【閲覧注意】怪談の森【怖い話まとめ】

当サイト「怪談の森」は古今東西の怖い話~ほっこりする神様系の話まで集めています。 随時更新中!!

カテゴリ: 風習&信仰




96: 本当にあった怖い名無し 2012/12/18(火) 16:14:05.59 ID:s57WDnQg0
この間居酒屋で会社の同僚数人と飲んでたんだよ
掘りごたつ式になった座敷があって、衝立で他のグループと仕切られているような所だ
時間は9時頃で、それまで生ビールを大ジョッキ3杯にあと酎ハイをかなり飲んでたから、
もしかしたら酔っぱらって幻覚を見たのかもしれない
そこはあらかじめ断っておく

トイレに行こうとして通路で靴をはいたときに、
俺らの右隣で衝立越しに飲んでたやつらの様子がたまたま目に入ったんだが、なんか違和感がある
何だろうと思ってよく目をこらしてみたら、
テーブルの端に一人だけ色の濃い人がいて奇妙なことをやっている
濃い人、というのがうまく説明できないんだが、
そいつだけ回りの人や調度類よりくっきりはっきりしてて浮かび上がって見えるんだな
画像の加工をやったことがある人ならわかるかもしれないけど、
その人物の輪郭を指定して彩度を上げ、シャープをかけたような具合


97: 本当にあった怖い名無し 2012/12/18(火) 16:15:02.33 ID:s57WDnQg0
そいつはたぶん50代くらいの男性で、染めたと思われる黒々した髪を真ん中分けして、
最近はまったく見なくなった黒縁のメガネをかけている
服装はかなりくたびれて皺のよった濃紺のスーツ上下で
これも今時見ない黒の腕ぬきを両腕につけてるんだ
バラエティのギャグシーンに出てくる田舎の分校の先生といえば合点がいくだろうか

それから奇妙なことというのは、左のてのひらを広げて上に向けその上に懐紙が載ってて、
さらにその上で何か妙なものが動いている
15cmくらいの長さのミミズ、それも白っぽいカブトムシの幼虫のような色のミミズが
数匹のたくっていて、それを右手の箸でつまんでは、
隣の40過ぎくらいの茶色の背広のカッパハゲのサラリーマンの襟首から背中に落としている
そんなことをされたらたまらないと思うが、
サラリーマンはされるがままで、その男の行為自体気がついていないように見える

98: 本当にあった怖い名無し 2012/12/18(火) 16:15:46.39 ID:s57WDnQg0
俺は1分ばかりもその様子をあっけにとられて見ていたが、
そのうち虫を入れている男と目が合った
すると男は箸を置いて人差し指を口の前にあて、
俺に向かって子供のやる「しーっ」のポーズをしてみせた
それでばつが悪くなって、俺はトイレに行ったが戻ってきてみると男はいなくなっていた
そのグループのテーブルを見ても、男のいた場所に料理の皿はなかったから、
マジにさっきのをほんとうに見たのか自分でも怪しくなってきた

俺らはその後二次会でカラオケに行き、
それでも終電に間に合うように11時過ぎには解散して、俺は皆と別れて最寄りの駅に行った
この界隈は飲み屋が多いんで、こんな時間でも乗客はそこそこいたが、
電車を待ってると、ホームのすぐ近くで騒ぎがあった
サラリーマンらしい男3人がもつれ合っているが、どうやら2人で1人の上着を引っ張ってるようだ
よく見るとさっき居酒屋で隣にいたグループに似ている
上着を引っ張られているのは、変な男に背中に虫を入れられていた男じゃないか・・ハゲ具合がそっくり・・
と思っているうちに快速がホームに走り込んできて、
上着を引っ張られていた男は全身の力をこめて両腕をぶんまわし、
2人の男を振り切ってその電車に飛び込んだ

276: 本当にあった怖い名無し 2012/12/30(日) 02:08:07.22 ID:Lh6Wr7D60
>>98
その虫、数匹って3匹だったんじゃなかろうな

中国が元ネタの話だが、人間には生まれたときから
ホウコウシ・ホウシツシ・ホウキョウシという3匹の虫がついていて
この虫が庚申の夜に天に戻って天帝にその人間の悪業を、
報告するという話がある、昔の絵では虫というより人間や
妖怪みたいな絵で描かれているんだが、この虫の報告で
人間の命が縮められるという、だから昔の人は庚申の晩は
寝てはいけないと、夜どうし起きている庚申講というのをやったらしい
ま、ないとは思うがその小役人っぽいおじさんが、天宮の官吏で
虫の報告で死ぬことに決められたサラリーマンに虫を戻しにきていたとか

