【閲覧注意】怪談の森【怖い話】

当サイト「怪談の森」は古今東西の洒落にならない怖い話~ほっこりする神様系の話まで集めています。 随時更新中!!

カテゴリ: 葬式



300 名前:本当にあった怖い名無し :2005/04/11(月) 03:30:20 ID:u29UOPq30
5歳くらいの頃かな
親戚の爺ちゃんの葬式に行ったんだけどね
ちょうど昼時だったんで棺桶のある大部屋で昼食を食べることになった

人数は30人くらい

その大部屋に入るといきなり物凄い臭気!!
鼻が曲がるというか、とにかく重くて嫌な臭いでたまらない
よくみんな耐えられるなあと思いつつ席について棺桶のある祭壇の方を観て仰天!!
棺桶の上に死装束っていっていいのかな?
白い着物着ておでこに三角の布を付けた肌の茶色い爺さんが会場を見下ろして座っているじゃないですか

さすがに5歳の俺
それ観てもーわんわん泣き
あとは式が終わるまでその部屋には絶対に近づかなかった

普通、死んだ人にそんなことさせるか?
臭いは腐敗臭かな?
遺言とか土地の風習とか宗教的なことでやっているにしても酷いなあ

なんて思いつつ早25年
・・・・・・やっぱりおかしいと思い始めてきた

で、先日実家に帰ったときに母にその時のことを話してみた

「はあ? あんた何言ってんの? そんなばかげたこと葬式でやる訳ないじゃんけ」
・・・
そんなわけで、俺があの時見た爺ちゃんはいったい何だったのか
それと臭い

とまあこんな感じ
長文スマソ




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715 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/09/19(金) 19:14:04.31 ID:W9OXfGpK0.net
なんつーかこう、ヒドい車酔いした時みたいな気分になった話だけどいいかな。 
モヤモヤして気持ち悪いから聞いて欲しい。 

ほっとんど会った覚えのないばあちゃんが亡くなったから葬式に出る事になった。 
母親のほうのばあちゃんで、記憶にあるのは猫を抱っこしてニコニコしてたことくらい。 

で、葬式会場に行こうとしたら、会場じゃなくてばあちゃんの実家に行く事になった。 
やっぱり田舎だからか古いけど立派な家で、庭に鯉がいる池あるのを初めてみた。 
玄関開けてご挨拶、と思ったらもうね、すぐに「うわぁ」ってなったんだわ。 
母親はハンカチ取り出して、俺は我慢しながら家の人を呼んであがらせてもらった。 
ぶっちゃけすぐに出て行きたかったけど、失礼な気がして外の空気もすえなかった。 
とにかく臭い。いや臭いとかいうレベルじゃない。あんな臭い嗅いだ事なかった。 
このときに「まさか・・・」とは思ったけど、まさにそのとおりだった。 

ざっくり聞いた話だと、ばあちゃんは長女で分家扱いなんだけど、ばあちゃんの両親は本家の人。 
でも葬式するのは本家の家。この辺はわけわからないけど、なんかあったんだと思う。 

親族に軽く会釈しながら、母親と一緒に最後の別れを言いに行こうと遺体を拝みいった。 
けどね、やっぱり臭いんだわ。さすがに誤魔化せなくて、何度か嗚咽した。 
母親も泣くフリでハンカチ使ってたけど、何度かやばそうだった。 
で、遺体がある部屋に通してもらったら案の定、原因がソレだった。 
ばあちゃんの遺体がとにかく臭い。けど、入ってすぐに思ったのはそこじゃなかった。 
顔にかける布が真っ黒だったこと。 
よくみると布の端に金色の糸で刺繍があって、それが刺繍の裏面だってのがわかった。 
母親が吐き気か悲しいのかわからないけど、涙ぐみながら布団のそばに座った。 
俺もその隣に座ってしばらく黙ってたけど、我慢できなくて聞いてみた。 
「この布はなんで白じゃないの?」 
母親は「知らない」ってそっけなく返したけど、やっぱり悲しいみたいで声が震えてた。 
臭いもキッツイし、二人きりにしてあげようと思って部屋を出た。 
というかタバコ吸いたかった。ほんと臭いも布もキツかった。 


