【閲覧注意】怪談の森【怖い話まとめ】

当サイト「怪談の森」は古今東西の怖い話~ほっこりする神様系の話まで集めています。 随時更新中!!

カテゴリ: 観覧注意




757 : ◆jRr8h5HXvQ :03/02/24 01:10
テンジンキの話
そもそも天神逆霊橋っていうのは神奈川の話ではない。
詳しい地名は失念してしまったが、東北の方のある村の話だった。
その村では悪さをする子どもに「天神様の橋を渡らせるよ」と言って嗜めるのだ。
天神様の橋というのは、その村からそう遠く離れていない山中にある吊り橋で、
その橋を渡ることは禁忌とされていた。
ただ、一年に一回だけその橋を渡る日があった。「逆霊祭り」の日である。
逆霊祭りとは、我々が良く知るお盆の様なもので、
死者の霊が帰ってくる日を祝うといった趣旨のものである。
そして、逆霊祭りには死者の霊を労うという名目で、「イケニエ」の儀式も行われていたのだ。
8~12歳位の子どもがイケニエとして選ばれる。
選ばれた子どもは、村の年長者に連れられ、橋を渡っていく。
そして、神社に置いていかれるのだ。
翌日には棺桶のようなものに入れられた「イケニエ」が村に連れられて帰ってくる。
「イケニエ」は村に帰ってくると、棺を開けられることもなく、そのまま埋められる。

759 : ◆jRr8h5HXvQ :03/02/24 01:11
ある年の祭りの夜、一人の男が天神橋を密かに渡った。
男はその前の年の祭りで自分の息子を亡くしているのだ。
もちろん、彼の息子は「イケニエ」に選ばれたのである。
男は自分の息子に何があったのか知りたかった。
だから、村では禁忌とされている橋を渡ったのだ。

橋をわたりきり、獣道のような、道なき道を小一時間ほど進んでいくと、伝えられているとおり、神社があった。
境内には灯篭があり、それには火が灯っていた。
そのため、薄暗いが、境内の様子は見る事ができた。
境内には誰もいなかった。男は社のほうに向かおうとした。
「イケニエ」はそこにいると思ったのだ。

しかし、聞こえてきた足音に、男は近くの木の陰に身を隠さずを得なかった。
足音は社の裏手から聞こえてきた。社の裏は深い森である。
村の者はもちろん、この社の向こうには誰も住んでいるはずがない。
しかし、足音の主は姿を現した。

社の裏から正面に回ってきたのは、ボロボロの服を着た、数名の人間だった。
10人はいただろうか。
男もいれば、女もいる。若者も、年寄りもいる。ただ、子どもの姿はなかった。
彼らは社の前で一度集まった。全員いるか確認しているようだった。
やがて、一列になって彼らは社の中に入っていった。
ほどなく、子どもの泣き叫ぶ声、争う物音、そして、聞いたこともないような声・・・。

男は社に向かい、中を覗いた。
中では「イケニエ」少年を先ほどの連中のうちの数人がが取り押さえ、
他の連中が少年の上に馬乗りになって何かをしている様子が見て取れた。
先ほどまで泣き叫んでいた少年は、すでに声も出さず、抵抗もしなくなっていた。
遠くで村からの祭囃子が聞こえた。それ以外は実に静かなものだった。
社の中からは「ガブリ」「クチュクチュ」というような音だけが響いていた。
男は何が行われているのか、理解した。この連中は少年を生きたまま喰っているのだ。

762 : ◆jRr8h5HXvQ :03/02/24 01:11
なぜ、この村で、この連中に少年を「イケニエ」として差し出していたのか、それは男には分からない。
彼らはこの山に住む民なのだろうか。それとも人の姿をした魔性のものなのか。
その晩、男は震えながら木の影にいた。
明け方、彼らが帰っていくのを見届け、充分に時間がたってから、男は社へ向かった。
中には変わり果て、ほとんど骨だけになった少年の姿と、大量の血痕だけが残されていた。

