206 名前:名無しの霊体験[sage] 投稿日:2015/04/20(月) 12:56:47.45 ID:1p1JEh3nO
流れを切って申し訳御座いません。
本スレで最近『後ろの人』と呼ぶ日本兵の話をした者です。
笑える話を投下した所、出会いを…と言って頂けたのでお邪魔しに来ました。
若干ホラーなのです(そこまで怖くないです)が、
書き込ませて頂いてもよろしいでしょうか?
 
207 名前:名無しの霊体験[] 投稿日:2015/04/20(月) 21:52:01.83 ID:X6yo0JZ6s
イイヨーイイヨー
 
208 名前:後ろの人は兵隊さん ◆3HUHnu/6Oenu[sage] 投稿日:2015/04/21(火) 00:26:37.05 ID:m57w098Q0
ありがとう御座います。
では早速…長くてぶつ切りになりますのでコテをつけさせて頂きました。
フェイクも混ぜているので、おかしなところはお見逃し下さい…。



私はあまり霊感がなく、幽霊を見たことは(後ろの人以外で)一度しかありません。
気味の悪い何かに声を掛けられたことは何度かあった気がしますが、普通に空耳だと思って生きてきました。
今思えば『耳』だけが良かったのかもしれません。

そんな私が後ろの人に出会ったのは、今から一年半程前のことです。
私はその日、恥ずかしながら会社に遅刻しかけておりました。
家を出た時間は、いつもであれば会社の門を潜るか否かといった頃。
焦っていました。
当時は昇格して1ヶ月も経っておらず、本当に酷い失態だったと思います。
恐らく顔面蒼白で慌てていた私の耳に、初めて『声』が聞こえたのもこの時でした。

「手 伝 っ て あ げ る ね」

幼い子供の声でした。
何の前触れもなく耳元で囁かれた言葉に、私は振り返りました。
誰もいません。
けれど、誰かがいました。
本当は気付いておりましたが、焦っていた私は気のせいだと思い込むことにしました。
何より、風は強いけれど快晴の朝。幽霊が出るような日和ではなかったのです。
慌てて自転車に跨った私は、こうして不思議な一日を迎えることになりました。
 
209 名前:後ろの人は兵隊さん ◆3HUHnu/6Oenu[sage] 投稿日:2015/04/21(火) 00:27:19.20 ID:m57w098Q0
違和感と言うにはあまりの異常が、すぐに起こりました。
まず、職場に向かう道が変なのです。
景色が早送りのように流れて、信号も全て青。
そこから考えるに、恐らく私の移動速度が尋常ではない筈なのに、道行く人は誰も私に視線を向けない。
はっきり言って何が何だか分からなかった。
そうして気付いた時には、既に私は会社の前にいました。
恐る恐る時計を見ると家を出た時間から3分が経っておりましたが、遅刻と言う程の時間でもありません。
しかし、本来であれば自転車を必死に漕いでも30分はかかる距離なのです。
私は時計の故障を疑いましたが、現に朝礼すら始まっておりません。
混乱のあまりその場で突っ立ったままの私に、なたも後ろから声が掛かりました。

「ほ ぉ ら 、 間 に 合 っ た」

ゾッとしました。
振り向くことさえ出来ませんでした。
だって、先程と同じ子供の声なのです。
耳の奥で、後ろで、くすくす笑う幼い男の子の声。
酷くねっとりとした、悪戯に成功したのを自慢するような話し方でした。

「ね ぇ 、 嬉 し い で しょ ?」

私は瞬間的に「絶対『これ』に返事をしてはいけない」と強く思いました。
聞こえていることを悟られてもいけないと、慌ててロッカーに走りました。
 
210 名前:後ろの人は兵隊さん ◆3HUHnu/6Oenu[sage] 投稿日:2015/04/21(火) 00:30:15.67 ID:m57w098Q0
しかしそれから昼が過ぎても、特に異常は起こりませんでした。
一人になると何か起こるのではないか…と勝手に警戒していたのですが、そんなこともなく(笑)
正直なところ、安心しました。
やはり朝のことは気のせいだったのだと。
気のせいじゃなかったとしても、少し何かに悪戯されただけだと。
元より、あまり心霊現象などに詳しい質でもありません。
私の中では、そこで終わるべき話でした。


