【閲覧注意】怪談の森【怖い話】

当サイト「怪談の森」は古今東西の洒落にならない怖い話~ほっこりする神様系の話まで集めています。 随時更新中!!

カテゴリ: 憑き物




130 :名無しの権兵衛さん:2013/06/10(月) 18:19:26.12 ID:UOA82x26.net
オチ無しの未だに謎が解けない話。

ばあちゃんから聞いたんだが、
ばあちゃんが幼い頃に住んでいた地元(ド田舎らしい)では、犬神憑きがきたんだと。 
きたっていうのが、
昔は何世帯かの本家とその親戚一同が集まって出来ていた本当の田舎らしく、
よその村からばあちゃんの親戚に嫁いできた嫁さんが犬神憑きだったらしい。 
ちなみに嫁ぐ時に嫁さんの両親が自己申告して了承した形。 
ばあちゃんの田舎では、田舎特有のよくある、
おはぎやちらし寿司を大量に作って近隣の親戚に配るっていうことをしていたんだが、
嫁さんが嫁いできてからは、全ての親戚に配らないと、
作りたてのおはぎが何日も放置したようにカチカチになって食べれなくなっていたり、
ちらし寿司に箸をつけた瞬間にガピガピになっていたって。



131 :名無しの権兵衛さん:2013/06/10(月) 18:20:29.39 ID:UOA82x26.net
ばあちゃんは笑いながら、
「犬神様は嫁いだ先の親戚を全て見て回るから、食べ物を隠そうが隠れて食べようがどうしても見つかっていた」 
と言っていた。

で、その嫁さんは40~50代の若さで亡くなった。 
葬式の手伝いで嫁さんの体を見る機会があったが、犬に噛まれた様な跡があったと言っていた。 
そのあと、旦那さんも数年経って追う様に亡くなったらしい。 

で、未だに謎が解けない話。 
犬神憑きや、狐に化かされた親戚の叔父さん、コトリバコらしき話の後に、『猫神様』っていう話を聞いた。


132 :名無しの権兵衛さん:2013/06/10(月) 18:21:11.77 ID:UOA82x26.net
幼かったばあちゃんは全貌を教えてもらえなかったみたいなんだが、
村の中で「あの家の嫁に猫神様が憑いた」「可哀想に、もう助からん」と、大人が話している事がたまーにあったと。 
猫神が何処から来てどのように憑くのかさえ教えてもらえなかったらしい。
ついさっきまで普通に話をしていた人が前触れなんて一切無く発狂する、という内容だった。 

犬神憑きや狐、狸に化かされるのはオカ板などで知っていたので納得したが、
猫神だけは元が解らなくて未だに思い出しては気になる。





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345 :1/2 :2007/10/03(水) 17:05:22 ID:JrKgvt/n0
嫁弟は嫁と違って霊とか見える。三角くじなんかは、触って当たりが判ったりする人間。
嫁弟は最近転職したんだけど、前の会社で縁故で入ってきた部下Aがどうしても怖かったのが転職理由だと言う。

Aが来てから、急になんだか社内の空気が息苦しくなってきたのを皮切りに、
パソコン関係が原因不明で立て続きにトラブったり、商品に不具合が発生したり、
なんだかんだと事故や体調を崩す人間が続出したらしい。
嫁弟が社内飲み会の写メを見せてくれたけど、Aは20代半ばの痩せ型で一重の色白男。
髪が胸くらいまである長髪で、前髪+サイドの毛はそのまま伸ばして、後ろの毛だけを束ねていた。
なんか漫画の長髪キャラにはありな髪型だけど、実際にそんな髪型の奴はあんまりいない。
どの写真でも、ひとつも笑顔もなく写っていたのが印象的だった。
嫁弟によると、仕事の際も常に無表情で、会話も続かないし、黙々と仕事をこなす奴だったらしい。
ただ、嫁弟の指示を無視しての勝手な処理や作業が多くて、そのせいで余計な仕事が増えたりしたため、
最初は軽く注意していた嫁弟も、一週間ほどで結構強めに怒ったそうだ。
「僕が『チームに迷惑かけてるの解らないのかよ!これは仕事で、お前の技術のお披露目会じゃないんだ!』
 って怒鳴ったら、奴が僕を睨んだんですよ。
 その途端に、奴の後ろの影がぶわっと膨らんだように見えた。
 僕には何か取り憑いてそうな人って、肩とか頭のあたりに背負ってるように見えるんだけど、
 Aの場合は頭の先から足の先まで、本当は大きな人間が無理して人間の皮を着込んでた感じです。
 で、それが僕が怒ったのにむかついて、怒ったケンシロウみたく奴の後ろの皮が破けてはみ出して見えたというか」