716 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/09/19(金) 19:42:08.00 ID:W9OXfGpK0.net
のんびりタバコ吸ってたら、いつの間にか来てた叔父さんも一服しにきてた。 
世間話をしつつも、どうしてもあの布の事が気になって聞いてみた。 
「叔父さん、ばあちゃんに会いました?」 
「おーおー会ったでな。えらい小さなってたな」 
「なんで顔にかける布が黒いんですか?」
そしたら叔父さんは気まずそうにしながら、まぁいいかって教えてくれた。 
「母さん、えらいくさかったやろ?あれな、わざとや」
そういって叔父さんがアゴで蔵のほうを見てるように促した。 
蔵のほう見ると何の用か知らないけど、明かりがついてて誰かいるみたいだった。 
「母さんは分家扱いやろ。だから黒い布なんや。それが家の習わしだそうでな」 
分家の人には黒い布、本家の人には白い布をかける。元々は見分けるためとか。 
「布に刺繍があったのは?」
「あれはな、母さんの名前と、何代目のどの親の子かっていうのが書いてある」 
「なんで・・・そんなことを?」 
「化けて出たらわかるようにと、出たら対処できるようにって俺は聞いたなぁ」 

ごめん気持ち悪くなってきたから端折ると、黒い布に顔のシミができるまで遺体を放置するらしい。 
だからヒドい臭いだったらしく、その布は蔵の中に保存されるそうだ。ちなみにやるのは分家だけ。 
どういう経緯かは知らないけど、そういう呪いみたいな習わしを今でも続けてるだと。 
叔父さんが歴代のあるし見てみるかっていうから興味本位で見たんだけど、 
それがもうエグくてな。古いものほど肉染みが濃いんだわ。 
モノによっては顔の皮とか毛みたいなのもあって、どれも人の顔ってわかる。 

葬式なのに遺体が棺桶に入ってないのでおかしいと思った。てか死体そんな放置していいのかよって。 
変な風習とは無縁だった分、ウチが変な習わしの家系ってのがまた気持ち悪い。 
俺も母さんもあの肉染みにされるのかなって思うとキツイ。 
話まとまってなくてごめん。







952 :本当にあった怖い名無し:2010/07/14(水) 16:42:31 ID:Q3nIZiyT0
霊感持ちの同僚から聞いた話。 

元々昔から度々『見る』ことがあったという彼女だが、よく見るようになったのは、 
前職の、葬祭場の事務をやっていたときからだということ。 
その時の彼女の体験談のひとつ。

その日の葬儀は、夜寝ている間に心臓発作を起こして亡くなった男性のものだった。 
朝起きたら隣で寝ていたはずの伴侶が帰らぬ人になっていた、ということで、
当然奥さんの嘆きも尋常ではなかったようだ。 
葬儀に駆け付けた人たちも、急な訃報に雰囲気は重く、
幼すぎて状況はよく理解できていない娘さんが、泣き崩れる母親の横できょとんとして座っていたり、
式の手伝いとして会場内に駆り出されていた同僚にとっても、その雰囲気は居た堪れないものだったらしい。

けれど、同僚が一番居た堪れないと思ったのが、
亡くなった本人が、自分のお葬式を見ていたということ。
同僚いわく、実はそういうのは珍しいことではなく、
彼女の仕事中の経験からいうと、亡くなった方の4人に1人は、自分の葬式の会場に居合わせているんだとか。

で、件の男性なのだが、司会者の横でぼうっと立ち、
おれ何でこんなところにいるの?みたいなきょとんとした顔から、 
祭壇上の自分の写真、泣き崩れる奥さん、会場に詰め掛けた親戚、友人の鎮痛な雰囲気を見回し、 
自分の身に何が起きたかをゆるゆると理解して、だんだんと絶望の表情になっていったのが、
同僚的に見ていられなかったそうだ。

親しい人に突然心構えもなく先立たれるのは、生きている人間として本当に洒落にならないと思う。 
けれど、死んだ後にさえ、
死んで終わりの安らぎではなく、生きているときと同じような絶望を味わってしまう瞬間があることが、 
死んだら無でありたいと思う自分には、心底洒落にならなかった。 


955 :本当にあった怖い名無し:2010/07/14(水) 17:27:27 ID:Q3nIZiyT0
あと、同僚いわく、亡くなった方は、
葬祭場にご遺体が運び込まれるよりも先に、ご自分で来られていることもあるそうです。 

