【閲覧注意】怪談の森【怖い話】

当サイト「怪談の森」は古今東西の洒落にならない怖い話~ほっこりする神様系の話まで集めています。 随時更新中!!

カテゴリ: 物の怪



121 :本当にあった怖い名無し:2008/05/05(月) 10:28:45 ID:E6GAalzI0
ずいぶん前に他スレに書かれていた話があった。
話の趣旨は、『ほこらから出てきた何か気持ち悪いモノに追いかけられた』とかいう話。
近所の私はその書き込みで、「ああ、あそこだ」とすぐに解るような書き込みだった。
で、その書き込みがあった翌日、通り道なので見てみた。

その祠。知る限りはいつも鍵がかかっていて、開いてるはずがないもの。
正直、作り話しちゃってーと思って行ってみた。
したら、その祠にかかっていた南京錠が壊れて地面に落ちていて、扉が開いていた。
うわここまで手の込んだこと・・・!と思って突っ立ってたら、
近所のじいさんが近づいてきて、「壊したのはあんたか?」と聞く。
で、「素手で無理ッスよw」というと、「だろうなあ・・・まずいなあ・・」と。
「ここ、何なんですか?」と聞いたら、
「昔、物の怪を封じて、その後開けたことがない」と、中を見せてくれた。
南京錠がかかった観音開きの中に、もう一つ観音開きの扉があって、そこにはお札が貼られている。
いや、正確には、貼られていた、と書いた方がいいかも。
無惨に破れ、開いていたからだ。
「まったく、悪戯にしても酷いなあ。・・・まあでも、もうここには戻ってこないだろう」と。
「どうしてですか?」と聞くと、さも当然のように、
「封印されていた場所に帰るか?わざわざ。まあ、開けたヤツについていったんだろうなあ。
 ・・・もう無意味だな、これ」と。

今でもその祠はあるが、開けっ放し。万一帰ってきたときの為に開けてあるらしい。
その土地の所有者すら今は不明なので、これ以上の詳細は解らずだが、なんとも気持ち悪い。



124 :本当にあった怖い名無し:2008/05/05(月) 11:43:23 ID:HTSJrRS0O
俺も祠ネタで1つ

2週間程前に千葉県の某地域で、
農作業帰りの婆さんが、乗っていた田植え機の脱輪で横倒しになり、 そのまま下敷きになって死亡した。
近所の人がドーンと大きな音を聞きつけ、見に行った時には手遅れだったらしい。

この家は、所有地の祠を潰して、NTTにアンテナ用地として貸していたらしい。
近所では「30万円ばかりのためにそんな事をしたら、いつか祟られる」と噂になっていた家だった。
実際数年前には、娘の婿が通勤中交通事故で植物状態になっていた。

祟りは此で終わりなのか…それともまだ続いているのか…



135 :121:2008/05/05(月) 14:02:06 ID:E6GAalzI0
私の話も千葉県じゃ・・・

この祠の妖怪?については、郷土史等を調べても何も出てきませんでしたが、
このご近所で古い家が、持ち回りで封印のお札を7年ごとに神主に頼んで張り替えていたそうで、
実はこの件の前に、お札を張り替える年数を間違ったとか聞きました。
何百年と続いてるとの話ですが、正確な事は誰ももう知らないそうです。






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350 :1/3:2009/12/31(木) 16:29:47 ID:jCDbnveD0

突然だが、本で読んで以来、アカマネという得体の知れない物の怪の話を集めている。
アカマネとは、読んで字のごとく『赤真似』。これは全国津々浦々で目撃されているらしい。
で、このスレの情報量を頼って、似たような話があったら聞きたい。

 

俺が覚えているアカマネの話は、だいたい以下のような話。

 

ある人が引越しして間もない昼間、チャイムが鳴った。
引っ越してきたばかりで知り合いもなく、尋ねてくる人の心当たりもなかった。
厄介なセールスだと困るので、ドアスコープから様子を伺うと、誰もいない。
おかしいな……と思いながらも部屋に戻ると、またピンポーンとチャイムが鳴る。
再びドアスコープを覗いても誰もいない。
そして部屋に戻ると、またピンポーンとチャイムが鳴る。
そうだ、と思い立ち、玄関が見える部屋に行き、カーテンを開けて玄関を覗き見た。
ドアの前に立っていたのは、真っ赤な色をした人型のものだったという。
うわ、と思ってすぐに顔を引っ込めたが、そのときまたピンポーン……とチャイムが鳴った。
一体アレはなんなんだ?と思うと、怖くてたまらない。チャイムが鳴る度に体が竦んだと言う。
あんなものに気づかれたらどうしよう。そう思って子供部屋を出て、絶句した。
玄関の上にある採光用の窓に、赤い頭と手が張り付いていたのだという。
身長が二メートル以上ある!
どうしよう、と思った瞬間、外に出ていた娘さんが帰宅した。
驚いて「大丈夫だった?」と聞くと、「何が?」と笑われたという。

 

 

351 :2/3:2009/12/31(木) 16:30:31 ID:jCDbnveD0

数日後、友人夫婦が引っ越し祝いに来てくれた。
玄関に行ってみると、旦那さん一人しかいない。
「奥さんは?」と聞くと、旦那さんは「わからん」と首をかしげた。
「俺をマンションの下に降ろしたら、慌てて自分だけ帰ってしまった」と言って、怪訝な顔をしたという。

 

