【閲覧注意】怪談の森【怖い話まとめ】

当サイト「怪談の森」は古今東西の怖い話~ほっこりする神様系の話まで集めています。 随時更新中!!

カテゴリ: もののけ



400:名無しのオカルト 2009/05/17(日) 14:02:05 ID: ID:xFfO0Hz0O

山怖まとめ読んで来ました。案外と猿に関する話が多いのですね。
私の出身地は山陰地方の山里なのですが、猿の化け物の話が伝わっています。

私の一族は応仁の乱が起こったくらいの時代にどこからかやってきたそうです。
川が流れる谷間を開き、市を開いて生計を立てていました。
しかし、そこには猿の化け物がおり、山に分け入った者達に血を浴びせ、病気にしてしまうのです。
病を得た者達は無気力となり、今で言う引きこもりのようになったそうです。
考えた末、一族は一つの山に社を建て、猿の化け物を祀ることにしました。
実際には封印のようなものだったと思われます。
とにかく猿の化け物は山に封じられ、社の山は祭の日以外入山を禁じられました。



401:名無しのオカルト 2009/05/17(日) 14:02:50 ID: ID:xFfO0Hz0O

現在、里は過疎化の煽りを受けて祭は廃れつつあります。月に一度開かれていた講も回数が減ってきました。
目に見えて社が蔑ろにされ始めたころ、里の数少ない若者の何人かが姿を見せなくなりました。
精神を患って療養中という噂です。私の兄も重度の潜妄状態となり、離れからめったに出てきません。
単なる引きこもりなのかもしれませんが、祭事が滞りなく行われていた時分にはこんな事はありませんでした。
それに、「良くない感じの晩」に里に猿が降りてきて徘徊しているという話も聞いています。
口伝ですが、伝承によると猿の化け物は足跡を残さず、常に血を流しているそうです。
猿の姿をしているが、正体は違うとも聞きました。
まとめにあった「ヒサルキ」に似ています。
祭を怠ったため、山から降りてきてしまったのかもしれません。


    





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733: 本当にあった怖い名無し 2011/05/16(月) 07:40:11.18 ID:dEwbPnf90

自分からしたら洒落にならないくらい怖い事があった。
3年くらい前だったか、実家が老朽化したから解体した時に
業者から「なんか、床下から出てきたんですが・・・」と、筒状の箱を渡された。
その晩、家族で、なんだろうね?って箱を調べる事になったんだが 奇怪という言葉がお似合いな箱で
円の直径は13センチ 長さは22センチ、桐で作られていてメガネケースの様だった。
箱には和紙が貼られていて「シジマノカミ」と書かれていた。
しじま?なんだろう・・・というかこの箱どうやって開けるんだ?
その箱がまったく不可解なのは蓋らしきものがどうすれば開くのか解らない事。
だが蝶番の金具らしきものはあるのだ。
家族で20分くらい話してたら妹が、「これ、ただの溝なんじゃない?」と言った。
全員がえ?っと思って箱の溝に定規を通して見ると確かに4ミリほどで引っかかる。
蓋だとおもった隙間はフェイクの溝だったのだ。(続く)