この話は、俺の親父が会社の同僚から聞いた話だ。その同僚というのがこの話の主人公。
男はその後、この村を離れ、神奈川に移り住んだのだ。

764 : ◆jRr8h5HXvQ :03/02/24 01:12
そして、この話の後日談(?)も存在する。
男が神奈川に来たのは30年くらい前のことだった。
そして、その年、神奈川県で子どもの行方不明が頻繁にあったという。
これは当時の新聞などでも分かるが、事実である。
児童失踪事件の多くは迷宮入りした。
実は中には死体で見つかったものもあったそうだが、
その死体の惨たらしさから、報道はされなかった。
見つかった死体は「イケニエ」同様、生きているまま喰われたようだったのだ。
歯形が体中についていたという。
警察は親父の同僚にも話を聞きに来たらしい。
彼は「俺はやつらに見つかったんだ。やつらは俺を追って神奈川まで来たんだ」
そう語ったと言っていた。

これが俺の知っているテンジンの話。

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267 :本当にあった怖い名無し:2013/10/07(月) 16:34:26.77 ID:x2i1j9+90
その後、B君は帰ってこなかった。 
親にこの事を話すと、今日あったことは絶対に誰にもいうなときつく言われたそうだ。
村をあげて捜索したがB君は見つからなかった。 

そして、じいちゃんはそのバケモノの正体について、曾祖父から伝え聞いた。 
名前は言ってはいけない。口にするだけで引き寄せてしまう。
だから、わしらは「御業 (ゴギョウ)様」と言っておる。
ゴギョウ様はこの辺りでは、仏様と同じ扱いを受けており、豊作の吉凶は全てゴギョウ様次第だったんじゃ。

ここからのじっちゃんの話は長かった。なので、要約して話す。


277 :本当にあった怖い名無し:2013/10/07(月) 17:36:18.76 ID:uIPx/CvN0
その昔、ここには城があった。今じゃ跡すらないが。
その城は一風変わった作りになっており、ウグイス張りのような感じで、廊下を歩くと鈴がなる。
そのことから、鈴城と呼ばれていた。
そこの当主は耳が大きく、おちょぼ口の男だった。 
その男がもっとも嫌ったのは、競り(争い)だった。
当時、農民は土地の領有権?か何かで争っていたようで、それに怒った当主は土地を平等に振り分けた。
さらにそこの当主は、もとは唐の生まれだったようで、周辺に住む一部の農民たちは忌み嫌っていたそうだ。
ある日、一部の農民が反乱を起こし、
鈴城を焼き払い、当主の一族を皆殺しにし、当主を縦掘りの洞窟に閉じ込めてしまった。


278 :本当にあった怖い名無し:2013/10/07(月) 17:38:44.22 ID:apONl1Z10
それからというもの、その地方には天災が続き、農民は飢え苦しみ、祟りだと言って騒ぎ始めたのである。 

お察しのかたも多いと思うが、彼らはその怨念に、生け贄を捧げるようになった。 
町(当時は村)の赤子から平等に生け贄を選出するため、
赤子を対面させて、泣いた方を戦わせ、最後に残った泣き虫を生け贄に捧げた。 
これが、泣き相撲の始まりである。 

唐の人は口が小さく、赤子をそのまま生け贄にすると大き過ぎるため、
その唐の人が好きだったお粥に赤子を切り刻んで混ぜたものを、洞窟に流していたようである。 
その腐敗したものが洞窟の一方に溜まり始め、徐々に底が斜めになっていったと言われている。 
そして、皆はその怨念を忌むべき対象として○○○○○○○と名付けた。


279 :本当にあった怖い名無し:2013/10/07(月) 17:40:56.28 ID:apONl1Z10
しかし○○○○○○○は、その名前を良しとしなかったようだ。 
その後、数年の大飢饉と多数の死者はすべて○○○○○○○の仕業であると人は考えた。 
そして人々は、○○○○○○○のことを「ゴギョウ様」と呼び、この地域の神様として奉った。 
洞窟は岩によって封印され、それから生け贄の慣習はオモテジョウ無くなった。 
じっちゃんは、
「ゴギョウ様はまだ生け贄を欲しておる。ワシの友人のB、実は元々そうなる運命だったんじゃ。 
 山沿いの家があるじゃろ?いまはアパートになっているが、そこの住人は県外の者を敢えて斡旋しておる。
 そこの者はゴギョウ様について知らない。 
 だからすぐに泣きおる。Bもそこの住人だった。 
 泣いたら連れていかれるとも知らずにな。
 去年もあそこの坊主が行方不明になりおった」


