【閲覧注意】怪談の森【怖い話まとめ】

当サイト「怪談の森」は古今東西の怖い話~ほっこりする神様系の話まで集めています。 随時更新中!!

タグ:怖い



929 :本当にあった怖い名無し:2007/04/09(月) 01:18:56 ID:E8xvmIIF0
俺が中学生2か3年の時の話。

その日の夜は、悪友のオウちゃん(更生済み)達と四人で、近くの廃屋で肝試しをしようと約束をしてました。
(当時から俺はその悪友達とつるんで、タバコ吸ったり軽い窃盗をしたりしてた。此処で言う"DQN")

オウちゃんに言われた通り、懐中電灯を一つ、マイルドセブンも一つ(笑)ポケットに突っ込んで、
深夜11時頃、家族に気付かれないように、電気もつけずそっと玄関から出ようとした時、
「マサ」とすぐ耳元で声がして、
ビビッて後ろを振り向くと、俺のじいちゃんが立っていた。


930 :本当にあった怖い名無し:2007/04/09(月) 01:21:42 ID:E8xvmIIF0
しばらく硬直していると、じいちゃんが口を開けた。
「お前、行かんほうがええど」
「…え?」
行かんほうがええ、と言われましたが、
じいちゃんは勿論この家の者に、俺が今から何処に行くかなんて教えてません。
じいちゃんは、「もう行く前から目ェつけられとる。行くな」と言う。
わおぉ……その台詞を聞いて一気に心拍数が上がる俺。
「う、うそやん…てかじいちゃん、俺が何処行くか知っとるん?」
「分からん。でも想像はつく」と、基地外じいさんは抜かしやがる。


931 :本当にあった怖い名無し:2007/04/09(月) 01:23:03 ID:E8xvmIIF0
そう言われても約束は約束です。
先祖が霊媒師(?)なせいか、少なからず俺には霊感??みたいなのは…多分ある。
(だから肝試しに呼ばれたってのもある)

急に行かないと言うと後々が面倒なので、その場で渋っていると、玄関の黒電話が鳴り出しました。
慌てて俺が電話に出ると、相手はオウちゃんでした。
近くの公衆電話からかけてるとの事。(1●年前なんで、ケータイは持ってません)
『マサヤぁ~、まだ家におるんか?はよ来いやぁ』
オウちゃんは少しイラついてるみたいでした。
「ごめんごめん、ちょっと足止め食らって。すぐ行くけえ待っとってや」
と、横に居るじいちゃんを見ると、ニヤニヤと気色悪く笑っている…
こういう時の嫌な予感は的中するもんです。
確実にじいちゃんは、何か感じていらっしゃる様子。


932 :本当にあった怖い名無し:2007/04/09(月) 01:24:12 ID:E8xvmIIF0
不安になって、もう一度オウちゃんの名前を呼びました。
「オウちゃん?」
『………』
「オウちゃん??今どこ?」
『………』
えっ無言ですか、むしろ放置プレイですかっ!?
一瞬、俺を怖がらせる演出なんて考えたんですが、いくら呼びかけても、相手はうんともすんとも言いません。
いい加減気持ち悪くなってきて、俺は電話を切りました。
すると横に居たじいちゃんが、「お呼びがかかった②vv」と言いながら踵を返し、闇の中へと消えていった。

目ェつけられとるて、俺なんかしたっっ?
まだ訪れた事のない場所で、その上そんな因縁をつけられるなんて、ただのいい迷惑です。
まぁ行こうとしてるのが悪いのですが…。

一気に恐怖が押し寄せてきて、電話の前に立ち尽くしていると、またジリリリィィン!!とベルが鳴りました。


933 :本当にあった怖い名無し:2007/04/09(月) 01:25:56 ID:E8xvmIIF0
恐る恐る電話に出ると、また無言。
言っておくが、一緒に行く友達は俺にそんなフザケたマネなんかしない(と思ってる)。
というか、オウちゃんは地元で有名な悪で、キレたら手がつけられませんという位恐ろしく、
そんな彼に、X(エックス)を崇拝しているという点で気に入られてた俺に、悪戯なんてする奴は居なかった。
(たまに居たけど、そいつらは手厚い洗礼を受けたらしい)
電話の向こうからうめき声が聞こえるとかじゃなくて、本当に無音。サーーっという音も全く聞こえてこない。
全身の毛穴が開くようにゾワッとして、また電話を切った。

