【閲覧注意】怪談の森【怖い話】

当サイト「怪談の森」は古今東西の洒落にならない怖い話~ほっこりする神様系の話まで集めています。 随時更新中!!

カテゴリ: 精霊




737 :本当にあった怖い名無し:2009/05/27(水) 15:32:34 ID:FasiZPq8O
笑い要素はないのだが、何処に投下したら良いか分からないので此処へ。
ちなみに、自分はほぼ0感に近い微弱霊感持ち。

4月上旬に40℃を超える熱を出し、結構長く仕事を休んだ。
普通の風邪だったんだが、家族には「伝染るから近寄るな」と、戦前の業病人の如き扱いを受けてしまい、
病院へ行く以外は、自室の布団でぼけーっと天井を眺める日が数日続いた。

そんなある日、短い午睡から覚めると、部屋の入口(硝子障子)がほんの少し開いているのに気付いた。
家族の誰かが閉め忘れたかと思い、何となく目をやっていると、突然摺り硝子の向こうに丸っこい影が出現。
少々驚きはしたが不思議と恐怖は感じず、何より高熱でだるくて動けないので、致し方なくモコモコ移動する影を観察した。
影は頭が大きくて、手足の太く短い、人型というよりもぬいぐるみみたいな体型で、
小さい歩幅でちょこちょこ歩いているらしく、かなり時間をかけて部屋の入り口までやって来て、中をのぞき込んできた。

738 :本当にあった怖い名無し:2009/05/27(水) 15:39:20 ID:FasiZPq8O
自分はてっきり、昔どこぞのサイトだかで見た『頭はおっさんで体が赤子』的な、
不気味なのが顔を出すかと覚悟していたんだが、
そいつは毬藻みたいな真ん丸頭に、全身ふわふわした深緑色の毛(?)で覆われた、何ともいえないヤツだった。
見ようによっては可愛いと思えなくもない。
顔らしき箇所には耳も鼻も口もないが、緑のモサモサの中に目だけはあるようで、
(説明し辛いが、感覚的に「ある。見られてる」と判る)
しばらくの間こっちを「じーっ」と見つめた後、瞬きする間にフッと消えた。
その間とくに金縛りなどには遭わなかった。凝視はしてしまったがw

熱のせいで幻覚を見た訳ではなさそうだ。
その証拠に、後日ヤツは二匹に増え、
我が家の廊下でモコモコした超低速鬼ごっこを展開した挙げ句、近所の家にまで出現した後にパタリと姿を現さなくなった。

結局あれの正体は未だに分からないのだが、職場復帰後色んな意味で理解ある上司にその話をしてみたところ、
「所謂個人に取り憑いた霊などではなく、その地域に住み着いている精霊か何かの変化ではないか」
という結論に落ち着いた。

741 :本当にあった怖い名無し:2009/05/27(水) 17:10:27 ID:5LJfYjJYO
>>738
自然界の精霊みたいなもので当たってる気がします。
体力が落ちてる時は反動で感受性が高まるから、そういうものと共鳴しやすいって聞いた事があるので

742 :本当にあった怖い名無し:2009/05/27(水) 17:21:31 ID:sH38iju70
それはカイメングリーンだな
>>737の住む町はダーク破壊部隊に狙われている!
ttp://www.youtube.com/watch?v=oRwHZr_x3Tc(※動画は削除されています)

744 :本当にあった怖い名無し:2009/05/27(水) 18:02:07 ID:IIV43Lqn0
> 超低速鬼ごっこ

うがーっ、想像しただけでよくわかんないけどかわいいーーーっ

746 :本当にあった怖い名無し:2009/05/27(水) 18:39:45 ID:aXJf33Y2O
霊感云々よりもなんか存在が貴重そうだから、ミドモッコリ見られるってある意味幸運じゃ?羨ましい~~~!

752 :本当にあった怖い名無し:2009/05/27(水) 21:49:06 ID:FasiZPq8O
>>737>>738です。
こんなに暖かい反応をいただけるとは思わなんだ。
皆さん有難う。

>>741
精霊というより、何だか平和な生き物みたいでしたがw
自分の住んでる地域がとてつもなく田舎で、
野生動物が庭を出入りしたり、小さい神様の祠が村中に点在するような環境なんだが、それも関係あるんでしょうか?

