【閲覧注意】怪談の森【怖い話】

当サイト「怪談の森」は古今東西の洒落にならない怖い話~ほっこりする神様系の話まで集めています。 随時更新中!!

カテゴリ: 住職系




51 :うむ。:2000/08/14(月) 11:28
寺の住職からの聞いた話。

近隣の村ですが、その村には立派な空家が一つあり、改装の必要なく住めるくらい状態がよいものでした。
近頃は都会の人が田舎暮らしを希望するIターンがはやりで、その村も受け入れに力を入れてました。
当然その家も入居者が入るのですが、三ヶ月と続かず出て行きます。
理由を聞いても答える人はいません。
とうとう借り手も着かない状態になり、土建屋の寮に貸し出すことになりました。
ところが入居した土方たちが「出る」と言うのです。
それは白髪まじりの70歳くらいの老婆で、
ある人は枕もとにカマを持って立っているのを見たり、
ある人は白昼、車の荷台で正座しているのを見たり。
最初は皆自分だけだと思って言いませんでしたが、
ある晩4人で寝ていたところ、カマを持って襲い掛かってきた、と言うのです。
全員が「見た」ということで慌てて寮を飛び出したとか。

土建屋の社長・村の担当者は地元の寺の住職に相談しました。
住職は記録を調べ、その家の最後の住人をつきとめました。
享年73歳のお婆さんです。昭和初期に亡くなっているので知る人はいません。
ただ、亡くなった時に遠縁の人が位牌を持ち去ったということは分かりました。
役場で調べましたが、その遠縁の人がどこにいるかは分かりません。
「土葬だから遺骨は無理だが、位牌が他所に行ったのに残ってるのは、何か未練があるのだろう」
住職は社長・担当者と共にその家へ向かいました。


52 :うむ。:2000/08/14(月) 11:29
家を一部屋づつ調べ、最後に一番奥まった部屋の押入れに、仏壇が納まっているのを見つけました。
ギシィ・・・
その時、誰かが玄関に上がってきたような音がしたのです。
「振り向くな」
住職は言いながら、仏壇を調べはじめます。
ギュゥゥシィ・・・ギュゥゥシィ・・・
やがて足音は板の間を通り、部屋に近づいてきます。
そして、背後の襖が閉まっていく音が聞こえました。
スー・・・
「振り向くな、振り向くな」
住職はそう言って仏壇を調べます。
他の二人は目を閉じました。
畳を踏み、足音が近づいてきます。
ミシ・・・ィミシ・・・ィ
すぐ後ろまで足音が近づいた時、仏壇の奥に何かが落ち込んでいるのを見つけました。
住職が何とかそれを引っ張り出すと、それは位牌でした。
フゥフゥフゥフゥ・・・フゥフッゥフゥ・・・
足音が止み、背後から声を押し殺すような息遣いが漏れてきます。
位牌には、男性の名前と、享年、生没年が刻まれていました。
「若いのに、日露戦争で死んだようだな。位牌は寺で預かろう」
そう住職が言うと、足音はゆっくりと部屋を出て行きました。

住職は推測しました。
どうやら位牌はお婆さんの息子のものだったようです。
お婆さんが亡くなった時、自分の位牌は親戚が持っていってくれたのに、
息子の位牌が何かの理由(落ちて分からなかったのでしょう)で持っていかれなかった。
そのことを不憫に思った婆さんが、死後も息子の位牌を守っていたのだろう。
住職は、親戚が見つかるまで寺で位牌を預かって供養することにしたそうです。
村でも、位牌の引き取り手が見つかるまで、家は誰にも貸さないことにしたそうです。








367 : 参拝者 1/6@\(^o^)/[sage] 投稿日:2015/05/31(日) 07:25:49.21 ID:VqNRbvTV0.net [1/6回]
親戚の僧侶から聞いた話

うちの親父はお坊さん 祖父もお坊さん
祖父の弟も、祖母の兄も、親父の従兄弟も、お坊さん
親父の姉が嫁いだ先もお寺で、祖父の妹が嫁いだ先もお寺
うちには親戚の僧侶が多いのだ