役人っぽいおじさん、目撃者に悪意はもってなさそう、虫、自殺
といキーワードでふと思い出したから瀬書いてみた。


ちなみに、庚申の夜にどうしても眠くなったら
ショウケラガ ネタトテキタカネヌモノヲ
ネタレドネヌゾネヌゾネタレ
と唱えると寝ても虫が抜けられないという言い伝えがあったりもする
あと、庚申の晩にヤッて生まれた子もしくは庚申の日に生まれた子供は、
泥棒になるといわれていたので、そういう子には人の金に手を出さないようにと、
名前に金という字をつけた、夏目漱石の本名が金之助なのは、それでらしい

こらえ性 無く盗人を はらむなり 、という川柳まで有る。

279: 本当にあった怖い名無し 2012/12/30(日) 12:04:44.45 ID:NgGfaIk/O
>>276
仙人はその虫殺すために穀物を断つらしいな

280: 本当にあった怖い名無し 2012/12/30(日) 12:36:45.44 ID:u8UNKcdG0
>>276
三尸(サンシ)だね。
昔のゲームでクーロンズゲートというのがあってそれにチラリとその虫を集めるのが出てきてた。





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23:彼氏いない歴774年@\(^o^)/ : 2017/06/06(火) 02:24:40.43 ID: ID:WVR3lOAa.net

コトリバコ検証してたくらいが一番怖い話楽しかったなー
今は何やっても何番煎じだのなんだのになっちゃう
それでもやっぱ田舎の古い風習系が好きw


251:彼氏いない歴774年@\(^o^)/ : 2017/06/28(水) 15:52:53.59 ID: ID:WoA58pGs.net

>>23
田舎の古い風習って面白いね
昔一緒に働いてた人でド田舎から通勤してた人に聞いたんだけど
外の者には言ってはいけない、内容は言えない行事があるって言ってたのが興味深かった
庚申さんって呼んでるってとこまでは教えてもらった
かなり仲良くしてたのに詳細は教えてくれなくてすごく気になったんだよなあ
他の地域でもそういう秘密の儀式残ってるのかなと思うとわくわくする




263:彼氏いない歴774年@\(^o^)/ : 2017/06/29(木) 13:14:01.07 ID: ID:Sx2IrPlD.net

>>251
60日ごとに回ってくる庚申の晩に信者(?)が集まって寝ずに一晩起きてる、みたいな集会
庚申の晩に寝ちゃうと体からサンシとかいう虫が出て来て悪行を天帝(?)に報告されちゃうから、らしい
別に他人を呪ったりはしないはず

「話しちゃいけない」って事は、
この現代でもひっそり信仰してる人が地域にまだ残ってるんだろうね!




264:彼氏いない歴774年@\(^o^)/ : 2017/06/29(木) 13:27:30.56 ID: ID:1xFac3M3.net

>>263
ぬ~べ~でそういう話あった気がする




265:彼氏いない歴774年@\(^o^)/ : 2017/06/29(木) 13:40:35.78 ID: ID:Sx2IrPlD.net

私の地域には古い庚申塔(殆ど江戸~明治初期のもの)があるけど、
外部の人には秘密~とかは一切聞いたことない
秘密にするまでもなく、今ではお年寄りすらもう知らないor関心ないんじゃないかな

もし興味あったら「庚申塔 青面金剛」で調べると面白いよ
三猿とかショケラとか、厨二心をくすぐられるw


f91e7c8f



>>264
ありがとう。読んでみるね



266:彼氏いない歴774年@\(^o^)/ : 2017/06/29(木) 16:09:36.76 ID: ID:TqV/tgQF.net

近所に庚申塚って駅がある
都電だけど




267:彼氏いない歴774年@\(^o^)/ : 2017/06/29(木) 16:42:22.48 ID: ID:Sx2IrPlD.net

60日に1回集まるのを3年間(18回)繰り返したら塔を建てたらしいので、
>>266の駅の近くには昔は庚申塔の建ってる塚があったのかもね
(線路工事・区間整理などで塚は潰され、塔は近くの道路脇や寺に移設されてる可能性あり)

いくら調べても怖い話には繋がらなかった
夏も関係ないのに長々とすまん




268:彼氏いない歴774年@\(^o^)/ : 2017/06/29(木) 17:40:01.59 ID: ID:vmuM5Oik.net

庚申待ちのことは大抵の人は知ってると思うし普通の庚申待ちを秘密にするはずないんだから普通の庚申待ちとは違うんじゃない?




