【閲覧注意】怪談の森【怖い話】

当サイト「怪談の森」は古今東西の洒落にならない怖い話~ほっこりする神様系の話まで集めています。 随時更新中!!

カテゴリ: 動物系




482 :443:2012/06/16(土) 21:30:41.25 ID:3c+7Vx0F0

爺ちゃんがいつもの山仕事してたある日。
いつもなら1日働いて、日が暮れる前に仕事を片付けて山を降りるんだけど、
その時期はやらなければいけない仕事が多く、しばらく山に籠らなければならなかった。
そんな時のために山にはいくつか小屋が建ててあるんだけど、今回はその中でもしばらく使ってない小屋に籠ることにした。
小屋にはそういう時のために、毛布やら乾物やら爺ちゃん特製の果実酒やらいかがわしい本やらが置いてあるんだが、その小屋に着くとどうも様子が違う。

482 :443:2012/06/16(土) 21:30:41.25 ID:3c+7Vx0F0

壁や屋根も痛んでないのに木の葉がたくさん落ちてたり、物の場所が変わったりしてたそうだ。
獣の寝床にでもなっとんのかいな?と軽く点検やら掃除やらをしていると、どう考えても乾物や酒が減っている。
無類の酒好きの爺ちゃんはこれには大層腹が立ったそうで、
すっかり暮れた山に向かって「ワシが大事に漬けた酒じゃ!返さんかい!!」と一つ吠えて、
苛立ちながら残りの酒をチビチビ飲んで、早めに寝てしまったそうな。
次の日、扉の前に、ということはもちろんなく、しばらく山に籠って仕事を片付けてから、爺ちゃんは山を降りたそうだ。



482 :443:2012/06/16(土) 21:30:41.25 ID:3c+7Vx0F0

家に帰ると婆ちゃんが鍋の準備をしている。
これまたなんじゃいな?と思って婆ちゃんに聞くと、婆ちゃんは奥からムジナの毛皮を三頭分持ってきて言ったそうだ。
昨日の夜中物置が騒がしいから朝になって見に行くと、
ムジナが三匹寝ているその横で、ムジナが呑んだのか、浸けてあった酒が一瓶丸々空いていた。
これは爺ちゃんに烈火の如く怒られると思って、酔ったムジナを鉈で『ご想像にお任せします』した。
「爺ちゃんに、私が飲んだ訳じゃない証拠として見せるために、革剥いで取っておいたんだよ」と。
じいちゃんも婆ちゃんが狩りなんか出来ないのは知っているし、小屋で酒が無くなっていたのもあって、犯人はこいつらだったかもしれんなぁと、ムジナ汁を飲みながら思ったそうな。








223:本当にあった怖い名無し:2012/02/17(金) 20:09:09.05 ID:HmxkHWA20
この話があってからちょうど一ヶ月たったので、気持ち切り替えのためにも
スレチじゃないと信じて投下してみます。長文&乱文になるかも知れません。

うちの愛猫、スズが突然いなくなった。
スズは完全室内飼いだったし、大人しい子で家を抜け出すなんてした事もない子だった。
だからこそ怖くて、そこら辺探し回ったけど見つからない。
一週間たっても見つからなかった。
都会という事もあって、迷子になったり事故にあったりしたのかも知れない。
迷子猫の見つけ方とか、色々調べてみたけど何も見つからなかった。

そんな時、見つけたのが
「近所にいる猫に「うちの子を探して」と言ったら見つかった」っていう、コピペ。
多分、オカルト板にあったのかな。

ダメ元でも試してみようとした。
でも私はこのコピペの人みたいに近所に猫なんかいなかったし、
関わりがある猫なんて、スズしかいなかった。
だから探し回って全く知らない野良を見つけて、おやつをあげて
「この子を探してほしい。見つけたら教えて。」とスズの写真を見せた。