282 :本当にあった怖い名無し:2013/10/07(月) 17:44:21.69 ID:apONl1Z10
あれから数十年、未だに同じ時期に子供が行方不明になっている。
毎年ではないが、俺が知ってるだけでも6人だ。 
そのたびに子供を捜索するが、絶対に見つからない。なぜなら皆あのナナゾコに落ちているからだ。 
知っている人は誰もそこを探そうとはしない。 
自分が喰われるのは嫌だから。
だからだれかが犠牲になることは仕方ない、むしろ有り難いと思っている。俺もそう思う。 
Aが行方不明になったのは可哀想だ。しかし、だからといって代わりに俺があの岩ノ下に?そういうことだ。

○○○○○○○は何かはわからない。知りたくもない。知ったところで、もう関わりたくはない。 
日本にはまだ、そういう場所がある。 

セリ、ナズナ、 
ゴギョウ、ハコベラ、 
ホトケノザ、 
スズナ、スズシロ 
これぞ七草


290 :本当にあった怖い名無し:2013/10/07(月) 19:23:58.04 ID:7CVRzeyYO
最後いきなり七草が意味わからん


655 :本当にあった怖い名無し:2013/10/19(土) 17:19:47.56 ID:KR80LT3q0
>>290 
当主は7文字の名前で、七草の中に1つゴギョウがある。 
という事は他の七草の名前の中にその名前か…ゾワッ 
鈴城がヒントになってるな


675 :本当にあった怖い名無し:2013/10/19(土) 21:13:48.93 ID:LGpCBRxx0
>>655 
その話に関しては、意味がわかると怖い話スレの住人が解析してる。 

403 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/10/10(木) 01:26:34.36
御業 (ゴギョウ)様か
○○○○○○○ってのは278-279に出てくるんだな 
246から続いてるってことか 
長い話だな 
東北で泣き相撲といえば青森の浪岡八幡宮か岩手の花巻「毘沙門まつり」だが 
○○○○○○○なんだろうね? 
びしゃもんてん・・・ちがうか 

420 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/10/10(木) 09:30:27.48
>>416 
競り 泣くな 
御業様はこの辺り 
岩ノ下 
鈴鳴る 鈴城 
是ぞ七草 
という御業様に気をつけろという警句になっている 
仏の座は神道の磐座と結びつけているっぽい 
と考えるとこれぞと言っている「春の七草」が答えかと思うけど 
最後の句を逆から読むと「サクナナゾコ」 
豊"作"を占うナナゾコのバケモノのことだろう 
というのが自分の考察 非常に良く出来ていた面白い話だと思う 

文字数は最初に御をつけるだの最後に様をつけるだのでいくらでも調節できるから 
目安にはなってもぴったりあわせることは実質不可能 
それっぽい7文字の言葉をあげて自己満足するのがいいとこ

425 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/10/10(木) 14:59:28.11
なるほど、 
ゴギョウは五行に読み替えて 
5-7-5-7-7の短歌だから 
1行=セリナズナ 
2行=ゴギョウハコベラ 
3行=ホトケノザ 
4行=スズナスズシロ 
5行=これぞ七草→サクナナゾコ 
みたいな感じですかね? 

>420見てて、今気づいたんだが、アナグラムで置き換えると 

(これぞ七草) 
これぞななくさ 
 
なくこなぞされ 
(泣く子なぞ去れ) 

つまり泣く子は死ねって文になるんだが…











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246 :本当にあった怖い名無し:2013/10/07(月) 14:58:08.97 ID:uV3ZJDfa0
俺がまだ消防だったころ、母方のじっちゃんの田舎で体験した洒落にならん話。 
口止めされていたけど、もう爺ちゃんが他界して十年くらいになるから話す。
関わりたくない人は、読まない方がいい。 

