【閲覧注意】怪談の森【怖い話】

当サイト「怪談の森」は古今東西の洒落にならない怖い話~ほっこりする神様系の話まで集めています。 随時更新中!!

カテゴリ: お地蔵様系




207 名前:逝く雄 ◆jan/9fR2 投稿日:02/03/08 17:03
自分じゃ何も体験した事ないんだよな・・・幽霊とか人魂とかUFOとかも。


それじゃとりあえず小さいころ不思議に思ったこと。

小学生だった頃、夏休みや冬休みといった長い休みになると、いとこ達の家に何日も泊りがけで
行ったり来たりしていた。
夏休み前半をいとこ達が私のうちで過ごし、後半に私がいとこ達の家に泊まりに行ったときの事。
いとこ達の家は周りが林で、広い庭に何本も木(ケヤキ?)が植えてあるような田舎の広い家だっ
た。
いとこ達は5人、私を含めると6人にもなる、我々はは田舎の子供らしく、かくれんぼや缶けり、魚釣りなどで一日の大半を過ごし、それこそ暗くなるまで遊びまくる毎日だった。
泊まっていたのは五日ほど。その間「あなたの知らない世界」や24時間テレビの手塚アニメを見た気がする(違う年かも)

ひとつ気になったのは、窓から見えるケヤキ(?)の大木のはるか高いところ、屋根のてっぺんに
近かったから7~8メートル位か、太い幹から最初に枝分かれしたところになぜかお地蔵さんが
ちょこんと乗ってる事だった。石でできているのか木でできてるのかは判別できなかったが
木と同じような色をしていた。
置かれてる場所さえ気にしなかったら、ごくフツウの顔をして、ごく普通の格好をした、やや小ぶりの当たり前のお地蔵さんだった。

毎日見るたび、どうやって置いたのかな?はしごを繋げたのかな?木登りして置いたのかな?
それとも木がまだ小さかった頃置いたのが、だんだん大きくなってあんな高いところに
行っちゃったのかな?・・・・でもあんな高いところじゃお供えとかできないよな・・・などと
子供らしい空想を膨らませたりしていたが、いったん目を離すと、とたんに遊びに夢中になりすぐさま忘れる毎日だった。

ただそれだけで、何故か木の上にお地蔵さんが乗せてあったというだけの話なんだが
帰るとき急に思い出して、そばにいた伯母さんに聞いてみた。
「何であんな木の上なんかにお地蔵さん置いてあんの?」
「ハァ?お地蔵さん?どこ、どこ?」
そのうちいとこ達もやってきて
「あー?木の上にお地蔵さん?夢でも見たんじゃねーの?あはははは」

最初は指差して説明してた私だが、ハッと嫌なものを感じ、ごにょごにょごまかし尻すぼみになって説明を引っ込めてしまった。
(まさか、見えてるの自分だけ?)
散々見ていたお地蔵さんが急に怖くなり、目を伏せると二度と木の方を向かなかった。
そのままお地蔵さんのいる木を見ずに帰り、その後泊まりに行く事は無くなった。
(今思えば小6だったのかな)

今じゃいとこ達は家を出て独立しているため、めったにその家に行く事はなくなったがたまに行く用事があるときは少し緊張する。
あの木はまだあるんだろうか?






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531 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:04/07/01 19:25 ID:NxW+Ue+X
あのう。

いい感じで昨日まで進行していたので、ここは一つ、俺自身の洒落にならない(ならなかった)話を書き込もうかと思って、テキスト開いて一日かけて、さあ完成、で来てみたらこの荒れ具合(汗
この空気の中、投稿していいんでしょうか?どなたか教えてくだされ(汗

541 名前:531 投稿日:04/07/01 19:38 ID:NxW+Ue+X
はい、では投稿させていただきます(532さん、すみませんでした)

昔の話なんだけど、六甲山のある場所から見ると峠にある地蔵が手を振ってるように見える場所がある、そういう噂話があったんだ。
ま、よくある肝試しスポットで行ったヤツも多かったし、別にどうってことないと思ってたんだ。

