【閲覧注意】怪談の森【怖い話】

当サイト「怪談の森」は古今東西の洒落にならない怖い話~ほっこりする神様系の話まで集めています。 随時更新中!!

タグ:神様



423 :本当にあった怖い名無し:2012/05/18(金) 20:33:48.37 ID:SyHdtqTb0
お供えといえば、うちの神棚には伏見系の狐さんを祭っているんだが、
甘いものを上げると妙に嬉しい気配がする。
この前思い立ってぜんざいを上げたら、
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!! みたいな桁違いの喜び波動が顔にぶつかった。

どこかで神様全般、甘い物大好きと書いてあって、納得した次第。



424 :本当にあった怖い名無し:2012/05/18(金) 20:40:59.24 ID:SyHdtqTb0
ついでにオカ板っぽいことを書く。
週に1回くらい近所の古い神社にお参りに行く。
するとその夜は必ず稲荷神社の夢を見る。

 
社は小さくて、京都の街中にあるような感じ。全体的に赤い。
いつも印象的なのは、灰色のボーリングのピンくらいの大きさの狐像がある事。
首には赤い涎掛けをしている。
狐像って、白い陶器製のしか見たことないから、珍しくてじーっと見ている。
特にお参りするでもなく、誰かを待つようにずっと立っている夢。

 
行ったことは無い神社で、多分画像で見たところが出ているだけとは思うんだけど、
なぜ参拝した夜だけ見るんだろうと、不思議でならない。
「そっちじゃなくて、こっちこいやー!」だったらどうしようw
でもこっち稲荷神社無いので勘弁してw




426 :本当にあった怖い名無し:2012/05/19(土) 00:47:13.42 ID:2r7gZgF60
前にどっかのスレで、バレンタインに神棚に義理チョコお供えしたら
 しっかり味が抜けて立って話あったなw


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788 :本当にあった怖い名無し:2008/02/18(月) 18:30:40 ID:HEX3Pcn/0
母親の部屋の襖に描かれた壷の絵から、河童みたいなのが飛び出して去ってった事があったんだよね… 
一緒の布団に入ってた妹もその事覚えてるし、母親もその話するといきなり不機嫌になる。 
今ではその絵の前に、玄関に置いてあった靴箱を無理矢理置いちゃって、
部屋がとんでもなく微妙なレイアウトになってる。
母の部屋が靴だらけで笑うしかない。

10年くらい前には、何も入ってなかった屋敷神様の祠に、妹が紙粘土で狐の人形を作って入れて、
その直後に妹は狂ったように暴れる、徘徊癖、部屋に入ると1ヶ月近く何も食べない出てこない… 
(屋敷神様の祠の直ぐ隣にお稲荷さんの祠もあるので、妹はこっちも御狐様かと勘違いしたのかも) 

これだけじゃないけど…正直、自分の家なのに凄く怖いです。
知らないおじいさんと子供もいるみたいで、
外にある鉄の階段を上り下りする音が、毎年初夏の早朝聞こえてきたり。
何なんだろう。とにかく家が歪んでるみたいな気がして怖いです。
外に出かけると稀に脳みそに直接響くみたいな感じで、周りに誰も居ないのに超至近距離で囁かれたりします。


791 :本当にあった怖い名無し:2008/02/18(月) 20:25:39 ID:Y+qDG4GDO
>>788 
古い家だったりするの? 
それとも曰くのある土地だったり。 


792 :本当にあった怖い名無し:2008/02/18(月) 20:28:34 ID:HEX3Pcn/0
788です。 
住んでるのは富士山麓・・・えっと、正直に言うと富士五湖周辺の某地です。
家も古いし、土地も人の住むような場所じゃない所を、無理矢理整地した様な溶岩台地の上に住んでます。
やっぱり土地が悪いのでしょうか。


794 :本当にあった怖い名無し:2008/02/18(月) 20:53:06 ID:HEX3Pcn/0
初めの書き込みがあまりに支離滅裂で申し訳ありません。 
もう少しだけ詳しく書きますね…。連続での書き込みをお許し下さい。