346 :2/2 :2007/10/03(水) 17:07:33 ID:JrKgvt/n0
で、ケンシロウのくだりで嫁が「ぶっー!」と吹き出して雰囲気をぶち壊して、
嫁弟に「あんたねぇ…」と軽蔑されてた。

嫁弟が上司にAのことを聞いたところ、
なんでも、Aは小さい頃に家族や近い親戚がほとんど死んでいる。
そんな環境なので、学校もあまり行ってないらしい。
お得意さんの上司がAと遠縁で、パソコンは出来るから是非にと頼まれたんだとか。

嫁弟に怒られて以来、Aは背面全体にモヤモヤを背負って、体臭が古い魚っぽい強い匂いになってきて、
仕事もろくにしないで、じっと嫁弟を見つめてくるようになったらしい。
昼休みも食事もしないで見つめてくるので、その気持ち悪さに上司も何も言えず。
ついに嫁弟は、過労か心労か職場で突然倒れて救急車に乗ったのをきっかけに、上司にAを解雇or自分が辞職を迫った。
で、得意先縁故だからA解雇は無理と言われて、嫁弟が転職したらしい。

「僕の最後の出社日だけ、Aはニヤニヤしてましたよ。
 その辺の幽霊のほうが、Aより怖くないと思います。
 何かが憑いてるとかってレベルじゃなく、あいつ自身が普通の人間じゃないんでしょうね」
と言って嫁弟はため息ついてた。
辞めた前の会社は、売上が随分落ちて既に危ないらしい。





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89:前々スレ128 : 2009/04/08(水) 23:46:50 ID: ID:nAJ5XbKe0

話を書いたものです。
また続きの話が、しかも今度は新しく舞い込んで来ました。
以下、前スレと同じく状況説明(前スレのコピペで失礼)。

・「みえるひと」な女友達Aの言では、Bの身体を出入りしている何か
 普通の霊と違うものがいる(寄生虫?居候?みたいな状態らしい)。
・B本人は気づいてないが、霊的なものは大抵それを避けるから、Bは心霊体験できない。
・とりあえず当時のAが知る限り、ソレはBを守っていた。
・ でもAが感じる気配では、とても善意の守護ではない。っていうか悪い感じらしい。
・ 強力な霊とBのナニかが戦うときにはB当人は爆睡するっぽい←Aの推測

何でも、Aが、もう1人学生時代の友人(Fとします)に誘われて、
二人でB宅を訪問してきたそうです。
「何か」が今もいるのか、そして何よりBの子供は普通なのかどうかが知りたかったと。
最も帰ってきた後の話を聞くと、
「……行くんじゃなかった……」と言ってましたが。

Aによると、Bは郊外のやや長閑なところに住んでいて、喜んで迎えてくれたそうです。
休日だったので、B夫と子供も居て挨拶したと言っていました。

そして結論から言って、やっぱり「何か」はBの中に居たそうです。
……しかも、A曰く「育ってた」と。
大きくなってたと言うか強くなってたと言うか、ハッキリしてきてたと言うか。
「やっぱり形とか顔とか、そういう輪郭は見えないんだけどね。
霧だとしたら『濃くなってた』、人影だとしたら『立体的になってた』って感じで。
気配も強くなってて、撒き散らす匂いっていうか放射能みたいなものが増えてた感じで、
正直ぞっとした」



90:前々スレ128 : 2009/04/08(水) 23:47:30 ID: ID:nAJ5XbKe0

また、AとFが最寄り駅に降りたときから、街そのものが酷く嫌な感じが漂ってたそうです。
「みえるひと」でないFさえも落ち着かない様子で、
「……何だか変わった感じするとこだね。子供が多いわりに静かだからかな?
少し早いけど、お店入るよりBの家いかない?」
と言うほどだったと。
Aは、Bの家に向かう間の短い道すがらに、霊的に酷く悪い状態のものを驚くほど大量に
見たそうです。
酷い死に方をして浮かばれないんだ、と一目で判るのとか、性質の良くない動物霊とかが
もうウヨウヨしていたと。
正味の霊だけじゃなく怨念じみた空気の塊?みたいなものとか、物凄く古そうな嫌な気配とか、
得体の知れないモノが寄って来たりして、本気で怖かったそうです。