ある日のこと、俺と俺の先輩、先輩の彼女とその友人の女の子の4人で遊んでいたんだ。
先輩「なあ、お前ら知ってるか?六甲山の手振り地蔵って」
俺「あ、聞いた事ありますけど~、行った事ないヽ(´ー`)ノ」
女性陣「え?なになにそれ~?」
俺&先輩「行ってみる?」

ええ、勿論先輩の友人と仲良くなりたかった俺のため、話の流れに若干の仕込みはあったわけなんですよ。
時計は午後9時いい時間、一行は高速道路を飛ばして一路六甲へ、ナイス先輩。

車を走らせながら先輩、こわ~い話をいっぱいしてくれたりするんです、俺も負けじと怖い話を返して・・・、
車の中は怖いムードいっぱい女性陣がかなりビビっております更に話を続けると・・・。

543 名前:531 投稿日:04/07/01 19:39 ID:NxW+Ue+X
はい、やりすぎました、女性陣がマジで怒りだしました(;´д`)
怖すぎた模様、
とりあえず先輩と俺は精一杯なだめモードに、やっぱりこう、盛り上がったあと、(出来れば)よろしくしたいわけじゃないですか?
誠意とジョークでなんとか友人の方は機嫌が直ってきたみたいなんですが、先輩の彼女がかなりムスっとしている様子、
俺と先輩と友人の3人でなんとかなだめつつ車は六甲山のふもとにたどり着きました。

先輩の彼女はムスっとずっと無言、先輩はマズィな顔、後部座席の俺と友人は困り果ててます(微妙な意気投合でそれはそれでなんかOKなムードだが)
いつの間にやら場は、先輩の彼女のご機嫌を取る会、になりつつ六甲山を車で登っていく一行。
ようやく目的地に着きました。
彼女もちょっとは機嫌が直ったのか、皆と一緒に車を降りて歩き出した。

544 名前:531 投稿日:04/07/01 19:41 ID:NxW+Ue+X
「あのお地蔵さんかな?」
「別に動いてないじゃん」
「ま、こんなもんだよね~」

車を降り、ちょっと階段を登った先から件の地蔵は見えました、やっぱり雰囲気あってちょっと怖い、怖さ紛らわせつつ、おのおの適当に言いながら先輩の彼女の様子を見ます。
・・・やっぱり無言。単に怒ってるのか?怖すぎるのかな?、判断につかなくって困り果てる(汗。

とりあえず、全員で車に戻って帰路に着いた。そして途中で何か食べて帰ろうかって先輩が言い出した。

先輩「何にしよーか?」
俺「あ、何でもいいですよ~」
友人「あたしも何でもいいです」
先輩の彼女「・・・・・・」

まだ無言、困り果てる俺と友人、で先輩がちょっとイラつきだしたみたいで(当然だけど)、

先輩「おい!お前何が食べたいんだ!?」
彼女「・・・・・・・」
先輩「おい!!」
彼女「あたし・・・・・」

547 名前:531 投稿日:04/07/01 19:42 ID:NxW+Ue+X
彼女「あたし、あんたの肉食べたい・・・」


一同、(はあ?)一瞬送れて(ぞ~~・・・;)

・・・・・・ちょっと待って、目がいっちゃってるよ、彼女?
一同ここから無言で地元の俺の車の駐車場へ、彼女の友人は俺の車で送って、彼女は先輩が送っていきました。
友人を送りながらも、俺は何を言えばいいのか何も浮かばなかった、先輩の彼女の友人も同じく一言も喋らなかった・・・。

翌々日、先輩から連絡があった、

昨日の朝(翌日の朝)、あいつの母親から電話があった、昨夜何があったのかと。
先輩の彼女、心が完全に壊れてしまっていたそうです。その日から精神病院へ・・・。

何を言っても反応せず、一日中ぼ~っと壁を見て、たまに一言。

「あたしのタマしらない?」

などと意味不明な事を今なお言ってるそうです・・・。
心霊スポット、遊び半分で行ったツケにしては大きすぎです。



548 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:04/07/01 19:44 ID:owk28WUR

タ  マ  っ  て  ネ  コ  ?


