【閲覧注意】怪談の森【怖い話まとめ】

当サイト「怪談の森」は古今東西の怖い話~ほっこりする神様系の話まで集めています。 随時更新中!!

タグ:煙草




136 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :02/09/26 14:57
私は雑誌関係のライターをやっているものです。 
なんとか食えてるという程度で、売れっ子というわけでもありません。 
オカルト関係の仕事をやっていると、自分自身が奇妙な体験をすることもあります。 

東京のある大学病院に取材へ行った時のことです。 
この仕事自体はオカルトとは関係なく、健康雑誌の仕事でした。 
協力者の医師とは、小会議室で13:30からインタビューし14:30に終了。 
医師と軽く雑談し、15:00に小会議室を出ました。 
この大学病院は山の斜面というか坂の途中に建っていて、旧館と新館に分かれています。 
少々判りにくくて、坂の途中にあるので、階数が入れ違っているような感じです。 
でも、まあ、来る時はすんなりと来られたのだから、帰る時もそんなに困りはしないだろう、と‥‥ 


137 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :02/09/26 14:58
どれぐらい歩いたでしょう。 
いつまで経っても出口に辿り着きません。
車は旧館の駐車場に置いていたので、なんとか旧館の正面玄関に出たいのですが、どういうわけか行き着かないのです。
ふと時計を見ると、既に40分が経過していました。 
おかしい。いくらなんでも40分も歩き回るのはおかしい‥‥ 
歩きながら考えていると、背後に気配がしました。 
若い看護婦さんです。空の車椅子を押しながら角を曲がっていきます。 
もうこうなったら、新館でもなんでもいい。とにかく外に出よう。外にさえ出ればどうにかなる‥‥ 
そう思いながら、また歩き始めました。 

異変に気付いたのは17:00を過ぎてからです。 
なぜか誰にも会わないということです。 
平日の昼間とはいえここは大病院です。救急外来もあれば入院施設もあります。 
なのに私は、さっきからほとんど誰とも会っていない。 
そういえば、何人かの看護婦とすれ違ったような‥‥ 
いや、違うぞ?すれ違ってはいない。後ろを通っただけだ。 
何人か?いや、違う、違うぞ。あの看護婦は同一人物だ。 
その証拠に、看護婦はいつも若く、毎回空の車椅子を押している‥‥! 
次の瞬間、私はゾッとしました。
後ろに車椅子の気配を感じたからです。 
恐る恐る振り向くと、私の真後ろ1メートルほどに空の車椅子を押す若い看護婦が‥‥ 
そのまま私に向かってきたのです。 
まったく無表情で、私を視界に入れずに! 
ぶつかる!と思った次の瞬間、看護婦と車椅子は私をすり抜けて、角を曲がっていきました‥‥ 
私は驚いて廊下を走りました。今までの順路とは逆の方向に、とにかく走りました。 

いつの間にか私は、取材場所だった小会議室の前に着きました。 
ホッとした私は、小会議室のそばの非常階段で煙草を一服しました。 
それから歩き始めると、スッと出口に到着したのです。その時の時間は17:56でした。 
なんとも言えぬ奇妙な体験でした。


138 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :02/09/26 15:02
その日の夜、家に帰ると出版社から仕事の依頼と資料が届いていました。 
その中に、ある女性漫画家の体験談がありました。 
京都の山でタクシーに乗っていたら、何度も何度も同じところをぐるぐる回って、いつまでも目的地に到着しない。
しかし、煙草を一服したら、その迷宮から脱出できたという‥‥ 
また、その資料の中には、自分は煙草をすわないがやばい雰囲気の時のために煙草を持ち歩いている、というのも。

煙草には、なにか特殊な力でもあるのでしょうかね。




☜1日1クリックの応援お願いします



764 :本当にあった怖い名無し:2011/09/25(日) 20:00:05.81 ID:9evYXBnq0
20年以上前、うちの爺さんの話。
爺さんは近所の山で野鳥の写真を撮るのが趣味だった。
ある日、山から戻った爺さんをみて皆驚いた。
背中に大きな切り傷があり血まみれ、全身擦り傷だらけで服はぼろぼろ。
右手の小指が折れており、変な方向に曲がっていた。どうしたのか、と尋ねると、
「それがよう、山でよう、バケモンと一戦交えてきたんだよ、危なくやられるとこだった」
という。家族全員呆れたが、話を聞いてみた。

