【閲覧注意】怪談の森【怖い話】

当サイト「怪談の森」は古今東西の洒落にならない怖い話~ほっこりする神様系の話まで集めています。 随時更新中!!

カテゴリ: 海外系




411 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:2001/02/20(火) 17:33

幽霊じゃないけど3年前グアムにダイビングに行った時、 
名古屋から来たダイバーからこんな話を聞いた。 

その人が90年4月にインドネシアの小さな漁村で 
1週間滞在して潜っていた時の事。 


411 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:2001/02/20(火) 17:33

2日目の深夜、ゴオオオオオッ!!という爆音のようなもの 
で目が覚めた。それは海の方から聞こえたそうだ。 
その時空に光線のようなものがはしったそうだ。 
雷にしてはおかしいのでジェット機でも墜落したんじゃ 
ないだろうかと思いつつもすぐ眠ってしまった。 

それから3日後、浜辺でビール飲んでいたら 
砂浜の10メートルほど離れた所で原住民達の 
人だかりが何やらけたたましく騒いでいる。 



411 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:2001/02/20(火) 17:33

数人がかりで魚網を引き上げたばかりらしく、女子供も 
群がっていたのだが、それにしてはただ事ではないらしい。 
よほど大物でもかかったのかなと思い、彼も見に行った。 

確かに大漁で、砂浜の上には沢山の魚が撒き散らされていた。 
その中に3mはあるサメがかかっていた。 

サメは既に死んでおり、腹が少し膨れていた。 
子持ちザメかと思い覗きこんでゾッした。 

切り裂かれたサメの腹から、身長150cm足らずの 
子供の死体のようなものが内臓にまみれてはみ出していた。 

胸から下はちぎれてなく、溶けかかっていたものの 
それは明らかに人間の姿ではなかった。 
    
というか地球人ではなかった。 

UFO番組なんかで良く見る異性人『グレイ』そっくりだった。 

そしてサメの頭部にはバーナーで焼いたような 
30cmほどの焼け焦げた傷があったそうだ。




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159 :本当にあった怖い名無し:2013/10/31(木) 17:09:40.92 ID:COt81q9U0
今日はハロウィンだし、ひとつ海外の都市伝説でも語ろうか


160 :本当にあった怖い名無し:2013/10/31(木) 17:14:05.70 ID:COt81q9U0
5年前、僕はアメリカのある大きな都市のダウンタウンに住んでいた。
僕は夜型人間だったけど、ルームメイトはそうではなかったので、彼が寝てしまった後の夜中の時間はいつも退屈だった。
だから時間をつぶすために、夜中の長い時間、よく外を散歩して色々な考え事をしながら過ごした。
そういうわけで僕は4年くらいの間、深夜に一人で出歩くことを習慣にしていた。
怖いと思ったことはなかった。
ルームメイトには、「この町じゃ麻薬密売人さえ礼儀正しいんだよ」なんて冗談を言ったものだった。
しかし、ある晩のたった数分の出来事で、僕の考えは大きく変わってしまった。

その日は水曜日で、午前1時から2時の間くらいだったと思う。
僕は自分のアパートから離れた、警察のパトロールの順路にもなっている公園の近くを歩いていた。
一週間の中でも特に静かな夜だった。車通りは少なく、歩いている人はひとりもいなかった。
その公園も夜の間は完全に無人だった。