>>742
ちょwそれはイヤだwww

>>744
二匹が前後一連になって歩いて(走って?)、
後ろのミドモッコリが前のミドモッコリを捕まえるような動作を数回していたので、『鬼ごっこ』と表現しましたが、
彼等の意図は全く不明です…

>>746
『ミドモッコリ』使わせていただきましたw

実は投下後、思い切って祖父(御年90)にミドモッコリの話をしましたら、
「何言ってんだオメェ、そんなモンは山とかその辺さ一杯いるべぇ」と…







191 :本当にあった怖い名無し:2013/02/16(土) 14:00:55.60 ID:goYXUu210

俺が2年くらい前に体験した話。

 

俺は休日サイクリングするのが好きで、
家が川沿いにあるので、よくその川を上流に向かってサイクリングしてたんだ。
でも、最近の川ってどこも塀と柵があるじゃない。
しかもいきなり地下に入ったりするから、
単純に川沿いだけを狙って走っていた俺は、かなり入り組んだ道を走ってたんだ。

 

5時間ほど行くと塀なんかがなくなってきたんだが、水量からして支流の方を辿ってしまってたらしい。
小川みたいな綺麗な川が遠くに見える小山に続いてたんだ。

 

 

192 :本当にあった怖い名無し:2013/02/16(土) 14:07:54.79 ID:goYXUu210

じゃあ小山まで行ってみようと思って、更に走ること1時間。ふもとに着いた。
都心に近い所から自転車で来れる距離とは思えないほど、田舎っぽい風景が広がっていて、
家なんてほとんどなくて、あるのは神社一つだった。
小山の入り口には俺の背丈くらいの草が生い茂っていて、
自転車で入っていくのは無理だと思った俺は、その場に自転車をとめて、歩いて山を登ることにした。
少し進むと木に『イノシシ注意』という看板がかかってたので、人の手はいくらか入っているのだろうと思ったが、板はかなり朽ちていて、いったいいつ掛けたやつだよって感じだった。

 

 

193 :本当にあった怖い名無し:2013/02/16(土) 14:10:36.26 ID:goYXUu210

そのままどんどん山奥に分け入っていくと、
昼間なのに背が高く、それでいて生い茂った葉のせいで、かなり薄暗い森だった。
俺は方向の目安として、小川に沿って歩いていた。
上から流れてくるのだから、少なくとも上には向かえるだろうと思って。
小川はとても綺麗で、サワガニなんかが結構いたのを覚えてる。

 

 

194 :本当にあった怖い名無し:2013/02/16(土) 14:13:06.16 ID:goYXUu210

小一時間登ったところで頂上に着いた。
頂上には大きく平たい岩があって、その岩のギリギリまで木が生えているから、
岩場に仰向けで寝ると空が丸くぽっかり見えた。
気持ちいいなぁとか思いながら、いつの間にかウトウト。
そしたらいきなり森の音が大きくなった。
木々が揺れる音や鳥のさえずる声、木々の間をぬけてくる風の音、すべてが拡張されて聞こえた。
周りを見るとかなり暗くなっていて、木漏れ日も差さないただ薄暗いだけの森になっていた。

 

 

195 :本当にあった怖い名無し:2013/02/16(土) 14:15:12.03 ID:goYXUu210

寝過ぎたかなと思い、上体を起こそうとしたら、足のほうに女の人が立ってる。
ビクッとしたが、あまり怖い感じがしない。というか、よく見るとかなり幼い。
黒髪で色白なんだが、かわいいとかそういう感情が持てない。
目が怖かった。ただ見つめてるだけなのに、なんの感情も読み取れない目をしてた。
吸い込まれてしまいそうな黒い瞳から、全く目をそらすことができなかった。

 

 

207 :本当にあった怖い名無し:2013/02/17(日) 11:56:44.26 ID:/0ySdPuM0

俺は勝手に人の私有地の山に入ってしまったのかと思い、謝った。
するとその女の子は、
「頂上への道はたくさんあるけど、麓への道はないの。だから麓の方に案内してもらって降りてね」
と言って消えた。
今目の前で起きていることを整理しようと思って、頭を働かせた所で目が覚めた。
そこで初めて、さっきのがリアルな夢だったと気付いた。

 

 

208 :本当にあった怖い名無し:2013/02/17(日) 12:02:44.96 ID:/0ySdPuM0

周りを見ると真っ暗。何も見えない状態になってた。
これはやばいと思ってあたふたしていると、後ろに結構大きいイノシシがいることに気付いた。
今思うと、真っ暗なのにそのイノシシだけよく見えた。
イノシシの前には枝が一本落ちていて、まるで拾ってくれと言うようだった。
イノシシは全く動くことなく、息使いも聞こえない。
俺は直感で、その枝を拾って山を降りることにした。