549 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:04/07/01 19:45 ID:urczE6uM
>>548
いや、たぶんキン○○


556 名前:531 投稿日:04/07/01 19:55 ID:NxW+Ue+X
>>548-549
いや、これは後日談なんだけど、
その先輩の彼女が変なことを口走る時、片手を手のひらを上にして足の上に、
もう一方を手のひらを正面に向けて肘を曲げて、正面に手のひらをかざすようなポーズしてた(汗
俺は一回しか聞いてないけどね・・・。

先輩は何回も聞いてるし、その先輩曰く、地蔵から変なものが来たんじゃないかって。
タマって地蔵が良く持ってる玉状のアレじゃないかって俺は思ってる。







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1: 名も無き被検体774号+:2013/03/20(水) 21:19:51.37 ID:arr67v+Q0
暇だから書こうかな




5: 名も無き被検体774号+:2013/03/20(水) 21:21:30.36 ID:B83aua870
聞こう




6: 名も無き被検体774号+:2013/03/20(水) 21:22:17.28 ID:arr67v+Q0
あれは確か小学校1年くらい
もしかしたら幼稚園だったかもしれない
ある日クラスで遠足に行くことになった




8: 名も無き被検体774号+:2013/03/20(水) 21:22:50.59 ID:arr67v+Q0
遠足と言うかハイキングみたいなもん
みんなで弁当持ってとある山に登った





9: 名も無き被検体774号+:2013/03/20(水) 21:23:38.79 ID:arr67v+Q0
道中の事は何も覚えてない
オレは特に仲良しの友達がいる訳でもなく
ぼっちだった
皆わいわい言いながら歩いてる中で多分1人淋しく歩いてたと思う




11: 名も無き被検体774号+:2013/03/20(水) 21:23:54.10 ID:g5AK/rDE0
今から何年前の話?




14: 名も無き被検体774号+:2013/03/20(水) 21:25:19.87 ID:arr67v+Q0
>>11
30年くらいwww
19: 名も無き被検体774号+:2013/03/20(水) 21:29:11.66 ID:g5AK/rDE0
>>14
昔すぎてワロタwww

でも興味深いので、続けろください。




21: 名も無き被検体774号+:2013/03/20(水) 21:30:50.56 ID:arr67v+Q0
>>19
でも断片的ではあるが鮮明な記憶が残ってる




15: 名も無き被検体774号+:2013/03/20(水) 21:25:51.38 ID:arr67v+Q0
で昼飯の時間になった
記憶にあるのは山の中腹のちょっと開けた所で
貯水施設とおぼしき建物と巨大なタンクがある場所だった




16: 名も無き被検体774号+:2013/03/20(水) 21:26:41.62 ID:arr67v+Q0
皆それぞれ仲のいい友達と方々に散らばって弁当を広げ始める
先生が「余り遠くへ行っちゃダメですよー」って言ったのを覚えている





17: 名も無き被検体774号+:2013/03/20(水) 21:27:13.63 ID:arr67v+Q0
ぼっちのオレはみんなからちょっと離れた所で弁当を広げて
1人寂しく食べ始めた




18: 名も無き被検体774号+:2013/03/20(水) 21:28:50.13 ID:arr67v+Q0
別に仲間はずれにされていた訳ではないし
自分からグループの輪に入っていけばいいのだが
極度に内気だったオレはそれが出来なかった
でも1人で食うのは恥ずかしかったし
下を向いて小さくなって食ってたと思う




20: 名も無き被検体774号+:2013/03/20(水) 21:30:02.83 ID:arr67v+Q0
暫くしたその時
女の子3人組がオレの所へやってきて
「一緒に食べよー」って誘って来てくれた
すごく嬉しかったが
女子と一緒に弁当を食うなんてやっぱり恥ずかしいし
男の奴らに冷やかされるのが怖かった




