【閲覧注意】怪談の森【怖い話】

当サイト「怪談の森」は古今東西の洒落にならない怖い話~ほっこりする神様系の話まで集めています。 随時更新中!!

カテゴリ: 墓参り系



967 :本当にあった怖い名無し:2012/01/12(木) 09:34:10.67 ID:J0Kp8jUhO

2、3年ぐらい前の話なんだけどさ。

その日は母の命日だったんだけど仕事が忙しくて墓参りに行くのすっかり忘れてたんだ。

ようやく仕事が終わって、時計を見ると夜の10時。
さて帰るか、なんて思って何気に携帯を見るとメールが一件。開いて見ると兄貴からで、内容は「墓参り行った?」というメール。
そこでようやく墓参り行ってないことに気付く。
明日に先送りするのも母に悪い気がしたし、仕事もこの時期ピークで忙しく時間がない。
ちょうど母の墓がある寺は帰り道だったということもあり、帰りがけに寄って行く事にした。
さすがに線香や花は時間も時間なので用意は出来なかったが、母の好きだった和菓子をコンビニで買い、寺に向かう。
寺と言っても規模は小さく、監視カメラこそあるが深夜に出入り自由という何ともアバウトな寺だ。





968 :本当にあった怖い名無し:2012/01/12(木) 09:35:05.24 ID:J0Kp8jUhO

正門の脇の小さな扉から中に入ると、前から2列目の左奥にある母の墓に向かうのだが、どうやら先客がいるようだ。
母の墓があるひとつ奥の列に誰かがいる。

明かりもなく暗かったので遠目からはよく見えなかったが赤いレンチコートがよく目立つ髪の長い女性だった。

正直こんな時間にこんな格好で墓参りなんて絶対おかしいよな~とか思ってたが母の墓の前まで行った時に軽く目が合った瞬間ニッコリと会釈をしてくれたので少し安心する。

(まっ。こういうこともあるよな )と、1人ぼっちの不安さを忘れながら、お供え物の和菓子を備え、手を合わし目を瞑る。(こんな時間になってごめん母さん)と謝り、墓参り終了。
帰ろうと思って顔を上げると、なんか後ろからすごい視線を感じる。
もしかしてさっきの女の人かな?と思い後ろを向く。

「うわっ!!」
思わず声が出る。

そこにはさきほどまで一列後ろにいたはずの女が俺の真後ろ、目と鼻の先に居たのだ。
しかも女は先ほど見せた笑顔とは違い、顔は青白く、これでもかと思うほど見開いた目で俺を憎らしげに見ていた。


969 :本当にあった怖い名無し:2012/01/12(木) 09:38:45.31 ID:J0Kp8jUhO

「あぁぁぁぁぁ!!」
もう声にならない叫びをあげながら全力疾走。
途中靴ひもほどけて何回転んだか分かんないぐらい必死に走った。
でも止まるなんて絶対無理だった。
止まったらあの女が後ろにいるんじゃないかと思ったから。

やっとの事で自宅に着くと、もう家中の鍵という鍵をかけまくった。それでも不安だったので風呂にも入れず、電気とテレビを付けっ放しでリビングで寝ることにした。

ソファーに寝転び、テレビを見る。
ちょうどお笑い番組(確かガキ使)がやっていたので見ていると、だんだん恐怖が薄れていった。
疲れてたんだなと自分に言い聞かせ、強気になった俺は部屋の電気とテレビを消し寝ることに。
だが電気を消そうとスイッチを押すつもりが間違えて隣の玄関モニターのスイッチまで押してしまった。
「!!・・・マジかよ」
この時ほど1人暮らしの独り身を悔やんだことはなかったよ。
モニターには門の向こう側にはっきりとあの赤いレンチコートが写っていた。

解けてた緊張が一気に張り詰める。
だが俺はこんとき恐怖と同時に怒りが湧いてきていた。

この女実は霊なんかじゃなくてただのストーカーなんじゃねぇのか? こういうのはビビったら負けだ。とか何故か強気な姿勢に。
モニターを見る限りあの女は門から入ってきてないし、こっちから行くしかないと思ってドアに手をかけた瞬間、俺の心臓は凍りついた。

