【閲覧注意】怪談の森【怖い話】

当サイト「怪談の森」は古今東西の洒落にならない怖い話~ほっこりする神様系の話まで集めています。 随時更新中!!

タグ:オカルト



135 :本当にあった怖い名無し :04/08/24 23:37 ID:/l5BbhHD
これは15歳の時、本当に体験した話。

俺の実家は海沿いの田舎町なんだけど、メチャ綺麗な海が有名なんだけど、
色々とイワクがあるんだよね・・・
幼馴染のKの実家は代々続く名家なんだけど、
『そこの家の嫡男は、15才の誕生日に海に近づくと命を落とす』って言い伝えがあったんだ。
死ぬって言うのは、
海神(地元の言い伝えでは美しい女)が死んでしまった自分の子供を生き返らせようと、
選ばれた家の嫡男の魂をもって行くって話しなんだけど、
俺もKも眉唾だと全然信じてなかったんだよね。


138 :本当にあった怖い名無し :04/08/24 23:56 ID:/l5BbhHD
誕生日当日、Kは学校を休んだ。
俺は昼休に学校を抜け出して、様子を見に行った。

Kの家に着いて呼び鈴を押すと、Kの母親が出てきた。
話を聞くと、今日は大事をとって家の座敷に缶詰状態らしい。
Kに会いたいと伝えると、「今日で最後かも知れないから・・・」と、家に上げてくれた。
俺はそんな与太話本気で信じてるのかと思ったが、
町中その噂で持ちきりだったので、ナーバスになるのも仕方ないかと、座敷に向かった。



140 :本当にあった怖い名無し :04/08/25 00:03 ID:FhrN6Mxq
座敷の前にはKのオヤジと爺さんが、ふすまの前に厳しい表情で座り込んでいた。
俺に気づいた二人に軽く挨拶をし、Kに会いたいと伝えると座敷に通してくれた。
ふすまを開けると、缶ビール片手にくわえタバコのKが、ダビスタに夢中だった。
本人は全く緊張感が無く、何故かホッとした。


141 :本当にあった怖い名無し :04/08/25 00:17 ID:FhrN6Mxq
Kが俺に気づき、オウといつもの様に挨拶を交わした。
しばらくは下らない話しをしていたのだが、
Kが急に「なぁ今日本当に俺が死んだらどうするよ?」と聞いてきた。
一瞬返答に困ったが、「俺が死に際見取ってやるよ」と冗談ぽく言った。

Kの話しでは、Kのオヤジさんも爺さんも嫡男で、15の誕生日には同じように座敷に缶詰だったらしい。
2人とも全くその日の記憶が抜けていて、何も憶えていないとの事だった。
俺は今日一日Kと一緒に過ごすと決め、食料とタバコの買出しにコンビニへ向かった。


142 :本当にあった怖い名無し :04/08/25 00:29 ID:FhrN6Mxq
コンビニから戻ると、何やら座敷の方が慌ただしい様子だった。
何やらエライ坊さんが来て、結界だの魔よけだの準備をしていた。
Kはと言うと、酒を頭からかけられ灰をかけられ、物凄い状態になっていた。

Kが体を洗って帰って来ると、2人でお札がビッチリとはられた座敷へ戻った。
特にやる事が無いので、DESPERADOのDVDを観た。
座敷の前では、近所のオッサンどもが順番で番をしていた。


143 :本当にあった怖い名無し :04/08/25 00:39 ID:FhrN6Mxq
特に何も起こらず、夜もふけて来た11時過ぎに便所に立って、
戻るとふすまが開き、番をしていたオッサン2人が眠りこけていた。
まさかと思い座敷を覗くとKがいない。
オッサン達をたたき起こし、家の人間にKが居ない事を告げた。

その日Kの家に詰めていた人間全員で、Kの捜索がはじまった。
俺はバイクを飛ばし、すぐに海へ向かった。

海岸線の国道を走っていると、すぐに砂浜に立っているKの姿を見つけた。
俺はすぐ携帯でKの家に連絡を入れ、Kに走り寄った。


144 :本当にあった怖い名無し :04/08/25 00:50 ID:FhrN6Mxq
「オイ、Kお前何やってんだよ」と肩をつかむと、物凄い力で振り払われた。
無言で振り返ったKを見ると、白目を剥きヨダレを垂れ流した状態だった。
これはヤバイとKを羽交い絞めにしたのだが、Kは海へと向かう足を止めない。
物凄い力で海へと引きずられてしまった。
何を言っても聞く耳を持たないので、仕方なく後頭部を力一杯ぶん殴った。
4~5発は殴ったのに、こっちのコブシが腫れ上がっただけでビクともしない。