河童っぽいヤツ→とにかく頭と目が身体に対して物凄く大きい。 
サッカーボール程の頭に布切れみたいな身体(?)。
でも地元では、河童信仰というものは全くありません。

祠事件(と我が家では呼んでます)→妹の部屋の入り口に、おにぎりやお茶を置いても手を付けた形跡全く無し。
いきなり失踪したかと思えば、裸足で河○湖まで素足で徘徊。 
親も流石にヤバイと思い、部屋から叫びまくる妹を無理矢理引きずり出して御祓い。 
その後は以前よりマシにはなりました。
神主さんに言われて、今でも毎月24日ごろに、卵やお米等、色んなお供え物をして祠と御社を祀ってます。

家に居る知らないおじいさんの霊みたいなのは、 
屋敷神様の祠に住み着いた隣の人の霊だと、御祓いしてくれた神主様に言われました。
(これは話すと長くなります;) 

子供は謎です。夏になると聞こえる足跡が軽いので、子供だと思うのですが… 

…書き込みながら色々思い出して、またパニックになりかけてしまいました。
読んで下さった方には、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいですorz 


803 :本当にあった怖い名無し:2008/02/19(火) 02:58:26 ID:CwfHQw0B0
794…というか788です
アンカーの付け方を知らないので解り辛いですね;すみません。
私の話に耳を傾けて下さる方がいらしてくれて嬉しいです…有り難う御座います。

えと、妹は数年前の御祓い後、段々と普通の女の子の様になってきましたが、
その時に中学3年生だったので高校入試に間に合わず、結局は中卒になってしまい、
現在は自宅にて通信教育をして、今までの遅れを取り戻そうと頑張ってます。(因みに20代前半です)
御祓い等、その時の事は触れないようにしているのですが…
あの時に自分で自分の髪をむしってしまって、今はウイッグで誤魔化してます。
毛根にダメージがいってしまったのか、全然生えてこないんです。髪が。 
また…ふとしたきっかけで、今度は別の家族の誰かがああなりそうで怖いです。

屋敷神様の件なのですが、今の新しい社に変える前の古い社に、
何故か隣のお爺さん(かなり昔に亡くなられてる方です)の名前が書かれた、お札が入っていたそうです。 
お彼岸とかでお墓参りする時に、その人のお墓にもお線香をあげに行ってます。 

そういえば台所にも、台所の神様に隠しているような感じで、別の神様がいます。
真っ黒い、握りこぶし大のダルマのような神様です。
これといった話は無いのですが、不思議で堪りません。
新米とイワシを食べる日には必ず、この神様にもお供えします。誰なんだろう? 

裏庭にも小さい神様が居るので、ほぼ家の四隅に何かしらの神様を祀ってます。
友達や知り合いに聞いてみたのですが、
屋敷神様や神棚はあっても、私の家の様に沢山は祀っていないそうです。 

あと外の鉄製の階段。
その階段を下りると、目の前にお稲荷さんと屋敷神様の社があるので、夜は降りるの怖いです。
霊感が少しでもある人なら、先ずココで気持ち悪い、寒いって思うらしいです。
神様なのになんでだろう…と不安になります。 

父の部屋に飾られた刺繍絵の湖の水面が動いたと、家に遊びに来た友達が騒いだ事もありました。

面白い、と思って下さったのなら、勇気を出して書き込んだ甲斐があります。
本当は「これからどうしよう」っていう気持ちでいっぱいなのですが; 
今後が心配だし、とにかく怖いです。毎回長文ですみません。


807 :本当にあった怖い名無し:2008/02/19(火) 03:22:48 ID:bo5iRB1+O
>>788 
>屋敷神様の祠の直ぐ隣にお稲荷さんの祠もあるので、 

↑ 
これはマズくないの?祠だから大丈夫なのかね…よく分からんが。
ずっと昔からそういう状態なの? 