271:彼氏いない歴774年@\(^o^)/ : 2017/06/30(金) 00:06:49.01 ID: ID:Em7rc/+9.net

>>263
どうかなあ
庚申の字はその音ならこの漢字かな?って私が勝手に当てただけなんだ
もう疎遠になっちゃった人なんで聞きたくても聞けないんだよね
でも同級生と結婚してたからまだあの土地に住んでるんじゃないかな
同じ喪だと思ってたらちゃっかり彼氏いてショックだったのも一緒に思い出したわ




272:彼氏いない歴774年@\(^o^)/ : 2017/06/30(金) 05:35:21.42 ID: ID:XvoUt74d.net

>>271
ちゃっかり彼がいた点が板的に1番怖いというw

コウシンは庚申で良いと思う
ただ>>268も書いてる通り、秘密裏に行う理由がない

サンシが神に告げ口する→後世には「告げ口はいけない」→「知らない人には秘密」と変化して伝わったのかなと軽く考えたんだけど、
普通の庚申講とは別物の祀り方(?)がそのド田舎に実在してたなら面白そう

単にコウシン様にかこつけて若者が集まって一晩中乱痴気とか…これだと他所者には話せないなw





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786 :可愛い奥様:2010/11/07(日) 11:30:45 ID:xeMWsVpM0
鬼ってもともと地球外のエイリアンみたいなもので、
宇宙船の故障で東北地方に不時着し、仕方なく住み着いたらしい。
ただ外観が怖かったので、人はそれを鬼と呼んだ。
鬼は人間とも接触はあったようで、そのなごりが『なまはげ』なんだって。


820 :可愛い奥様:2010/11/08(月) 02:51:21 ID:snvWZKDc0
鬼が宇宙人って面白い仮説だ。
ちなみに私の実家は(東北の山間部)鬼を崇めてる。
幼い頃、私がが喜ぶだろうと母が節分の時に鬼の仮面付き豆を買ってきて、祖父にえらく怒られてたのを覚えてる。
この地域では鬼は、子供と遊んでくれる子供の守り神なんだとか。

とんでもない田舎なので村の七不思議は沢山あるんだけど、一番インパクトがあったのは、
『四足の動物が入ってはいけない洞穴』がある。
昭和初期にどういった訳か馬が入ってしまい、村の大半が焼けた。
我が家も例外ではなく、
本家に火が回った!と聞いて、駆けつけて火消しの手伝いをして、帰ったら自分の家が焼けて無くなっていた、
と母がpgr(※プゲラ:嘲笑)で話してくれた。(母と祖父は不仲でした)





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861 :本当にあった怖い名無し:04/11/29 01:47:12 ID:ULDwsM1m
じっちゃま(J)に聞いた話。


昔Jが住んでいた村に、頭のおかしな婆さん(仮名・梅)が居た。
一緒に住んでいた息子夫婦は、新築した家に引っ越したのだが、
梅は「生まれ故郷を離れたく無い」と村に残った。
しかし他の村民の話では、「足手まといなので置いて行かれた」そうだ。


その頃から梅は狂いはじめた。
普通に話しをしているかと思うと、いきなり飛びかかり腕に噛み付く。腕の肉が削り取られる程に。

そんな事が何度かあると、
「ありゃあ、人の肉を食ろうておるんじゃなかろうか」と、村中で噂が広まった。
まだ子供だったJは、
「なぜ警察に言わんのね?」と言うが、「村からキチ○イが出るのは、村の恥になる」と大人は言い、
逆に梅の存在を、外部から隠すそぶりさえあったという。

風呂にも入らず髪の毛ボサボサ、
裸足で徘徊する梅は、常に悪臭を放ち、日に日に人間離れしていった。





862 :733 4-2:04/11/29 01:48:44 ID:ULDwsM1m
村民は常に鎌等を持ち歩き、
梅が近付くと「それ以上近寄と鎌で切るぞ」と追い払う。


