【閲覧注意】怪談の森【怖い話】

当サイト「怪談の森」は古今東西の洒落にならない怖い話~ほっこりする神様系の話まで集めています。 随時更新中!!

タグ:嫁




351: 名無しさん@お腹いっぱい 2017/03/16(木) 02:00:47.72 ID:zZ+DGVdf0


遥か遠い昔の話

ばあちゃん「いいかい、これから遠い昔の話をするからね」
 俺「…」

ある村に大きな家があった。家長であるその男は小さな村を治める者、あるいは「村おさ」みたいな仕事をしていた。仕事としてはおカミとの折衝や農家との農業についての不作状況、村の年間業務についてとかのね。

その男がある日、村内を歩いていると神社の境内に行く途中にある石階段で女の子を見つけた。今にも死にそうな顔で痩せ細っていて、カラダを横たわる格好で。
どうやら1人らしく近くには両親もいない。はぐれたというよりも既に家族とは離れて1人で何日間過ごしていたらしい。



352: 名無しさん@お腹いっぱい 2017/03/16(木) 02:02:51.00 ID:zZ+DGVdf0


男はその女の子をおぶっていき家で看病と飯を食わせた。
 女の子は白い米、大きなオニギリをむさぼった。

数日後、徐々に体力も回復したので
「これからどうする?」
と女の子に尋ねた。
 家族や親族等の身寄りがいないっていうんで、
 「じゃあウチで働くか?」
ってことで女中さんみたいな感じで、その大きな家で住み込みで働くことになった。


353: 名無しさん@お腹いっぱい 2017/03/16(木) 02:08:04.57 ID:zZ+DGVdf0


女の子は家事という諸々の仕事を卒なくこなしていった。
 女中さんの中でも特に真面目に働き、やる気もあるので家事や料理の腕をあげていった。

年齢を重ねていくとともに女の子は大人の女性になっていった。
 自然と女中さん達を取り仕切る感じみたいになっていきく。
そして家主である男の一切の料理を作るまでになっていた。

男は彼女の手料理が気に入り、ずっとその料理を食べて一生を過ごした。


354: 名無しさん@お腹いっぱい 2017/03/16(木) 02:10:24.84 ID:zZ+DGVdf0


以下、最近の話

学生時代の頃、俺にあった嫁は
「あっ、この人と絶対一緒にならないと後悔する」
ってインスピレーションみたいなのを感じたそうだ。

俺たちは自然と恋人になり、社会人になってすぐに結婚した。
 結婚して数年後のこと、とある場所で仕事帰りに縁があって占い?っていうのか、
スピリチュアル鑑定みたいなことをしてもらった。
それがさっきのおばあちゃん、つまり占い師の話。


355: 名無しさん@お腹いっぱい 2017/03/16(木) 02:11:14.95 ID:zZ+DGVdf0

占い師「あなた、お嫁さんから見初められたみたいだね」
 俺「えっ、まあそうですね」
 占い師「これからは夢物語だと思って話を聞いてね、どうせあんたは信じちゃくれないだろうしね」
 俺「…」
 占い師「前世というものがあってね、あんたとお嫁さんは前世でも会ってたんだよ」
 俺「(なんだ、そんな変な話かよ)」
 占い師「あんたは信じてない顔をしたけど聞いておくれ」


356: 名無しさん@お腹いっぱい 2017/03/16(木) 02:12:11.82 ID:zZ+DGVdf0


「彼女はいつも遠くからあんたを見ていたんだ。
 助けてくれた恩返しもあるけど一目惚れってやつさ。
 年は随分違うしあんたはもう結婚していて違う女性がいつも隣にいたしね。
だけどお嫁さんはずっと願ってたんだよ。あんたと一緒に生きたいってね」

なんか聞いていて、うーんって考えてしまった。
なんか思いあたるふしがところどころあったのでね。


357: 名無しさん@お腹いっぱい 2017/03/16(木) 02:14:28.16 ID:zZ+DGVdf0


ウチに帰って嫁さんに話そうか迷ったけど、とりあえず話すことにした。
 女中さんとして俺と出会って一緒に住んでいたという部分をね。

そうしたら、
 嫁「うん、そう、そうなんだ。そうなんだ、そうだった」って大声で喜びだした。
 俺「えっ信じるの?」
 嫁「うんうん、思い出したような感じで頭に映像が浮かんできた。
やっぱりそうだったんだ、私たちの出会いは~」

その喜びようと言ったら…。


358: 名無しさん@お腹いっぱい 2017/03/16(木) 02:21:18.08 ID:zZ+DGVdf0


これが女性の考え方と男性の考え方の違いなのかな。
 前世の話をされてもね…俺としては。

とりあえず俺が占いのばあちゃんから聞かされて浮かんだ映像は、横たわっている女の子が
「でっけーオニギリをたらふく食べてえ」
って小さな声で言ってるのを神社みたいな場所で見ている映像だったんだ。それもずっと昔のね。

だけどもこれが俺と嫁さんの最初の出会いらしいっていう話でした。
まぁ変な話だし信じる奴なんていないだろうな。


359: 名無しさん@お腹いっぱい 2017/03/16(木) 06:08:36.53 ID:oM6ehOGF0

前世の話はよく分からないが、何かしら縁は有ったんだよ。
 自分は子供の同級生から、何の前振りもしてないのにお腹の中の記憶の
話をされた。ある種のオカルトな話だね。


360: 名無しさん@お腹いっぱい 2017/03/16(木) 11:30:51.01 ID:IVnmeRom0

>>359
本当にオカルトの話だわな、信じられない別世界の話なんだが、
 信じてもいいのかなっても思ってしまったんだよね。




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486 :本当にあった怖い名無し:2008/11/08(土) 02:33:33 ID:IGP4OCugO
結婚したばかりの頃(15年前)、
新居に引っ越ししてから、毎夜金縛りにあったり、体調を崩して一年のうちに2回も入院… 
もしや家に何か憑いてるのか…そう考えて、親父の薦めでお祓いをしてもらうことにした。
親父曰く、「何も持って行かなくていいし、気に入らなかったら金はいらないらしいぞ」。 
まぁ半信半疑で、松本市民会館の近くにある祈祷所に行くことにした。

祈祷所で初老の女性に聞かれたのは、生年月日と氏名のみ。 
すると図書館ほどもある書庫から、一冊の本を持ってきてながめている。
「あなた昨年結婚しましたね?」
「??はい」
「奥さん、一つ年下の方?」
「はい」何でわかるんだろう…
すると、書庫からもう一冊本を持って来てながめている… 
「痩せて背の高い方ね、眼鏡かけてます?」
「はいー」もう何が何やら。

驚いたと言うか、怖かったのはその次の言葉でした。 
「奥さん、付いてきてるわよ、今も」
「え!?」
「あなたを苦しめているのは奥さんの生霊ね。
 浮気してると疑って、あなたを殺してやるって」

そうゆうの、結構あるらしいです。自分でも気付かない深層心理。
浮気をしてないかしら→浮気をしているかも→浮気をしたら殺してやる…と、なるらしいです。 

「生霊となって祟っている奥さんが一番危険。早く2人で話し合いなさい」

翌日、あったままを話したところ、金縛りにあうこともなくなりました。






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