【閲覧注意】怪談の森【怖い話】

当サイト「怪談の森」は古今東西の洒落にならない怖い話~ほっこりする神様系の話まで集めています。 随時更新中!!

カテゴリ: 風習&信仰



317 : 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:3) :2013/03/22(金) 11:41:06.08 ID:JGu4tDKD0

ばあちゃんちが西日本の日本海側近くの山村集落にあるんだが、15歳の時によくわからん儀式みたいなのをやらされたな。

 

317 : 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:3) :2013/03/22(金) 11:41:06.08 ID:JGu4tDKD0

田舎の山全体が墓っていう墓地の作りわかるかな。
うちの家が頂上だから本家なんだろうね、
山の麓に地蔵が並んでて、うちの墓までの道の途中で分家の墓が枝分かれして点在してる。

 

ばあちゃんちのすぐ上に神社があって、雷で倒れたらしい巨木の残骸があるんだ。
残骸っていっても、直径二メートルぐらいの切り株の外側だけ残っている感じ。
中は空洞で巨木の枠組みだけがあって、普段は鎖で囲ってある。


 

318 : 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:3) :2013/03/22(金) 11:53:23.75 ID:JGu4tDKD0

15歳になって盆に帰省した時、夜中2時ぐらいに一人で行灯もって神社に行かされる。
ちなみに家の父が長男で俺がその長男な。
三人兄弟だが、その年だけ弟は母方の祖父に預けて俺だけ帰省した。
神社にいくと、切り株の中に昼間用意されて縛られた赤ちゃんの猪と、馬形って呼ばれてる石の短剣が置いてある。
その短剣でウリボー刺し殺して、神社の上にある墓まで引き摺っていく。
途中で全ての地蔵と分家の墓の前まで引き摺って歩きながら家の墓まで行く。
墓って行ってもたくさんずらっと並んでいて、ただの石だけの墓石もある。
その一番奥に猪置いて、墓の灯籠に火を灯して帰ってくる。

 

319 : 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:3) :2013/03/22(金) 12:01:07.82 ID:JGu4tDKD0

帰ってきた俺に対して、ばあちゃんじいちゃんと親は何もなかったように接する。
一切何も聞いてこないし、事前に帰ったら何も話すなと言われている。
俺、当時荒れてたDQNだったんだが、これは洒落にならんぐらい怖かったな。泣きながらしし引き摺ってたと思う。
いまだに何の儀式かわからんが、俺に子供ができたらうちの親父がやらせるんだと思う。

 





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1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 02:15:06.86 ID:nPMOco1Y0
教えろください




6: 忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/07/29(金) 02:27:22.95 ID:lmo0pM8SO
アイヌ系は名前が面白い


【アツゥイカクラ】
女の肌着が化けたもので、巨大な海鼠の怪です。流木に吸い付いて海に浮かび、通りかかった船を転覆させてしまいます。

【アッコロカムイ】
または、アツゥイナ(海の木幣)といいます。内浦湾に棲む大蛸の怪で、遠くからでも、その赤い体を見る事ができたそうです。
通りかかる漁船は、アッコロカムイに転覆させられてしまいます。礼文華あたりの山に棲んでいた大蜘蛛が海に入って蛸の怪になったという説もあります。


【ショキナ】
東の海の果てに住んでいた、巨大な鯨です。口を開ければ、上あごが天に、下あごが海底につかえるほどだったといいます。
そばに寄る船は一のみにしてしまうので人間が大変難儀をしましたが、その訴えを聞いた神々のなかで、かわうそ神が退治を引き受け、登別の近くでとうとう頭を切り落としました。


【パウチカムイ】
淫らな女神です。裸体で踊り回り、人をたぶらかします。


【フリー】
翼ひとつが七里もあり、人や獣はもとより、鯨ですらわしづかみにしてしまう、巨鳥です。土地によって、シュリ、ヒウリ、フレウなどとも呼ばれます。大変美しい羽をしているとされています。


