【閲覧注意】怪談の森【怖い話】

当サイト「怪談の森」は古今東西の洒落にならない怖い話~ほっこりする神様系の話まで集めています。 随時更新中!!

カテゴリ: 動物系





546 :本当にあった怖い名無し:2009/02/03(火) 21:41:40 ID:n1hZpvCL0

5年ほど前、近所の柴犬が鎖を切っていなくなった。
2・3日して、2kmほど離れた橋の近くで遺体が見つかった。
外傷とかなかったから、多分、老衰で亡くなったと思う。
首輪には、切った鎖の切れ端がぶら下がってた。
その柴犬と亡きうちの愛犬は仲良しだったから、
飼い主のおばちゃんと「寂しいですね…」って話をしてた。
おばちゃんは、今まで見たことないくらい悲しい顔の半笑いだった。

546 :本当にあった怖い名無し:2009/02/03(火) 21:41:40 ID:n1hZpvCL0

その数日後、柴犬の小屋に、全く同じ顔・同じ大きさの柴犬がいた。
「新しく飼ったんですか?」と聞いたら、違うらしい。
気づいたらいきなり小屋の中にいて、追い払っても追い払っても戻ってきてしまうらしい。
あまりにしつこいのと情が移ってきたのとで、もう放置してるとか…

柴犬にもいろいろな顔があるけど、本当に瓜二つで、違うところと言ったら、性別が違うくらい。
あと、少し若くて、身体の毛は薄汚れてた。
その新しい柴犬は、まるで元から自分ちだったみたいに悠々と寛いでた。



546 :本当にあった怖い名無し:2009/02/03(火) 21:41:40 ID:n1hZpvCL0

田舎だから、野良犬情報とか結構みんな知ってる。
でも、その犬は誰にも知られることなく、いきなりいた。
今でもそこで飼われてるんだけど、いったい何者なんだろう…

単純に前から飼い犬の座を狙ってたのかもしれないけど、
個人的には、おばちゃんを長い間悲しませないための何かだと思いたい。







388 :本当にあった怖い名無し:2012/08/11(土) 02:32:04.67 ID:7C0DSmL20

叔母にあたる人が死んだんだけど、ちょっとゾっとすることがあった。
叔母さんって言っても13しか年離れてないから、子供の頃の俺にしたら姉みたいな存在だった人。

叔母がいよいよヤバイかもだから、話できなくなる前に会っとこうって話になって、
爺ちゃんも心配だしGWに母親の実家へ行った時、やたら蛇が出てきた。
田舎だし蛇くらい見るんだろうと思うけど、
天然ものっていうか自然の蛇みたいなのに遭遇するの初めてだったからビビったわ。

388 :本当にあった怖い名無し:2012/08/11(土) 02:32:04.67 ID:7C0DSmL20

叔母とも話しをしたんだけど言うことがオカルトで、
その時は、自分の死が近づくとオカルト的なこと考えちゃうのかなーとか、
死が近づいて怖くてしかたないのかなーとか、
内心叔母の話が眉唾で、あーはいはいって感じで聞いてた。
叔母の話の内容っていうのが、叔母が幼女だった頃の話で、好きだった男の子の話だった。
その男の子がある日消えちゃったんだけど、最近夢で再会したとか、男の子は蛇になってるんだとかね。
それで、「迎えに来てくれてるんだけど行きたくない。寂しい、死が怖い、生きたい」って言ってみたり、
かと思えば、「仕方ない、受け入れなきゃねー」なんて言ったりしてて。
あの時、死に直面してメンヘラ化した上に厨二かよ、とか思った自分をぶん殴りたい。

それから滞在中の1週間、俺の車の前にトグロ巻いた蛇が出る。
爺ちゃん家から叔母のいる病院へ行く時と、叔母の病院から帰る時、必ず蛇を見た。
爺ちゃんの家は自然まみれな所だから、蛇が出てきても納得いくんだけど、
そこそこデカイ病院の駐車場に、蛇がそうそう頻繁に出るもんなのか?って、徐々に怖くなっていった。