734: 本当にあった怖い名無し 2011/05/16(月) 08:03:12.11 ID:dEwbPnf90

家族全員、開かないわけだ。と諦めちゃってその晩はそれまでにした。

翌日俺は箱を調べるため大学で民俗学とか研究してるAという友達の家まで持ち寄った
Aは箱に興味身心で、手にとってちょっと見ると「これさ、蝶番ばらしていい?」って聞いてきた
俺は了承すると机から工具を取り出してガチャガチャばらし始めたんだが片方の蝶番が外れると
穴が開いていた。1ミリの小さい穴が。
俺は「なんだそれ」ってAに聞くと、Aは「たぶん、これが本物の蓋だよ」とドヤ顔で言う。
Aはもう片方の蝶番も外すと、穴に細い六角棒レンチを押しこんだ。
そしたら、カコって乾いた軽い音がして、箱が開いた。
どういう仕組みで開いたのかはちょっと説明しにくいんだが、それよりも驚いたのは中身だった。
赤い木綿布が入っていて、何かが包まれているようだった。
俺とAが恐る恐る開けてみると、包まれていたのは鏡張りの長方形の箱。
「また箱か。」と俺が言うとAは青ざめていた「これただの箱じゃねえわ。」と呟いて
手を震わせながら続けた。
「これ・・・棺だよ。」
え!?棺?どういう事だよ?と俺が言う間もなくAは「どうする?開けるか?」と聞いてきた
俺は開けたらやばいんじゃないか、ひょっとして呪われちまうのか?という怖さと、
ここまできたら見ない訳にはいかないという好奇心ですこしたじろいだ。(続く)


736: 本当にあった怖い名無し 2011/05/16(月) 08:21:32.31 ID:dEwbPnf90


「・・・・あけよう。」と俺が言うと少しの間沈黙が続いて「わかった。」とAが言った。
異様な雰囲気の中、小さな棺を開ける・・・  すると大量の髪の毛らしきものが入っていた。
箱に書いてあったシジマノ神ってのは「シジマ」という人の髪という事だろうか?
だったらなんでこんな厳重にしてあるんだろうか?
色んな事を語り合ったがどれも憶測を出る事はなかった。
「ちょっと調べるからこれ、預かっていいか?」とAが神妙に言ってきた。おれは快諾してその日は帰った。

それからしばらくして、Aから電話があった。
「これちょっとヤバいのかもしんねぇわ。」
俺はそれからAが話す事を固唾を飲んで聞く。
Aが言うにはシジマノカミとはシジマという人の髪ではなくシジマの神という事らしい。
シジマとはネットで調べれば出てくるが、口を閉じて黙ってるという意味。
つまり口を開かぬ神。そんな神がいるのか、いたらどこで祭られているのか、箱が発見されたのは四国だが、
四国の歴史を調べてもなかなかシジマノ神などというモノは出てこないらしい。
俺は口を閉じて黙っているという響きに、容易に開かない箱を連想させた。(続く)



737: 本当にあった怖い名無し 2011/05/16(月) 08:40:08.19 ID:dEwbPnf90

Aが話を続ける。

「俺一人ではちょっとお手上げだわ 明日、知り合いの神社の神主さんに見てもらうように頼んだから
お前も付いてきてくれ」と頼まれる。
ここまで来たんだ 行くしかない。

翌日、Aと共にAの知り合いの神社へ向かった。
神主さんは箱を見ると顔を渋らせて「うーん・・・こりゃあ・・」と呟く。
これなんだかわかりませんか?と俺が恐る恐る尋ねると、神主さんは、
「いやぁ・・・ワシはわからんけんど・・こりゃあ、封印されとるがぁやな。」
と、土佐弁で話し始めた。
「この箱はな、たぶん物部(ものべ)の陰陽師のもんやないやろうか。
ワシの仮説やけど、この中に入っちょったがは 妖怪の類で人間やない。
なんでおんしの家にあったかは解らん。
けんど、おんしゃあらは悪いもんの封印を解いたのかもしれん。」


俺たちは身体の震えが止まらなかった。
Aが「どうしたらいいんですか?」と神主さんに詰め寄ると、「知らん」と一蹴された。
そして、「気は進まんが、ワシが預かっちゃろう。なんか分かったら知らせる。」と言い、
箱は神主さんに保管されることとなった。(続く)




738: 本当にあった怖い名無し 2011/05/16(月) 08:51:09.98 ID:dEwbPnf90


数日してからAに連絡が届く事になる。
Aからの話によると、シジマノカミはその昔、土佐の山にいた化物で、
巨大な貝に毛が生えた容姿だったそうだ。
台風の時期になると暴れ出すため、
当時の物部村に伝わる陰陽道「いざなぎ流」に封印されたそうだ。