808 :本当にあった怖い名無し:2008/02/19(火) 03:26:03 ID:qa18t4R50
速攻で引っ越す事をお奨めしたいな。 
正直、それだけの目に逢っているのに、まだその土地に居るって事そのものが、土地に縛られてる。 

隣に何時人を刺すか判らない(しかも刺した事のある)通り魔が住んでいたら、引っ越すしかないだろう? 
状況はそれよりも悪い様な気がするな。 


810 :本当にあった怖い名無し:2008/02/19(火) 04:54:40 ID:UqA0qGjf0
ケガレチの封印にしか見えん803の家。 
もう家族全員が異常に慣れてしまってる感じ。 
生贄状態なんだと思う。 
家族の誰かが変死しても、それをおかしく思わないようになってくる。 
まだ正気が残っている今の内に引越しするのが先決だろう。 
手遅れにならない内にね。


811 :本当にあった怖い名無し:2008/02/19(火) 07:20:58 ID:8zS8TP32O
お守りでさえ喧嘩するってよく言うのに、そんなに神様奉って大丈夫なのかな? 
>>803
そもそも神様ってのはたたるもんなんだよ。


812 :本当にあった怖い名無し:2008/02/19(火) 07:29:44 ID:WrIXtppY0
>>811 
そうそう。 
祠なんかで祭られてる日本の『かみさま』ってのは、たいていが雑魚の低級霊で、
そもそも人間を守るようなもんじゃなく、むしろ逆にキゲンをそこねないようにと祭ってある場合がほとんど。
「○○しないと、悪さするぞ」とばかりに脅しをかけてくるような、霊界のヤクザみたいな存在だよ。 
そんなものを大量に敷地内に飼ってたら、平和に暮らせるわけがない。 
さりとて、霊界ヤクザに出て行ってもらうのは難しい。 

ヤクザに取り囲まれた家でおびえて暮らすより、逃げ出した方が利口。






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34 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/12/12(金) 17:00:01.19 ID:pe/bqLnV0.net
ここでいいのか分からないけど、私が怖い話。

小さい頃からずっと「我が家には蛇の守り神様がいるんだよ」って言われて育った。
その蛇ってのは、3m位あるでかいのと、一回り小さいやつの2匹。
蔵の中に住んでるらしいんだけど、「この家で一生を過ごす女性の前にしか姿を表さない」って話だから実際信じてなかった。

数年前仕事の関係で地元に戻る事になったけど、
子持ちの兄夫婦が実家に住んでいるので、お互い気を使うだろうとアパートを借りる手筈でいた。
でも思わぬ臨時収入があったり兄夫婦や親の勧めがあったりで、実家の敷地内にトレーラーハウス置いて住む事に。
蔵に灯油タンクがあるから毎年出入りはしていて、今年とうとう私が蛇を見た。
今冬だし変にでかいし、何より1匹はコブラみたいなやつだったからとにかくびびった。
サイズは正直分からないけど、とにかくでかいアオダイショウみたいなのと、
それより一回り小さくてアオダイショウと同じ柄だけど、コブラみたいに顎下が広がってるやつの2匹。
いつ近付いたのか分からないが結構近くにいたし、
どうしていいのか分からなくて、視線を逸らさないようにしてゆっくり後ろ歩きで蔵から脱出。
今思えば熊じゃないんだからって思うけど、その時は凄く必死で死ぬかもとか思ってた。守り神云々とか頭になかったし。


35 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/12/12(金) 17:00:45.40 ID:pe/bqLnV0.net
急いで父に「蔵に蛇が居た!!!」と言いに行ったら、柄を聞かれて、アオダイショウだったけどコブラもいたと報告。
父急激にテンション下がる。私不安になる。
「お前は嫁に行かないのかなぁ」って父の台詞で私も気付いて青ざめた。
同じく未婚で蛇を見た曾祖母は四人姉妹で婿を取ったけれど、私は妻子持ちの兄がいる。
私は結婚が出来ないのかもしれない。いまだ眉唾だけど正直怖い。
ちなみに亡くなった実母はみた事がなかったらしいけれど、義母は結婚の挨拶に来た時見たらしい。
曾祖母姉妹は二人が蛇を見たらしいけれど、ひとりは一度は結婚して家を出たけど死別ですぐに戻ってきたって話。