【レブンエカシ】
「沖の長老」という意味の名前です。内浦湾に棲んでいて、鯨を一度に八頭も飲み込めるほど大きな怪物だそうです。




10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 02:34:43.03 ID:nPMOco1Y0
>>6
非常に興味をそそられる




11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 02:39:05.59 ID:lmo0pM8SO
アイヌの昔話
 
天の神様たちが人間を作った時のこと。人間の形がすっかりできあがってから、子孫繁栄のために必要なあの部分をどこにつけようかと悩んだ。
 
せっかく人間という立派な生き物が誕生しても、子づくりが出来なければすぐに年老いて死に絶えてしまう。子づくりの道具はなるべく分かりやすいところにつけておいたほうが便利だろうというので、最初は額につけてみた。
 
これは大変よい考えだったのだが、人間たちは頭をさげて挨拶をするので、出会うたびに額がぶつかって子供がうまれてしまうのだった。いくらなんでもこれではダメだ。
 
それなら、脇の下ならどうかと、試しにつけてみると、額よりはましだったが、ちょっと仲良く腕など組んだら、もう子供ができてしまって具合が悪い。
 
わかりやすくて、しかも簡単には触れあわない場所にと考えて、神さまが最後に思いついたのは股だった。こうしてアレは現在の形に落ちついたというわけだ。
 
なお、アレのまわりには毛が生えるものだが、人間の額に眉毛があり、脇の下にも毛が生えるのは、神さまが試行錯誤をくりかえした名残だということだ。




15: 忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/07/29(金) 02:51:28.14 ID:lmo0pM8SO
河童ってほんと何なんだろうな
哺乳類?

【ミンツチ】
  
別名、シリシャマイヌ(山側の人)。ミンツチという言葉そのものは、ミヅチから出たものだという説もあり、もともとのアイヌ語ではないのかもしれません。
 
ミンツチはアイヌの河童です。海から現れた疱瘡神を撃退するために作られた61体のチシナプカムイ(蓬で作ったわら人形のようなもの)のうち、戦で倒れた60体がミンツチになったのだそうです。
魚の主で、漁師に漁運を、猟師には猟運を与える事がありますが、人を水死させる事もあるので、油断はなりません。12歳くらいの子供のような姿とか、禿頭の小さい老人の姿と言われますが、男女の区別はほとんど外見からはできないようです。
  
漁の神であるとも言われ、ミンツチがいる川は不漁という事がないそうです。
  
ミンツチがすると言われる悪さは、河童と共通点が多々あります。
その一方、キムナイヌと共通する性質もあるようです。いずれにしろ、名前を含め河童の影響を多く受けている事が考えられそうです(地方によって、河童の事をミヅチと呼ぶところがあります)。




20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 03:02:21.19 ID:bSEhSFuOO
>>15
呼び方は地方でミヅチ系カワタロウ系ガラッパ系とかマジ様々あるしな

正体も水神、大陸にわたるイメージが形になったもの、大工の捨てた呪術人形が動き出したもの、カワウソ、スッポン、猿、の見間違え妖怪化したものと様々
アイヌのものは交易と共に本州から入ってきたのか、それとも北回りで大陸からきたものかわからんけどそれも含めて楽しいよな




17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 02:52:59.76 ID:N40065JRO
河童は水の神が落ちぶれた姿なんだっけ




20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 03:02:21.19 ID:bSEhSFuOO
>>17
それは柳田一派等の考え方だね

俺も正体を突き止めようとしてるけど無理くせぇwww
生の河童見れたら話がはやいんだがなぁ




21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 03:08:18.60 ID:lmo0pM8SO
河童の??目撃情報だけ?≠竄スらある河童の町が数年前テレビでやってたけど。


河童だけじゃなく妖怪とかも真相が知りたい




22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 03:11:57.88 ID:bSEhSFuOO
>>21
天狗=渡来人説とか




28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 03:29:40.75 ID:cQA9bwo50
今年の冬だかに、夜這いの文化を復活させるか村の会合で相談するからどうしようかというスレがあったな
事情が生生しくて嫌悪感一杯だった




32: 忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/07/29(金) 03:31:12.95 ID:9xNa3q8U0
>>28 四国の田舎とかまだあるみたいだよ




42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 04:17:23.40 ID:joNVqK+6O
遠野物語に出てくる山の民はアイヌ人説ってどうなの?