玄関ドアは曇りガラスでぼやけて外が見えるんだが、そのガラス一面に複数の顔がびっしりと外から張り付いている。それも全体に。

恥ずかしながらそこで俺は気を失った。というか恐怖で人って本当に気を失うもんなんだな。
それ以降もまだこの家には住んでるが怖いことは起きていない。ただあれ以降一度も墓参りには行ってない(母さんごめん)




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99 :犬好き:2011/05/24(火) 18:33:14 ID:.VpA8lx30
去年のお盆に、家族みんなで父方のお墓参りに行きました。
お寺は崖の近くにあるような、何とも行きにくい場所。
その片隅に骨壷をおさめている建物があって、そこに手を合わせに行くのです。
その建物にはとても大きなドアがあり、先頭の父がギィ、とそのドアを開けました。
するとその瞬間、
隣にいた義兄が小さく「ふぉあッ!(; ゚Д ゚)」と声を上げ、何かを避けた後、その何かを目で追っていました。

他の家族は気付いていなかったのですが、それを見ていた私は「どうしたん?」と尋ねました。
すると義兄は、もしょもしょと言いにくそうにボソリと、
「おっさんがすごい勢いで飛び出して行った…」
と呟き、はぁ(´・ω・`)とため息をつきました。
格好はスーパーマンのように両方の拳を突き出し、颯爽と飛び去ったようです。

私の親族は全員零感な為何もないので、
その様子を見て「霊感のあるひとも大変なんだなぁ(・ε・)」と思いました。




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1: 1 2022/04/09(土) 15:11:34.163 ID:tyLllSNb0
もう3年経つのでこの体験を供養したい

書き溜めしていないのでゆっくりになりますが、オカルトや怖い話が好きな人の心に少しでも留まれば良いなと思います。

            
2: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2022/04/09(土) 15:11:54.688 ID:wPri4gwza
つづけたまえ

4: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2022/04/09(土) 15:12:00.320 ID:YbEpXRwe0
うむ
くるしゅうない

19: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2022/04/09(土) 15:18:22.033 ID:tyLllSNb0
今は住んでいませんが、就職する前の話です。

私の住んでいた地域は超のつくド田舎で、山と海ばかり。
自宅から最寄りのコンビニまではトンネルをぬけて行かなければならないほどでした。

当時、専門学生だった私は毎日学校へ原付で通っていました。
その時も、そのトンネルを利用して大体4~50分程度かけて街の方まで出ていました。

ある雨の日、夜中にスマホから大きな音が鳴り
驚いて起きました。
雨が酷くなり、豪雨となって住んでいる地区に避難勧告が出されました。

確かにバチバチと窓を叩く様な音が鳴っており、酷く喧しいと思った記憶があります。

当時、住んでいたのは海沿いの一軒家。
母と二人暮しでした。

歩いて3分ほどの距離に祖母と大叔母の住んでいる家もあります。

21: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2022/04/09(土) 15:19:12.829 ID:6ixOKSdS0
>>1はいま何歳?

25: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2022/04/09(土) 15:24:17.329 ID:tyLllSNb0
>>21

22歳です

24: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2022/04/09(土) 15:23:36.681 ID:tyLllSNb0
祖母と、大叔母の安否を確認し
避難場所までそう離れていなかったこともあり
夜通し私と母は起きて家で待機していました。

翌日、ニュースで家のすぐ前の道路が土砂で通行止めになっており
トンネルを通ることも、またその他の道を通って街へ出ることもできなくなっていました。

祖母と大叔母が昼頃ウチに来て、祖母の家の裏の山が土砂崩れを起こしたことを私と母に知らせます。

その裏の山というのが、私の母方の墓がある墓地になっているのです。
とにかく役所の人達が様子を見てきて、状況がわかるまで素人の私たちが入る事はできないので
その日は私の実家で一日をすごしました。

23: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2022/04/09(土) 15:22:27.458 ID:Fv1OoX3Ka
遅いぞババア

26: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2022/04/09(土) 15:28:28.290 ID:tyLllSNb0
本当に慣れてなくて、遅くてすみません(><)
一応遅くなりましたし関係ないかもですがスペックを…