またもおかしなことが起こったのは、夕方のことです。
あんなに晴れていた空がみるみる曇り、外は土砂降りの大雨になっていました。
室内はいつもに比べて薄暗く、どんよりと湿っています。
しかしそれには明確な理由がある(大雨)ので、私はちっとも怖くありませんでした。
それにあれからは何も起こってない! 一人で出来るモン!!
あっさり恐怖心を忘れた能天気な私は、そうして一人で倉庫に物を探しに行ってしまったのでした。
雨粒が窓や屋根に叩きつけられる音を聞きながら、ガサガサと書類を漁っていたところ、ふっと陰る視界。
ああ、誰かが後ろに立っているなと感じた瞬間、声を掛けられました。

「…すみません」

しかしそこで聞こえたのは、件の子供の声ではありませんでした。
ならば人だろうと反射的に振り向きかけて、ふと「おかしい」ことに気づき身体が強ばります。
上品そうな女性の声は、聞き慣れた同僚達のそれではありません。
ここは倉庫です。入れる人間は限られています。そしてその中に知らない人などいない。
況してや外部の人間など決して入れる場所ではありません。
そもそも狭い倉庫内で、ドアを開閉する音に気付かない訳がないのです。
もう、心臓が縮み上がりそうでした。
 
211 名前:後ろの人は兵隊さん ◆3HUHnu/6Oenu[sage] 投稿日:2015/04/21(火) 00:32:22.75 ID:m57w098Q0
私は振り向きかけた体勢のままで固まりました。
どうずれば良いのかさっぱり思いつかず、思考は完全に停止していました。

「すみません…すみません……すみません……ねぇ…すみません……」

しかし何度も、何度も、私を呼ぶ女性の声が響きます。
直感的に「お婆さんがいる」と思ったその時の私には、声の主の姿がはっきりと想像出来ていました。
恐怖で指の先が冷たくなるのが分かりました。

「何 で 無 視 す る の ?」

耳元でした。
振り向きかけていたからか、そのナニカは私が『聞こえている』と気付かれていたようです。
しかもその時、最悪なことに声が増えてしまいました。

「や っ ぱ り 聞 こ え て た ん だ !」

お察しの通り、それは今朝に聞いた不気味な子供の声です。
お婆さんの気配が掻き消えた代わりに、何かもっといけないものが出てきた、と思いました。
そしてそこが、私にとっては恐怖の限界でした。
 
212 名前:後ろの人は兵隊さん ◆3HUHnu/6Oenu[sage] 投稿日:2015/04/21(火) 00:33:12.66 ID:m57w098Q0
もはや悲鳴すら上げられず無言で倉庫を飛び出した私は、走って同僚のいる部屋に戻りました。
しかし、今朝とは明確に違ってしまった点があります。
お婆さんはいなくなりましたが、子供の声がついて来てしまったのです。

「ねーねーねーねーねーなんで無視するのねーねーねーねーねーねーねーねーねー
 ねーねーねーねーねーねーねーねーねーねーねーねーねーねーねーねーねーねー
 ねーねーねーこっち向いてよぉねーねーねーねーねーねーねーねーねーねーねー
 ねーねーねーねーねーねーねーねーねーねーねーってば聞こえてるんでしょねー
 ねーねーねーねーねーねーねーねーねーねーねーねーねーねーねーねーねーねー
 ねーねー……ねぇってば!! ねーねーねーねーねーねーねーねーねー聞こえて
 るんでしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!?」

恐怖でした。
ここで耳を塞ぐ素振りをしたら、駄目だ。気付いていない振りをしなきゃ、駄目だ。
返事に相当する行動をとったら、駄目だ。泣いたり騒いだり息を乱したら、駄目だ。
あくまで「慌てて何かを思い出して仕事に戻っただけ」と思わせなきゃ、絶対に、駄目だ。
頭の中でガンガンに鳴る警鐘と、目眩がする程同じことを言い続けている子供の声。
耳鳴りと吐き気を堪えて、私はただ必死に冷静を装って自分の仕事に没頭しました。
諦めたのか飽きたのか、数分で子供の声は聞こえなくなりましたが、流石にもう安心は出来ませんでした。
 