また電話が鳴った。
俺は電話に出ず、すぐに受話器を叩き付けた。

また電話が鳴る。叩きつける。
また鳴る。叩きつけるの繰り返し。

キチガイみたいに鳴り続ける電話さん。
いよいよ怖くなってきた俺は電話線をぶち抜き、自分の部屋に猛ダッシュ。
チキンな俺はそんなもんを目の当たりにして眠れる訳がなく、布団に包まりながら朝を迎えた。


934 :本当にあった怖い名無し:2007/04/09(月) 01:26:57 ID:E8xvmIIF0
次の日、肝試しに行けなかったことを謝りに、オウちゃんの家に行った。
不思議なことにオウちゃんは怒ることなく、快く出迎えてくれました。
「ごめんなオウちゃん、昨日色々あって肝試し行けんかったわ…」
気まずそうに俺が言うと、オウちゃんは俺の肩をポンと叩いた。
「いや、謝らんでエエよ。てか、お前本当に昨日来とらんかったよな?」
「は?」
質問の意味がワカリマセンがな、と考えてたら、オウちゃんが昨日のことを話してくれました。



935 :本当にあった怖い名無し:2007/04/09(月) 01:29:05 ID:E8xvmIIF0
あの夜オウちゃん達は、廃屋の前で俺を待っていたそうです。
痺れを切らしたオウちゃん達は、先に中に入ろうと言い出し、予備の懐中電灯で辺りを照らすと、
すぐ後ろに俺が立ったそうな。
みんな「お前ェ~ビビらせんなやっ!!」とか言ってたんだが、すぐ気付いたらしい。
俺なんだけど、俺じゃない。
なんとも言えないんだが、「絶対違った」という。とゆうか別人。
偽者の俺は「ごめんごめんvv」といいながら笑っている。(その笑い方が怖かったらしい)
偽俺が「じゃあ、いこーぜ」と廃屋に入るよう促した瞬間、全員が一目散に逃げたそうです。

その後すぐに俺の家に電話したが、俺が電話線を抜いた後だったので、電話がつながらなかった。
この時オウちゃんは、俺が死んだ!!と思ったそうです。
勿論、オウちゃん達が電話をかけたのはこの一回だけ。
「何度も電話をかけた覚えはない」との事でした。

オウちゃんは終始笑いながら、「いい経験させてもらったわ」と話していたが、
もしもあの時じいちゃんが止めなかったら…と思うと、俺は全然笑えなかった。




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385 :本当にあった怖い名無し:04/10/10 10:28:07 ID:pFueUcyQ
看護婦やってるけどあんまり怖い話ないなあ、、、 
でもちょっと書いてみるね。

1、亡くなる直前は大部屋から個室に移されることが多いんだけど、
個室に入ると「天井の四隅に人の顔が見える」と訴える患者さんが多かったよ。
ちょっと前にその部屋で亡くなった患者さんの顔とかが、、、

2、友達の話だけど、
患者さんが夜中に亡くなって、朝にならないと家族が来れなくて、エンゼルケアだけ済ませて個室に安置しておいた。 
するとその部屋からナースコールが、、、行くと誰もいない。
けどその後も何度もナースコールがその部屋から鳴る、、、 
仕方なく一人のナースが、その亡くなった患者さんに朝まで付いていたそうです。

3、私が以前勤めていた病院はホスピスが7階にあったんだけど、何故かそこから飛び降り自殺する患者さんが多かった。
で、まともに落ちると1階の駐車場付近に落ちるんだけど、その真下はスタッフの更衣室になっているんです。
当然更衣室で幽霊見るスタッフは多かったです。 

4、ある霊能者に、病院関係の仕事していると運気が低下するし、特に私は霊に憑かれやすいと言われました。
そして自殺者の霊が私に憑いていたそうです。
どうりで疲れやすく身体がだるいと思った、、、 