当時

19歳
チビ、専門学生

両親は高校生のとき離婚しており
母と2人暮らし

現在

22歳
チビ、探偵(産休)
ゲーム関係の会社に入社するもコロナ解雇を受けて取り急ぎ仕事見つけたくて探偵に。
今は実家とは違う県に住んでいます。

27: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2022/04/09(土) 15:29:19.519 ID:IszOIMDM0
探偵楽しそうだな

29: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2022/04/09(土) 15:30:29.866 ID:YbEpXRwe0
頭良さそう(夏蜜柑)

30: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2022/04/09(土) 15:30:32.679 ID:rRRyVwrKp
探偵の方が気になって仕方ない

32: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2022/04/09(土) 15:36:37.526 ID:tyLllSNb0
また次の日。
晴れていたのと、地域柄お年寄りしかいないので
若い人たち総出で山の確認に行くことになりました。

当時19歳の私も、おじいちゃんの墓が大丈夫か気になっていたので参加することに。

傾斜がキツく、さらに柔らかい粘土のような泥が山の上から流れてきており
何度も足を取られました。

山を登りながら、役所の人達の話を気持ち半分に聞いていましたが
昔は土葬をしていた事もあり、折れた墓石が積み重なる山の麓から人骨が出てきたとのこと。

私はホラーとか好きですが、自分が体験するのとか見るのとかホント勘弁なので
一瞬で山登るのやめたくなりましたが、流石に祖父の墓が折れていたり骨壷が流れていたら……と考えると居た堪れないので
嫌々ながら登っていきました。

結構大きな山の中腹に、祖父の墓はあります。
遠目から見て、祖父の墓は何とか無事そうでホッと一安心しました。

祖父の墓の一段下側からは墓石が土砂で折れて下までながされていました。
良かったと思うのはあまり良くないと思いつつ、祖父の墓が無事であったことをすぐに山の麓に居る母に伝えました。

36: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2022/04/09(土) 15:45:16.125 ID:tyLllSNb0
一応、下の方は土砂で埋まっていましたが
墓石に傷がないかなど確認するために私一人が祖父の墓の方へ。
(各々自分の先祖の墓の確認に行っていたので…)

祖父の墓は骨壷が中で散乱していたものの、その他は何とか無事でした。
確認も終え、夕方になろうとしていたので山を見に行った若い衆はゾロゾロと降りる準備に入ります。

私も、墓地から出て脇の道へ出ようとしていました。
その時、先程まで歩けていた土砂の中に急に右足が引っ張られたのです。
感覚で言うと、人の手と言うよりは植物が絡まって引っ張られた様な感覚でした。
土砂は思っていたより深く、私の太もも位まで埋まってしまいました。

何とか這い上がって、普通に怖かったので祖父の墓を再度拝み
急いで山を降りました。

母、祖母、大叔母は私の足がドロドロになっているのを見て驚き
埋まっちゃった〜なんて笑いながら言いましたが
恐怖で心臓バクバクでした。

外のホースで足を流したら、母に言われました。

えらい怪我しとるけど、どしたん?と。

縄で縛られたみたいな痕が右ふくらはぎ辺に何本も
あり、気持ち悪くてすぐに手当だけして家に戻りました。

それ以降ずっと痛むわけでもなく、数日で痣は薄くなって消えました。

ただ、その頃からまた気持ちの悪いことが起こり始めたんです。

37: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2022/04/09(土) 15:50:13.423 ID:tyLllSNb0
道路に流れた土砂が片付けられ、数日後から学校へ通うことができるようになりました。

トンネルも通行できるようになっており、久しぶりに専門学校へ向かう朝のことです。

トンネルの中腹くらいに、遠目から見ても異質な何かが見えるんです。
おっきい布がかかってる様な、とにかく近づかないと何かわからない感じで。
ただ、あんなに大きい物がトンネルの中にあるってなんだ?と、思って少し近づいた時それがはっきりわかりました。

人です。
白髪の、すごく大きなお婆さんっぽい人(髪がそこそこ長いのでお婆さんかと思っていますが、お爺さんかもしれません…曖昧でごめんなさい。)