・・・前置きがややこしくなってしまったが、これは父方の祖母の兄と、その息子の話だ

うちの祖母は真言宗のお寺で生まれた
高い山のてっぺんにある高野山系のお寺で、昔はその山すべてがお寺の境内だった
小さい頃に歩いて登ったことがあるが、山道がそのまま参道なのだ
途中に民家もなければ、灯りもない
晴れれば急な山道をゼイゼイと息を上げて進み、曇れば薄暗い木々の間を抜けて
雨が降れば災害の危険性あり、と登頂するだけで功徳がありそうな立地

登りきれば立派な池が現れて、人心地ついたところに巨大な山門が出現する
それはまさに巨大で、2メートル以上の仁王様を両脇に従え、その間をビクビクしながら潜った記憶がある
本堂は地面から大きく離れ、床下から向こうの景色が見える その隙間を涼しい風が通り抜けて「あ、着いたなぁ」と感じるのだ




368 : 参拝者 2/6@\(^o^)/[sage] 投稿日:2015/05/31(日) 07:26:59.35 ID:VqNRbvTV0.net [2/6回]
そんな霊験あらたかな立派なお寺も、受難の時があった このお寺には檀家がなかった
大昔の何とかというお金持ちの領主が、加持祈祷をやらせるためのプライベートテンプルで
パトロンを失ってから明治の廃仏毀釈までは、山から採れる材木やマツタケなんかで細々と生活をしていた
そこにお上からの無慈悲な寺院資産の没収、続いて戦後の農地解放
色んなものが重なって、このお寺に残されたのは陸の孤島と化した山頂の境内のみという有様になった

祖母の兄は来る日も来る日も悩んだそうだ
寺に売るものはない、かといって檀家もいない、毎朝夕のお勤めをしながら、本堂で悩み続けた
大好きなお酒も断ち、電気代を惜しんでロウソクだけでお勤めをしていると、ふっと目に入るものがあった
ロウソクで照らされる本尊の残像だ 瞬きをするたびにチラチラと浮かんでは消える
目を閉じては瞼の裏に大日如来 目を開けては目の前に大日如来
やがてロウソクが埃を巻き込んだのか、ジリジリと音を立てた
「炎か、燃やす木ならいくらもあるな」
貧乏寺を飛び越えて、極貧寺の一念発起だった



369 : 参拝者 3/6@\(^o^)/[sage] 投稿日:2015/05/31(日) 07:28:14.19 ID:VqNRbvTV0.net [3/6回]
今では駐車場になっている境内の広場に、木を組んでやぐらを立てた
周りを注連縄で囲い、一心不乱に護摩を焚いた 野外護摩とか、シバ護摩ってやつだね
曇ったり霧がかかった薄暗い中、それを行うとどうだろう
ふもとからは山火事か、すわお寺が火事かと見まごうほど、赤々と映えるのだ
野次馬か、心配になった村人か、世が世なら消防車も出動したかもしれない
ぞろぞろと境内に人が溢れ、ちょっとしたお祭り騒ぎになったそうだ

住職による雨乞いならぬ、客乞いの護摩焚きは人づてに広まり
今ではちょっとした観光名所となっている
やがて信者の数も増え始め、境内に「見晴らしのいい場所に自分の墓を」と墓所を探しに来る人も
「神さんの山が起こしてくれた奇跡だ」と赤ら顔で語る、お婆ちゃんのお兄さん
酒を飲まないと仏頂面で、口ベタな親戚のおいさんだった



370 : 参拝者 4/6@\(^o^)/[sage] 投稿日:2015/05/31(日) 07:29:15.88 ID:VqNRbvTV0.net [4/6回]
そんなおいさんの息子である、私の父の従兄弟は跡取りになった
立地が立地なだけに、ちょっとした観光地になったところで、リッチにはなれやしない
家族が食べていくだけで精一杯のお寺の住職がとれる手段といえば、ひとつしかなかった
兼業をするということだ
お寺を掛け持ちして兼業住職をするひと、僧俗問わずに別の職業を選ぶひと
そして王道なのが、他のお寺にお呼ばれするお手伝いだ
昔から僧侶として食べていくに困らない三原則として、3つの要素がある
ざっくり言えば「字が上手、声が良い、話が面白い」の3点だ
代筆や書道で名を馳せるもよし、声明や諷誦、法式のエキスパートとなるもよし
教えを広め、時には笑いや涙を誘う、説教師となることだ
父の従兄弟は親に似ず、話が好きで愛嬌のある「お説教師さん」の道を選んだ
これが中々に聞かせる話が多く(どうして上から目線なのだろう)
本人曰く「フラでもってる」と謙遜するものの、とにかく面白いのだ
大抵は自分の苦労話から始まり、それを嫌味たらしくなる前に自虐的な笑いにしてしまう
みなさんも似たようなことがないですか、と共感を誘い、仏教ではこう考えるんですよ、と
小難しくなく、分かりやすく教えてくれる 子供にも老人にも通用する説教だった