386 :本当にあった怖い名無し:04/10/10 12:32:31 ID:C/JUBmic
>385 
それで思い出した。
うちの爺さんは病院で亡くなったんだけど、その10日ぐらい前かな。「家に帰りたい」と必死に言うんだよ。 
何故かと聞くと、
夜中、部屋の四隅に黒い人みたいのが居て、毎日少しずつベッドの方に寄って来るんだって。 
退院できるような状態じゃなかったから、そのまま放置してたら(って言い方はなんだが・・・)
それを聞いた皆が思った通りに、お迎えが来たというわけです。


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688 :可愛い奥様:2007/10/23(火) 08:13:23 ID:FNPyG1Z70

詳しい人教えて下さい。私も生きた人間の念が一番怖いです。 
夫の元カノ(と言っても8年前の)が未だに念を送ってきてます。 
私と付合い始めた頃は、私や夫へのストーキング、嫌がらせの電話・手紙がものすごくて、
悪夢にうなされるほどでした。 

その後遠方に2度引越し、さすがに嫌がらせもなくなって約7年近く。
すっかり撒いた(というか相手もあきらめた)ものとすっかり忘れかけていたら、
最近また分厚い封書が来たんです。しかも私宛。ヒィー(((゚Д゚)))ガタガタ 
中身はラブラブの頃の夫と元カノの写真イパーイ&メールのコピーイパーイ。 
私達の現在の住まいのエリアでしか手に入らないローカルペーパーetc. 
もう悪意ぎゅう詰め満載なんですけど。 

このブツが届く前から、何だか体調が優れなくて何かにつけて嫌なことばっかり起こってたんだけど。あ~嫌だ。 
万が一の時の証拠としてこのブツは取っとくべきかと、庭の物置の中に放置してあるんだけど、
やっぱり焼却して塩撒いとくべき?
それから、こういう念を少しでも払う方法ってありますか?


690 :可愛い奥様:2007/10/23(火) 08:58:50 ID:DbvtgKpe0
>>688 
万が一のこともあるからとっといたら? 
あと実親がキニシナイ!タイプだったら、塩と一緒に実家で保管してもらうとか。 

つーか、夫さんはご存知なん? 


691 :可愛い奥様:2007/10/23(火) 09:21:07 ID:LCC6kS6Y0
そういう手のものは気にしないのが一番いいんですけどね。 
わかりやすい例えで言えば、
生霊も悪意もぜんぜん気にせず、
ソファに横になっておせんべいでも食べながら、テレビを見てゲラゲラ笑っていられる人は最強。 
もしくは、封書を開けたとたんブチ切れて、 
証拠品ゲトー!!いいか覚えておきやがれ(ニヤリ)なんて気合の入るタイプなんかも最強です。
これホントの話。 


692 :可愛い奥様:2007/10/23(火) 09:25:08 ID:FNPyG1Z70
>>690タソ 
ブツが届いた途端、Σ(||゚Д゚)ヒィィィィと取り乱して勤務中の夫へ速攻メール打ったので知ってるよ。
玄関の郵便受けからゴトリと床に落ちた音がすでにホラーだった。 

彼はんなもん捨てちまえ!と怒ってるんだけど、
もしも公に訴えるようなことにでもなったら、証拠はあった方がいいよね・・。 
因みに中身がどんな物かをざっと確認はしたけど、ちゃんと写真を見たりメールを読んだりはしてない。
それが相手の意図するところだから。てかそんな大昔のことに興味なんかないって言うの。 
と言いつつもメンヘル女怖いす。ガクブル 

実家はかなり遠方なんで、わざわざ郵送するのもねぇ。
やっぱり屋外の目につかないところに塩と一緒に保管しとこうかな。 


693 :可愛い奥様:2007/10/23(火) 09:36:39 ID:FNPyG1Z70
>>691タソ 
そうですね。霊感の有無と同じで、いい意味で鈍感な人ほど怖い物なしだもんね。 

私も普段はそんなに気弱なタイプじゃないんだけど、
(オット曰く「普通の女だったらあの嫌がらせ攻撃で参って別れてたはず」ですと)
今チビがいるもんでそれが心配なのよね。
夫はマジで外出時は護身用ナイフを携帯しとけとか言うし。こっちが捕まるってorz