話していたら大体バレちゃうから伏せても仕方がないんだけど、じっちゃんは東北地方の、ある町の生まれだ。 
このじっちゃんは変わった人で、じっちゃんの癖に好き嫌いが激しい。
特に驚いたのは、ご飯が好きなのにお粥は大嫌いだ。
宗教も大嫌い。
父が新興宗教にハマっていたこともあって宗教嫌いになっていた俺は、
身勝手に振る舞うじっちゃんをすごくリスペクトしていた。 
そんなじっちゃんは、宗教的な祭事ももちろん嫌いで、特に地元のあるお祭りには家族ですら参加をさせなかった。
そのお祭りは『泣き相撲』というやつだ。皆も一度は目にしたことがあるんじゃなかろうか。 
赤ちゃんを土俵に立たせて、先に泣いた方が負けというやつだ。


247 :本当にあった怖い名無し:2013/10/07(月) 15:00:19.42 ID:uV3ZJDfa0
泣いた方が勝ちっていう所もあるみたいだけど、うちの地方では泣いた方が負け。しかもそれを町対抗でやる。
豊作の吉凶を占うためのイベントらしいが、
じっちゃんは赤ちゃんだった俺を絶対に相撲に出さないと言って聞かなかった。 
そんなことは物心つく前の話だったので、俺は知らなかったが、うちの両親がよく語り草にしていたのは覚えている。
なんでもすごい剣幕で怒鳴り散らしたとか。 

そんなじっちゃんだが、俺には相当優しかった。
ほんと目に入れても痛くないと思っていたんじゃないかな。なんせ一人娘の一人息子ですから。
しかし、じっちゃんが絶対に許さないことがひとつだけあった。 
それは『泣く』ことだった。
土手で転んで膝を擦りむいたとき、大声で泣いたら、
あやされるどころか「泣くな!!!泣くなーーー!!!!」と怒鳴られ、拳骨を喰らった。 
俺はあまり泣かない子に育った。


248 :本当にあった怖い名無し:2013/10/07(月) 15:04:16.75 ID:x2i1j9+90
ある正月休みにじっちゃんの家に里帰りした時のこと。
その時は父親の仕事の関係上、ちょっと遅めの正月になった。田舎に着いたのは1月の6日だ。 
翌日、こべら(方言で、ここら辺)の友達の家に遊びにいこうと思っていた。
正月に帰ると、その友達のところに遊びにいくのが俺の中の通例行事みたいなものだった。この友達をA君とする。 
A君の家は、我が実家から山沿いに歩いて2、3km程のアパートに住んでいた。 
10年ほど前にA君の一家が他県から引っ越してきて以来、家族ぐるみの付き合いをしていた。
A君は俺が買って貰えないようなゲームを大量に持っていて、A君の家で遊ぶのはかなり貴重な時間であった。


250 :本当にあった怖い名無し:2013/10/07(月) 15:08:02.35 ID:x2i1j9+90
翌朝、待ちきれず早々に起きた俺は、寝ているじっちゃんと両親を横目にそそくさと家を出た。 
まだ薄暗い時間帯であったが、両脇に積まれた雪が道案内の代わりとなり、まっすぐ友人の家を目指していた。
はずだった。
暫く歩くと、途中から突然砂利道に変わった。
はてこの道は舗装されていなかったっけ?などと考えつつも、
いつも通りの一本道なので、なんの躊躇もなく進んで行く。 
しかし、徐々に傾斜の大きい坂道になってくる。 
周囲には木々が生い茂っており、景色にも全く覚えがない。
山道に入ってしまったのか、やっぱり違うかも、でも一本道だしな、と自問自答しつつ、
もう少し行って無かったら引き返そう、と何度も思っている間にかなりの距離を歩いてしまった。


252 :本当にあった怖い名無し:2013/10/07(月) 15:12:15.42 ID:x2i1j9+90
とうとう道を間違えたことを確信したのは、岩がでーーんと鎮座し、道を塞いでいるのを見たときだった。 
直径約4、5m程はありそうだ。
しめ縄のようなものが縛り付けられており、なんていうんだろう、すごい宗教的なヒラヒラの紙がぶら下がっていた。
こういうのに疎くてすまん、表現できない。 
それを見たとき、子供ながらに少し違和感を感じた。
その岩の周りの空気が少し歪んで見えるような、
密度の濃い砂糖水を撹拌したときのようなモヤモヤが漂っている気がした。 
それを見たときにはもう友達の家に行くとか、遊ぶとか、そういうことをすべて忘れていた。
なにかに操られているというか、惹き入れられるというか、そんな感じで、岩に手をつき、岩をなぞり始めた。