「街が邪念にまみれてるみたいで怖かった。1人だったら引き返してたと思う。でもFに
 霊の話とかして変だと思われたくなかったし、もう後ろに憑いてきちゃってるのも
居たみたいだったから。Bの家に行けば何とかなる、と思って、そのまま行った」

それで急いでB宅に着くと、その中には相変わらず何も近寄れないらしく、
B宅内はBの背負ってる『何か』の気配が充満してる他は綺麗なもので、
むしろホッとしたそうです。

「B夫もBの赤ちゃんも普通だったよ。ただ、そっち系について物凄く感受性がない人だった。
 元からいいものも悪いものも全然感じなくて、だからどっちの影響も受けなくて、
一生『こっち』の現実の世界だけと関わって生きる人が、たまに居るんだよね。
Bと一緒に暮らすなら、そうでないとダメだと思う。B夫も赤ちゃんも、守護霊が
見えなかったから。守護霊もあの家に居られなくて、いなくなったんじゃないのかな」

……守護霊いないって、大丈夫なんだろうか。
2人がBと居ないときは守護霊が戻って来てるのか、とAに訊いてみましたが、
そこは解らんとのことでした。




91:前々スレ128 : 2009/04/08(水) 23:48:24 ID: ID:nAJ5XbKe0

何はともあれ、久しぶりに会ったんで互いに近況報告したら、
Bの趣味、と言うか怪談好きも健在だったそうです。

そこそこ新しく、立地も良く広々として立派な部屋だったので
Fが誉めると、何とB宅は、札付きの瑕疵物件だったらしく……
結構な頻度で住人が変わるせいで、大して古くもないのにB一家は10何番目かの
住人だそうでした。中で事故や自殺が複数あり、他にも不幸があって出て行った住人が
いたりして評判の部屋になってしまっていたため、家賃は破格の安値だったとか。

「不動産屋さんも案内してくれたけどあんまり勧めて来なかったしね~。
 近所の人も知ってて、『本当に大丈夫?あのね、何かあったら
 無理に我慢しないで引越した方がいいよ。こんな話して悪いんだけど、その部屋、
色んなことがありすぎるから……気をつけてね』って心配されちゃったよ。
でも、この人(B夫)そういうの全然気にしないし、私はむしろ幽霊いるなら
 見てみたいし~」

のほほんと笑いながらBは言ったそうでした。

「でも結局、そういうのって話ばっかだよね。うち、もう半年住んでるけど、
 全然なにもないよ。近所でも事故とか結構あるし、踏み切りではねられちゃった
子供もいたし、気をつけなきゃ危ないのは同じなんだよね。偶然この部屋の
人に集中したから、呪いの部屋にされちゃったんだろうね」

……Fは「そうだよね」と頷いたそうですが、Aは顔が引きつるのをこらえるのが
やっとだった、と言っていました。




92:前々スレ128 : 2009/04/08(水) 23:50:14 ID: ID:nAJ5XbKe0

A曰く。
おそらくその部屋は、本物の『呪いの部屋』だったんだと言う事でした。
何かのきっかけで悪いものの溜まり場になってしまう場所、というのが
あるんだそうです。
霊的な位置関係とか、近くに沼や海があるとか、その方向とか色々な
ことのせいで、悪いものを吸い寄せて溜め込んでしまうポイントが
できてしまうことがある、と。
「それが建物の中で気密性の高い部屋だったりすると、よけいに溜まったものが
 出てかなくなるの。そこに悪いものが溜まるから他の場所が綺麗でいられる、
ってこともあるから。……そこにBが住み始めたんだよね、いきなり」
それは、つまり。
Aの表現したところでは、