爺さんはいつものように山奥に入り野鳥を探していた。
切り株に腰掛け、弁当を食べ始めると、背後に気配を感じた。
振り向く前に何かで背中をバッサリ切られ、ものすごい力で押し倒されたという。
それはフーッと深く息をしている。
茶色の毛むくじゃらで、頭が大きく角はない。
爪がとがっており、前足で威嚇しながら二本足で立つ、見たこともない獣だった。
爺さんは逃げ切れないと判断し、応戦した。
山用のナイフを持っており、それを武器に取っ組み合ったが、形勢不利だった。
なんでも、獣の体に何か所かナイフを突き立てるも、相手はなかなかひるまず、
鋭利な爪で次々と傷を受け、爺さんは半ば死を覚悟したそうだ。

すると、どこからあらわれたのか、男がいつの間にか獣の背後におり、
両手で振り上げた石で獣の鼻先を殴りつけた。
獣はあわてて逃げて行ったという。
男は非常に汚らしい格好で、頭髪は薄いがひげの濃い、そして異様に手の長い男だった。
男は助けてやったんだから礼をしろ、と開口一番爺さんに言った。
特に酒とたばこ、味噌がほしいと言う。
爺さんは快諾し、ふもとに戻り有り金はたいて買い物をすると、男のもとに戻った。
男は切り株に座り爺さんのお弁当を食べ、カメラをいじって遊んでいた。
男はお礼の品に喜ぶと、
「また何か困ったことがあったら手土産を持ってここに来い」
と告げると早足で去って行ったという。

家族は誰も信じていなかった。

765 :本当にあった怖い名無し:2011/09/25(日) 20:01:37.22 ID:9evYXBnq0
そのあと、爺さんはろくに傷の手当をしなかったため、傷口から化膿し炎症にかかり救急車で運ばれる羽目になった。
病院でも同じ話をしたが、やはり誰も信じてくれなかったとか。
俺は信じていた。
一人っ子だったおれはじいちゃんっ子で、よく遊んでもらっていた。
母に禁止されていたが、おれはこっそり爺さんに山にも連れて行ってもらっていた。
爺さんは山に行くたびにお土産と称してワンカップの酒を持っていき、例の切り株に置いていた。
「あのヤローも多分バケモンだろ、でも恩人だからな、義理を通さないとな
それにな、こうしてここに置いておくと、次来たときにはなくなってんだよ
あいつも俺やお前の親父とおんなじで酒飲みなんだよな」
と語っていた。

あの獣について聞くと、
「あん時はやられたが、もうだいじだよ あいつの急所は鼻だってことはわかってるからな、次に見たらぶっちめて俺たちで新聞屋に売ってやろうぜ」
と言う。
しかし、あの獣や男にはそれ以来会うことはなかったようだ。

爺さんは遺言状を残していた。
爺さんの死後、それを開封すると
遺産や身辺整理などの本題以外に、俺に名指しであの山についての頼みごとが記されていた。
それは、
山にありったけの土産を持っていき、あの切り株に置いてこい
そして俺が死んだということ、俺の家族を守ってくれということを伝えろという内容だった。
皆呆れたが、まあ遺言を無下にするのも、ということで俺が代表していくことになった。
俺は友人数人に手伝ってもらい、たくさんの酒、たばこ、味噌を持って行った。
爺さんの遺言通り手紙を添えた土産を置いて俺は山を下りた。
山はそれから何年も経ったあと、開発され、ゴルフ場やリゾート施設が建った。
観光地向けの自然はきれいに残されているが、実態はゴミだらけの汚い山になってしまった。

熱心にリゾート誘致していた地元は喜んでいる。
でも、爺さんが見たら嘆くと思う。
あの切り株があったあたりももう跡形もない。
男はどうしているのだろうか、たまに思い出す。




オカルトランキング

↑このページのトップヘ