389 :本当にあった怖い名無し:2012/08/11(土) 02:33:43.98 ID:7C0DSmL20

叔母の話の中で、「私(叔母)に近づく男の人を、蛇になった男の子が遠ざけてた」って話もあって
母に聞いたら、実際に叔母は何度か破談になったりしてて、
結婚の日取り決まったのに婚約者が死んだり、恋人が事故で障害者になっちゃったり、とかが何回かあったらしくて、
おいおい、俺は親族だし、まじで??とり憑かれた?って怖くなった。
蛇を見るのは爺ちゃん家滞在中だけで、帰宅したら蛇見なくなった。

それで、叔母が先々月死んだ。
通夜、葬式、斎場、納骨、全部に蛇が出てきた。
白いのが。それまでは灰色みたいな茶色っぽい蛇だったんだけど、叔母が死んでから白蛇。
仮通夜の時なんて、どこから入ったのか叔母の枕元でトグロ巻いてた。

叔母が言ってたことはメンヘラとか厨二とかじゃなくて、事実だったのかと思うようになった。
本当に叔母は蛇に連れて行かれちゃったんじゃないかと思った。
そうに思うと、寂しいとか怖いって言ってた叔母に、俺はかなり酷いことしてたんじゃないかと後悔した。
叔母が蛇にとり憑かれてたんじゃないかって思ってる。

こんな話、ちょっと身内に話せないから吐き出させて貰った。








856 :本当にあった怖い名無し:2008/11/08(土) 01:53:11 ID:rHWUF9MG0
小学生の頃、猫に憑かれてたらしきことがある。
茶色で大きくて毛の長い猫が、昼夜問わずに自分を見ていた。
大人になってから気づいたんだけど、あれはたぶんメインクーンて種類だな。
当時、猫なんてもんは拾うか貰うのが普通で、(田舎だったからw)
ペットショップで血統書付を買うなんて人見たことない。
写真でも見た記憶が無いから、メインクーンを知ってたハズないんだけど。
その猫、昼のほうが出現率高かった。日向ぼっこが好きだったみたい。
害意なさそうだし、動物好きだから放っておいた。

んで、お盆に子ども会の行事で肝試しやったのよw
近所のお墓でな。もちろん、地元だから普通に自分家の墓もわるわけで。
高学年だから脅かす役で、独りで墓石の影に隠れてたんだ。
そしたら、人魂なのかな・・・白い光がホワホワと近づいてきた。
不思議と怖くはなくて、「おお~!初めて見た!!」って感動してたのね。
田舎の近所の人なんて身内みたいなモンだから、身内の霊なら悪さもしないだろうって感じ。
その人魂、最初はホワホワ浮いてたけど、変な動きをし始めた。
あれ?って思ってよく見たら、いつも見る猫がジャレてんのww
ピョンピョン飛びながら捕まえようとしてるw
ちょwww近所のオサーンかもしれんのにwww
つwwwかwwwwまwwwwえwwwwたwwwwwwしwww
口に咥えて自慢げにコッチ見て消えて、それっきり。
満足して成仏したんかな?








222 : 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[] 投稿日:2015/05/06(水) 01:42:41.61 ID:9UESj3oF0.net 

俺の曾祖父さんが子供の頃、親父(つまり曾々祖父さん)と一緒に夜に山を下ってたんだと。
曾祖父さんは幼かったから親父におんぶされてた。親父は提灯を提げて前を照らしてたらしいんだけど、突然曾祖父さんに「目を瞑れ」と命じたんだと。
曾祖父さんも何がなんやら分からんが親父の言う通り目を瞑った。

そしたら親父が小声で「狸が提灯持って案内してくれちょる」と言ったんだと。

俺が幼稚園ぐらいの頃、曾祖父さんの娘にあたる俺の祖母から聞いたオチのない話。

こっからは俺の妄想になる。
当時は不思議な狸って本当に居るんだなぁ、と思ってただけなんだけど今思うと本当に狸だったのか?と思う。
狸が提灯提げてるだけなのに何で曾祖父さんは目を瞑らなきゃならなかったのか?
曾祖父さんも死んでるし祖母も惚けてこの話を憶えてすらいないから確認しようもないが俺は曾祖父さんの親父はもっと何か恐ろしいモンを見たんじゃないか?
だから曾祖父さんに目を瞑らせて見せないようにしたんじゃないか?
こう思えて仕方ない。