22: 名も無き被検体774号+:2013/03/20(水) 21:32:10.15 ID:arr67v+Q0
暫くモジモジと躊躇してたと思うんだが
でもオレはその女の子3人組に半ば強引にひっぱられ
みんなのいる方へ連れて行かれ
4人で輪になって弁当を食い始めた




23: 名も無き被検体774号+:2013/03/20(水) 21:33:16.41 ID:arr67v+Q0
何を話しのかはサッパリ覚えていないが
とにかく恥ずかしかったのだけは覚えている

でもやっぱり内心嬉しかった




24: 忍法帖【Lv=5,xxxP】(1+0:8):2013/03/20(水) 21:33:52.72 ID:bAP1J83T0
みてるぞ!




26: 名も無き被検体774号+:2013/03/20(水) 21:35:48.65 ID:arr67v+Q0
>>24
ハードル上げるとガッカリするかとwwww




25: 名も無き被検体774号+:2013/03/20(水) 21:34:50.16 ID:arr67v+Q0
そしてちょうど弁当を食い終わりかけたくらいのその時
男2、3人が
「うわー女と弁当食ってるー」
ってオレを見つけ
からかってきた
クラス全員がオレを見る
周りから一斉に笑い声がするが上を向けない




27: 名も無き被検体774号+:2013/03/20(水) 21:37:13.89 ID:arr67v+Q0
恥ずかしくて恥ずかしくて
どうしようもなかったオレは
下を向きながらその場を離れようと山の頂上の方に歩き出した
弁当はどうしたか覚えていないけど
確か置きっぱなしで逃げるように歩き出したと思う





29: 名も無き被検体774号+:2013/03/20(水) 21:38:24.78 ID:VFYjDI8a0
特定した




30: 名も無き被検体774号+:2013/03/20(水) 21:39:29.71 ID:arr67v+Q0
でここら辺がよく分からないんだが
何故か山道をひたすら1人で歩いて行ったんだな
何か中央が吹き抜けみたいに崖になってて
その周りを道がらせん状に巻いている山道だった記憶がある
何の目的があって1人で歩き出したのか分からないが
多分恥ずかし過ぎて皆の居る場所から逃げたかったんだろうと思う





32: 名も無き被検体774号+:2013/03/20(水) 21:41:51.45 ID:arr67v+Q0
ふと気が付くと全く知らない景色のいい場所に居た
まあ知らないのは当たり前だけど

周りに誰もいないし声も聞こえない
ヤバイ
迷子になった!
初めてそこで気が付いた
焦った
遅いってな




33: 名も無き被検体774号+:2013/03/20(水) 21:43:01.82 ID:arr67v+Q0
今思えば来た道をひたすら引き返せばいいようなもんだが
やっぱり小さい子供だしそれが出来なかったんだろう
ちょっと引き返したり
またちょっと進んだりして
オロオロと彷徨った




34: 名も無き被検体774号+:2013/03/20(水) 21:44:11.15 ID:arr67v+Q0
その内泣き出して
かーちゃん
ばーちゃん
助けてー
って泣きながら闇雲に歩き回った




35: 名も無き被検体774号+:2013/03/20(水) 21:45:14.84 ID:arr67v+Q0
かなり大声で泣きながら彷徨ってたと思う
あれだけ大声なら誰か見つけてくれそうなもんだけど
誰も来なかった

もしかしたら皆が探してる声も
自分の鳴き声で聞こえなかったのかもしれない





37: 名も無き被検体774号+:2013/03/20(水) 21:46:23.96 ID:prajFozD0
みてるよ




39: 名も無き被検体774号+:2013/03/20(水) 21:48:04.66 ID:arr67v+Q0
かなりの時間彷徨っていたと思う
なんか日が暮れてきた感じだった
ふと見ると道端にお地蔵さんが数体
赤いおべべ?を首元につけてたたずんでいた
この場面はかなり鮮明に覚えてる
未だに夢に見るくらい