その時はおやつだけ食べてババッと逃げていったからダメかと思った。
所詮人間と猫だし。なんて考えてた。
一週間たっても一ヶ月たっても、その猫は現れない。

やっぱり人間の言葉なんか通じないか、と思って諦めてたら
全く関わりのない向かいの家のおばさんが、家を訪ねてきた。
(長くなるので会話だけにします)

おばさん「突然ごめんね、貴方の家をグルグル回ってる猫がいるんだけど。」
私「どんな猫ですか?」←もしかしたらスズかと思ってる
おばさん「白色でグレーの模様が入ってるんだけど・・」


224:本当にあった怖い名無し:2012/02/17(金) 20:20:46.71 ID:HmxkHWA20
続きです、ごめんなさい。

私「もしかして、ヒゲが長いですか?」
おばさん「そうそう!マツゲみたいなところも長いの。一週間前からいて、貴方の猫かなぁと思って・・」

ハッとした。おばさんが言う猫は、あの時たずねた猫だった。
私は慌てて最後まで話も聞かずに「ありがとうございました」と家をでた。
でも猫はいなくて近くを探してたら、あの時の猫が現れた。

私「スズ見つけたの?どこにいるの?」
って聞いたら、その猫は小さく、本当に消えそうな声で「ニャ」って鳴いて歩き出した。
ついてこいって言ってるのかなって思って追いかけたら、
隣町の小さな小さな公園についた。誰もこなそうな、すごいサビついたところ。

「ここにいるの?」って聞いたら、猫はその場でジッと座った。
私は不思議に思いながら公園を探したら、血の引きづったようなあとがあって、
それはトイレにまで続いてた。

もしかしてって思ってトイレを見たら、スズの死体があった。
すごい綺麗で、血だけがついてるような死体。
泣きながら抱きしめたら、どうやら引きづられた時にできたようなあとだった。

ごめん、手がふるえてきたから簡潔に話す

スズが生きて14年。老衰だと思ったけど、この引きづったあとはなんだろうって思ってた。
猫が私の口をなめたあと、スズの体をチョイチョイと叩いてた。

多分、スズの死体をみつけて、トイレに隠そうと引きづったんだと思う。
家をウロウロしてたのは、死んだのを教えたくなかったからなのかもしれない。

ただの私の憶測だけど。そう信じてる。長くておgっめんなさい


234:本当にあった怖い名無し:2012/02/18(土) 01:55:45.94 ID:NweDMYcr0
>>224
会えてよかったね。14歳なら充分に往生だったと思う。


235:本当にあった怖い名無し:2012/02/18(土) 03:04:32.34 ID:1Z/Zw3EA0
>>224
野良でもこんなに律義だなんて…
スズちゃんも嬉しかっただろうね


238:本当にあった怖い名無し:2012/02/18(土) 08:18:51.94 ID:Xpoc2CKg0
>>224
天国であなたを見守ってるよ








240 :本当にあった怖い名無し:2005/06/30(木) 01:59:03 ID:VseStb2DO
子供の頃、近所に『猫ばあちゃん』って呼ばれている優しいお婆さんがいたんだ。当時80才くらいかな?
なぜ猫ばあちゃんなのかと言うと長くなるが、まず、実はこのお婆さん全く言葉が喋れない。
ただ猫みたいにニャーニャーと奇声を発する。
いつもニコニコして俺たちと公園で遊んでくれた。
言葉が喋れない代わりに、まるで猫のように喉をゴロゴロ鳴らしていた。
んでヨボヨボのくせに、メチャクチャ木登りが早かった!(今考えるとありえないスピード)

…だが、やがてファミコンブームが来てあまり外で遊ばなくなってからは、猫ばあさんとも会わなくなった。

そして数年が経ち、ふと懐かしくなって猫ばあちゃん元気かな~?ってなにげなく親に聞いてみた。
しかし!親は不思議そうに、「そんな人は知らない」と言うのだ。
友人の親達も全員、やはりそんな人は知らないし存在しないと言う。

…じゃあ一体、俺たちと遊んでくれたあのばあちゃんは何なのさ!?