そんなある日、2、3人で遊んでいた子供達が梅に襲われ、
その内の1人は小指を持っていかれた。
襲われた子の父母は激怒。
梅の家に行き、棒で何度も殴りつけた。
止める者は誰1人いなかったという。

「あの野郎、家の子の指をうまそうにしゃぶってやがった」


遂に梅は、村はずれの小屋に隔離されてしまう。
小屋の回りはロープや鉄線でグルグルに巻かれ、扉には頑丈な鍵。
食事は日に1回小屋の中に投げ込まれ、便所は垂れ流し。
「死んだら小屋ごと燃やしてしまえばええ」
それが大人達の結論であった。

無論子供達には、「あそこに近付いたらいかん」と接触を避けたが、
Jはある時、親と一緒に食事を持って行った。


小屋に近付くと凄まじい悪臭。
中からはクチャクチャと音がする。
「ちっ、忌々しい。まーた糞を食うてやがる」
小屋にある小さな窓から、おにぎり等が入った包みを投げ入れる。
「さ、行こか」と、小屋に背を向けて歩き出すと、
背後から「人でなしがぁ、人でなしがぁ」と声が聞こえた。



863 :4-3:04/11/29 01:50:18 ID:ULDwsM1m
それから数日後、Jの友人からこう言われた。
「おい、知っとるか。あの鬼婆な、自分の体を食うとるらしいぞ」
その友人は、親が話しているのをコッソリ聞いたらしい。
今では、左腕と右足が無くなっている状態だそうだ。


ある日、その友人とコッソリ例の小屋に行った。
しかし、中から聞こえる「ヴ~、ヴ~」との声にビビリ、逃げ帰った。

「ありゃあ、人の味に魅入られてしもうとる。あの姿は人間では無い。物の怪だ」
親が近所の人と話しているのを聞いた。
詳しい事を親に聞くのだが、「子供は知らんでええ」と何も教えてくれない。


ある夜に大人達がJの家にやってきて、何やら話し込んでいる。
親と一緒に来た友人は、
「きっと鬼婆の事を話しておるんじゃ」。
2人でコッソリと1階に降りて聞き耳を立てるが、何を言っているのかよくわからない。
だた、何度も「もう十分じゃろ」と話しているのが聞こえた。



864 :4-4:04/11/29 01:51:47 ID:ULDwsM1m
次の日の朝。
朝食時に、「J、今日は家から出たらいかん」と父が言うので、
「何かあるんか?」と聞くと、
「神様をまつる儀式があるで、それは子供に見られてはいかんのじゃ」と説明した。


しかたなく2階から外を眺めていると、例の小屋の方から煙りがあがっているではないか。
「お父、大変じゃ!鬼婆の小屋辺りから、煙りが出ておるぞ」
しかし父親は、
「あれは畑を燃やしておるんじゃ。下らん事気にせんと勉強せい!」と、逆に怒られた。


それから数日は、相変わらず小屋に近付く事は禁止されていた。
しかし、ある日友人とコッソリ見に行くと、小屋があった場所には何も無かったそうだ。



884 :733 5-1:04/11/29 20:11:26 ID:v6kaMasJ
小屋が無くなってから数日後、
Jの友人(A)と共通の友人(B)とで集まった時に、
Bが「Cから聞いたんじゃが、なんでも夜中に、鬼婆の霊がCの家の戸を叩きよるらしいで」と話した。

家に帰り、その事を父に伝えると、
「人は死んだら戻って来るでな。なーに、49日が過ぎれば無事成仏するで、気にする事ぁねえ」
「でも、なしてCの家に戻るのね?自分の家に戻りゃあええのに」
「梅さんは少し変わっていたでな。帰る家を間違がえてるだけだで」
とアッサリ言ったので、
Jは「なんだ、あたりまえの事なのか」と思った。


ところがそうでは無かった。
どうもCの親が、くじ引きか何かで梅がいた小屋を燃やす役目になってしまい、
それが梅の恨みを買ってしまったらしいのだ。
それは近所の大人達が、
「Cの家に、またイブシがやって来しゃったらしい」
「小屋を燃やしたもんで、怨みを買うたんじゃろ」と話をしていたのを聞いたからだ。


このイブシ?(聞いた事のない言葉だったので忘れてしまったらしい)という言葉は、
この村だけのいわゆる『隠語』というやつで、
恐らく『幽霊』の意味ではないかとじっちゃんは言った。