213 名前:後ろの人は兵隊さん ◆3HUHnu/6Oenu[sage] 投稿日:2015/04/21(火) 00:36:05.02 ID:m57w098Q0
恐怖と緊張でいつもの倍は疲れた状態で就業を迎え、ヘロヘロと自転車を漕ぐ羽目になりました。
信号が変わるのを待ちながら、精神科とお祓いのどちらが行くべきか悩むも、
ともかく今日は家に帰ろうと結論づけた時、最後の事件が起こります。

「「「危 な い ! ! !」」」

色々な声や悲鳴が混ざっていました。
正面で信号待ちをしていた中年の男性や家族連れ。
私から少し離れた場所に立っていたらしい年配の女性。
そして、例の不気味な子供の声。
私は一瞬、何が起こったのか理解出来ませんでした。
ただ、自分の身体が『自転車ごと思い切り後ろに引かれてウイリー状態のままバックした』ことを感じ、
つい今しがた『自分が居た場所にバイクが突っ込む』瞬間を見ていました。
凄い音がして、バイクが電柱にぶつかりました。周りは凄まじいパニックです。
どすん、と音を立てて自転車の前輪が地面につきました。
呆然とした私はそのまま自転車ごと横に倒れてしまいましたが、すぐに周囲の方に助け起こして頂きました…。
救急車や警察を呼ぶ人に混じって、巻き込まれかけた私を気にかけて下さった方が沢山いたのです。
しかしその方々が一様に、

「自転車ごとぶわっと浮いて、後ろに下がったように見えた」

と首を傾げる中、私はとても言えませんでした。
誰かに凄まじい力で左肩を掴まれたこと。
そのまま自転車ごと後ろに引き摺られたから助かったこと。
バイクの運転手をはじめ、全員無事の交通事故でしたが、私の心臓はバクバクでした。


「君 、今 の で 死 ん で た か も」


そう笑う声の主を、少年なのだと思っていました。
でも、事故の寸前に私の肩を掴んだナニカは完全に大人の男性のものでした。
唐突に「ああ、憑かれたな」と言う実感と「殺されるのか」と言う恐怖で歯の根がガタガタに。
肩がずきんずきんと鈍く痛むのにも恐怖を煽られて、周りの方に酷く心配をおかけしてしまいました…orz
とは言うものの奇跡的に怪我はなく、何より混乱していた私は、
他の目撃者の方々に現場を任せ、その場を離れさせて頂くことに。
 
214 名前:後ろの人は兵隊さん ◆3HUHnu/6Oenu[sage] 投稿日:2015/04/21(火) 00:39:38.58 ID:m57w098Q0
そうしてふらふらながらようやく家に帰りつき、風呂場で服を脱いだ時のことです。
首に程近い左肩に大きな手形がくっきり残っていたことで、流石に悲鳴を上げて母に泣きつきました。
本当に怖かったです。ここら辺までは。

と言う訳でまだ続きます…が、あまりに長いので一旦切りますね。
また書き溜まったらお邪魔しに来ます。
あ…ちなみに自転車は後輪がパンクしておりました…oh……!
 
215 名前:名無しの霊体験[sage] 投稿日:2015/04/21(火) 21:13:05.14 ID:m57w098Q0
じゅうぶん怖いのは俺だけか…?((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
 
216 名前:名無しの霊体験[sage] 投稿日:2015/04/21(火) 22:24:01.81 ID:m57w098Q0
待って。なんで俺のIDが後ろの人の話書いてる人と一緒なの。
 
217 名前:AA[sage] 投稿日:2015/04/21(火) 22:25:51.29 ID:y5KZmTNGO
これは怖い…
ま、ここ外伝だし、現在は問題ないようだから続きをお待ちしてます。
落ちがあるといいな…
 
218 名前:名無しの霊体験[sage] 投稿日:2015/04/22(水) 03:29:39.89 ID:z05IS5qjO
遅刻もバイク事故も助けてもらってるじゃん
 
219 名前:名無しの霊体験[sage] 投稿日:2015/04/22(水) 15:43:02.43 ID:Zysk0eFFs
この状況で「助けて貰った!」って思えないだろ...。
結果的にはそうだとしても、この時点じゃ洒落怖物件じゃんwwww
 