161 :本当にあった怖い名無し:2013/10/31(木) 17:16:15.69 ID:COt81q9U0
「そろそろ家に引き返そう」と思いながら歩道を歩いていたとき、僕は初めて、その男に気がついた。
僕のいる側の歩道の遥か遠くに、男の影があった。男は踊っていた。奇妙なダンスだった。
ワルツに似ているが、一連の動きを終えるたびに、一歩前進するような奇妙な動きを見せた。
『踊り歩き』をしているといえば分かりやすいだろうか。彼は僕のほうにまっすぐ向かってきていた。
「きっと酔っ払ってるんだな」と思い、僕はできるだけ車道側に寄り、その男が横を通れるだけのスペースを空けた。
彼が近づいてくればくるほど、優雅な動きがはっきり分かる。彼はとても背が高くて、手足がひょろ長かった。
古めかしいスーツを着ているのも分かった。彼は踊りながらどんどん近づいてきた。顔がはっきり見えるくらいまで。
彼の目は大きく凶暴そうに見開かれ、頭を少し後ろに傾け、目は虚空を見上げていた。
口は痛々しいくらいに大きく開かれ、まるでマンガのキャラクターのような笑顔だった。
その目と、笑顔を見た僕は、そいつがこれ以上近づいてくる前に反対側の歩道に渡ることにした。


162 :本当にあった怖い名無し:2013/10/31(木) 17:18:03.19 ID:COt81q9U0
僕は道路をわたるために一瞬その男から目を離していた。
歩いて反対側にたどり着いたとき、僕は後ろを振り返り、立ち止まった。
彼は向こう側の歩道の真ん中でダンスを止め、身動きせず、一本足で立っていた。
彼は僕と平行に移動していた。彼の顔はこちらに向けられていたが、目は相変わらず虚空を眺めていた。
口には依然として奇妙な笑顔が張り付いたままだった。
僕はすっかり怯えてしまい、再び歩き始めたが、今度は男から目を離さなかった。僕が見ている間、そいつは動かなかった。
僕と男の間の距離が半ブロックほど広がったとき、僕は前の歩道が安全か確認するために、彼に一瞬背を向けた。
僕の前の車道と歩道には邪魔になるようなものはまったく何もなかった。恐怖感から、もう一度彼のほうを見てみた。
彼は消えていた。ほんの一瞬だけ僕は安堵した。
が、そんなものは一瞬で吹き飛んでしまった。
男は僕と同じ側の歩道に来ていた。半分かがんだような姿勢でまったく身動きしていない。
暗闇と距離のおかげで、はっきりとは分からなかったが、その男が僕のほうに顔を向けていたに違いない。
僕が男から目を離したのはほんの10秒くらいだったのに。
彼は明らかに異常な速度で音もなく僕の側まで移動してきていたのだった。


163 :本当にあった怖い名無し:2013/10/31(木) 17:18:53.12 ID:COt81q9U0
僕はショックを受けてしばらく突っ立ったまま、しばらく男を見つめていた。
すると、彼は再び、僕に向かって動き始めた。今度は踊り歩きではなく爪先立ちでやけにおおげさに動き。
まるでマンガのキャラクターが抜き足差し足で忍び寄ってくるように。
ただひとつだけマンガと違ったのは、男の異常な速さだった。
その場から逃げるなり、ポケットの防犯スプレーを構えるなり、携帯電話をかけるなりすればよかったのだが、
笑顔の男が忍び寄ってくる間、僕は凍り付いて何もできなかった。
男は僕から一台の車分くらいの距離の位置で立ち止まった。彼はまだ笑っていた。目は相変わらず虚空を見つめていた。
僕はなんとか声の出し方を思い出し、最初に心に思ったことをそのまま口に出そうとした。
何の用だよ!と怒った調子で言おうとしたのだが、
結局口から出たのは「なん…………」という、泣き声のようなものだけだった。。
恐怖の匂いを嗅ぐことはできるか?それは分からないが、少なくとも恐怖は聞くことできるということをそのとき学んだ。
僕の出した声は恐怖という感情そのものだった。そしてそれを自分で聞いて僕はより怯えてしまったのだった。
しかし男は僕の声にまったく反応せず、ただ突っ立っている。笑い顔はまったく変わっていない。

永遠のように感じられた時間のあと、彼はくるりと向きを変えた。
とてもゆっくりと、また踊り歩きを始めて、僕から離れていく。
もう二度と彼に背中を見せるのはごめんだったので、僕は去っていく彼をただ見ていた。
男の影がどんどん小さくなり、見えなくなるくらい遠くに行くまで、見ているつもりだった。


