【閲覧注意】怪談の森【怖い話】

当サイト「怪談の森」は古今東西の洒落にならない怖い話~ほっこりする神様系の話まで集めています。 随時更新中!!

カテゴリ: もののけ



916 :1/2@\(^o^)/:2016/01/29(金) 12:14:35.53 ID:VflcyzTS0.net[1/2]
今から20年近く前、長野県中部をツーリング中に側道を見つけて、気まぐれに入りました。
道は農道らしく、畑と森の広がるのどかな風景の場所につながっていました。
景色を堪能しながらトロトロ走っていると、轍の間に溜まった泥で滑って派手に転倒しました。
幸い擦り傷で済みましたが、バイクを立てて再出発しようとしたところ中々エンジンがかからず、
弱ったなあと思いつつメットを取って一息つきました。

何か気配というか、違和感を感じました。快晴ののどかな畑風景が、急に不気味な物に感じられたのです。
(キリン・・・?)
今思うと間抜けな感想ですが、一目見た時はそう思いました。
自分がこれから行こうとしていた道の100mほど先に、電柱ほどの高さの黒いモノが歩いていたのです。
目を凝らすと、体は毛なのか真っ黒ながら人間並ですが、首は体の5、6倍はあるかという長さで、
首の先に頭らしきものがあり、簾のように毛が何本も垂れていました。
そして、マズイことに、そいつは私を見ていて、こちらに真っ直ぐ向かっている事が本能的に理解できました。
急いでバイクの向きを変え、必死でエンジンを掛けようとしました。バイクを置いていこうとは思いませんでした。
バイク無しでは追いつかれる、そんな確信があったのです。

セルを回す私の後ろから、かすかにお経のようなものが聞こえてきました。
ようやく言葉をしゃべれるようになった幼児がお経を真似るような声でした。
あいつの鳴き声だと感じました。私のすぐ後ろまで来ているのが分かりました。
「○×△☆」
フルフェイスのメット越しに、そいつが私の耳元でなにか囁いたのが聞こえました。
その瞬間エンジンがかかり、私はとにかく遠くに離れようと一心不乱に逃げました。
市街地に出てコンビニにバイク止めた途端、涙が止まらなくなってそこで号泣しました。


917 :2/2@\(^o^)/:2016/01/29(金) 12:15:32.46 ID:VflcyzTS0.net[2/2]
それから10年ほど後、つまり今から10年前、前年に結婚した私は遅めの新婚旅行にでも行こうと
正月に沖縄に行きました。アメ横を探索していると占いの露店を見つけ、軽い気持ちで占ってもらいました。
50代くらいの占い師の方が、開口一番「外国を旅した経験は?」と尋ねてきました。
「いえ、ありません」
「本当に?」
「どうしてですか」
「日本にいないはずのものがくっついてる」
商売言葉だと思って軽く流しました。その後は結婚生活とか占ってくれて、まあありきたりな事を言われました。

そして現在。この間妻が「こんなの見た事ある?」といってメモ帳に絵を書いて見せてきました。
20年前に農道で見たあいつでした。
10年前に占いをしてもらった後、妻は占い師から同じ絵を描いて渡されて、
「旦那さんにはこんなのが憑いている。結婚した矢先に不安がらせることはしたくないが、
どんな影響があるか分からないから、気を付けてくれ」と言われたらしいのです。
私は正直に20年前に農道で会った事を話しました。誰かに話したのは初めてでした。
妻はそれを聞くと、「じゃあ私も正直に話す」と言って続けました。
結婚して数年後、妻は流産しました。妊娠が分かって数日後、妻は夢であいつに出会ったそうです。
あいつは遠くから意味の分からない歌を歌いながらゆっくり歩いてくると、
長い首を傾けて妻の腹を左右から交互に覗きこみ、その後同じようにゆっくりと去って行ったそうです。

私達夫婦は結局子供は諦めました。妻の事は今も変わらず愛しています。
しかし、妻が望むなら私はいつでも彼女と別れようと思っています。
一度ネットで調べて高名なお寺にお祓いに行きましたが、「根付いている」と言われました。







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860 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/07/13(日) 14:12:50.33 ID:SSu7t6Qj0.net

