傍だった。

何だか懐かしくなって久々にAちゃんに電話をすると、Aちゃんの家も去年から民宿を始めたという。
新しい住人も増え、観光客向けの食堂は土日になるといつも込み合っているという。

「泊まりにおいでよ!タダでいいよ!」そう話すAちゃんのお言葉に甘えて、
何年かぶりに集落へ足を踏み入れた私を、あの日から毎晩口遊んで眠ってきたあの歌が迎えた。
電信柱から生えた、古びて朽ちかけたスピーカーからだった。
オルゴールのような音色のメロディは、浜辺の歌に似た、聞き間違う筈もないあの曲だった。

「12時と5時の時報代わりにね、新しい集会長が決めちゃったんだ」
Aちゃんは苦笑を浮かべながらそう話した。

「地元特有の伝統の歌だからね。観光客相手にもウケるだろうって。年寄世代は皆亡くなっちゃったし、
若い私たちくらいの世代であんな伝統、信じてる人ほとんど居ないんだよ」
そう言いながら呆れたようにため息をつくAちゃんの横で、
小学生になったAちゃんの息子は無邪気にあの歌を口遊んでいた。

商店の横にある食堂には何人も観光客が並んでた。
「メロディだけなら大丈夫なんじゃない?」
そう言って笑うAちゃんにはとても言えなかったけれど、小学四年生のあの時、
裏庭でAちゃんが聞かせてくれたのは鼻歌交じりで歌詞なんか解らなかったよ。
 
もともとあれは供養の意味だけを込めて作られた歌で、私みたいに集落出身の
血が入らなければどうという事は無いのかもしれない。

けれど、ばあちゃんが言っていた話がもし本当だとしたら。
この集落に憑りついたあの白い赤ん坊に、集落の人とそうでない人との区別なんてつくんだろうか?

都会の人はぐねぐね曲がり角が多い山道の運転に慣れていない。
道幅も狭く傾斜も強い集落への山道は、開発が進んだとはいえ相変わらずの様相だった。

事故は、名所からの帰りの山道で起こる方が圧倒的に多いらしい。

長文大変失礼致しました。私の父の実家にまつわるお話は以上です。




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247 :本当にあった怖い名無し:2008/08/14(木) 14:44:46 ID:kipm/8520

随分昔のことなので細かいところまで覚えていませんが、思い出しながら書いてみます。 

家の近所に、子供達に『ヤマキの墓』と言われている古い慰霊碑みたいなのがありました。 
高さ1m位の自然石を石の土台に立てた感じでした。 
随分古いものらしく、表面は苔むしていて何と書いてあるか読めませんが、
薄暗い藪を少し入った所にあることや、時々お供え物が置いてあったりと、子供ながらに畏怖を感じさせるたたずまいがあり、
内容は覚えていませんが、怪談話とかもあったと思います。


249 :本当にあった怖い名無し:2008/08/14(木) 14:50:38 ID:kipm/8520
さて、小学校五年生頃の事です。 
仲間同士で、慰霊碑のある藪に秘密基地をつくり、マンガやお菓子とかを持ち込んで暇をつぶしていました。 
ある日、また仲間同士で秘密基地に集まったとき、
仲間のTが「ヤマキの墓の下には瓶が埋まっていて、中には生きたナマズが入っている」と言い出しました。 
なんでも親戚の結婚式で帰ってきている叔父の話らしく、
生きたナマズが地中の瓶なんぞに入っているなど仲間内では信憑性ゼロ。 
もう口の悪い仲間からは嘘つき呼ばわりで、T本人は言い出したからには引っ込みがつきません。 


250 :本当にあった怖い名無し:2008/08/14(木) 14:54:25 ID:kipm/8520
それでTにお願いされて、日曜日にTと私とK、Bの四人で墓の土台の下を掘ってみることになりました。 
ちなみに私やK、Bは霊感なんてありません。
度胸の据わった強者って訳でもありません。好奇心にかられて何となくついて行きました(内心小判とか期待していた)。 
一度、ヤマキの墓に近いKの家に宿題をみんなでやる名目で午前中に集まったあと、
昼食をご馳走になってから、秘密基地に移動。 
装備は誰かが持ってきた懐中電灯とシャベル2つと、Kが何故か持ってきた十手(祭りの輪投げの景品?)で、
特に考えもなく墓に向かって出発。 