それがどうして実家にあったのか、その経緯は分からない。

あれから数年経つが、俺とAに何も悪い事は起っていない。



神主さんはつづけてこう言ったそうだ。
「シジマノ神は山の奥深くに帰ったと思う。
この変わり果てた現代でなにか悪さをするとも到底思えないが・・・」

あの箱は今でも神主さんが管理している。





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73:名無しのオカルト 2009/05/01(金) 20:07:32 ID: ID:hZ1mpMKZ0

知り合いの話。

仕事で山に籠もっていた時のこと。
夜中に小用を足そうと裏口から出ると、何やら仮設トイレ横の闇中で動く物がある。
子供ほどの小さな影だ。
猿かなと思いながら近よると、あっという間に山へ消え去った。
辺りを懐中電灯で照らすと、浅く掘られた穴とその中に団栗を見つけた。

少し離れた位置に同じような穴があり、やはり中には団栗が収められている。
動物がこんな真似するのかと思いはしたが、時間も遅いのでそれ以上調べず、
そのままトイレを済ませて寝ることにした。

翌朝、外に出た彼は目を疑った。
昨日穴があった場所に、小さいながらもしっかりとした苗木が伸びていたのだ。
半日足らずでこんなに成長するなんて・・・団栗じゃなかったのか?
しかしこの勢いで成長されると、トイレや倉庫に干渉し邪魔になる。
とはいえ引き抜くのも何か躊躇われ、仕方なく別の場所へ移植したのだという。

移動させられてからは、芽が伸びる速度は普通の樹木レベルに戻ったようだ。
なぜあの夜だけあんな急成長をしたのか、幾ら考えてもわからない。

やがて交代の要員が来、引き継ぎを行っている時にこの話を振ってみた。

「あぁ、それは恐らくヤマンボってやつですよ」

年嵩の同僚はあっさりとそう教えてくれた。


74:名無しのオカルト 2009/05/01(金) 20:09:22 ID: ID:hZ1mpMKZ0

(続き)
伝わる話によれば、昔からここの山にはヤマンボと呼ばれる妖怪がいて、
団栗や他の木の実を埋めては育てているのだと。

「何でそんなことするのかって、そこまでは伝えられてないですけど。
 思うに恐らく、自分たちが食べる樹の実を育てているんじゃないですかね。
 私は見たことがないんで、あくまでも想像ですけども」

へえ、とそれを聞いて感心したそうだ。

私にこの話をしてくれながら、彼はこうも続けた。

「聞いたことがあるんだけど、日本の自然は手を加えず放っておくと森になるんだと。
 恐らく気候帯の所為だろうけど、ひょっとしたら俺があの夜見た、何というか精霊
 みたいなのがいて、樹とか森とかを育てているのかもな。そう思った」

この国にはそんな精霊もいるかもな。聞きながら、私もそう思った。




85:名無しのオカルト 2009/05/02(土) 07:30:21 ID: ID:l5ITtFe00

>>73
ほのぼの~w
リスなんかも隠したドングリを一定数忘れるようにできてて
それが春に芽を吹いたりするね、彼等も山の精霊の一部なんだろう。

全然関係ないけど、タケノコって本当に1晩で1Mも伸びるものなの?
そんな早さなら見てて伸びてるのがわかるよね。
植物がそんな早さで伸びるのがちょっと気持ち悪いというか信じられないというか…





91:名無しのオカルト 2009/05/02(土) 13:05:14 ID: ID:5bC62yk40

>>73
スーパージャンプで読んだばかりの話だな。




92:名無しのオカルト 2009/05/02(土) 13:16:33 ID: ID:uDF/LRLy0

>>91
それ以前にトトロにもあったな、こんな話







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463 :本当にあった怖い名無し[sage]:2011/07/31(日) 02:30:53.97 ID:Sd0PxHXs0
あんまり怖くないかもしれないけど小学校の頃の話です