体育座りをしているのにトンネルの天井に頭が着くくらいのサイズ感。
卒倒するのかと思いましたが、とにかく気持ち悪いので見て見ぬふりをして学校へ行きました。

38: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2022/04/09(土) 15:57:22.306 ID:tyLllSNb0
専門学校から、バイトに行き、家に帰るのはだいたいいつも午前2時くらいでした。

その日もバイトがあり、午前1時にあがり
帰宅中またそのトンネルを利用します。

見間違いであってくれと、再度確認がてらトンネルの中に入ります。
やっぱりいるんです。

でかい老人が。

本当に気持ち悪くて、爆速で帰ろうと思ったところ老人を通り過ぎたあと
原付が急に止まりました。

なんで?ってなったんですが、何度エンジンをかけ直してもダメで
トンネルの出口付近から家まで押して帰ることに。

へとへとになって家に帰ってきて
まだ起きていた母に今日見た老人の話をしました。

母方の親戚には「拝み屋さん」と呼ばれる人達が多く、霊能者や霊媒師、占い師、祈祷師などが多く
私は胡散臭いと思っていたのですが
その親戚に話をしてみたらどう?
と、母に勧められました。

さすがに原付が止められて若干イライラしていたのもあり
朝起きたら相談に行こうと段取りをしてその日は眠りにつきました。

44: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2022/04/09(土) 16:08:05.336 ID:tyLllSNb0
母の言う「拝み屋のおばちゃん」のところに朝電話でアポを取り
昼から来てもいいよ〜との事なので、行ってきました。

おばちゃんの家にお邪魔して、おばちゃんからの第一声で私は心底驚きました。
「あんた、えらいデカいの連れてきたな〜…これなかなかどうにもならんよ。」

とのこと。
帰りたくなる気持ちもありましたが、どうにもならないと言われつつも
これがなんなのかおばちゃんに確認したくて一連の話をしました。

おばちゃん曰くそれは
そこに供養されている人達の集合体だと。

山がまるまる墓地なので、めちゃめちゃな人数なんです。

それがなんで私に?と、聞くと
昔から割とあんたそういうの引き付けやすいよね〜と言われ

小さな頃から不思議体験が多かったことを思い出しました。

祓うとかそんなのはコレには効かんから、とにかく墓と山が戻るまで耐えるしかないわ。
悪いことはしてこんと思うけど、
自分たちの眠る場所を荒らされたことが不愉快だったんだろうね〜と。

そして、帰る前におばちゃんはもう1つ私に忠告をしました。

45: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2022/04/09(土) 16:12:36.307 ID:tyLllSNb0
「疲れて帰ってきて、部屋のカーテンも閉めずに寝よるやろアンタ。だめよ、それ付いてきよるから。あんたのことずっと見てるから。寝よるから気づいてないだけ。カーテン閉めて家の中守りなさい。」

って。

そもそもおばちゃんがカーテン閉めてないのわかったのも気持ち悪いし、トンネルだけじゃなくて付いてきているのも気持ち悪い。
そう思って顔面蒼白の私は、帰ったその日からカーテンだけはしっかり閉めて寝るようになりました。

数カ月して山は綺麗に戻り、お墓も修復されてきました。
その頃からトンネルを通っても老人は見えなくなりました。

供養に付き合ってもらってありがとうございます。
大して怖いわけでもないですが、誰かに見ていただけてたら幸いです。

なにか質問あればどうぞ…

46: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2022/04/09(土) 16:22:38.514 ID:u1jqQYcid
こっわ

48: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2022/04/09(土) 16:25:01.459 ID:rRRyVwrKp
探偵って何してんの

49: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2022/04/09(土) 16:26:13.165 ID:tyLllSNb0
>>48
主に浮気調査です。
一応企業調査とか、人探し(あんまり依頼受けない)とか、素行調査とかしたりしますよ〜!

51: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2022/04/09(土) 16:31:39.700 ID:6ixOKSdS0
怖すぎる(;▽;)

52: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2022/04/09(土) 16:32:49.182 ID:tyLllSNb0
>>51
見てくださってありがとうございます(●︎´▽︎`●︎)

54: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2022/04/09(土) 16:40:24.472 ID:0CfzqrHjd
小さな頃からの多数の不思議体験というのは?