玄関の自動ドア前に立ってる女の人がいるのに、自動ドアが反応してない…故障かな? 
で、「すみません、どうぞお入りください」で行ってみると、外には誰もいない… 
で、数時間後に親族の方とご遺体が会場に到着→さっきの女性だ~といった感じだそうです。






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472 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:2004/05/29 18:36:00 ID:F56tZNUI
遠い親戚のじいさんが死んだとき、遺体が公開されなかった。
会ったことも無いし、良い死相じゃないんだろうな程度で気にしてなかったけど、
親戚の子供達が、なんとかして見てやろうと頑張ってた。
俺は、最後なんだから見たい人は見りゃいいと思ってた。
見張り役の女子中学生が必死に子供達を止めてるのをみつけ、俺が近寄って行く頃には、
一人の子供が顔にかけられてる布をめくって覗き込んでた。
一瞬ひいてたが、「なんだ、お面つけてんじゃん」と一言。
中学生も見ていなかったらしく、「そうなの?」と言って他の子供達と一緒に覗き込んだ。
すると、子供達は顔面蒼白、中学生はものすごい悲鳴をあげ、みんなで逃げ出した。
子供の一人は泣き喚きながら放尿し、ものすごいダッシュを見せてくれた。

俺も遺体を見た。黒い鬼のリアルなお面つけてる。
変な風習だなと思いながら、何がそんなに怖いのか観察した。
真っ黒で歯を食いしばり、目はカッと見開いて、額のところに2つツノがあるお面。
今にもこっちにとびかかってきそうな表情だ。
・・・いえ、お面じゃありませんでした。
苦しんだ表情のまま固まってしまい、次第に色が黒くなり、
眉毛の上あたりがなぜか盛り上がってきてコブができ、ツノのようになってしまったらしい。
親族のおっさんが、「ばかやろう!」と言って布をかぶせなおしていたが、
「くそー、こんなんなっちゃって・・こんなんなっちゃって・・・」と、おいおい泣いてたな。

もう子供達は収集がつかないので、亡くなったじいさんと一番縁がなかった俺が相手することに。
喪服で子供をひきつれて、駅前のゲーセンにつれていって時間をつぶした。
寿司食い損ねた。


481 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:2004/05/30 16:21:00 ID:6BTg7iwa
>>472
恐ろしく亀でスマソが、この書き込みを読んで、前に似たような話がオカ板で出てたのを思い出した。
その話も亡くなった方はお爺様だったんだけど、祈祷師か何かで相当強い力のある方だったらしい。
亡くなったことで今まで押さえていた悪いもの達(自分に封印させていたとか・・・)が出てきてしまい、
それこそ人間のものではない様な凄い形相になっていた、というものだったと思う。

お爺様の死因が書かれていないので、もしかしたらそういう系統のお仕事をされていたのかも?と、
勝手に予想して書いてしまいました・・・。


483 :472:2004/06/01 17:48:00 ID:041u6t+m
>>481
じーちゃんと言っても、俺とは血がつながっていない遠い親戚です。
死因も元の職業も知らないのですが、生前はあまり評判がよくなかったようです。意地悪で凶暴で貪欲で・・・。
遠い親戚連中は「だからそんな死に様なんだ」と言ってました。
ただ、そのじーちゃんの家系は、トーシロにはあまり見せられない死相が多いとは言ってた。
なんかあるんだろうね。







580 :1/3:2006/05/28(日) 03:21:00 ID:2RhLowUU0 
じゃあ俺とじじいの話でも。 長い。 

柔道五段、がっしりした体格で、土と汗のにおいのするでかい背中。 
日に焼けた顔。俺がろくでもないことをする度にぶっ飛ばされた、荒れた手。 
素直じゃなくて憎まれ口ばっかり叩いてた俺は、それでもやっぱりじじいが好きで、 
だから(自分なりに)親しみを込めてじじいと呼んでいた。 
俺が今も尊敬して止まない、そんなじじいの葬式の通夜での話。 

5年前、7月の終り頃。
俺の故郷は、今では薄れたとはいえ、それでも土着の、独自の信仰がまだ残っている。 
一般的な葬式の通夜は、酒飲んで騒いでってな感じなのか?よくわからんけど。
俺の地元の場合はかなり異様で、
四方が襖になっている部屋を締め切り、仏(このときはじじい)を中心に安置し、
血縁の男4人がそれに背を向け、四方に座るというもの。
更にこの時、各々が白木の柄の小刀一振り(村で神事用に管理してるのを借りる)を傍らに置く。 