164 :本当にあった怖い名無し:2013/10/31(木) 17:20:08.64 ID:COt81q9U0
そこで僕はあることに気づいた。男の影が小さくなっていかない。そして踊るのも止めていた。
僕は恐怖と混乱の中、男の影がどんどん大きくなっているのに気づいた。彼は僕のほうに戻ってきた。
今度は踊り歩きでも、忍び足でもなく、走っていた。
僕も男から逃げるために走り出した。
僕はより明るく、車どおりもまばらにある道路に向かった。
逃げながら後ろを振り返ったが、どこにも彼の姿はなかった。
そして家までの残りの道を、いつ彼の笑顔がまた現れるかびくびくしながら、つねに肩越しに後ろを見ながら歩いた。

結局彼は二度と現れなかった。

僕はその夜の後も6ヶ月その都市に住み続けたが、散歩に行くことは二度となかった。
彼の顔は僕を恐怖させる何かがあった。
彼は酔っ払っておらず、そして薬でハイにもなっていない。しかし彼は完全に狂っているように見えた。
そしてそれは見るに耐えない、とても恐ろしいものだった。





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879: 本当にあった怖い名無し:2011/07/14(木) 10:05:54.68 ID:ue1MwwLtO
ネパールの山奥で生まれ育った母の話
母が子供のころ、友達と、母が飼ってた犬のポピー
(ハスキー犬を真っ黒にした狼みたいな)と一緒に家畜のヤギの食事スポットに向かった。
その途中、母は何も無いところで躓いたそう。

ヤギが草を食べている間、子供達とポピーは果物を食べたり川で泳いだり遊んでた。
しかし次第に母の顔色が悪くなって行き、息も荒くなり倒れこんでしまう。
ポピーの背中に母を乗せ、ヤギ含めみんなで村へとんで帰った。

村に帰る頃にはすごい熱で、母は村の医者だった
曾祖父(母のじいちゃん)が薬草で調合した解熱剤を飲んだ。
けど一向によくならない。

その夜、頭痛で眠れない母の枕元に最近亡くなった近所のおばさんが座って、
母の顔を覗きこみ「なんで蹴ったんだ。蹴ったのになんで謝らないんだ。」と責めたてる。
心当たりはなかったけど母はひたすら謝った。

母の謝る声を聞いて、曾祖父が起きてくると枕元のおばさんは消えていて、
緊張がとけてホッとした母は泣きじゃくりながら曾祖父に今あったことを話した。曾祖父は
「落ちついて。怖かったね。じいちゃんがいるからもう大丈夫」
「本当に心当たりは無いのかな?よく思いだしてごらん?」
と尋ね、母は今日何かに躓いたことを思い出し、それを話した。

「そうか。じゃあ今からじいちゃんと謝りに行こう。きっと許してくれるよ。〇〇はいい子だからね。」
と言って母をおんぶして、夜は森にトラが出るからポピーを連れて、母が躓いた場所まで行き、
お供えものをして2人+1匹で謝った。 すると家に着く頃にはおかんの熱もすっかり下がっていた。
次の日、念のため村でもう一度おばさんの供養をした。

しかしこれがきっかけで母には霊感がついていい思いも怖い思いもしたらしい。
この話を聞いたときは信じてなかったけど、
母絡みで私もちょっと怖い経験をしてから信じるようになったw

880: 本当にあった怖い名無し:2011/07/14(木) 11:38:17.54 ID:26gb1T+00
>>879
スガオくん思い出した




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290 :1:2010/01/30(土) 10:45:21 ID:F1pkt0W50
我が家には訳あって母の親友母子が一緒に住んでた。
子の名前をAとするが、Aと俺は本当の兄弟以上に仲が良い。
一緒にいると何かと頼もしいんで、先日二人で某国を旅してきたんだが、
その国の寂れた観光地で妙なバスに乗ってしまったんだな。