371 : 参拝者 5/6@\(^o^)/[sage] 投稿日:2015/05/31(日) 07:31:46.64 ID:VqNRbvTV0.net [5/6回]
やれやれ、やっと本題に入れそうです
護摩焚きで雨乞いならぬ客乞いを成し遂げた先代の住職は、御歳八十八で大往生をされた
身体の調子を崩し、寝たきりに近くなったため入院したが、入院中のベッドの中でワンカップを隠れて飲むようなおっちゃんだ
そんな準アル中患者の息子もまた、産まれついてのアル中予備軍であって
前後不覚になるまで飲んだあと、肌寒さで目を覚ますと本堂のド真ん中にいた、なんてことが度々あったそうだ
「いけねえいけねえ、朝の勤行をすっぽかすところだった」
…色々と突っ込みどころが多いが、まずは話を聞いて欲しい
「二日酔いには護摩焚くのが一番。アルコールが汗で全部飛んじまう」
そう言っては本堂内に設えてある護摩炉に火を入れて、お勤めをするのだそうだ
どうせ終われば「いい汗をかいた」とばかりにビールを飲むんだろう、と高をくくって聞いていたが、どうやら話の方向が変わってきた
「早朝に護摩を焚く時だけ、変な人が来るんだなぁ」
「参拝客ですか、信者さんとか」
「いやいや、信者なら全員顔見知りだ。観光客にしても朝5時前から護摩焚きの時を狙って参るもんかね」
聞いてみると、朝の勤行に護摩を焚くのは大抵まだ明るくなる前で、月に2回程度の不定期なのだそうだ
季節に応じて朝勤の時間は変わるが、暗い内に護摩を焚き、朝日が出きる前には通常の作定に戻る
「その人がな、いつもじーっとこっちを見てるのよ」
背中がぞくりとした



372 : 参拝者 6/6@\(^o^)/[sage] 投稿日:2015/05/31(日) 07:33:49.64 ID:VqNRbvTV0.net [6/6回]
堂内に朝日が差し込む前、灯りは内陣で赤々と燃える炉の火だけ
外陣の隅にまでは灯りは届かず、凝視しても瞼の残像がその姿をハッキリと捉えることはない
決まってその参拝客は外陣の一番隅、古ぼけた長椅子の真横にちょこんと正座をしているのだそうだ
スカートとも、衣の裾ともとれる、ひらひらとしたものを広げて、顔だけはしっかりと住職の所作を見据えている
上に行くにしたがい黒ずんで、手は膝の上なのか合掌されているのかも判別できない
時折ふらふらと揺れるようでいて、見つめている自分が揺れているのかもしれない錯覚に陥る
もしかしたら足元に広がるのは布の類ではなく、そのモノが持つ妖気だとか気配だとか
あるいは闇そのものがチロチロと炎のように広がっているだけなのかもしれない
「亡くなる前に親父に聞いてもな、そんなの知らんって言うんだな」
「お勤めを中座して近づいたり、声をかけたりとかは」
「火が点いてる間は仏さんとの逢瀬、そんな無粋な真似はできんわな」
なんだか盛り上がりそうな気配が出てきたので、やや前のめりになって色々と聞いてみたが
返ってくるのは「変わりもんだろ」「俺のファンだ」「酒がもうねえぞ」の言葉だけだった