今思えば色々守ってくれたんだなと感謝したくなる事は沢山あるが、人の生死まで嗅ぎ取ってるのかと思うと結構怖い。




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もう8年前になるかな・・・
当時高校生で、夏休みの時期でした。
6年ぶりに、「遠くに住んでる祖父母に会う」と父が言いました。

夏休みも もうそろそろ終わりで、
遊ぶ金も使い果たしたので、暇つぶしにいいかなと。
祖母さん祖父さんもかなり年食ってて、
会うのもこれが最後かな・・・とか、孝行のつもりでも行きました。

祖父母は、某県の佐○島という、田舎中の田舎に住んでました。
ビル等全く無く、文明に孤立したような雰囲気でした。

ところどころに、ほこらのようなものがありましたが、
不思議に感じたのが、それに祀っている物です。

普通は、お稲荷さんとか狛犬(?)とかじゃないですか。
でも、島中のほこらで祀ってるのは『目が一つの子供』。
よく、一つ目小僧とか、単眼入道とか、サイクロプスとか出てきますよね?
そんな感じなんですよ。
まぁこの島の伝統上の神様なんだろうな、とあまり気にはしませんでした。
港から車で一時間、祖父母の家に到着。

ぼろくせぇんだろうな、と思ってたが、
自分の家とあまり変わらず、中も案外綺麗でした。
祖父さんは「おっきくなっとんの!」と、大袈裟に歓迎してくれました。

居間にいき、デジャヴが起こりました。
掛け軸のようなものが飾っており、そこにはここにくる途中に見た、一つ目の子供の絵がかかれてました。

俺は祖父に『これ』についてたずねてみると、
祖父 「これはぁな、不吉の象徴なんじゃ」
俺 「不吉?なんでそんなもんまつっとんの?」と俺は再度尋ねてみる。
祖父 「辰眼童(シマナオ)さまといっての。わしら愚かな島民が産み出したのじゃ・・・」
祖父さんは少し暗い顔になった。
俺は尋ねるのをやめた。

家にいてもやることもないので、外に出てみた。
家のすぐ裏には丘があり、何気なく登ってみる。
丘の頂からみた景色は結構良く、ずっとここにいても飽きが来なかった。
眠たくなったので、横になり、すぐに眠ってしまった。

そして、眼が覚めるともう日が暮れていた。
彼奴等も心配してるだろうと思い、体を起こし、家に帰ることにした。

「キェィィィィ」

突然、俺の右側から、猿のような、女のような、子供のような、変な呻き声が聞こえてきた。
俺はビクッとしたが、地元の子供が騒いでるのだろうときにはしなかった。
丘を降りようとしたとき、後ろから声がした。
子供の声だった。
なんていったかはわからんかった。
後ろを振り返ると、2~3歳くらいの子供が立ってた。
暗くてよく顔はわからなかったけど、褐色の半纏のようなものを羽織ってた。
「ハッゼテ!ハッゼテ!」と、意味がわからない言葉を発してた。

声にも違和感があり、鼻声(?)みたいな感じで掠れてた。
その子供は俺に手を差し出した。
何かをくれるような仕草だったので、俺も何も考えず手をだした。
子供は俺の手に『何か』を落とし、スー・・と消えてった。
俺はポカーン(゚Д゚)としてたが、ふと我に返り、家に帰った。

玄関は明るかったので、さっき子供が俺に手渡した物を確認した。
・・・・首飾りだった。
薄汚れた紐に、リング状のすべすべしたものがぶら下ってた。
汚かったので、とりあえずゴミ箱に捨てた。
祖父さんや父さんに先のことを言おうとしたが、やめといた。