220 名前:名無しの霊体験[sage] 投稿日:2015/04/22(水) 19:59:33.20 ID:8R5/4acks
ちょっと思ったんだけど、霊の範疇内で
時間短縮?空間移動なんてできるの?
なんか、すごいね。
 
221 名前:とある名無し[] 投稿日:2015/04/23(木) 15:33:21.50 ID:lCl/It+70
すごいね!霊体!(ハート
 
222 名前:名無しの霊体験[sage] 投稿日:2015/04/23(木) 19:13:59.04 ID:ubnPrgfts
生きてる人間でも気合入れれば時間短縮できるときもあるんだし
そんなもんなんじゃね?
 
223 名前:600[sage] 投稿日:2015/04/23(木) 20:18:40.44 ID:7g8XqK4ss
自転車持ち上げちゃったりね!
 
224 名前:後ろの人は兵隊さん ◆3HUHnu/6Oenu[sage] 投稿日:2015/04/23(木) 23:50:42.56 ID:NnVrV1Ns0
今晩は。後ろの人について色々書いていた者です。
まさかの身内バレがあり、ごたごたで書き込みに来れませんでした…orz
後ろの人の話は母にしかしていなかったのですが、
>>215が私と同じID=同じルーター(書き込んだPCが別)でほぼ家族確定→確認作業→互いに住人でした。
世間は狭い…と言う訳で怖がらせてごめんなさい、お兄ちゃん。
しかし残念ながら、あなたも一年半くらい前からそんな後ろの人と一緒に暮らしてた訳です\(^O^)/

と、そんな事情があってちょっと書き込むのが気恥ずかしいのですが、
ここで書きかけで逃げするのも申し訳ないので続きを投下させて頂きます…。
>>214からの続きになります。
 
225 名前:後ろの人は兵隊さん ◆3HUHnu/6Oenu[sage] 投稿日:2015/04/23(木) 23:52:45.43 ID:NnVrV1Ns0
結論から言うと母は最初、幽霊の存在を信じてくれませんでした。
何なのあんた成人も越えて…みたいなドン引き反応。
ちなみに母も全くの0感で、他の家族三人が見えた時(私が唯一見えた霊です)も、一人だけ見えなかった人でした。
しかし私があまりにも騒ぐので、母は霊能力があると言う知り合いの知り合い…みたいな胡散臭い人に連絡をつけてくれるとなり、
話としては一旦ここで収まりました。
が、だからと言って私の気持ちは収まりません。

「犬がいるねー可愛いねー!」

何故なら、キャッキャキャッキャと騒ぐ変なものがまだ後ろにいたので…orz
ちなみに飼い犬は完全に後ろの人が見えていたようなのですが、一瞬ビクッとした後は我関せずと言った様子でした。
犬が吠えなかったこともあり母は信じてくれなかったのですが、
私は私で「犬の反応的に、悪い奴ではない…のか?」ともここでは思いました。
何にせよ怖いことに変わりはなかったので、その晩は犬を自室に引き込んで、寝ないまま朝を待ちました。
後ろの人は暫く私に話しかけて来ていましたが、反応を返さないと悟ると「つまんなーい」と言ったきり黙りました。
 
226 名前:後ろの人は兵隊さん ◆3HUHnu/6Oenu[sage] 投稿日:2015/04/23(木) 23:55:14.97 ID:NnVrV1Ns0
数日経っても、例の子供なのか大人なのかよく分からない何かは私の後ろにくっついたままでした。
そして、次第に彼の『化けの皮』みたいなものが剥がれ出してもいました。
全く反応しない私にめげることなく、相変わらず何やかんやと話し掛けては来るのですが、
初日と違ってちょっと意味が通じないと言うか…現状に沿わないことばかりを言い始めたのです。
例えば「これでは人数が足りません」とか「まだ動けますか?」とか、果ては日本語かすら怪しいものまで。
この時の彼は壊れたラジオみたいに(でも一生懸命に)ぶっつんぶっつんと喋り掛けてくる、結構ホラーな存在でした。