家の目の前にスキー場があるんだが夏場はそこにクワガタを取りによく遊びに行っていた
その山にはゲレンデとは別にリュージュのコースがありそこが一番の穴場だった
リュージュのコースはやや長い直線と意外ときついRのコーナーがハーフパイプ状に構成されていてそれなりに傾斜もある

その日もそこに俺と友達の二人でクワガタを捕獲に行ったのだが朝から収穫は無かった
しばらくコースのなかを上のほうに向かって進んでいるとコーナーの向こうで何かが動いたのを友達が目撃した
よく蛇に出くわすこともあったのでその日もどうせ蛇だろうと友達を諭してみたのだが
「蛇よりもでかかった!」とコーナーに向かって駆け出した
当時ツチノコがブームになっていたこともあり「ツチノコかもしれない!!」と好奇心も手伝って俺も一緒に追いかけた

子供ながらによく走ったと思うがコーナーにたどり着いたときには蛇どころかクワガタ一匹見つからず
鳥でもいたんじゃないか?ってことでまたダラダラと上を目指して歩いていった
途中に第二スタート台がありそこがいつもの休憩ポイントとなっていた
スタート台から今来たコースを眺めつつ木陰で休んでいると再び友達が俺に声をかけてきた

「あれなんだと思う?」

俺が振り返ると友達はコースの上のほうを見て身じろぎせず何かを凝視していた
俺もその視線の先を目を凝らしてみた
明らかに蛇ではない何かがコースをこっちに向かってゆっくり進んでいた
最初はコースに落ちた動物かと思ったが明らかに動き方がおかしい
芋虫が這うように一定の間隔でもぞもぞ動きながら進んでいた
だんだんそれを捉えることができてくるとなんとなく形がわかってきた

「なんか人っぽく見えない?」

そう俺が言うと友達も「人・・・だよな・・・?」そうつぶやいたと思うと
「正体確かめてくる!」といってスタート台からコースに飛び降りコースを上に向かって走り始めた
俺はスタート台のスロープからズルズルと壁つたいにおりると友達のあとに続いた

友達の背中越しに「もぞもぞ動いていたそれ」がこちらの気配に気づいたのか向きを変えたのが見えた
友達もそれを見て足を速めた次の瞬間その物体は複数の黒い影みたいなものに変わって
リュージュのコースの両壁をシュルっと上って消えた
俺は友達に追いつくと正体みたか?と聞いたが友達は「いやわからん・・・」とだけ言った
とりあえず二人でそいつがいたところまで行くことにした

それが消えた地点から上のほうに向かってコース上には蛇の抜け殻のカスみたいのが続いていた
それを見て二人とも急に怖くなって大声を出しながらコースを爆走して山を降りた

特にその後怪異の類には苛まれていないので悪いモノではなかったのかな?と思っている
そんな30年以上前の話でした





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29 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2009/04/30(木) 18:57:34 ID:u3KG1eMV0
友人の話。

仲間何人かでキャンプに出かけた時のことだ。
夜も更けて他の者は寝入ってしまい、火の側に居るのは彼一人だった。
欠伸を噛み殺しながら、そろそろ火の始末をして俺も寝ようかな、などと考えていると、
覚えのない声が話しかけてきた。
「何しているんだい?」
顔を上げると、火を挟んだ向こう側に誰かが座っていた。
ぼんやりとしか見えない、大きな黒い影。視界に霞でも掛かったかのよう。
何故かその時は不思議とも怖いとも思わず、普通に返事をした。
「んー、火の番をしてる」
相手の正体は何者なのか、何でこんな時間にこんな場所に居るのか。
そういった類いの疑問がまったく頭に浮かばなかった。
先程まではシャンと起きていた筈なのに、寝惚けた時のように思考が上手く働かなかったという。
ぼんやりと、俺寝惚けているのかな、と考えているうち、また話しかけられた。
「その火が消えたらお前さんどうする?」
「んー、消えないよ」
「こんな山ン中じゃ、一寸先も見えない真っ暗闇だろうな」
「んー、この火が消えちゃったら、そうなるだろうね」
「闇は深いぞ。中に何が潜んでいるかわかったもんじゃないね」
「んー、暗いのは怖いよ。だから火の番をしなくちゃね」