46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 04:22:27.16 ID:bSEhSFuOO
>>42
渡来人っていう人もいるけどねー
アイヌってしてるひともいるな

新しい資料がみつかるといいんだけどな




47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 04:25:27.32 ID:XL18z6XO0
ハイヌウェレ型神話とか面白いよな
尻から食物を生み出す女神の話
似たような神話が世界の様々な地域で見つけられる




49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 04:35:07.39 ID:bSEhSFuOO
世界中で話の類型があるって面白いよな




53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 04:42:12.54 ID:4i8Wl0vqO
仏教だったと思うけど、確か『宇宙の広さはこのぐらい』みたいな解釈が有ったと思う(曼陀羅?)
詳しく覚えてないけど『aのx倍をさらにx倍してさらに(ry』といった具合に、膨大な距離を説明してたはず

んで質問なんだが『ノアの箱舟』みたいに上記の類話ってある?
他にも創世神話で具体的な数字を示しているものがあるなら、興味がある




56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 04:57:27.98 ID:XL18z6XO0
宗教って表面的には様々だけど、神秘主義思想になってくるとどれも類似しるという説
キリスト教などのヘブライ密教と仏教の密教でも不思議な類似性があるらしい






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1: 名も無き被検体774号+ 2014/02/05(水) 19:45:08.00 ID:r+I/e64e0
大した話じゃないと思うんだけど
地元で伝わる不老不死の人の話を少ししてみます


2: 名も無き被検体774号+ 2014/02/05(水) 19:47:13.36 ID:GscTVG0y0
ほう

3: 名も無き被検体774号+ 2014/02/05(水) 19:48:04.95 ID:r+I/e64e0
その不老不死の人はフーライさんって言うんだけど
風来坊からきてるらしい

フーライさんの話を聞いたのは、幼稚園に通ってた頃
ひいばあちゃんが亡くなる時にその話をきかせてくれた

ひいばあちゃんは亡くなる直前まで元気でピンピンしてた
でも、亡くなる一週間くらい前からか、もうすぐ自分は死ぬんだと家族に言っていた

4: 名も無き被検体774号+ 2014/02/05(水) 19:48:32.15 ID:Bi3E75YJ0
ほほう

5: 名も無き被検体774号+ 2014/02/05(水) 19:52:00.87 ID:r+I/e64e0
だからと言って元気がなくなったり寝たきりかって言えばそんなことはなくて
それまで通りピンピンしてた

ひいばあちゃんの部屋に弟と二人で呼ばれて行ったら
ひいばあちゃんは、ふーらい様にまた会いたいと言い出した
フーライ様って誰?って聞くと
フーライ様は不老不死の人だと教えてくれた

ひいばあちゃんが小さいころに会ったことがあって、
たまに地元に帰ってきてはもてなしを受けていたらしい

6: 名も無き被検体774号+ 2014/02/05(水) 19:55:49.94 ID:r+I/e64e0
ひいばあちゃんが会った時のフーライ様は30歳くらいの外見だったよう
それからひいばあちゃんはフーライ様について話し始めた


フーライ様は、もともとその地に住むアイヌ人らしい
本当の名前はもう誰も知らないみたいで
本人に聞いても、風来坊とでも呼んで下さい
としか言わないらしく、それでフーライ様になったらしい

7: 名も無き被検体774号+ 2014/02/05(水) 19:57:08.49 ID:Ggmhq3n70
ふmふむ

8: 名も無き被検体774号+ 2014/02/05(水) 19:57:56.80 ID:GscTVG0y0
なるほどなるほど

10: 名も無き被検体774号+ 2014/02/05(水) 20:01:58.06 ID:r+I/e64e0
あとは、聞いた話だから本当かはわからないけど続けます