「町中のゴキブリとかムカデとかスズメバチとかを全部集め続けてきた害虫で一杯の
小屋の真ん中で、不意に特大のバルサンをたきまくったようなもの」

だそうでした。そしてAは、こうも言っていました。
「Bのことが嫌いなんじゃないけど、2度とBの家にもあの辺りにも行かないと思う。
 ……もっと散らばったりして落ち着いた状態になるまで、何年もかかりそうな
 様子だった」

Aの言では、B夫とBの子供は大丈夫だろうということでした。
一緒に暮らしている限り、Bの「何か」の気配が色濃く染み付き続けるから、
大概のものは避けていくし、そもそも霊的なものに害を受け難い性質だから、と。
現に、帰りにB夫が外出のついでに駅まで送ってくれた時には、道にたむろしてる悪いものは
むしろ避けていたそうで。

……問題は、おそらく付近に住んでいる人だろう、と……
何か、後味の悪い話になってしまいました。




185:本当にあった怖い名無し : 2009/04/11(土) 00:49:43 ID: ID:7IIpgq3O0

>>89前々スレ128

おお、続きがあって凄くうれしいです
しかしB最強
全国の心霊スポットを強制浄化できそうな勢いだね






120:本当にあった怖い名無し : 2009/04/09(木) 12:13:01 ID: ID:zj7pDkdB0

>>92
B伝説楽しかった




123:本当にあった怖い名無し : 2009/04/09(木) 17:33:59 ID: ID:RQJ+3K/a0

>>92
乙面白かったよ、しかし、なんだろ祟り神みたいな荒魂みたいな物かな
それか、天部系の鬼神みたいな話だな。




121:名無しのオカルト 2009/04/09(木) 13:18:33 ID: ID:oDj0MYSc0

Bの付近に住んでいると、とばっちりが多くなるって事か・・・
ある意味迷惑な人だけど、そういう人の周りに現実しか見ない
人だけが集まれば無問題、って事かな・・・

でもコワイ。
Bに住んでいるのってなんだ?




157:名無しのオカルト 2009/04/10(金) 20:14:06 ID: ID:TnuH3bJgO

Bちゃんの話怖いけど興味津津。
踏切で事故った子供も、Bちゃんに憑いてる「何か」が追い出した悪霊みたいなものが原因だとしたらすごく怖い話…




159:本当にあった怖い名無し : 2009/04/10(金) 20:34:39 ID: ID:cwrVy6Za0

>>92
むしろAの精神性に問題がある気がする




164:前々スレ128 : 2009/04/10(金) 22:10:05 ID: ID:/HAb2av10

読んでくれた人、どうも。
後味悪くてすまん。

俺も何かスッキリしなくて、吐き出したかったんだ。
多分、Aもそうだと思う。
Aは「みえるひと」だけど、だからって漫画に出てくる
スーパー霊能者みたいなことはできないんだと言ってました。
絶対に勝てない、何もできないと解ってるものには関わらないようにしてる、
いちいち手を出してたら今まで生きのびてない、ともらしたのを
聞いた記憶があります。

ただ、何も見えないのに危険は自動的に防がれるBは羨ましくないか、と
重ねて尋ねた時には、重そうにハッキリと首を横に振ってました。

「絶対に、思わない。あんなモノに身体の中に住みつかれて自分で気づいてない、
 なんて死んでも嫌。上手く説明できないけど、結果として助けて貰ったことが
 あっても、アレは感覚が受け付けない」

とのことです。




165:前々スレ128 : 2009/04/10(金) 22:11:30 ID: ID:/HAb2av10

普通の霊と何が違うのか、との質問に対する答えは、
「情念がない」でした。

「違和感については説明し難いけど、解りやすく言うとね。
 霊ってある意味で心が剥き出しで存在してるようなものだから、
 人でも動物でも、必ず何か色、っていうか想いが見えるんだよ。
 『生きたい』とか『苦しい』とか、シンプルなのでも。
 その情念に基づいて、こっちの世界で祟ったり守ったりするんだから。
 でもBのアレは、それが見えない。何か意思があって能動的に動いてる
 のは解るんだけど、その源になる想いが一貫して全く無い。
 Bの中から出てくる時も、Bの中に戻ってく時も、井戸から出てきたモノと
 ぶつかってた時でさえ、全くなかった。
 霊的なものとしては、絶対にありえないことなんだよ」

……本当に何なんだろうか?