146 :本当にあった怖い名無し :04/08/25 01:07 ID:FhrN6Mxq
そうこうしてる内に、大人達が集まって来た。
10人以上でKを取り押さえたのだが、引きずられるばかりで止める事ができない。

海水が胸位まで来た時、昼間の偉い坊さんが現れ、お経を唱え始めた。
するとKは、意識を失った様に海に沈んでしまった。
慌ててKを引き上げて浜へ上げた。

坊さんがKの額にお札をはり、お経を読み始めた。
読経は日が昇るまで続けられた。

読経が終わり、坊主がKの背中を叩き、「アイ!!」と気合を入れるとKが目を覚ました。
Kは目の前で何が起こっているのか、全く理解できていない様子だった。
「何故俺は海にいるのか?」「何でお前まで水浸しなのか?」と、状況を理解しようと必死なようだった。
Kに昨晩起こった事を話すと、「マジ?」と唖然としていた。
本当に何も憶えていない様子だった。

それから町ではその話しで持ちきりだったが、すぐに噂は絶えて、誰もその事を口にしなくなった。
Kは今、北海道で牛を飼いながら元気に暮らしている。来年結婚するそうだ。


147 :本当にあった怖い名無し :04/08/25 01:19 ID:40WYlrQo
面白かった。
最初からお札貼っておけばよかったのに


148 :本当にあった怖い名無し :04/08/25 01:30 ID:FhrN6Mxq
>>147
どうも、Kのオヤジさんと爺さんの時も、同じやり方で大丈夫だったらしいので、そのままやったみたいどえす。


151 :本当にあった怖い名無し :04/08/25 01:39 ID:FhrN6Mxq
ちなみにこの事件は、地元のローカル新聞にものりやした。
そんで、その坊さんは大もうけしたらしいです。







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先月その会社を辞めざるを得なくなった事件が起きた。
特定されるかもしれんが、もう辞めたし会社がどうなろうが知ったこっちゃないので話す。

先月、会社を辞めざるを得なかった時の話。結構長くなるので長文苦手な方は注意。

当方、今の会社(もう前の会社だが)に勤めて3年目の女。特定されるかもしれんが、もう辞めたし、会社がどうなろうが知ったこっちゃないので話す。

建築関係の会社に勤めていたんだが…入社当時は事務じゃなく営業として働いてた。

しかし勤め始めて半年程たった時、事務のお姉さんが産休に入るというので女が私しか居ない小さな会社。半ば強制的に私が事務を引き受けることになった。事務について社長から説明を受けたあと、社長が

「事務の子はあんまり長続きしないんだよね」

と言ってきた。その時は適当な相槌打って流してた。事務と言っても経理までやるわけじゃないし、仕事自体はすごく楽で暇だった。

「あーこんなに暇じゃ退屈でみんな辞めてくよなー」と社長の言葉にも納得していたのだ。

ここからが本題。

先月、その会社を辞めざるを得なくなった事件が起きた。

その日もいつも通り出勤してきて適当にポットのお湯沸かしたり、朝刊確認したりと、朝の雑務をこなしていた。エレベーターホールからエレベーターが上ってきた音がした。

「あーこの時間はY部長だな」とかそんなことを考えながら入り口に目をやった。案の定Y部長であった。

いつも通り挨拶しようとしたら、Y部長のちょっと後に女の人がいて、入り口のすぐ向かいにある応接室にスッと入っていったんだ。

「あれ?こんな朝早くY部長のお客様かな?」って思った。私はお茶を用意しようと思い、Y部長に

「今お客様、お見えになりましたか?お一人でよろしいですか?」

と確認したんだ。そしたらY部長は不思議そうな顔をして、

「いや…誰も来てないと思いますが…」

って言うんだよ。私はおかしいなと思って応接室に行ってみた。…確かに誰もいない。それに、なんか畳のような焦げ臭いような変な匂いがしたのを覚えてる。

なんか気味が悪くなって、すぐに自分のデスクに戻ったんだ。まぁその日は、おおごとにしたくなかったし、誰にもその話はしないで終わったんだ。
その次の日、全く同じ事が起きたんだよ。私は、