年が明けると、このおいさんの七回忌 もう少し色々聞いてみたかったなぁ








212:ヘタレ弟:2006/05/31(水) 00:51:50 ID:W2bh0S300

おれの体験をきいておくれ。下手な文章で悪いけど。

1/2

俺の家の二階は、部屋が三つある。そのうち二つが俺と姉の部屋で、
あと一つが今これを書いているパソコンやテレビがある父の書斎。
間取り的には、俺の部屋が姉の部屋の向かいにあって、姉の部屋と書斎が隣り合う形になっている。

んで、一年ほど前から、書斎でテレビ見たり、パソコンでネットしてるときとかに、
隣の姉の部屋から誰かがブツブツ言っている声が聞こえる。
最初に聞いたときは、おおかた、姉が電話でもしているんだろうと思っていた。
で、何日かして、またいつものように声がしはじめた。
俺は また姉ちゃん電話でしゃべってんのか・・・ウルサイなぁ・・・ と思ったが、
ほうっておいた。そして、一時間くらい経った後、俺はトイレに行くために
一階へ降りていった。用を足した後、ふと居間の方を見てみると、姉がテレビを見ている。
俺が あれ?姉ちゃん今、上(二階)にいんかった? ってきいたら、
はぁ?あたし今帰ってきたとこやん て言われた。

じゃあ一時間前から聞こえてたあの声は・・・?って思ったら、背筋が寒くなった。
あとでよくよく考えてみると、
あの声が聞こえてるときに姉が部屋にいたときは一度もなかった。

姉にこの事を言おうかと思ったが、姉はめちゃくちゃ怖がりなので、
結局、言いだせないまま、ホームステイをしに海外へ行ってしまった。

214:ヘタレ弟:2006/05/31(水) 00:59:47 ID:W2bh0S300
2/3

その後、今でもブツブツ喋っている声はきこえる。
この前一度、勇気を振り絞って何を言っているのか聞くために、
書斎と姉の部屋を隔てている壁に耳をそっとあててみると、
・・・ブツブツ・・・ブツブツ・・bpvdhれwがあ゛ア゛ーーーー!!!!!
て いきなりなんか叫び声に変わって、壁をドゴン!ドゴン!!
と殴ってるようなおとが聞こえてきた。
俺はもうマジで腰抜かしてガクガク震えながらその場にヘタレこんでしまって、
頭ン中は恐怖で真っ白だった。

音を聞きつけた親父が来てくれて、助けおこしてもらい、急いで一階にひなんした。 
数分後、何も聞こえなくなったので、こわごわ姉の部屋をのぞいてみた。
特に変わったところはないし、壁を殴ったあとも無い。
そこで、ふと上を見ると、天井に文字らしきものがかいてある。
そこには、
              タ  ロ   
              /  じ

とあった。 なんじゃこりゃ?と思ったが、気持ち悪いことには変わりないので、
すぐ部屋を後にし、近所のお坊さんを呼んで、事情をせつめいした。

215:ヘタレ弟:2006/05/31(水) 01:00:37 ID:W2bh0S300
3/3
お払いに来たお坊さんに、 これなんて書いてあるんですか?と聞いたら、
お坊さんは あぁ、これはな、 怨 て書いてあるんや と教えてくれた。
たしかにつなげたら 怨 という字に見える。

俺があわてて ちょっ 大丈夫なんですか? てお坊さんに聞いたら、
だいじょうぶだいじょうぶ ちゃんとお払いしたし、
Yちゃん(姉の名前)の部屋に出たひとは、もともとこの土地に
執着してたひとで、たまたまYちゃんの部屋に居座っちゃっただけ。
君の家にももうでないし、Yちゃんにも影響はないから安心していいで
といってくれた。 坊さん曰く、我が家は悪いものがたまりやすいらしい。

その後、もうブツブツ言う声は聞こえないし、オーストラリアにいる姉にも
なんの影響もないようだ。天井の文字もいつの間にかきえてた。

でも、一つ気になってることがある。それは、夜中にずっと階段を上り下りする
気配がすることだ。不安だが、 ホントにやばいことになったら
またあのお坊さんをよんでみることにしよう。