フーライ様は元々、普通の人だったらしい
ある時、集落の付近になぜかクマがたくさん集まってきたことがあった
このままじゃ、いつか襲い掛かってくるかもしれないけど
アイヌ的に、クマってのは神様みたいなもんだからどうにもできない
イヨマンテっていう儀式だかお祭りではクマを食べたりするらしいんだけど
その時期でもないし、困ったなって時に
ついにクマが集落の女性を襲って食べてしまったらしい

11: 名も無き被検体774号+ 2014/02/05(水) 20:07:44.99 ID:r+I/e64e0
その女性っていうのがフーライ様のお母さんだったらしい
それでフーライ様はそれまでの温厚な性格からは想像できない程怒り狂ったらしい
そのまま山に入っていったフーライ様は数週間戻ってこなかった

で、フーライ様が戻ってきた時、女性を食べたクマを殺して毛皮だとかを持ってきた
敵討なのはそうなんだけど
クマってのは神様だから集落の人から大バッシングを食らった

12: 名も無き被検体774号+ 2014/02/05(水) 20:11:56.89 ID:r+I/e64e0
神様の祟りを恐れた人たちが
フーライ様を縛り上げて、生贄にするために山の中に放置した

案の定、クマがフーライ様の周りに来て
襲いかかってきたところで、フーライ様は諦めてしまった
でも、そのクマはフーライ様を食べないで、話しかけてきた

「お前には、死ぬよりも苦しい罰を与える」

って言って、そのクマはフーライ様を縛っていた縄を噛みちぎって立ち去ったらしい

14: 名も無き被検体774号+ 2014/02/05(水) 20:20:26.37 ID:r+I/e64e0
それから、フーライ様は自分の集落に戻ったんだけど
そこでは、やっぱり集落の人にボロクソ言われて
弁明の余地なく、フーライ様はその地を去ることにした

それからフーライ様は、各地を渡り歩いては色んなことを勉強して
何十年かに一回、その地に戻ってきては
新しい技術だとかを伝えてきたらしい
その時はもちろん身分を隠していたようで
最初のうちは、大人はみんな自分のことを知っているから
子供とかにこっそりやり方とかを教えていたらしい

15: 名も無き被検体774号+ 2014/02/05(水) 20:29:20.42 ID:r+I/e64e0
ここまでが聞いた話です



それから長い間、そういうことが続いて、
ひいばあちゃんが子供の頃に来てからはフーライ様は
まだ戻ってきてなかった

結局、ひいばあちゃんが生きてる間にフーライ様は来なかった

16: 名も無き被検体774号+ 2014/02/05(水) 20:31:47.10 ID:GscTVG0y0
フーライ様はクマのせいで不老不死になったってこと?

19: 名も無き被検体774号+ 2014/02/05(水) 20:36:25.71 ID:r+I/e64e0
>>16
そうみたいだね
クマっていうか神様なんだと思うけど
アイヌにとってクマは神様の化身?だから
その神を殺した罰に、生き続けて苦しみ続けろ
ってってことだと私は勝手に解釈してるよ

17: 名も無き被検体774号+ 2014/02/05(水) 20:33:05.88 ID:aFytzROhO
生まれも育ちも葛飾柴又

19: 名も無き被検体774号+ 2014/02/05(水) 20:36:25.71 ID:r+I/e64e0
>>17
それはフーテンや

18: 名も無き被検体774号+ 2014/02/05(水) 20:34:15.13 ID:r+I/e64e0
ちょっと時間は進んで、私が小学生の時

私の地元では、お盆の時期からは山に入っちゃいけないって言われてた
その時期は、山が一番力を使う時期だから
山に入ってしまうと、山に吸収されて戻って来られなくなるかららしい

まぁ、実際はクマが冬眠に向けて食べ盛りだから危ないってことだと思う

20: 名も無き被検体774号+ 2014/02/05(水) 20:39:34.12 ID:r+I/e64e0
小学生の時、ほんの肝試し的な感じで仲の良かった友達とで山に入ったことがあった

その辺になってる桑の実とかコクワとか食べながら
全然大したことないじゃんwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
とか余裕こいて歩いてた