その国ではバスは必ず遅れて来るものだが、それは定刻通りに来た。
それだけでも十分変なのに、中の様子はそれ以上におかしかった。
バスのいたるところに季節外れのサンザシの花が飾られており、
それより気になったのが、乗客達の不自然な態度だった。
一方には酷く暗い顔をした人々がいて、俯いて身動き一つしない。
もう一方には、明るい顔の非常に騒がしい人々。
ヨコハマタイヤみたいな気味の悪い笑顔を浮かべており、歌ったり喋ったり踊ったりと、やたら陽気に騒いでいた。
楽しそうに見えなくもないが、どこか排他的な雰囲気を纏う人達で、声をかけようなんて気には全くならなかった。
暗い人達は、彼らにちょっかい出されても身じろぎせず俯いていたが、
教会の前を通過する時だけ弾かれた様に身を起し、一斉に十字を切ってた。

妙な雰囲気の中、しばらくは我慢して大人しく乗っていたものの、
段々気味悪くなってきて、俺は予定外の所で降車ブザーを押してしまった。
だが、運転手に「まだだ!」と一喝されて、停留所を通過されてしまい、
英語わからん俺の代わりにAが抗議してくれたが、取り合ってくれないようだった。
Aが怒鳴ってても他の乗客の様子は全く変わらなくて、俺はただ不気味に明るい人たちの顔を見るのが怖くて縮まってた。


291 :2:2010/01/30(土) 10:46:47 ID:F1pkt0W50
で、しばらく口論が続き、イラついたAがふいに煙草に火をつけたんだ。
普段吸うところ見たことないのに、珍しいなと思っていたら、
それまで俺達のことなんて無視してた明るい人たち全員が、突然ヨコハマタイヤ顔をこっちに向けた。
そして同時に表情を一変させ、真っ赤になって怒り出し、
英語じゃない聞いたことのない言語で喚きながら、俺達に詰め寄って来た。

んで、俺とAは車外に引きずり出され、まさかのフルボッコw
かなりの距離を走って逃げたのに、奴らは群がるように追いかけてきた。
無我夢中で走り続け、Aに腕引っ張られてトゲトゲした生垣乗り越えると、ようやくあきらめたようで、
ゾロゾロとバスの方に戻って行った。
俺には何が起こったのか、本気で訳分からなかった。

その後立ち寄った教会で、神父さんにそれまでのこと話したら、(怪しい目で見られはしたが)
こんなこと教えてくれた。
「そいつらはこの世のものではなく、明るい顔をしたのはきっと悪いスピリット。
 暗い顔をしていたのは、運悪く奴らに捕われた人間の魂で、
 死ぬこともできぬまま、イエスに救いを求め続けているのだろう」


292 :3で終わり:2010/01/30(土) 10:47:30 ID:F1pkt0W50
その辺りでは、「定刻の針の上に訪れる者は禍を連れてくる」という言い伝えがあった。
ほんの数十年前までは、俺達と似た体験をしたなんて話も多かったそうで、
帰ってこられた人もいるし、定刻のバスに乗ったまま行方不明の人もいるんだとか。
助かるのは普通敬虔なキリスト教徒だけだから、俺達が助かったのは実に運が良かったと言われた。

なんでも、大抵のスピリットは火を嫌うから、煙草を吸う人間を自分達の乗り物に乗せておきたくなかった。
また、ハリエニシダ(俺達が乗り越えた生垣のトゲトゲ)は、昔から魔除けになるといわれているから、
生垣を乗り越えてきたのもよかったのかもしれない、と。

なんで非喫煙家のくせに煙草吸おうとしたのか、また、無茶して生垣乗り越えたりしたのかAに聞いたが、
「すごい偶然でしたね(`・ω・´)ノノノシ!」ということらしい。

ちなみに、タコ殴りにされたというのに、俺達二人とも引っ掻き傷や小さな痣位しかなく、
生垣を超えた際の傷のほうが酷かった。
どう説明すればいいか見当もつかず、結局警察にも届けてないし、生垣の修復はもちろんやらされたし。
そして俺が持っていたバッグには、子供よりも小さい足跡がたくさん付いていて、怖いから即効捨てて買い替えたし(´;ω;`)


299 :本当にあった怖い名無し:2010/01/30(土) 15:50:28 ID:lKRkZzuH0
なんで非喫煙者が煙草を持ってたの?