長文付き合ってくれてありがとうございました。







340 : でつ <実話だよ! 1/4 [sage] 投稿日:03/05/04 11:44
母の知り合いに、キチ○イ・・・と言うほどでもないですが、人格破綻者というか、
 頭のねじが一本外れたような人がいるんですよ。
それゆえにどうも人には見えないものが見えるらしく、霊はもちろん、美術品の真贋なんかもわかるようでした。
その人が初めて家にきたとき、俺を見て開口一番、
 「手を見せてみろ。」
 一通り手相を見てから言いました。
 「あんた、2、3年のうちに死ぬよ。死なんくても命が危うい状態になる。」


341 : でつ <実話だよ! 2/4 [sage] 投稿日:03/05/04 11:45 
何で初対面のあんたにいきなり死の宣告受けにゃならんのかとムカツキましたが、 
どういう人かは聞いていたので、じゃあどうすればいいか尋ねました。 
 「(有名な霊場)の(すごい高僧)に会いにいけ。」 
 霊場のほうは知ってましたが、高僧は知るわけも無く、調べてみたら 
数多くの荒行をこなし、大きな儀式も執り行う偉い方でした。 
そんな凄い人なら一目見るのも悪くないな・・・ 
 こうして俺は命を賭けた旅に出るのです。 


342 : でつ <実話だよ! 3/4 [sage] 投稿日:03/05/04 11:46 
(道中省略) 
 色々あって二日目にそのお坊さんに会う事が出来ました。 
これまでのいきさつを話し、どうしましょうかと尋ねたら、 
 手相を見ながら言いました。 
 「悪いけど、私にはどうする事も出来ないね。」 
 話を聞くと、外部的な要因(霊障やら因縁)だったらそれを祓うことで済むのですが、 
 人の運命を他人が変えるのは難しいと言うのです。 
え?俺ホントに2、3年で死ぬの!? 


343 : でつ <実話だよ! 4/4 [sage] 投稿日:03/05/04 11:47 
「神様におすがりするしかないね。」 
 家に神棚を作って毎日祈れと言われました。うわ、絶望的にめんどくせぇ。 
そういった手配をしようかと聞かれましたが、丁寧にお断りしました。 
 信仰の無い祈りは無意味だし、神様に失礼だと思ったので。 
お坊さんはこうも言いました。 
 「運命を変えられるのは、自分自身だからねぇ・・・」 

 「道は自分で切り開く」、これが最も信じられる事。俺は運命と戦います。 
 駄文、失礼しました。 








631 本当にあった怖い名無し sage 2007/07/20(金) 23:28:36 ID:2tr7z6faO
A坊主の話投下します。恐くないけど不思議な話。
その日は子供会の肝試しがAの寺であって、青年団の俺とAは手伝いに参加。
俺は明美さん(優太君の母親で旦那を交通事故で亡くしている)とオバケ役。
明美さんは白装束で口から血を垂らすメイクをしていて、本人ノリノリで少し着物をはだけさせ、この方が雰囲気出るとか言ってる。
20代後半だが美人なのでその姿が非常にエロく感じて俺もAも鼻の下伸びまくりw

明美さんと蚊取り線香と懐中電灯を持って配置につく。
Aが子供達に恐い話をしていよいよ肝試しスタート。
遠くでノリノリの明美さんが驚かす度に泣き叫ぶ子供達の声が聞こえるw
んで、最後の組が終わり明美さんが俺の居る場所に来た。
明美さん「優太泣いてなかった?w」
そういえば優太君来てない事に気付き青くなる俺。
俺「来てない!」
明美さん「え、だって私の所は通ったよ?」
慌てて逆戻りしたが居ない。ダッシュでコースを全て探す。やっぱり居ない。
半泣きの明美さん。

だが寺に戻るとAが優太君抱きかかえてたのでホッと一安心。
明美さんが泣きながら優太君に話を聞く。
優太「ママの所をすぎたら、パパがいてお話してたの。」
A曰く「本堂の裏で話し声がしたので行ってみたら優太が寝てた」らしい。
明美さん「優太、パパ何か言ってた?」
優太「うん、ママの事頼むよって言ってた」
この言葉で明美さん号泣。
A「お盆だしね、優太がいい子にしてるかなって会いに来たのかもね」
優太「違うよ、パパこれからふくしゅうにいくって言ってたよ」
・・・その場が凍り付く。

半月後に聞いた話では交通事故の加害者の会社が滞ってた慰謝料を全額振込んできたそうだ。

心から御冥福を祈ります。







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