【閲覧注意】怪談の森【怖い話まとめ】

当サイト「怪談の森」は古今東西の怖い話~ほっこりする神様系の話まで集めています。 随時更新中!!

カテゴリ: 住職系





610 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/08/07(木) 11:56:53.92 ID:lfhVWCTd0.net
ここ再起の出来事。
そこまでおぞましい話でもない。
期待している人には先に言っておくよ。

俺の人間的能力
・浪費癖(orz
・簡易対人外物レーダー装備(良性・悪性の判別は不能。何かがいる方向にのみ鳥肌が立つ)
・足が悪い。
・口が悪い。
・頭脳は子供、体は大人。
という残念な人間である。

先月から奥州三十三観音巡礼をやっている。
欧州三十三観音巡礼とは四国のお遍路のようなものの奥州バージョン。
ちなみに、俺は最上三十三観音は制覇ずみ。

最上三十三観音も順番無視で回っていて、
山形県河北町のとある寺に夜到着し、
写真を撮ったら、公共の電波に乗せられないような写真が取れてしまった。
それからは寺巡りの時に日没後はやらないと決めている。

巡礼といっても、水曜どうでしょうのように、寺の前に行って、写真撮って、
ちょこっとお参りしてお終いレベル。何か強い願いがあるわけではないが、
ツーリングの一テーマとしてはついでに温泉行ったり、
うまいもの食ったりと楽しませてもらってる。

611 :600番の続き@\(^o^)/:2014/08/07(木) 11:57:53.13 ID:lfhVWCTd0.net
さて、俺は原付でこの巡礼を行っているんだが、住んでいる地域の関係上、
1、福島方面
2、宮城県南部
3、宮城県大崎地域・栗原地域・岩手県南部
4、宮城県気仙沼・石巻・松島地域
(5、岩手県北部青森県境付近→未完)
と地域を分けてやらせてもらっている。
いかんせん原付では岩手北部まで9時間はかかるだろう。来週までは無理だな。

612 :600番の続き@\(^o^)/:2014/08/07(木) 11:59:00.74 ID:lfhVWCTd0.net
で、今回投稿させてもらうのは、
3番地域にある某寺での出来事。
震災の復興作業が進んでいるが、津波で流された家の跡地には、
まだまだ花がたむけられている。
リョウメンスクナという話がある地域にも
近い場所なのではないだろうか。

三陸海岸のリアス式のクネクネウネウネの道路に辟易しながら、
薄暮の空を眺めつつ、とある寺に到着。そこは無人寺である。
たまに縁日では使われるらしいが、草が生い茂り、
お地蔵さまには古いお供え物の腐乱物に蝿や蛆がたかっている。
それぐらい、手が行きとどいていない寺だった。

いよいよ本堂に近づいたとき、にわかに鳥肌が立つ。両腕。真正面か真後ろに「何か」がいるらしい。
しかし、寺である以上、何もいないわけはないし、
寺の由来(奥州三十三霊場は坂上田村麻呂=蝦夷討伐の過程で立てた寺が多いらしい)
としても、多かれ少なかれ、何かはあると思って、特段気にしなかった。

613 :600番の続き@\(^o^)/:2014/08/07(木) 12:00:52.06 ID:lfhVWCTd0.net
×=立てた
○=建てた

…うそである。
一瞬で汗がひくくらい寒気を感じた。
だが、せっかく来たのだからお参りくらいはしておこうと思い、本堂に歩を進めた。
本堂は扉に鎖と南京錠で鍵がされている。障子紙やガラス張りということもなく、中を見ようと思えば見れる。
しかし、真っ暗。見ようと思っても見れるものもない。
「観音様」くらい見たかったが、錠もかけられている以上やむなしと思って賽銭箱に銭を投げ込んで、
ごあいさつ。その時…

「たぁ~~~~~~~~」

という声がした。女の子か小さな男の子のような声。お堂の中から。
すでに鳥肌が立った段階で何かがいるのはわかっていた。
しかし、実際に音として表れたのはビビった。心臓が止まるかと思った。ヌコたんかと思ったが、
特にそれ以降音がしない。