699 :可愛い奥様:2007/10/23(火) 11:15:14 ID:qnuKrLtv0
>>693 
今ふと思ったんだけど、
お部屋を綺麗にして(勿論貴方の部屋が汚いとかおもっていないからね)お花飾ってみたらどうかな? 
玄関も綺麗にする。時間があればタタキも吹き掃除。ゲタ箱も中を掃除。 
花粉アレルギーがあったらすすめないけど、なんか白い花とか、あと・・う~ん・・・パステル系の可愛いお花。 
で、自分が安らいで気持ちのよい雰囲気を作る。 
相手の事を考える=相手の呪にかかるようなものだから、みなさんが言うように相手の事を考えないようにする。 
なんか、あなたには強いものがついているような感じがするので、植物に助けをもとめたらいいような気がしたんだ。
勝手な事を言ってごめんね。


742 :688:2007/10/24(水) 09:50:59 ID:GEddlMVW0
遅レススマソですが688です。 
たくさんレスいただいて嬉しいです。アドバイスくれた皆さんありが㌧。 
鏡、塩とかお花、掃除などやってみまつ。
普段キニシナイ!タイプの私ですが、さすがに相手が悪いんでちょっと気休めにでも。 

因みに自分でも植物系とは縁がある(御守り的に)と思うので、
あ~>>699タソよく分かっていらっしゃる、と思ったよ。 

そんなに恨まれるなんて一体どんな別れ方したの?とのことなので、
自分の知る限り↓(もちろん夫側の意見しか分からんけど)。

当時夫はA県に赴任中。休暇の時の旅行先で元カノと出会い、遠距離で1年半ほど付き合う。
そして赴任期間が終わり夫の本拠地B県へ戻ることになった時、そこへ元カノが同棲キボンでやって来る。 

実際一緒に暮らしてみると、遠距離の時には気付かなかった元カノの尋常ならぬ嫉妬&猜疑心、束縛の強さが明るみに。
彼が仕事から戻るのが少しでも遅れると質問攻め、
彼がお風呂に入っている間に携帯メールから荷物の中身から総チェック(ある日たまたま現場を押さえたらしい)、
TVや雑誌に出てる女性タレントを見るともなしに見てたりすると、
「そんな女のどこがいいの?!」等の詰問が始まる・・etc.
とにかくすごかったらしいです。 


743 :688:2007/10/24(水) 09:53:04 ID:GEddlMVW0
最初はマインドコントロールされそうになって、
元カノをなるべく安心させようとスゴク気を遣って暮らしてた夫だったが、
元カノのそういう言動が元で度々衝突するように。 

そんなある時、新聞の記事を読んでたら、
記事の隣に載ってた女性の写真を隣でジーと元カノが覗き込んでるのに気付いて、凍りついたらしい。 
案の定元カノが激しく怒りだして、それで「・・別れねば」と決意したとか。

それとは逆に、元カノは同棲→ケコンへと持ってく算段だったので、別れ話をしても聞こうとせず、
もちろん出て行こうとはしない。
夫は自分が寮に入ることにして、約半年で同棲を解消したそうな。
(因みにケコンの約束とかはしてなかったけど、すごく迫られてた)

夫はそれを完全な別れと位置づけていたけど、元カノ側はそれ以降も近所に住み続け、
“ほとぼりが冷めれば元サヤ”を虎視眈々と狙っていたらしい。 
そんな時に夫と出会ってしまった私。Orz
私からすると夫は誠実で信頼できる人なんですけどね・・。だからケコンまで決めたわけで。
なのでこの件についても夫側の意見を信用してますが。 


744 :688:2007/10/24(水) 09:54:26 ID:GEddlMVW0
連投スマソです。 
夫が私と付合い始めたのを知ると、それはそれは執拗な嫌がらせが始まりましたとさ。
私も尾行されてたことがあるし。
電話ボックス(古っ)に入って視線を感じるな~と思ったら、
背後からガラスに張り付いて凝視されてた時はチビリそうになったにょ。
夫への手紙で、私についてあることないこと(外見の中傷含む)書き連ねてたことも多々。逆も然り。
どうやって調べたのか、私の携帯にまで非表示のワン切りが1日160回とか。
書ききれないほど嫌がらせネタ満載ですが自粛しまつ。 