中学校のとき、学年で成績一番でスポーツ万能で何しても一番になるような努力家の奴がいた。
小学校から一緒で小学校の頃はそんなにというか全然目立たないいつもニコニコしてる優しい男の子って印象で、
でもそいつを認識しだした5年生(目立たないから5年で席が隣になってようやく気づいたというか仲良くなった)のときには
勉強はすでにきちんとできてた。よく覚えてないけどテストの答えとか写してた。
中学校になると勉強できるやつが目立つし、突然イメチェンなのか何でも率先してやるようになったから張り切りすぎって感じで目立ってた。
でも実際何でもうまくこなしてたし、男は大体恥ずかしがりな中学生の時期に先生も感心するほど社交性とリーダーシップがあって、
俺ら一般ピーポーもあいつ変わったな、って話してて認めてた。俺は中学校から勉強頑張り始めててそいつの勉強方法が気になってた。
ちなみに顔はイケメンではないけど、その有能さとコミュ力から中2で学年で一番かわいい子を彼女にして長く付き合ってた。
で、中1のときだけどそいつの家が学校から近いけど行くまでにかなり急な坂を上らないといけない山のふもとみたいな高い場所にあったんだが、
そいつの家に遊びに行ったことがあった。そんなに深い仲ってわけでもなかったけど、そいつには好かれてた。
今から話すのはたしか2回目に行ったときのこと。ちなみに全部で2回で、そのときが最後だったと思う。もう1回いったかもだけど覚えてない。
お金持ちって言うよりは由緒正しい家なんだな~ってのがわかる感じの少し古い立派な家だった。
和風で庭とか多分なかったけど(あったとしても小さいと思う)、家自体はけっこう広かった。

861 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/07/13(日) 14:15:37.71 ID:SSu7t6Qj0.net

そいつの家ではドンキーコング64をやって遊んだのを覚えてる。最初は家にそいつとそいつのお母さんがいたんだけど、
お母さんが買い物かなんかでちょっと出かけた。俺らはドンキー64やってたんだけど、途中でトイレに行きたくなってトイレにいった。
トイレの場所は知ってて俺一人でいった。トイレから帰るときだったか行くときだったかは忘れたけど、なんとなく好奇心から
見たことない部屋の方に寄り道したんだと思う、たしか。とりあえず茶色のピカピカひかるタイプの木の廊下に出てきたところからハッキリ覚えてる。
ちょうど廊下に出てきたときに誰かが廊下の先を曲がったところだった。ちなみに廊下の先の方向と友達がドンキーしてる方向は逆。
だから友達でもそのお母さんでもない第三者ってことになるんだけど、見た瞬間に明らかに不自然というか奇怪なものであることがわかった。
それの見た感じは、例えると笑っちゃうけど(実際みると奇怪でマジ笑えない)太陽の塔の形。あれが上半身で、太陽の塔は白いけど黒い。
で太陽の塔みたいな形なのは上半身で下半身は普通の人間のおしりと脚。ただし片脚がない。
要するに頭に小さい三角コーンをかぶってピッタリした黒い布を三角コーンの上からくるぶしまで纏っている感じ。足は素足。手はホント太陽の塔そのまんま。
片脚はないけど、もしかしたらケンケンしていた感じで見えなかっただけかもしれないけど、ケンケンしたときは体全体が上下するけどスーって移動してた。
後姿しか見てないから顔はわからないけど、形的に太陽の塔の顔が連想されてしまう...

862 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/07/13(日) 14:16:06.45 ID:SSu7t6Qj0.net

霊感とか全然ないけどとりあえずまずいものを見たと思って友達のところに戻って話したら、信じてくれず若干怯えてる感じで変なこというなよって感じだった。
勝手に関係ない部屋を見に行かないでって怒られたのと、見たこと人に言わないでって言われた。とりあえず怒られた感じが強くて見たものも謎だったし、
自分の家にない決まりが他人の家にあったとき特有の不愉快な印象が残ってる。
結局その件はそれで終わりで、高校もお互いに地元で一番の進学校にいったけどクラスがちがったし、そいつは相変わらず何でもできて成績も一番だった。
ただ、噂でしか知らないけど、旧帝大医学部を狙っててまさかの失敗をして浪人したらしい。
旧帝大医は無理と踏んで私大医に進んだ俺はやっとひとつ勝ったと思ったけどあのときのことが昨日登山にいこうと思ったときにフラッシュバックみたいに
思い出されて怖くなって行けなかった。
あいつ今どうしてんだろ...mixiもツイッターもFBもやってそうなもんのに見つからないからわからない。