301 :290-293:2010/01/30(土) 18:15:16 ID:F1pkt0W50
>>299
俺への質問でいいのかな?
本人は前に飯食いに入ったパブで、地元の爺さんにもらったって言ってる。


331 :本当にあった怖い名無し:2010/02/02(火) 22:29:30 ID:jWrPqQfB0
こんにちは。>>290に同行していた者です。
書き込みは初めてなので、失礼があったらお許しください。

290が書き込んだ体験は確かに恐ろしかったのですが、
私としては、バスに乗り込んだ時の290の様子のほうが不気味で気にかかり、どこかで吐き出したい気分でして・・・

そもそも例のバスは、私たちが待つ停留所に向かって走ってくる時、すでにおかしかったんです。
“ヨコハマタイヤ顔”をした連中が皆窓から身を乗り出して、
私たちを品定めするように指さしながら大騒ぎしていたんですから。
はじめはジャンキーの集団でも乗っているのかと思い、危険だからこのバスは見送ろうと何度も頼みましたが、
290は全く聞こえない様子で、私を無視して一人でどんどん乗り込み、
その挙句、我に返ったように突然脅え出しまして。

後々話を聞いた神父に言わせると、“スピリットたちの住む世界”に近い人間、
例えば病人、老人、子供、妊娠した女などは、奴らに目をつけられやすいらしく、
290が今後大病でも患うのではないかと、気が気ではありません。


369 :本当にあった怖い名無し:2010/02/05(金) 17:05:52 ID:xbSjMuig0
>>290 
えっと、呪いの土人人形に祟られた人?
それだったら>>331さんは、当時6歳にして嫌がる神主さんを説き伏せて呪い返しをさせた人?
その時は半分しか返せなかったから、最近また呪いが再発してゴタゴタしたけど上手く解決して、
Aさんは霊能力者から能力はないのに何で次々と先手を打てるんだ、と不思議がられたのが印象に残っている


370 :本当にあった怖い名無し:2010/02/05(金) 17:24:48 ID:xbSjMuig0
気になって探してみた
この人?
『迫りくるモノ』


371 :290:2010/02/05(金) 21:00:12 ID:MMdZhoS40
>>370
びびった、覚えてる人いると思わなかった。
確かに以前それを書いたのは自分です。
今読んでみると、自分の脅え具合と支離滅裂な文章がすごく恥ずかしいwwwww

でも>>331については俺の同行者かどうかわからないっす。
2chとかあんまりやるタイプじゃないと思うんだけどなぁ。


414 :本当にあった怖い名無し:2010/02/09(火) 21:28:54 ID:RUTqix9b0
>>331
同行者に聞いたぞ。2chに書き込みなんかしないって言ってた。
あんた誰だよwwww

・・・てかやめてよ、俺的にほんのりじゃすまないじゃん(`;ω;´)モワッ




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912 名前:あるHPよりコピペ2 投稿日:03/08/10 20:20
台湾人Fとは、彼が日本語勉強で日本滞在中に友達になりました。

アメリカで教育を受け、父親は台湾の銀行の重鎮、
お姉さんは結婚してカリフォルニア在住、当時は台湾に戻っていたお兄さんは
ハーバードビジネススクールの講師という、超エリート集団なおうちの人でした。