253 :本当にあった怖い名無し:2013/10/07(月) 15:15:18.97 ID:x2i1j9+90
岩の回りを何周かしてから、この濃密度のモヤモヤが岩からではなく、岩の下から溢れてきているような気がして、
ゆっくりを岩をなぞりながらしゃがむと、何を思ったか自分でもわからないが、素手で土を堀り始めていた。
なにか大切なものが埋まっているような、そんな気がして、掘る手が早くなる。 

リン、、、リン 
いつのまにか、辺りで鈴の音が鳴っていた。


255 :本当にあった怖い名無し:2013/10/07(月) 15:17:23.76 ID:x2i1j9+90
リン、リン、リン、リン 
鈴の音がだんだんと近くなってくる。 
鈴の音にあわせて、なにか歌のような声も聞こえる。
あんまりよく聞き取れないが、女の人のような声で、
「×○▽?…アターヌサキー、ワーセテ、バタクサ、バタクサ」 
みたいな感じだった。 
それを聞いたとき、俺は背筋が凍るのと、悲しい気持ちになるのと、
よくわからない感情が芽生えて無性に泣きたくなったのを覚えている。 

手のひらが埋まるぐらいまで掘ったところで、はっと我に帰った。 
「バカもんがーーーー!!!」という怒鳴り声。
振り返るとすごい剣幕でじっちゃんが走ってきた。
いつも杖をついているじっちゃんがこんなに早く走れるのかという驚きと、鬼のような剣幕に圧倒されていた俺だが、
その時、土に埋もれている手が、何か冷たい手のようなものに捕まれた感触がした。


256 :本当にあった怖い名無し:2013/10/07(月) 15:19:32.98 ID:x2i1j9+90
驚いて手元をみると、両腕の間に、人の顔ぐらいある赤黒い耳が地面に張り付いていた。 
なぜそれを耳と思ったかわからない。
こぶし大の真っ黒な穴、その周りに不均等に広がる赤黒いヒダヒダが、
俺の一挙手一投足を聴いているような気がしたからだと思う。 
「ナケ、ナケ、、ナケ、ナケ」 
地中から裏声のような、妙に甲高い声が聞こえた。 
ここからの記憶がない。 

目を覚ますと、木目の天井があった。
その視界に、じっちゃんと両親が入ってきた。
両親は安堵の表情で、「よかった、よかった」と呟いている。 
一方、じっちゃんは鬼の剣幕のままだった。
じっちゃんは両親に席をはずすよう言い、渋々両親は部屋から出ていった。


257 :本当にあった怖い名無し:2013/10/07(月) 15:21:39.57 ID:x2i1j9+90
俺は正座させられ、じっちゃんと向かい合う形になった。 
どうやら説教の時間だ。と思っていたら、じっちゃんは唐突に話し始めた。 
「わしがお前さんぐらいの時にも、一度同じ経験をしたことがある」
ここからはじっちゃんの経験談を語る。


263 :本当にあった怖い名無し:2013/10/07(月) 16:11:39.79 ID:kQWRGBdh0
じいちゃんが子供の頃、ちょうど正月のこの時期に、友人と山に遊びにいって岩を見つけた。この友人をB君とする。
じいちゃんとB君は岩の下に何かあると思い、俺と同じように掘り始めた。 
辺りに響く鈴の音、そして手まり歌のような声。 
「アターヌサキー、ワーセテ、バタクサ、バタクサ」
今でも忘れられない、女の人の声。
そして、岩ノ下は、空洞だった。洞窟だった。 
洞窟は真っ暗のはずが、何かの明かりに照らされてほんのり薄暗い様子だった。
立ちこめる異臭。動物が腐ったような。
二人は吐き気を催しながらも、掘った穴から顔を覗かせた。