そして夜も更け、寝床につく。
昼に寝てしまったせいか、寝れない。
自分はそんなの関係なしにぐっすり眠ってしまう体質なんだが、眠れなかった。

「ナシテ・・」

寝室の窓のほうから声が聞こえた。
あのときの、子供の声だ。
俺はハッとなった。

「ナシテ・・・ナシテ・・・ステオッタ」

確かにあの掠れた鼻声だった。
俺は怖くなって、ふとんをかぶった。

すると、子供の声がだんだんと近づいてくるのに気づいた。
あ・・・やばい。
と思った瞬間、俺の足を誰かが踏んだ。

俺は「わぁぁっ!」と叫び起き上がった。
月の光でそいつの顔が照らされてた。
またしてもデジャヴ。
それは、ほこらに飾られてた『辰眼童』の顔だった。

兎口に、鼻がなく、大きな一つの眼が顔にあった。
髪の毛は頭のてっぺんにちょんと乗った感じ。

俺はもう、ここで死んじゃうんじゃないか、というくらいな動揺具合だった。
そいつは、俺の手をギッとつかむと、またもすっと消えてしまった。
そして、すぐに隣で寝てた親と祖父母が駆けつけてきた。

「どしおった?」
祖父さんが聞いてきたので、俺は一言だけこういった。
「今、辰眼童に会ったよ」
祖父さんと祖母さんは、それを聞くとかなり驚いてた。
「まっことか!?辰眼童様に会ったのけ!?祟られたのか!?」
祖父さんがすごい形相で俺に尋ねてる横で、両親は困ったというかあきれた顔をしてた。
俺も何も言えなくなった。
そして、すぐにゴミ箱に捨てた首飾りを探した。
でも、何故か無かった。

朝になっても俺は鬱状態だった。
縁側の近くで崩れた状態で座ってる俺の前に、祖父さんが寄ってきて語り始めた。

「70年くらい昔にな、とある兄妹がおった」
なんの話だ?と思ったが、俺はとりあえず耳を傾けた。

「その兄妹の仲はとてもよかったがな。
愛は歪んでおった。
ある日、妹の腹に、兄との子ができたことがわかったのじゃ。
島の宗教上、血の繋がった者が交わるのは過剰に禁じられていた。
禁を犯した者は処刑されるという、厳しい掟があったのじゃ。
そして、その兄妹も処刑されることが決まったんじゃ。

しかし兄妹はそれを拒み、かけおちをしてしまった。
島民どもは島から兄妹を出さずにと、船を出すのを禁じ、血眼になって兄妹を探した。
そして、山奥の古小屋でその兄妹を見つけたんじゃ。

妹は、赤子を抱いておった。
産んでしまったのじゃ。
それを見つけた島の男が、その赤子を妹から横取り、殺そうとした。
しかし、その男は悲鳴をあげ、その赤子を放り投げてしまったんじゃ。

その赤子は、目が一つしか無かった。
兎角、兄妹と赤子を島の奉行所に連れて行ったのじゃ。
兄妹はすぐに首をはねられたが、
一つ目の赤子を殺すと祟られるのではないかと皆は思い、処刑を延ばした。

しかし、生かしておけば尚更禍がおきるであろうと、その赤子をも殺したのじゃ。
その赤子には、魂をも滅しようと
岩石で頭を潰し、体を切り刻み、海に捨てるという、酷な処刑法を施した。

赤子を処刑し、数日が経ったであろうか。
兄妹を処刑した3人の奉行人が死んだんじゃ。
そして、赤子を処刑した奉行人、兄妹捜索に協力した30人の島民が相次いで死んだ。

島民等は、一つ目の赤子が、こやつ等を葬ったのと考えたのじゃ。
そして、それから年に一人。幾処の産まれて間もない赤子が死んだ。
島民等は一つ目の赤子の呪いじゃと思い、島中に赤子を祀るほこらが作られたんじゃ・・。

今でもその赤子は、時たま島民の前に現れ、
母がくれたのじゃろう、首飾りを渡しているそうじゃ。
なぜ首飾りを渡すのはわからん・・・」

祖父さんはそれを言い終わると立ち上がり、自分の部屋へと戻っていった。
俺はそれを聞くと、とても悲しい気分になった。

それから8年、まだ祖父母は健在だ。
1年にいっぺん祖父母のとこに行っている。


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103 :1/3@\(^o^)/:2015/03/07(土) 15:18:22.11 ID:Azxwanva0.net
母の実家は資産家なんだが、ある言い伝えがあった。