166:本当にあった怖い名無し : 2009/04/10(金) 22:27:11 ID: ID:TnuH3bJgO

前に、神様が最悪な状態になったモノとわたりあえたって言ってたから、同じような、神様か、もしくは死神みたいなモノなのかもね。





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384 :本当にあった怖い名無し:2009/05/07(木) 13:28:06 ID:P/ITZgHgO
憑き物家系の子は、他人だけでなく親族にも避けられる。
ちょっと嫌になってきた。
家全体に憑いてくれてたら楽だったのに。


385 :本当にあった怖い名無し:2009/05/07(木) 13:53:36 ID:Cz/sQDLC0
>>384
憑き物家系ってどんな家系???


391 :本当にあった怖い名無し:2009/05/07(木) 18:50:15 ID:iWfePo330
>>384
詳しく


392 :本当にあった怖い名無し:2009/05/07(木) 19:41:46 ID:P/ITZgHgO
>>385 >>391
何が憑いてるとかは言えないけど、
家全体に憑く奴じゃなく、一族内で個人から個人に受け継がれるタイプの物みたい。
調べてみた話だと、家全体とか(家族ぐるみ?)の憑き物家系が多いみたいだけど、家の場合は違うらしい。
取り敢えず、受け継いだ自分は結婚は出来ない可能性が高い。


393 :本当にあった怖い名無し:2009/05/07(木) 21:17:42 ID:iWfePo330
儀式は?


394 :本当にあった怖い名無し:2009/05/07(木) 21:40:20 ID:P/ITZgHgO
ちゃんとした儀式があるのかは謎。
自分が引き受けた時は、前に引き受けてた曾祖母が亡くなっていて、社に居たそれと自分が直接会話した。

個人に引き継がれる憑き物みたいなのは、世間的にあまり無いんだろうか。


397 :本当にあった怖い名無し:2009/05/07(木) 22:16:46 ID:ZzUIxuzL0
>>394
少し質問させてください。
意思の疎通はよくしている?
貴方の為に動こうとすることはある?
お供えはしなくてはならない?


398 :本当にあった怖い名無し:2009/05/07(木) 22:28:55 ID:P/ITZgHgO
>>397
頻繁にかは分からないけど、意思の疎通はしてる。
名前知ってるのは自分だけだから、繋がりは確実。

自分の為には良く動いてくれる。
忠告するだけの時もあれば、此方に何かが起きる前に行動してくれる事もある。

昔から、水と食べ物を供えるよう祖母に言われてた。
憑かれてからは、決められた日と言われた時に供える感じに。


399 :本当にあった怖い名無し:2009/05/07(木) 23:12:49 ID:94zOTmYhO
>>398
家系の中の特定の人に憑くと聞いて、ミコガミガサの話を思い出したけど…
(この場合は本家筋の長女だったかな?)
それとは大分事情が違いそうだね。


401 :本当にあった怖い名無し:2009/05/07(木) 23:37:59 ID:P/ITZgHgO
>>399
ミコガミガサとは…?ググったら分かりますか?

自分自身本家ではありますが、家の場合は、力のある人、それを引き受ける器量がある人が選ばれるみたいです。
次の器がすぐ産まれなくても、産まれるまで待てるようになのか、家の女は長寿。
逆に男は、短命又は病気になりやすいらしい。


402 :本当にあった怖い名無し:2009/05/07(木) 23:50:35 ID:ZzUIxuzL0
>>398
ありがとうございます。
あと、曾祖母さんは独身だったのですか?
それで、貴方も独身のままだろうと思っているのですか?


403 :本当にあった怖い名無し:2009/05/07(木) 23:59:43 ID:94zOTmYhO
>>401
今ググってみたけど詳細はないね。
自分も本で読んだだけの聞きかじりですまないが、簡単に言うと、
ミコガミ様と呼ぶものを祭る家があり、そこの一番上の娘が嫁に行くと、その子供に特徴的なできものが出来る。
その際に、娘(嫁)についてきたミコガミ様を、実家に送り返す儀式をしなければならないらしい。
それ以外の害はないので、婚姻忌避はない家筋だが、
元々は長女が生家で神に仕える家系なのではないか…みたいな考察だった。
多分、小松和彦の本だったと思う。