56: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2022/04/09(土) 16:44:24.426 ID:tyLllSNb0
>>54
覚えはないんですが、幼少期はよく
何も無いところに向かって話しかけていたり
お墓参りの時に振り向いて誰かに手を振って居たりしていたらしいです。(親から聞いたので曖昧ですが)

物心着いてからある経験だと、
人混み歩いててぶつかった人に謝ったら隣歩いてた友達に
誰に謝ったの?!と聞かれたり(そもそも向かいから人来てなかったらしい)
心スポに連れていかれた時に黒い煙みたいなのにまとわりつかれたり等など…

細かいもので大したことないですがそんなことがあったりします!

59: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2022/04/09(土) 17:17:16.120 ID:6ixOKSdS0
ヤバすぎる







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723 :本当にあった怖い名無し:2005/10/13(木) 13:51:44 ID:9/ahxwlzO
小さい頃、婆さんの家系の墓参りに行った。
広い墓地で、わが家で決めた目印は『樫の木を曲がって三番目の墓』だった。

その年も樫の木を曲がって三番目の墓に行ったんだが、
樫の木の下で、数人のオヤジ達が茣蓙を広げて宴会をしていた。
当時幼かった私は不思議に思わなかったんだが、
「どっから来たの?ジュース飲むかい?」とオヤジに話し掛けられ、そのまま樫の木の下に突っ立っていた。


724 :本当にあった怖い名無し:2005/10/13(木) 13:52:34 ID:9/ahxwlzO
しばらくして墓参りを終えた家族が戻り、樫の木の下にいた私に「そんなところでなにをしているのか?」と聞いた。
振り返るとオヤジたちはそこにいなくて、オヤジに貰った飴玉だけが手に残っていた。
墓のど真ん中で宴会なんて、成長した今で考えれば有り得ないんだが、
もしあれが墓で眠っている人々ならば、あの時呑んでいた酒やツマミはお供え物なんでしょうね。

その後、私はその墓に参拝に行くときは、樫の木の下にも供え物をしている。





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270 :本当にあった怖い名無し :2007/08/08(水) 00:56:43 ID:kk66GRZo0
じいさんから聞いた話。

俺のじいさんは戦争中、爆撃機で司令官を運ぶパイロットだった。
もちろん護衛に戦闘機を引き連れてだけど。
戦争で戦友が次々死んでいく中で、じいさんの一番親しい友達も死んでしまった。
戦局が悪化して護衛の戦闘機が乏しくなった中、護衛が1機という悲惨な状態に。

そんなある日、突然米軍の戦闘機2機に襲われた事があった。
その時、死んだ筈の友達の声で「オイ!!」と聞こえて、咄嗟に旋回してギリギリ銃撃をかわしたらしい。
米軍の1機は護衛機が追い払ったが、
もう1機はどこから来たのかわからない友軍機が火を吹きながら追いかけて、米軍機は勝手にジャングルへ墜落した。
その後、友軍機はじいさんと護衛機と並行して飛んでたんだが…
機体のナンバーが死んだ友達のものだった。
全てを察してじいさんが敬礼をすると、友軍機は火を吹きながら上昇して、雲の中へ消えたそう…。

じいさんは今でもその友達の墓参りに行ってる。


179 :173:2007/08/08(水) 13:35:01 ID:kk66GRZo0
余談

じいさんは勿論まだ健在だよ。つか、85歳だけど元気すぎて困る。
戦後長らくバスの運転手をしていて、現在も頼まれればボランティアでバスの運転手をしている。

じいさんは現在も死んでしまった友達の家とは交流がある。
広大な山を持つ家だそうだけど、戦時中資源調達の為にはげ山になり、
男衆がほとんど死んでしまった友達の家のために、友の恩に報いるために、
復員後、暇を見つけては植林をしていた。森になるまで30年も!
…バカ孫(俺)はそんなこと知らず、その山で走り屋ごっこして遊んでましたorz
あの立派な木々が、じいさんが植えたものだったと知って感動した。
できればじいさんの精神の一部でも受け継ぎ、立派な人間になりたいと心から思う。




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