「今お客様見えましたよねぇ!?」

とY部長に確認。Y部長は

「いや、来てませんよ…?」

と。いや、絶対来てたはずだ。昨日と同じ背格好のパンツスーツの女性が見えたんだもん。

再び慌てて応接室へ。その後を追ってくるY部長。さすがに私も若干取り乱していたと思う。やっぱり誰もいない。そして昨日と同じ変な匂い。私が首をかしげてるのを見てY部長が一言…

「もしかして…Sさん(私のこと)、変な匂いしませんか?」

私は、

「あーなんかしますね。昨日もしてたんですよ。ちょっと換気しましょうか」

と気持ちを落ち着かせようとそう応えたんだ。そしたら今度はY部長が青ざめた様子でうつむいて震えてるんだよ。

「どうかされましたか?」

って、たずねようとしたらY部長がバッと顔を上げて、

「行くところがある。Sさんも来なさい…」

って言うんだよ。私はめったに外回りとか、社用の外出とかがない。だから意味が分からなかった。


え、どちらに行かれるんですか?」

って聞いたら

「とりあえず話は後です。今は黙ってついてきてください」

って言うんだ。そして社員の一人に何か話している。私は慌ててコートやバッグを持ってY部長に着いて行った。


Y部長の車に乗り込む。Y部長はどこかに電話している。

「例の女性がでた」とか「まただ」とかそんな言葉を多様してたように思う。正直、緊張と恐怖であんまり覚えてない。Y部長は最後に、

「これからすぐ向かいます」

とだけ言って電話を切った。Y部長が運転する車は高速に乗り、2時間くらい走ったところで高速を降りた。

高速降りてちょっと走ったら、部長は車を路肩に止めた。そしてトランクを漁り出し一枚の細長いタオルを取り出し、

「申し訳ないがこれで目隠しをしてくれないか?」

と私に渡してきた。私は怖かったので思わず

「嫌です。一体なんなんですか?どこに行くんですか?」

と問い詰めた。部長は

「私を信じてください。大丈夫です。だからお願いします」

としか言わない。仕方ないから目隠しをした。部長はすぐに運転を再開したようだった。

怖い。もうそれしか考えられなかった。手汗もすごかった。一体どれほど走っただろうか。
部長が車を止めたようだ。

「Sさん、タオルを外してください」

私がタオルを外すと、車の目の前には大きいスギノキ。その横に和服を着た女性が。どうやらここは森の中のようだ。

私はいきなり視界が自由になったのと緊張でふらふらしてなかなか車から降りられなかった。部長がドアを開けてくれて肩を貸してくれた。

そのまま和服の女性に近づく。女性はY部長とアイコンタクトらしきものを取っていた。どうやら初対面じゃないらしい。

「この子が例の…」

とY部長が話しかけたら女性は話をさえぎり、

「話は後で。大体把握出来ていますから。それより急ぎましょう」

と森の奥へ奥へとどんどん歩いて行く。私と部長はその後を着いて行った。すると、お寺みたいな建物が見えてきた。

その建物を見たとき、今更になって「あーきっと会社で見た女性は、霊的なものだったんだろうなー」って思った。

私たちはその建物のの横にある、小さな古屋みたいなところに通された。しばらくして、ご住職みたいな人が現れた。

「こんにちは。Yさん、お久しぶりですね。そちらのお嬢さんがSさんか。初めまして。私はここの住職でございます。」

みたいな挨拶をしてたと思う。そして、住職はY部長に

「Sさんにはあの事は話していたのですか?」

と質問していた。Y部長は

「いえ…それが…」

とうつむいている。住職は一瞬怖い顔をしたが、すぐに優しい顔になり

「まぁ話は後です。準備は出来ています。どうぞこちらへ。」

と6畳ほどの暗い和室に私のみが通された。そこには経文(きょうもん)やらじゅずやら太鼓やらロウソクやら、いかにもこれから除霊しますよというようなものが置いてあった。