ビビった俺は、大慌てで次の寺へと移動。
あらゆる危険を想定して、原付を運転していた。
…スピードの出が悪い、上り坂ではエンスト(スクーターなのに!!)、
なぜかハンドルがとられるという現象が頻発。ただ、古いものなので、
「ガタが来たのか」くらいにしか思ってなかった。

614 :600番の続き@\(^o^)/:2014/08/07(木) 12:03:12.53 ID:lfhVWCTd0.net
そんなこんなで、次の寺に到着。こぎれいで立派な寺だった。
常時人がいるような寺だったようで、そこで住職とお会いした。すれ違いざまに、こちらがあいさつすると、
「あなた○○寺行ってきたでしょ!!!!」とすごい剣幕で聞いてくる。
私が「そうです」と答えると、住職は「何かなかったか」と聞いてくる。
子供のような声が聞こえたことを言うと、私に本堂に上がるように言ってきた。


こういうときは大人しく言うことを聞いた方がいいと思い、それに従った。

そこから3時間くらい正座させられ、お経を聞き、原付には「一応」といわれ、札を貼られた。
何か悪い商売に引っかかったのかと思ったが、
住職は「金は要らない。何か悪いことがあったら、次は××寺に行け」と言われた。
詳しいことは聞かなかったが、
1、大昔に亡くなった人を連れてきている
2、別に悪いものではないが、友達がほしいらしい。
3、俺に友達ができると、やきもちを焼いて悪戯はするらしい。
4、今回は俺はまだあの世にいかないので、あっちで待ってろといって成仏させた。
だそうだ。

615 :600番の続き@\(^o^)/:2014/08/07(木) 12:05:33.77 ID:lfhVWCTd0.net
で、俺は安心して家に帰ったんだ。
怖かったな~と思って、今日回った寺の写真をフェイスブックに掲載しようとおもって、
写真を見ていたらあの寺の本堂の中に、
肉眼では真っ暗で見えなかったのに、
中に、一人だと思ったら二人。
一人は確かに子供だった。もう一人はその親と思われ。
俺についていこうとする子供を必死に抑え込もうとして、俺の方を睨んでいた。
マッマは付いてきていないと思うし、住職も何も言ってなかったから大丈夫だと思いたい。
でも、子供だけ成仏してしまったのなら、それを母親は許せるんだろうか。
俺、逆恨みされるんじゃねーか?と夜窓の方でカサカサ音がすることにおびえている今日この頃。

以上。
これでおしまい。




オカルトランキング



32 :可愛い奥様 :2011/01/12(水) 17:05:34 ID:+GImVLcr0
㌧切りごめんなすって

調子わるい時に母が占いができる人を紹介してくれた
そしたら占いじゃなくて神様の言葉がきける人だった
霊能者とも名乗ってなくて、普通の小柄なおばあちゃん
お金もとらない
神様の言葉やからお世辞も嘘も遠回しな事もいわんよ、と本を読むみたいに
何でもききたい事をすらすら答えてくれました
私はよく危機一髪で助かる事があるんだけど
それは私の運ではなくて祖父の徳が高くその守護だそう(存命中)
男運がもともと良くないのに、いい旦那様に巡り会えたのも守護のおかげだそう
旦那様もなかなかいない良い人らしく、難点は唯一、
あんたみたいなんがくっついとる事や(おい)
といわれましたorz

この前買い物で今までにないくらい思い切ってばかすか洋服とか買ってみたら
「嫁子ちゃん、自分の事にお金使いすぎよ~」ってそのおばあちゃんから
心配そうに電話かかってきてびっくりしました
嘘ついたり、合わない人のは何もみえないらしく、
私の事は何してるかと思うだけですぐ見えるそうです
食卓に何も出てないのも見えるそうです
あんまり見えすぎてプライバシーの問題が…

旦那様は確かに良い人で、リラックスしすぎて「おかあさん」と
呼んでしまった事があります;


835 :可愛い奥様 :2011/01/12(水) 17:26:27 ID:+GImVLcr0
も一つ
祖父も優しい人ですが曾祖父も温かい人柄だったそうです

むかし近所に汚らしい身なりのおじいさんが、一晩だけ泊めてくれと訪ねてきたそうです
皆は乞食なんか泊められるかと追い返したそうです
曾祖父が家で良かったらと、貧しかったけれど精一杯お世話したそうです
おじいさんは喜んで御礼を行って帰りました
それから三年くらいして、曾祖父と曾祖母がお寺参りをしていた時
あるお寺の境内に入ったらお坊さんがずらっと並んでいました