そんなこんなで数ヵ月後、異常にリアルな夢に元カノが出てきて絡まれた時は、
普段「気のせい」で済ませる私もさすがにこいつぁヤヴァイと思いました。
これが生霊ってやつかぁと。(((( ;゚д゚)))アワワワワ

なので今回、こんなに年月が経ってからなお住所調べ上げて郵便物送りつけてくるなんてガクブルしてる訳です。
長文スマソでした。 


745 :可愛い奥様:2007/10/24(水) 10:02:59 ID:XffpqYxtO
>>744 
うひー、それはキツイですね。完全なストーカーじゃない… 
ちなみに結婚から何年ですか? 


746 :688:2007/10/24(水) 10:21:40 ID:GEddlMVW0
2001年に結婚したので丸6年です・・。
多分元カノは、私さえいなければ自分がケコンしてたのに!!と思ってるはず。 
男は直接の相手♀を恨むけど、女は相手の新しい女♀を恨む、とどこかで見たなぁ。

 
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174 :Lynn:2013/11/12(火) 12:00:05.27
最近、良くないことばかりが起きていた。 
例えば、仕事では異常なくらいに負傷するし、体調もずっとくずれ気味。
気を遣っていた人間関係さえも、妙なくらいにぎくしゃくし始めていた。 
俺はもともと運のいい人間じゃないけれど、ここまで色々なことが上手くいかないのは初めてだった。 

ある日のことだ。 
家に訪れた友人が部屋に飾ってあったSDを見て、「なんか気持ち悪いよね」と言った。 
SDは俺がなんとなく購入した物だった。
カスタムもしてないし、服も安物でみずほらしいけれど、毎日手入れをしてやっていた。 
髪を梳かすことが習慣になる程度には、俺の日常にとけこんだ存在だった。 
そんな彼女のことを話しているうちに、友人と議論になっていた。
そしていつのまにか、「俺の不調が彼女の所為なんじゃないか」という内容に変化していった。 
その発想はなかった。けれど、現実に追い詰められていた俺は、深く考えもせずにそう納得してしまった。 
不調をきたすようになったのはこいつを購入したからかもしれない、と。 
全ての原因はこいつにあるのだ、と。 

なんだか考えるほどに気味が悪くなってきて、俺はすぐにSDを売り払うことにした。 
近所の大型中古ショップに行ったら、結構な値で引き取ってもらえた。
取引はあっさり終わって、俺はざまあみろと思った。 
問題は、それで解決したように思えた。 
でも違ったんだ。 


175 :Lynn:2013/11/12(火) 12:08:14.03
次の日から、俺の体調は劇的に悪化した。 
仕事で腰を悪くして入院した。軽い風邪で済んでいたものがぜんそくになった。
忙しい時期に体調を崩したせいで、俺は見事な厄介者になった。 
俺はとても寂しかった。色々なことが最悪になった。誰も見舞いに来てくれなかった。 

そして夜、病室の窓から外を眺めている時のことだ。
俺はあることに気づいたのだ。気づいてしまったのだ。 
俺がSDを買ったのは、『なんとなく』だからじゃなかった。
それは『SDを所持している』という恥ずかしさをごまかすための、無意識に定着した嘘だった。 
俺は少年時代からずっと孤独で、心から信じられるものがなかった。信じられるものを探していた。 
気持ち悪いし、馬鹿みたいな話かもしれない。それでも俺は、あのSDに一目ぼれした。
おたくでもなんでもなかったのに、一目ぼれした。 
たくさんの人が持っている量産品だけど、ただの物体かもしれないけれど、俺は彼女を信じた。 
救われていたんだと思う。
その証拠に、彼女が届いた日から俺の笑う回数は増えたはずだ。
髪を梳かしている時、なんとなく眺めている時、俺は確かに満たされていたのだ。 
通勤前の辛い朝、帰宅後の苛々している時、あいつは黙って立っていた。 
俺のそばにいてくれた。 