その中でも一番気になったのが小さなビンだ。暗くて何が入ってるかはわからないが、なにかが詰めてあった。

「さぁ、どうぞこちらへ。」

と座布団を差し出され、私はそこに正座した。

「これからなにがあっても目を開けてはいけません。」

と住職が言う。私はもう言われた通りにするしかなかった。

「では目を閉じてください」

ここからは何が起こっているか、住職が何をしていたか分からない。ただやたらと大きいお経とまたそれとは別の声がしていたように思う。私の意識はそこで途絶えた。

気がつくと私は崩れるようにその場で横になっていた。

「気がつきましたか?」

どうやら住職に起こされたようだった。

「今日は疲れたでしょう。泊まって行くと良い。」

と私を抱えて立たせてくれた。聞きたい事はいっぱいあるのに上手く喋れない。声が出ない。

別室に移され、そこにはお布団が用意してあり、住職は私を横に寝かせてくれたのだ。
もう外は暗い。住職は

「もう大丈夫ですよ。ゆっくり休んでください」

とニッコリ。私は自然と涙がこぼれ、止まらなくなっていた。住職は

「一人じゃ心細いでしょう。一人、ここにいさせますので」

と外で見た和服の女性を呼んでくれた。気がついたら外が明るくなっていた。横には和服の女性が。ずっと付いていてくれたのだろうか。

「起きましたか?丸一日眠っていたんですよ。まぁ詳しく言うと丸一日半ですけど」

と笑いながら

「ではご住職を呼んできます」

と部屋を出て行った。寝すぎたせいか頭が回らない。何も考えられない。ぼーっとしてるとふすまが開いて住職が入ってきた。

「おはようございます。体調はいかがですか?食事の用意が出来ていますがどうしますか?」

と聞いてきたので私は

「食欲がありませんので…それより…」

と事情を聞こうとしたら住職に

「忘れましょう。すべて悪い夢だったのです。もう大丈夫」

と話をさえぎられてしまった。気になることはいっぱいあった。でももう何も考えたくなかった。

それに、これ以上聞いてもきっと住職は教えてくれないだろと思い、私は住職の言うことを受け入れた。

それから半日ほどそこで過ごしただろうか。和服の女性が

「お迎えが来ましたよ」

と部屋に入って来た。身支度を整え、外に出ると社長とY部長が立っていた。社長もY部長も泣いていた。

「ごめんなごめんな」

と何度も言っていた気がする。私は何も喋りたくなかった。一刻も早く家に帰りたかった。帰りの車中では、私も社長もY部長も終始無言だった。

家では、両親が私の帰りを待っていた。しかし私はすぐに部屋に篭った。リビングでは社長とY部長が何かを話しているようだった。

社長たちが帰ったあと、私はリビングに行った。両親は私の顔を見ると泣き出した。そして

「大丈夫か?もう何も心配するな。会社ももう辞めていいから」

と言ってくれた。机の上には退職金とは思えないほどの札束が置いてあった。

あれから会社には行ってないし、本当の事情も聞いていない。あれはなんだったのだろうか。会社を辞めてしまった今では何も分からない。

今は無職で家事手伝いをやっている。





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604 :1@\(^o^)/:2016/05/25(水) 22:23:08.80 ID:/W6ABRRk0.net
今勤めているコンビニでバイトしはじめた頃のお話~現在です。

店長が気さくな人で、なんでも相談しやすいというか、
「給料あげちくり~」なんて相談にも乗ってくれたりとか
気のいい人なので、
「今月だけな。みんなには内緒だぞ」なんて言いながら1万円上乗せしてくれたりする人でした。

私は友人から借りた車をこすってしまって、店長にお金が入用なので給料を上げてほしいと言いました。
店長は「1万円くらいなら…」と言うのですが、7万円くらい欲しかったので、
シフトをもっと増やす方向へ話を進めようとしたのですが、
学生たちの時間もあるので増やせませんでした。
「じゃあ…」と店長が実家のバイトを紹介してくれました。

内容は、船でどっかの島へ行って、『シャシャク』という花と『サカキ』という花を大量に持ち帰る事。
ただこれだけ。
花と言っても実際は木のような感じでただの葉っぱです。
ちなみにたったこれだけで日給1万~10万。
取る量と質と車を運転したか否かで変わります。

後日、店長に運転してもらい、港まで向かいました。
船に乗ったところで一旦お別れ。
2時間ほどで現地へ。
何もない無人島でした。
現地につくなり、運転手と私だけだと思っていた船から、
やしきたかじんにおっぱいが生えたようなおばあさんが出てきました。

今回の雇い主だそうで、
船の運転手はその旦那さんで、
自己紹介が終えたところで仕事の説明がはじまり、
仕事の説明はサラっと終わったのですが、注意事項が長くとても怖いものでした。