曾祖母が「こんなにお出でて、今日はお祭りかしら」と首をかしげていたら
お坊さんが「お待ちしておりました。夢枕に寺の高僧が立ちまして、
何年の今日この日にこれこれという恩人が来るから手厚くもてなしなさい。
私はその人に大変世話になった、と言付かりました」と歓待されたそうです

お土産に何かありがたーいお経?掛け軸?みたいなのを
いろいろもらったそうです
仏壇の掃除をしている時に祖母からきいたので、みせてもらおうと思ったのに
はぁて、それがのう、どこにしまいこんだんやら…との事でした
大雑把な家らしいオチでした


860 :可愛い奥様 :2011/01/13(木) 13:52:16 ID:nRWL9kH40
霊能者のおばあちゃんの事書いた832です
レスありがとうございます
素敵な言葉を下さった方はどんなに清々しい人かとうたれました
特売品に安い!安いよ!と目の色変えて飛びついて、
あさましいから止めなさい、とたしなめられる私に徳などあろう筈がございません、ええ。

せっかくなので、そのおばあちゃんが教えてくれた事を
● 人と目があったときにニッコリしたり、会釈、挨拶するだけで徳を積んだことになる
  すれ違う人に可愛い人だな、感じ良い人だなと思われるだけでも徳になる

● 謙虚でいること

● 嘘ほど恐ろしいものはない
  嘘をつくことはすべての不幸の始まり

● 良い人、悪い人というのは本来ないが
  属するところが悪くて住む世界の違う、関わってはいけない怖い人はいる

● 良いことも悪いことも生き方は自分で選んでいる

総本山のお寺で大勢の人に混じって参拝していたら
お坊さんが近づいてきて、貴方はこちらではありません、どうぞと
奥の院に通されてそこで拝んできたと言ってました

お坊さんもダテではないんですね~そういう世界があるんですね~
しかるべき時に人を守れるように、徳を積みたいとつくづく思います


865 :可愛い奥様 :2011/01/13(木) 15:42:59 ID:nRWL9kH40
生まれつき強い、弱いは決まってて
家柄による守護やご先祖様の因果も関係するそうです
強い人は影(お日様にあたった時の)すら迫力があるそうです

生き方によって運も動くので
その人の先がどうなるかは「わからない」といいます

生まれの運勢は生年月日をみて何か数えていました。四柱推命ではないそうです
もっと詳しく観るときは姓名をみていました



オカルトランキング





227 :名無しさん@おーぷん :2015/06/11(木)12:44:04 ID:???
オカルト苦手な方は読み飛ばして頂戴

婆ね、昔から不思議?変なのよ
小学生の時は毎日翌日の予知夢を見てたわ、それが原因で虐められたりもしたの

なんとなく神社仏閣巡りが好きでぼんやり独身の頃一人でぶらっとしてたのよ
そしたらそこの偉い方かしら?首の後ろが三角になってるお坊さんに呼ばれたの、
マナー違反してないのに何故と怯えたわ
そのお坊さん曰わく確かに守護霊もついてるけどあなたには神様がついてる
あなたの元には困ってる人が集まるけれども決してお金はもらってはいけない、
気持ち程度ならいいと言われたわ

それから本当に出会う人出会う人何かしら困っているのよ
独学でお祓いもしたり時には行った事のないアメリカの間取りもわかったわ
口寄せとかもう何でも屋よ

お金をもらわない約束は守ってるわ、人に迷惑かけて生きてきたからこそ
この説明のつかない能力で誰かの役にこれからもたっていきたいわ


229 :名無しさん@おーぷん :2015/06/11(木)12:53:46 ID:???
>>227
変じゃないわよ、いい力じゃないの。
227婆の力でここの婆たちの幸せを願っててほしいわ。


230 :名無しさん@おーぷん :2015/06/11(木)12:55:48 ID:???
>>227
あら素敵な婆ね
不思議な力で助けてあげられるなんてとっても素敵
魔法みたいだわ!