44: 名も無き被検体774号+:2013/03/20(水) 21:59:50.66 ID:arr67v+Q0
なんか異様に綺麗なお地蔵さんだった
そんなに人も来ない場所なのに汚れてなくて
お供え物も何も無かった確か




45: 名も無き被検体774号+:2013/03/20(水) 22:01:25.65 ID:arr67v+Q0
反対側は開けていて崖になっていた
街が眼下に見渡せる景色の綺麗な場所だった
オレは泣き止んでお地蔵さんに夢中でお祈りをした
「どうか家に帰れますようにお願いします」的な事を一生懸命祈った




46: 名も無き被検体774号+:2013/03/20(水) 22:03:31.93 ID:arr67v+Q0
オレの家は神社の近くだったし
今は死んでしまったばあちゃんがよく
「神様仏様には毎日お祈りしなさい」って言っていたし
ガキの癖に信仰心があったというか
寝る前は神様仏様にお祈りをしたりしていたから
お地蔵様が絶対に助けてくれると思って必死に拝んだ




48: 名も無き被検体774号+:2013/03/20(水) 22:06:13.07 ID:arr67v+Q0
ひとしきり拝んでその場に暫く佇んでいた時
「おーい」って呼ぶ声が聞こえた
オレは急いで声のする方向に走り出すと
クラスの子数人がオレを見つけて
「あ!いた!先生いましたーー」
みたいな事を叫んだ
あの時の助かった感は今でも忘れない
めちゃめちゃ嬉しかった




49: 名も無き被検体774号+:2013/03/20(水) 22:07:49.75 ID:arr67v+Q0
そのあと皆のいる場所に連れられて戻ったのだが
昼メシの後遠足を中止してずっとオレを探してくれていたらしい
まあ当たり前だわな




50: 名も無き被検体774号+:2013/03/20(水) 22:09:21.11 ID:arr67v+Q0
先生は泣いて喜んでるし
皆には冷やかされるし
とにかく申し訳ないのと恥ずかしいのと
なによりオレはなんてバカなんだろうって思った

その後家に帰って遠足の迷子の話をしたかどうかは覚えていない
特に親にもばあちゃんにも言わなかったと思う




51: 名も無き被検体774号+:2013/03/20(水) 22:11:16.69 ID:arr67v+Q0
それから月日は流れて
確か中学3年の時だった
オレは友達とその迷子になった山を登っていた
理由は忘れたが
多分暇だったから2人で探検でもしてたんだろうと思う




52: 名も無き被検体774号+:2013/03/20(水) 22:14:45.45 ID:arr67v+Q0
登ってる途中で友達が言った
「そう言えばここ小さいとき遠足で来たな覚えてる?」
そう言われて初めて気が付いた
10年ぶりくらいだったが直ぐに記憶が蘇ってきた
そこは迷子になった時とほとんど変わってなくて
あのらせん状の山道がそのまま残っていた
そうだそうだここだったみたいな




53: 名も無き被検体774号+:2013/03/20(水) 22:15:59.33 ID:arr67v+Q0
オレ「そう言えば遠足でここ来た時オレ迷子になったの覚えてる?」
友達「マジで?ぜんぜん覚えてねーわ」
みたいな会話をしたと思う





54: 名も無き被検体774号+:2013/03/20(水) 22:16:57.51 ID:arr67v+Q0
その時初めて友達にお地蔵様の事を話した
ちょっと恥ずかしかったけど
必死で拝んでたら皆が探してきてくれて見つけてくれたんだって




57: 名も無き被検体774号+:2013/03/20(水) 22:21:43.01 ID:arr67v+Q0
そのお地蔵様を友達と2人で探したんだけど
全然見つからなかった
街が見渡せる絶景ポイントがあって
絶対ここだったんだけどなーって場所は見つけたんだが
お地蔵様はなかった
かつてそこにあった形跡も一切無かった




58: 名も無き被検体774号+:2013/03/20(水) 22:29:05.93 ID:arr67v+Q0
オレは帰ってばあちゃんにその事を話した
そしたらばあちゃん曰く