30 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2009/04/30(木) 18:59:00 ID:u3KG1eMV0
声の主は、頻りと火を消すように勧めてきた。
「火の番なんか止めちゃえよ。もう眠いんだろ。寝ちゃえよぐっすりと」
「んー、そうしたいけど、そういう訳にも行かないんだよね」
「俺が消してやろうか?」
「んー、遠慮しとくよ」
「消すぞ」
「んー、でも直ぐまた点けるよ、暗いの嫌だから」
「一度消えた火は直ぐ点かないぞ。無駄だからもう寝ちゃえよ」
「んー、ライターもあるし、火種があれば直ぐ点くよ」
「ライターか。それがあれば直ぐに火が点くのか」
「んー、点くと思うよ。簡単に山火事になるぐらい」

すると声は、ライターを無心し始めた。
「火が消えないならライターなんてもう要らないだろ。俺にくれよ」
「んー、これは大切な物だから駄目だよ」
「俺が代わりに火を見ててやるよ。だからライターくれよ」
「んー、僕のじゃないから、やっぱり駄目だよ」

こんな押し問答を何度くり返しただろうか。
やがて影がゆらりと立ち上がる気配がした。
「火が消えないんじゃしょうがないな。帰るとするか。また遊ぼう」
その言葉を最後に、何かが山の闇の中へ去って行った。


31 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2009/04/30(木) 19:00:43 ID:u3KG1eMV0
「ばいばい」
小さくなる気配にそう挨拶していると、いきなり強く揺さ振られた。
ハッとして身構えると、揺すっていたのは先に寝ていた筈の仲間だ。
目が合うや否や、凄い勢いで問い質される。
「お前!今一体何と話してた!?」
「何とって・・・あれ?」
そこでようやっと思考がはっきりし、明瞭にものが考えられるようになる。
「えっ今、僕、何かと会話してたの!? 夢見てたんじゃなくて!?」
気が付くと残りの皆もテントから顔を出し、こちらを恐ろし気に見つめている。
彼を揺すり起こした者が、次のように教えてくれた。

曰く、テントの外で話し声がしたので目が覚めた。
夜中に迷惑なヤツだと思い、テント中の寝顔を確認してから青くなった。
人数から判断する限り、今外には一人しか出ていない筈だ。
恐る恐る外を覗くと、焚き火を挟んで座る影が二つ。
片方は間違いなく友人だったが、もう一方が何かわからない。
人の形をした、黒い塊に見えたらしい。
友人と影は、何度もしつこいくらいに言葉を交わしていた。
どうやら、火を消す、消さないで揉めている様子。
絶対に消すんじゃないぞ!
声に出せない願いを胸中で叫んでいると、じきに影は立ち上がり山奥へ消えた。


32 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2009/04/30(木) 19:01:33 ID:u3KG1eMV0
いつの間にか他の皆も起き出しており、背後で息を殺していた。
影がいなくなった時、テントの中では安堵の溜め息が重なったそうだ。
その直後慌てて外に飛び出し、憑かれたように火を見つめる友人を引っ掴んで、
ひどく揺すって目を覚まさせたのだと、そう言われた。

思わず、影が消え去った方角の闇をじっと見つめてしまった。
何も動く気配はない。足元で薪の爆ぜる音が聞こえるだけだった。

その後彼らは、その山を下りるまで絶対に火を絶やさないよう心掛けた。
不寝番を二人立てて、火の番を交代でしたのだという。
その甲斐あってかその後、あの黒い影はもう現れなかったそうだ。

「僕はあの時、何と会話していたのかな?」
思い出すと今でも鳥肌が立つのだそうだ。





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