婆もとても魅力的な婆なのでしょうね



オカルトランキング



これはね、私が修行時代の話なんですけれども。
あの、私が修行してたのは、関東の、とある場所なんです。
この関東のとある場所で4年間修業をしてたんですね。


どんな修行をしてましたかって言うと、寮に入って、お経の読み方、筆の使い方、声明の仕方とか、色んなものをこの4年間で習う訳です。朝4時半に起きましてね。水を被って、掃除をして、先輩がまだいるときには先輩の世話までして。お風呂に入るときには先輩の背中を流したりっていう…
まぁ、正直、私にとってはすごく厳しい修行だったんですよ。この、すごく厳しい修行の中にいると、時折、こう、精神が病んでくるんですよね、修行とはいえね。

ああ、しんどいなぁ、って思ってると、その私が修行させていただいてた寮の近くに“アフリカケンネル”っていう、まぁ、ペット屋さん、みたいなのがあるんですよ。そこへ行きますとね、私は犬が大好きで、“アフリカ・マラミュート”っていう大きな犬がいるんですけども、その犬が居るんですよ。で、ゲージにちょっと入らせていただいたりして、頭を撫ぜたりしてね。それがちょっと私、修行の息抜きになっていたんです。
そこの方たちとも仲良く段々となっていきましてね。


あるとき私が、またちょっと息抜きに寄せていただきましたら、その日はちょうどね、社長さんが来られてたんです。
関東で修業してますから、その社長さんとお会いした時に、すぐ分かった。
「おお、お前犬好きなんか?」
関西弁なんですよ。
ああ、なんか懐かしいなと思いながら、「あの、関西の方ですか、」ってお聞きしたら、「おお、せやねんせやねん、おお、なんや、お前も関西か」と、これでだんだん仲良くなっていきましてね。

「社長さんと、こうなんか久しぶりに関西弁聞けて良かったです。私ちょっと修業を近くでしてまして、お坊さんの修行をしてて。たまに、ちょっとここ気休めに寄せていただいてるんですよ」
「そうかそうか、いつでもおいでや、そうかそうか、修行厳しいもんな」
そう言いながらね、コーヒー缶を並べはるんですよ、机の上にね。
「好きなコーヒー、飲んでええから。1本、飲みぃ」、そうおっしゃって下さる。
「ありがとうございます」
見ると、銘柄、全部一緒なんですよ。
熱い冷たいがあるのかな、と思って、ちょっと全部触ってみるんですけども、別にそれもないんですね。
じゃ、一本いただきます、ということでコーヒーを飲んで、ごちそうさまでした、と。



「おお、お前、もしあれやったらさ、15分間くらい、ちょっとウチへ毎週喋りに来いよ、週に一回でいいから。そのついでにちょっと犬の散歩行ってくれへんか。そしたら月に15万やる」っておっしゃるんですよ。
「ええ!週に一回、ちょっと喋りに来て、犬の散歩ちょっと15分ほどして、それで一月15万頂けるんですか」
「おお、ええよええよ」
そうおっしゃってくださったんで、「私、修行してる寮に戻って、この寮監先生っていう先生が居られるので、その方の許可が頂ければ、ぜひとも私ここでバイトさせてください」ということで、私、寮に戻りまして、寮監先生にこの話をした。
そしたら寮監先生がね、
「お前は本当に情けない。修行中に気休めなんていらん、ましてやお金を稼ごうなど…欲を捨てるための修行をしてるのに何をやってるんや」と、ひどく怒られましてね。
で反省文を書け、と言われることになって。反省文を書いて、その日の夜に発表させられる訳です。アフリカケンネルでアルバイトの誘いがあったんですけども…みたいなことをね。欲に駆られて申し訳ありませんでした、みたいな文章を書いて。