あそこはオレの生まれるずっと前
隣町に山を越えて行く為の峠道だったが
昔から神様の住む山と考えられていたみたいで
神様どうか通らせて下さい的な事でお地蔵様が置かれたという事だった




59: 名も無き被検体774号+:2013/03/20(水) 22:32:14.71 ID:arr67v+Q0
でもある時崖崩れがあって峠道が土砂で埋まったらしい
それで道を作り直すときに何かの理由でお地蔵様を撤去したらしいんだ
でよくある話だけど
それからその工事中に事故で結構な人数の人が亡くなったそうだ




60: 名も無き被検体774号+:2013/03/20(水) 22:33:41.80 ID:arr67v+Q0
結果道は出来たんだけど
ろくな舗装もされないまま投げやり的に工事は終わらせてしまったらしい
だからお地蔵さんはもうない筈だって




61: 名も無き被検体774号+:2013/03/20(水) 22:34:22.50 ID:arr67v+Q0
ばあちゃん曰く
これはお前の生まれる前の話だから
お前が遠足に行った時にはお地蔵様はとっくにいない筈だよって




62: 名も無き被検体774号+:2013/03/20(水) 22:36:20.13 ID:arr67v+Q0
オレはかなりビビッて
心霊体験だってひとり騒いでたけど
ばあちゃんは冷静に言った
「お地蔵様が助けてくれたんだよ」
「だからこれからも神様仏様は毎日お祈りしなさいよ」って



63: 名も無き被検体774号+:2013/03/20(水) 22:37:12.54 ID:arr67v+Q0
オレはもうおっさんだが
今でも毎朝お祈りは欠かさない

終わりです
誰もいなくなったけどwww




66: 名も無き被検体774号+:2013/03/20(水) 22:39:05.83 ID:c/qlZ+zR0
見てたよ!
乙!




67: 名も無き被検体774号+:2013/03/20(水) 22:42:44.94 ID:arr67v+Q0
>>1だが
一応マジです
なまんだぶ




70: 名も無き被検体774号+:2013/03/20(水) 22:48:29.86 ID:arr67v+Q0
ちなみにばあちゃんは97で死んだ
命日はオレのかーちゃんの誕生日




74: 忍法帖【Lv=6,xxxP】(1+0:8):2013/03/21(木) 00:27:44.40 ID:TADMU5Hh0
>>1乙!久しぶりに感動したわ



77: 名も無き被検体774号+:2013/03/21(木) 09:52:55.46 ID:YWp+2QsWi
ばあちゃんに会いたくなってきた



78: 名も無き被検体774号+:2013/03/21(木) 21:33:01.54 ID:tlOTHsA60
神様は大切にね。








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611 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2013/07/04(火) 10:08:53.20 ID:HcZ6JtrI0.net

地元の大きい寺が全焼した。
親父の勤めてる会社が、焼け跡を片付ける担当になった。

611 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2013/07/04(火) 10:08:53.20 ID:HcZ6JtrI0.net

下見をして段取りをしていたら、焦げて首がもげてるお地蔵さんがあったから、
作業の無事と供養を願い、自分たちのコーヒーや飲み物をあげて手をあわせた。



611 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2013/07/04(火) 10:08:53.20 ID:HcZ6JtrI0.net

作業は進み、親父がダンプのへりに立って木材を積んでいた。
その時足を滑らせ転落したんだが、まわりの人は『あぁ、やばい、大怪我だな』って、落ちる瞬間を見てたらしい。
が、親父はマトリックスの銃弾よけるみたいな格好で、しかも宙に浮いていたらしい。
そして体勢を取り戻し、普通に着地した。
「浮いていた高さは、ちょうどお地蔵さんの背丈くらいだった」と、親父の仕事仲間が言った。

「いいことはするもんだ」って、親父が呑みながら言ってた。








1: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2021/12/23(木) 03:11:06.704 ID:FCQKgHzU0
これは20年ほど前、私がまだ小学生だった頃の話です。