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467 :本当にあった怖い名無し:2006/03/30(木) 06:22:51 ID:8aEEQ6/A0

親父から聞いた話です。

昔、四国石鎚山麓にある「おいのかわ(漢字不明)」というところで、よく怪異に出くわしたと話してくれました。
その場所はほとんど人が立ち入らず、渓流釣りにはもってこいの場所だそうで、
ごくごくわずかな友人と場所を共有していたそうです。


467 :本当にあった怖い名無し:2006/03/30(木) 06:22:51 ID:8aEEQ6/A0

やっと車が通れる道から徒歩30分ぐらいの位置にある川を上りながら釣りをしていると、
よくシャリンシャリン、と鈴の音がついて回ってくるそうです。
特に変なものが見えたり道に迷ったりするわけじゃないのですが、ずっとその音がついてきます。
釣った魚を持って帰ろうとしても、おいてけーとか聞こえるわけでもないし、
その魚食べても知る限り祟りとかはありませんでした。
どーも石鎚で頑張ってた修験者でもボケてでてきたのかなーと話してた。



467 :本当にあった怖い名無し:2006/03/30(木) 06:22:51 ID:8aEEQ6/A0

また、その場所への獣道では、他にも妙なものをよく見かけたそうです。
明らかに場違いな格好をした女性とコンニチハしたり(険しい山道でハイヒールとワンピースだった)、
いかつい胴着を着た青年が居たり(単なる山篭りか?)、
石工の集団に出くわしたりと明らかにオカシイ場所だそうです。
最後に、石の上に座った気味の悪い老人を見かけてから、10年以上足を踏み入れてないそうな。

頻繁に怪異に出くわす場所というものが身近にあるとは思わなかったので、近いうちに突撃してみたいのですが、やっぱり変なもの貰って帰る可能性はあるのかなーぁとちょっと心配している根性のないぼく。





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940 :1/3:2012/01/05(木) 07:07:02.27 ID:y3lA+qPO0

小学生の頃の冬の話。

 

母親は台所で料理してて、俺はテレビを見てた。
インターホンが鳴って、母親が出た。どうやら父親がいつもより早く帰ってきたらしい。
手が離せないからと言われ、俺は玄関の鍵を開けに向かった。
廊下の奥からドアを叩く音と、「寒いー早く開けてくれー」という父親の声が聞こえた。
小走りで廊下を駆けて、玄関を開けた。
父親の顔をした羊が俺の目の前にいた。

 

 

941 :2/3:2012/01/05(木) 07:11:38.76 ID:y3lA+qPO0

ドアを閉め一目散に逃げたが、
母親は父親が帰ってきたと思っているので、なかなかリビングに来ない父を迎えに玄関へ行った。
鍵が開いているのに開けてくれと言ってるのを不審に思ったのか、母親はドアスコープから外を見た。
途端に悲鳴をあげ、俺を抱えてリビングへ逃げた。
急いで父親の会社に電話を掛けると、父親は会社にいるという。
玄関の外の声は確かに父親だったのにだ。

 

 

942 :3/3:2012/01/05(木) 07:13:51.64 ID:y3lA+qPO0

何分経ったかわからないが母親と抱き合ってじっとしていると、再びインターホンが鳴った。
母親の尋常でない慌てぶりと、ドアの外に何かいるという事を聞いた父親がどうやら通報したらしく、
警察の人が来ていた。

 

玄関口で警察と話していると、父親が慌てて帰ってきた。
警察は「また不審者が来たら迷わず通報してください」と言って帰った。

 

 