ちょっと開けたところでひとしきり遊んで
そろそろ帰ろうかってなって異変に気づいた
さっきまで見えていた麓の家とかが見えなくなってた
暗いわけじゃないのに、木しかなくなってた

21: 名も無き被検体774号+ 2014/02/05(水) 20:47:01.03 ID:r+I/e64e0
山と下る方向にいくら歩いても出られなくて
もうみんな泣きながら歩いてた
最終的に、もう歩くのをやめてみんなで座り込んで泣いてた
帰れなくなって、夜になったらクマに食べられてしまうって

そうしてから10分も経たないうちに、近くで草が揺れる音がした
みんな一瞬静まり返ってそっちを見た
近づいてくる音はするけど草も揺れないし姿も見えない
もうみんな怖すぎて声もでなかった
ちな私はもらしてた

22: 名も無き被検体774号+ 2014/02/05(水) 20:55:36.89 ID:WRuzkFEl0
それでそれで

23: 名も無き被検体774号+ 2014/02/05(水) 20:57:59.93 ID:r+I/e64e0
そしたら、音がしてたのとは違う方から
大きい影が出てきて
「ほら、お前ら何しとる」
って話しかけてきた

その影は大きくて、ほぼクマだった
毛むくじゃらで大きくて、クマそのものに見えた

でもよく見てみると、人の顔をしていて
ヒゲとか眉毛とか毛がすごい、大きい男の人だった

その人に連れられて歩いて行くと、なんとはなく山を出られて
もう山に入るなと叱られた

25: 名も無き被検体774号+ 2014/02/05(水) 21:01:01.95 ID:r+I/e64e0
みんなそのままそこで別れて帰宅したんだけど
その大男はすぐに山に戻って行ってた

それを帰ってから親に話すと
山に入ったことは怒られたには怒られたんだけど
それより、その男の方に興味が行っていて
フーライ様じゃないのか!?って言って
どこかに電話してじいちゃんと父さんは二人で慌てて出かけていった
ばあちゃんは、怖かったなぁとか、フーライ様が助けてくれたから
今度あったらお礼言わないとね
とか言ってた

27: 名も無き被検体774号+ 2014/02/05(水) 21:04:49.19 ID:r+I/e64e0
結局、じいちゃんと父さんは数時間後に戻ってきて
ばあちゃんと母さんと4人でちょっと話をして
母さんを残して、3人は公民館に出かけていった
なんでも、フーライ様を迎える準備をしに行くらしい

母さんは残って、私と弟を寝かしつけて
それから向かったようだった

28: 名も無き被検体774号+ 2014/02/05(水) 21:07:21.25 ID:r+I/e64e0
それから、一週間くらい昼夜問わず公民館で宴会が開かれた
昼間は仕事があるから全員ではないけど
必ず何人かはいるようにして料理も切らさないで
いつフーライ様が来てもいいようにしてたらしい
私たちも、学校帰りに寄って料理を食べたりした

その時、フーライ様が来たのかは覚えてないけど
なんか近所中がとても賑わってた記憶がある

29: 名も無き被検体774号+ 2014/02/05(水) 21:09:17.84 ID:r+I/e64e0
中途半端かもしれないけど
これで一応終わりです

30: 名も無き被検体774号+ 2014/02/05(水) 21:12:24.17 ID:WO4Kmm3+0
ズコー

31: 名も無き被検体774号+ 2014/02/05(水) 21:14:55.66 ID:a9KNhZOY0
何でばぁちゃんピンピンしてたのに1週間前から死ぬって言ってたの?