で、次の日、もう一度アフリカケンネル行きまして。社長さんに謝らなくちゃいけない。
「社長さん、すいません。実は、昨日のお話なんですけども…寮監先生の許可が頂けませんで…」
「ああ、そうかそうか。そら、お坊さんなるための修行大変やもんな。うん、そら、ええよええよ、別に。他の奴探すから」と言って、また缶コーヒー何本か並べられる。
「好きなん、取れよ」
「ああ、じゃぁ、すんません、いただきます」
幾つか触るんですけども、やっぱり全部常温なんですよ。
じゃ、これいただきます、と飲んで。
「そかそか、お前、神仏信じてんのか」とおっしゃるんで、
「はい、それで、信じてるので修行してる訳ですけど」って言ったら、
「あは、そらそやなぁ…まぁ、またな、気休め、時間あったら、いつでも来てくれ。じゃぁ頑張って修行しろよ」と言って、その日別れたんですね。



それから、私もそのアフリカケンネルに、あまり息抜きで行くのもいけないことなのかな、と思って、あまり行かなかったんですけども。
まぁ、月日が経って、修行が終わる日、もう来月には私が修行終わって京都に帰る、そのときにこの最後のあいさつにアフリカケンネルへ行ったんですよ。
あの犬たちにもね、お別れを言って。ありがとうね、今まで修行辛いときにお前たちがいてくれたから頑張れたよ、なんて言って、犬に頭を下げて。
すると社長さんが居られて。
「おお、久しぶりやな、お前。どうした、もう修行終わるんか?」
「そうなんです、実はもうこれで京都へ帰るんです」
「おお、そかそかそか、ほな最後にお前コーヒーでも飲んでけよ」と言って、また何個かのコーヒーを並べられる、いつものように。
1本取って、ありがとうございます、と。
飲んで、私はその後、京都へ帰ったわけです。


京都へ帰ってしばらくしますと、
テレビニュースにその社長さんが出ておられるんですよ。
(あれ、この社長さん何かあったんかな?)
よく見ると、『愛犬家連続殺人事件』の犯人なんです。
捕まってるんですよ。



で、この『愛犬家連続殺人事件』の、この犯人なんですけども、
実は私の先輩が、“教誨師”って言いまして、捕まった犯人と、一緒に罪滅ぼしのためにお経を読まないか、とかっていう話をしに行く仕事があるんです。
その教誨師の仕事で、私の先輩が行かれたときに聞かれた話なんですけど。
その犯人ね、殺すための条件が幾つかある。
ひとつに金が目的でないこと、ひとつに何々、ひとつに何々…
つ~っと指折り数えていく。
一番最後に、運が悪いやつは俺殺すんや、って、そうおっしゃったそうなんですよ。



「運が悪いやつって、どういうことですか」



「あんたお坊さんやから言うたげるわ。
 昔なぁ、ひとりの修行僧が、うちの、アフリカケンネルに来よった。
 毒入りのコーヒーを出した。
 1本だけ、毒のないもんを置いた。
 そいつ、3回とも、毒なしのコーヒー引いて、飲んどった。
 ひょっとしたら、神仏は居るんかもしれんなぁ」
そう言って、笑ったそうなんです。


これ後に映画になりまして、『冷たい熱帯魚』という題で映画化されております。
もしよければ皆さん見ていただけたらと思います。


※三木大雲
三木 大雲(みき だいうん、1972年 - )は、日本の僧侶(日蓮宗)。怪談和尚を名乗っている
1972年、京都市で三木随法(教法院住職などをつとめた。)の次男として生まれる。平安高校から立正大学仏教学部に進学。
大学在学中、日蓮宗の学寮(谷中、熊谷)でも学ぶ。実家は兄が継いだため、各地を流浪した。2005年、蓮久寺の第38代住職となる。

怪談をベースに法華経を絡めた説法を行っている。



オカルトランキング☜1日1クリックの応援お願いします



489 :本当にあった怖い名無し:2010/08/06(金) 22:54:27 ID:Q7CX8gv80
mixiで見つけた

前職が前職だったので、不思議な話を聞く機会はそれなりにあった。
老若男女問わず、
「こんなことがあったんだが、なにもしなくて大丈夫か」「あれはいったいなんだったのか」
等を寺にたずねに来る人は多い。
住職が上手く煙に巻いて安心させて帰らせたり、忙しいときはまともに取り合わなかったりもしていた。
それを横で聞いているうち、「不安ってなんだろう」と漠然とした疑問を抱いた。
それも、今の学科に入った遠因のひとつにあるのだろう。