 

 

209 :本当にあった怖い名無し:2013/02/17(日) 12:05:37.76 ID:/0ySdPuM0

何も見えなかったけど、その枝を握っていると直感で方向が分かった。
直感というより確信に近い妙な気分を感じながら、どんどん山を下った。
こっちに決まってるじゃん、というような感覚でどんどん下ることができたんだ。

 

 

210 :本当にあった怖い名無し:2013/02/17(日) 12:10:27.66 ID:/0ySdPuM0

不思議なことに、全く木にもぶつからず、倒木や根っこにつまづくこともなく、麓まで出れた。
麓に出た瞬間、一気に頭が冴える気分がした。
まるで降りている間、催眠にでもかかっていたような気分だった。
降りている間はなぜか、昼来たときの明るい山の光景だけがずっと脳内で流れていた。
そういえば、全く考えることもなく降りてきたし、疲れてすらいない、と思いながら後ろを見ると、
これまた直感で目に付く木が一本あった。
木はたくさん生えているのだけど、なぜかその木だけ目立って見えた。

 

 

211 :本当にあった怖い名無し:2013/02/17(日) 12:13:26.57 ID:/0ySdPuM0

近づくと、下のほうの枝が不自然に折れていた。
まさかと思って自分が持っていた枝をくっつけると、断面がぴったりと合った。
なるほど、麓の方ってあなたなんですね。と、木に対して素直に感謝できたのを覚えてる。
根本に枝を返して、最後に山に一礼して帰ってきた。
これでこの話はおしまい。

 

女の子の服装なんだが、質素な麻布を一枚身に着けているだけだったような気がする。
目にとらわれすぎて、顔以外あまり覚えていないんだ。






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224 :本当にあった怖い名無し:2012/02/21(火) 22:29:43.68 ID:Naj81WHa0
民話収集してるが、岩手は遠野市に通いつめる渓流釣り師、その内の少なくとも二人から聞いた話は印象に残っている。

遠野市の山峡には時折ヤマセがやって来るが、このヤマセの中で時たまざわざわとした何者かの声を聞くという。
ヤマセとは、春~夏に太平洋側からやって来る冷湿な風。
このヤマセが来ると、遠野盆地はまるでドライアイスの煙の中に沈んだように、とっぷりと白く覆い包まれる。
特に標高の低い谷川などには滞留するそうだ。
日によっては、手を伸ばすと掌が見えなくなるほど霧が濃い場合もあり、
遠野に通う釣り人には、これに出会って山中に立ち往生を余儀なくされた人も多い。

そしてこのヤマセの中では、人の声が聞こえる場合があるという。
自分が話を聞いた二人の話に共通しているのは、
それが決して薄気味悪いものではなく、どちらかというと賑やかで、
大人数の人間が寄り集まって祝宴を開いているような音なのだという。

自分が話を聞いた一人は、釣りをしている最中にヤマセに会い、
クルミの木に背を預けてじっと霧をやり過ごしている最中、
がやがやとした人の声、カチャカチャと食器がこすれ合う音、神楽囃子の音が聞こえてきて、
正気を保つのに必死だったという。

また別の一人は、ヤマセの中で一心不乱に釣り続けている最中、こそこそと話し合う複数の人の声を聞いたそうだ。
声の主が冗談を言い合ってくすくすと笑いあう声まで聞こえたそうで、彼はこの声の主を山の精霊であろうと言っていた。

声の主の素性、発生条件等はわからないが、なんだかちょっとロマンあふれるなぁと思った話。
ヤマセは一体何を運んでくるのだろう。





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916: 本当にあった怖い名無し :2010/03/23(火) 11:02:37 ID:vz8Yw0E50
あまり怖くないが不思議な話をひとつ。
30年くらい前、小学校に行くかいかないかの頃。

父の実家が鹿児島最南端の某島で、爺さんが死んだというので葬式に。
飛行機で沖縄経由で島に行き、父と激似の島民というか葬儀屋に案内され、はじめてその実家へ。
確か2月で、寒くは無いが、イメージしていた南国には遠く、曇りでどんよりしていた。
当時福岡に住んでいたので、親戚は会う人みな初対面で、ちょっと居場所が無かったのを覚えている。