252 :本当にあった怖い名無し:2008/08/14(木) 14:58:28 ID:kipm/8520
墓についたのは多分2時頃だったと思いますが、少し雨が降りそうな雲が出てきて、蒸し暑かった記憶があります。
とりあえずTはナマズを目指し、他3名は小判を目指して土台の前を掘り始めました。 
土は砂利混じりでなかなか硬く、10分がりがり掘っても10cm位しか掘れません。
自分たちは交代しながら1時間近くかけて50cm位堀おこしました。 
まったく何も出てきません。
子供なので飽きてきたところ、突然大雨が降ってきたので、近くの木下に避難しました。 
今まで掘っていた穴にみるみる泥水が溜まっていくのをみて、面倒くささが倍増してきて、また今度掘ろうって事になり、
一応今掘った穴が埋まらないように草か何かを詰る事を決めて、その辺の草や枯葉を皆でかき集めていると、
穴から「ゴボ・ゴボ・・・」と音がしてきます。 


253 :本当にあった怖い名無し:2008/08/14(木) 15:03:19 ID:kipm/8520
ナマズ? 
自分はそう思いました。みんなもそう思ったかもしれません。 
穴の周りにみんなが集まり覗いてみましたが、泥水でよく見えず、ナマズが噛むかもしれないので手も入れられません。 
時々「ゴボ・・」と泡がたち水面が動きます。
Tが木の枝を取ってきて穴の中に差し込んでみました。 
暫く適当に動かしていましたが、「ゴリ・・」と何かに挟まるような音がした後、木の枝は抜けなくなってしまいました。 
巨大ナマズかも・・と思い、もう誰も穴にちょっかい出せません。 
暫く呆然としていると、Kが十手を手にトコトコと穴まで行って、穴に十手を突っ込もうとしたとき、
「うわぁ!」とか言ってダッシュで逃げ出した。 
怖いもの見たさもあって3人で近づいたところ、一番先に穴を覗いたTも「うぁ!」と悲鳴をあげて逃げ出した。 
後は、自分も連鎖反応で秘密基地までダッシュで逃げていった。 


254 :本当にあった怖い名無し:2008/08/14(木) 15:07:39 ID:kipm/8520
秘密基地でKとTに話を聞いたところ、
泥水の中で、うっすらと血の気のない人の口が枝の先に噛みついているのが見えたそうです。 
とりあえず、基地も同じ藪の中にあるので、Kの家まで避難してからそれぞれ家に帰ることにしました。 
帰るときはTはばつが悪そうで、Kはちょっと自慢気な感じだったのを覚えています。 

驚いたことに、Tは兄貴に頼み込んで、後日一緒に穴を埋めに言ったそうです。
枝は先が噛みちぎられたみたいになって倒れていたそうですが、怖いのでサッサと埋めて踏み固めてきたそうです。 
やっぱ、責任を感じたのかな?


255 :本当にあった怖い名無し:2008/08/14(木) 15:10:03 ID:kipm/8520
その後、最初にTが、続いてTの兄貴が足の小指を強打する事件があり、『ヤマキの呪い』と言われていました。 
Kもクラスで最初に毛が生えたので『ヤマキの呪い』と言われていました。ガキですね。 

読んだ皆さんが足の小指を強打したり、毛が生えたら呪いかもしれません。 


799 :本当にあった怖い名無し:2008/08/23(土) 13:27:17 ID:NTC3Ds3D0
皆様乙!『ヤマキの墓』がらみの話を書いたモンです。 
カキコの後で少し気になったので『ヤマキの墓』について地元の人に色々聞いてみたんですが、
謂われがあるみたいなので追加します。 

昔あの墓がある辺りにやたら強い落ち武者か何かが住み着いて、食い物やら女の人やら盗んでいたらしいです。
そいつが『ヤマキ』らしい。 
ヤマキの悪さは許せないが強くて敵わない。
そこで、そいつを用心棒として雇って食事とか生活の面倒はみる代わりに女の人は返してくれって持ちかけたそうです。 
ヤマキの方も、何時までも一人で強盗家業が続く訳でもないので、条件をのんで用心棒になったそうです。 
でも、用心棒に雇うって言うのは口実で、娘や許嫁を傷物にされた恨みを油断させて晴らそうって事だったらしく、
最後は酒で酔わせて皆で滅多切りにしたらしい。だまし打ちですね。 
そんな感じで『ヤマキ』は片付けたんだけど、
死体は酷たらしいわ、だまし討ちの負い目はあるわで、一応死体の肉片をかき集めて坊主を呼んで丁重に葬ったらしい。 