943 :4/3:2012/01/05(木) 07:16:10.35 ID:y3lA+qPO0

母親の話では、マンションの廊下を羊が埋め尽くしていて、中には俺や母親の顔をした羊もいたらしい。
父親の声を使ってドアを開けさせておいて、我が家を乗っ取る計画だったのかと思った。
うちの家族だけでなく、廊下を埋めるほどの羊がいたということは、
ほかの住人は既に入れ替わっていて、羊の家族と過ごしているのかもしれないと思った。

 

思い出して怖くなったので書いた。




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350 :1/3:2009/12/31(木) 16:29:47 ID:jCDbnveD0

突然だが、本で読んで以来、アカマネという得体の知れない物の怪の話を集めている。
アカマネとは、読んで字のごとく『赤真似』。これは全国津々浦々で目撃されているらしい。
で、このスレの情報量を頼って、似たような話があったら聞きたい。

 

俺が覚えているアカマネの話は、だいたい以下のような話。

 

ある人が引越しして間もない昼間、チャイムが鳴った。
引っ越してきたばかりで知り合いもなく、尋ねてくる人の心当たりもなかった。
厄介なセールスだと困るので、ドアスコープから様子を伺うと、誰もいない。
おかしいな……と思いながらも部屋に戻ると、またピンポーンとチャイムが鳴る。
再びドアスコープを覗いても誰もいない。
そして部屋に戻ると、またピンポーンとチャイムが鳴る。
そうだ、と思い立ち、玄関が見える部屋に行き、カーテンを開けて玄関を覗き見た。
ドアの前に立っていたのは、真っ赤な色をした人型のものだったという。
うわ、と思ってすぐに顔を引っ込めたが、そのときまたピンポーン……とチャイムが鳴った。
一体アレはなんなんだ?と思うと、怖くてたまらない。チャイムが鳴る度に体が竦んだと言う。
あんなものに気づかれたらどうしよう。そう思って子供部屋を出て、絶句した。
玄関の上にある採光用の窓に、赤い頭と手が張り付いていたのだという。
身長が二メートル以上ある!
どうしよう、と思った瞬間、外に出ていた娘さんが帰宅した。
驚いて「大丈夫だった?」と聞くと、「何が?」と笑われたという。

 

 

351 :2/3:2009/12/31(木) 16:30:31 ID:jCDbnveD0

数日後、友人夫婦が引っ越し祝いに来てくれた。
玄関に行ってみると、旦那さん一人しかいない。
「奥さんは?」と聞くと、旦那さんは「わからん」と首をかしげた。
「俺をマンションの下に降ろしたら、慌てて自分だけ帰ってしまった」と言って、怪訝な顔をしたという。

 

やがて、宴もたけなわとなった。
やっぱり奥さんに来てほしいその人は、奥さんに電話してみた。
すると、奥さんは『言いにくいんだけど……』と前置きして、こんなことを言った。
『マンションに行くと、マンションの五階にあるあなたの部屋の前に、
 大きくて真っ赤な人間がいて、体をくの字に曲げて中を覗き込んでるの。
 主人には見えなかったみたいだけど、私は怖くて帰っちゃったの』

 

このことを知人に相談すると、「火事の前兆かもしれない」と言われたので、しばらく火元に気をつけて生活した。
しかし、結局火事は起こらず、その赤い人間がまた現れることはなかった。

 

 

353 :3/3:2009/12/31(木) 16:31:54 ID:jCDbnveD0

んで、俺が集めたこの『赤真似』の特徴。
・体が赤い。稀に緑色、ないし黄色の場合もある。洒落怖の「青い人が来る」などもこの類か。
・アカマネとは単に一番オーソドックスな色なだけで、別に赤い種類だけがいるわけではないのかもしれない。
・体が巨大である、もしくは目鼻などの凹凸がないなど、人間とは少し異なるものの、人型をしている。
・神出鬼没で、特定の場所に出るというわけではない。取り憑くということもいまだ聞かない。
・何かの前兆であるとも聞く。その場合は火事の前兆であると解釈される場合が多い。
・稀に知り合いの名前を騙って玄関に現れることもあるらしい。アカマネの名前はこの特徴から。
・見える人と見えない人がきっぱりと分かれるらしい。

 

ネットや本を読む限り結構目撃されてるようなので、このスレでも似た話が出ると思う。
年末に変なことを話すが、知ってる人がいたら教えてくれよ。





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