でも、慣れって怖いですね…。

私はスルースキルにポイント全振り。そのままレベルを上げ続け、ついには日常を淡々と過ごす境地にまで至りました。
いつの間にか夜もぐっすり寝れるようになってましたし、例の倉庫にも度々行きました(仕事ですので…)
もはや私の心境としては、恐怖より諦めの方が強かった気がします。
後ろの人があーだこーだ言うのを、最初は「ゃだぁ、こゎぃょ…!」とばかりに震えていたのですが、
もうこの頃になると「チッ、相変わらずうるせーな(ペッ)」とか思えるくらいにはなっておりましたので。
同時に、こんな変なものに返事をしなくて正解だったなーとも…。
どんな形であれ助けて貰ったのだからお礼くらい…と悩みもしたのですが、今でもこの時に声を掛けなくて良かったと思っています。
 
227 名前:後ろの人は兵隊さん ◆3HUHnu/6Oenu[sage] 投稿日:2015/04/23(木) 23:59:05.31 ID:NnVrV1Ns0
そんな状態が続いて一週間程経った頃、ふと思いついたことがありました。
仏壇に置いてあった法華経を、読み上げてみようと思ったのです。
実を言えば、お経を嫌がっていなくなるかも…と言う淡い期待がありました。
しかし不思議なことに、何故かその時の私は「後ろにいる変なものが消えれば良いのに」とは祈れなかったのです。
心情的には絶対そうだったのですが、何となく言葉が悪い気がして…。
確か…悩んだ末に「私の後ろにいる人が、色々なことを納得した上で正しい場所へ戻れますように」みたいな祈り方をしました。
そしてその時、ずっと壊れたラジオだった彼が、久し振りに現状に沿った言葉を話したのでした。

「君、僕の為にお経をあげてるの?」
 (……そうだよ)
「凄いね、綺麗だね…僕の為に祈ってるの?」
 (うん、そうだよ。だから成仏しなよ)
「痛くないね、凄いね…綺麗だね……」
 (そっか、良かったね。大丈夫だよー)

みたいな感じで、相手を消すどころか超喜ばせてしまったのですが、釈然としないままも何度かこれをやりました。
しかしこの時は情より警戒が勝っており、ちょっと可哀想でしたが返事は心の中だけでしかしませんでした。
後ろの人はその後、暫くの間は相変わらずの壊れたラジオっぷりでしたが、少しずつ無口かつ正気(?)になっていきました。
 
228 名前:後ろの人は兵隊さん ◆3HUHnu/6Oenu[sage] 投稿日:2015/04/24(金) 00:02:14.00 ID:ailpgE1C0
しかしその数週間後、私がやらかしました。
それは念願の霊能力者(仮)の方と面会し終えた、その直後のことです。

「ねぇ●●、あれ絶対ニセモノだよ!」
「……そうだね」
「キエェェエエエエエエ!!!シャベッタァァァァァァアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!?」
「あっ、しまっ…ファーーー\(^O^)/」

私は後ろの人に、うっかり反応を返してしまったのです。
えー…原因を(言葉を選ばず端的に)申し上げますと、霊能力者(笑)は何も見えない残念なおばさんでして…。
こう、あんまりにも……だったもので、最初はいつも通りに壊れたラジオ寄りだった後ろの人までもが、

「いや、それは違うと言うか駄目だろ」

とか言い出すし、もう反射的に同意せざるを得なくて…つい……orz
しかし後ろの人は私が返事をしたことで、非常に嬉しそうでした。
余談ですが、霊能力者(偽)の言動を受けて冷静さを得た後ろの人より、
一緒に居た母がすっと真顔になった瞬間の方が私にはよっぽど怖かったです…。
 
229 名前:後ろの人は兵隊さん ◆3HUHnu/6Oenu[sage] 投稿日:2015/04/24(金) 00:06:15.92 ID:ailpgE1C0
何はともあれ、私は後ろの人へ完全に確信を与えてしまいました。
しかも他に頼れそうな人(=本物の霊能力者など)の当てもなく、もう腹を括る他ありません。
有難いことに、この時の後ろの人はもう殆ど正気で、言葉も通じそうな状態でした(まだ結構ブツ切りでしたが)
既に若干の耐性がついていたこともあり、私はこうして後ろの人との直接交渉に踏み切ることにしたのです。
お経の一件もあり、気持ち的に仏間を決戦の舞台に選びました。ちなみに飼い犬を強制同伴。
そこで解ったことや後ろの人の主張を要約すると、