彼自身、大学卒業後は台湾に戻り、自分で出版版権のエージェントの
会社をおこし、日本のアニメやマンガの版権を扱う仕事をしていました。

仕事の関係上、年に数回日本に来日していた彼とはそのときどきに会い、
日本のアニメ・マンガの情報を流しつつ、いろんな話をよくしていました。

彼は日本語、私は英語と、お互いの語学の勉強向上もあって、
私たちはけっこう仲良しでした。

ある時、その日本出張に、日本のコロコロコミックの版権を持つ
出版社の社長と編集といっしょに、自分のガールフレンドを連れてきました。

つきあっている人がいるが、諸事情で一族全部からつきあいを
反対されていると話にでていた彼女、細くて小さくて、俗に言う

「守ってあげたい系」の女性でしたが、感じも悪くなく、ごくごく普通の人でした。

ひとつ、幼い頃にポリオ(小児麻痺)にかかったため、
片足が不自由で、妊娠は無理だと医者から言われているということを除けば、
外国人の私には、なぜ結婚を反対されているのかわかりません。

その時の彼女は、彼が最初に勤務した出版社に勤務していて、
その時の来日も仕事がらみでした。

重い口調で結婚を反対されていることを話す彼の様子に、
なんでそこまで暗くなるのかよくわからないけど、
大変なのねーということだけの理解で私は終っていました。


913 名前:あるHPよりコピペ3 投稿日:03/08/10 20:22
その年の12月。

台湾に遊びに来いという彼からの再三の誘いに応じ、
私は友達と三人で台北に旅行に行きました。

基本的にひとりでも海外大丈夫な私なのですが、
行く前から彼が異様に盛り上がり、
私たちの日程をきれいに決めてしまい、私たちがやりたいこと、
行きたいところを網羅したスケジュールをファックスしてきていたり。

じゃあおまかせしましょうと、私と友人二人、MとYは何も考えずに台北いりしました。

ホテルで待っていてくれたFは、
早速私たちを地元で有名な北京ダックの店に連れていってくれました。

そこで、Fの恋人の彼女が待っていました。

私たちは楽しくおしゃべりしながら、夕食を終え、
次の日からのスケジュールを打ち合わせしました。

それから。

彼の家族、友人関係が同行しないときは、必ず彼女が同行しました。


915 名前:あるHPよりコピペ4 投稿日:03/08/10 20:25
よく時間あるよなぁと思った友達がFにそれを問うと、
彼女はすでに仕事をやめ自宅におり、生活の面倒はすべて彼がみているとのこと。

しかし、相変わらず彼の両親や知己はそのつきあいを反対しているとのことでした。

なぜそこまで執拗に反対されるのかということを別の友人が訪ねると、
「彼女は客家だし、ガイショウの人(ネイティブな台湾人ではない、
中国本土からきた一族)だから」という理由が返ってきました。

それで、彼の一族やら友達までがそこまで騒ぐもんかねーと私たちは思いましたが、
まぁ、個人のプライバシーにかかわる話ですし、
文化や習慣の違う国のこと。わからないこともあるでしょうと、それで納得しました。

二日目の夜、私たちは彼のおにいさんとその恋人をまじえて、
おしゃれな台湾料理の店で大盛り上がりしました。

お兄さんの恋人のエミリーが、私の耳元で

「Fの恋人に会った?」と聞くので、

「彼がいる時はほとんど彼女もいるよ」と答えると、

エミリーは一瞬驚いた顔をして、

「彼らがつきあいを反対されてる話、知ってる?」

と私にたずねました。

知ってるけどどうしてだかは知らないと答えた私に、
エミリーは「彼女の一族に問題があるのよ」とだけつぶやきました。

その後、お茶しに行こうと通りを歩いていると、
突然Fが顔色を変えて駆け出しました。

通りの向こうから、彼女が歩いてきていました。

待ち合わせしていたの?と聞いた私に、Fは「偶然」と答えましたが、
私はエミリーの顔色が変わり、にぎやかだった彼のお兄さんが
口をつぐんでしまったことを、私と友人ふたりは不思議に思いました。

当然のように私たちにジョインしたFの恋人は、今日は何していたの?