32: 名も無き被検体774号+ 2014/02/05(水) 21:21:22.31 ID:r+I/e64e0
>>31
なんか、おとうさん(ひいじいちゃん)が迎えに来たって言ってたような気がするけど
そのへんはよくわかんない
死因としては老衰だったと思ったけど

33: 名も無き被検体774号+ 2014/02/05(水) 21:47:01.06 ID:Ad4rpHK40
貴重な体験をしたな
ちょっと羨ましい

34: 名も無き被検体774号+ 2014/02/05(水) 21:51:16.18 ID:jkAlZoM+0
アイヌって事は北海道だよね

35: 名も無き被検体774号+ 2014/02/06(木) 05:13:58.65 ID:8qe2/C0V0
面白いっていうか興味深いお話だね

36: 名も無き被検体774号+ 2014/02/06(木) 21:33:40.57 ID:Uinp72Ve0
このオチも無いけど不思議な感じの話って結構好き





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953 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/06/09(月) 22:10:15.99 ID:9ROx18c20.net
オカルトかどうかわからんけど自分の名字の由来の話。

田舎の方に行くと、地域に同じ苗字の家が密集してる集落なんてのは割とよくあると思う。
そんで俺の住んでた地域も2,3種類の名字が大半を占めていてました。
あ、申し遅れましたが俺の名字は『末吉』です。
よく『すえきち』と呼ばれますが『すえよし』です。
九州の方に割と多い苗字みたいですが、九州出身ではないです。
ほんで、周りの家は同じ苗字ばっかりなのに自分んちだけ末吉。
小さい頃は郵便物が間違えて配達されたりせんで便利だなーとか、
割と最近になって引っ越してきたんかなー?ぐらいにしか思っていなかった。

中学の頃、名字の由来に関するテレビ番組を見た俺は、
じぃちゃんに「うちの名字に由来とかあるん?」って何の気なしに聞いてみました。
するとじぃちゃんは何故か少し困った様な顔をしました。
そしてしばらく考えた後、「お前にも関係のある話だから・・・」と少しずつ話し始めました。


955 :944@\(^o^)/:2014/06/09(月) 22:39:00.74 ID:9ROx18c20.net
昔々、まだ農民が苗字を持っていなかった頃。
住んでいる集落は山間部のため農作物の育ちは悪いが、自分たちが食っていく分ぐらいは何とかなっていたらしい。
しかしある年から凶作が続き、次第に飢餓で亡くなる者も出てくるようになった。
そこで集落の人達は藁にもすがる思いで祈祷師(占い師?)に豊作の祈願をしてもらうことにした。
その祈祷師は豊作を望むのなら、
「この集落で家で嫡子となる子が生まれたら、その子の首をはね、体を集落にある一番高い木のできるだけ木の高いところへくくりつけ、頭は根元の土を掘り埋めなさい」
と集落の人々に告げた。
そして祈祷師は続けて、
「一度始めるとその家系は代々嫡子を生贄にしなければ再び凶作になるので、途中でやめてはならない」
と警告をした。


956 :944@\(^o^)/:2014/06/09(月) 22:53:54.61 ID:9ROx18c20.net
その後、間もなくして嫡子が生まれたのが我が家の先祖様、という訳らしい。
ご先祖様は当然最初は渋っていたらしいが、集落の人達からの説得もあって渋々承諾したようです。

そして翌年、今までになく豊作となった集落はその後、飢餓で亡くなる者もなかった。
またご先祖様夫婦にも新しく子供もでき、集落の人達から感謝されながら暮らしたそうだ。
しかし、その夫婦の嫡子(二人目の男子)も結婚し、嫁が妊娠した頃、祈祷師が再びやってきて、
集落の人達に「忘れてはいないだろうな、代々続けなければならん」と伝えた。


958 :944@\(^o^)/:2014/06/09(月) 23:09:51.21 ID:9ROx18c20.net
そして、そのご先祖様夫婦も集落の人達に説得され、
生まれてきた嫡子の首をはね生贄として体を木に吊るし、頭を埋めた。
その後、何代もこの生贄は続いたらしいが、幸か不幸か家系は途絶えることはなかった。

そして何代か後のご先祖様の頃、この生贄を止めようと言う人があらわれた。
集落の人々はなんとか説得して続けさせようとしたが、このご先祖様は承諾しなかった。
集落の人々も何代にも渡って犠牲になってきた家系に、これ以上負担を負わせるのに引け目を感じたのか、このご先祖様の言う通り、生贄は止めることになった。