264 :本当にあった怖い名無し:2013/10/07(月) 16:15:13.66 ID:kQWRGBdh0
2、3メートル先に底が見えた。 
底は斜面になっていて、手前から奥に向かうにつれて深くなっている。 
じぃちゃん「くっさいなー」 
B君「斜底(ななぞこ)になっとるな」 
B君がそう言った時だった。 
「ナケ、ナケ、ナケ、ナケ、ナケ、ナケ、ナケ、ナケ、ナケ、ナケ、ナケ、ナケ、ナケ、ナケ、ナケ、ナケ、ナケ、ナケ」

甲高い声と共に、何かが斜めの底を這い上がってくるのがわかった。 
堪えきれず、B君が泣き出した。 
「バタクサ、バタクサ、バタクサ、バタクサ」 
じいちゃんは外から女の人の声がすると思って顔をあげると、
黒い割烹着を着た人の形のなにかが、二人の周囲を取り囲んでいた。 
顔は、黒クレヨンの落書きみたいにグシャグシャと塗りつぶされていて見えなかった。


266 :本当にあった怖い名無し:2013/10/07(月) 16:32:17.02 ID:x2i1j9+90
「バタクサ、バタクサ、バタクサ、バタクサ、バタクサ、バタクサ」 
相変わらずB君は泣いている。
じっちゃんは恐怖で全く身動きがとれなかったという。 
「ナイタ、ナイタ、ナイタ、ナイタ」 
穴の中からはバケモノの甲高い声が近づいてくる。 
黒い割烹着のヒトガタは、サワサワとB君をさわり始めた。 
「バタクサ、バタクサ、バタクサ、バタクサ、バタクサ、バタクサ、バタクサ、バタクサ、バタクサ」 
「ウァアアアアアア!!!!!!!!!!!!!」 
じいちゃんは叫んだ。
フッと体の力が抜け、動けるようになっていた。 
じいちゃんは、B君を置いて一目散に逃げ帰った。





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※この怖い話は読むと呪われると言われているお話です
怖い人は読まないように!!


665 :本当にあった怖い名無し:2009/01/16(金) 11:27:43 ID:yfM2PHSW0

一週間ほど前になるが、庭先で猿を見つけた。
でも本物の猿じゃなくて、猿と人間の中間くらいの生き物か。
早朝だったので、最初は夢かと思ったんだが、軽く顔洗って見直してもやっぱりいた。

あまりの衝撃に腰が抜けそうになった時、猿と目が合ってしまった。
猿は少し笑って、俺の近くに何か置きながら喋った。
ガラス越しの上、猿の口はモゴモゴしてるだけだったんだが、
テレパシーっぽい感覚で、何を喋っているのかは理解出来た。
『サンヌキカノ(?)というのが来るから、来たらこれを見せろ。
 自分で取ったと言えば向こうもくれるから、後は庭に埋めてしまえ』
すると猿は、そのまま素早く庭の塀を越えて行った。

外へ出て確認すると、猿が何か置いた場所に歯が落ちていた。
人間の歯だと思う(多分奥歯)。

一応、今も保管してるが・・・・・・何が来るか恐ろしくて眠れん。


728 :本当にあった怖い名無し:2009/01/18(日) 22:45:29 ID:Pq+fbwIq0
またもらった。 
埋めた。 


730 :本当にあった怖い名無し:2009/01/18(日) 23:00:17 ID:0V33WiS80
>>728 
サンヌキカノってどんなんだったの? 


731 :本当にあった怖い名無し:2009/01/18(日) 23:10:43 ID:Pq+fbwIq0
>>730 
人だった、多分。 
窓越しに話しただけだが、まだ怖い。 
サンヌキが苗字で、カノが名前じゃないかな。 
普通の婆さんだったよ。