僕は心霊現象は信じない。
昔はごく普通の怖がりな子だったが、宗派が霊だのなんだのを認めなかったため、
自然と合理的な解釈を探し、否定しようとする癖がついた。
本当はおっかないけれど怖がらない姿勢ができた、とでも言おうか。

しかし、そんななかで、どうにも僕の頭では否定しきれなかった物がいくつかある。
寺の居間で、Aさん(仮名、中年男性)が「先週のことですが」と前置きしてから始めた話。

中国地方のとある県に旅行に出かけ、昼食に郷土料理を食べたが、
それが身体に合わなかったらしく、店を出てから腹の具合が悪くなった。
田舎道なこともあり、トイレを借りられそうなコンビニなどはどこにも見当たらない。
車を停めその辺の草むらで、とも思わないでもなかったが、
せっかくの旅行に、ちょっと恥ずかしい思い出が追加されてしまうのも面白くない。
もう少し、もう少しと我慢を重ねつつウロウロするうち、村営会館の看板を見つけた。
矢も盾もたまらず駆け込もうとしたが、ちょうど玄関から出てきたおばさんと鉢合わせ、
危うくぶつかりそうになった。
取り急ぎ、トイレを貸してくれと頼んだが、
「もう閉館時間で、私も鍵を閉めて帰るところだから、よそを当たってくれ」と、にべもない返事が返ってきた。
しかし、お腹がいよいよ差し迫っていたAさんには、とうてい聞ける話ではない。
そこをなんとかと頼み込み、露骨にため息をつかれながらもどうにか中に入れてもらい、
トイレの場所を聞き、一目散に駆け出した。
古い木造建築なため足音が大きく反響し、それがお腹に響くようで、
嫌なおばさんへの腹立ちともあいまって、ここはひどく気に食わない所だと思った。

飛び込んだトイレは、個室が三つある広いものだった。
Aさんは切迫した状況ながらも、
自分が帰った後、あの嫌なおばさんがもしも窓かなにかの確認に来た時に、
においが残っているような状況になるのを避けようと、換気扇の有る一番奥の個室の戸を開けた。
しかし、(汚い話しで恐縮ですが)そのトイレは、
前に用を足した人が結構な量を排泄し、さらに流さずにそのまま出て行ったらしく、
尋常ではないほどの量が残されていた。
Aさんは、これは下手に流したら詰まるかもしれないと考え、急いで隣の個室に飛び込んだ。

なんとか間に合い、至福のひと時を味わっているうち、遠くから足音が聞こえてきた。
ゆっくりとした足取りで近づいてきて、トイレのドア前の廊下で立ち止まった。
どうやらあのおばさんが急かしに来たらしい。
が、さっきのやりとりの中での、こころない対応に腹を立てていたAさんは、
別段いそいで外に出ようとは思わなかった。
まさか男子トイレの中にまでは入ってこないだろう、とたかをくくっていたこともあり、心ゆくまでりきみ続けた。

ようやくお腹がすっきりしたAさんが個室から出たのは、トイレに駆け込んでから五分ほど経ってからだった。
ドア前から去っていくような足音はしなかったため、どうやらまだ外におばさんはいるらしい。
意地悪を通り越して変人だな、と思いながら手を洗っているうち、
奥の個室をこのままにしていたら、おばさんはAさんが残していったように思わないか、との疑問が湧いた。
しかし、流せるような量でもなかったし、どうしようかと目を向けたところ、ふと違和感を覚えた。
ドアノブに一部赤い部分がある。内側からカギが閉まっているらしい。近寄って確認したが間違いない。
隣の個室にこもっていながら、ドアを開閉する音に気付かなかった事が不思議だった。
まさかそこまでの爆音をお尻から奏でていたわけでもない。
廊下からの物音に注意を向けていたため、音には敏感だったはずで、
そんななか隣の個室に人が入るなど、聞き漏らす訳もない。
第一、隣は流さないと座る気も起きないほどの惨状だったはずだ。
にもかかわらず、流した気配など微塵もなかった。
しかしまぁ、人が入ってるなら流しに行く手間も省けたかなと思い、廊下側に目を転じたところ、
奥の個室からトイレットペーパーを引き出す音が聞こえた。
やっぱり人がいた、とのやや場違いにも思える安心感を覚えつつ、一歩踏み出した足が凍りついた。
さっきまで自分が使っていた個室のカギも閉まっている。