ある男が悪い神様に「金持ちにしてほしい」と毎日毎日お願いした。
ある日、その神様が「子供と引き換えにするなら金持ちにしてやる」と答えてくれた。
その時結婚すらしていなかった男は二つ返事で引き受けた。
その後、男はとんとん拍子に金持ちになった。
そして、以前から好意をもっていた女を嫁にもらい、幸せな毎日を送っていた。

ところが、幸せな日々は簡単に崩れさった。
最初の子は、目が真っ白な状態で生まれ、数日で死んでしまったのだ。
さらに、次の子は頭が無く人間の形すらしていなかった。
この時になり、男は神様との約束を思い出し、
神様に何度も「もう金は要らないから子供を助けてほしい」とお願いするが、神様から返事はなかった。
やがて嫁は三人目を妊娠。
様子のおかしい夫に問い詰めたところ、夫は全てを白状した。
嫁は高名なお寺にいき、事情を話し、何とか子供を守ってほしいとお願いしたところ、
子供を守るお地蔵様を祀るようにと勧められた。
そして、庭の一角にお地蔵様を建て、毎日毎日「子供を守ってください」とお願いした。
すると、五体満足で元気な男の子に恵まれた。
これでもう大丈夫、と安心していたが・・
次に生まれた子は真っ白な子ですぐ死んでしまった。
二人は次から、妊娠するとお地蔵様を準備し、生まれるとすぐにお地蔵様にお願いするようになった。
その後生まれ子は皆丈夫に育ったため、本家では子供が生まれるとすぐお地蔵様を建てるのが慣わしとなった。


104 :2/3@\(^o^)/:2015/03/07(土) 15:19:10.34 ID:Azxwanva0.net
ちなみに、お地蔵様は本家筋の人間の分しか建てない。
死んだ場合、また、女の子は他所に嫁にいくとお地蔵様を撤去し、
一番奥にある、一番古く大きなお地蔵様に合併(?)させる。
また、長男以外は跡取りではないが、分家筋の長になるためお地蔵様は残しておくが、
その嫁やその子の分は建てない、という決まりがある。

現在は、跡継ぎである叔父(母の弟)とその男兄弟3人分+叔父の子3人分+叔父の長男の子2人の9体がある。
・・・・はずなんだが、実は8体しかない。

祖父の代の話になる。
当時の長は曽祖父でかなりの暴君だったらしい。
女関係にだらしなく、複数の女と関係をもった。
そして、跡継ぎである祖父もかなりの暴君で、あちこちの女に手を出しつつ身元のしっかりした女(俺の祖母)と結婚したが、
祖母とはうまくいっていなかったようだ。
祖母が女の子(俺の母)を生み、さらに跡継ぎである男の子を生んだ後、二人はほとんど会話もしなくなった。
そして祖父は、以前から関係のあった元芸者を家の離れに住まわせるようになった。

その元芸者が妊娠し、もうすぐ出産という時期に、跡継ぎである長男が流行り病で死んでしまった。
直後に生まれたのが男の子であったために、曽祖父は激怒した。
芸者の子供を跡継ぎにするわけにはいかん、と。
そのため、生まれた子供の出生届は出されず、また、お地蔵様もつくられなかった。
2年後、祖母が男の子を生み、やっと元芸者の子は出生届が出された。
だが、何故かお地蔵様はつくられなかった。
恐らく、もう既に元気に育っていたから必要ないと判断されたのだろう。
実際、叔父はその後もすくすく何の問題もなく育った。


105 :3/3@\(^o^)/:2015/03/07(土) 15:22:38.63 ID:Azxwanva0.net
お地蔵様をつくられなかった叔父だが、実は叔父の子が全員アウトだった。
長女は耳が聞こえないうえ知的障害がある。
長男は内臓疾患に加えて骨形成不全症がある。
次男は脳に障害があり寝たきり。
本来お地蔵様がつくられないことで守られないのは叔父だったはずなんだが、
何故か叔父の子が全員障害をもっているのは、やはり何か影響があるんじゃないかと思うが、
当然、そんなもの立証できるわけもない。

叔父の子も良い歳なんだが誰一人として結婚できず、
いや、結婚できないどころか、親の介護が必要な状態で、叔父の家は叔父の代で姿を消すことになる。



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