当時、私は人口が3000人もいない村に住んでいました。

            
2: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2021/12/23(木) 03:11:31.587 ID:FCQKgHzU0
自然が豊かなその村では、大きな商業施設こそありませんでしたが、
両親がよく川へ釣りに連れて行ってくれたり、山でキャンプをしたり、毎日がとても充実していました。

その後大学進学のために上京しましたが、今でも私は実家のあるその村が大好きです。

3: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2021/12/23(木) 03:11:56.117 ID:FCQKgHzU0
ただ、当時私には一つだけ気がかりなことがありました。

それは、私の通学路に立っているお地蔵さんのことです。

5: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2021/12/23(木) 03:12:11.867 ID:FCQKgHzU0
皆さんも、道端にお地蔵さんが立っているところを見たことがあるかと思います。

花が供えられていたり、苔むしていたりしますが、基本的には道側を向いているものばかりですよね。

しかし、そのお地蔵さんは普通のお地蔵さんと違い、道側とは逆の方向、薄暗い林の方を向いていたのです。

6: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2021/12/23(木) 03:12:56.261 ID:FCQKgHzU0
それがどうも私には不気味に感じ、その「逆地蔵」の前を通る時にはできるだけそっちのほうを見ないように、通学しておりました。

7: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2021/12/23(木) 03:13:04.750 ID:EPuqnRk60
子供の頃お地蔵さんに小便かけて怒られたの思い出したわ

8: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2021/12/23(木) 03:13:13.083 ID:FCQKgHzU0
ある日、私はなんでお地蔵さんが道端に立っているのか不思議に思い母に聞いたことがありました。

「お地蔵さんはね、悪いものが入ってこないように守るために置かれているのよ」

悪いものとはなんなのかが気になりましたが、何となく怖くなってそれ以上聞くのをやめてしまいました。

10: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2021/12/23(木) 03:13:45.753 ID:FCQKgHzU0
「ほら、新しい自転車だよ」

私は、それまで補助輪付きの小さな自転車に乗っていたのですが、学年が上がると同時に両親が新しい自転車を買ってくれたのです。

それが私にはとてもうれしくて、どこへでも行けるような気がして、普段いかない場所でも「探索」をするようになっていました。

その時の私はまるでRPGの主人公のような気持ちで、帰る道が分からなくなるかもしれないという恐怖も感じず、いろんな場所を巡っていました。

11: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2021/12/23(木) 03:14:04.450 ID:FCQKgHzU0
そして、その日もいつものように自転車でいつも行かない場所を探索していると、私の家の近くにある逆地蔵と同じように道側と逆側を向いているお地蔵さんを見つけました。

ちょうどそこは丘のふもとのような場所でそこから小さく私の家も見えました。

どうやらそのお地蔵さんは私の家の方角を向いているようです。

12: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2021/12/23(木) 03:14:27.755 ID:FCQKgHzU0
少し不気味に感じながらも、道沿いに自転車で漕いでいくとまた、逆地蔵が見つかりました。

どうやら逆地蔵は一つの場所を取り囲むように、私の通学路にあるものもも含め四方にあり、同じ場所をみつめているようでした。

13: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2021/12/23(木) 03:14:34.977 ID:GyPza/Hv0
ほう

14: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2021/12/23(木) 03:14:45.992 ID:FCQKgHzU0
そのことがとても異様に感じられ恐怖を抱いた私は、その場から逃げるように私の家へと帰りました。

その日はお風呂に入るのも、夜眠るのもとても怖かったことをよく覚えています。

15: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2021/12/23(木) 03:15:08.160 ID:FCQKgHzU0
次の日、私は学校で昨日見た逆地蔵の話をしました。

「へえ、なんか面白そう」とA君

「なにがあるんかなあ」とB君

「お宝があったりして!」とCちゃん

そして、3人は「その場所を探索しよう」と言い始めました。

16: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2021/12/23(木) 03:15:23.966 ID:FCQKgHzU0
私は当初、乗り気ではなかったものの、何度か説得されたのと、好奇心には勝てずに、結局その場所まで案内をすることになりました。