無論トイレの中には、さっきから誰も入ってきてなどいない。
ましてや、Aさんの目の前の個室に、Aさんに気付かれずに入れるわけがない。

今までに体感したことのない奇妙さに、ドアノブをにらんだまま動けなくなった。
その数秒のうちに、奥の個室のトイレットペーパーを引き出す音が異常に長いことに気付いた。
紙を全て引き出そうとでもしているように、音は一向に途切れない。
ごく普通の生活音であるはずのその音が、違和感を覚えた途端、おぞましい音に聞こえてきた。

混乱するAさんの耳に、誰も入っていないはずの、しかしカギがかかっている目の前の個室の中から、
隣と同じ、トーレットペーパーを引き出す音が聞こえてきた。

その音を聞いた瞬間、全身に鳥肌が立った。
なにがどうとは説明できないが、他のいつでもない今、
他のどこでもないここに、他のだれでもない自分が居ること自体に、絶望的なほどの恐怖を感じた。
個室の中の『なにか』に気付かれたらおしまいだ、と思ったそうだ。

腰が砕けそうになるのをなんとかこらえつつ、音を立てないように細心の注意をはらいつつ、
廊下とトイレとを隔てるドアにたどり着いた。
ドアノブにかけた手に体重をかけ、なんとか身を支えているAさんの耳に、今度は廊下から奇妙な音が聞こえてきた。

ドアの外で、誰かが飛び跳ねている音がする。
しかも、飛び上がってから着地するまでの間隔が異常に長い。
Aさんが言うには、棒高跳びのような感じだったらしい。
直感的に、今外に出るとここに居るより怖いことが待っている、と感じた。
外に出られず、しかしトイレの中になど絶対に居たくない。

どうしようもなくなったAさんの中で、なんの前触れもなく突如感情が爆発した。
ドアの外、廊下で飛び跳ねている『なにか』に対して、押さえようのない怒りと殺意を覚えた。
Aさんは何故か、この状況は外に居る『なにか』のせいだと確信していた。
外に居る『なにか』を殺さなければ、自分は死んでしまう。外に居る『なにか』を殺せば自分は助かる。
ならば、その『なにか』を殺すことに、なんの遠慮をすることがあるだろう。

ドアを蹴破るようにして開け、外に飛び出した。
廊下に仁王立ちのまま千切れんばかりに首を回し八方を見回したが、殺せそうな生き物はなにも居ない。
次に、床に這いつくばり、ちいさな『なにか』を探した。が、なにも居ない。
はじかれたように跳ね起きて、窓の外を見ても、鳥の一羽も居ない。
この時Aさんは、涙が止まらなかったと言う。
外に居る『なにか』を殺さなければいけないのに、何故なにもいないのか。
なんでもいい。誰でもいい。どんな生き物でもいい。何故私に殺されてくれないのか。
このままでは、私が『なにか』に殺されてしまうじゃないか。どうしてくれるんだ。

涙をぬぐいつつ、冷静になろうと試みたAさんに、天啓がひらめいた。
あのババアを殺せばいいんだ。あいつは嫌な奴だし、それに弱そうだから、多分簡単に殺せるはずだ。

思いついたとたん、こらえようのない笑いがこみあげ、次の瞬間には大声で笑っていた。
ようやっと『なにか』を殺せることにたまらない愉悦を感じながら、玄関を目指して走り出した。

Aさんはそのまま外に飛び出し、おそらくは私物であろう軽トラックの助手席側のドアを開け、
なにやら床下を探っているおばさんを見つけた。
奇声を上げながら全速力で駆け寄っていったところ、気付いたおばさんは恐怖にひきつった顔をして、
トラックの中に飛び込んでドアをロックした。
すんでのところで間に合わなかったAさんは、運転席側にまわりドアを開けようとしたが、
間一髪おばさんがロックするほうが早かった。
Aさんは、逃がしてなるかとばかりに軽トラックの荷台に飛び乗った。
運転席にすべりこんだおばさんが車のエンジンをかけ、携帯電話になにかを怒鳴りながら急発進した。
Aさんはバランスを崩し荷台から落下し、頭をしたたかに地面にぶつけた。