176 :Lynn:2013/11/12(火) 12:09:16.38
色々なことが上手くいかなかったんじゃない。 
色々なことが上手くいかない『程度』に抑えていてくれたのだ。 
病室で阿保みたいに涙を流すこの俺の姿が、きっと本来のものだったのだ。 
俺は気づかない内に守られていた。支えられていた。この涙は喪失感だった。 

退院した当日、俺は松葉杖をついて中古屋に行った。 
そいつはショーケースの中に立てかけられていた。乱暴に。
関節も変に曲げられて、無理な格好をさせられて、髪もほつれてぼさぼさだった。 
申し訳ない気持ちでいっぱいになった。人のいる場所で泣きそうになった。
目を腫らしてSDを購入する俺は、変人以外の何者でもなかったろう。 

家に帰るなり、俺はSDの髪を梳かしてやることにした。
ひとりのはずなのに、なんだか気持ちがぎくしゃくした。でも心は満たされていた。 
休暇が残っていたから、木材を買ってきて椅子を作ってやった。
許してもらえるか分からないけれど、奮発してドレスも買った。来週に発送される予定だ。
それが届いたら着せてやろうと思う。
ケーキを買って、ワインも買って、盛大に騒いでやろうと思う。 
騒ぐのはもちろん俺一人だけだ。とても気持ち悪い光景になるかもしれない。 
それでも、きっと彼女は笑顔でそばにいてくれるのだ。


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372 :英一郎:2007/11/10(土) 17:11:32 ID:uCnpRUZZO
妖精を見た・・・気がする。
大学行くときに電車を待っていて、ホームの椅子に座っていたら、
exerciseみたいな動きをする子供(小学生位)が突然俺の前に現れた。
何時視界に入ったかわからないが、チョコマカと手やら足やら一生懸命動かしてる。
電車と人が接触しないようにするための黄色い線があって、その子供は明らかに線を越えて、
ホームの端ギリギリのラインでテンヤワンヤしていた。

駅員さんも近くにいたけど注意する様子も無く、とうとう電車が来てしまった。
子供は夢中で踊って(?)いた。子供の手が電車に接触した。ボーっと見る事しか出来なかった。
そして、飲んでいたCoffeeを吹いた。 
電車の外装から手が抜け出してきたり、めり込んだりしてたからだ。
所謂、人間が立体映像に指で触れようとする、これの逆バージョン。 
ここで初めて、その子供は人間では無い、という考えが生まれた。これが妖精さんなんだろうか? 

その次の電車は俺が乗らないといけない電車なので、ちょっと興味本位で子供の近くに近づいてみた。 
頭の中で「どんな子だろう」と思いながらその子を見ると、
頭の中に子供の声で、『どんな子だろう』って響いてきた。 
「えっ?」と思った次の瞬間、また頭の中で『えっ!』と響いた。
「エコー?」そう思ったが、今度は何も返ってこない。

驚きはしたが取り乱す程でもなかったので、もう少し詳しく見てることにした。 
「たまたま返ってこなかったのか?」思う。
『たまたま返ってこなかったのか!』
しっかり響いた。 
また「エコー?」思う。・・・返ってこない。 
「返せない”音”が在るんだな」と思った。
『返せない”音”が在るんだな』
少し悲しそうな声が響いた。
どこかの国のお伽話(?)に登場する、エコーの事を思い出した。

「俺のイメージではもっと小さいんだけどな」
『俺のイメージではもっと小さいんだけどな!』
「少し怒った?」
『少し怒った!』 
ちょっと楽しくなってきた。けど電車がもう見えている。 
俺は少し淋しい気がしたが、子供に別れを告げる。言葉で。
後ろに中年のおばちゃんが数人並んでいたが、そんなの無視だ。 
「もう行かないといけないんだ。今度こそ幸せになれるといいね。それじゃgood-bye」 

電車が来た。子供がどんな顔をしているかはわからない。電車に乗った。
少し恥ずかしそうな声で、『ありがとう』と言われた気がする。
電車がホームを出る。子供は改札口の方へと消えていった。


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