732 :本当にあった怖い名無し:2009/01/18(日) 23:30:17 ID:3toxufUg0
>>731 
会った状況を詳しく 


736 :本当にあった怖い名無し:2009/01/18(日) 23:54:30 ID:Pq+fbwIq0
>>732 
昼寝してたら、婆さんが外に立ってた。猿の時と同じ庭先。
周りが田舎だから、近所同士だと庭の方から来る事もあったんだが、
その人は明らかに知らない人で、格好も上品な着物だった。
寝起きでボンヤリしてたら、婆さんがガラスをコンコン叩いた。
開けてくれみたいな感じだったんだが、そこで俺も目が覚めた。
「誰ですか?」って聞いたら、「サンヌキカノと申します」だと。
婆さんはニコニコ笑ってたが、それが逆に怖かった。
でも、引き出しに入れといた歯を出して見せると、空気が変わった。 
「どうしたんですか?」
「取って来たんです」
「本当に?」
「はい」

それから少し無言だったが、婆さんの顔から笑顔が消えた。
そして、袖の中から何か出して足元に置いた。
置く時に中腰くらいに屈んだんだが、そのままの姿勢で、俺の目の前から猛スピードで立ち去って行った。
外に誰もいなかったので、多分目撃者とかはいないと思う。
庭に出ると、やっぱり歯が一本あったので、洗ってから撮影した。
暗くなると怖いので、夕方前には庭の空いた所に二本とも埋めた。


741 :本当にあった怖い名無し:2009/01/19(月) 01:38:37 ID:6YfyAzv50
>>736 
人じゃねえwwww
しかし気になる話だな~ 
よければ地方だけでも教えてほしい。 


749 :本当にあった怖い名無し:2009/01/19(月) 12:35:48 ID:ICQzyguK0
>>736 
謎だらけで、どう理解したらいいのか困るねw 
たしかにサンヌキ→佐貫でも読めるのかな?猿と婆さんの正体なんだろうね。 
誰か詳しい人いないかな。 
中腰のまま高速移動は、予想のはるか上を行っていて吹いたw


751 :本当にあった怖い名無し:2009/01/19(月) 13:28:13 ID:kHTBXE/M0
サンヌキ、じゃなくサンノキなことはない? 
母方の田舎で子供が駄々こねると、
年よりが「サンヌキが来るよ、連れていくよ」と脅してたの思い出したんで。 


753 :本当にあった怖い名無し:2009/01/19(月) 14:42:31 ID:+TFf8NzV0
>>741>>749>>751 
地元は東北。 
もう全部終わったと思うけど、気にならないと言えば嘘になる。
地元の資料館みたいな所があればいいんだが、どうもなさそうだ。
聞き込みとかして、変なタブーだったりしても嫌だし・・・・・
あまり詮索せず、何もない事を祈りたい。

でも今朝早く、親が歯を埋めた辺りに雀の死骸を見つけたらしい。
もう捨てたみたいだから、撮影出来なかったが。
まぁ撮ろうとしたら、確実に止められるだろうけど。


766 :本当にあった怖い名無し:2009/01/19(月) 22:27:58 ID:kHTBXE/M0
>751を書いたものだけど。
子供の時に年寄りから聞いた話しだから、うろ覚えなんだけど、 
サンノキって妖怪?鬼みたいなのがいて、大声で泣いてる子がいると声を頼りにやってくる。 
やって来る前に泣きやめばよし、泣きやまないと印を付けられる。 
印をたどって夜にサンノキが家に来て、子供を攫おうとする。
戸締まりがしっかりしていればいいけど、窓や戸が開いてると攫われるから注意、だったと。 
攫われなくても、印がついたら病気になるとか、そんなのも言われた気がするな。


788 :本当にあった怖い名無し:2009/01/20(火) 14:17:43 ID:i6ujkohN0
町内会の掃除があったので、歯の事を聞いてみた。
婆さんの名前は、忌み名らしい。
だから、「人に話したりすると不幸が広がるので話すな」と言われた。
猿や婆さんが何者なのかは、詳しく分からなかった。

でも、昔は死人の歯を一本抜いて、お守りにする習慣があったらしい。
どこでもそうだった訳じゃないし、今はもう続いていないが。
多分、猿は御先祖様か何かの使いで、婆さんから守ってくれたのかと。

「もう名前を広めた」と言ったら、
「護符をやるから、名前を逆に唱えて祈れば厄も落ちる」と教えてもらった。

 
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