605 :2@\(^o^)/:2016/05/25(水) 22:24:19.53 ID:/W6ABRRk0.net
「上から物が降ってきた時には、狐ではない事を確認して貸し出すカッターで首を刈る」
「下から何かに掴まれた時は、貸し出すカッターで突き刺す」
「私以外の人間が山に居たら、貸し出すタバコに火を点けて歩く」
「獅子の頭が浮遊しているのを見たら、怖がらずに拝む」
「襲ってくるもんは全部殺せ」
「お祓いに行けと言われたら、絶対にこっちが定めた祓い屋に行く事」
「お互いを見合わせた時に、狐の尻尾で目を覆われていると判断したら、
首を撫でながらそっと剥がし山に帰す」
「道に迷ったらタバコ吸え」
「蛇のような狐に出くわしたら、正座で拝みたおして通り過ぎるまで拝んで、急いで宝くじ買え」
その時は仕事そっちのけで本土へ宝くじ買いに向かうらしいw

もっとあったような気がするが、覚えているのはこれだけ。

超ビビリながら仕事に取り組んだが何事も無く無事に終了。
次は2週間後に仕事を回すと言われ、
自宅についたら玄関の扉を開ける前に塩を頭からかぶれと言い渡され、
店長の迎えが来て自宅についてその通りにした。




606 :3@\(^o^)/:2016/05/25(水) 22:25:06.81 ID:/W6ABRRk0.net
2週間後は違う島に行きました。
そこでは前回の注意事項は一切必要無いとの事。 その日も無事に仕事を終えました。
そこでは大量に花が取れたので、もう目標額には余裕で到達していたのですが、
店長から「あの仕事続けたいなら、
うちのバイトそっちのけでやってくれてもいいぞ」と言われたので、シフトを減らして続ける事にしました。

シフトを減らしたのには理由があって、
大量に花が取れた日は、
下山するのに最大で1時間かかるような道なき山を、
めちゃくちゃでかい荷物を背負って降りていかなければなりません。
多い日はそれを3往復します。
普通の体力ではやってられないくらいキツイ仕事になります。
やしきたかじん似のばあさんは荷物を持ったりしてくれません。
私が切った木から使える花を選別して袋に詰める専門みたいな役割です。

1年ほど花摘みを続けた頃に、県外の島へ泊まりで行くことになりました。
慰安旅行を兼ねた船旅ということで、気を使ってくれたやしきたかじんに感謝。
ご飯はうまいし景色も最高で、
『天然温泉ではありません』というプラカードが貼られた温泉も気持ちよかったです。
しかし楽しいだけというわけにもいかず、仕事はあります。
その日はゆったりと寝て、次の日の仕事に備えました。


607 :4@\(^o^)/:2016/05/25(水) 22:28:03.44 ID:/W6ABRRk0.net
次の日は雨でした。
この仕事、雨だろうが台風だろうがあります。
台風の日は、やしきたかじん似のばあさんがが住んでる島で適当に花を摘みます。
その時は日給2000円です。
島の運送業者に軽トラを借りての仕事でした。
やしきたかじんは真っ先にやることがあるとかで、山のてっぺんまで登るというのですが、
70近いばあさんを一人にするわけにもいかないのでついていきました。

頂上付近には、一体だけポツンと置かれた土偶のようなハニワのような物。
それに向かってやしきたかじんは拝んでいました。

その島はやしきたかじん似のばあさんがが嫁ぐ前に住んでいた、
生まれ故郷だというのをその場で聞きました。
その土偶の更に上には祖母が守っていた祠があって、
うちは代々巫女の家系だという話をしている途中で、
ばあさんは何かに気づいたようで、海の方を指さし「アレ、なんや?」と言いました。
私には何も見えなかったので「え?どれ?」と言いました。
「あの茶色いの!アレなんや?」
私には何も見えません。
ですが指差す方向、2kmほど離れたところでしょうか。
雨が人の形に避けられているような巨大な何かを確かに見ました。

推定で50mほどの高さに30mほどの横幅(適当で基準は無いけど)の空間だけ雨が降っていないんです。
その物体は動きませんし、特になにをするわけでもなかったのですが、
3分くらい眺めていたら消えました。
その後は何もなく、普通に仕事に取り掛かって無事に終えました。

宿に戻り、帰るために荷造りしていたら、ばあさんがかばんの中にあった数珠をゴミ箱に投げました。
「数珠投げるとかあかんやろーwww」と私が言ったのですが、
ばあさんは「それはわたしのじゃないからな」と言うんです。
以前にもそんな事が故郷へ帰った時にあったらしく、
詳しい話は聞けなかったんですが、
私がこの仕事をやめる時に数珠の話と、
店長が何故この仕事をやめたのかを話してくれると言われ、はや7年。
まだこの仕事を続けています。
コンビニのバイトも。