その時高校生になったばかりだった俺には、それが何の意味かは知らなかったが、
その座る役目『死守り(しもり、というらしい)』をするよう、祖母に言われた。 
「お前は爺さんの若い頃に瓜二つだ。継いだ血は濃い。お前にしかできん」と。
要するに、鬼除けなんだそうだ。魂を喰らわれないように、と。 

死守をするに当たってのきまりがある。
・何があっても後ろを振り向いてはいけない。
・誰に名を呼ばれても応えてはいけない。
・刀を完全に鞘から抜き放ってはならない。
の三つ。
寝ないとかは大前提で、死守り以外の人間にも、その部屋には決して近づくなとか、襖や扉を開け放つなとか、
色々と決まりがあるらしい。 

ワケがわからなかったが、尊敬していたじじいの通夜、一つくらいじじいの為に立派に成し遂げてやろうと、
杯に注いだ酒を飲まされた後、死守りに臨んだ。 
じじいの弟、じじいの息子(叔父)2人、そしてじじいの長女(母)の子の俺。 
俺の座ったのは、丑寅の方位だった。 


581 :2/3:2006/05/28(日) 03:21:54 ID:2RhLowUU0 
部屋の中は真っ暗で、空気はひんやりしていた。
線香の匂いと、襖の向こうで祖母が数珠をこするじゃりじゃりという音が不気味だった。 
暗闇に、死者を囲んで夜明けまで。 
叔父さん達の欠伸とか、衣擦れの音とか、虫や蛙の声とか。 
十畳ほどの部屋、暗くて自分の手も見えなかった。 

どれだけ時間が経ったかわからない。 
暗闇の先、不意に目の前の襖が"ガタンッ"と音を立てて揺れた。 
ビクリとして顔を上げる。同時に、俺の"すぐ後ろで"ごそりと音がした。
心拍数が跳ね上がった。なんか、まずいぞ、まずいか。決して振り向いてはならない。 
叔父さん達の息を呑む気配がする。聞こえてるのか。 
何も見えないのに、目ばっかり見開いていた。瞬き忘れて。 
嫌な汗が吹き出て、息が上がる。体が固まったみたいに、指の一本も動かせなかった。 
あれだけ響いていた虫の音も、蛙の声も、ぴたりと止んでいたのを覚えている。 

また目の前の襖がガタンと鳴った。全身が粟立った。 
すぐ後ろでは、死守り以外の"何か"が時折ごそりと音を立てる。 
俺はもう泣きそうで、逃げ出したくて、それでも身体はぴくりとも動かず、本当にちびりそうだった。 
後ろでは、ごそり、ごそり。 

不意に声がした。気がした。 
『抜け』
再び体が跳ね上がる。ああ、動く。 
相変わらず目は真正面から動かせずに、手探りで小刀を取った。 
情けないくらい震える手を柄に掛けて、深呼吸して、半身抜いた。決して抜き放たぬこと。 

三度正面の襖が、今度は更に大きな音で、外れるんじゃないかというくらいに"ガン!"と鳴った。 
震えで刃と鞘が当たって、ガチガチ音を立てていた。 

後ろの物音と、その主の"何か"も消えていた。終わったのか。 
落ち着いてくる頃には、また虫の音が響いていた。 


582 :3/3:2006/05/28(日) 03:23:29 ID:2RhLowUU0 
夜が明けて、祖母が死守りの終わりを告げる鈴を鳴らした時、
俺を含めた死守り全員、振り向く気力も無く前につんのめって、そのまま寝てしまったらしい。 
しばらくして祖母に起こされた。 
「よう頑張った。持って行かれずに済んだ。よう頑張った」 
祖母は泣きながら、俺に手を合わせて何度も頭を下げた。 
その時になって初めてじじいを振り向くと、少し口が開いていて、掛け布団がすこし崩れていた。 

後になって聞くと、じじいの死んだ年は、よくわからんがいろいろとマズイ時期だったらしく、
本来なら叔父の子(俺の従兄弟、成人)だったはずが、じじいとよく似ている俺が丑寅に座る羽目になったらしい。
ひい爺さんが死んだときは、何事も無く朝を迎えたそうだ。 
…持って行かれたら、じじいはどうなってたんだろ。 

あの時聞こえた『抜け』という声。
あの声は、俺以外の死守りの声でも、そしてじじいの声でもなかった。




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