897 :1/2:2007/04/28(土) 13:38:55 ID:0LjscOV2

この間風邪をこじらせ、会社を早退した。
一晩寝たら治ると思ってたが、次の日目が覚めたら体が動かなかった。

 

枕もとのポカリ飲むのがやっとで、マジで這う事も出来ない。
鞄の中で携帯が鳴ってても、そこまでたどり着けない。
そのうち目の前が真っ白になってきて、あーこれヤバいと思いつつ意識が飛んだ。
そしたら思いっきり鼻を噛まれて目が覚めた。

 

 

897 :1/2:2007/04/28(土) 13:38:55 ID:0LjscOV2

忘れてたんだが俺は一人暮らしで、猫(メス・推定5歳)と住んでいる。
不規則な仕事なんで、こいつのメシと水は三日分くらいストック出来る自動給餌機使ってるんだが、
起こしに来たって事はメシが無くなったって事だ。それにトイレ掃除もしてない。
これはいかん、と思って死に物狂いで布団から這い出した。
時々ふっと意識が途切れたが、その度猫に噛まれて覚醒。
何とか部屋の真ん中まで来たところでまた携帯が鳴った。
必死で出たら会社の同僚だった。
何か言ってるが全然頭に入ってこない。
とにかく体が動かない事を伝えた所で本当に意識が飛んだ。

 

 

898 :2/2:2007/04/28(土) 13:39:30 ID:0LjscOV2

次にハッキリ目が覚めたら病院にいた。
医者の話を聞いて驚いたんだが、俺は過労と栄養失調から風邪がこじれて、肺炎になりかけていたらしい。
ついでに、早退した次の日と思ってたら、既に三日経っていた。熱で意識がぶっ飛んでいたらしい。
同僚が来て救急車を呼んでくれなかったら、本当に死んでいたそうだ。
付き添っていてくれた同僚に礼を言った後、猫の世話を頼んだ。
迷惑とは思うが、メシと水とトイレの始末してもらえば後は何とかなるから。

 

そう言ったら、同僚がちょっと変な顔をした。
「いや、猫いなかったぞ?つーか、猫の物なんか無かったぞ」
覚えてないが救急車で運ばれる前、俺はずーっと猫の事を言い続けていたそうだ。
だから世話をしようとしてくれたそうだが、猫もいなければ給餌機もトイレも見当たらなかったらしい。
「仕方ないから、コンビニで猫缶買って開けてきたけどさ」
そんな訳無いだろ、と言い掛けてぞっとした。
何で忘れてたのか分からんが、猫はもういなかった。
3月の頭に車に轢かれて死んで、あいつの使っていたも物全部処分した。
その事言ったら、今度は同僚が青くなった。
俺が電話に出た後ろで、猫がでかい声で鳴いていたそうだ。

 

俺は今朝退院して所だが、連休に入ったら墓参りに行く事にした。
 








80 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/07/02(水) 07:25:05.40 ID:S7cYdUbw0.net
怖いかもわからない体験を一つ。

小学生の頃、両親と一緒に某娯楽施設に遊びに行った。
そこでパンを買ったり、ソーセージを作ったりして楽しんだ。

そこでやってるレストランで昼食を食べた。
風もなく天気も良かったので、外に設置してあるテーブルに家族3人で座って食べた。
ハムやらベーコンやら色々食って、じゃあ帰るかって頃にようやく気付いた。
私が座ってたのは椅子ではなくてやたらデケェ豚だった。
食事中私はずっと豚に座っていた。
その娯楽施設は豚を放牧してるので豚がいてもおかしくないのだが、気付かずにずっと豚に座っていたことには驚いた。
思わず私は「あ、ごめんね」と言った。
そしたら豚がこっちを寂しそうに見て、
「いいよ」とだけ言って去って言った。
その「いいよ」って言葉は両親も聞いていて、3人ともポカーンとした。

以来、私は食事をする時は、ちゃんと想いを込めて「頂きます」と言うようになった。







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