大人達は、「梅の霊の事は村民以外には話すな。話すと霊がその人の前にやって来る」と言うので、
それを恐れた子供達は、誰1人として話さなかった。
また、大人達は隠語を使う事により、うっかり他の場所で喋っても、村の恥部が他人に漏れずに済む。
とにかくそこの村民は、自分の村を守る事に必死だったらしい。



885 :5-2:04/11/29 20:12:21 ID:v6kaMasJ
夜な夜なやってくる梅の霊に、Cの家族は疲れてしまったのか、
「わしらも子も眠れんで困っとる。家を出るしか無かろうか?」と、Jの家に相談にやって来た。
Jの父は、
「しばらく家を捨てるしかあるまい。最悪、あの家は一度ばらしなすって、作り直しゃあええ。
その間は家に住みなっせい」
こうしてCの家族は、Jの家に同居する事に。

さっそく自分の部屋で、JはCにこう聞いた。
「なぁなぁ、Cは鬼婆のお化けを見たんか?」
「見とらん。ただ、家のドアを叩く音が毎晩するんじゃ」
「風とかじゃ無かろうか?」
「知らん。最近は耳に布切れ押し込んで寝てまうで、音は聞こえんが、
一晩中電気がつけっぱなしなもんで、全然眠れんわ」



886 :5-3:04/11/29 20:14:28 ID:v6kaMasJ
「おい。今日のイブシ除けは済みなすったか?」と、父が母に指図をする。
イブシ除けとは、いわゆる『魔除けの一種』で、玄関の軒先に、スルメや餅や果物等をぶら下げておくのだ。
この村では、人が死ぬと毎度行う儀式だった。

「朝になると、吊るしておいた食い物が無くなっとるんじゃ」とCは言うが、
「いや、猿に持っていかれたんじゃろうて」とJは否定した。

それでもJは不安だった。
「Cの家族が家に来た事で、鬼婆も家にやって来るんじゃなかろうか?」と、
嫌な予感があった。


そして夜、
Jの隣ではCがぐっすりと寝ている。
耳から詰めた布が、はみ出しているのが可笑しかった。
下の階では、ガヤガヤと大人達の声がする。
しばらく天井をボーッと見ていると、「ドンドンドン」と太鼓のような音が響いた。
同時に大人達の声も、一瞬ピタリと止んだ。

Jの予感は適中した。
梅が家の玄関を叩いてるのだ。
Jはそう思うと恐くなり、ユサユサとCを揺り起こした。
「ううん・・・なんねー」
と寝ぼけるCに事情を説明。
共に震えながら、大人達のいる1階に降りて行く。

大人達はボソボソと何かを喋っている。

Jが怯えながら「お父・・」と言うと、
「気にする事ぁねえで、さっさと寝なっせ」。
またガヤガヤと、大人達は別に気にする事なく、普通にビールを飲みはじめた。



887 :5-4:04/11/29 20:15:39 ID:v6kaMasJ
次の朝、Cと一緒に玄関を出ると、魔除けの食い物が無くなっていた。
「な?俺の言う通じゃろ?」とCが言う。
その事を親に聞くが、「あれは朝1にしまい込むでな」と答えるだけであった。


そしてソレはしばらくの間続いたが、ドアをノックする音がしなくなると、
「ああ、49日が終わったのだな」と思った。
その村では、49日が過ぎるまで墓を作らなかった。
遺体は火葬か土葬をしておき、49日が来るまでは「魂を遊ばせておく」そうだ。

村のはずれには集合墓?があり、村人はここに埋められ墓が作られる。

しかし、梅の墓は別の場所に作られる事になった。
「御先祖様の墓とキ○ガイの墓を一緒にするのは申し訳ない」という理由だそうだ。
死んでもなお村人として扱われない梅に、Jは少し同情したが、
怒られるのが恐いので、口にする事はしなかったそうだ。



888 :5-5:04/11/29 20:17:05 ID:v6kaMasJ
そして、梅の墓は川原に作られた。

墓といっても1、2本の縦長の板で出来た簡易な物で、
さらにその回りには囲いも何も無く、「ただポツンと立っていた」そうだ。
しかも、川のすぐそばに立てられている為、ちょっと強い雨が降ると、増水した川に流されてしまう。
実際梅の墓は、1ヶ月もしない内に流されてしまった。