Aさんはその時、脳震盪を起こしたらしい。
なにか生き物を殺したいと思いながら、体が思うように動かせない自分はなんと不幸なのだろうと、
地面に大の字になったまま、夕焼け空をにらんで男泣きに泣いた。

その後しばらくして、いまだ動けないAさんは、
おばさんからの電話をうけて駆けつけたらしい男数人に取り囲まれた。
体は動かないが、殺していい生き物が近くに来たことで、Aさんはまた極度の興奮状態におちいった。
一番楽に殺せそうな年寄りが、
Aさんに対して「変な言葉をわめきながら」、「なんだか臭い、変な水」を振り掛けた。
その瞬間、Aさんは自分が何をしているのかわからなくなり、一瞬にして眠りに落ちた。

Aさんが言うには、それ以来『音』が怖くて怖くて仕方がない。
足音や、なにかがジャンプするような音、家鳴り、水滴の音などが聞こえると、体中がふるえあがってしまう。
いつまた自分がああなるか、自分の周りの人がいつああなってしまうかと思うと、怯えてしまってこまる、
と言っていた。
その時、住職がなんと言ったか覚えていない。

普通に考えれば、精神的な病ではないか、ストレスへの防衛で怒りに転化したのではないか、などが考えられると思う。
が、僕にはこの話は、勘違いや偶然とは言い切れない。
僕の母方の祖父が、似たような話をしていたことを知っているからだ。

祖父は若いころ、友達とその恋人と三人で、恋人の故郷である中国地方のとある県に物見遊山に行ったことがある。
恋人の一族の墓参りを済ませ、帰ろうとしているうちに、友人が便所に行った。
そして、便所から出るなり、待っていた祖父に殴りかかってきた。
血の気の多かった祖父も即座に応戦し、両者血みどろになった。
(その際、目突きや首締め金的など、普段はそんなことしない友人が、ダーティーテクニックばかりを使ってきて、
その殺す気っぷりに驚いたらしい)
そのうち、血相を変えた土地のお婆さんが駆けてきて、二人にべたべたする水をぶっ掛けた。
「なにをする」と怒り心頭に発した祖父だったが、いつの間にか男たちに取り囲まれており、袋叩きにされた。
恋人が周囲を走り回り、人を集めたものらしい。

その後、友人がおかしくなったのは、『ムタチクル様』
(六太刀狂様か、無太刀狂様とでも書くのかもしれないと祖父は言っていた。
ムシャクル様が転化したか、祖父が聞き間違えたか、記憶違いか)の呪いのせいであり、
二人とも暴れているから、二人やられたのかと思った、こうするしかなかった、等を言われたらしい。
納得いかない祖父が噛み付いたところ、友人は誰かに怨まれており、これはおそらく人為的な呪いだ、
今回は払えたが、これ以上はどうすることも出来ないと言われた。
祖父はなにか言おうとしたが、思い当たることがあった様子の友人の手前、それ以上はなにも言えなかった。
恋人は、顔面蒼白となっていた。

友人の恋人にはかつて婚約者がいた。
友人はそれを知りつつ近づいて、婚約者から女性を奪い取ったプレイボーイだった。
婚約者を奪われた男はこの村の出身だった。
男は恋人を奪われたことでひどく落胆し、当時住んでいた兵庫県を引き払い、北海道に移ったらしい。
「そして、北海道から友人に『ムタチクル様』の呪いをかけたのではないか」とは、祖父の推測に過ぎない。
しかし、その数年後、その友人は恋人を殺し逮捕された。無理心中を図ったとも、発狂したとも言われたそうだ。

祖父は、僕の母が札幌出身の父に嫁ぐことにより、北海道に移住することに、最後まで反対していた。
また、とある県には絶対に足を踏み入れることもなかった。
北海道のどこかと中国地方に、人を呪い殺せる者が居ると祖父は信じていた。

Aさんは、今も生きている。



☜1日1クリックの応援お願いします

↑このページのトップヘ