17: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2021/12/23(木) 03:15:58.781 ID:FCQKgHzU0
B君「おーここかーたしかに逆向いとるなあ」

Cちゃん「ほんとやねーなんかこわい」

A君「地蔵がどこ向いてるのかたしかめようや」

18: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2021/12/23(木) 03:16:10.590 ID:FCQKgHzU0
私は怖くて一度は反対しましたが、結局はまた、好奇心には勝てずにA君についていき林の中を入っていきました。

20: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2021/12/23(木) 03:16:50.836 ID:FCQKgHzU0
30分ほどだったでしょうか。

しばらく林の中を歩いていくと、そこには小さな祠がありました。

その小さな祠は古びていて、随分と苔むしていたのですが、その中に丸くて野球ボールほどのきれいな石の玉が飾ってあります。

21: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2021/12/23(木) 03:17:14.919 ID:FCQKgHzU0
その時、A君が突然、「記念に持って帰ろう」と言い出しました。

23: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2021/12/23(木) 03:17:30.539 ID:FCQKgHzU0
何の記念なのだろうと思い、最初は冗談かと思っていたのですが、どうやら本気の様子です。

B君は我関せずといった感じでしたが、私とCちゃんはそのことに反対をしていました。

24: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2021/12/23(木) 03:18:02.383 ID:FCQKgHzU0
私「もとに戻したほうがいいって」

Cちゃん「持って帰るのはよくないんやない?」

私が反対していた理由は、当然、こういう物を勝手にとってはいけないという思いがあったのですが、
それよりも、もしかしたら呪われてしまうのではないかという恐怖の気持ちからでした。

25: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2021/12/23(木) 03:18:31.475 ID:FCQKgHzU0
しかし、A君は私たちが反対しているのは意に返さずといった様子で、その玉をとると笑いながら今まで来た道を向き、走り出しました。

私たちはまるで鬼ごっこのようにA君を追いかけ走っていきます。

26: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2021/12/23(木) 03:18:47.980 ID:FCQKgHzU0
その後も、戻したほうがいいとA君に何度も言いましたが、よっぽど気に入ったのか、結局A君は、その玉を家に持って帰ってしまいました。

27: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2021/12/23(木) 03:19:07.789 ID:FCQKgHzU0
それから数日が経った頃のことです。

A君は学校からの帰り道、車に轢かれ亡くなってしまいました。

28: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2021/12/23(木) 03:19:35.751 ID:FCQKgHzU0
私はそれを次の日に先生から聞かされた時、「A君は呪われてしまったのかもしれない」と不謹慎にも思ってしまいました。

29: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2021/12/23(木) 03:19:59.668 ID:FCQKgHzU0
当然、A君がその玉を持って帰ったことと何の関係もなく、偶然に事故が起きてA君は亡くなってしまったのかもしれません。

30: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2021/12/23(木) 03:20:11.258 ID:FCQKgHzU0
それでも私は20年もたった今でも気になっていることがあります。

31: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2021/12/23(木) 03:21:20.777 ID:FCQKgHzU0
なぜ私の通学路にある逆地蔵がその日以来、
私の家のほうを向くようになってしまったのかということを。




終わり

32: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2021/12/23(木) 03:22:11.087 ID:QPHkSkMS0
こわ

36: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2021/12/23(木) 03:23:31.782 ID:Ei7qS/Wf0
オチがいいね

38: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2021/12/23(木) 03:24:58.661 ID:k604elRM0
サンキューA君

42: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2021/12/23(木) 03:29:50.726 ID:3T0nCrp4p
ほんとにあったかもしれないって思えるような話なのがいいね
寺生まれのTさんが出てくるような話も好きだけど

45: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2021/12/23(木) 03:33:19.015 ID:NleKd/vm0
こわいねなかなか

41: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2021/12/23(木) 03:27:27.564 ID:zzjIVTnK0
面白かった






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