流されるという事は、人に忘れられてしまう。まさに『水に流す』のである。
流されてしまってはしかたがない。
俺達は悪く無い。
そんな『自分勝手な不可抗力』という名の殺人や非道が、その村ではあたりまえに行われていたらしい。


身内がそばに居ないというだけで、人1人が村ぐるみで消されてしまう恐怖。
そして、それをあたりまえと思う大人達に、Jは恐怖した。
「自分も大人達の機嫌を損ねたら、何されるかわからん」と・・・

だから、その村では大人が絶対であり、
いわゆる『不良』と呼ばれる子供もいなく、子供は大人達の従順者であった。


「村落という閉鎖的な場所で、独自的な文化を持つというのは恐ろしい事で、
そこでの常識は常に非常識だった。
あのまま村で大人になったら洗脳されて、あの大人達と同じになっていただろう。
だからお前は、たくさん友人を作って、
色んな人の意見に耳を傾けて、常に自分の行動に間違いが無いか疑問を持て」と、
死んだじいちゃんは語ってくれた。




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937 :本当にあった怖い名無し:2020/01/04(土) 14:10:19.64 ID:3ZpCWZj80.net
風習の類いなんでスレチだったら誘導願う
漏れの実家周辺(数軒)で今もある箱回しとか蓋回しって呼ばれてる縁起を担ぐ系な風習なんだけど、今年はちょっと異例だったので書く
この箱回しってのは、早くて4歳頃から名字の変わってない人だけできることになってる(回すのはルービックキューブをスライドさせるイメージに近い)
良いことがあれば続くよう右回し、悪いことがあれば去るように左回し、年内ならどのタイミングでもオッケーだけど年末の帰省のときに済ます人がほとんど
一応約束事として一回しか回しちゃいけないって言われてるけど、一周すると凹凸が合わさったみたいに動かなくなるから結局一回しか回せない
ここからが本題なんだけど、去年はその箱回しで叔父さんのは何故か右に二回回った
叔父さんは叔母から箱回しの事は聞かされてたけど、するのは初めてで本当に一回しか回らないのか興味本意で試したらしい、そしたら回ったと
漏れ含め何だよ回るんじゃんって囃し立てたかったけど、みんな鳥肌が凄いわ猫は唸るわ場にそぐわない異臭が漂い始めるわでそれどころじゃない、霊感とか誰一人持ってないけど不味い事が起きてるのはわかって
回しきったら奉納?お清め?してもらってる神社に漏れの父親とその兄二人に付き添われ叔父さんが箱を持っていった
神社までの道中、叔父さんは箱の重さに耐えきれず父親ズに引きずられるように歩いたとか異臭が強くなりすぎて吐くわ散々だったそう
神社に着くなり何をしたんじゃ!みたいなお決まりの流れは無く、淡々と処理され、回してない人は奉納に来てないお宅の箱をお借りしてくださいと言われて帰ってきた
漏れはまだ回してなかったから、隣家に事情を説明して回させてもらったけどやっぱり一回しか回らなかった
どういうきっかけで二回回せたのか知らないし、叔父さんに今後何も起きないとはわからない、ちなみに箱の中身は空です


939 :本当にあった怖い名無し:2020/01/04(土) 14:18:32.55 ID:MHBeaWTY0.net
>>937
箱が全然イメージ出来ない
一回しか回せないって言うけど翌年は?


941 :本当にあった怖い名無し:2020/01/04(土) 15:22:46.62 ID:3ZpCWZj80.net
>>939
直径は日清カップヌードルの蓋ぐらい、どの家の箱も正方形じゃなくて丸い、けど蓋にある柄は違う(家はススキと馬)
感覚は丸箱の蓋を開けずに回すとかと同じ、だから年寄りとかは箱回しじゃなくて蓋回しって言う人もいる
一回って言っちゃうけど、イメージとしては一周が正しい、時計が一周して12時に針が止まることを一回とするみたいな、良いことがあれば時計回り、悪いことがあれば半時計回りって感じ
回しきらずに渡しちゃわないの?何で一周ってわかるの?ってのは柄のおかげ・動かなくるからとしか言えない、数十年当たり前にやってきた事だから説明となるとイメージしにくくてすまん
ルールは年内にどっち回しでも1人一回、回した人がまた回そうとしても本当に動かない(叔父さんの二回回しは初めてで異例)
翌年から使えるのは納めてお清め?してもらっててるからって聞いてる、翌年から箱が回せるようになってるから本当なんだと思う
大晦日までに納める決まりだけど、早く奉納するのはオッケーだから5月頃に持っていった家もある
一応長くなるから省いたけど、箱回しの詳細はこんな感じ