ってのが『ヤマキの墓』のスプラッターな伝説です。 

掘り返したのに大した呪いが無いのが不思議だ。 


死ぬほど洒落にならない怖い話を集めてみない?197

711 :本当にあった怖い名無し:2008/09/14(日) 19:44:44 ID:MTdc1HWP0
最近まとめサイトを読みに行って、自分の知っている話と似ているのがあったのですが、
少々内容が違うようなので投稿します。 
『ヤマキの墓』絡みです。

戦前の話です。 
とある山を深く入ったところにある村で、『ヤマキ』という男と関わりのある3人の女性が死にました。 
最初の一人は彼が強姦殺人犯とされた被害者の少女。 
次は3年後に彼の母親が飢え死にしました。 
その2年後に彼が仕えた家の妻が自殺しました。 
その後、『ヤマキ』本人が死にました。
これはめった切りの惨殺だそうで、膾のように切り刻まれた死体の上にただ土をもって墓としたそうです。 
『ヤマキの墓』には『生きたナマズ』って言うのがありましたが、『膾(ナマス)』の事だと思います。 

さて、不思議なことに『ヤマキ』は生前、この3人の女性を手厚く弔っており、 
その間は何も無かったそうですが、殺害された後にそれぞれの祟りがありました。 


712 :本当にあった怖い名無し:2008/09/14(日) 19:45:32 ID:MTdc1HWP0
いずれも3人の女性の内誰かの霊を見た後に発狂して人を殺すといったもので、 
鏡やガラス、水面といった反射するものを覗いたときに、3人の内誰かが直ぐ後ろに立っているのを見た後に発狂するらしく、 
彼女達に負い目のある家々は3人の女性を弔うようにしました。 
しかし、発狂殺人は止まなかったようで、 
何処かの偉い坊さんの薦めで『ヤマキ』の死体を掘り返して集め、 
それを瓶に入れ直した後で丁重に弔ったところ、祟りは収まったそうです。 
つまり、この3人の女性の祟りを避けるには、 
生前にただ一人彼女らを弔っていた『ヤマキ』に頼らなければならないのです。 

その後、女性達の墓は近寄るだけでも祟りがあると言われて誰も近づかない様ですが、
『ヤマキ』の墓だけは弔いをするようです。 

以上が自分の知っている『ヤマキ』の話です。






167 :本当にあった怖い名無し :2010/01/21(木) 00:07:23 ID:yAVf9dAY0
公務員の知り合いから聞いた話。

とある公共施設が移設され、土地が買い上げられ整地されていた。
工事を請け負った会社は、土地にあった井戸を適切に処理せず、
整地時に出た建設ゴミを井戸に投棄して埋め立て、その上でサラ地にしていた。

完成後、そこのトップが胃を煩って手術。他職員も鬱煩いやら気管支炎やら交通事故やらで不幸が相次ぐ。
あまりに多発するので、皆で神社にお祓いをお願いし、みてもらったところ、
「もうどうにもできません。蛇を怒らせてしまっている」と、お守りを渡された。
その職員さんたちの不幸はそこで止まったらしい。

だが、配置換えで人員は年々入れ替わる。
それから十年、何度代替わりしても、施設長は必ず胃を煩って倒れ、腹にメスを入れている。
いつかこの話が風化し、伝わらなくなったとき、この呪われた土地はどうなるのか。
ちなみに、工事した会社の社長さんは亡くなっているとのこと。

以降、話をしてくれた知り合いの叫び。
「市民の血税吸い上げて、ずさんな仕事で公共の土地を穢しておいて、それで社長一人死んで終わりかよ○○会社!!
 てめえらだけで呪われろ!!井戸直せ!工事代返せ!!医療費払え!!
 お祓い代もきっちり払ってから、蛇に土下座で詫びておとしまえつけろ!!!」