変わったことも多いこの仕事ですが、給料は多いし楽しいです。


610 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/05/25(水) 22:47:19.57 ID:xl/ljcajO.net
おもしろかった! 諸星大二郎の世界みたい、もしくは漫☆画太郎
サカキは神棚、ヒシャシャケ(と、うちの方では言う)は
仏壇にそれぞれ飾る香花(花じゃなくて葉っぱ)のことかなー
本当に良い香花は、水だけで長持ちするんだよなー


611 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/05/25(水) 22:58:55.86 ID:/W6ABRRk0.net
>>610
恐縮っす!あざっす!多分その葉っぱです。
未だに私も見分けつかないんで多分ソレというしかないんですが。
シャシャクは背の低いミカンとか生えてきそうな木で、サカキはめっちゃ長細い木から取ります。





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859 :本当にあった怖い名無し:2007/03/05(月) 08:52:51 ID:Fj/9e5Qb0
おととしの夏の話なんだけどさ、夕方から夜にかけて東京で有名な心霊スポットを3つくらい回ってきたんだよね。

んで、そのあと念のため玄関(外側)のドアの両側に盛り塩をしておいたんだけどさ・・・
翌日の朝、その盛り塩が片方だけ無くなってたんよ。

もしかしたら鳥が食べたのかな?とか、大家さんが掃除してくれたのかな?とか色々想像してみたんだけど、 一粒も無く全く跡形も無くなっているし、帰ってきたのも深夜だったからそれは無いだろうと思った。しかも片方だけだし。

それでおかしいなと思って、塩が無くなったところをじっと見ている時に気付いたんだけど、
塩が無くなった方のドアのふちに、何やら血が飛び散った痕みたいなの付いているんだよね。
その血は地面から斜め上に飛び散った感じで、明らかに塩のおいてあるところから飛び散っていた。
しかもまだ乾ききっていなくて、比較的新しい血だった。
何だか気持ち悪くなっちゃってさ、速攻で拭き取ってもう一回塩を盛ったあと飯食ってバイトに出たんだけど、 夜家に帰ってきたらびっくり。

また片方だけ跡形もなく塩が無くなって、ドアに血が飛び散っているんだよね・・・
もう気味悪くってさぁ(;´Д`)もう残っている塩全部片付けて血も拭き取ってとっとと寝たんだよね。
んで、翌朝新聞取りに外に出てみたらもう ヒィー(((゚Д゚)))ガタガタ だったよ・・・・
今度はドアの下半分に血が飛び散ってんのorz



860 :本当にあった怖い名無し:2007/03/05(月) 08:56:05 ID:Fj/9e5Qb0
そんでまた拭き取って、また血が付いて、また拭き取ってっていうのを5日くらい続けたら、
急に何事も無かったかのようにそれが止まったんだけど・・・
一体あれは何だったんだろうか?
何か連れてきたのかなぁ?

ちなみに、その時大学三年だったんだけど、全く単位が取れなくなり、もう一年大学にいることになりましたorz
それは霊とは関係ないと思うんだけどね。きっと。

861 :本当にあった怖い名無し:2007/03/05(月) 09:26:39 ID:1Tft58dm0
>>860
!!
誰かが塩片付けて、血ぃ飛び散らせたんじゃね!!!!?


862 :本当にあった怖い名無し:2007/03/05(月) 10:08:42 ID:Fj/9e5Qb0
>>861
あらゆる可能性を考えて見たが良く原因が分からないんだね・・・
青梅でお寺の住職をやっている親戚がいるから、俺のお袋を通じてこのことを話してみたんだが、
こっぴどく怒られました゚(゚´Д`゚)゚2度とそんなとこ行くんじゃないって言われたorz





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296 :本当にあった怖い名無し:2008/03/02(日) 01:19:43 ID:sdC8M4DK0
去年の春に、たぶんここのスレに書き込みをした者です。
くすんだ色のケサランの話で。

友人の家が放火が原因らしく火事になり、その火災で友人の祖父と両親、犬、猫が亡くなりました。
友人は春に事故で入院していましたが、その後また事故に遭い再び入院していたおかげで無事。
友人姉は精神的病で入院中で無事。
友人祖母は、アルツハイマーで施設で生活していて難を逃れました。

冬に友人の姉が、一時退院で実家(火事のせいでアパートでしたが)で自殺しました。

今年のはじめ、友人が乗用車同士の事故で亡くなりました。
友人の49日が過ぎ、落ち着いたので書き込みをさせてもらいました。





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