やがて、宴もたけなわとなった。
やっぱり奥さんに来てほしいその人は、奥さんに電話してみた。
すると、奥さんは『言いにくいんだけど……』と前置きして、こんなことを言った。
『マンションに行くと、マンションの五階にあるあなたの部屋の前に、
 大きくて真っ赤な人間がいて、体をくの字に曲げて中を覗き込んでるの。
 主人には見えなかったみたいだけど、私は怖くて帰っちゃったの』

 

このことを知人に相談すると、「火事の前兆かもしれない」と言われたので、しばらく火元に気をつけて生活した。
しかし、結局火事は起こらず、その赤い人間がまた現れることはなかった。

 

 

353 :3/3:2009/12/31(木) 16:31:54 ID:jCDbnveD0

んで、俺が集めたこの『赤真似』の特徴。
・体が赤い。稀に緑色、ないし黄色の場合もある。洒落怖の「青い人が来る」などもこの類か。
・アカマネとは単に一番オーソドックスな色なだけで、別に赤い種類だけがいるわけではないのかもしれない。
・体が巨大である、もしくは目鼻などの凹凸がないなど、人間とは少し異なるものの、人型をしている。
・神出鬼没で、特定の場所に出るというわけではない。取り憑くということもいまだ聞かない。
・何かの前兆であるとも聞く。その場合は火事の前兆であると解釈される場合が多い。
・稀に知り合いの名前を騙って玄関に現れることもあるらしい。アカマネの名前はこの特徴から。
・見える人と見えない人がきっぱりと分かれるらしい。

 

ネットや本を読む限り結構目撃されてるようなので、このスレでも似た話が出ると思う。
年末に変なことを話すが、知ってる人がいたら教えてくれよ。

 





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575 本当にあった怖い名無し
2009/12/04(金) 19:39:12 ID:WTL3pcHg0
>>523だが今日聞いた話
『遠野物語』に登場する霊峰・早池峰山の主は女神だが、実質取り仕切っているのは怪物だという

んでこの怪物というのが面白い奴で、一つ目一本足のデカい怪物なんだそうだ

これってアレだよな? ヤマノケだよな? 俺個人的にはこいつもヤマノケもイッポンダタラだと思う

昔遠野周辺では金山が非常に賑わっていて、そこで産出された金は奥州藤原氏の建てた

中尊寺金色堂にも使われたらしい。北上山地はとにかく鉱物資源が豊富で、北上山地を越えれば

日本有数の鉄鉱山である釜石鉱山もある。この釜石鉱山では餅鉄という非常に良質な鉄が採れ、
日本初の反射炉による近代製鉄もここで行われた

で、このイッポンダタラという化け物だが、これは元々山師だったらしい

コイツが一つ目なのは、長年熱く焼けた鉄を見るうちに片目が潰れたからだという

コイツが一本足なのは、鉄に風を送るふいごを踏み続けて片足が腐ってしまったからだという

まぁコイツが件の話のように人に取り憑くかは知らんし、コイツが製鉄に携わる山師だったと言う話も、

元々そういう異様な姿だったのに後から人々が理由をつけただけかもしれん

ちなみに、コイツは今も全国に居て、最近でも田んぼに残った足跡が発見されて話題になったりしてるらしい

オチのない話だがすまんね

583 本当にあった怖い名無し
sage 2009/12/04(金) 22:43:25 ID:rWvInYPOO
>>575
グリム童話のホレおばさんみたいだね。

ホレおばさんは下唇と親指が異常に肥大し、片足はガチョウのようにひしゃげた

外見の魔女だけど、元々は人間で、糸紡ぎを長く熱心にやってると、唇や手足が
そんな風に変形したんだと。

で、ホレおばさんは、働き者の娘にはとても親切で褒美を沢山くれるけど
怠け者の娘には腹を裂いておが屑を詰めたり、酷い罰を与えるらしい。

だからキリスト教的には魔女に見えるけど、日本人的解釈なら神扱いだと思うんだよね。

584 本当にあった怖い名無し
2009/12/04(金) 23:45:11 ID:WTL3pcHg0
>>583

遠野物語によるとこの主とやらは人のモチ勝手に食ったりするだけで
特に御利益みたいなもんはなかったなぁ
あと頭のてっぺんに口があるそうで、隣町の伝説ではこれの正体は山姥だという

毎晩毎晩、ある寺の和尚が囲炉裏でモチを焼いてると、こいつが来て片っ端からモチを食ってしまう

そこで和尚が一計を案じて、白いゴマ石をモチみたいに囲炉裏で焼き、徳利には酒の代わりに油を入れておいた

んで、その日もこの「主」とやらが来て、ゴマ石をモチだと思って頭の口から食ってしまった

和尚がすかさず酒を薦めると、口の中で油が発火し、この化け物は悲鳴を上げて寺を飛び出していった

しかし、内臓を悉く焼かれたこの化け物も巣には帰りつけず、ついに道端で力尽きた

で、天日に炙られてこの化け物の死体が腐敗し、物凄い異臭を放つようになった

で、ケガレを嫌う早池峰の主が洪水を起こしてこの化け物の死体を押し流してしまった

この洪水は麓の町をも綺麗さっぱり洗い流し、化け物の死体もバラバラになってどこかへ流れていった

この洪水の時、荒れ狂う泥水の中を、白いお髭の老人が流される家屋の上に泰然と座り、流されていったという

んで、後にこの白い髭の老人はここらの神様であろうといって、それ以来北上川の洪水を白髭水と呼ぶようになった

長い話だが終わり。あんまり怖くないね




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