正義に燃える公務員が怖いです。






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490 :本当にあった名無し:2009/05/11(月) 15:42:18 ID:5NQ9JxBy0
小さい頃、栃木のド田の祖父の家に住んでた。 
じいちゃんと一緒に散歩してる時に、うちの家系に伝わっている祟りの話をきいた。 
それから猫が飼えなくなった。
ごめんよ本当にごめんよ‥ぬこ。


494 :本当にあった怖い名無し:2009/05/11(月) 19:07:20 ID:gD06vgna0
>>490 
詳しく


498 :本当にあった怖い名無し:2009/05/12(火) 10:07:24 ID:TmALmDU80
>>490 ちょ、ネコの祟りって何があったの? 
話題だけふっておいて逃げんな~ 


499 :本当にあった名無し:2009/05/12(火) 15:19:17 ID:MoB/dE7z0
>>490だけど話振り逃げごめんね>>494>>498 

ぬこ大好き人は読まないほうがいいかも。
これが、俺が聞いたうちの家系の猫の祟りの話。 

むかし男の子が、正月で使う餅つきの臼が出したままになっていたので、その臼ときぬで遊んでいた。 
なにか他に楽しいことは無いかなと考えた時、たまたま家の前によく太ったぬこが寝そべってた。 
子どもは嫌がるぬこを無理やり臼に入れて、興味本意で‥臼を使ってねこをきぬで潰したと‥。 
その猫は埋められもしないで、ただ山に捨てられた。 
親はその事をまったく知るはずも無く。

それからしばらくして、男の子の容態が急に悪くなり、人が変わったようになり夜中にうめきちらす。 
あまりにも不審に感じた親は、拝み屋を呼んで話を聞くと、猫の霊が降りてきたらしいんだ。
それは母猫で、
「もうすぐ生まれそうだったのに‥産みたかった、産みたかった、許さない、許さない口惜しい。
 呪ってやるおまえたちを7代先まで必ず呪ってやる」

それから子供が不自然死をしたり、幼い子がバタバタなくなったり‥ 
もっとあるんですが割愛。


500 :本当にあった怖い名無し:2009/05/12(火) 18:26:19 ID:eIfkEc9RO
今何代目? 
猫は飼いたくてもそもそも縁がないかもな 
しかし猫をつくか…orz


510 :本当にあった怖い名無し:2009/05/13(水) 12:29:39 ID:5QYA0boNO
>>499 
そのぬこを潰した臼&杵のその後が気になる。 


511 :本当にあった怖い名無し:2009/05/13(水) 13:16:46 ID:6tsgtcwo0
>>499 そりゃウツな事だったろう。お話あんがとね。 
そういう場合今後、動物や昆虫に対し殺生せずに優しくすると運が上向くから、
じいちゃんの話も教訓のお触れだったのかもね。 
2chソースの話で信憑性無くてスマナイが


514 :本当にあった名無し:2009/05/13(水) 15:28:42 ID:ro/Pw+/a0
>>500>>510>>511 
その後臼がどうなったかは聞けなかった。 
一応供養はしたのだろうか‥

猫や蛇は、動物のなかでも特に嫉妬深く覚えてて、
後々まで祟るから絶対に酷いことはするなって、じいちゃんがいつも言ってたな。

いま7代目。本当に7代で途絶えるよ。 
じいちゃんが6代目なんどけど、
じいちゃんの息子(叔父さん)がやっとできた男の子だったから、それはもう可愛がってたらしい。 
でも、あとあと段々おかしくなって。
なんでも、小さい時に受けたワクチンが源因で心臓が十五分も止まって、その後遺症で脳に障害がの残って、
成長するにたがって、いきなり倒れる、癲癇で、普通の生活ができなくなって、暴力も振るいだしたみたい。 
ばあちゃんは本当は悪くないのに、「何でこんなふうにしたんだ」って散々責めて責めて暴力ふるって。
おばあちゃんも全国の病院必死で歩きまわって、なんとか治してあげたかったみたいで。
だけど、じいちゃんもばあちゃんを責めて‥ 
散々責められ、全部自分の責任だと思いつめてたおばあちゃんは自殺。しかも、農薬で散々苦しみながら‥。
今、叔父さんは閉鎖病棟にいるよ。 

実話だけど暗い話でごめんね。 

本当に7代目で家系が終わる、やっぱり因果かなって思っちゃうよ。
ほかにも家にはまじないとか色々伝わっていて、じいちゃんが教えてくれたな‥





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