そこの風習は土葬で、甕に入れるために爺さんが仰向けだが足をちょうど正座する状態でそのまま寝かされていた。 弔問客は皆、爺さんのひざに触る。
婆さんは、方言というか外国語というか、何を言っているか分からないが、
どうやら「ひざに触ると爺さんが喜ぶ」とのこと。
死体に直に触るのをはばかれてか、タオルがかけられている。
まあ、そんなこんなで酒盛りなども経て、こちらでいう通夜はお開きになった。

南方の島の家というと、風通しの問題なのか、ほぼ畳敷きの広場といった風情。
よく見るとふすまの敷居もあり、普段は部屋が区切られるようだが、
人が集まるということもあり、ふすまは全部取り払われ、長い縁側から大きな部屋に仕立てられていた。
そんな広間で、爺さん共々みんなで雑魚寝していた。
ダウンロード


917: 本当にあった怖い名無し :2010/03/23(火) 11:22:03 ID:vz8Yw0E50
縁側のほうは雨戸が閉められ、うっすらとした常夜灯だけの夜。
遠くから海の音が聞こえる。
20人ほどの親戚一同との雑魚寝で、なんとなく寝付けず、悶々としていた。

何時だったか分からないが、多くの人が寝静まったと思われる頃、
急に、雨戸、窓、玄関その他を誰かが、いや、大勢の人が叩き出したのだ。
ドンドンドンドン、ガシャガシャガシャガシャ
外から声は一切せず、ひたすら大勢の人が叩いている。
当然周りは何事かと起きだすのだが、ザワザワするだけで、騒ぐものもおらず、みな妙に冷静だった。

すると婆さんが一人でずかずかと雨戸に寄り、ガラリと開け放ち、
「hふrひえjsdんしうgf」と方言でわめき散らした。
何やら怒っているようだった。
すると音はピタリと止み、みな安心したようにすぐに寝入ってしまったのだ。

なんだか夢の続きのようで、思わず婆さんに何?と聞いてみた。
婆さんは方言で優しげに頭を撫でながら何か言ってたが、分からない。
そばにいた親戚の女の人が通訳してくれたのは、次のような内容だった。


918: 本当にあった怖い名無し :2010/03/23(火) 11:23:50 ID:vz8Yw0E50
「あれはキジムナーだ。
爺さんに会いに来たけど、もう夜遅いから明日にしてくれ、と婆さんが追い払った」
「キジムナーは特に何もしないから寝ていいよ」

水木の妖怪辞典で見知っていたキジムナーだ、とすぐに思い当たった。
それで安心して、そこからすぐに寝入ってしまった。

翌朝は葬式で、おそらく島中の人が来たと思われる人出。
神主が来て葬式が執り行われ、
長い行列の中腹に甕が担がれ、出て行ったのを見送った。
子供がそれについていけなかったのは、それも何かの風習だろう。

後で島を散歩すると、砂浜の脇の小高い丘に小さな神棚が転々と置いてある。
海からの風を避けるように、草むらの脇に無秩序に並んでいる。
どうやらその下に甕が埋まっているようだ。
数年後に掘り出して、のど仏だけを墓に納めるらしい。
それには父だけが参加した。

おわり

※キジムナー(キジムン)は、沖縄諸島周辺で伝承されてきた伝説上の生物、妖怪で、樹木(一般的にガジュマルの古木であることが多い)の精霊




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107 :夜姫 ◆SxIScPec9w:03/09/08 01:39

そういえば。
うち、小学校のとき宇宙人というか、精霊?をみてる。

 

107 :夜姫 ◆SxIScPec9w:03/09/08 01:39

それもなんかの撮影だったんだけど、子供の不思議な力を試すみたいな企画で、
うちを含めて10人くらいの子供達が、普通の民家の普通の部屋にいれられた。
撮影班によると、この民家には精霊がいるらしい。

 

 

107 :夜姫 ◆SxIScPec9w:03/09/08 01:39

一時間くらいその部屋においてけぼりにされたけど、
その間に、何度か10センチくらいの緑色の人?をみた。
そして、取材班に「何か見えた子は正直にいって隣の部屋に移って!」といわれた。
うちはそそくさと隣の部屋に行った。
すると、取材班の一人にクレヨンとスケブを渡された。
「今見たものを描いてね」
うちは幼いながら頑張って描いた。
うちの他にも移動してきた子はあと2人いた。
その子たちも黙々と絵を描いていた。
そして、イザ皆の絵を照らし合わせてみると、ヘタながらもまるっきり一緒の緑の人を描いていた。
取材班もビックリしていたけれど、一番ビックリしたのは子供達だ。
しかし、自分のほかにも見えてる子がいると思ったら怖くなくなった。

 

そんな昔の話。




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