405 :本当にあった怖い名無し:2009/05/08(金) 00:12:25 ID:to/LEOI8O
>>402
曾祖母は既婚者ですが、早くに曾祖父は亡くなったそうです。理由は詳しく知りません。
曾祖母が亡くなるまでに代わりが見つからなかったらしく、
社を建て其処に入って貰って、毎日祖母がお詣りしていたとか。

結婚に関しては、異性との性交で力が穢れるからやめろと。
引き受けたソレの気に負けるようになるらしいです。
出産によって力が分散し、子供に持って行かれるとも聞きました。


408 :本当にあった怖い名無し:2009/05/08(金) 00:17:02 ID:to/LEOI8O
>>403
初めて聞きました。凄いですね…興味深いです。
有難う御座います。今度自分も調べてみようと思います。


412 :本当にあった怖い名無し:2009/05/08(金) 10:15:42 ID:WQe9ISGq0
>>408 さんの憑き神さまは、この世に対し何の使命を持ってらっしゃるの?
それとも、そういう超越的な存在ではなく独立的存在?
ぶしつけな質問ですみません。


414 :本当にあった怖い名無し:2009/05/08(金) 12:15:11 ID:to/LEOI8O
>>412
多分、独立的存在?の方かと…
オカルト系の知識が全く無いので、基準とか分からないです。すみません。


415 :本当にあった怖い名無し:2009/05/08(金) 12:25:05 ID:WQe9ISGq0
どうも有難うです。
いや、この世に悪意持ってるような存在なら、怖いよ怖いよ~と思ってしまって。
それで、何の使命を持った方なのか気になっちゃっただけです。


416 :本当にあった怖い名無し:2009/05/08(金) 13:05:31 ID:to/LEOI8O
>>415
悪意は全然持ってないですよー。

使命の説明になるかは分かりませんが…
だいぶ昔に、家を守るような役割があったらしいのですが、
一度何があってか社だかを壊されてから、直接家系の一人と関わりを持つようになったようです。
最初は怒っていたらしいのですが、現在は引き受けた者をだけ守るような感じで落ち着いたとか。
家全体を守らなくなってからは、
祖父母や母の姉妹等、事故をおこしたり長期入院や癌発症等、様々な不幸が相次いで起こっています。
私自身は何だかんだ守られていて、本家の人から凄く疎まれています。


418 :本当にあった怖い名無し:2009/05/08(金) 17:08:34 ID:gcIGIYVxO
なんか現実感ないなあ
どっかの三文ラノべみたい


419 :本当にあった怖い名無し:2009/05/08(金) 17:41:39 ID:to/LEOI8O
>>418
是非聞かせてくれと言われて、前に一度人に話した時も言われました。

狗とか他の憑き物系とかの家と比べたら確かに地味だとは思いますが、事実です。
もっと濃い内容じゃなきゃ楽しめない方も居ると思いますが、これがうちの家系に纏わる話です。
つまらない話で申し訳ありませんでした。




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792 :首狩り峠:2006/05/27(土) 13:11:33 ID:gjIrLZXm0
自慢じゃないが、私は憑かれやすい。
霊感なんかは殆どないので、自覚症状がなくて恐ろしい。
子供の頃はよく行方不明になって、
次の日に田んぼの真ん中でケタケタ笑ってるのを発見されたとか、しょっちゅうでした。
今でも、体調悪かったり気ぃ抜くと寄って来ます。
そんな感じの話。


793 :首狩り峠1/5:2006/05/27(土) 13:14:00 ID:gjIrLZXm0
鳴門の方に用事があって、遠出してた日の帰り。
道路情報聞いてたら、何でも高速の方で事故があって大渋滞との事なので、旧道を通って帰る事にした。

長い距離ながら、県道なためか対向車は殆ど無い。
頭上を仰ぐと『○○峠 ○○市まで40km』の標識。
以前立っていた標識には、『首狩り峠』と書かれていた道だ
数年前に、市長が「縁起が悪いから」と勝手に名前を変えたが、今でも『首狩り峠』の通称で呼ばれている。

なぜそんな不吉な名前かというと、
昔、戦で負けた落人の集落が、峠の頂上あたりにあったらしいが、
ある時、残党狩りがやって来て、盛大な山狩りを行い、一族郎党皆殺しにして首級を持ち帰ったのだとか、
確かそんな感じの由来だったと思う。
なんて直球ストライクなネーミング。
元来粘土質で急斜面、『ケ』も悪い土地とあって、建物は殆ど立っていない。