と屈託なく私たちに話かけます。

場は、妙にシラケていました。


925 名前:あるHPよりコピペ4 投稿日:03/08/10 20:47
ていうか今更この話長いことに気づいた。

・・・叩かないでね。

長いから中略。

最初好意的であったFの恋人は作者に対して敵対心を
ちらちらほのめかしてきて、F自身もなんだか、最初と比べて
雰囲気がすっかり変わってしまったと作者も思い始める。

で、なんやかんやあって帰国。

そっからはじめます。

最後まで彼女の毒気にあてられながらも、無事帰国した私たちは、

「ま、恋人の女友達にちょっと嫉妬はいっちゃったってことで」と、

自分たちで勝手にケリつけて、
楽しかったことだけおぼえているような状態になった、年明けの2月。

ある時から私、身体が重くてかったるくて、
朝、起き上がることができないと いう日々が続きました。

これが本当にどうにもこうにも具合悪い。

あまりにだらだらとそれが続くので、精密検査に行きましたが、異常なし。

おかしいなぁ、なんなんだろうと思って少しして、Yから電話がはいりました。


926 名前:あるHPよりコピペ5 投稿日:03/08/10 20:48
「泉ちゃん、Fの恋人からもらったカード、どうした?」

そお、私たちは旅行二日目に、彼女からパウチッコした観音様のような
感じの女性の絵をそれぞれ、もらっていたのでした。

仏教の勉強をしていて、そこで買ったのよと、
イタリアンレストランで彼女から笑顔で渡されたそのカード。

実は私、家族がそういう宗教関係のものを人からもらうのを
ひじょうにいやがり、年明け早々川崎大師の護摩焚きに際に、
他の札といっしょに火にいれてしまっていたのでした。

どうにもこうにもそれを言いにくくて、もがもがしていたら。

「まだ持っているんだったら、すぐ近くのお寺か神社にもっていって、
 処分してもらって!」とY。

何をそこまで言い出すの?と聞く私にYが話したこと。

私の背筋が凍りました。


928 名前:あるHPよりコピペ6 投稿日:03/08/10 20:51
年明けから、いきなり不正出血が始まったY。

医者にいったが原因不明、それでも止まらず、
ひどい貧血状態になってしまいました。

自分も刃物関係を扱う仕事のY、普段から鬼門に
お清めのお塩を欠かしたことがありませんでした。

そうだ、Fの恋人からもらったお札が確か神様系だったなぁと思い出し、
何気なくお清めのお塩のそばにその札を置いて寝ました。


929 名前:あるHPよりコピペ7 投稿日:03/08/10 20:52
朝起きて、玄関に新聞をとりにいったYは、蒼白になりました。

札の横で、清めの塩がきれいに溶けていたのです。

真冬の2月に。

恐ろしくなったYは、友達に同行してもらって、
その塩をつくっているお寺にいき、住職にその札を見せました。

住職がその札を持ったその瞬間。

「う!!」

と声をあげた住職の鼻から、たらたらと血が流れてきました。

Yはその瞬間、貧血で失神しそうになったそうです。

「その札そのものには、悪いものはないんですって。
 まぁ、ああいう神聖なものをパウチするってのは常識的にだめだけど。
 で、この札は人からもらったものですね?って聞かれて、
 札をくれた人がすさまじい強烈なネガティブなものを持ってるって言うのよ、
 その住職さん。本人の意志云々じゃなくて、
 彼女が持つ何かがすごい悪いって。
 他にもらった人がいますねって聞かれて、
 すぐにお寺か神社でお清めしてもらって処分するようにしないと、
 とんでもないことになるって言われたの!!
 泉ちゃん、いい?その住職、お祓いもできる人なのに、自分では処分できないから、
 上のお寺に持っていくって言ったのよ」