959 :944@\(^o^)/:2014/06/09(月) 23:23:04.32 ID:9ROx18c20.net
しかし、祈祷師の警告も無視できなかった集落の人々は、生贄を止めるにあたって別の祈祷師を呼び助言を求めた。

その祈祷師が言うには、
「この儀式の呪は非常に強く簡単には解けない。解けたとしても、生贄のことを忘れることは、これまで生贄になってきた子の怨念で家系に不幸が起きる」
とのことだった。

祈祷師はひと通りの祈祷を行い、生贄を吊っていた木は切り倒された。
そしてその年、凶作とはならなかったが、ご先祖様夫婦の長男は死んだ。


960 :944@\(^o^)/:2014/06/09(月) 23:33:55.00 ID:9ROx18c20.net
その後、何代かにわたってうちの家系は本来嫡子となるべき長男は死産、もしくは若くして亡くなり次男が家を継いできた。
実はじいちゃんも父も次男で本当なら兄がいるはずだが、どちらも若くして亡くなっている。
俺は長男でまだ生きているが、結婚もせず、弟は結婚して子供もいることから、呪はまだとけてないのか?

それはそれとして名字の由来の話に戻ります。


961 :944@\(^o^)/:2014/06/09(月) 23:39:11.04 ID:9ROx18c20.net
人々が名字を名乗るようになった頃。
ご先祖様は生贄のことを忘れないように名字を『末吉』にしました。

木の上に体を吊るして『末』。
土の下に頭を埋めて『吉』。

これが我が家に伝わる名字の由来です。


962 :944@\(^o^)/:2014/06/09(月) 23:42:51.41 ID:9ROx18c20.net
うろ覚えなとこもあるけど大体こんな感じだったはず。
小さい頃ちょっと過保護気味に育てられたのも、このせいかもしれんと今更になって思う。
最近首が痛いのは気のせいだと思いたい。





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128 :本当にあった怖い名無し:2014/02/28(金) 22:26:36.08 ID:3gNEKuj20
うちの頑固爺さんの話。
爺さんが生きてる間は全然そんな話しなかったんで、葬式後の親戚との話で聞いた。
親戚が集まって、いわゆる故人を偲ぶってやつ。

爺さんは婆さんを嫁にもらうとき、婆さんの実家に挨拶に行ったんだが、
当時は戦前でまだまだ変な風習のある田舎が多かったらしい。
婆さんの実家で正面から入れずに、裏から家の中に上がらされたりしたんだと。
爺さん激怒して「何でこんな馬鹿なことをやっとるんだ!」と、義理の両親になる人に対して突然説教を始めたそうな。
婆さんの両親が「縁起が悪い」とか「バチが当たる」とか言いわけすると、
「本当にバチが当たるか、不幸になったもんを数えて統計をとってみろ!」と更に激怒。
変な風習を一切やめさせた。かなりの迷信嫌いだったそうな。
俺は爺さんが当時統計って言葉を知ってた事に驚いたが、まあ戦前も学校あったし普通に知ってるわな。
婆さん関係の親戚なんかは、「あの時は馬鹿なことを信じてたな」と言ってた。


129 :本当にあった怖い名無し:2014/02/28(金) 22:29:22.35 ID:3gNEKuj20
爺さんは強引で一度決めると引かなくて、婆さんの名前を変えさせたり、
戦後は村で初めて農業に機械を導入したり、かなりのやり手だったとも。
俺はガキのころ暗い所が泣くほど怖くて嫌だったんだが、泣くと爺さんにメチャクチャ怒られた。
とにかく怖い爺さんだった。
ああいう人だったから変な風習をやめさせられたんだろう。
でも葬式はきちんとやるし、地元の神社の行事にも毎年参加していたから、
何の足しにもならない「バチ」とか「祟り」が嫌いだったんだと思う。
もし爺さんと婆さんが出会ってなかったら、婆さんの実家は今でも変な風習を続けていたのか、
それは分かんないけど、爺さんは良いことをしたと思うよ。



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