942 :本当にあった怖い名無し:2020/01/04(土) 15:34:35.67 ID:MHBeaWTY0.net
>>941
ご丁寧にどうも
どういう物かわかった気がします


943 :本当にあった怖い名無し:2020/01/04(土) 15:36:22.51 ID:3ZpCWZj80.net
叔母は父親の姉で叔父さんは叔母の旦那で婿入りした人、家系図の説明なんて初めてだから書き方が違ってたらすまん
縁起担ぎだってのもあって箱回しの風習を気に入ってた叔母は、名字が変わると箱回しに参加できなくなるからって叔父さんに婿入りしてもらったそう
だけど漏れは名字の違う他の家の箱回しに参加させてもらえたから、名字うんぬんのルールは無いのかもしれない


944 :本当にあった怖い名無し:2020/01/04(土) 15:51:16.97 ID:PGLAhhde0.net
どんなものか写真か動画で見たいな


954 :本当にあった怖い名無し:2020/01/05(日) 09:38:17.02 ID:FJTZgBag0.net
>>941
一周して止まるけど、次の人はさらに一周できるってこと?
要は、別人なら何周でもできるって認識でおけ?


958 :本当にあった怖い名無し:2020/01/05(日) 20:47:12.80 ID:0qjFSTKM0.net
>>954
ID違うけど928
自分の番が終わる、回してない人がいれば次に渡す、だから別人なら何周もできるって認識でもおけな希ガス
わかりにくくてすまんな


960 :本当にあった怖い名無し:2020/01/05(日) 20:52:21.69 ID:0qjFSTKM0.net
画像も貼ろうかと思って実家に写真送ってくれるよう頼んだが、叔父さんの一件があったから止められたすまんな
似たようなものがないか検索かけて、一番しっくりきたのは丸型重箱、あれの蓋をちょっとドーム型にしたやつ


968 :本当にあった怖い名無し:2020/01/07(火) 13:48:48.96 ID:+2IV5Oei0.net
気になり過ぎて茶筒眺めてどんなギミックか考えてる
コリッとクリック感があって蓋が止まる仕組みなら簡単だけど次の人に渡さないともう回せないとなるとゆっくり動くバネとかが要りそう

蓋と容器の密閉具合と摩擦を調整すれば回転時に僅かに蓋が浮き一周でロックがかかるが次の人に渡す時の時間経過で蓋がゆっくりと下がりロックが外れるって機構も可能だけど長年掛けて回してると蓋と容器の機密が甘くなり蓋が下がる速度は速くなる
湿度や気温でも動きが変わるだろう

それに細かなギミックをカップヌードルサイズの茶器の棗のような形の木(かどうか知らんけど)の容器に仕込む職人って想像できん


970 :本当にあった怖い名無し:2020/01/07(火) 13:59:56.61 ID:XqKH1vrJ0.net
集団催眠みたいな状態になって1回転しか回せなくなってるってことじゃないかな
事情を知らない人にやらせると何回転でも出来ちゃうとか


972 :本当にあった怖い名無し:2020/01/07(火) 16:55:47.07 ID:Phhri+uU0.net
一人一回転までって信じきってるからいっぱい回そうとしても
無意識にセーブがかかっちゃうわけか


978 :本当にあった怖い名無し:2020/01/08(水) 12:00:34.13 ID:sHG5DrUm0.net
ID違うけど928
今更身バレの心配かよって思うかもしれんが
実家丸わかりだから地域はすまん、宮崎とだけ
今まで当たり前すぎてギミックとか諸々考えたこともなかったけど、無意識にセーブしている集団催眠には成る程と思った
今年は盆にでも帰省してきっかけとか聞いてみることにするわ
スレタイとはいえない話を拾ってもらってありがとう


979 :本当にあった怖い名無し:2020/01/08(水) 12:39:52.64 ID:sHG5DrUm0.net
あと茶器の棗ってのを初めて知って検索かけたが、これの蓋をもう少しドームにしたらまさにって感じ
それと蓋に柄があるんだが、それが◎の溝?の上に書かれてて、回したときに◎の内側の柄だけ回るんだが(これが回しきったかどうかの見分けになってる)ギミックに詳しい人の参考になるかな





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