・先祖や守護霊などではない。
・記憶は生前も死後も虫食い状態。
・私に聞き取れない単語がある。
・偶然見掛けた人間(私)が霊的に無防備で可哀想だと思ったから見てたとのこと。
・事故の時は咄嗟に…と言うより成り行きで守った。守れたことに本人も驚いたとか。
・後ろから声を掛けるばかりで前に回らない理由は、姿を見られたくないから。
・初日以降のラリ状態が恐らくは今までの通常運転?(本人には自覚なし)
・こうして話が出来るようになったのは、双方が話す気になったから?(理由は不明確)
・現在、守護霊の代役(?)を手探りで勝手にやってみているらしい。
・ずっと痛かった身体が動いたのは、相性が良いからかもとのこと。傍に居たいそう。

その他、くだらないこと(笑えるスレで書いたネタなど)も含め、ポロポロと二~三時間程は話し合いました。
しかし出身地、死因、年齢、職業などについては、嫌がって答えてくれませんでした(ずっと後に教えてくれましたが)
話している内に、私の中からはどんどん恐怖心が失せていきました。
我ながら単純なのですが、正気になった後ろの人があまりにも無邪気で、素直で、そして本当に楽しそうだったので。
ちなみにこの頃、買い犬は部屋の真ん中でいびきをかいて寝ておりました(…)
 
230 名前:後ろの人は兵隊さん ◆3HUHnu/6Oenu[sage] 投稿日:2015/04/24(金) 00:09:27.39 ID:ailpgE1C0
結局、私達は互いに幾つかのルールと約束を取り決めた上で、暫く一緒に居てみる…と言う結論に落ち着きました。
躊躇がなかった訳でも、信頼をした訳でも、恐怖心がゼロになった訳でもありませんでしたが、
それでも彼を受け入れると決めた理由としては、

「どうせなら、もっと上手に助けてあげたかったなぁ…」

と申し訳なさそうに言われた時、涙が出る程悲しい気持ちになったからでしょうか。
私がようやく「助けてくれてありがとう」と伝えられた時も、彼はただ嬉しそうに私の無事を喜んでくれただけでした。

こうして私は、この日から改めて後ろの人と一緒に過ごし始めることになりました。
その後も彼の手を見てしまったり、守護霊が戻って来てお別れしかけたり、遊園地ではぐれたり…。
思い起こせば細やかな事件はありましたが、今も概ね平和に共存(?)しております。
また、あの日から今日まで、彼の言動が壊れたラジオ状態に戻ったことは一度もありません。
思想は少し過激なので、ごくたまに物騒なことを言い出しますが、まあ…優しい人です。恐らくは。

本当に長くなりましたが、以上で終了です。これでも結構削ったのですが…orz
何はともあれ、最後までお読み下さいましてありがとう御座いました!
レスもちょろっとさせて頂きますね。
 
231 名前:後ろの人は兵隊さん ◆3HUHnu/6Oenu[sage] 投稿日:2015/04/24(金) 00:35:39.56 ID:ailpgE1C0
>>218
そもそも事故を起こしたのが後ろの人なのでは、と思っていました…。
仰る通り助けてくれただけなんですけどね。
実は、倉庫のお婆さんを追い払ったのも彼だったそうです。

>>220
時間短縮も空間移動も出来ないそうです。
後ろの人曰く「別の道を通らせただけだよ」とのことです。
生身には見えない道がいっぱいあるようで…。
だから幽霊は壁が抜けれるのかな~と最近思います。

>>223
自転車が持ち上がったのは、恐らく私がハンドルを手放さなかったからですw
彼が実際に掴んだ箇所は私の左肩なので…。
また、どうもあの手助け(物理)は火事場の馬鹿力だったらしく、これ以降はお目にかかっておりません。


色々ご反応下さってありがとう御座いました。
後ろの人はあくまでD級(笑)なので、そう大した力はないようです。
 
232 名前:名無しの霊体験[sage] 投稿日:2015/04/24(金) 08:56:45.73 ID:rMbAu9w+s
そいえば、だんたりおの人は解決したのかね。
いろいろ大変そうだったけど。



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