223 : 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[sage] 投稿日:2015/05/06(水) 01:57:27.65 ID:7UkM878q0.net 
>>222
そういえば山の中で火が灯っているのは狸や狐だって話は聞いたことはあるよ。








923 :本当にあった怖い名無し:2005/07/06(水) 19:23:14 ID:t1/vQKlq0
幼稚園に入るちょっと前ぐらいか?
子供の頃に、毎日のように一緒に遊んでくれた不思議な動物がいた。
大きさは、自分よりも大きかったから、犬のゴールデンレトリバーぐらいだと思う。
がっしりとした体で足が太く、体は真っ白で毛が長く、目は濃い水色で透き通ってた。
今でもハッキリと覚えてるのは、尻尾が5本あった事と、両目の間から山吹色の短い角みたいなのが一本生えていた事。
俺はその動物を『ワンタ』と呼んでいた。
俺が好きだったグレープジュースを一緒に飲んだり、
白い柔らかなせんべいみたいなお菓子を、分け合って食べたりしてた。

よく俺がワンタと一緒に遊んでいると、おふくろは一度だけワンタを見た事があるからなのかな、
ジュースを2つ用意してくれたのを覚えてる。
ただ、親父にはワンタは見えないらしく、勝手にワンタのジュースを片づけてしまったりして、よく俺が泣いていた。

ワンタは中学校に入るちょっと前ぐらいに、
『もうお前と遊ぶことができなくなってしまうなぁ。でも、いつもここにいるからな』
みたいな事を言われて以来、ワンタと会えなくなった。
中学校1年の中頃まで毎日のように庭に出たけど、あの日以来ワンタの姿を見る事はできなかった。


924 :本当にあった怖い名無し:2005/07/06(水) 19:26:34 ID:t1/vQKlq0
どうして突然こんな事を書こうと思ったかと言うと、実は俺、ちょっと前まで膵炎で入院してたんだ。
痛いし何も飲み食いできないしでえらい苦しかったんだけど、ある夜、夢にワンタが出てきたんだ。
俺がベッドで横になっていると、俺の足下にワンタが座ってた。
「ああ、久しぶりだなぁ……」と俺が言うと、
ワンタは心配そうな顔つきでじっと俺の顔を見つめると、突然ガウッと吠えて俺の胸に食らいついた。
痛みはなく、ワンタが何かをしてくれているという事を感じたので、しばらく胸元に食らいついている姿を見ていると、
やがて顔をあげたワンタの口に何かがぶら下がっていた。
黒いゲジゲジのような虫のようで、それは空気に解けるようにして消えてしまった。
『もう大丈夫だな』
ワンタがそう言った所で目が覚めた。
翌日、目が覚めると体が軽く、その夢を見た日を境に俺の体調は、医者も驚くほどの早さで一気に好転していった。

子供の頃に毎日のように一緒に遊んでくれた不思議な動物がいた。
俺の子供の頃の記憶から飛び出したワンタは、俺を救ってくれた。
おそらく、何となくだけど、もう生きている間には二度とワンタと会えないような気がする。
庭に向かってお礼を言っても、それが伝わっているか、今の俺には分からない。
だから、このスレに書かせてほしいんだ。

ワンタ、助けてくれてありがとう。
たまに、庭にグレープジュースを置いておくから飲んでな。


925 :本当にあった怖い名無し:2005/07/06(水) 19:35:35 ID:oPLkjy4h0
>>924
いい話じゃねーかつωT`)
文才あるな>924。
ワンタって、>924にとってどんな位置付けの存在なんだろう?
守り神や亡くなった親戚の変化とか、昔家族の誰かが飼っていた犬だとか
思い当たる節はないの?


929 :923:2005/07/06(水) 21:22:22 ID:t1/vQKlq0
>>925
それが思い当たる節と言えば、俺の家系が全員動物好きって事ぐらいなんだ。
あと、すでに他界してるじいちゃんが、庭に壊れかけた祠を持ってきて建て直した事ぐらい。
うちで飼う動物が全て長寿……は関係ないか。





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