私は正直に、すでに自分がもらったものは、大師様で処分したと伝えました。

残るはM。

そういうのをさっぱり信じないMは、案の定手帳にいれて持って歩いていました。

私とYの話に、「わかったー」と明るく答えた彼女。

これで一応終わりと、私たち誰もが思っていました。


930 名前:あるHPよりコピペ8 投稿日:03/08/10 20:55
6月。

Mのお母様が、突然入院しました。

良性の脳腫瘍といわれ、すぐさま手術。

無事終って医師からOKが出たその直後、またしても腫瘍が見つかり、また手術。

7月、看病に疲れた彼女のお父さんが、突然ガン末期告知。

その話を聞いた私、

「M、もしかしてあのカード、まだ持ってるんじゃないでしょうね?」

「・・・持ってる。手帳にいれてままになってる・・・」。

そう答えたM、神社やお寺に行く時間がないというので、
事情を書いた手紙にお金をつけて、もっていくだけもっていけと私とYで言い、
Mはすぐさまそのとおりにしました。

一ヵ月後、開腹検査をした彼女のお父さんの胃は、
ガンがあった形跡だけがケロイド状に残っているだけで、ガンは発見されず、
あとかたもなく消えました。


931 名前:あるHPよりコピペ9 投稿日:03/08/10 21:01
その年の夏、Fと彼女は結婚しました。

私のところにも招待状が来ましたが、
私は彼らとのつきあいを完全に絶ちました。

そして半年後。

Yが台湾に遊びに行き、Fの両親の家に招かれたそう。

笑顔で迎えてくれたFのお母様から、Fと彼女の結婚について、
結局最後には自分も折れたが、父親だけは頑として反対していたこと、
それでも結婚式をするとなったその一月前、
突然父親が心臓発作をおこし亡くなったことを聞いたそうです。


932 名前:あるHPよりコピペ10 投稿日:03/08/10 21:01
その後。

みんなが口をつぐんだ彼女の存在。

それはいったいなんだったんだろうと思っていた私に、
ある人が話してくれたこと。

「中国には蟲毒と呼ばれる一族がいて、
 蟲や動物を使ってまじないや呪いをほどこす人たちが実際いる。
 たぶんその彼女は、その一族なんじゃないかな。
 実際高い能力を持つのは女性に多く、その人たちは蟲や動物を使わなくても、
 その思念だけで呪いをかけたりすることができるって話も聞くよ。
 話を聞いていると、その相手の男性、まさに魅入られたって感じするしね。
 関わりをすべて絶ったのは、正解だったと思うよ。
 まさに命に関わることになってたと思う。
 でも、たぶん彼の一族は、彼女のそういうのに取り込まれていくだろうなぁ。
 お兄さんとか、無事だといいね。
 子供できないって言ってたみたいだけど、蟲を使うその種の人は、
 一子だけもうけてその力を伝えるって話もあるから、
 たぶん子供生まれるよ。その一子ってのは、女だろうね。
 蟲つかいは、基本的に女性の一族だから」

それから二年後。

仕事関係で本当に偶然話す機会のあったFから聞いた言葉。

「泉、僕、父親になったんだ。そうなんだ、
 彼女子供ができない体だって言ってたけど、
 赤ん坊が生まれたんだよ。僕、父親になったんだ。娘ができたんだよ」

おわり。長文すまにゅよ。すまにゅよ。


940 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/08/10 21:26
蟲毒怖い・・・。

蟲毒とは..........

○作り方○

ムカデ、蜘蛛、サソリ、蝦蟇、ヤモリなどの小動物を、
1つの甕にいれる。数は多ければ多いほどよい。

密封させ放置すると、それぞれが共食いを始める。

最後に生き残った1匹が、蟲毒となる。

○性質○

家に富みを運んでくれる。

定期的に生け贄をささげないと、かわりに食われる。

剣や火では殺せない。

遠くに捨てても戻ってくる。

捨てるには、蟲毒がくれただけの財と同じ価値の財と共に、捨てなければならない。

○使い方○

性質を利用して、呪うべき相手のところへ、
少しの金品と共に蟲毒を送りつける。

そうすると蟲毒は相手のものとなり、養えぬままに、食われてしまう。

また、蟲毒を食べることにより、蟲毒のパワーを手に入れることができる。
(甕の中のヒエラルキーの頂点にたつことになるため)






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