うどん県とみかん県の県境、峠のちょうど一番てっぺん辺り、
緩やかなカーブ道の先に、自販機とイスがあったので、車を停めて一休みする事にした。
いい加減、鬱陶しい森ばっかりの風景に辟易していた頃だ。

まだ午後4時だったが、天頂まで木に覆われだいぶ暗い。
辺りを見回しながら、「ホント木しかないなぁ」とため息ついてると、どうも背後に視線を感じる。
気のせい気のせいと思ってると、頭上でカラスが一声鳴いた。
体が「ビクッ」となった瞬間、背後に感じる視線が、刺すような痛みに変わった。
背中の毛がチリチリ焼けるような感覚だ。(背毛は生えてませんが)
こんな感覚は以前、首なし地蔵を蹴り飛ばした時以来だ。
首を90度だけ回し視線を後ろに送ると、道路の向こう側に犬が座っているのが見えた。
真っ黒い犬だ。真っ赤な目をしている。
いや、目じゃない。
「目玉がない」


794 :首狩り峠2/5:2006/05/27(土) 13:15:57 ID:gjIrLZXm0
真っ黒な顔面の眼窩は、ぽっかり空いていて、眼球の代わりに、赤い絵の具を浸したような赤さだ。
その眼球の無い目で、私の方をじ~っと見ている。
背中どころか、私の全身神経が警鐘を鳴らしている。
目は真っ赤なくせに、口ん中や舌まで真っ黒なのだ。
犬だけど犬じゃない。ヤバイいぞ、これは非常にヤバい。

私は見えてない、気づいてない素振りをしつつ、車の方へ戻る。
頭上では、カラスどもがギャアギャアうるさく喚いている。

エンジンをかけ一目散に逃げる。ミラーをたたんだまま3km走る。
もしサイドミラーに映ってたら、と思うと気が気でなかったからだ。

そんな体験談を、自称『視えるけど祓えない』友人に話したところ、
臆病者と子馬鹿にされるかなと思ったんですが、以外に興味津々。実に乗り気になってしまった。

私が「いや、暫くあっちの方は用事ないし」と言うと、短い沈黙の後、
「・・・うどん」
「は?」
「うどん食いたい」
「はぁ?」
「うどん食いてぇーー!!」
「は!?」
「うどん食いにいくぞ、ハイ。決定」
「ハァ!?」
「来週ね。車は却下。バイクで行きます」
「・・・はぁ」
有無を言わさぬ強引さで決定された。
まぁレポート作成の一環と諦めるしかなかった。ヤレヤレ。


799 :首狩り峠3/5:2006/05/27(土) 13:36:35 ID:gjIrLZXm0
生協前で集合。明るくなってから出発。フツーのツーリングである。
私の愛車はエリミネーター400。友人はRZの改造品。
排気量が多くても小回りが利かないので、どんどん離されていく。
例の場所を教えようにも、時速90kmで遠い彼方へかっ飛んでいく友人に教えるすべも無く、
行きしはフツーに素通りしていった。

しばらくして、さびれた山村に差し掛かった頃、友人がテールランプで停車を指示する。
農道のガタガタ道を抜けた先に、うどん屋があった。
こんな所にもあるもんだなぁと感心したが、友人曰く、
「街で大量生産してるようなうどんはクズ。うんこだよ。
 こういう民家でやってるようなんが一番ウマいんよ。水もウマいしね」

入ると、なるほど普通の民家だ。
私「じゃあキツネうどんお願いします」
友「山菜天ぷらソバ。大盛りで」
「お前、『うどん食いてぇー』って言うてたやん。ソバて・・・」
「まぁウソだからね」
さいですか・・・

うむ、さすがうどんの国。確かにうまい
ところで、今日ずっと気になってた事があったので、うどん啜りながら友人に聞いてみた。
「何で車じゃなくてバイクで来たのか」って。
するとニッコリ笑って、
「ホラ、お前がもし取り憑かれても、置いて逃げれるしょ」
ブッ(;゚;ж;゚)゙;`;:゙;.

うどん食った後、テキトーに走って、「さぁ帰るかー」となった。
まだ秋口、4時になってもだいぶ明るい。
ただ、山ん中入ると樹木に遮られ、ずっと暗くなる。頂上付近になると、光が全然入らなくなる。


800 :首狩り峠4/5:2006/05/27(土) 13:39:00 ID:gjIrLZXm0
そして件の休憩所に着く。
自販機と電灯、石造りの椅子が2つだけの、寂しい場所だ。
エンジンを切った友人が辺りを見回し、「んー気合入っちょーね」と一言。
何か見えないかと聞いてみたが、「んー見えへんね」と。
「空気がエラい澱んどるから、何やかやでそうやけどねー。待つ?」

あんまりヒマだったので、二人石椅子に座って、「次のレポートの調査どこ行くか~」って話になった
「先月○浦の合戦場行ったけぇ、次○○鍾乳洞にしよう」と友人。
「えー前回の時、『次は大歩危小歩危行に行こう~』言うてたや。それに鍾乳洞も前に行ったし」と私。
「いや、今度の○○鍾乳洞がまた『出る』ちゅーて聞いたんよ。人骨見つかったらしいし」
「いや、俺ら別にオカルト調査隊じゃないからね?もっとフツーん所に・・・」

そんな会話をしている時、強い風が吹いた。カラスがギャアギャア喚き始めた。
同時に、またあの悪寒に見舞われた。
続いて、ヒドい頭痛が私を襲った。隣の友人も、右目を抑えてうめいている。
視界がぐわんぐわんする。友人が何か叫んでいるが、途切れ途切れにしか聞こえない。
身体は身体で氷水に浸かったような寒さが。震えが止まらない。

隣の友人がフラっと立った?と思った瞬間――右足が飛んできた。
胸部にモロに受けた私は、のけ反りもんどりうって石から転げ落ちた。
どうやら蹴り飛ばされたらしい。あの細足からは想像できない威力だ。
「何すんだ!」
「コレでいいか!?」
「は?」
いや、私に向かって言ってるのではない。
友人は何も無い空間に、もう一度「コレでいいか!?」と叫んだ。いつのまにか風も止んだようだった。
友人は大きく深呼吸をした。そして私に、「まだ頭痛い?立てる?」と聞いてきた。
さっきの胸部への蹴りでロクに声の出せない私は、首をコクコク縦に振った。
「すぐに帰るよ。エンジン」
フラフラする足取りでバイクの所まで戻ると、寄り道もせず一直線に帰った。


802 :首狩り峠5/5:2006/05/27(土) 13:43:04 ID:gjIrLZXm0
生協前のファミレスで一息つく。
私「あのさぁ、いっぱい聞きたい事あるんだけども」
友「あのさ」
「ん?」
「面白そうやからずっと黙っちょったけど、今朝からずーっと、お前ん肩に何か憑いてたんよ」
「え!?」
「3人くらい」
「なぬ!?」
「やけど、山で風吹いちゅー時、そいつらが全部お前から逃げて行きよったんで、ウチもビックリしてん。
 で、その後すぐ頭痛くなったと思うんやけど、声が聞こえた」
「声?」
「直接脳に響くような声で、『スワルナ!』って」
「『座るな』って?あの椅子?」
「やろね。お前には聞こえんかったみたいやから、何とか退かそうと思って蹴った。ゴメンね」
「やから『コレでいいか!』って言ってたんか。・・・あ、犬はおった?」
「いや、何も見えんかった」
「そか、何やったんだろあの犬」
「あ。でもね、声が最後に言うたんよ。
 『三度目は無い』って。
 命が惜しけりゃ、もう近づかん方が良いね」
「言われなくても行かねぇよ」

後日、友人が仕入れてきた地元の老人の話によると、
何でもあの場所、数年前までヤシロが建ってたんだけど、土砂崩れで流されて、土台しか残ってないんだと。
つまり、椅子だと思って座ってたあの石は、ヤシロの土台。
まぁ尻乗っけられたら神様も怒るか。

しかし、「ただ石に座っただけで代償がコレほどとは・・・」。
家に帰ってから気づいたが、あの日持ってた携帯電話、MP3プレイヤー、デジタル時計。全部ブッ壊れてました。
磁気だか電磁波だか、原因は分かりませんが。
「・・・全く、洒落にならん」





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